JPH09214792A - 色変換装置 - Google Patents
色変換装置Info
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- JPH09214792A JPH09214792A JP8037302A JP3730296A JPH09214792A JP H09214792 A JPH09214792 A JP H09214792A JP 8037302 A JP8037302 A JP 8037302A JP 3730296 A JP3730296 A JP 3730296A JP H09214792 A JPH09214792 A JP H09214792A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ハードウエアに負担をかけることなく、任意
の色空間座標系の任意の複数の色をそれぞれ同一色空間
上の別の色に、対象外の色との間で不連続を生じないよ
うに変換できるようにする。 【解決手段】 変換前の中心色として複数の中心色Ci
1,Ci2を指定する。複数の変換範囲S1,S2を、
それぞれ中心色Ci1,Ci2からの距離として指定す
る。変換後の中心色として複数の中心色Co1,Co2
を指定する。変換前の中心色Ci1,Ci2と入力色P
iとの相対距離D1,D2を計算し、そのうちの最小の
ものを1を超えない相対距離Dmとして出力する。その
相対距離Dmを重み係数に変換する。その重み係数を、
変換後の中心色Co1,Co2と変換前の中心色Ci
1,Ci2との差分d1,d2のうちの、相対距離D
1,D2のうちの最小のものに対応する方に乗算し、そ
の乗算結果を入力色Piに加算する。
の色空間座標系の任意の複数の色をそれぞれ同一色空間
上の別の色に、対象外の色との間で不連続を生じないよ
うに変換できるようにする。 【解決手段】 変換前の中心色として複数の中心色Ci
1,Ci2を指定する。複数の変換範囲S1,S2を、
それぞれ中心色Ci1,Ci2からの距離として指定す
る。変換後の中心色として複数の中心色Co1,Co2
を指定する。変換前の中心色Ci1,Ci2と入力色P
iとの相対距離D1,D2を計算し、そのうちの最小の
ものを1を超えない相対距離Dmとして出力する。その
相対距離Dmを重み係数に変換する。その重み係数を、
変換後の中心色Co1,Co2と変換前の中心色Ci
1,Ci2との差分d1,d2のうちの、相対距離D
1,D2のうちの最小のものに対応する方に乗算し、そ
の乗算結果を入力色Piに加算する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カラー画像処理
システムにおける、ある色空間座標系の色を同一色空間
上の別の色に変換する装置に関する。
システムにおける、ある色空間座標系の色を同一色空間
上の別の色に変換する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー画像処理システムでは、各種の目
的のために、色変換がなされる。しかし、この色変換
は、色相、彩度および明度といった人の色についての知
覚との関連性が薄いと、希望した変換がなされにくい。
的のために、色変換がなされる。しかし、この色変換
は、色相、彩度および明度といった人の色についての知
覚との関連性が薄いと、希望した変換がなされにくい。
【0003】そこで、特開昭64−16658号公報に
は、スキャナからのRGB色信号をHLS色信号に、色
相(H)、明度(L)および彩度(S)ごとに独立のル
ックアップテーブルを用いて変換し、変換後のHLS色
信号をRGB色信号に逆変換することによって、人の知
覚に合致した形で色調整および色修正を行う方法が示さ
れている。
は、スキャナからのRGB色信号をHLS色信号に、色
相(H)、明度(L)および彩度(S)ごとに独立のル
ックアップテーブルを用いて変換し、変換後のHLS色
信号をRGB色信号に逆変換することによって、人の知
覚に合致した形で色調整および色修正を行う方法が示さ
れている。
【0004】しかし、この方法は、全体的な色調整ない
し色修正を行うもので、例えば肌色などのように人がイ
メージとして持っている色、いわゆる記憶色のみを好ま
しい色に再現するなど、色空間内の人の要求によく現れ
る局所的な色のみを調整するのが困難である。
し色修正を行うもので、例えば肌色などのように人がイ
メージとして持っている色、いわゆる記憶色のみを好ま
しい色に再現するなど、色空間内の人の要求によく現れ
る局所的な色のみを調整するのが困難である。
【0005】そこで、特開平2−96477号公報に
は、色変換部を、顕色系ユニット、記憶色調整ユニット
および逆顕色系ユニットによって構成して、スキャナか
らのRGB色信号を、色相、彩度および明度といった人
の感覚に合った色信号に変換するとともに、対象領域指
定テーブルにより、肌色などの記憶色の対象領域のみ
を、対象外の領域との間で不連続を生じないように変換
し、変換後の色信号をRGB色信号に逆変換することに
よって、マスキングとは独立に色調整を行うことが示さ
れている。
は、色変換部を、顕色系ユニット、記憶色調整ユニット
および逆顕色系ユニットによって構成して、スキャナか
らのRGB色信号を、色相、彩度および明度といった人
の感覚に合った色信号に変換するとともに、対象領域指
定テーブルにより、肌色などの記憶色の対象領域のみ
を、対象外の領域との間で不連続を生じないように変換
し、変換後の色信号をRGB色信号に逆変換することに
よって、マスキングとは独立に色調整を行うことが示さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
開平2−96477号公報に示された方法は、明度を特
別に扱っているので、RGB空間のような明度が非独立
の色空間に対しては適用できない不都合がある。また、
複数の色を調整するためには、対象領域指定テーブルを
増やすなどの方法をとらなければならず、ハードウエア
の負担が大きくなる欠点がある。
開平2−96477号公報に示された方法は、明度を特
別に扱っているので、RGB空間のような明度が非独立
の色空間に対しては適用できない不都合がある。また、
複数の色を調整するためには、対象領域指定テーブルを
増やすなどの方法をとらなければならず、ハードウエア
の負担が大きくなる欠点がある。
【0007】そこで、この発明は、任意の色空間座標系
の任意の色を同一色空間上の別の色に、対象外の色との
間で不連続を生じないように変換することができるとと
もに、ハードウエアに負担をかけることなく、複数の色
をそれぞれ別の色に変換することができるようにしたも
のである。
の任意の色を同一色空間上の別の色に、対象外の色との
間で不連続を生じないように変換することができるとと
もに、ハードウエアに負担をかけることなく、複数の色
をそれぞれ別の色に変換することができるようにしたも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明では、図2およ
び図3に示して後述する第1の実施形態の参照符号を引
用すると(ただし、図2はL*a*b*空間を便宜上、
a*b*平面として示すが、以後においては便宜上、*
を省略する)、ある色空間座標系の色を同一色空間上の
別の色に変換する装置において、変換前の中心色Cil
を指定する変換前中心色指定手段11と、その変換前の
中心色Ci1を含む変換範囲S1を指定する変換範囲指
定手段12と、その変換範囲S1内に含まれる変換後の
中心色Co1を指定する変換後中心色指定手段14と、
上記変換前中心色指定手段11により指定された変換前
の中心色Ci1、上記変換範囲指定手段12により指定
された変換範囲S1、および入力画像信号Li,ai,
biから、上記変換前の中心色Ci1と上記入力画像信
号Li,ai,biとの相対距離D1を計算して出力す
る相対距離計算手段20と、この相対距離計算手段20
の出力の相対距離D1を、クリッピング用定数Kを用い
て、その定数Kを超えない相対距離Dmとして出力する
