JP4215348B2 - 印刷不可能な色値を印刷可能な色値に変換する方法、カラー画像を再生する画像再生システム、及び、この画像再生システムに適した色変換手段を備える制御手段 - Google Patents
印刷不可能な色値を印刷可能な色値に変換する方法、カラー画像を再生する画像再生システム、及び、この画像再生システムに適した色変換手段を備える制御手段 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、色パラメータにより画成された色空間に位置する所定の色範囲の境界の外側に位置するこの色空間の第1の色座標により定められる第1の色値を、前記色範囲の前記境界上に位置する前記色空間の第2の色座標により定められる第2の色値に変換する、選択規則に従って前記色空間において前記第1の色座標に最も近くに位置する前記境界の部分を決定する段階を備える方法に関する。
【0002】
本発明は、また、色パラメータにより画成された色空間での色座標に対応する第1の色値信号よりなる電気的入力画像信号を受ける入力手段と、該入力手段に接続され、対応する色座標が前記色空間に位置する所定の色範囲内にある第2の色値信号よりなる電気的出力画像信号を生成する処理手段と、制御手段に接続され、再生信号を生成する出力手段と、前記出力手段に接続され、前記所定の色範囲内に位置する色座標を有する色の再生に適した、供給される画像再生信号に応じたカラー画像を再生する画像再生装置とを備え、前記処理手段は、前記所定の色範囲の外側に位置する第1の色座標に対応する第1の色値信号を、前記所定の色範囲の境界上に位置する第2の色座標に対応する第2の色値信号へ変換するよう適合された色変換手段を備える、カラー画像を再生する画像再生システムに関する。
【0003】
【従来の技術】
かかる種類の方法は、入力色が例えば印刷装置等の画像再生装置により再生できない場合の問題を述べた国際特許出願WO95/22866より公知である。この問題は、例えばスキャナー、ディスプレイ、又はグラフィックページ合成ソフトウェアプログラム等の画像信号源が、印刷装置やディスプレイ等の画像再生装置とは異なる色範囲(色域とも称される)を有することに起因する。印刷装置では、再生されるべき色範囲は、主に、インクジェットプリンタの場合には用いられる原色インクにより定められ、電子写真式プリンタの場合は原色トナーにより定められる。
【0004】
この問題は、一般には、全入力色範囲を圧縮して再生可能な出力色範囲に適合させることにより解決される。この方法の欠点は、元々出力色範囲内にある値を含む全ての入力色値が変化させられることである。別の方法は、出力色範囲内にない色値のみを、出力色範囲の境界の最も近い値に変換する。この方法はクリッピングとして知られている。この方法では、色値が定義される色空間での入力色と、これに最も近い出力色との間の最小ユークリッド距離が計算される。この方法は上記特許出願でも述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
クリッピングの周知の欠点は、互いに異なる入力色値が1つの同じ出力色値に変換され得ることである。クリッピングの別の欠点は、隣接する2つの入力色値が互いに離れた2つの出力色値に変換され得ることである。これは、特に、出力色範囲の境界が不連続的な形態を有し、色空間での境界が鋭い外向きの突起を有する場合に起こる。かかる突起は、通常は、原色を混合して得られる低彩度の混合色に比べて彩度の高い原色に対応している。この場合、入力色空間のずっと外側にある色値はこれら突起に最も近いことが多いため、入力色値は突起の間にある色値よりも突起に対応する色値へ変換されることになる。
【0006】
本発明の目的は、これらの欠点を排除することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る方法は、前記選択規則に従って、前記第1の色座標の前記境界からの距離に応じて、前記境界の前記最も近い部分を、前記色空間において前記第1の色座標から遠くに位置する前記境界の部分だけ延長し、前記境界の前記延長部に基づいて前記第2の色座標を得る、各段階を備えることを特徴とする。
【0008】
また、本発明に係る再生システムは、前記色変換手段は、前記所定の色範囲の境界の延長部に位置する色座標に基づいて前記第2の色座標に対応する前記第2の色値信号を生成するよう適合され、該延長部は、前記第1の色座標からより大きい距離に位置し、前記第1の色座標の前記境界からの距離に応じて定められることを特徴とする。
【0009】
