JPH08116456A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH08116456A
JPH08116456A JP6277029A JP27702994A JPH08116456A JP H08116456 A JPH08116456 A JP H08116456A JP 6277029 A JP6277029 A JP 6277029A JP 27702994 A JP27702994 A JP 27702994A JP H08116456 A JPH08116456 A JP H08116456A
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Hitoshi Kokatsu
斉 小勝
Shinji Kita
伸児 喜多
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    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6016Conversion to subtractive colour signals
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変換テーブル参照型色変換手段のテーブルサ
イズおよび補間構成としては3入力対応の場合と同等の
簡単な構成で、かつ変換精度としては4入力対応の場合
と同等の高い精度で、特定のCMYK信号を他のCMY
K信号に変換できるようにする。 【構成】 特定のCMYK信号であるCiMiYiKi
信号中のCiMiYi信号を3次元LUT色変換器1
2,13,14によって他のCMYK信号であるCoM
oYoKo信号中のCo,Mo,Yo信号に変換する。
CiMiYiKi信号中のKi信号を1次元LUT21
によってCoMoYoKo信号中のKo信号に階調変換
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特定のCMYK(シ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラック)信号を他のCM
YK信号に変換する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カラー複写機やカラープリンタなどにお
いては、一般に、入力色を限定ないし想定して、対象と
する画像出力装置(画像記録装置)の色再現特性に合わ
せた色変換処理を行う。
【0003】たとえば、カラー複写機では、その入力部
である画像読取装置において原稿のカラー画像が光学的
に読み取られることにより入力色信号として特定のRG
B(赤、緑、青)信号が得られるようにされるととも
に、その出力部である画像出力装置は一般にC,M,
Y,Kの特定の色材を用いる特定の色再現特性のものと
されるので、画像処理装置においてはプリント色が原稿
色と一致するようにRGB信号がCMYK信号に変換さ
れる。
【0004】また、カラープリンタでは、外部のコンピ
ュータなどから特定の色信号が入力されることが、一般
的にはテレビジョンで用いられるNTSC・RGB信号
が入力されることが想定されるとともに、その出力部で
ある画像出力装置(プリンタ部)は一般にC,M,Y,
Kの特定の色材を用いる特定の色再現特性のものとされ
るので、画像処理装置(画像処理部)においてはプリン
ト色が外部のディスプレイ上の表示色と一致するように
NTSC・RGB信号などの入力色信号がCMYK信号
に変換される。
【0005】ところで、最近はカラー画像の入出力メデ
ィアが多様化し、しかもネットワークを介して相互変換
されるに至っていることから、色信号も多様化し、カラ
ー画像情報の編集を行うアプリケーションソフトにも多
くの色信号が扱える仕様のものが現われている。
【0006】図14は、その代表的なアプリケーション
ソフトの色表現仕様を示し、色空間としては、RGB
空間、RGB空間からの変形演算で定義されるHS
L,HSB空間、記録色そのものであるCMYK空
間、などが使用可能である。ただし一般に、印刷出力を
最終出力とする利用形態ではCMYK信号が用いられ、
印刷製版スキャナに送信される。
【0007】色空間は同じでも、実際の色信号は異なり
うる。たとえばRGB信号でも、NTSC・RGB信号
と一般のカラースキャナにより得られるRGB信号は異
なり、また複数種のカラースキャナの間でも、それぞれ
の分光レスポンスなどの違いによって出力の色信号には
差異を生じる。CMYK空間でも同様に、色材セットが
異なれば同じCMYK信号を用いてもプリント色は異な
る。
【0008】すなわち、色信号の指標としては、色空間
とは別に、色信号がデバイスに依存するか否かという指
標が存在する。デバイス非依存的な信号とは、測色的な
色座標空間(国際照明委員会が推奨するXYZ,La
b,Luvなど)に公知の定義式を用いて変換可能な信
号で、NTSC・RGB信号はこれにあたる。逆にデバ
イス依存的な信号とは、ある特定のデバイスの諸特性を
想定して設定される信号で、CMYK信号やカラースキ
ャナにより得られるRGB信号などはこれにあたる。
【0009】そして、デバイス依存的な信号をその想定
とは異なる他のデバイスで処理する場合には、そのデバ
イス依存的な信号とデバイス非依存的な信号との対応関
係を何らかの形で記述しなければならない。この対応関
係が図14のカラーマッチングで、たとえばイラストレ
ーション用のアプリケーションソフト「Illustrator
3.2」では印刷インクの種類などに対応して複数のC
MYK信号に対する色座標値が示されている。
【0010】このように特定の画像出力装置を想定して
生成されたCMYK信号を、その想定と異なる他の画像
出力装置で出力するために、上記の対応関係にもとづい
て他の画像出力装置向けのCMYK信号に変換するに
は、一つには、古くから色変換に一般に用いられてきた
マトリクス演算を用いることが考えられる。
【0011】しかし、周知のようにマトリクス演算によ
る色変換は色再現性が十分でないなどの欠点がある。た
とえば印刷を想定して生成されたCMYK信号を特定の
ディジタルプリンタに送信してプリント出力し、印刷で
の色の仕上がりを前もってチェックする、いわゆるディ
ジタルカラープルーフィングでは、特に印刷での色の仕
上がりを高精度にシミュレートすることが要求される
が、マトリクス演算による色変換では、そのような要求
を満たすことは到底できない。
【0012】そこで、特公昭58−16180号公報な
どに示されている、変換テーブルの参照による色変換
を、上述したように特定のCMYK信号を他のCMYK
信号に変換する場合にも用いることが考えられる。
【0013】図15は、このように変換テーブルの参照
により特定のCMYK信号を他のCMYK信号に変換す
る画像処理装置の考えられる例を示し、変換前のCMY
K信号と変換後のCMYK信号を区別するために、変換
前のCMYK信号をCiMiYiKi信号、変換後のC
MYK信号をCoMoYoKo信号と表記する。
【0014】この例は、Lab信号(L信号
と表記すべきであるが、便宜上、Lab信号と表記す
る)をCMYK信号に変換する場合などに用いられる3
次元変換テーブルの参照による色変換を4次元変換テー
ブルの参照による色変換に置き換えたもので、たとえば
それぞれ8ビットデータからなるCiMiYiKi信号
が4次元LUT(ルックアップデーブル)色変換器1〜
4に共通に入力され、4次元LUT色変換器1〜4から
それぞれ8ビットデータからなるCoMoYoKo信号
が得られるようにする。
【0015】この場合、4次元LUT色変換器1〜4の
変換テーブルを、それぞれCiMiYiKi信号の値に
1対1で対応した値のものとし、その変換テーブル上の
値そのものをCoMoYoKo信号として取り出すとす
ると、4次元LUT色変換器1〜4のテーブルサイズが
膨大になってしまう。
【0016】また、4次元LUT色変換器1〜4の変換
テーブルを、それぞれCiMiYiKi信号の値の分割
された領域ごとに対応した値のものとし、その変換テー
ブル上の値そのものをCoMoYoKo信号として取り
出すとすると、変換精度が著しく低下してしまう。
【0017】そこで、4次元LUT色変換器1〜4はそ
れぞれ、上記の特公昭58−16180号公報などに示
されている3次元入力アドレス空間の場合における補間
法を、特開平2−87192号公報に示唆されているよ
うに4次元入力アドレス空間に拡張した構成とするのが
実際的である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特定の
CMYK信号を他のCMYK信号に変換するものとして
考えられる図15に示した画像処理装置は、4次元LU
T色変換器を4つ必要とするので、補間構成とした場合
でも、テーブルサイズが著しく大きくなる不都合があ
る。
【0019】すなわち、Lab信号をCMYK信号に変
換するような場合には、3次元LUT色変換器を4つ設
ければよい。この場合、補間構成として、それぞれの3
次元LUT色変換器の変換テーブルを16分割にし、1
つの格子点データを8ビットとするとき、1つの3次元
LUT色変換器のテーブルサイズは17×17×17バ