最小値出力手段40と、この最小値出力手段40の出力
の相対距離Dmを重み係数Wに変換するための重み係数
関数を指定する重み係数関数指定手段13と、上記最小
値出力手段40の出力の相対距離Dmを上記重み係数関
数指定手段13により指定された重み係数関数によって
重み係数Wに変換して出力する重み係数変換手段50
と、上記変換後中心色指定手段14により指定された変
換後の中心色Co1と上記変換前中心色指定手段11に
より指定された変換前の中心色Ci1との差分d1を上
記入力画像信号Li,ai,biの各成分ごとに計算
し、それぞれの差分に対して上記重み係数変換手段50
の出力の重み係数Wを乗算して、上記入力画像信号L
i,ai,biの各成分に加算すべき変化量を算出する
変化量計算手段60〜80と、この変化量計算手段60
〜80により算出された変化量を上記入力画像信号L
i,ai,biの各成分に加算して出力画像信号Lo,
ao,boを得る変化量加算手段91〜93と、を設け
る。
び図3に示して後述する第1の実施形態の参照符号を引
用すると(ただし、図2はL*a*b*空間を便宜上、
a*b*平面として示すが、以後においては便宜上、*
を省略する)、ある色空間座標系の色を同一色空間上の
別の色に変換する装置において、変換前の中心色Cil
を指定する変換前中心色指定手段11と、その変換前の
中心色Ci1を含む変換範囲S1を指定する変換範囲指
定手段12と、その変換範囲S1内に含まれる変換後の
中心色Co1を指定する変換後中心色指定手段14と、
上記変換前中心色指定手段11により指定された変換前
の中心色Ci1、上記変換範囲指定手段12により指定
された変換範囲S1、および入力画像信号Li,ai,
biから、上記変換前の中心色Ci1と上記入力画像信
号Li,ai,biとの相対距離D1を計算して出力す
る相対距離計算手段20と、この相対距離計算手段20
の出力の相対距離D1を、クリッピング用定数Kを用い
て、その定数Kを超えない相対距離Dmとして出力する
最小値出力手段40と、この最小値出力手段40の出力
の相対距離Dmを重み係数Wに変換するための重み係数
関数を指定する重み係数関数指定手段13と、上記最小
値出力手段40の出力の相対距離Dmを上記重み係数関
数指定手段13により指定された重み係数関数によって
重み係数Wに変換して出力する重み係数変換手段50
と、上記変換後中心色指定手段14により指定された変
換後の中心色Co1と上記変換前中心色指定手段11に
より指定された変換前の中心色Ci1との差分d1を上
記入力画像信号Li,ai,biの各成分ごとに計算
し、それぞれの差分に対して上記重み係数変換手段50
の出力の重み係数Wを乗算して、上記入力画像信号L
i,ai,biの各成分に加算すべき変化量を算出する
変化量計算手段60〜80と、この変化量計算手段60
〜80により算出された変化量を上記入力画像信号L
i,ai,biの各成分に加算して出力画像信号Lo,
ao,boを得る変化量加算手段91〜93と、を設け
る。
【0009】
【作用】上記のように構成した、この発明の色変換装置
においては、あらかじめユーザにより各指定手段11,
12,13および14で、変換前の中心色Ci1、変換
範囲S1、重み係数関数および変換後の中心色Co1が
指定されることによって、入力画像信号Li,ai,b
iが変換範囲S1内にあるときには、その入力画像信号
Li,ai,biに対して、変換後の中心色Co1と変
換前の中心色Ci1との差分d1に重み係数Wが乗算さ
れて得られた変化量が加算されて、入力画像信号Li,
ai,biで表される入力色Piが出力画像信号Lo,
ao,boで表される出力色Poに変換される。
においては、あらかじめユーザにより各指定手段11,
12,13および14で、変換前の中心色Ci1、変換
範囲S1、重み係数関数および変換後の中心色Co1が
指定されることによって、入力画像信号Li,ai,b
iが変換範囲S1内にあるときには、その入力画像信号
Li,ai,biに対して、変換後の中心色Co1と変
換前の中心色Ci1との差分d1に重み係数Wが乗算さ
れて得られた変化量が加算されて、入力画像信号Li,
ai,biで表される入力色Piが出力画像信号Lo,
ao,boで表される出力色Poに変換される。
【0010】しかも、この場合、入力画像信号Li,a
i,biが変換前の中心色Ci1と一致して、最小値出
力手段40の出力の相対距離Dmがゼロとなるときに
は、重み係数Wが最大の1となって、変化量が差分d1
に等しい最大値となり、入力画像信号Li,ai,bi
が変換範囲S1の境界上にあって、最小値出力手段40
の出力の相対距離Dmが最大となるときには、重み係数
Wがゼロとなって、変化量がゼロとなるように、重み係
数関数が設定されることによって、変換後の色は、変換
範囲S1の外側の対象外の色との間で不連続を生じるこ
とがない。
i,biが変換前の中心色Ci1と一致して、最小値出
力手段40の出力の相対距離Dmがゼロとなるときに
は、重み係数Wが最大の1となって、変化量が差分d1
に等しい最大値となり、入力画像信号Li,ai,bi
が変換範囲S1の境界上にあって、最小値出力手段40
の出力の相対距離Dmが最大となるときには、重み係数
Wがゼロとなって、変化量がゼロとなるように、重み係
数関数が設定されることによって、変換後の色は、変換
範囲S1の外側の対象外の色との間で不連続を生じるこ
とがない。
【0011】また、図9および図10に示して後述する
第2の実施形態のように、変換前中心色指定手段11
が、変換前の中心色として複数の中心色Ci1,Ci2
を指定できるようにされ、変換範囲指定手段12が、そ
れぞれその変換前の中心色Ci1,Ci2を一つずつ含
む複数の変換範囲S1,S2を指定できるようにされ、
変換後中心色指定手段14が、それぞれその変換範囲S
1,S2内に一つずつ含まれる複数の変換後の中心色C
o1,Co2を指定できるようにされ、相対距離計算手
段20,30が、上記相対距離として、複数の変換前の
中心色Ci1,Ci2に対応して複数の相対距離D1,
D2を計算して出力し、最小値出力手段40が、その複
数の相対距離D1,D2のうちの最小のものを、上記ク
リッピング用定数Kを超えない相対距離Dmとして出力
するとともに、その最小の相対距離Dmに対応する番号
Nを出力し、変化量計算手段60〜80が複数の変換後
の中心色Co1,Co2および変換前の中心色Ci1,
Ci2につき、変換後の中心色Co1,Co2と変換前
の中心色Ci1,Ci2との差分d1,d2を入力画像
信号Li,ai,biの各成分ごとに計算して、そのう
ちの上記最小相対距離対応番号Nに対応する一組を選択
し、その選択した組のそれぞれの差分に対して重み係数
変換手段50の出力の重み係数Wを乗算して、入力画像
信号Li,ai,biの各成分に加算すべき変化量を算
出する、ようにされることによって、ハードウエアに負
担がかかることなく、それぞれ変換範囲S1,S2内の
複数の色が別の色に変換される。
第2の実施形態のように、変換前中心色指定手段11
が、変換前の中心色として複数の中心色Ci1,Ci2
を指定できるようにされ、変換範囲指定手段12が、そ
れぞれその変換前の中心色Ci1,Ci2を一つずつ含
む複数の変換範囲S1,S2を指定できるようにされ、
変換後中心色指定手段14が、それぞれその変換範囲S
1,S2内に一つずつ含まれる複数の変換後の中心色C
o1,Co2を指定できるようにされ、相対距離計算手
段20,30が、上記相対距離として、複数の変換前の
中心色Ci1,Ci2に対応して複数の相対距離D1,
D2を計算して出力し、最小値出力手段40が、その複
数の相対距離D1,D2のうちの最小のものを、上記ク
リッピング用定数Kを超えない相対距離Dmとして出力
するとともに、その最小の相対距離Dmに対応する番号
Nを出力し、変化量計算手段60〜80が複数の変換後
の中心色Co1,Co2および変換前の中心色Ci1,
Ci2につき、変換後の中心色Co1,Co2と変換前
の中心色Ci1,Ci2との差分d1,d2を入力画像
信号Li,ai,biの各成分ごとに計算して、そのう