第1の色座標の最も近くに位置する境界の部分を変換のために用いることに代えて、より遠くに位置する境界の部分も考慮される。こうして、より多くの候補が提供されるため、第2の色座標の決定への境界の非連続性の影響が低減される。変換される第1の色座標と境界との間の色空間における距離を考慮することで境界の延長部の大きさは漸進的に変化し、これにより、境界の近くに位置する第1の色座標に対して、境界から遠くに位置する色座標よりも少ない候補が与えられる。
【0010】
本方法の別の実施例は、前記延長する段階が、前記色空間で定義される前記第1の座標から第1及び第2の距離の間に位置する前記境界の部分を選択する段階を備え、前記第1の距離は前記境界の前記第1の色座標に最も近い前記部分と前記第1の色座標との間の距離に相当し、前記第2の距離は前記第1の距離よりも大きいことを特徴とする。このようにして、境界の延長部は明確に決定され、この延長部に対応する色座標は常に第1の色座標から特定の最大距離内に位置する。
【0011】
本方法の有利な一実施例は、前記第1の距離の定数倍に等しい値だけ前記第1の距離を大きくすることにより前記第2の距離を得ることを特徴とする。この場合、第1の色座標が境界に近いほど、選択される境界の延長部は小さくなり、究極的には第1の色座標に一致する。こうして、出力色空間内に変換される第1の色座標への連続的な関係が得られる。
【0012】
本発明の一実施例は、更に、前記色空間における2つの色値間の距離を、少なくとも2つの色パラメータについての対応する色座標間の差の二乗和に基づいて決定することを特徴とする。これは、距離のユークリッド定義と等価であり、色空間での一般的な距離の定義である。明度L、彩度C、及び色相Hに対する色パラメータで画成された色空間において、平面内の距離は、例えば、パラメータL及びCのみにより求められ、空間内の距離はパラメータL、C、及びHにより求められる。
【0013】
本方法の更なる実施例は、距離を決定する際、各色パラメータに対して異なる重み係数で重み付けされた差の二乗和をとることを特徴とする。距離計算の際に色パラメータの一つ、例えば色相に大きな重みを与えることにより、色相Hのずれが低減される。
本方法の更なる実施例では、前記境界の前記延長部の前記選択された色値の平均を求めることにより前記第2の色座標を得る。境界上に位置する全ての色値を考慮することにより、第2の色座標の決定に対する境界形状の非連続性の影響が低減される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る方法及び再生装置について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、スキャナー3から供給される電気的画像信号B2又はコントローラ4を介して受信された印刷信号Pからの電気的画像信号B1を参照してプリンタ2により画像を印刷するのに適した画像再生装置1の構成を示す図である。制御ユニット5は各ユニットによる画像信号B1及びB2の処理を、各ユニットに供給される制御信号CTRLにより調整する。操作者は制御ユニット5を介してこの処理に介入することができる。画像信号B1及びB2は適当なメモリ手段6に一時的に格納され得る。画像処理ユニット7は、制御ユニット5から与えられる制御信号CTRLに従って画像信号B1及びB2を処理し、出力画像信号Oを生成する。出力画像信号Oは、再生信号Rとしてプリンタ2への供給に適するように出力手段8により適合される。
【0015】
スキャナー3は、CCD等の光電変換器により原稿をスキャンし、スキャンされた各画像要素に対してカラー画像信号R,G,Bを生成するように適合されている。このカラー画像信号は、赤、緑、及び青の各色の反射光量を連続的に示している。カラー画像信号R,G,Bは、アナログデジタル変換器により、それぞれ8ビットでデジタル形式に変換される。
【0016】
同様に、コントローラ4は、例えばページ合成ワークステーションやデータ処理コンピュータにより生成された電気的印刷信号Pをカラー画像信号R,G,Bへ変換するように適合されている。この場合、印刷信号Pは特定の文字を特定の色で印刷するための文字コマンドを含んでおり、コントローラ4は、この文字コマンドを各画像要素毎にカラー画像信号R,G,Bへ変換しなければならない。
この処理は、しばしば、ラスタライジングと称される。
【0017】
メモリ手段6は、好ましくは少なくとも1つの完全な画像に対する電気的画像信号R,G,Bをデジタル形式で格納するように適合されている。メモリ手段6は、例えば、RAM等の半導体メモリや磁気式ディスクメモリを備える。
画像処理ユニット7は、拡大縮小、シャープニング、スムーシング等の所要のフィルタ処理操作、及びスキャナー3又はコントローラ4からの入力色からプリンタ2の出力色への変換等の画像フィルタ処理動作制御ユニット5により要求される画像処理操作を実行する。出力手段8は、8ビット多値出力画像信号Oを1ビット再生信号Rへ変換する。この処理は、ハーフトーン化とも称される。
