JPH09216088A - 半田付けシートおよびこれを用いた半田付け方法 - Google Patents

半田付けシートおよびこれを用いた半田付け方法

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JPH09216088A
JPH09216088A JP8046848A JP4684896A JPH09216088A JP H09216088 A JPH09216088 A JP H09216088A JP 8046848 A JP8046848 A JP 8046848A JP 4684896 A JP4684896 A JP 4684896A JP H09216088 A JPH09216088 A JP H09216088A
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JP
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soldering
solder
sheet
soldering sheet
gel
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JP8046848A
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Akifumi Kimura
聡文 木村
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Fuji Xerox Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof
    • H05K3/3478Applying solder preforms; Transferring prefabricated solder patterns
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半田付け後の外観検査あるいは修復をする前
に、半田付け部分を洗浄る必要のない半田付けシートお
よびこれを用いた半田付け方法を提供することにある。 【解決手段】 半田付けシート1は、所定の間隔で並列
に配置した半田部材1aをゲル状半田保持部1bで保持
した構造になっている。ゲル状半田保持部1bは例えば
寒天、ゼラチン等の常温でゲル状、半田付け温度でゾル
化する物質から構成されている。この半田付けシート1
を電子部品とプリント配線基板との間に配置し、該半田
付けシートを加熱して溶融させて、電子部品をプリント
配線基板に半田付けすると、リフロー時に、半田付けシ
ートのゲル状半田保持部は殆ど蒸発して残留していない
か、または残留していたとしても透明な形で残留するた
め、そのままの状態で、洗浄せずに、外観検査を行うこ
とが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半田付けシートお
よびこれを用いた半田付け方法に関し、特にプリント配
線板にチップ抵抗やリード付きIC等の表面実装部品を
実装する際に使用する半田付けシートおよびこれを用い
た半田付け方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板上に表面実装部品
を実装する際に使用する接続材料を該プリント配線板上
に供給する方法として、スクリーン印刷法が用いられて
いた。このスクリーン印刷法では、図6に示されている
ように、まず、プリント配線板51のパッドとそれに対
応して開けられたメタルマスク52の開口部の位置が合
うように、プリント配線板51上にメタルマスク52を
密着して重ね合わせる。次に、スキージ53に圧力を加
えながら一定速度で掃引してクリーム半田を混練させな
がらメタルマスク52の開口部へ押込む。最後に、プリ
ント配線板51とメタルマスク52とを上下に引離すこ
とにより、クリーム半田54がプリント配線板51に転
写されて印刷が完了する。
【0003】ところで、近年、プリント配線板の高密度
化が進み、またチップ部品の微小化やIC部品リードの
多ピン化、狭ピッチ化が進んできており、最近では、1
005と呼ばれる1mm×0.5mmサイズの極小チッ
プ部品や、リードピッチ0.3mm、ピン数300ピン
以上というようなIC部品の使用も検討され、一部採用
され始めている。これら表面実装部品の電極サイズやリ
ードピッチが小さくなるに従って、メタルマスクの開口
部のサイズと間隔が小さくなり、その微細な箇所へ所望