ちの上記最小相対距離対応番号Nに対応する一組を選択
し、その選択した組のそれぞれの差分に対して重み係数
変換手段50の出力の重み係数Wを乗算して、入力画像
信号Li,ai,biの各成分に加算すべき変化量を算
出する、ようにされることによって、ハードウエアに負
担がかかることなく、それぞれ変換範囲S1,S2内の
複数の色が別の色に変換される。
【0012】
[カラー画像処理システムの例…図1]図1は、この発
明の色変換装置が用いられるカラー画像処理システムの
一例を示し、スキャナなどの画像入力装置101からの
RGB画像信号Ri,Gi,Biが、RGB/Lab変
換装置102により、Lab画像信号Li,ai,bi
に変換される。
明の色変換装置が用いられるカラー画像処理システムの
一例を示し、スキャナなどの画像入力装置101からの
RGB画像信号Ri,Gi,Biが、RGB/Lab変
換装置102により、Lab画像信号Li,ai,bi
に変換される。
【0013】そのLab画像信号Li,ai,biが、
この発明の色変換装置の一例である色変換装置103に
より、後述するようにLab画像信号Lo,ao,bo
に変換される。
この発明の色変換装置の一例である色変換装置103に
より、後述するようにLab画像信号Lo,ao,bo
に変換される。
【0014】そのLab画像信号Lo,ao,boが、
Lab/YMC変換装置104により、YMC画像信号
Yo,Mo,Coに変換され、そのYMC画像信号Y
o,Mo,Coが、画像出力装置105に供給されて、
用紙上に印字出力される。
Lab/YMC変換装置104により、YMC画像信号
Yo,Mo,Coに変換され、そのYMC画像信号Y
o,Mo,Coが、画像出力装置105に供給されて、
用紙上に印字出力される。
【0015】Lab/YMC変換装置104の代わりに
Lab/YMCK変換装置が用いられて、画像出力装置
105にYMCK画像信号が供給されてもよい。
Lab/YMCK変換装置が用いられて、画像出力装置
105にYMCK画像信号が供給されてもよい。
【0016】Lab空間での各色度は、CIE(国際照
明委員会)の定める三刺激値XYZから、 L=116(Y/Yo)**(1/3)−16 a=500{(X/Xo)**(1/3)−(Y/Yo)**(1/3)} b=200{(Y/Yo)**(1/3)−(Z/Zo)**(1/3)} ……(1) で与えられる。ここで、Xo,Yo,Zoは完全拡大反
射面での三刺激値である。また、以後においては、一般
にαのβ乗を「α**β」で示す。
明委員会)の定める三刺激値XYZから、 L=116(Y/Yo)**(1/3)−16 a=500{(X/Xo)**(1/3)−(Y/Yo)**(1/3)} b=200{(Y/Yo)**(1/3)−(Z/Zo)**(1/3)} ……(1) で与えられる。ここで、Xo,Yo,Zoは完全拡大反
射面での三刺激値である。また、以後においては、一般
にαのβ乗を「α**β」で示す。
【0017】ただし、式(1)は、X/Xo>0.00885
6,Y/Yo>0.008856,Z/Zo>0.008856の場合で
ある。
6,Y/Yo>0.008856,Z/Zo>0.008856の場合で
ある。
【0018】X/Xo≦0.008856のときには、(X/X
o)**(1/3)が7.787(X/Xo)+16/
116に、Y/Yo≦0.008856のときには、(Y/Y
o)**(1/3)が7.787(Y/Yo)+16/
116に、Z/Zo≦0.008856のときには、(Z/Z
o)**(1/3)が7.787(Z/Zo)+16/
116に、それぞれ置き換えられる。
o)**(1/3)が7.787(X/Xo)+16/
116に、Y/Yo≦0.008856のときには、(Y/Y
o)**(1/3)が7.787(Y/Yo)+16/
116に、Z/Zo≦0.008856のときには、(Z/Z
o)**(1/3)が7.787(Z/Zo)+16/
116に、それぞれ置き換えられる。
【0019】[第1の実施形態…図2〜図8、図16、
図17]図2および図3は、この発明の第1の実施形態
を示し、図1の色変換装置103のようにLab空間上
で色変換を行うとともに、一つの色を別の色に変換する
場合である。
図17]図2および図3は、この発明の第1の実施形態
を示し、図1の色変換装置103のようにLab空間上
で色変換を行うとともに、一つの色を別の色に変換する
場合である。
【0020】図3の色変換装置は、ユーザ指示部10、
相対距離計算部20、最小値出力部40、重み係数変換
部50、差分計算部60、変化量計算部80および変化
量加算部91,92,93によって構成される。ユーザ
指示部10は、変換前中心色指定手段11、変換範囲指
定手段12、重み係数関数指定手段13および変換後中
心色指定手段14によって構成される。
相対距離計算部20、最小値出力部40、重み係数変換
部50、差分計算部60、変化量計算部80および変化
量加算部91,92,93によって構成される。ユーザ
指示部10は、変換前中心色指定手段11、変換範囲指
定手段12、重み係数関数指定手段13および変換後中
心色指定手段14によって構成される。
【0021】変換前中心色指定手段11は、ユーザが変
換前の中心色Ci1を、画像信号Li1,ai1,bi
lとして指定するもので、中心色Ci1を、その数値で
直接指定し、または表示された色パレットや入力画像そ
のものをクリックするなどによって指定する構成とする
ことができる。
換前の中心色Ci1を、画像信号Li1,ai1,bi
lとして指定するもので、中心色Ci1を、その数値で
直接指定し、または表示された色パレットや入力画像そ
のものをクリックするなどによって指定する構成とする
ことができる。
【0022】変換範囲指定手段12は、ユーザが変換前
の中心色Ci1を含む変換範囲S1を、後述するように
中心色Ci1からの距離として指定するもので、中心色
Ci1からの距離を、その数値で直接指定し、または表
示された色パレットや入力画像そのものをクリックして
中心色Ci1との差分の絶対値を計算するなどによって
指定する構成とすることができる。
の中心色Ci1を含む変換範囲S1を、後述するように
中心色Ci1からの距離として指定するもので、中心色
Ci1からの距離を、その数値で直接指定し、または表
示された色パレットや入力画像そのものをクリックして
中心色Ci1との差分の絶対値を計算するなどによって
指定する構成とすることができる。
【0023】重み係数関数指定手段13は、ユーザが後
述する最小値出力部40の出力の相対距離Dmを重み係
数Wに変換するための重み係数関数を指定するもので、
複数の形状の関数の中から選択し、または関数の形状を
変えられるユーザインタフェースにより直接、関数の形
状を指定するなどによって、所望形状の重み係数関数を
指定することができ、その重み係数関数として1次元の
ルックアップテーブルが出力される。
述する最小値出力部40の出力の相対距離Dmを重み係
数Wに変換するための重み係数関数を指定するもので、
複数の形状の関数の中から選択し、または関数の形状を
変えられるユーザインタフェースにより直接、関数の形
状を指定するなどによって、所望形状の重み係数関数を
指定することができ、その重み係数関数として1次元の
ルックアップテーブルが出力される。
【0024】変換後中心色指定手段14は、ユーザが変
換範囲S1内に含まれる変換後の中心色Co1を、画像
信号Lo1,ao1,bo1として指定するもので、変
換前中心色指定手段11と同様に、中心色Co1を、そ
の数値で直接指定し、または表示された色パレットや入
力画像そのものをクリックするなどによって指定する構
成とすることができる。
換範囲S1内に含まれる変換後の中心色Co1を、画像
信号Lo1,ao1,bo1として指定するもので、変
換前中心色指定手段11と同様に、中心色Co1を、そ
の数値で直接指定し、または表示された色パレットや入
力画像そのものをクリックするなどによって指定する構
成とすることができる。
【0025】相対距離計算部20は、変換前中心色指定
手段11により指定された変換前の中心色Ci1、変換
