JP2003156094A - ショックアブソーバ - Google Patents
ショックアブソーバInfo
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- JP2003156094A JP2003156094A JP2001357990A JP2001357990A JP2003156094A JP 2003156094 A JP2003156094 A JP 2003156094A JP 2001357990 A JP2001357990 A JP 2001357990A JP 2001357990 A JP2001357990 A JP 2001357990A JP 2003156094 A JP2003156094 A JP 2003156094A
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- cylinder
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- adjusting
- shock absorber
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- Vibration Dampers (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
い車両用サスペンション装置において採用されるショッ
クアブソーバにおいて、車載荷重の変化により車高が変
化しても、リバウンドスプリングにて所期の作動特性と
略同じ作動特性が得られるようにすること。 【解決手段】 リバウンド時にピストンロッド19が伸
張作動することで、シリンダ13内に内蔵したリバウン
ドスプリング17をピストンロッド19とシリンダ13
間にて軸方向に圧縮させるように構成したショックアブ
ソーバにおいて、車載荷重の変化による車高変化時にリ
バウンドスプリング17の予圧縮力を略同じに維持した
状態でリバウンドスプリング17のロッド側係合部17
aとピストンロッド19に設けた係止部19a間の軸方
向クリアランスをゼロに調整する調整機構20をシリン
ダ13内に設けた。
Description
えば、エアサス)を有さない車両用サスペンション装置
において採用されるショックアブソーバ、特に、リバウ
ンド時にピストンロッドが伸張作動することで、シリン
ダ内に内蔵したリバウンドスプリングを前記ピストンロ
ッドと前記シリンダ間にて軸方向に圧縮させるように構
成したショックアブソーバに関する。
ば、実開平4−106536号公報に示されている。同
公報に示されているショックアブソーバの一つにおいて
は、リバウンドスプリングが並列に複数設けられてい
て、ピストンロッドに対する各リバウンドスプリングの
圧縮開始位置がずらして設けられている。このため、ピ
ストンロッドの伸張作動(軸方向変位)に伴って、作用
するリバウンドスプリングの数が次第に増加し、リバウ
ンドスプリング全体でのばね定数を段階的に増加でき
て、変位規制時にピストンロッドに伝達される衝撃を小
さく抑えることが可能である。
ているショックアブソーバでは、車載荷重の変化により
車高が変化するとき、ピストンロッドの軸方向変位に伴
って、ピストンロッドに対する各リバウンドスプリング
の圧縮開始位置(各リバウンドスプリングの作動タイミ
ング)が変動する。したがって、リバウンドスプリング
にて得られる作動特性が大きく異なるおそれがある。
く、本発明では、リバウンド時にピストンロッドが伸張
作動することで、シリンダ内に内蔵したリバウンドスプ
リングを前記ピストンロッドと前記シリンダ間にて軸方
向に圧縮させるように構成したショックアブソーバにお
いて、車載荷重の変化による車高変化時に前記リバウン
ドスプリングの予圧縮力を略同じに維持した状態で前記
リバウンドスプリングのロッド側係合部と前記ピストン
ロッドに設けた係止部間の軸方向クリアランスをゼロに
調整する調整機構を前記シリンダ内に設けたこと(請求
項1に係る発明)に特徴がある。
シリンダ内に収容した作動流体の一部の流動で作動する
流体式調整機構であること(請求項2に係る発明)も可
能であり、この場合において、前記調整機構は、前記ピ
ストンロッドと一体的に移動するピストンと、このピス
トンを相対的に軸方向へ移動可能に収容して作動流体の
封入室を形成するアジャストシリンダと、前記封入室へ
の作動流体の流入・流出を制限する制限手段(例えば、
オリフィス)と、前記ピストンと前記アジャストシリン
ダ間に介装されて前記アジャストシリンダを前記リバウ
ンドスプリングに向けて付勢するアジャストスプリング
を備えていること(請求項3に係る発明)が望ましい。
においては、車載荷重の変化による車高変化時に、シリ
ンダ内に設けた調整機構が、リバウンドスプリングの予
圧縮力を略同じに維持した状態で、リバウンドスプリン
グのロッド側係合部とピストンロッドに設けた係止部間
の軸方向クリアランスをゼロに調整する。このため、車
載荷重の変化により車高が変化したときにも、その状態
での車両走行中において中立位置からリバウンドにてピ
ストンロッドが伸張作動を開始するのと略同時のタイミ