の形状および量の半田をスクリーン印刷にて供給するこ
とが非常に困難になってきている。
【0004】このような背景から、スクリーン印刷に代
わる方法として、例えば特開平3−151162号公
報、特開平1−130897号公報、または特開平1−
241394号公報に示されているような半田付けシー
トによる半田供給方法が提案されている。
【0005】前記特開平3−151162号公報に記さ
れている半田供給方法は、図7(a)に示されているよう
な半田付けシート57を採用している。この半田付けシ
ート57は、絶縁性シート57a内の所定の位置に、所
定の大きさの半田部57bが配置されたものであり、該
半田付けシート57は同図(b) に示されているような方
法で使用される。すなわち、図示されているように、プ
リント配線板51上のパッドの位置と重なるように、半
田付けシート57を位置決めして仮固定し、表面実装部
品58をさらにその上から位置決めして治具や接着剤で
仮固定する。次にリフロー(再加熱溶融)するために熱
が加えられる。これによって、半田部57bが溶解し、
表面実装部品58のリード59とプリント配線板51と
の半田付けが行われる。この半田供給方法によれば、予
め決まっている量の半田がプリント配線板1上に供給さ
れるため、スクリーン印刷法のような半田供給量のばら
つきが生ずるといった不具合は生じない。
【0006】また、前記特開平1−130897号公報
に記されている半田供給方法は、特定の溶剤に溶ける樹
脂フィルムを用いている。また、前記特開平1−241
394号公報では、フラックスと熱可塑性樹脂の混合物
で成型したシート中に、所定のピッチで半田線を内包配
置したフラックスシートを用いる半田付け方法が提案さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平3−151162号公報の半田供給方法には次のよ
うな問題があった。
【0008】(1) 半田付け終了後も半田付けシートの絶
縁部が残るため、美観を損ね、また半田付けフィレット
の回りを該半田付けシートの絶縁部が囲っているため、
半田付け部とパッドとの接点を見ることができない。こ
のため、半田付けが正常に行われたか否かを判断する外
観検査をすることができないという問題がある。また、
外観検査ができないため、検査時間と解析時間が増大
し、生産能力の低下と製造コストの増大を招くという問
題がある。
【0009】(2) プリント配線板51上に半田で固定し
た部品に部品不良や取付け不良があったような場合に、
半田付けシートの絶縁部が邪魔になり、修復がしずらい
という問題がある。
【0010】(3) 半田量の設計が難しいという問題があ
る。すなわち、スクリーン印刷法では、半田量のバラン
スをメタルマスク開口部の大きさとメタルマスクの厚さ
とで供給量を制御し、半田が広がる範囲を制御すること
により、半田量が多過ぎる時にはリードの前方や後方へ
余分な半田が流れ、少ない時には必要のない所から半田
がリードへ吸い寄せられるといった形で製造条件や部
品、材料、印刷量のばらつきに対して余裕を持たせてい
た。しかしながら、前記半田付けシートによる半田付け
では、リフロー中にも半田付けシートの絶縁部が存在す
るために、半田の広がる範囲が半田供給量の制御因子で
ある半田付けシートの半田部の大きさによって同時に規
制されてしまうことになるため、前記のような余裕を持
たせることができない。したがって、製造条件や部品、
材料のばらつきによっては、思うように半田が吸い上げ
られずに絶縁シート上に溢れて隣のパッドと繋がってし
まったり、逆に予想以上にリードに半田が吸い上げられ
て未半田となる等の不具合が発生する虞れが大きくなる
という問題があった。
【0011】(4) 半田付けシートへの実装部品の搭載が
少しでもずれてリードが絶縁部に乗ってしまった場合
に、リフロー中にも半田付けシートの絶縁部が存在する
ために、リードが半田部へ沈まずに浮いたままとなり、
未半田となる等の不具合が発生するという問題があっ
た。
【0012】(5) プリント配線板への半田付けシートの
搭載がずれた場合、リフロー中にも半田付けシートの絶
縁部が介在するために、位置補正作用(セルフアライメ
ント作用)が有効に働かずにずれたままフィレットが形
成されてしまう虞れが大きい。また、該フィレットがず
れたままいびつな形で形成された場合には、接続強度が
劣化し製品の信頼性を大きく損ねるという問題があっ
た。
【0013】前記特開平1−130897号公報に記さ
れている半田供給方法は、前記の先行技術に比べて、前