【0018】
プリンタ2は、光導電体を備える電子写真式であってよい。光導電体の表面では、レーザ照射又はLED照射により再生信号Rに応じた帯電像が形成され、インク粉トナーが現像される。また、プリンタ2は、インクジェット式であってもよい。インクジェット式プリンタでは、液体インクが情報担体上に直接噴射される。3色印刷の場合、通常、シアン、マゼンタ、及び黄のインク又はトナーが用いられる。4色印刷の場合には黒が加えられ、7色印刷の場合には、例えば、赤、緑、及び青のインク又はトナーが更に加えられる。
【0019】
図1に示す画像再生装置1は、カラー複写機の場合のようにユニットの組立体として示されている。本発明に係る装置は、また、スキャナー3、コントローラ4、及びプリンタ2が分離して配置され、適当な通信網でのみ相互に接続された構成とすることもできる。
図2は、図1の画像処理ユニット7及び出力手段8をより詳細に示す。ここで、画像処理ユニット7は、増幅・オフセット補正ユニット9を備えている。スキャナー3からユニット9へ供給されるカラー画像信号R,G,Bは、メモリ手段6へ格納される前に、各CCD素子のオフセット及び増幅の双方について独立に補正される。例えば拡大、縮小、画像位置シフト、色変換等の操作者により要求される画像処理機能を実行可能な機能ユニット10もまた設けられる。
【0020】
画像情報のシャープニング及びスムーシングや、スキャナー及びプリンタの特性を補正するための解像度変換等の必要とされる更なる画像処理はフィルタユニット11で実行される。最後に、分離ユニット12は、供給された入力色をプリンタ2により印刷されるべき色に変換する。この場合、供給されるカラー画像信号R,G,Bは、色印象に関して対応するカラー画像信号C,M,Y,Kに変換される。分離ユニット12には測定及び校正により予め得られた変換規則が設けられている。この変換規則は、実時間変換のための係数のマトリクスであってもよく、あるいは、各入力色に対する出力色が特定されたテーブルであってもよい。プリンタ2では再生されない色のクリッピングもまた分離ユニット12で実行される。このことは、スキャナー3により又はコントローラ4を介して供給されるR,G,B信号で表された色のうち、プリンタ2によって再生可能な対応色が分離ユニット12によりC,M,Y,K信号に見出されない色には、特定の規則に従って再生可能な色が割り当てられることを意味する。クリッピングの場合、割り当てられる色は、通常、プリンタ2により再生可能な色範囲の境界に位置する隣接色である。分離及びクリッピングに加えて、OD補正もまた分離ユニット12で行われる。
【0021】
出力手段8は、多値8ビット信号を二値1ビット信号に変換するハーフトーンユニット13を備えている。多値信号に対応するグレイ値表示は、例えば誤差拡散法即ちディザ法に基づく適当なアルゴリズムにより、二値出力信号の群を選択することにより得られる。バッファ手段14は、プリンタ2へ供給されるべき再生信号を一時的に格納するために用いられる。
【0022】
「色空間」という語を説明するため、図3に、CIEーLab色空間の色パラメータL,a,bにおいて起こり得る色範囲を示す。R,G,B又はC,M,Y,Kで定義される色は装置に依存するため、1931年に設立された国際照明委員会(CIE)は装置と独立の色空間を定義した。かかる色空間の2つがCIE−Lab色空間及びXYZ色空間である。CIE−XYZ色空間は、白色を基準として正規化されれば、RGB色空間からの線形変換により得ることができる。また、CIE−Lab色空間はCIE−XYZ色空間から非線形変換により得ることができる。この場合も、やはり白色を基準とすることが必要とされる。CIE−Lab色空間の別の利点は、知覚される明度に対応する非色パラメータLと、色及び彩度を定義する色パラメータa及びbとへの分割である。色パラメータa及びbが共にゼロであれば、色は問題とならず、白に対するL=100と黒に対するL=0との間を動くグレイ値のみが問題となる。色パラメータa及びbにより構成されるベクトルが平面内でなす角は例えば赤や黄等の色を表し、ベクトルの絶対値は色の彩度を表す。
【0023】
図3(A)及び(B)は、プリンタ2により再生可能な特性色範囲15を示す。ここで、彩度が最大の色値として、インク又はトナーにより構成される原色C,M,Y,K及びこれらを混合することにより得られる二次色R,G,B、又は、トナー又はインクとして存在する原色R,G,Bが示されている。上記の色は色空間に不規則な形状の色範囲15の突出コーナー点を形成している。原色及び二次色を混合することにより得られる色は一般に彩度が低くL軸に近い。説明のため、図3(A)及び(B)は、対応する色パラメータの値を色パラメータL,a,bの三つ組(L,a,b)として示している。図3(A)は、色範囲15の正面図(「赤」側)であり、図3(B)は、これに対応する背面図(「シアン」側)である。色範囲15の境界即ち外表面が、原色及び二次色の間を凹状に延びる接続線を備える不連続的な形状を有することが明らかである。