イト≒4.8Kバイトとなり、4つの3次元LUT色変
換器でも約19.2Kバイトでよい。
【0020】これに対して、図15に示した画像処理装
置においては、補間構成として、それぞれの4次元LU
T色変換器1〜4の変換テーブルを16分割にし、1つ
の格子点データを8ビットとするとき、1つの4次元L
UT色変換器のテーブルサイズは約4.8Kバイトの1
7倍の約82Kバイトとなり、4つの4次元LUT色変
換器1〜4では約326Kバイトにもなってしまう。
【0021】しかも、図15に示した画像処理装置は、
上記のように入力アドレス空間が4次元になるため、そ
れぞれの4次元LUT色変換器1〜4の補間演算部も指
数的に複雑になる欠点がある。
【0022】そこで、この発明は、変換テーブル参照型
色変換手段のテーブルサイズおよび補間構成としては3
入力対応の場合と同等の簡単な構成で、かつ変換精度と
しては4入力対応の場合と同等の高い精度で、特定のC
MYK信号を他のCMYK信号に変換することができる
ようにしたものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、図
1または図6に示して後述する実施例の参照符号を対応
させると、特定のCMYK信号であるCiMiYiKi
信号を他のCMYK信号であるCoMoYoKo信号に
変換する画像処理装置において、3次元変換テーブル参
照型色変換器12〜14または18によって上記CiM
iYi信号を上記CoMoYo信号に変換するCMY信
号変換手段11と、上記Ki信号を階調変換して上記K
o信号を得るK信号変換手段21と、を設ける。
【0024】請求項2の発明では、図5に示して後述す
る実施例の参照符号を対応させると、特定のCMYK信
号であるCiMiYiKi信号を他のCMYK信号であ
るCoMoYoKo信号に変換する画像処理装置におい
て、3次元変換テーブル参照型色変換器12〜14また
は18によって上記CiMiYi信号を上記CoMoY
o信号に変換するCMY信号変換手段11と、上記Ki
信号を変換することなく上記Ko信号として出力するK
信号無変換出力手段22と、を設ける。
【0025】請求項3の発明では、図6に示して後述す
る実施例の参照符号を対応させると、請求項1または2
の発明の画像処理装置において、上記CMY信号変換手
段11を1個の3次元変換テーブル参照型色変換器18
によって構成して、この1個の3次元変換テーブル参照
型色変換器18の変換テーブルを面順次で変更し、この
1個の3次元変換テーブル参照型色変換器18から上記
CoMoYo信号を面順次で得る。
【0026】請求項4の発明では、図8および図9に示
して後述する実施例の参照符号を対応させると、特定の
CMYK信号であるCiMiYiKi信号を含む、それ
ぞれ4つまたは3つの信号からなる複数種の入力色信号
を、他のCMYK信号であるCoMoYoKo信号に変
換する画像処理装置において、上記入力色信号に付加さ
れた情報から上記入力色信号の種類を識別する入力色信
号識別手段320と、3次元変換テーブル参照型色変換
器によって、上記入力色信号が上記CiMiYiKi信
号であるときにはそのKi信号を除く、上記入力色信号
中の3つの信号を上記CoMoYo信号またはCoMo
YoKo信号に変換する信号変換手段19と、上記入力
色信号が上記CiMiYiKi信号であるときにはその
Ki信号である、上記入力色信号中の1つの信号を階調
変換して上記Ko信号を得る、または変換することなく
上記Ko信号として出力する信号出力手段64,23
と、上記入力色信号識別手段320による識別結果によ
り、上記入力色信号が上記CiMiYiKi信号である
か否かに応じて、上記信号変換手段19と上記信号出力
手段64,23の双方を選択するか、または上記信号変
換手段19のみを選択する選択手段80と、を設ける。
【0027】請求項5の発明では、図8および図9また
は図12に示して後述する実施例の参照符号を対応させ
ると、ネットワーク100上に接続された色信号生成手
段212,222により生成されたCMYK信号である
CiMiYiKi信号を他のCMYK信号であるCoM
oYoKo信号に変換する画像処理装置において、上記
色信号生成手段212,222から上記CiMiYiK
i信号を入力する色信号入力手段310,330と、上
記CiMiYiKi信号を物理的な色空間に写像して変
換するための情報を認識する変換情報認識手段320
と、3次元変換テーブル参照型色変換器によって上記色
信号入力手段310,330からのCiMiYi信号を
上記CoMoYo信号に変換するCMY信号変換手段1
9と、上記変換情報認識手段320による認識結果によ
り、上記CMY信号変換手段19における変換テーブル
を設定する変換テーブル設定手段90と、上記色信号入
力手段310,330からのKi信号を階調変換して上
記Ko信号を得る、または変換することなく上記Ko信
号として出力する信号出力手段64,23と、を設け
る。
【0028】請求項6の発明では、図8および図9また
は図12に示して後述する実施例の参照符号を対応させ
ると、外部記録媒体243に記憶されたCMYK信号で
あるCiMiYiKi信号を他のCMYK信号であるC
oMoYoKo信号に変換する画像処理装置において、
上記外部記憶媒体243から上記CiMiYiKi信号
を入力する色信号入力手段310,330と、上記Ci
MiYiKi信号を物理的な色空間に写像して変換する
ための情報を認識する変換情報認識手段320と、3次
元変換テーブル参照型色変換器によって上記色信号入力
手段310,330からのCiMiYi信号を上記Co
MoYo信号に変換するCMY信号変換手段19と、上
記変換情報認識手段320による認識結果により、上記
CMY信号変換手段19における変換テーブルを設定す
る変換テーブル設定手段90と、上記色信号入力手段3
10,330からのKi信号を階調変換して上記Ko信
号を得る、または変換することなく上記Ko信号として
出力する信号出力手段64,23と、を設ける。
【0029】
【作用】通常の印刷では、スケルトンブラックと呼ばれ
る、比較的高濃度部にしか墨信号(K信号)を用いない
墨入れ方式が一般的であり、日米の印刷の標準ディジタ
ルチャートになっているSCID(Standard
Color ImageData)でも、これに類する
墨入れがなされている。
【0030】一般的に墨入れは、特定色をシアン、マゼ
ンタ、イエローの3色で再現する際のC’,M’,Y’
信号を用いて、以下の式(1)〜(4)で表される。
【0031】 K=min{C’,M’,Y’}×α …(1) C=C’−K・β …(2) M=M’−K・β …(3) Y=Y’−K・β …(4) ここで、係数αは一般に1/2以下に制限され、係数β
はたとえば1とされる。
【0032】この場合、シアン、マゼンタ、イエローの
3色での再現色P{C’,M’,Y’}とシアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラックの4色での再現色P{C,
M,Y,K}とはほぼ等しく、 P{C’,M’,Y’}≒P{C,M,Y,K} …(5) となる。したがって、墨入れ方式を前提とすると、式
(1)〜(5)から、 P{C,M,Y,K}≒P{C+K・β,M+K・β,Y+K・β,0} … (6) が成り立つ。
【0033】したがって、あるCMYK信号であるCi
MiYiKi信号を他のCMYK信号であるCoMoY
oKo信号に変換する場合、CiMiYiKi信号とC
oMoYoKo信号のいずれについても式(1)〜
(5)が成り立つとすれば、そのCiMiYiKi信号
からCoMoYoKo信号への変換は、以下の式(7)
で示すステップによって可能となる。
【0034】 {Ci,Mi,Yi,Ki} →{Ci+Ki・β,Mi+Ki・β,Yi+Ki・β} →Λ{Ci+Ki・β,Mi+Ki・β,Yi+Ki・β} →{Co’,Mo’,Yo’} →{Co,Mo,Yo,Ko} …(7) すなわち、式(1)〜(5)が成立する、スケルトンブ
ラックと呼ばれる、印刷などに一般的な墨入れ方式にお
いては、特定のCMYK信号であるCiMiYiKi信
号から他のCMYK信号であるCoMoYoKo信号へ
の変換は、3色表現についての入出力関数Λを用いたC
iMiYi信号からCoMoYo信号への変換と、Ki
信号からKo信号への変換とによって、実現することが
できる。
【0035】そして、3色表現についての入出力関数Λ
を用いたCiMiYi信号からCoMoYo信号への変
換は、3次元変換テーブル参照型色変換器によって実現
することができ、またKi信号からKo信号への変換
は、1次元の階調変換によって実現することができる。
また、CiMiYiKi信号またはCoMoYoKo信
号によっては、Ki信号をそのままKo信号とすること
ができる。
【0036】したがって、上記のように構成した請求項
1または2の発明の画像処理装置においては、CMY信
号変換手段11によりCiMiYi信号がCoMoYo
信号に変換され、かつK信号変換手段21によりKi信
号がKo信号に変換され、またはK信号無変換出力手段
22によりKi信号がKo信号として出力されることに
よって、CiMiYiKi信号がCoMoYoKo信号
に変換される。
【0037】そして、CMY信号変換手段11は3次元