範囲指定手段12により変換範囲S1として指定され
た、中心色Ci1からの距離、および入力画像信号L
i,ai,biから、変換前の中心色Ci1と入力画像
信号Li,ai,biとの相対距離D1を計算して出力
する。
手段11により指定された変換前の中心色Ci1、変換
範囲指定手段12により変換範囲S1として指定され
た、中心色Ci1からの距離、および入力画像信号L
i,ai,biから、変換前の中心色Ci1と入力画像
信号Li,ai,biとの相対距離D1を計算して出力
する。
【0026】具体的に、相対距離D1は、変換範囲S1
として指定される変換前の中心色Ci1からの距離との
関係で、以下の式(11)〜(14)のいずれかによっ
て求められる。
として指定される変換前の中心色Ci1からの距離との
関係で、以下の式(11)〜(14)のいずれかによっ
て求められる。
【0027】 D1=(Li−Li1)**2/Ls1**2 +(ai−ai1)**2/as1**2 +(bi−bi1)**2/bs1**2 …(11) D1=|Li−Li1|/Ls1 +|ai−ai1|/as1 +|bi−bi1|/bs1 …(12) D1={(Li−Li1)**2 +(ai−ai1)**2 +(bi−bi1)**2}/Es1**2 …(13) D1={|Li−Li1| +|ai−ai1| +|bi−bi1|}/As1 …(14) ただし、式(11)(12)のLs1,as1,bs1
は、変換前の中心色Ci1から変換範囲S1の境界(外
縁)までのL,a,b軸方向の距離である。また、式
(13)(14)のEs1,As1は、 Es1**2=Ls1**2+as1**2+bs1**2 …(15) As1=Ls1+as1+bs1 …(16) で表される。
は、変換前の中心色Ci1から変換範囲S1の境界(外
縁)までのL,a,b軸方向の距離である。また、式
(13)(14)のEs1,As1は、 Es1**2=Ls1**2+as1**2+bs1**2 …(15) As1=Ls1+as1+bs1 …(16) で表される。
【0028】相対距離D1の変化は、式(11)では楕
円体で、式(12)では球体で、式(13)では八面体
で、式(14)では正八面体で、それぞれ規定される。
それぞれの場合については、図4〜図7に示して後述す
る。
円体で、式(12)では球体で、式(13)では八面体
で、式(14)では正八面体で、それぞれ規定される。
それぞれの場合については、図4〜図7に示して後述す
る。
【0029】最小値出力部40は、この相対距離計算部
20の出力の相対距離D1を、クリッピング用定数Kを
用いて、その定数Kを超えない相対距離Dmとして出力
する。クリッピング用定数Kは、この例では1とされ
る。
20の出力の相対距離D1を、クリッピング用定数Kを
用いて、その定数Kを超えない相対距離Dmとして出力
する。クリッピング用定数Kは、この例では1とされ
る。
【0030】重み係数変換部50は、この最小値出力部
40の出力の相対距離Dmを、重み係数関数指定手段1
3により指定された重み係数関数によって、重み係数W
に変換して出力する。
40の出力の相対距離Dmを、重み係数関数指定手段1
3により指定された重み係数関数によって、重み係数W
に変換して出力する。
【0031】その重み係数関数は、相対距離Dmがゼロ
となるときには重み係数Wが最大の1となり、相対距離
Dmが最大の1となるときには重み係数Wがゼロとなる
形状のものとされる。
となるときには重み係数Wが最大の1となり、相対距離
Dmが最大の1となるときには重み係数Wがゼロとなる
形状のものとされる。
【0032】図16および図17は、それぞれ、このよ
うな形状の重み係数関数の例で、図16は非直線的な場
合、図17は直線的な場合である。
うな形状の重み係数関数の例で、図16は非直線的な場
合、図17は直線的な場合である。
【0033】差分計算部60では、図8に示すように、
減算器61,62,63で、変換後の中心色Co1の信
号Lo1,ao1,bo1と変換前の中心色Ci1の信
号Li1,ai1,bi1との差分が計算される。
減算器61,62,63で、変換後の中心色Co1の信
号Lo1,ao1,bo1と変換前の中心色Ci1の信
号Li1,ai1,bi1との差分が計算される。
【0034】そして、変化量計算部80では、図8に示
すように、乗算器81,82,83で、差分計算部60
の減算器61,62,63の出力の差分に対して、それ
ぞれ重み係数変換部50の出力の重み係数Wが乗算され
て、入力画像信号Li,ai,biに加算すべき変化量
が得られ、変化量加算部91,92,93では、その変
化量が入力画像信号Li,ai,biに加算されて、出
力画像信号Lo,ao,boが得られる。
すように、乗算器81,82,83で、差分計算部60
の減算器61,62,63の出力の差分に対して、それ
ぞれ重み係数変換部50の出力の重み係数Wが乗算され
て、入力画像信号Li,ai,biに加算すべき変化量
が得られ、変化量加算部91,92,93では、その変
化量が入力画像信号Li,ai,biに加算されて、出
力画像信号Lo,ao,boが得られる。
【0035】図4は、上記の式(11)により相対距離
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が上
記の1/Ls1**2,1/as1**2,1/bs1
**2により規定される。
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が上
記の1/Ls1**2,1/as1**2,1/bs1
**2により規定される。
【0036】そして、相対距離計算部20では、減算器
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、二乗演算器202,212,2
22で、それぞれの差が二乗され、乗算器203,21
3,223で、それぞれの二乗結果に上記の1/Ls1
**2,1/as1**2,1/bs1**2が乗算さ
れ、加算器230で、それぞれの乗算結果が加算され
て、加算器230から、式(11)で表される相対距離
D1が得られる。
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、二乗演算器202,212,2
22で、それぞれの差が二乗され、乗算器203,21
3,223で、それぞれの二乗結果に上記の1/Ls1
**2,1/as1**2,1/bs1**2が乗算さ
れ、加算器230で、それぞれの乗算結果が加算され
て、加算器230から、式(11)で表される相対距離
D1が得られる。
【0037】そして、このように得られた相対距離D1
は、上記のようにLs1,as1,bs1が変換前の中
心色Ci1から変換範囲S1の境界までのL,a,b軸
方向の距離とされることによって、入力画像信号Li,
ai,biが変換前の中心色Ci1と一致するときにゼ
ロとなり、入力画像信号Li,ai,biが変換範囲S
1の境界上にあるときに上記のクリッピング用定数K
(=1)と等しくなる、規格化されたものとなる。
は、上記のようにLs1,as1,bs1が変換前の中
心色Ci1から変換範囲S1の境界までのL,a,b軸
方向の距離とされることによって、入力画像信号Li,
ai,biが変換前の中心色Ci1と一致するときにゼ
ロとなり、入力画像信号Li,ai,biが変換範囲S
1の境界上にあるときに上記のクリッピング用定数K
(=1)と等しくなる、規格化されたものとなる。
【0038】図5は、上記の式(12)により相対距離
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が1
/Ls1,1/as1,1/bs1により規定される。
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が1
/Ls1,1/as1,1/bs1により規定される。
【0039】そして、相対距離計算部20では、減算器
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、絶対値演算器205,215,