【0024】
図3(A)及び(B)は、プリンタ2により再生可能な色範囲15の一例であるが、カラースキャナーにより知覚された原稿の色範囲についても同様の例を示すことができる。カラーディスプレイにより生成され得る色範囲についても同じである。
図4は、Lab空間内でのL軸に垂直な種々のL値に対するab平面における実線19及び破線20を通る2つの異なる色範囲17及び18の断面図である。色範囲17及び18が互いに一致せず、また、色範囲17及び18の境界19及び20が連続的に延びることなく原色及び二次色により画成される突起を有することが明らかであろう。
【0025】
図1に示す本発明に係る画像再生装置において、図4に破線で示される色範囲18は、スキャナー3により知覚されたままの、又は、コントローラ4を介して供給されたままの原稿の色範囲に相当する。図4に実線で示される小さい方の色範囲17は、プリンタ2により再生されるべき色範囲に相当する。従って、図2に示す分離ユニット12は、供給されたRGB色空間の色をCMYK色空間の対応する色へ変換する役割(実際の分離)を有するのみならず、大きな入力色範囲をクリッピングしてより小さな出力色範囲を与える役割を有している。ただし、本発明において、この処理が上記色空間で行われることは本質的ではない。上記の画像再生装置において、変換が先ずRGB色空間からCIE−XYZ色空間を経てCIE−Lab色空間へと行われ、次に、Lab色空間でクリッピング及び分離が行われ、その後、CMYK色空間への最終的な変換が行われるようにすることも可能である。
【0026】
図5(A)は、詳細には画成されていない色空間において、境界が破線20で示される大きな色空間18を、境界が実線19で示される小さな又は異なる位置にある色範囲17へ画像化する公知の原理を示している。この原理は圧縮として知られており、より大きな色範囲18が縮小されたレプリカ21へ圧縮され、レプリカ21の全ての色は小さい色範囲17の内側に位置する。従って、この場合、圧縮前から小さな色範囲17の内側にあった色を含めて、圧縮される色範囲18の全ての色は変化させられる。圧縮の利点は、相互の色差が維持されることである。しかし、圧縮の欠点は、全ての色の彩度が低下することである。
【0027】
図5(B)は、クリッピングの原理を示す。この場合、大きな色範囲18の色のうち小さな色範囲17の外側に位置する色のみが、小さな色範囲17の境界19上の色へ変換される。しかし、クリッピングの欠点は、色間の差が消滅し又は増加することである。
図6は、クリッピングの上記欠点を詳細に示す。図6は、CIE−Lab色空間における色範囲17のL軸に垂直な平面内の部分を示す。色範囲17の外側にある第1の色22は、種々のアルゴリズムにより、境界19上に位置する色へ変換され得る。かかるアルゴリズムの一例として、ab平面内での角度により定義される色を保とうとするクリッピングアルゴリズムがある。これは、クリッピングされる色22をベクトル23に沿ってL軸に向けてシフトさせることにより行われる。図6において、L軸の位置は参照番号25で示されている。この場合、おそらくは彩度及び輝度を犠牲にして色が保持される。別のクリップアルゴリズムでは、クリッピングされる色22から最も近い境界19上の点が探索される。これは、図6においてベクトル24に沿ったシフトにより示されている。どのクリッピングアルゴリズムを選択するかは別にして、色空間における「最小距離」が常に明確に定義されているわけではない点を認識することは重要である。
【0028】
色空間は、例えば、ユークリッド幾何学空間として解釈することができる。n個のパラメータで定義されるn次元空間の場合、2つの点Yi 及びYj の間の距離ρ(Yi Yj )は
ρ(Yi Yj)=√((Yi1−Yj1)2+ ... +(Yin−Yjn)2) (1)
で与えられる。
【0029】
このユークリッド幾何学的距離概念は以下の記載において用いられるが、例えば、色空間をリーマン空間と解釈すること等により、異なる距離概念を用いることも同様に可能である。
ユークリッド距離概念から始めると、例えばCIE−Lab色空間における距離ΔElab は
ΔElab =[(ΔL)2+(Δa)2+(Δb)2]1/2 (2)
により与えられる。
【0030】
他の色空間でも同様の距離を定義することができる。なお、「色計測委員会(Colour Measurement Committee)により紹介されたLCH色空間での距離を表す下記のCMC表現のように、知覚補正を加えることも可能である。