変換テーブル参照型色変換器12〜14または18とし
て小さいテーブルサイズと簡易な補間構成で実現でき、
またK信号変換手段21も1次元の階調変換器として小
さいテーブルサイズで実現できるので、請求項1または
2の発明の画像処理装置においては、たとえばLab信
号をCMYK信号に変換する場合と同等の簡単な構成で
CiMiYiKi信号をCoMoYoKo信号に変換す
ることができる。
【0038】請求項3の発明の画像処理装置において
は、CMY信号変換手段11が1個の3次元変換テーブ
ル参照型色変換器18によって構成されて、その1個の
3次元変換テーブル参照型色変換器18によりCiMi
Yi信号がCoMoYo信号に面順次で変換されるの
で、さらに簡単な構成でCiMiYiKi信号をCoM
oYoKo信号に変換することができる。
【0039】請求項4の発明の画像処理装置において
は、入力色信号がCiMiYiKi信号であるときに
は、選択手段80により信号変換手段19と信号出力手
段64、23の双方が選択されて、信号変換手段19に
よりCiMiYi信号がCoMoYo信号に変換され、
かつ信号出力手段64,23によりKi信号がKo信号
に変換され、またはKi信号がKo信号として出力され
るとともに、入力色信号がLab信号やのRGB信号な
どであるときには、選択手段80により信号変換手段1
9のみが選択されて、信号変換手段19によりLab信
号やRGB信号などがCoMoYoKo信号に変換さ
れ、共通の色変換部によってCiMiYiKi信号だけ
でなくLab信号やRGB信号などをもCoMoYoK
o信号に変換することができる。
【0040】請求項5または6の発明の画像処理装置に
おいては、ネットワーク100上に接続された色信号生
成手段212,222により生成された、または外部記
憶媒体243に記憶された、デバイス依存的な信号であ
るCiMiYiKi信号を物理的な色空間に写像して変
換するための情報が変換情報認識手段320により認識
され、その認識結果に応じてCMY信号変換手段19に
おける変換テーブルが設定されるので、そのデバイス依
存的な信号であるCiMiYiKi信号を、当該画像処
理装置に接続された画像出力装置において出力されたと
きにそのプリント色が、そのCiMiYiKi信号がそ
のCiMiYiKi信号において想定された画像出力装
置において出力されたときのプリント色と一致するよう
なCoMoYoKo信号に確実に変換することができ
る。
【0041】
【実施例】図1は、この発明の画像処理装置の一例を示
し、印刷用のCMYK信号をディジタル・カラー・ゼロ
グラフィー・プリンタのような画像出力装置に出力する
場合である。
【0042】印刷用のCMYK信号であるCiMiYi
Ki信号は、それぞれ網点面積率を8ビットに量子化し
たもので、そのうちCiMiYi信号は、CMY信号変
換手段11を構成する3次元LUT色変換器12,1
3,14により、それぞれ後述するように画像出力装置
350の色再現特性に合わせた8ビットの網点面積率信
号であるCoMoYo信号に変換される。Ki信号は、
K信号変換手段を構成する1次元LUT21により、後
述するように階調変換されて、同じく画像出力装置35
0の特性に合わせた8ビットの網点面積率信号であるK
o信号に変換される。このようにして得られたCoMo
YoKo信号は、この例では画像出力装置350に同時
に入力され、画像出力装置350で顕像化される。
【0043】3次元LUT色変換器12,13,14
は、それぞれ、たとえば立方体補間による補間構成とさ
れ、具体的にはCiMiYi信号が表現されるCMY空
間が各軸方向に16分割されて総計4096の基本立方
体に区分される補間構成とされ、図2に示すように、近
傍格子点アドレス生成部15、LUT格子点データ記憶
部16および補間演算部17によって構成される。
【0044】そして、それぞれ8ビットのCiMiYi
信号のぞれぞれ上位4ビットによって近傍格子点アドレ
ス生成部15により、図3に示すようにCMY空間内の
それぞれ8ビットのCiMiYi信号で決まる点(座
標)Oを内部に含む基本立方体の各頂点である近傍格子
点P1〜P8のアドレスが生成され、その総計12ビッ
トで表現される近傍格子点アドレスによってLUT格子
点データ記憶部16がアクセスされる。
【0045】LUT格子点データ記憶部16には、あら
かじめ、近傍格子点アドレス生成部15からの近傍格子
点アドレスによって指定される基本立方体の8個の近傍
格子点P1〜P8についての、3次元LUT色変換器1
2ではCo信号用の、3次元LUT色変換器13ではM
o信号用の、3次元LUT色変換器14ではYo信号用
の、それぞれ8ビットの後述するような格子データが格
納され、近傍格子点アドレス生成部15からの近傍格子
点アドレスにより、その8個の近傍格子点P1〜P8に
ついてのぞれぞれ8ビットの格子点データがLUT格子
点データ記憶部16から順次読み出されて、補間演算部
17に供給される。
【0046】また、それぞれ8ビットのCiMiYi信
号のそれぞれ下位4ビットが補間演算部17に供給され
て、補間演算部17において後述するような補間演算が
なされることにより、補間演算部17から、3次元LU
T色変換器12ではCo信号が、3次元LUT色変換器
13ではMo信号が、3次元LUT色変換器14ではY
o信号が、それぞれ8ビットデータとして得られる。
【0047】CiMiYi信号のそれぞれ上位4ビット
で決まる基本立方体の近傍格子点P1〜P8と、その基
本立方体内の点Oとの関係は、CiMiYi信号のそれ
ぞれ下位4ビットで決まる。
【0048】補間演算部17では、図3に示すように、
その基本立方体を、それぞれ点Oを通る、CM平面、M
Y平面、YC平面に平行な平面によって8個の直方体に
分割して、それぞれ近傍格子点P1,P2,P3,P
4,P5,P6,P7,P8と点Oを結ぶ線分を対角線
とする直方体の体積をV1,V2,V3,V4,V5,
V6,V7,V8とし、体積V1〜V8の総和をVと
し、LUT格子点データ記憶部16からの近傍格子点P
1,P2,P3,P4,P5,P6,P7,P8につい
ての格子点データをD1,D2,D3,D4,D5,D
6,D7,D8とすると、点Oの座標に相当する補間後
のデータ値Ansとして、 Ans=(D1・V7+D2・V8+D3・V5+D4・V6+D5・V3 +D6・V4+D7・V1+D8・V2)/V …(8) が算出される。
【0049】ここで、格子点データD1〜D8は、Ci
MiYi信号で印刷したときの再現色と、このCiMi
Yi信号がCoMoYo信号に変換されることにより画
像出力装置350で得られる出力画像の再現色とが一致
するように、あらかじめ決定される。
【0050】そのために、あらかじめ、当該画像処理装
置に入力されるCiMiYi信号が測色的・物理的な色
空間、たとえばLab空間に、どのように写像される
か、および当該画像処理装置から画像出力装置350に
出力されるCoMoYo信号が同じくLab空間にどの
ように写像されるかを調べ、CiMiYi信号からLa
b信号への変換の関数、およびCoMoYo信号からL
ab信号への変換の関数ないしその逆関数であるLab
信号からCoMoYo信号への変換の関数を求めてお
く。
【0051】CiMiYi信号からLab信号への変換
は、 L=fe(Ci,Mi,Yi) a=fa(Ci,Mi,Yi) b=fb(Ci,Mi,Yi) …(9) で表され、Lab信号からCoMoYo信号への変換
は、 Co=ge(L,a,b) Mo=ga(L,a,b) Yo=gb(L,a,b) …(10) で表される。
【0052】その関数fe,fa,fbおよびge,g
a,gbは、印刷学会出版部発行「カラーリプロダクシ
ョンの理論」第234頁に記載のノイゲバウアー式によ
って、または既知の網点面積率の組み合わせによる複数
の色サンプルとその測色値をもとに高次多項式として最
小二乗法近似による方法によって、もしくはニューラル
・ネットワークでの学習によって、求められる。高次多
項式であれば一般に解析的に解くことはできないが、C
CM(コンピュータ・カラーマッチング)の手法により
求めることができる。
【0053】したがって、CiMiYi信号からCoM
oYo信号への変換は、関数fe,fa,fbと関数g
e,ga,gbの合成関数によって、 Co=ge・fe(Ci,Mi,Yi) Mo=ga・fa(Ci,Mi,Yi) Yo=gb・fb(Ci,Mi,Yi) …(11) で表される。
【0054】このように決定されたCiMiYi信号か
らCoMoYo信号への変換式にもとづく格子点データ
が、あらかじめ3次元LUT色変換器12,13,14
のLUT格子点データ記憶部16に格納されることによ
って、上述したように3次元LUT色変換器12,1
3,14の補間演算部17からは、CoMoYo信号と
して画像出力装置350で出力されたときの再現色がC
iMiYi信号を想定どおり印刷出力したときの再現色
と一致するものが得られる。
【0055】Ki信号からKo信号への変換について
は、あらかじめ、Ki信号で印刷したとき、およびKo
信号を画像出力装置350で出力したときの、それぞれ
ブラック単色の階調サンプルを採取して、それぞれにつ
いての網点面積率と明度Lとの関係、すなわちKi信号