記(1) および(2) の問題を解決することはできるが、こ
れらの問題を解消するためには、絶縁シートを特定の溶
剤で溶かし、かつ洗浄をしなければならず、工数が増大
するという問題がある。また、前記(3) 〜(5) の問題が
ある。
【0014】また、前記特開平1−241394号公報
のものでは、前記(1) の問題を解消するためには、前記
と同様に外観検査あるいは修復をする前に、半田付け部
分を洗浄しなければならず、工数が増大するという問題
があった。また、基板上に大量に残ったフラックスと樹
脂を洗浄するのは困難であると共に、大量の産業廃棄物
が排出されるという問題もあった。なお、この発明によ
れば、前記(2) 〜(5)の問題は解消されるものと思われ
る。
【0015】この発明の目的は、前記した従来技術の問
題点を除去し、前記(1) 〜(5) の問題を一挙に解消する
ことのできる半田付けシートおよびこれを用いた半田付
け方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、常温ではゲル状であるが、リフ
ロー中の熱によりゾル化しかつ溶剤分が蒸発する物質を
成型した半田保持部と、該半田保持部によって保持され
た、所定のピッチでかつ所定の幅と厚みとを有する半田
線とを具備した点に特徴がある。また、請求項2の発明
は、該半田保持部を、寒天またはゼラチンから構成した
点に特徴がある。さらに、請求項3の発明は、請求項1
または2の半田付けシートを電子部品とプリント配線基
板との間に配置し、該半田付けシートを加熱して溶融さ
せることにより、前記電子部品をプリント配線基板に半
田付けするようにした点に特徴がある。
【0017】この発明によれば、リフローにより半田の
広がりを規制する枠がゾル化してなくなり、プリント配
線板上にチップ抵抗やリード付きIC等の表面実装部品
を実装する際に、位置補正作用(セルフアライメント作
用)と、プリント配線板のパッド全体で半田量を調整す
る半田量調整作用とが有効に働き、半田量の過不足や部
品ずれがなく、信頼度の高い半田付けをすることができ
る。また、半田付け後に、半田保持部は殆ど蒸発して残
留しないか、残留していたとしても透明な物質であるた
め、そのままの状態で、洗浄せずに外観検査を行うこと
が可能になる。また、半田保持部は寒天やゼラチンとい
った食品としても用いられる人体に安全な物質からでき
ているため、環境に悪影響を与えないという利点もあ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
を詳細に説明する。図1は、本発明の半田付けシートの
一実施形態の斜視図を示す。図示されているように、半
田付けシート1は、所定の間隔で並列に配置した半田部
材1aをゲル状半田保持部1bで保持した構造になって
いる。
【0019】次に、該半田付けシート1の製造方法を図
2を参照して説明する。同図(a) に示されている容器1
0はステンレス等の材料からなり、その内底部に所定の
間隔で多数の平行な溝が形成されている。この溝に、所
定の幅と厚みを有する半田線11が配置される。この半
田線11は前記容器10の奥行きに合わせて切断された
ものである。次に、同図(b) に示されているように、容
器10内に溶融されたゾル状の物質12が流し込まれ、
これによって、半田線11の隙間が全て満たされるよう
にされる。具体的には、ゾル状の物質12はその深さが
半田線11の厚さと同等になるまで流し込まれる。
【0020】このゾル状の物質12は、常温ではゲル状
態であるが、30°C〜半田の融点以下の温度で加熱す
ることにより、ゾル化する物質で透明なものが必要であ
る。その一例として、寒天やゼラチンを挙げることがで
きる。本発明では、ゾル化温度が高い点から、寒天の方
が好適である。例えば、寒天を用いる場合には、1〜2
%程度の寒天を溶かした熱水溶液(80〜90°C以
上)を用いる。この時の寒天のゾル化温度や強度は、濃
度や共存する塩類の種類とその濃度、溶液のpH等によ
り、調整が可能である。なお、この寒天溶液の中に水溶
性の活性剤、例えばトリエタノールアミン等を含ませて
おくことにより、半田付けの際のぬれ性を向上させるこ
とができる。
【0021】その後、前記容器10に注ぎ込まれた溶融
されたゾル状物質をシート状に固化するために、図示さ
れていない装置を用いて冷却処理が行われる。この時、
常温に放置しておいても固化は可能であるが、前記装置
により常温以下に冷却することにより、固化のための処
理時間を短縮することができる。この冷却処理が行われ
ると、前記ゾル状の物質12はゲル化し、半田線11と
