JPH09216329A - 印刷用凸版およびその製法 - Google Patents

印刷用凸版およびその製法

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JPH09216329A
JPH09216329A JP2763196A JP2763196A JPH09216329A JP H09216329 A JPH09216329 A JP H09216329A JP 2763196 A JP2763196 A JP 2763196A JP 2763196 A JP2763196 A JP 2763196A JP H09216329 A JPH09216329 A JP H09216329A
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JP
Japan
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printing
letterpress
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plate
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Pending
Application number
JP2763196A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yamamoto
博 山許
Yoshimi Niihori
芳美 新堀
Yuji Osaki
裕司 大崎
Yuichiro Sato
雄一郎 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Advanced Display Inc
Original Assignee
Advanced Display Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配向膜などの材料の転写作業後の清掃が不要
となり、生産効率を高めることができる印刷用凸版を提
供する。 【解決手段】 基板の内壁面に被転写材である配向膜材
料を転写するための印刷用凸版Aであって、該印刷用凸
版Aはベース部1と該ベース部1上に形成される凸版部
2を有しており、該凸版部2が複数枚の転写版3の積層
体からなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷用凸版およびそ
の製法に関する。さらに詳しくは、液晶表示素子の透明
電極を形成した基板などの内壁面に配向膜材料などを能
率良く転写する印刷用凸版およびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の印刷用凸版は、図10〜11に示
すように、ベース部51と凸版部52から構成されてお
り、ゴム製または合成樹脂製の一体ものである。前記凸
版部52は、エッチングなどにより所定寸法に形成され
ている。そして、前記印刷用凸版は、たとえば特公平5
−53110号公報に記載されているように、ロール状
の版胴の表面に堅固に固定され、ポリイミドタンクから
供給される配向膜材料(ポリイミド樹脂)が凸版部の表
面に塗布される。そしてテーブルで移動される透明電極
が形成されたガラス基板の表面に前記凸版部から配向膜
材料を転写させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記印
刷用凸版を使用するばあい、転写作業終了後毎回清掃を
する必要がある。また、印刷用凸版の清掃が不充分で異
物などが完全に除去されていないばあい、配向膜塗布時
に異物などによって配向膜材料が塗布されない領域が発
生する。このため、毎回前記凸版を清掃する必要があり
生産効率がわるいという問題がある。
【0004】本発明は、叙上の事情に鑑み、配向膜など
の材料の転写作業後の清掃が不要となり、生産効率を高
めることができる印刷用凸版およびその製法を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷用凸版は、
基板の内壁面に被転写材を転写するための印刷用凸版で
あって、該印刷用凸版はベース部と該ベース部上に形成
される凸版部を有しており、該凸版部が複数枚の転写版
の積層体からなることを特徴としている。
【0006】また本発明の製法は、ベース部と凸版部か
らなる印刷用凸版の製法であって、前記ベース部上に複
数枚の転写版を順次接着剤により積層し、前記凸版部を
形成することを特徴としている。
【0007】さらに、本発明の製法は、ベース部と凸版
部からなる印刷用凸版の製法であって、前記ベース部上
に複数枚の転写版を順次接着剤により積層したのち、凸
版部を区画するために該凸版部の輪郭部位に分離溝を形
成し、ついで当該凸版部を囲む転写版表層部を取り除
き、前記凸版部を形成することを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の印刷用凸版およびその製法を説明する。
【0009】図1は本発明の印刷用凸版の一実施例を示
す平面図、図2は図1における印刷用凸版の断面図、図
3〜図7は本発明の製法の一実施例を示す説明図、図8
は本発明の印刷用凸版の他の実施例を示す平面図、図9
は図8における印刷用凸版の断面図である。
【0010】図1に示すように、本発明の印刷用凸版A
は、転写機(図示せず)に装着するためのベース部1と
該ベース部1上に形成される凸版部2を有しており、該
凸版部2が複数枚の転写版3の積層体から構成されてい
る。凸版部2の周囲の部分も汚れが発生しやすいため、
本実施例においては、凸版部2の周囲に該凸版部2より
低い積層体を形成し、完全に清掃を不要にしているが、
本発明では、これに限定されるものではなく、たとえば
図8〜9に示すように凸版部22のみを積層体とするこ
ともできる。前記ベース部1の材質としては、液晶表示
素子の製造工程における基板にポリイミド樹脂などの配
向膜材料を転写するばあい、ゴム、または光硬化性樹脂
であるAPR樹脂(商品名、旭化成工業(株)製)など
を用いることができる。また前記転写版3の材質として
は、同じく光硬化性樹脂であるAPR樹脂などを用いる
ことができる。前記積層体の転写版3は、各層が剥離可
能な接着剤により接着されている。この転写版3の厚さ
は、通常0.1〜1.0mmであり、好ましくは0.1
〜0.2mmである。また接着剤としては、両面テープ