またはKo信号の値と明度Lとの関係、 L(印刷)=s(Ki) …(12) L(画像出力装置)=t(Ko) …(13) を求め、両者の明度L(印刷)およびL(画像出力装
置)が等しくなるようにKi信号とKo信号の関係を定
めて、1次元LUT21の入出力特性がその関係となる
ように、あらかじめ1次元LUT21にデータを格納し
ておけばよい。
【0056】s(Ki)=t(Ko) …(14) から、tの逆関数をt-1とすれば、 Ko=t-1・s(Ki) …(15) と表されるので、1次元LUT21は式(15)のよう
な入出力特性の階調変換器として構成すればよく、これ
により1次元LUT21からは、Ko信号として画像出
力装置350で出力されたときの明度がKi信号を想定
どおり印刷出力したときの明度と一致するものが得られ
る。
【0057】図2の例は、LUT格子点データ記憶部1
6から補間演算部17に基本立方体の8個の近傍格子点
P1〜P8についての格子点データD1〜D8がシリア
ルに転送される場合であるが、それぞれの近傍格子点に
ついての格子点データが、あらかじめ8個のLUT格子
点データ記憶部に別個に格納されて、これらから補間演
算部17にパラレルに読み出されるようにしてもよく、
これによればより高速の処理がなされる。
【0058】なお、立方体補間による場合、CiMiY
i信号が表現されるCMY空間は各軸方向に16分割さ
れる代わりに、8ビット以下で示される分割数の範囲内
で、たとえば各軸方向に8分割され、もしくは32分割
され、または各軸方向に同一の分割数ではなく、たとえ
ばC軸方向には16分割され、M軸方向およびY軸方向
にはそれぞれ8分割されるなど、その補間構成は適宜変
更できる。
【0059】また、立方体補間の代わりに、1993年
第24回画像工学コンファレンス論文集347〜350
頁に示された三角柱補間や斜三角柱補間、または特開平
2−87192号公報に示された四面体補間などの補間
法を用いることもできる。
【0060】さらに、CiMiYiKi信号およびCo
MoYoKo信号のそれぞれの成分は、必ずしも8ビッ
トである必要はない。
【0061】印刷用のCMYK信号であるCiMiYi
Ki信号、ないし画像出力装置350の色再現特性など
によっては、式(14)の関数s,tが等しく、Ki信
号が変換されることなく、そのままKo信号として出力
されてよい場合がありうる。
【0062】その場合には、図1の例の1次元LUT2
1に、その入出力特性を図4に示すように入力値をその
まま出力値とする特性とするデータがあらかじめ格納さ
れて、1次元LUT21がKi信号を実質的に変換する
ことなくKo信号として出力するK信号無変換出力手段
とされるか、または図5に示すように、1次元LUT2
1が設けられることなく、Ki信号の入力ライン22が
Ko信号の出力ラインとされて、ライン22がKi信号
を実質的にも形式的にも変換することなくKo信号とし
て出力するK信号無変換出力手段とされればよい。
【0063】図1または図5の例によれば、変換テーブ
ル参照型色変換手段のテーブルサイズおよび補間構成と
しては3入力対応の場合と同等の簡単な構成で、かつ変
換精度としては4入力対応の場合と同等の高い精度で、
特定のCMYK信号であるCiMiYiKi信号を他の
CMYK信号であるCoMoYoKo信号に変換するこ
とができる。
【0064】図6は、この発明の画像処理装置の他の例
を示し、CoMoYoKo信号が面順次で得られて画像
出力装置に面順次で出力される場合である。
【0065】この例では、それぞれ1ページ分のCiM
iYiKi信号がバッファメモリ31,32,33,3
4に、あらかじめ書き込まれる。CMY信号変換手段1
1は、この例では1個の3次元LUT色変換器18によ
って構成され、後述するようにCiMiYi信号をCo
MoYo信号に面順次で変換する。1次元LUT21
は、図1の例と同様にK信号変換手段を構成する。
【0066】ただし、この例では、後述するようにRO
M40から3次元LUT色変換器18および1次元LU
T21に変換テーブルが設定される。また、3次元LU
T色変換器18および1次元LUT21の出力が加算回
路50で加算され、加算回路50の出力が画像出力装置
350に供給される。
【0067】図7に示す時点T0までに、バッファメモ
リ31〜34には1ページ分のCiMiYiKi信号が
格納される。そして、時点T0の直後に、ROM40か
ら1次元LUT21に、Ki信号を階調変換してKo信
号とするための変換テーブルが設定され、その後の期間
Q1において、バッファメモリ34から1ページ分のK
i信号が読み出されて1次元LUT21に入力され、1
次元LUT21によってKo信号に変換される。
【0068】時点T0の直後にROM40から3次元L
UT色変換器18に上述した格子点データとしてゼロが
設定されることによって、または期間Q1においてはバ
ッファメモリ31〜33の出力がそれぞれゼロとされる
ことによって、期間Q1においては3次元LUT色変換
器18の出力はゼロとなる。したがって、期間Q1にお
いてはKo信号が加算回路50から画像出力装置350
に出力される。
【0069】期間Q1の直後には、ROM40から3次
元LUT色変換器18に、図1の例の3次元LUT色変
換器12に設定されるのと同様の、CiMiYi信号を
Co信号に変換するための変換テーブルが設定され、そ
の後の期間Q2において、バッファメモリ31〜33か
ら1ページ分のCiMiYi信号が読み出されて3次元
LUT色変換器18に入力され、3次元LUT色変換器
18によってCo信号に変換される。
【0070】期間Q1の直後にROM40から1次元L
UT21に変換テーブルとしてゼロが設定されることに
よって、または期間Q2においてはバッファメモリ34
の出力がゼロとされることによって、期間Q2において
は1次元LUT21の出力はゼロとなる。したがって、
期間Q2においてはCo信号が加算回路50から画像出
力装置350に出力される。
【0071】同様に、期間Q2の直後には、ROM40
から3次元LUT色変換器18にCiMiYi信号をM
o信号に変換するための変換テーブルが設定され、その
後の期間Q3において、バッファメモリ31〜33から
1ページ分のCiMiYi信号が読み出されて3次元L
UT色変換器18によりMo信号に変換され、そのMo
信号が加算回路50を通じて画像出力装置350に供給
される。
【0072】さらに、期間Q3の直後には、ROM40
から3次元LUT色変換器18にCiMiYi信号をY
o信号に変換するための変換テーブルが設定され、その
後の期間Q4において、バッファメモリ31〜33から
1ページ分のCiMiYi信号が読み出されて3次元L
UT色変換器18によりYo信号に変換され、そのYo
信号が加算回路50を通じて画像出力装置350に供給
される。
【0073】このようにして、画像処理装置から画像出
力装置350にCoMoYoKo信号が面順次で出力さ
れる。
【0074】そして、この例においては、CMY信号変
換手段11を1個の3次元LUT色変換器18によって
構成できるので、図1の例よりもさらに簡単な構成でC
iMiYiKi信号をCoMoYoKo信号に変換する
ことができる。
【0075】なお、画像出力装置350に出力される信
号の順序は、画像出力装置350での刷り順に合わせ
て、ROM40から3次元LUT色変換器18および1
次元LUT21への変換テーブルの設定、およびバッフ
ァメモリ31〜34からの信号の読み出しを制御する制
御部によって、任意に設定することができる。
【0076】また、バッファメモリ31〜34は特にC
iMiYi信号を繰り返し得る手段の一例にすぎず、た
とえば外部記憶媒体などの記憶手段にCiMiYiKi
信号が記憶されているような場合には、バッファメモリ
31〜34は必ずしも必要としない。また、加算回路5
0の代わりに、セレクタないし切替回路を用いることが
できる。
【0077】この例においても、Ki信号が変換される
ことなく、そのままKo信号として出力されてよい場合
には、ROM40から1次元LUT21に、その入出力
特性を図4に示すような特性とするデータが設定される
か、またはバッファメモリ34の出力側などのKi信号
の入力ラインがそのままKo信号の出力ラインとされれ
ばよい。
【0078】図8は、この発明の画像処理装置のさらに
他の例を用いるネットワーク画像出力システムの一例を
示し、ネットワーク上に接続された色信号生成手段によ
り生成された、または外部記憶媒体からの、CMYK信
号またはRGB信号やLab信号である色信号が、ネッ
トワーク上に接続されたプリンタによって、他のCMY
K信号またはK,C,MもしくはYのモノカラー信号に
変換されてプリント出力される場合である。
【0079】すなわち、ネットワーク100上に、たと
えば、それぞれ制御用コンピュータ211,221,2
31,241および251を介して、印刷用スキャナ2
12、印刷用スキャナ222、カラースキャナ232、
読み出し装置242および読み出し装置252が接続さ
れる。
【0080】印刷用スキャナ212および222は、そ
れぞれ、リバーサルフィルム213および223を読み
取ることによってRGB信号を得、さらにそのRGB信
号を印刷用の特定のCMYK信号に変換するものであ
る。ただし、印刷用スキャナ212と印刷用スキャナ2