ほぼ同じ厚さになり、容器10の内周壁と同形状のシー
トができあがる。
【0022】次いで、該シートを容器10から取り出
し、同図(c) に、点線で示されているような必要な幅
に、カッタ等を用いて切断する。13はゲル化した物質
である。次に、該切断されたシートの表面の乾燥を防ぐ
ために、同図(d) に示されているように、シートの全面
に剥離紙14を被せて保存する。この時、半田付けシー
ト15をその長さ方向に長くすることにより、図示され
ていないリール状に巻回して収納できるようにすると、
半田付けシート15を量産して保存しておくことが容易
になる。また、リール状に巻回しておくと、自動機にて
必要な長さに切断しながら使用することも容易になる。
【0023】次に、本発明の第2の実施形態を図3を参
照して説明する。まず、同図(a) に示されているよう
に、ICのリード位置に合う孔が設けられた2枚の固定
枠20、21を用意する。次いで、半田線22を該2枚
の固定枠20、21に開けられた孔に挿入し、半田線2
2を該固定枠20、21で固定する形でそのまま容器2
3に入れる。続いて、同図(b) に示されているように、
該容器23の中へ、溶融された前記寒天等のゾル状物質
24を流し込む。次に、該ゾル状物質24を冷却する等
することによりゲル化し、固化させる。次いで、これを
容器から取り出し、同図(c) に示されている点線bでカ
ッタ等により切断する。これにより、同図(d) に示され
ているような、4方向にリードを有するICのリード位
置に合った半田付けシート40を作ることができる。こ
の半田付けシート40は、QFP(Quad Flat Package)
やPLCC(Plastic Leaded Chip Carrier) といった部
品へも、一括して半田を供給することができる。この半
田付けシートも、第1の実施形態と同様に、その表面が
乾燥しないように、剥離紙を被せて保存する。
【0024】次に、前記半田付けシートを用いて、電子
部品、例えばQFPをプリント配線板上へ半田付けする
方法を図4、図5を用いて説明する。まず、図4に示さ
れているように、例えば図2(d) で作成した半田付けシ
ート31をQFP30の一辺の長さに合わせて切り出
し、半田付けシート31中の半田部32とリード33と
が一致するように、プリント配線板の対応するパッド上
に仮固定する。または、図5に示されているように、図
3(d) で作成した半田付けシート40を、プリント配線
板41の対応するパッド上に仮固定する。この時、該半
田付けシートに被せられていた剥離紙は、半田付けシー
トを切出す直前かあるいは切出した直後で仮固定直前に
剥がすことにより、半田付けシート表面の粘着力が保た
れ、仮固定される。
【0025】次に、図4、図5に示されているように、
仮固定された半田付けシート31、40上に、実装部品
30のリード33と半田部32、42とが一致するよう
に搭載する。続いて、前記半田付けシート31、40中
の半田部32、42を溶融して半田付けをするために、
加熱する。加熱は、接触式と非接触式とがある。接触式
としては抵抗加熱方式を用い、非接触式としては、VP
S(Vapour Phase Soldering)、遠赤外線、熱風、レーザ
等を熱源としたリフロー装置を用いるとよい。
【0026】この加熱を行うと、まず半田付けシート3
1、40中のゲル状半田保持部がゾル化して流動が可能
となり、さらに溶剤分が蒸発してその体積が小さくなる
ことにより、半田の広がる範囲が規制されなくなる。こ
の時、半田付けシート中に活性剤が混入されていた場合
には、この活性剤もゲル状半田保持部と共に広がり、半
田付けパッド上にも供給されることになり、半田の濡れ
が良くなる。次に、半田付けシート31、40中の半田
部32、42が溶融して、実装部品30のリード33が
プリント配線板41上の対応するパッドと接続される。
この時、パッド間には、半田の広がりを規制する枠が存
在していないため、溶融した半田が自由に動く。このた
め、位置補正作用(セルフアライメント)が有効に働
き、半田量の調整もパッド全体で有効に働く上、半田付
け部の形状は自然な形となり、十分な接続強度が得られ
る。
【0027】また、半田付け後も、半田付けシート3
1、40のゲル状半田保持部は殆ど蒸発して残留しない
が、残っていたとしても透明な物質であるため、そのま
まの状態で、洗浄せずに外観検査をすることが可能であ
る。また、半田付け後の修復も、パッド間に障壁がない
ため、作業が容易である。さらに、前記ゲル状半田保持
部が寒天やゼラチンという人体に安全なものである上、