225で、それぞれの差の絶対値が求められ、乗算器2
03,213,223で、それぞれの絶対値に上記の1
/Ls1,1/as1,1/bs1が乗算され、加算器
230で、それぞれの乗算結果が加算されて、加算器2
30から、式(12)で表される相対距離D1が得られ
る。
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、絶対値演算器205,215,
225で、それぞれの差の絶対値が求められ、乗算器2
03,213,223で、それぞれの絶対値に上記の1
/Ls1,1/as1,1/bs1が乗算され、加算器
230で、それぞれの乗算結果が加算されて、加算器2
30から、式(12)で表される相対距離D1が得られ
る。
【0040】この場合も、得られた相対距離D1は、上
記のように規格化されたものとなる。
記のように規格化されたものとなる。
【0041】図6は、上記の式(13)により相対距離
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が上
記の1/Es1**2により規定される。
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が上
記の1/Es1**2により規定される。
【0042】そして、相対距離計算部20では、減算器
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、二乗演算器202,212,2
22で、それぞれの差が二乗され、加算器240で、そ
れぞれの二乗結果が加算され、乗算器250で、その乗
算結果に上記の1/Es1**2が乗算されて、乗算器
250から、式(13)で表される相対距離D1が得ら
れる。
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、二乗演算器202,212,2
22で、それぞれの差が二乗され、加算器240で、そ
れぞれの二乗結果が加算され、乗算器250で、その乗
算結果に上記の1/Es1**2が乗算されて、乗算器
250から、式(13)で表される相対距離D1が得ら
れる。
【0043】この場合も、得られた相対距離D1は、上
記のように規格化されたものとなる。
記のように規格化されたものとなる。
【0044】図7は、上記の式(14)により相対距離
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が上
記の1/As1により規定される。
D1が計算される場合で、この場合、変換範囲S1が上
記の1/As1により規定される。
【0045】そして、相対距離計算部20では、減算器
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、絶対値演算器205,215,
225で、それぞれの差の絶対値が求められ、加算器2
40で、それぞれの絶対値が加算され、乗算器250
で、その加算結果に上記の1/As1が乗算されて、乗
算器250から、式(14)で表される相対距離D1が
得られる。
201,211,221で、入力画像信号Li,ai,
biと変換前の中心色Ci1(Li1,ai1,bi
1)との差が求められ、絶対値演算器205,215,
225で、それぞれの差の絶対値が求められ、加算器2
40で、それぞれの絶対値が加算され、乗算器250
で、その加算結果に上記の1/As1が乗算されて、乗
算器250から、式(14)で表される相対距離D1が
得られる。
【0046】この場合も、得られた相対距離D1は、上
記のように規格化されたものとなる。
記のように規格化されたものとなる。
【0047】このように、図3の色変換装置では、相対
距離D1が式(11)〜(14)のいずれによって求め
られ、相対距離計算部20が図4〜図7のいずれの構成
とされる場合でも、相対距離計算部20の出力の相対距
離D1として、入力画像信号Li,ai,biが変換前
の中心色Ci1と一致するときにゼロとなり、入力画像
信号Li,ai,biが変換範囲S1の境界上にあると
きにクリッピング用定数K(=1)と等しくなる、規格
化されたものが得られる。
距離D1が式(11)〜(14)のいずれによって求め
られ、相対距離計算部20が図4〜図7のいずれの構成
とされる場合でも、相対距離計算部20の出力の相対距
離D1として、入力画像信号Li,ai,biが変換前
の中心色Ci1と一致するときにゼロとなり、入力画像
信号Li,ai,biが変換範囲S1の境界上にあると
きにクリッピング用定数K(=1)と等しくなる、規格
化されたものが得られる。
【0048】そして、上述したように、最小値出力部4
0では、この相対距離D1がクリッピング用定数K(=
1)を超えない相対距離Dmとして出力され、重み係数
変換部50では、そのゼロから1までの範囲の相対距離
Dmが1からゼロまでの範囲の重み係数Wに変換され、
変化量加算部91,92,93では、この重み係数Wが
変換後の中心色Co1と変換前の中心色Ci1との差分
d1に乗じられた変化量が入力画像信号Li,ai,b
iに加算されるので、入力画像信号Li,ai,biが
変換範囲S1内にあるときにのみ、入力画像信号Li,
ai,biに変化量が加算され、しかも、その変化量
は、入力画像信号Li,ai,biが変換前の中心色C
i1と一致するときには変換後の中心色Co1と変換前
の中心色Ci1との差分d1と等しくなり、入力画像信
号Li,ai,biが変換範囲S1の境界上にあるとき
にはゼロとなる。
0では、この相対距離D1がクリッピング用定数K(=
1)を超えない相対距離Dmとして出力され、重み係数
変換部50では、そのゼロから1までの範囲の相対距離
Dmが1からゼロまでの範囲の重み係数Wに変換され、
変化量加算部91,92,93では、この重み係数Wが
変換後の中心色Co1と変換前の中心色Ci1との差分
d1に乗じられた変化量が入力画像信号Li,ai,b
iに加算されるので、入力画像信号Li,ai,biが
変換範囲S1内にあるときにのみ、入力画像信号Li,
ai,biに変化量が加算され、しかも、その変化量
は、入力画像信号Li,ai,biが変換前の中心色C
i1と一致するときには変換後の中心色Co1と変換前
の中心色Ci1との差分d1と等しくなり、入力画像信
号Li,ai,biが変換範囲S1の境界上にあるとき
にはゼロとなる。
【0049】したがって、変換範囲S1内の色が変換範
囲S1外の色との間で不連続を生じないように変換範囲
S1内で変換され、例えば肌色などの記憶色ないしその
近傍の色のみを不自然な階調になることなく好ましい色
に再現することができる。
囲S1外の色との間で不連続を生じないように変換範囲
S1内で変換され、例えば肌色などの記憶色ないしその
近傍の色のみを不自然な階調になることなく好ましい色
に再現することができる。
【0050】[第2の実施形態…図9〜図15、図1
6、図17]図9および図10は、この発明の第2の実
施形態を示し、図1の色変換装置103のようにLab
空間上で色変換を行うとともに、2つの色をそれぞれ別
の色に変換する場合である。
6、図17]図9および図10は、この発明の第2の実
施形態を示し、図1の色変換装置103のようにLab
空間上で色変換を行うとともに、2つの色をそれぞれ別
の色に変換する場合である。
【0051】図10の色変換装置は、図3の色変換装置
に対して相対距離計算部30および差分選択部70が付
加されて構成される。
に対して相対距離計算部30および差分選択部70が付
加されて構成される。
【0052】ただし、変換前中心色指定手段11は、変
換前の中心色として2つの中心色Ci1,Ci2を指定
できるようにされ、変換範囲指定手段12は、それぞれ
その中心色Ci1,Ci2を一つずつ含む2つの変換範
囲S1,S2を、それぞれ中心色Ci1,Ci2からの
距離として指定できるようにされ、変換後中心色指定手
段14は、それぞれその変換範囲S1,S2内に一つず
つ含まれる2つの変換後の中心色Co1,Co2を指定
できるようにされる。