22は、その製造メーカーが異なるなどによって、それ
ぞれからの特定のCMYK信号が異なるものである。
【0081】そのため、制御用コンピュータ211およ
び221からネットワーク100上には、それぞれのC
MYK信号とともに、それぞれのCMYK信号を物理的
な色空間、たとえばLab空間に写像して変換するため
の情報が送信される。
【0082】カラースキャナ232は、原稿233を読
み取ることによってRGB信号を得、そのRGB信号を
RGB信号のまま出力するものである。制御用コンピュ
ータ231からネットワーク100上には、カラースキ
ャナ232からのRGB信号とともに、そのRGB信号
を物理的な色空間、たとえばLab空間に写像して変換
するための情報が送信される。
【0083】読み出し装置242および252は、それ
ぞれ、たとえばCD−ROMからなる外部記憶媒体24
3および253から、これに記憶された色信号を読み出
す、CD−ROMリーダーなどである。ただし、たとえ
ば、外部記憶媒体243からは特定のCMYK信号が読
み出され、外部記憶媒体253からはLab信号が読み
出される。
【0084】そのため、制御用コンピュータ241から
ネットワーク100上には、外部記憶媒体243からの
特定のCMYK信号とともに、そのCMYK信号を物理
的な色空間、たとえばLab空間に写像して変換するた
めの情報が送信される。また、制御用コンピュータ25
1からネットワーク100上には、外部記憶媒体253
からのLab信号とともに、その色信号がLab信号で
あることを示す情報が送信される。
【0085】なお、印刷用スキャナ212,222、カ
ラースキャナ232および読み出し装置242からの特
定のCMYK信号またはRGB信号に付加される上記の
変換情報は、当然のことながら、それぞれの色信号の種
類をも、すなわちそれぞれの色信号がCMYK信号また
はRGB信号であることをも、示すものである。
【0086】ネットワーク100上には、プリンタ30
0が接続される。このプリンタ300は、たとえば、イ
ンタフェース部310、制御部320、バッファメモリ
部330、色変換部340、画像出力装置350、操作
部360および表示部370を備える。
【0087】制御部320は、プリンタ300全体を制
御するもので、CPU321、CPU321が実行すべ
き制御プログラムなどが書き込まれたROM322、お
よびCPU321のワークエリアとして用いられるRA
M323を備える。
【0088】この制御部320は、入力色信号識別手段
および変換情報認識手段を兼ね、上記の入力色信号識別
情報から入力色信号の種類を、すなわち入力色信号がC
MYK信号、RGB信号およびLab信号のいずれであ
るかを識別するとともに、上記の変換情報を認識して、
後述する制御信号CT1,CT2,CT3およびCT4
を生成する。
【0089】バッファメモリ部330は、後述するよう
に画像出力装置350にCMYK信号が面順次で出力さ
れるように1ページ分の入力色信号を一時記憶しておく
もので、4面のバッファメモリ331〜334を有す
る。バッファメモリ部330には、入力色信号の書き込
みおよび読み出しを制御する制御信号CT1が供給され
る。
【0090】色変換部340は、プリンタ300の画像
処理装置の主要部を形成し、図9または図12に示して
後述するような構成とされる。色変換部340には、バ
ッファメモリ部330から読み出された色信号ととも
に、制御信号CT2,CT3およびCT4が供給され
る。
【0091】画像出力装置350は、色変換部340か
ら面順次で出力されるCMYK信号によりCMYKカラ
ー画像をプリント出力する、たとえばゼログラフィー式
プリンタである。
【0092】操作部360および表示部370は、プリ
ンタ300のユーザーインタフェースを構成する。この
例は、入力色信号がRGB信号やLab信号であるとき
には後述するように出力画像をモノカラーでプリント出
力することもできる場合であるが、フルカラー画像を出
力するかモノカラー画像を出力するかは、制御用コンピ
ュータ231,251からの指示または操作部350で
の操作によって決定される。
【0093】図9は、色変換部340の一例を示す。こ
の例の色変換部340は、切替回路60、1次元LUT
71〜73、3次元LUT色変換器19、セレクタ8
0、1次元LUT23、およびROM90を備える。
【0094】切替回路60は、バッファメモリ部330
のバッファメモリ331〜334から読み出された信号
を、制御信号CT2により、その出力ライン61〜64
に割り付けて送出する。
【0095】1次元LUT71〜73は、ROM90か
ら設定された変換テーブルにより、それぞれライン61
〜63に送出された信号を実質的に変換することなく出
力し、または階調変換して出力するものである。
【0096】3次元LUT色変換器19は、ROM90
から設定された変換テーブルにより、1次元LUT71
〜73からの信号を画像出力装置350に対するCoM
oYo信号に面順次で変換するものである。
【0097】セレクタ80は、制御信号CT4により、
3次元LUT色変換器19の出力とライン64の出力の
いずれかを選択するものであり、1次元LUT23は、
ROM90から設定された変換テーブルにより、セレク
タ80からの信号を階調変換して、または実質的に変換
することなく出力して画像出力装置350に送出するも
のである。
【0098】ROM90には、あらかじめ後述するよう
な各種の変換テーブルが格納され、制御信号CT3によ
り、そのうちの後述するように選択されたものが1次元
LUT71〜73、3次元LUT色変換器19および1
次元LUT23に設定される。
【0099】図8に示した印刷用スキャナ212,22
2または外部記憶媒体243からの、それぞれ特定のC
MYK信号であるCiMiYiKi信号が入力色信号と
してプリンタ300に送信される場合には、プリンタ3
00の入力色信号識別手段および変換情報認識手段を兼
ねる制御部320からの制御信号CT1により、図9に
示すように1ページ分のCi,Mi,Yi,Ki信号が
バッファメモリ331,332,333,334に蓄え
られる。
【0100】図10に示す時点T0までにバッファメモ
リ331〜334にCiMiYiKi信号が蓄えられる
とすると、制御信号CT1により、時点T0の後の期間
Q1,Q2,Q3およびQ4において、それぞれバッフ
ァメモリ331〜334から1ページ分のCiMiYi
Ki信号が繰り返し読み出される。
【0101】この場合、切替回路60は、制御信号CT
2により、図10に示すように、それぞれバッファメモ
リ331,332,333,334からのCi,Mi,
Yi,Ki信号をライン61,62,63,64に導出
するように切り替えられる。
【0102】そして、画像出力装置350での刷り順が
K,C,M,Yの順であるとすると、制御信号CT3に
より、時点T0の直後において、ROM90から1次元
LUT23にKi信号を画像出力装置350に対するK
o信号に階調変換するための変換テーブルが設定される
とともに、制御信号CT4により、期間Q1において
は、セレクタ80がライン64上の信号を選択する状態
とされる。
【0103】ただし、図8の印刷用スキャナ212,2
22および外部記憶媒体243からのCiMiYiKi
信号は、それぞれデバイス依存的な信号であって互いに
異なるので、1次元LUT23に設定される変換テーブ
ルも、入力色信号であるCiMiYiKi信号がいずれ
からのものであるかに応じて異なるものが選択される。
【0104】したがって、期間Q1においては、ライン
64上のKi信号が1次元LUT23によって階調変換
され、1次元LUT23から画像出力装置350にはK
o信号が出力される。
【0105】期間Q1の直後においては、ROM90か
ら1次元LUT71〜73および23に、それぞれの入
出力特性を図4に示したように入力値をそのまま出力値
とする特性とする変換テーブルが設定されるとともに、
期間Q2以降においては、セレクタ80が3次元LUT
色変換器19の出力を選択する状態とされる。
【0106】そして、期間Q1の直後、すなわち期間Q
2の直前において、ROM90から3次元LUT色変換
器19に、図1の例の3次元LUT色変換器12に設定
されるような、CiMiYi信号を画像出力装置350
に対するCo信号に変換するための変換テーブルが設定
される。ただし、その変換テーブルも、入力色信号であ
るCiMiYiKi信号がいずれからのものであるかに
応じて異なるものが選択される。
【0107】したがって、期間Q2においては、ライン
61〜63上のCiMiYi信号が実質的に変換される
ことなく1次元LUT71〜73から3次元LUT色変
換器19に入力されて、3次元LUT色変換器19によ
りCo信号に変換され、そのCo信号が実質的に変換さ
れることなく1次元LUT23から画像出力装置350
に出力される。
【0108】期間Q3の直前においては、ROM90か
ら3次元LUT色変換器19に、図1の例の3次元LU
T色変換器13に設定されるような、CiMiYi信号
を画像出力装置350に対するMo信号に変換するため
の変換テーブルが設定される。ただし、その変換テーブ
ルも、CiMiYiKi信号がいずれからのものである
かに応じて異なるものが選択される。