ΔECMC =[(ΔL/SL) 2+(ΔCab/SC) 2+
(ΔHab/SH)2] 1/2 (3)
ただし、SL、SC、及びSHは知覚補正項である。これに関連して、LCH空間はデカルトLab空間に等価な円筒空間であることに留意されるべきである。LCH空間において、H(色相)は角度であり、C(彩度)はL軸に垂直な平面内でのベクトルの長さを与える。
【0031】
上記表現の変形は、変換された色のH値がより大きな度合いで保持されるように、色成分Hに対してより大きな重みを与えることにより得られる。この表現は、重み付けΔECMC距離と称される。
ΔECMC ={3/(2+w)[(ΔL*/SL)2+(ΔC*ab/SC)2+
w(ΔH*ab/SH)2]}1/2 (4)
なお、典型的なwの値は例えば4である。
【0032】
更に、例えばC(彩度)を省略することにより距離概念を2つの色パラメータに限定することも可能である。
ΔECMC =[(ΔL*/SL)2+(ΔH*ab/SH)2]1/2 (5)
距離に関する上記の表現を常にグラフィック的に再生できるわけではないが、図6は、所与の距離表現において、色値が最も近い色値に変換された場合に起こり得る問題を適切に表している。最小距離に基づくクリッピングアルゴリズムの場合、色値22及び26がそれぞれベクトル24及び27に沿って同じ色値28へ変換されることは明らかである。更に、図6に示す状況において、互いに近接する色値26及び29は、遠く離れた色値28及び30へ変換される。色範囲の境界19の非連続的形状がこの原因であることも明らかである。特に、原色により与えられる色値の間の境界が凹形状である色範囲は上記の欠点を有することとなる。
【0033】
図7は、上記欠点を排除することが可能な本発明に係るクリッピングアルゴリズムの一実施例を示す図である。
図7は、CIE−Lab色空間のL軸に垂直な平面内での色範囲17の境界19を示している。色範囲17は原色及び二次色C,M,Y,R,G,Bにより定義される。これらの色値は、対応する符号を付して示している。この色空間において、色範囲17へ変換されるべき色値31から境界19の最も近い色値への最小距離Xが決定される。図7において、最も近い色値は色値Gである。この最小距離Xは円32によって示される色値31から見た最小範囲を画成する。次に、第1の円32の半径よりも最小距離XをNで除した値だけ大きな半径を有する第2の円33を決定することによって、より大きな第2の範囲が決定される。こうして決定された第1及び第2の範囲は、色範囲17内に、その内部の境界19上に位置する色値が選択されるようなマージンを画成する。この境界19の部分が太線34で示されている。この部分上に位置する色値を用いて、色値31が変換されなければならない色値が決定される。一実施例では、円32及び33の間に位置する境界の色値の算術平均が決定される。このようにして、色値31は色値35へ変換される。
【0034】
最小距離Xが小さくなるほど、上記マージンも小さくなるので、境界19の直ぐ近傍に位置する色値に対して連続的な関係が得られる。原色及び二次色に対応する色値に起因する境界19の形状の非連続性の影響は緩和され、これにより、図6に示される問題は、ある程度残るにしても大幅に低減される。
なお、本発明に係る方法を平面内の円を参照して説明したが、円形範囲を球形範囲に置き換えることにより本発明を3次元空間に適用することができる。また、範囲の形状やマージンの決定方法を変えることにより他の実施例を得ることもできる。重要なのは、境界のより大きな部分が変換が行われるべき最終的な色を決定するのに用いられ、選択された境界のサイズは最小距離Xの大きさに依存することである。
【0035】
図8は、図7で説明した本発明に係る方法の第1の実施例を示す。本方法によれば、ルックアップテーブルに、入力され得る色値が入力値として、また、対応する出力色値が入力値に結合された出力値として、それぞれ格納される。このように予め定められたルックアップテーブルからの色値の探索は、常に色値を再計算するのに比べて迅速に行うことができる。
【0036】
先ず、ステップ36では、CMYKプリンタの第1の再生可能な色値が出力色値として選択される。
ステップ37において、これに対応する入力値がR,G,Bの値として決定される。選択可能なCMYK値及び選択可能なRGB値は共にそれぞれの色空間における(任意に選択された)グリッドにより定義される。CMYK値が選択可能なRGB値に正確に対応しない場合、最も近い選択可能なRGB値が選択される。かかる分離は、校正平面及び色彩計を参照することにより実行することができるので、詳細には説明しない。
【0037】