再利用が容易であるので、環境に悪影響が出ないという
利点がある。
【0028】
【発明の効果】請求項1または2の半田付けシートは、
常温ではゲル状であるが、リフロー中の熱によりゾル化
しかつ溶剤分が蒸発する物質、例えば寒天やゼラチンを
成型した半田保持部と、該半田保持部によって保持され
た、所定のピッチでかつ所定の幅と厚みとを有する半田
線とから構成されているので、人体に安全であり、環境
に悪影響を与えないという効果がある。また、請求項3
の発明によれば、半田溶融中にその広がりを規制する枠
がないため、自己位置補正効果(セルフアライメント効
果)と、プリント配線板のパッド全体で半田量を調整す
るハンダ量調整効果とが有効に働き、半田量の過不足や
部品ずれがなくなるという効果、また、十分な強度をも
った自然な形の半田付け部の形状を形成することができ
るという効果を奏することができる。また、半田付け後
には、半田付けシートのゲル状半田保持部は殆ど蒸発し
て残留していないか、または残留していたとしても透明
な形で残留するため、そのままの状態で、洗浄せずに、
外観検査を行うことが可能になる。また、半田付け後の
修復も、プリント配線板のパッド間に障壁が存在しない
ため、作業が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態の半田付けシートの斜視
図である。
【図2】 該半田付けシートの製造方法を説明するため
の工程図である。
【図3】 半田付けシートの他の製造方法を説明するた
めの工程図である。
【図4】 第1の半田付け方法を説明するための斜視図
である。
【図5】 第2の半田付け方法を説明するための正面図
である。
【図6】 従来のクリーム半田塗布方法を説明するため
の図である。
【図7】 従来の半田付けシートの説明図とこれを用い
た半田付け方法の説明図である。
【符号の説明】
1…半田付けシート、1a…半田部材、1b…ゲル状半
田保持部、10…容器、11…半田線、12…ゾル状の
物質、13…ゲル化した物質、14…剥離紙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常温ではゲル状であるが、リフロー中の
    熱によりゾル化し、かつ溶剤分が蒸発する物質を成型し
    た半田保持部と、 該半田保持部によって保持された、所定のピッチでかつ
    所定の幅と厚みとを有する半田線とを具備したことを特
    徴とする半田付けシート。
  2. 【請求項2】 請求項1の半田付けシートにおいて、 前記半田保持部は、寒天またはゼラチンであることを特
    徴とする半田付けシート。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2の半田付けシート
    を電子部品とプリント配線基板との間に配置し、該半田
    付けシートを加熱して溶融させることにより、前記電子
    部品をプリント配線基板に半田付けするようにしたこと
    を特徴とする半田付け方法。
JP8046848A 1996-02-09 1996-02-09 半田付けシートおよびこれを用いた半田付け方法 Pending JPH09216088A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002261371A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Cimeo Precision Co Ltd レーザーダイオードサブマウントの構造とその製造方法
JP2011233550A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Hitachi Chem Co Ltd リフローフィルム、及びそれを用いた半田バンプの形成方法、電極間の接合方法

Cited By (2)

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JP2002261371A (ja) * 2001-03-02 2002-09-13 Cimeo Precision Co Ltd レーザーダイオードサブマウントの構造とその製造方法
JP2011233550A (ja) * 2010-04-23 2011-11-17 Hitachi Chem Co Ltd リフローフィルム、及びそれを用いた半田バンプの形成方法、電極間の接合方法

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