【0109】したがって、期間Q3においては、ライン
61〜63上の、すなわち1次元LUT71〜73から
のCiMiYi信号が3次元LUT色変換器19により
Mo信号に変換され、1次元LUT23から画像出力装
置350にMo信号が出力される。
【0110】同様に、期間Q4の直前においては、3次
元LUT色変換器19にCiMiYi信号を画像出力装
置350に対するYo信号に変換するための変換テーブ
ルが設定され、期間Q4においては、CiMiYi信号
が3次元LUT色変換器19によりYo信号に変換さ
れ、1次元LUT23から画像出力装置350にYo信
号が出力される。
【0111】このようにして、画像処理装置から画像出
力装置350には、入力色信号であるCiMiYiKi
信号が変換されて得られたCoMoYoKo信号が、K
o,Co,Mo,Yo信号の順で面順次で送出され、画
像出力装置350において、その順序で各版が刷られて
CMYKカラー画像が形成される。もちろん、画像処理
装置からのCoMoYoKo信号の出力順は、画像出力
装置350での刷り順に合わせて制御部320で任意に
設定することができる。
【0112】図8に示した外部記憶媒体253からのL
ab信号が入力色信号としてプリンタ300に送信され
る場合には、制御部320からの制御信号CT1によ
り、1ページ分のL,a,b信号がバッファメモリ33
1,332,333に蓄えられる。
【0113】また、このように入力色信号がLab信号
である場合には、切替回路60は、制御信号CT2によ
り、それぞれバッファメモリ331,332,333か
らのL,a,b信号をライン61,62,63に導出す
るとともに、バッファメモリ331からのL信号をライ
ン64にも導出するように切り替えられる。
【0114】そして、フルカラー画像を出力する場合に
は、図11に示す時点T0までにバッファメモリ331
〜333に1ページ分のLab信号が蓄えられるとする
と、制御信号CT1により、時点T0の後の期間Q1〜
Q4においてバッファメモリ331〜333から1ペー
ジ分のLab信号が繰り返し読み出される。したがっ
て、同図に示すように、期間Q1〜Q4において、ライ
ン61,62,63にはL,a,b信号が、ライン64
にはL信号が、繰り返し出力される。
【0115】ただし、フルカラー画像を出力する場合に
は、制御信号CT4によりセレクタ80は常に3次元L
UT色変換器19からの信号を選択する状態とされ、ラ
イン64上のL信号は画像出力に関与しない。
【0116】そして、制御信号CT3により、遅くとも
時点T0の直後までに、ROM90から1次元LUT7
1〜73に、Lab信号である入力色信号の色再現空間
と画像出力装置350での色再現空間の大きさの違いを
補正するための変換テーブルが設定される。
【0117】したがって、ライン61〜63上のLab
信号は1次元LUT71〜73により画像出力装置35
0での色再現空間に合わせてレンジ変換され、図11に
示すように、期間Q1〜Q4において、1次元LUT7
1,72,73からレンジ変換されたL’,a’,b’
信号が得られる。
【0118】そして、画像出力装置350での刷り順が
K,C,M,Yの順であるとすると、制御信号CT3に
より、遅くとも時点T0の直後までに、ROM90から
3次元LUT色変換器19にL’a’b’信号をK信号
に変換するための変換テーブルが設定されるとともに、
ROM90から1次元LUT23にK信号の階調補正の
ための変換テーブルが設定される。
【0119】したがって、期間Q1においては、1次元
LUT71〜73からのL’a’b’信号が3次元LU
T色変換器19によってK信号に変換され、さらにその
K信号が1次元LUT23によって階調補正されて、画
像出力装置350に対するKo信号が得られる。ただ
し、1次元LUT23の階調補正特性は、画像出力装置
350において1次元LUT23からのKo信号により
K版の画像が出力されたとき、そのK版画像の網点面積
率と明度が直線的な関係となる特性とされる。
【0120】期間Q1の直後においては、ROM90か
ら3次元LUT色変換器19にL’a’b’信号をC信
号に変換するための変換テーブルが設定されるととも
に、ROM90から1次元LUT23にC信号の階調補
正のための変換テーブルが設定される。
【0121】したがって、期間Q2においては、1次元
LUT71〜73からのL’a’b’信号が3次元LU
T色変換器19によってC信号に変換され、さらにその
C信号が1次元LUT23によって階調補正されて、画
像出力装置350に対するCo信号が得られる。このと
きの1次元LUT23の階調補正特性も、画像出力装置
350において1次元LUT23からのCo信号により
C版の画像が出力されたとき、そのC版画像の網点面積
率と明度が直線的な関係となる特性とされる。
【0122】期間Q2の直後においては、ROM90か
ら3次元LUT色変換器19にL’a’b’信号をM信
号に変換するための変換テーブルが設定されるととも
に、ROM90から1次元LUT23にM信号の階調補
正のための変換テーブルが設定される。
【0123】したがって、期間Q3においては、1次元
LUT71〜73からのL’a’b’信号が3次元LU
T色変換器19によってM信号に変換され、さらにその
M信号が1次元LUT23によって階調補正されて、画
像出力装置350に対するMo信号が得られる。このと
きの1次元LUT23の階調補正特性も、画像出力装置
350において1次元LUT23からのMo信号により
M版の画像が出力されたとき、そのM版画像の網点面積
率と明度が直線的な関係となる特性とされる。
【0124】期間Q3の直後においては、ROM90か
ら3次元LUT色変換器19にL’a’b’信号をY信
号に変換するための変換テーブルが設定されるととも
に、ROM90から1次元LUT23にY信号の階調補
正のための変換テーブルが設定される。
【0125】したがって、期間Q4においては、1次元
LUT71〜73からのL’a’b’信号が3次元LU
T色変換器19によってY信号に変換され、さらにその
Y信号が1次元LUT23によって階調補正されて、画
像出力装置350に対するYo信号が得られる。ただ
し、Y信号は彩度成分のみからなるので、このときの1
次元LUT23の階調補正特性は、画像出力装置350
において1次元LUT23からのYo信号によりY版の
画像が出力されたとき、そのY版画像の網点面積率と彩
度(彩度はLab空間におけるa軸成分の2乗とb軸成
分の2乗の和の平方根で表される)が直線的な関係とな
る特性とされる。
【0126】このようにして、1次元LUT23から画
像出力装置350にはLab信号が変換されて得られた
CoMoYoKo信号がKo,Co,Mo,Yo信号の
順で面順次で出力され、画像出力装置350においてC
MYKフルカラー画像が出力される。この場合も、画像
処理装置からのCoMoYoKo信号の出力順は、画像
出力装置350での刷り順に合わせて制御部320で任
意に設定することができる。
【0127】モノカラー画像を出力する場合には、フル
カラー画像を出力する場合と同様に、切替回路60はバ
ッファメモリ331,332,333からのL,a,b
信号をライン61,62,63に導出するとともに、バ
ッファメモリ331からのL信号をライン64にも導出
するように切り替えられるが、フルカラー画像を出力す
る場合とは逆に、セレクタ80はライン64上のL信号
を選択する状態とされる。
【0128】そして、バッファメモリ331〜333か
らLab信号が読み出され、ライン64上にL信号が出
力される前にあらかじめ、制御信号CT3によりROM
90から1次元LUT23にL信号をモノカラー用に階
調変換するための変換テーブルが設定される。
【0129】したがって、モノカラー画像を出力する場
合には、ライン64上に得られたL信号が1次元LUT
23によって階調変換され、その1次元LUT23から
の階調変換されたL”信号が画像出力装置350に供給
されて、画像出力装置350においてモノカラー画像が
出力される。
【0130】この場合、フルカラー画像を出力する場合
につき上述したのと同様の理由により、K版、C版また
はM版のモノカラー画像を出力するときには、1次元L
UT23の階調変換特性は、それぞれ、そのK版、C版
またはM版の出力画像の網点面積率と明度が直線的な関
係となる特性とされ、Y版のモノカラー画像を出力する
ときには、1次元LUT23の階調変換特性は、そのY
版の出力画像の網点面積率と彩度が直線的な関係となる
特性とされる。
【0131】図8に示したカラースキャナ232からの
RGB信号が入力色信号としてプリンタ300に送信さ
れる場合も、基本的に同じである。
【0132】すなわち、この場合、図9に示すように
R,G,B信号がバッファメモリ331,332,33
3に蓄えられ、フルカラー画像を出力する場合を図11
に示すように、切替回路60は、バッファメモリ33
1,332,333からのR,G,B信号をライン6
1,62,63に導出するとともに、Lab信号中の明
度信号であるL信号に対応する、RGB信号中で明度情
報を最も多く含む、バッファメモリ332からのG信号
をライン64にも導出するように切り替えられる。
【0133】または、G,R,B信号がバッファメモリ
331,332,333にそれぞれ蓄えられ、切替回路