ステップ38において、CMYK色値に属するRGB色値が、対応する入出力色値としてルックアップテーブルに格納される。次の再生可能なCMYK値が、これに対応するRGB色値を見出すべく、新たな選択ステップ39において選択される。このプロセスはステップ40を経て、全ての再生可能なCMYK色値について繰り返される。こうして、ルックアップテーブルは、入力色値及びこれに対する再生可能な出力色値により埋められる。
【0038】
ルックアップテーブルに存在する出力色値の一つが起こり得る入力色値に対して選択されなければならない。この目的のため、ステップ41においてRGB色値である第1の起こり得る入力色値が選択される。ステップ42では、このRGB値がステップ36〜40で既に見出されており、従って、ルックアップテーブルに既に収容されているか否かが判別される。肯定判別された場合、ステップ52において次の起こり得るRGB色値が選択される。一方、ステップ42において、選択されたRGB色値がルックアップテーブルに存在していないと判別された場合は、ステップ44において、この選択された色値とルックアップテーブルに既に格納されている色値との間の最小距離ΔEminが決定される。この目的のため、上記した表現の何れか一の表現を用いて色空間での2つの色値間の距離が決定される。この決定は、必ずしもRGB色空間又はCMYK色空間で行われる必要はなく、公知の変換により、例えば装置と独立なCIE−Lab色空間で行うこともできる。
【0039】
必要ならば、色範囲の境界上に位置するRGB値のみが収容された中間テーブルを用いることもできる。かかる中間テーブルはステップ40の後に埋めることができる。
ステップ45では、ステップ44で見出された最小距離ΔEminを用いて図6で述べたマージンが決定される。この場合、マージンは、選択されたRGB色値又は例えばCIE−Lab色空間でのその対応値からの色空間における第1及び第2の距離範囲に位置する範囲により決定される。一実施例において、第1の距離範囲の半径は最小距離ΔEminで与えられ、第2の距離範囲の半径は、
ΔEmin+ΔEmin/N (6)
で与えられる。
【0040】
ここで、Nは好ましくは1より大きい。一実施例においてNは10である。ただし、上記した式とは別の関数を用いることも可能である。重要なことは、第2の距離範囲の半径が最小距離ΔEminに依存し、ΔEminが小さいほど小さくなることである。ステップ46では、ルックアップテーブルに現れ、色範囲の境界上に位置し、かつ、上記マージンの内側に位置する全てのRGB値が選択される。ステップ47では、こうして選択されたRGB色値に基づいて平均RGB色値が決定される。この場合、平均RGB色値は次式で示すように色パラメータ(R,G,Bの三つ組で与えられる。
【0041】
(R,G,B)=(ΣRi/n,ΣGi/n,ΣBi/n) (7)
なお、nはステップ46で選択されたRGB色値の個数である。
一実施例において、選択された色値に基づいて各色パラメータに対する算術平均が決定される。ステップ48では、この平均値がルックアップテーブルに存在し、色範囲の境界上に位置するか否かが判別される。この判別は例えば上述した境界上に位置するRGB値の中間テーブルを用いて容易に行うことができる。ステップ48で否定判別されれば、ステップ49において、境界上に位置する最も近いRGB値が選択される。この場合、好ましくはステップ46で選択されたRGB値から選択される。ステップ50では、平均RGB色値又は平均RGB値に最も近い値に対応し、選択されたRGB色値の一部を構成するCMYK色値がルックアップテーブルから引き出される。次にステップ51において、CMYK色値がクリッピングされた色値としてステップ41又は52で選択されたRGB色値に割り当てられる。
【0042】
このプロセスは、ステップ52及び53を経て、起こり得る全てのRGB色値に対して繰り返される。最終的な結果は、再生可能なRGB入力色値の変換のみならず再生不可能なRGB入力色値の変換が与えられたルックアップテーブルであり、後者の変換は本発明に係る方法に従って得られたものとなる。
なお、ステップ47において上記平均を計算することにより平均RGB色値を決定することに代えて、例えば、球面33により画成される湾曲境界面の中央位置を求めても良い。
【0043】
図9は、図2に示す分離ユニット12を詳細に示す。図9に示す如く、分離ユニット12には、図8を参照して述べた方法で得られたルックアップテーブルを収容するメモリ手段53が設けられている。この場合、メモリは好ましくは例えばROM、EPROM等の半導体メモリである。かかるメモリは高速であり、かつ、電源を必要としない。しかし、他の装置では、同じ目的のためにRAMや、更には磁気式又は光学式記憶媒体を用いることが有利な場合もある。
【0044】