ングにて、シリンダ内に内蔵したリバウンドスプリング
がピストンロッドとシリンダ間にて略同じ初期予圧縮状
態から軸方向に圧縮され始める。したがって、車載荷重
の変化により車高が変化したときにも、リバウンドスプ
リングにて所期の作動特性と略同じ作動特性が得られ
る。
面に基づいて説明する。図1および図2は本発明による
ショックアブソーバを示していて、このショックアブソ
ーバでは、気密および液密的に密封された外筒11内に
ロッドガイド12、シリンダ(内筒)13、ベースバル
ブ14等が組付けられていて、シリンダ13と外筒11
間にはガスと作動油を収容するリザーバ室15が形成さ
れている。
テーナ16、リバウンドスプリング17、ピストンバル
ブ18および調整機構20等が組み込まれていて、作動
油が充填されており、ピストンバルブ18および調整機
構20は、外筒11、スプリングリテーナ16およびリ
バウンドスプリング17を貫通するピストンロッド19
の下方部位に組付けられている。シリンダ13内の作動
油は、ピストンバルブ18を通して流動可能である。ま
た、シリンダ13内の作動油とリザーバ室15内の作動
油は、ベースバルブ14を通して流動可能である。
リテーナ16と調整機構20間に微少量予圧縮された状
態で介装されていて、車両のリバウンド時にピストンロ
ッド19が伸張作動することで、ピストンロッド19と
シリンダ13間(詳細には、調整機構20とスプリング
リテーナ16間)にて軸方向に圧縮されるようになって
いる。
た作動油の一部の流動で作動する流体式調整機構であっ
て、車載荷重の変化による車高変化時にリバウンドスプ
リング17の予圧縮力を略同じに維持した状態でリバウ
ンドスプリング17のロッド側係合部17aとピストン
ロッド19に設けた係止部間の軸方向クリアランスをゼ
ロに自動的に調整するものである。
と一体的に移動するピストン21と、このピストン21
を相対的に軸方向へ移動可能に収容してピストンロッド
19およびピストン22とにより作動油の封入室Rを形
成するアジャストシリンダ22と、このアジャストシリ
ンダ22に形成されて封入室Rへの作動油の流入・流出
を制限するオリフィス23と、ピストン21とアジャス
トシリンダ22間に介装されてアジャストシリンダ22
をリバウンドスプリング17に向けて付勢するアジャス
トスプリング24を備えている。
0.02Kgf/mm程度で、図1の右半分に示した圧縮状態
(車両の空車状態)でセット荷重が3Kgf程度となるも
のが採用されている。オリフィス23は、ピストン21
とアジャストシリンダ22が図1の右半分に示した状態
(空車状態)で所定量Lストロークした後に、ピストン
21に対してアジャストシリンダ22がリバウンドスプ
リング17に向けてアジャストスプリング24により押
動されて図1の左半分に示した状態(積車状態)となる
際の速度が1.2mm/sec程度となるように、その孔径が
設定されている。このため、車両走行時における通常の
ストローク速度領域では、アジャストシリンダ22がピ
ストン21に対して動かない状態(油圧ロック状態)と
ほぼ等価であり、リバウンドスプリング機能のみが作用
する。なお、アジャストスプリング24の表面には、摩
擦を低減するために、低摩擦材を被覆するのが望まし
い。
ックアブソーバにおいては、車載荷重の変化による車高
変化時、例えば、空車状態から積車状態に変化すると
き、シリンダ13内に設けた調整機構20において、ピ
ストンロッド19の下動に伴って図1の右半分に示した
ピストン21、アジャストシリンダ22、アジャストス
プリング24等がピストンロッド19と一体で下動した
後に、ピストン21に対してアジャストシリンダ22が
リバウンドスプリング17に向けてアジャストスプリン
グ24により押動されて図1の左半分に示した状態に上
動する作動(作動油がオリフィス23を通して封入室R
に流入し、アジャストシリンダ22が1.2mm/sec程度
の速度でゆっくり上動する作動)が得られる。このた
め、調整機構20がリバウンドスプリング17の予圧縮
力を略同じに維持した状態で、リバウンドスプリング1
7のロッド側係合部17aとピストンロッド19に設け
た係止部19a間の軸方向クリアランスをゼロに自動的
に調整する。
きには、車載荷重の低下に応じてピストン21がピスト
ンロッド19とともに上動する作動が得られて、作動油
がオリフィス23を通して封入室Rから流出し、アジャ
ストスプリング24がゆっくり圧縮される作動が得られ
る。このため、このときには、リバウンドスプリング1
7のロッド側係合部17aとピストンロッド19に設け
た係止部19a間の軸方向クリアランスがゼロに維持さ
れた状態で、しかもリバウンドスプリング17の予圧縮
力が略同じに維持された状態で、調整機構20が図1の
左半分に示した状態から図1の右半分に示した状態に変
化する。
ーバにおいては、車載荷重の変化により車高が変化した
ときにも、その状態での車両走行中において中立位置
(図1に示した位置)からリバウンドにてピストンロッ
ド19が伸張作動を開始するのと略同時のタイミングに
て、シリンダ13内に内蔵したリバウンドスプリング1
7がピストンロッド19とシリンダ13間にて略同じ初