換前の中心色として2つの中心色Ci1,Ci2を指定
できるようにされ、変換範囲指定手段12は、それぞれ
その中心色Ci1,Ci2を一つずつ含む2つの変換範
囲S1,S2を、それぞれ中心色Ci1,Ci2からの
距離として指定できるようにされ、変換後中心色指定手
段14は、それぞれその変換範囲S1,S2内に一つず
つ含まれる2つの変換後の中心色Co1,Co2を指定
できるようにされる。
【0053】中心色Ci1,Ci2、変換範囲S1,S
2および中心色Co1,Co2の指定方法は、中心色C
i1、変換範囲S1および中心色Co1を指定する図3
の色変換装置の場合と同じである。
2および中心色Co1,Co2の指定方法は、中心色C
i1、変換範囲S1および中心色Co1を指定する図3
の色変換装置の場合と同じである。
【0054】相対距離計算部20は、図3の色変換装置
のそれと同様に、変換前の中心色Ci1、変換範囲S1
として指定された、中心色Ci1からの距離、および入
力画像信号Li,ai,biから、上記の式(11)〜
(14)のいずれかによって、変換前の中心色Ci1と
入力画像信号Li,ai,biとの相対距離D1を計算
して出力する。
のそれと同様に、変換前の中心色Ci1、変換範囲S1
として指定された、中心色Ci1からの距離、および入
力画像信号Li,ai,biから、上記の式(11)〜
(14)のいずれかによって、変換前の中心色Ci1と
入力画像信号Li,ai,biとの相対距離D1を計算
して出力する。
【0055】相対距離計算部30は、変換前の中心色C
i2、変換範囲S2として指定された、中心色Ci2か
らの距離、および入力画像信号Li,ai,biから、
相対距離計算部20での相対距離D1の計算に対応し
て、以下の式(21)〜(24)のいずれかによって、
変換前の中心色Ci2と入力画像信号Li,ai,bi
との相対距離D2を計算して出力する。
i2、変換範囲S2として指定された、中心色Ci2か
らの距離、および入力画像信号Li,ai,biから、
相対距離計算部20での相対距離D1の計算に対応し
て、以下の式(21)〜(24)のいずれかによって、
変換前の中心色Ci2と入力画像信号Li,ai,bi
との相対距離D2を計算して出力する。
【0056】 D2=(Li−Li2)**2/Ls2**2 +(ai−ai2)**2/as2**2 +(bi−bi2)**2/bs2**2 …(21) D2=|Li−Li2|/Ls2 +|ai−ai2|/as2 +|bi−bi2|/bs2 …(22) D2={(Li−Li2)**2 +(ai−ai2)**2 +(bi−bi2)**2}/Es2**2 …(23) D2={|Li−Li2| +|ai−ai2| +|bi−bi2|}/As2 …(24) ただし、式(21)(22)のLs2,as2,bs2
は、変換前の中心色Ci2から変換範囲S2の境界(外
縁)までのL,a,b軸方向の距離である。また、式
(23)(24)のEs2,As2は、 Es2**2=Ls2**2+as2**2+bs2**2 …(25) As2=Ls2+as2+bs2 …(26) で表される。
は、変換前の中心色Ci2から変換範囲S2の境界(外
縁)までのL,a,b軸方向の距離である。また、式
(23)(24)のEs2,As2は、 Es2**2=Ls2**2+as2**2+bs2**2 …(25) As2=Ls2+as2+bs2 …(26) で表される。
【0057】すなわち、図11は、式(11)により相
対距離D1が、式(21)により相対距離D2が、それ
ぞれ計算される場合で、相対距離D1については、相対
距離計算部20が図4に示したものと同じであり、相対
距離D2についても、相対距離計算部30が減算器30
1,311,321、二乗演算器302,312,32
2、乗算器303,313,323および加算器330
によって構成されて、入力画像信号Li,ai,bi、
変換前の中心色Ci2(Li2,ai2,bi2)およ
び上記の1/Ls2**2,1/as2**2,1/b
s2**2から、式(21)で表される相対距離D2が
得られる。
対距離D1が、式(21)により相対距離D2が、それ
ぞれ計算される場合で、相対距離D1については、相対
距離計算部20が図4に示したものと同じであり、相対
距離D2についても、相対距離計算部30が減算器30
1,311,321、二乗演算器302,312,32
2、乗算器303,313,323および加算器330
によって構成されて、入力画像信号Li,ai,bi、
変換前の中心色Ci2(Li2,ai2,bi2)およ
び上記の1/Ls2**2,1/as2**2,1/b
s2**2から、式(21)で表される相対距離D2が
得られる。
【0058】図12は、式(12)により相対距離D1
が、式(22)により相対距離D2が、それぞれ計算さ
れる場合で、相対距離D1については、相対距離計算部
20が図5に示したものと同じであり、相対距離D2に
ついても、相対距離計算部30が減算器301,31
1,321、絶対値演算器305,315,325、乗
算器303,313,323および加算器330によっ
て構成されて、入力画像信号Li,ai,bi、変換前
の中心色Ci2(Li2,ai2,bi2)および上記
の1/Ls2,1/as2,1/bs2から、式(2
2)で表される相対距離D2が得られる。
が、式(22)により相対距離D2が、それぞれ計算さ
れる場合で、相対距離D1については、相対距離計算部
20が図5に示したものと同じであり、相対距離D2に
ついても、相対距離計算部30が減算器301,31
1,321、絶対値演算器305,315,325、乗
算器303,313,323および加算器330によっ
て構成されて、入力画像信号Li,ai,bi、変換前
の中心色Ci2(Li2,ai2,bi2)および上記
の1/Ls2,1/as2,1/bs2から、式(2
2)で表される相対距離D2が得られる。
【0059】図13は、式(13)により相対距離D1
が、式(23)により相対距離D2が、それぞれ計算さ
れる場合で、相対距離D1については、相対距離計算部
20が図6に示したものと同じであり、相対距離D2に
ついても、相対距離計算部30が減算器301,31
1,321、二乗演算器302,312,322、加算
器340および乗算器350によって構成されて、入力
画像信号Li,ai,bi、変換前の中心色Ci2(L
i2,ai2,bi2)および上記の1/Es2**2
から、式(23)で表される相対距離D2が得られる。
が、式(23)により相対距離D2が、それぞれ計算さ
れる場合で、相対距離D1については、相対距離計算部
20が図6に示したものと同じであり、相対距離D2に
ついても、相対距離計算部30が減算器301,31
1,321、二乗演算器302,312,322、加算
器340および乗算器350によって構成されて、入力
画像信号Li,ai,bi、変換前の中心色Ci2(L
i2,ai2,bi2)および上記の1/Es2**2
から、式(23)で表される相対距離D2が得られる。
【0060】図14は、式(14)により相対距離D1
が、式(24)により相対距離D2が、それぞれ計算さ
れる場合で、相対距離D1については、相対距離計算部
20が図7に示したものと同じであり、相対距離D2に
ついても、相対距離計算部30が減算器301,31
1,321、絶対値演算器305,315,325、加
算器340および乗算器350によって構成されて、入
力画像信号Li,ai,bi、変換前の中心色Ci2
(Li2,ai2,bi2)および上記の1/As2か
ら、式(24)で表される相対距離D2が得られる。
が、式(24)により相対距離D2が、それぞれ計算さ
れる場合で、相対距離D1については、相対距離計算部
20が図7に示したものと同じであり、相対距離D2に
ついても、相対距離計算部30が減算器301,31
1,321、絶対値演算器305,315,325、加
算器340および乗算器350によって構成されて、入
力画像信号Li,ai,bi、変換前の中心色Ci2
(Li2,ai2,bi2)および上記の1/As2か
ら、式(24)で表される相対距離D2が得られる。