RGB色値に対応する8ビット入力色値信号R,G,Bは入力バッファ54にバッファされた後、適当なアドレッシング論理部55に供給され、メモリ手段53に格納されたルックアップテーブルから入力色値信号に対応する入力アドレスが選択される。この入力アドレスに格納された出力値は、対応する出力色信号C,M,Y,Kを生成する出力バッファ56を介して読み出される。
【0045】
図9は、本発明に係る分離ユニット12に、入力色信号から出力色信号への予め計算された変換が格納される場合を示しているが、この変換を毎回計算し、又は、少なくとも再生不可能な色値のクリッピングのみ計算することも同様に可能である。
図10は、本発明の画像再生装置の分離ユニット12の第2実施例を詳細に示す。この分離ユニット12に設けられたメモリ手段57は、再生可能な入力色信号R,G,Bの出力色信号C,M,Y,Kへの変換用のルックアップテーブルのみを備えている。このルックアップテーブルに存在しない入力色信号R,G,Bは、本発明の方法により別途決定される。この目的のため、分離ユニット12は決定・制御ユニット58を備えている。決定・制御ユニット58では、ルックアップテーブルを参照して変換を決定できるか又はこのルックアップテーブルの値に対してクリッピングを実行しなければならないかが判定される。かかる判定のため、受信された8ビット入力色信号R,G,Bは一時的に入力バッファ59に格納され、その後、決定・制御ユニット58は、アドレッシングユニット60を介して、入力色値がルックアップテーブルに存在するか否かを検査する。存在すれば、対応する出力色値が読み出されて出力バッファ61に供給され、この出力色値に対応する出力色信号C,M,Y,Kが生成される。入力色値がルックアップテーブルに存在しなければ、距離決定ユニット62において、図8を参照して述べた方法に従って、ルックアップテーブルに収容される色値との色空間における最小距離ΔEminが決定される。次に、マージン決定ユニット63は、色空間における図7に示したマージンを決定する。第1選択ユニット64は、このマージンを用いてメモリ手段57からマージン内に位置する色値を選択する。次に、平均化ユニット65は選択された色値について平均色値を決定する。第2選択ユニット66は、この平均色値を参照して、図8に関して述べた方法に従って、ルックアップテーブルから再生用出力色値を選択する。この出力色値は最終的に出力バッファ61へ送られる。
【0046】
当業者には、ルックアップテーブルを用い又は常に計算を行うことが、どのような状況下でどの程度好ましいかは明らかであろう。これは、画像再生装置の型式のみならず必要なハードウェアのコスト及び速度にも依存する。ハードウェアに関して、図10で述べたユニットをディスクリートデジタル回路として構成してもよく、又は、中央演算プロセッサにより実行されるソフトウェアプログラム内のプログラムモジュールとして構成してもよい。後者の場合、同じプログラが先ずルックアップテーブルを埋め、続いてこのルックアップテーブルを用いるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 受信された電気的画像信号に応じて画像を印刷する画像再生装置を示す図である。
【図2】 図1の画像再生装置における色値信号の処理を示す図である。
【図3】 CIE−Lab色空間での色範囲を示す図である。
【図4】 2つの異なる色範囲の断面を示す図である。
【図5】 図5(A)は色値の圧縮の原理を示す図である。
図5(B)は色値のクリッピングの原理を示す図である。
【図6】 色空間での最小距離に基づく色値クリッピングの種々の例を示す図である。
【図7】 色空間の外側に位置する色値を変換する本発明の原理を示す図である。
【図8】 本発明に係る方法を示す図である。
【図9】 本発明に係る画像再生装置の第1実施例を示す図である。
【図10】 本発明に係る画像再生装置の第2実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 画像再生装置
2 プリンタ
3 スキャナー
4 コントローラ
6、53、57 メモリ手段
7 画像処理ユニット
8 出力手段
12 分離ユニット
15、17、18 色範囲
19 境界
58 決定・制御ユニット
Claims (14)
- 色パラメータにより画成された色空間に位置する色範囲の境界の外側に位置するこの色空間の第1の色座標を有する第1の色値を、前記色範囲の前記境界上に位置する前記色空間の第2の色座標を有する第2の色値に変換する方法であって、
前記色空間で定義される前記第1の色座標から第1の距離と第2の距離との間に位置する前記境界の部分を選択する段階であって、
前記第1の距離は、前記第1の色座標から前記境界までの最短距離に相当し、
前記第2の距離は、前記第1の距離を定倍数で乗算した数に等しく、前記定倍数は1よりも大きい段階と、