期予圧縮状態から軸方向に圧縮され始める。したがっ
て、車載荷重の変化により車高が変化したときにも、リ
バウンドスプリング17にて所期の作動特性と略同じ作
動特性が得られる。この結果、如何なる積載状態におい
ても、リバウンドスプリング17が旋回初期から機能
し、車両の操安性向上を図ることが可能である。
においては、調整機構20がシリンダ13内に収容した
作動油の一部の流動で作動する流体式調整機構であるた
め、シリンダ13内に収容した作動流体を有効に利用し
て、シンプルに構成することが可能である。また、調整
機構20が、ピストン21、アジャストシリンダ22、
オリフィス23およびアジャストスプリング24によっ
て構成されていて、調整機構20をシンプルかつ安価に
構成することが可能である。
クアブソーバに本発明を実施したが、本発明は単筒式の
ショックアブソーバにも同様にまたは適宜変更して実施
することが可能である。また、上記実施形態において
は、アジャストシリンダ22に小孔を穿設することでオ
リフィス23を形成して実施したが、このオリフィス2
3はアジャストシリンダ22とは別部材に形成して実施
することも可能である。オリフィス23を別部材に形成
して実施する場合には、オリフィス23の加工がしやす
くオリフィス23を高精度に作ることが可能である。オ
リフィス23はピストン21またはピストンロッド19
に形成して実施することも可能である。
への作動流体の流入・流出を制限する制限手段としてオ
リフィス23を採用して実施したが、他の種々な制限手
段(例えば、制御弁)を採用して実施することも可能で
ある。
態を示した縦断面図である。
断面である。
4…ベースバルブ、15…リザーバ室、16…スプリン
グリテーナ、17…リバウンドスプリング、17a…ロ
ッド側係合部、18…ピストンバルブ、19…ピストン
ロッド、19a…係止部、20…調整機構、21…ピス
トン、22…アジャストシリンダ、23…オリフィス、
24…アジャストスプリング。
Claims (3)
- 【請求項1】 リバウンド時にピストンロッドが伸張作
動することで、シリンダ内に内蔵したリバウンドスプリ
ングを前記ピストンロッドと前記シリンダ間にて軸方向
に圧縮させるように構成したショックアブソーバにおい
て、車載荷重の変化による車高変化時に前記リバウンド
スプリングの予圧縮力を略同じに維持した状態で前記リ
バウンドスプリングのロッド側係合部と前記ピストンロ
ッドに設けた係止部間の軸方向クリアランスをゼロに調
整する調整機構を前記シリンダ内に設けたことを特徴と
するショックアブソーバ。 - 【請求項2】 請求項1に記載のショックアブソーバに
おいて、前記調整機構は、前記シリンダ内に収容した作
動流体の一部の流動で作動する流体式調整機構であるこ
とを特徴とするショックアブソーバ。 - 【請求項3】 請求項2に記載のショックアブソーバに
おいて、前記調整機構は、前記ピストンロッドと一体的
に移動するピストンと、このピストンを相対的に軸方向
へ移動可能に収容して作動流体の封入室を形成するアジ
ャストシリンダと、前記封入室への作動流体の流入・流
出を制限する制限手段と、前記ピストンと前記アジャス
トシリンダ間に介装されて前記アジャストシリンダを前
記リバウンドスプリングに向けて付勢するアジャストス
プリングを備えていることを特徴とするショックアブソ
ーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001357990A JP3991661B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | ショックアブソーバ |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2001357990A JP3991661B2 (ja) | 2001-11-22 | 2001-11-22 | ショックアブソーバ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003156094A true JP2003156094A (ja) | 2003-05-30 |
JP3991661B2 JP3991661B2 (ja) | 2007-10-17 |
Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3991661B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015190603A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | 油圧緩衝器 |
-
2001
- 2001-11-22 JP JP2001357990A patent/JP3991661B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015190603A (ja) * | 2014-03-28 | 2015-11-02 | 株式会社ショーワ | 油圧緩衝器 |
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