等などを用いることができる。
【0011】前記凸版部2の輪郭部位4には、凸版部2
を区画するために分離溝5が形成されている。
【0012】本実施例によれば、被転写材、たとえば配
向膜材料を転写するばあい、凸版部の最表面の転写版に
配向膜材料を塗布し、ついで該材料を基板に転写する。
この転写作業終了後、最表面の転写版と周囲の転写版を
それぞれ一層分だけ剥離することで、印刷用凸版は、使
用前の状態になるため、該凸版を清掃する必要がない。
したがって、生産にすぐれた印刷用凸版をうることがで
きる。また、転写作業後の清掃が省略されるため、製造
プロセスが短縮できる。さらに、配向膜材料を転写する
とき、常に新しい印刷用凸版を使用するため、従来のよ
うに印刷用凸版の清掃ムラによって基板に配向膜材料を
転写する際に、異物、汚れなどによる配向膜材料が一部
転写されない、いわゆる配向膜ムラを軽減することがで
きる。
【0013】つぎに本発明の製法を説明する。まず図3
に示すように、矩形のベース部1を用意する。そして図
4に示すように、該ベース部1上に接着剤6を塗布し、
転写版3を接着する。ついでさらに接着剤6を介して他
の転写版3を接着する。このようにして図5に示される
ように接着剤6を介して複数枚の転写版3を接着しラミ
ネートする。なお、説明上わかり易くするために、図4
における接着剤6の層および転写版3は誇張して描いて
いる。
【0014】つぎに図6に示すように、配向膜転写機
(図示せず)に印刷用凸版Aを装着するためエッチング
などの手法を用いて分離溝7、17を形成する。ついで
配向膜材料を基板に転写する凸版部2を形成するため、
凸版部2の輪郭部位4に分離溝5を前記分離溝7、17
と同様エッチングなどの手法を用いて形成する。つぎに
配向膜転写機に印刷用凸版の取付部分を確保するため、
ラミネートされた部分8、18を全て剥離する。そして
配向膜材料を基板に転写する凸版部2を形成するととも
に、転写時ラミネートされた部分9に配向膜材料が塗布
されないように、該ラミネート部9の一部を凸版部2の
高さに対して、たとえば2〜3枚剥離する(図7参
照)。このような製造プロセスで図1および図2に示す
印刷用凸版Aをうることができる。
【0015】本実施例の方法によれば、基板に配向膜材
料を転写する凸版部を積層(ラミネート)にしているた
め、配向膜転写作業終了後、清掃作業が不要となり量産
性に優れた印刷用凸版をうることができる。また転写作
業中、転写版が汚れたばあいでも凸版部の最表部を剥離
して新しい転写版で作業が継続できる。したがって、印
刷用凸版の清掃が不要であるため、清掃不充分で発生す
る配向膜材料の塗布ムラが軽減され、信頼性に優れた印
刷用凸版をうることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
配向膜転写機に装着する部分以外の全てを積層構造とし
たため、配向膜転写作業終了後、煩わしい清掃を不要に
することができる。このため、量産性に優れた印刷用凸
版を製造することができる。
【0017】また、印刷用凸版を清掃不要にすること
で、不充分な清掃による異物、よごれなどにより発生し
ていた配向膜材料の転写ムラが軽減でき、信頼性に優れ
た印刷用凸版を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の印刷用凸版の一実施例を示す平面図で
ある。
【図2】図1における印刷用凸版の断面図である。
【図3】本発明の製法の一実施例を示す説明図である。
【図4】本発明の製法の一実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の製法の一実施例を示す説明図である。
【図6】本発明の製法の一実施例を示す説明図である。
【図7】本発明の製法の一実施例を示す説明図である。
【図8】本発明の印刷用凸版の他の実施例を示す平面図
である。
【図9】図8における印刷用凸版の断面図である。
【図10】従来の印刷用凸版の一例を示す平面図であ
る。
【図11】図10における印刷用凸版の断面図である。
【符号の説明】
1 ベース部 2、22 凸版部 3 転写版 4 輪郭部位 5、7、17 分離溝 A 印刷用凸版
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 雄一郎 熊本県菊池郡西合志町御代志997番地 株 式会社アドバンスト・ディスプレイ内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の内壁面に被転写材を転写するため
    の印刷用凸版であって、該印刷用凸版はベース部と該ベ
    ース部上に形成される凸版部を有しており、該凸版部が
    複数枚の転写版の積層体からなることを特徴とする印刷
    用凸版。
  2. 【請求項2】 前記基板が液晶表示素子における液晶を
    介して接合される透明電極を形成した基板であり、前記
    被転写材が配向膜材料である請求項1記載の印刷用凸
    版。
  3. 【請求項3】 前記凸版部の周囲に該凸版部より低い積
    層体が形成されてなる請求項1または2記載の印刷用凸
    版。
  4. 【請求項4】 前記積層体の各層が剥離可能に接着され
    てなる請求項1、2または3記載の印刷用凸版。
  5. 【請求項5】 前記凸版部がベース部上に複数形成され
    てなる請求項1、2、3または4記載の印刷用凸版。
  6. 【請求項6】 前記積層体の転写版の厚さが、0.1〜
    1.0mmである請求項1、2、3、4または5記載の
    印刷用凸版。
  7. 【請求項7】 ベース部と凸版部からなる印刷用凸版の
    製法であって、前記ベース部上に複数枚の転写版を順次
    接着剤により積層し、前記凸版部を形成することを特徴
    とする印刷用凸版の製法。
  8. 【請求項8】 ベース部と凸版部からなる印刷用凸版の
    製法であって、前記ベース部上に複数枚の転写版を順次
    接着剤により積層したのち、凸版部を区画するために該
    凸版部の輪郭部位に分離溝を形成し、ついで当該凸版部
    を囲む転写版表層部を取り除き、前記凸版部を形成する
    ことを特徴とする印刷用凸版の製法。
  9. 【請求項9】 前記凸版部をベース部上に複数形成する
    請求項7または8の製法。
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