【0061】したがって、図10の色変換装置では、相
対距離D1,D2が式(11)(21)〜(14)(2
4)のいずれによって求められ、相対距離計算部20,
30が図11〜14のいずれの構成とされる場合でも、
相対距離計算部20,30の出力の相対距離D1,D2
として、それぞれ、入力画像信号Li,ai,biが変
換前の中心色Ci1,Ci2と一致するときにゼロとな
り、入力画像信号Li,ai,biが変換範囲S1,S
2の境界上にあるときにクリッピング用定数K(=1)
と等しくなる、規格化されたものが得られる。
対距離D1,D2が式(11)(21)〜(14)(2
4)のいずれによって求められ、相対距離計算部20,
30が図11〜14のいずれの構成とされる場合でも、
相対距離計算部20,30の出力の相対距離D1,D2
として、それぞれ、入力画像信号Li,ai,biが変
換前の中心色Ci1,Ci2と一致するときにゼロとな
り、入力画像信号Li,ai,biが変換範囲S1,S
2の境界上にあるときにクリッピング用定数K(=1)
と等しくなる、規格化されたものが得られる。
【0062】そして、最小値出力部40では、この相対
距離計算部20,30の出力の相対距離D1,D2のう
ちの最小のものが、クリッピング用定数K(=1)を超
えない相対距離Dmとして出力されるとともに、その最
小の相対距離Dmに対応する番号N(1または2)が出
力される。
距離計算部20,30の出力の相対距離D1,D2のう
ちの最小のものが、クリッピング用定数K(=1)を超
えない相対距離Dmとして出力されるとともに、その最
小の相対距離Dmに対応する番号N(1または2)が出
力される。
【0063】図9は、入力画像信号Li,ai,biが
変換範囲S1内にあって、相対距離D1が相対距離D2
より小さく、相対距離D1が1を超えない相対距離Dm
として最小値出力部40から出力されるとともに、最小
相対距離対応番号Nとして「1」が出力される場合であ
る。
変換範囲S1内にあって、相対距離D1が相対距離D2
より小さく、相対距離D1が1を超えない相対距離Dm
として最小値出力部40から出力されるとともに、最小
相対距離対応番号Nとして「1」が出力される場合であ
る。
【0064】重み係数変換部50では、このゼロから1
までの範囲の相対距離Dmが、重み係数関数指定手段1
3により指定された重み係数関数によって、1からゼロ
までの範囲の重み係数Wに変換されて出力される。
までの範囲の相対距離Dmが、重み係数関数指定手段1
3により指定された重み係数関数によって、1からゼロ
までの範囲の重み係数Wに変換されて出力される。
【0065】差分計算部60では、図15に示すよう
に、減算器61,62,63で、変換後の中心色Co1
の信号Lo1,ao1,bo1と変換前の中心色Ci1
の信号Li1,ai1,bi1との差分が計算されると
ともに、減算器64,65,66で、変換後の中心色C
o2の信号Lo2,ao2,bo2と変換前の中心色C
i2の信号Li2,ai2,bi2との差分が計算され
る。
に、減算器61,62,63で、変換後の中心色Co1
の信号Lo1,ao1,bo1と変換前の中心色Ci1
の信号Li1,ai1,bi1との差分が計算されると
ともに、減算器64,65,66で、変換後の中心色C
o2の信号Lo2,ao2,bo2と変換前の中心色C
i2の信号Li2,ai2,bi2との差分が計算され
る。
【0066】差分選択部70では、差分計算部60の減
算器61〜63の出力の差分と減算器64〜66の出力
の差分のうちの、最小値出力部40から出力された最小
相対距離対応番号Nに対応する方が選択される。図9の
場合には、減算器61〜63の出力の差分が選択され
る。
算器61〜63の出力の差分と減算器64〜66の出力
の差分のうちの、最小値出力部40から出力された最小
相対距離対応番号Nに対応する方が選択される。図9の
場合には、減算器61〜63の出力の差分が選択され
る。
【0067】そして、変化量計算部80では、図15に
示すように、乗算器81,82,83で、この差分選択
部70により選択された組の差分に対して、それぞれ重
み係数変換部50の出力の重み係数Wが乗算されて、入
力画像信号Li,ai,biに加算すべき変化量が得ら
れ、変化量加算部91,92,93では、その変化量が
入力画像信号Li,ai,biに加算されて、出力画像
信号Lo,ao,boが得られる。
示すように、乗算器81,82,83で、この差分選択
部70により選択された組の差分に対して、それぞれ重
み係数変換部50の出力の重み係数Wが乗算されて、入
力画像信号Li,ai,biに加算すべき変化量が得ら
れ、変化量加算部91,92,93では、その変化量が
入力画像信号Li,ai,biに加算されて、出力画像
信号Lo,ao,boが得られる。
【0068】したがって、変換範囲S1内の色が変換範
囲S1外の色との間で不連続を生じないように変換範囲
S1内で変換されるとともに、変換範囲S2内の色が変
換範囲S2外の色との間で不連続を生じないように変換
範囲S2内で変換される。
囲S1外の色との間で不連続を生じないように変換範囲
S1内で変換されるとともに、変換範囲S2内の色が変
換範囲S2外の色との間で不連続を生じないように変換
範囲S2内で変換される。
【0069】なお、図10の例は、重み係数関数指定手
段13で1つの重み係数関数が指定される場合である
が、2つの変換前の中心色Ci1,Ci2ないし変換範
囲S1,S2に対応して、例えば図16のような形状の
重み係数関数と図17のような形状の重み係数関数が指
定されて重み係数変換部50に出力され、重み係数変換
部50では、最小値出力部40からの最小相対距離対応
番号Nに応じて、いずれかの重み係数関数が選択され
て、その選択された重み係数関数によって最小値出力部
40の出力の相対距離Dmが重み係数Wに変換されるよ
うにすることもできる。
段13で1つの重み係数関数が指定される場合である
が、2つの変換前の中心色Ci1,Ci2ないし変換範
囲S1,S2に対応して、例えば図16のような形状の
重み係数関数と図17のような形状の重み係数関数が指
定されて重み係数変換部50に出力され、重み係数変換
部50では、最小値出力部40からの最小相対距離対応
番号Nに応じて、いずれかの重み係数関数が選択され
て、その選択された重み係数関数によって最小値出力部
40の出力の相対距離Dmが重み係数Wに変換されるよ
うにすることもできる。
【0070】[他の実施形態]図10の例は、2つの色
をそれぞれ別の色に変換する場合であるが、3つ以上の
色をそれぞれ別の色に変換するように構成することもで
きる。
をそれぞれ別の色に変換する場合であるが、3つ以上の
色をそれぞれ別の色に変換するように構成することもで
きる。
【0071】また、この発明は、図1の色変換装置10
3のようにLab空間上で色変換を行う場合に限らず、
Luv(*を省略する)、RGB、YMC、YIQ、Y
CbCr空間など、任意の三次元色空間上で色変換を行
う場合に適用することができる。さらに、YMCK空間
のような4入力系に対しても適用することができる。
3のようにLab空間上で色変換を行う場合に限らず、
Luv(*を省略する)、RGB、YMC、YIQ、Y
CbCr空間など、任意の三次元色空間上で色変換を行
う場合に適用することができる。さらに、YMCK空間
のような4入力系に対しても適用することができる。
【0072】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、任
意の色空間座標系の任意の色を同一色空間上の別の色
に、対象外の色との間で不連続を生じないように変換す
ることができる。
意の色空間座標系の任意の色を同一色空間上の別の色
に、対象外の色との間で不連続を生じないように変換す
ることができる。
【0073】また、複数の色をそれぞれ別の色に変換す
ることができ、しかも、その場合、それぞれの色につき
重み係数関数を固定する場合は勿論のこと、重み係数関
数を切り換える場合でも、その重み係数関数は1次元の
ルックアップテーブルによって実現できるので、ハード