前記境界の選択された部分にある色値の平均を求める段階と、
前記平均が前記境界の一部を構成する場合には、前記平均に基づいて前記第2の色座標を設定し、さもなければ、
前記境界上にある色値に基づいて前記第2の色座標を前記平均の最も近くに設定する段階とを含むことを特徴とする方法。 - 前記定倍数が、1.1以上2以下であることを特徴とする請求項1記載の方法。
- 前記色空間における2つの色値間の距離を、少なくとも2つの色パラメータについての対応する色座標間の差の二乗和に基づいて決定することを特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載の方法。
- 距離を決定する際、各色パラメータに対して異なる重み係数で重み付けされた差の二乗和をとることを特徴とする請求項3記載の方法。
- CIE−Lab色空間又はCIE−XYZ色空間で実行することを特徴とする請求項1乃至4のうち何れか一項に記載の方法。
- 色パラメータにより画成された色空間の第1の色座標により定められる第1の色値を、前記色空間に位置し前記第1の色座標を含まない所定の色範囲の境界上に色座標が位置する第2の色値に変換する方法であって、
入力値として前記第1の色値を有し、出力値として前記第2の色値を有する、請求項1乃至5のうち何れか一項に記載の方法により生成した変換テーブルを用いて前記変換を行うことを特徴とする方法。 - 色パラメータにより画成された色空間での色座標に対応する第1の色値信号よりなる電気的入力画像信号を受ける入力手段と、
該入力手段に接続され、対応する色座標が前記色空間に位置する所定の色範囲内にある第2の色値信号を有する電気的出力画像信号を生成する処理手段と、
制御手段に接続され、再生信号を生成する出力手段と、
前記出力手段に接続され、前記所定の色範囲内に位置する色座標を有する色の再生に適した、供給される画像再生信号を参照してカラー画像を再生する画像再生装置とを備え、
前記処理手段は、
前記色空間内に位置する色範囲の境界外に位置する、色パラメータによって画成される色空間内の第1の色座標を有する第1の色値を、前記色範囲の前記境界上に位置する第2の色座標を有する第2の色値へ変換するよう適合された色変換手段を備える、カラー画像を再生する画像再生システムであって、前記色変換手段は、
前記色空間で定義される前記第1の色座標から第1の距離と第2の距離との間に位置する前記境界の部分を選択するよう適合され、
前記第1の距離は、前記第1の色座標から前記境界までの最短距離に相当し、
前記第2の距離は、前記第1の距離を定倍数で乗算した数に等しく、前記定倍数は1よりも大きく、前記色変換手段は、
前記境界の選択された部分にある色値の平均を求め、
前記平均が前記境界の一部を構成する場合には、前記平均に基づいて前記第2の色座標を設定し、さもなければ、
前記境界上にある色値に基づいて前記第2の色座標を前記平均の最も近くに設定するよう更に適合されることを特徴とする画像再生システム。 - 前記定倍数が、1.1以上2以下であることを特徴とする請求項7記載の画像再生システム。
- 前記色変換手段は、色空間の2つの色値間の距離を少なくとも2つの色パラメータについての対応する色座標間の差の二乗和に基づいて決定することにより、前記第2の色値信号を生成するよう適合されていることを特徴とする請求項7又は8の何れか一項に記載の画像再生システム。
- 前記色変換手段は、各色パラメータについての差の重み付け二乗和に基づいて決定することにより、前記第2の色値信号を生成するよう適合されていることを特徴とする請求項9記載の画像再生システム。
- 前記色変換手段は、CIE−Lab色空間又はCIE−XYZ色空間の色座標に基づいて前記第2の色値信号を生成するよう適合されていることを特徴とする請求項7乃至10のうち何れか一項に記載の画像再生システム。
- 前記色変換手段は、対応する入力コードを受けると所定の出力コードを生成するメモリ手段を備え、
前記色変換手段は、前記第1の色座標に対応する入力コードを前記メモリ手段に供給し、その結果前記メモリ手段により生成される前記出力コードを参照して前記第2の色値信号を生成するよう適合されていることを特徴とする請求項7乃至11のうち何れか一項に記載の画像再生システム。 - 前記画像再生装置は、供給される画像担体にカラー画像を印刷するのに適した印刷装置として構成され、前記所定の色範囲は前記印刷装置によって再生可能な色範囲に対応することを特徴とする請求項7乃至12のうち何れか一項に記載の画像再生システム。
- 請求項7乃至12のうち何れか一項に記載の色変換手段を備える制御手段。
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