60は、バッファメモリ331,332,333からの
G,R,B信号をライン61,62,63に導出すると
ともに、バッファメモリ331からのG信号をライン6
4にも導出するように切り替えられる。
【0134】そして、フルカラー画像を出力する場合に
は、入力色信号がLab信号である場合と同様に、図1
1に示すように、バッファメモリ331〜333から繰
り返し読み出されてライン61〜63上に繰り返し得ら
れたRGB信号が、CoMoYoKo信号にたとえばK
o,Co,Mo,Yo信号の順で面順次で変換されて、
画像出力装置350においてCMYKフルカラー画像が
出力される。1次元LUT23の階調補正特性も、入力
色信号がLab信号である場合と同様にされる。
【0135】モノカラー画像を出力する場合も、入力色
信号がLab信号である場合と同様に、ライン64上に
得られたG信号が1次元LUT23によって階調変換さ
れ、その1次元LUT23からの階調変換されたG”信
号が画像出力装置350に供給されて、画像出力装置3
50においてモノカラー画像が出力される。1次元LU
T23の階調変換特性も、入力色信号がLab信号であ
る場合と同様にされる。
【0136】図8には、3つの信号からなる入力色信号
としてLab信号とRGB信号のみを示したが、XYZ
信号、YCbCr信号などの入力色信号についても、同
様にCoMoYoKo信号に変換してCMYKフルカラ
ー画像を出力することができ、または入力色信号中の明
度信号もしくは明度情報を最も多く含む信号によりC,
M,YまたはK版のモノカラー画像を出力することがで
きる。
【0137】上述した図9の例によれば、基本的に1個
の3次元LUT色変換器19と4個の1次元LUT71
〜73および23による簡単な変換手段によって、特定
のCMYK信号であるCiMiYiKi信号を他のCM
YK信号であるCoMoYoKo信号に変換することが
できるとともに、同一の変換手段によって、Lab信号
やRGB信号などの色信号をCoMoYoKo信号に変
換してCMYKフルカラー画像を出力することができ、
またはLab信号やRGB信号などの色信号によりC,
M,YまたはK版のモノカラー画像を出力することがで
きる。
【0138】図12は、図8に示した画像出力システム
の画像処理装置の他の例を示す。この例の色変換部34
0は、切替回路60がバッファメモリ331〜334か
ら読み出された信号を制御信号CT2により3つの出力
ライン61〜63に割り付けて送出するものとされ、か
つ図9の例のセレクタ80が設けられず、3次元LUT
色変換器19の出力がそのまま1次元LUT23に入力
される。したがって、図9の例の制御信号CT4は、こ
の例では不要である。
【0139】図8に示した印刷用スキャナ212,22
2または外部記憶媒体243からの、それぞれ特定のC
MYK信号であるCiMiYiKi信号が入力色信号と
してプリンタ300に送信される場合には、図9の例と
同様に、図13に示すように、時点T0までにバッファ
メモリ331,332,333,334に1ページ分の
Ci,Mi,Yi,Ki信号が蓄えられるとすると、時
点T0の後の期間Q1,Q2,Q3およびQ4において
バッファメモリ331〜334から1ページ分のCiM
iYiKi信号が繰り返し読み出される。
【0140】この場合、画像出力装置350での刷り順
がK,C,M,Yの順であるとすると、制御信号CT3
により、時点T0の直後において、ROM90から1次
元LUT71に、その入出力特性を図4に示したように
入力値をそのまま出力値とする特性とする変換テーブル
が設定され、1次元LUT72,73に、それぞれの出
力値を入力値にかかわらずゼロとする変換テーブルが設
定され、3次元LUT色変換器19に1次元LUT71
からの信号の軸方向についてのみ入力値をそのまま出力
値とする変換テーブルが設定され、1次元LUT23に
Ki信号を画像出力装置350に対するKo信号に階調
変換するための変換テーブルが設定される。
【0141】そして、切替回路60は、制御信号CT2
により、図13に示すように、期間Q1においては、バ
ッファメモリ334からのKi信号をライン61に導出
するように切り替えられる。ライン62および63の出
力は、それぞれ強制的にゼロとされ、またはライン62
および63には、それぞれバッファメモリ334からの
Ki信号が重複して導出され、またはバッファメモリ3
31,332もしくは333からのCi,Miもしくは
Yi信号がダミーとして導出される。
【0142】したがって、期間Q1においては、ライン
61上のKi信号が1次元LUT71および3次元LU
T色変換器19によっては実質的に変換されることなく
1次元LUT23に入力され、1次元LUT23によっ
てKo信号に階調変換されて、1次元LUT23から画
像出力装置350にはKo信号が出力される。
【0143】期間Q1後については、図9の例と同じ
で、すなわち、期間Q2の直前において、ROM90か
ら1次元LUT71〜73および23に、それぞれの入
出力特性を図4に示したように入力値をそのまま出力値
とする特性とする変換テーブルが設定されるとともに、
3次元LUT色変換器19にCiMiYi信号を画像出
力装置350に対するCo信号に変換するための変換テ
ーブルが設定される。
【0144】したがって、期間Q2においては、ライン
61〜63上のCiMiYi信号が実質的に変換される
ことなく1次元LUT71〜73から3次元LUT色変
換器19に入力されて、3次元LUT色変換器19によ
りCo信号に変換され、そのCo信号が実質的に変換さ
れることなく1次元LUT23から画像出力装置350
に出力される。
【0145】期間Q3の直前においては、ROM90か
ら3次元LUT色変換器19にCiMiYi信号を画像
出力装置350に対するMo信号に変換するための変換
テーブルが設定され、したがって期間Q3においては、
CiMiYi信号が3次元LUT色変換器19によりM
o信号に変換され、1次元LUT23から画像出力装置
350にMo信号が出力される。
【0146】同様に、期間Q4の直前においては、3次
元LUT色変換器19にCiMiYi信号を画像出力装
置350に対するYo信号に変換するための変換テーブ
ルが設定され、期間Q4においては、CiMiYi信号
が3次元LUT色変換器19によりYo信号に変換さ
れ、1次元LUT23から画像出力装置350にYo信
号が出力される。
【0147】図8に示した外部記憶媒体253からのL
ab信号またはカラースキャナ232からのRGBが入
力色信号としてプリンタ300に送信される場合には、
1ページ分のL,a,b信号またはR,G,B信号がバ
ッファメモリ331,332,333に蓄えられ、切替
回路60がバッファメモリ331,332,333から
のL,a,b信号またはR,G,B信号をライン61,
62,63に導出するように切り替えられる。
【0148】そして、フルカラー画像を出力する場合に
は、図9の例と同様に期間Q1〜Q4においてバッファ
メモリ331〜333から1ページ分のLab信号また
はRGB信号が繰り返し読み出されるとともに、ROM
90から1次元LUT71〜73,23および3次元L
UT色変換器19に図9の例と同様の変換テーブルが設
定されることによって、図9の例についての図11にお
いてライン64の出力およびセレクタ80の出力がない
ものと考えれば明らかなように、図9の例と同様にLa
b信号またはRGB信号がCoMoYoKo信号に面順
次で変換され、画像出力装置350においてCMYKフ
ルカラー画像が出力される。
【0149】モノカラー画像を出力する場合にも、たと
えば、入力色信号がLab信号であるときにはバッファ
メモリ331からのL信号が、入力色信号がRGB信号
であるときにはバッファメモリ332からのG信号が、
それぞれライン61に導出され、ライン62および63
の出力がそれぞれ強制的にゼロとされるとともに、あら
かじめROM90から1次元LUT71〜73および3
次元LUT色変換器19にフルカラー画像を出力する場
合に上述した期間Q1の直前において設定されるのと同
様の変換テーブルが設定され、1次元LUT23に図9
の例においてモノカラー画像を出力する場合と同様の変
換テーブルが設定されることによって、図9の例と同様
に画像出力装置350においてK,C,MまたはY版の
モノカラー画像が出力される。
【0150】この図12の例によっても、図9の例と同
様の効果が得られるが、さらに両者を比較すると、図9
の例は、CiMiYiKi信号がCoMoYoKo信号
に変換される場合のKi信号の階調変換、およびLab
信号やRGB信号などの入力色信号からモノカラー画像
を出力する場合のL信号やG信号などの階調変換につい
ては、図12の例のような1次元LUT71〜73およ
び3次元LUT色変換器19における無駄な変換テーブ
ル参照や補間演算がなく、処理時間を短くできる利点が
ある。
【0151】これに対して、図12の例は、図9の例の
セレクタ80による信号の選択操作がなく、切替回路6
0による信号の割り付けを除けばROM90から1次元
LUT71〜73,23および3次元LUT色変換器1
9への変換テーブルの設定だけで変換がなされ、回路構
成を簡単にできる利点がある。
【0152】なお、図9および図12の例は、CiMi