ウエアに負担がかからない。
ることができ、しかも、その場合、それぞれの色につき
重み係数関数を固定する場合は勿論のこと、重み係数関
数を切り換える場合でも、その重み係数関数は1次元の
ルックアップテーブルによって実現できるので、ハード
ウエアに負担がかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の色変換装置が用いられるカラー画像
処理システムの一例を示す図である。
処理システムの一例を示す図である。
【図2】この発明での色変換の説明に供給する図であ
る。
る。
【図3】この発明の色変換装置の一例を示すブロック図
である。
である。
【図4】図3の装置の相対距離計算部の第1の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図5】図3の装置の相対距離計算部の第2の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図6】図3の装置の相対距離計算部の第3の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図7】図3の装置の相対距離計算部の第4の例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図8】図3の装置の差分計算部および変化量計算部の
構成を示すブロック図である。
構成を示すブロック図である。
【図9】この発明での色変換の説明に供給する図であ
る。
る。
【図10】この発明の色変換装置の他の例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図11】図10の装置の相対距離計算部の第1の例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図12】図10の装置の相対距離計算部の第2の例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図13】図10の装置の相対距離計算部の第3の例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図14】図10の装置の相対距離計算部の第4の例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図15】図10の装置の差分計算部、差分選択部およ
び変化量計算部の構成を示すブロック図である。
び変化量計算部の構成を示すブロック図である。
【図16】重み係数関数の形状の一例を示す図である。
【図17】重み係数関数の形状の他の例を示す図であ
る。
る。
11 変換前中心色指定手段 12 変換範囲指定手段 13 重み係数関数指定手段 14 変換後中心色指定手段 20 相対距離計算部 30 相対距離計算部 40 最小値出力部 50 重み係数変換部 60 差分計算部 70 差分選択部 80 変化量計算部 91,92,93 変化量加算部
Claims (2)
- 【請求項1】ある色空間座標系の色を同一色空間上の別
の色に変換する装置において、 変換前の中心色を指定する変換前中心色指定手段と、 その変換前の中心色を含む変換範囲を指定する変換範囲
指定手段と、 その変換範囲内に含まれる変換後の中心色を指定する変
換後中心色指定手段と、 上記変換前中心色指定手段により指定された変換前の中
心色、上記変換範囲指定手段により指定された変換範
囲、および入力画像信号から、上記変換前の中心色と上
記入力画像信号との相対距離を計算して出力する相対距
離計算手段と、 この相対距離計算手段の出力の相対距離を、クリッピン
グ用定数を用いて、その定数を超えない相対距離として
出力する最小値出力手段と、 この最小値出力手段の出力の相対距離を重み係数に変換
するための重み係数関数を指定する重み係数関数指定手
段と、 上記最小値出力手段の出力の相対距離を上記重み係数関
数指定手段により指定された重み係数関数によって重み
係数に変換して出力する重み係数変換手段と、 上記変換後中心色指定手段により指定された変換後の中
心色と上記変換前中心色指定手段により指定された変換
前の中心色との差分を上記入力画像信号の各成分ごとに
計算し、それぞれの差分に対して上記重み係数変換手段
の出力の重み係数を乗算して、上記入力画像信号の各成
分に加算すべき変化量を算出する変化量計算手段と、 この変化量計算手段により算出された変化量を上記入力
画像信号の各成分に加算して出力画像信号を得る変化量
加算手段と、 を備えることを特徴とする色変換装置。 - 【請求項2】請求項1の色変換装置において、 上記変換前中心色指定手段は、変換前の中心色として複
数の中心色を指定できるようにされ、 上記変換範囲指定手段は、それぞれその変換前の中心色
を一つずつ含む複数の変換範囲を指定できるようにさ
れ、 上記変換後中心色指定手段は、それぞれその変換範囲内
に一つずつ含まれる複数の変換後の中心色を指定できる
ようにされ、 上記相対距離計算手段は、上記相対距離として、上記複
数の変換前の中心色に対応して複数の相対距離を計算し
て出力し、 上記最小値出力手段は、その複数の相対距離のうちの最
小のものを、上記クリッピング用定数を超えない相対距
離として出力するとともに、その最小の相対距離に対応
する番号を出力し、 上記変化量計算手段は、上記複数の変換後の中心色およ
び変換前の中心色につき、変換後の中心色と変換前の中
心色との差分を上記入力画像信号の各成分ごとに計算し
て、そのうちの上記最小相対距離対応番号に対応する一
組を選択し、その選択した組のそれぞれの差分に対して
上記重み係数変換手段の出力の重み係数を乗算して、上
記入力画像信号の各成分に加算すべき変化量を算出す
る、 ことを特徴とする色変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8037302A JPH09214792A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 色変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8037302A JPH09214792A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 色変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09214792A true JPH09214792A (ja) | 1997-08-15 |
Family
ID=12493918
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8037302A Pending JPH09214792A (ja) | 1996-01-31 | 1996-01-31 | 色変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09214792A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1996
- 1996-01-31 JP JP8037302A patent/JPH09214792A/ja active Pending
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Legal Events
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---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040624 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040818 |
|
A02 | Decision of refusal |
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