YiKi信号をCoMoYoKo信号に変換する場合だ
けを考えるならば、ライン61〜63上の信号が直接、
3次元LUT色変換器19に入力されるようにしてもよ
い。
【0153】その場合、図12の例においては、図13
に示した期間Q1のようにKi信号がKo信号に変換さ
れるべき期間においてバッファメモリ334からのKi
信号がライン61に導出され、ライン62および63の
出力はそれぞれ強制的にゼロとされるとともに、その直
前において3次元LUT色変換器19にライン61上の
信号の軸方向についてのみ入力値をそのまま出力値とす
る変換テーブルが設定されるか、またはKi信号がKo
信号に変換されるべき期間においてバッファメモリ33
4からのKi信号がライン61〜63のすべてに導出さ
れるとともに、その直前において3次元LUT色変換器
19にすべての軸方向について入力値をそのまま出力値
とする変換テーブルが設定されればよい。
【0154】図9および図12の例においても、バッフ
ァメモリ部330は入力色信号を繰り返し得る手段の一
例にすぎず、たとえば入力色信号として外部記憶媒体に
記憶されたもののみを考え、その外部記憶媒体から入力
色信号が繰り返し得られるような場合には、バッファメ
モリ部330は必ずしも必要としない。
【0155】
【発明の効果】上述したように、この発明によれば、変
換テーブル参照型色変換手段のテーブルサイズおよび補
間構成としては3入力対応の場合と同等の簡単な構成
で、かつ変換精度としては4入力対応の場合と同等の高
い精度で、特定のCMYK信号を他のCMYK信号に変
換することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像処理装置の一例を示すブロック
図である。
【図2】その各3次元LUT色変換器の構成の一例を示
すブロック図である。
【図3】立方体補間の説明に供する図である。
【図4】1次元LUTの入出力特性の一例を示す図であ
る。
【図5】この発明の画像処理装置の他の例を示すブロッ
ク図である。
【図6】この発明の画像処理装置のさらに他の例を示す
ブロック図である。
【図7】その動作の説明に供するタイムチャートであ
る。
【図8】この発明の画像処理装置のさらに他の例を用い
るネットワーク画像出力システムの一例を示すブロック
図である。
【図9】図8のシステムに用いる、この発明の画像処理
装置の一例を示すブロック図である。
【図10】その動作の説明に供するタイムチャートであ
る。
【図11】同じく図9の画像処理装置の動作の説明に供
するタイムチャートである。
【図12】図8のシステムに用いる、この発明の画像処
理装置の他の例を示すブロック図である。
【図13】その動作の説明に供するタイムチャートであ
る。
【図14】カラー画像情報の編集を行うアプリケーショ
ンソフトの例を示す図である。
【図15】特定のCMYK信号を他のCMYK信号に変
換する画像処理装置として考えられる例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
11 CMY信号変換手段 12〜14,18 3次元LUT色変換器 19 3次元LUT色変換器(信号変換手段、CMY信
号変換手段) 21 1次元LUT(K信号変換手段) 22 ライン(K信号無変換出力手段) 23 1次元LUT(信号出力手段) 64 ライン(信号出力手段) 80 セレクタ(選択手段) 90 ROM(変換テーブル設定手段) 100 ネットワーク 212,222 印刷用スキャナ(色信号生成手段) 243 外部記憶媒体 310 インタフェース部(色信号入力手段) 320 制御部(入力色信号識別手段、変換情報認識手
段) 330 バッファメモリ部(色信号入力手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 9/79 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定のCMYK(シアン、マゼンタ、イエ
    ロー、ブラック)信号であるCiMiYiKi信号を他
    のCMYK信号であるCoMoYoKo信号に変換する
    画像処理装置において、 3次元変換テーブル参照型色変換器によって上記CiM
    iYi信号を上記CoMoYo信号に変換するCMY信
    号変換手段と、 上記Ki信号を階調変換して上記Ko信号を得るK信号
    変換手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】特定のCMYK(シアン、マゼンタ、イエ
    ロー、ブラック)信号であるCiMiYiKi信号を他
    のCMYK信号であるCoMoYoKo信号に変換する
    画像処理装置において、 3次元変換テーブル参照型色変換器によって上記CiM
    iYi信号を上記CoMoYo信号に変換するCMY信
    号変換手段と、 上記Ki信号を変換することなく上記Ko信号として出
    力するK信号無変換出力手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の画像処理装置に
    おいて、 上記CMY信号変換手段を1個の3次元変換テーブル参
    照型色変換器によって構成して、この1個の3次元変換
    テーブル参照型色変換器の変換テーブルを面順次で変更
    し、この1個の3次元変換テーブル参照型色変換器から
    上記CoMoYo信号を面順次で得ることを特徴とする
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】特定のCMYK(シアン、マゼンタ、イエ
    ロー、ブラック)信号であるCiMiYiKi信号を含
    む、それぞれ4つまたは3つの信号からなる複数種の入
    力色信号を、他のCMYK信号であるCoMoYoKo
    信号に変換する画像処理装置において、 上記入力色信号に付加された情報から上記入力色信号の
    種類を識別する入力色信号識別手段と、 3次元変換テーブル参照型色変換器によって、上記入力
    色信号が上記CiMiYiKi信号であるときにはその
    Ki信号を除く、上記入力色信号中の3つの信号を上記
    CoMoYo信号またはCoMoYoKo信号に変換す
    る信号変換手段と、 上記入力色信号が上記CiMiYiKi信号であるとき
    にはそのKi信号である、上記入力色信号中の1つの信
    号を階調変換して上記Ko信号を得る、または変換する
    ことなく上記Ko信号として出力する信号出力手段と、 上記入力色信号識別手段による識別結果により、上記入
    力色信号が上記CiMiYiKi信号であるか否かに応
    じて、上記信号変換手段と上記信号出力手段の双方を選
    択するか、または上記信号変換手段のみを選択する選択
    手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】ネットワーク上に接続された色信号生成手
    段により生成されたCMYK(シアン、マゼンタ、イエ
    ロー、ブラック)信号であるCiMiYiKi信号を他
    のCMYK信号であるCoMoYoKo信号に変換する
    画像処理装置において、 上記色信号生成手段から上記CiMiYiKi信号を入
    力する色信号入力手段と、 上記CiMiYiKi信号を物理的な色空間に写像して
    変換するための情報を認識する変換情報認識手段と、 3次元変換テーブル参照型色変換器によって上記色信号
    入力手段からのCiMiYi信号を上記CoMoYo信
    号に変換するCMY信号変換手段と、 上記変換情報認識手段による認識結果により、上記CM
    Y信号変換手段における変換テーブルを設定する変換テ
    ーブル設定手段と、 上記色信号入力手段からのKi信号を階調変換して上記
    Ko信号を得る、または変換することなく上記Ko信号
    として出力する信号出力手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】外部記記憶体に記憶されたCMYK(シア
    ン、マゼンタ、イエロー、ブラック)信号であるCiM
    iYiKi信号を他のCMYK信号であるCoMoYo
    Ko信号に変換する画像処理装置において、 上記外部記憶媒体から上記CiMiYiKi信号を入力
    する色信号入力手段と、 上記CiMiYiKi信号を物理的な色空間に写像して
    変換するための情報を認識する変換情報認識手段と、 3次元変換テーブル参照型色変換器によって上記色信号
    入力手段からのCiMiYi信号を上記CoMoYo信
    号に変換するCMY信号変換手段と、 上記変換情報認識手段による認識結果により、上記CM
    Y信号変換手段における変換テーブルを設定する変換テ
    ーブル設定手段と、 上記色信号入力手段からのKi信号を階調変換して上記
    Ko信号を得る、または変換することなく上記Ko信号
    として出力する信号出力手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
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