JPH1070669A - 色変換装置 - Google Patents

色変換装置

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JPH1070669A
JPH1070669A JP8245747A JP24574796A JPH1070669A JP H1070669 A JPH1070669 A JP H1070669A JP 8245747 A JP8245747 A JP 8245747A JP 24574796 A JP24574796 A JP 24574796A JP H1070669 A JPH1070669 A JP H1070669A
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color
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dimensional
color conversion
area
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JP8245747A
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Manabu Komatsu
小松  学
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メモリ(3次元LUT)を増やすことなく、
例えば、肌色や無彩色のように、色の変化に対して人間
が敏感な反応を示す特定色領域に対して、高精度な色変
換を実施することができる色変換装置を提供すること。 【解決手段】 CIELAB色空間を格子状に各軸16
分割した場合、入力信号用処理部308は、予め定めた
色の変化に対して人間が敏感な反応を示す特定色領域に
含まれる入力に対して、L’=2L−12.5、a’=
2a一30 b’=2b−150のような演算を施し、
入力色空間において色の存在しない別の領域内に線形に
写像して、補間演算部301に写像した入力値を送る。
補間演算部301では、3次元アドレスに応じた補間演
算が、頂点出力値用ROM302を参照してC、M、
Y、K値をそれぞれ生成するC用処理部303、M用処
理部304、Y用処理部305、K用処理部306で実
施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号に対して
色処理を実施し、カラー画像を形成する出力装置の制御
信号に変換する色変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元色空間の立体図形分割による補間
方式を基本とする(メモリマップ)色変換方式は、従来
から数多くあり、特公昭58−16180号に記載の発
明「メモリ装置における信号補間方法」では、3次元空
間を4面体(単位立方体をさらに分割)に分割し、入力
に対する出力値を、4面体の各項点に蓄積した値を座標
に応じてリニヤに補間して求めることにより、隣接する
単位立法体の境界における補間値の変化分が不連続とな
る程度値小さくし、該境界部分においても、滑らか補間
できるようにしている。
【0003】また、特開平5−75848号公報に記載
の発明「補間方式および色補正方法」XYZ空間を複数
の三角柱に分割し、該複数の三角柱から、与えられたX
YZ座標を含む一つの三角柱を選択し、該選択された三
角柱に設定されている出力値を補間することにより、該
XYZ座標による出力値を求めて、高精度の色補正を実
現している。さらに、特開平5−284346号公報に
記載の発明「色変換装置」でも、3次元入力色空間を複
数の3角柱に分割して、3角柱を構成する6個の各頂点
での出力値を用いた線形補間を行い、高速で高精度な色
変換を実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来技術では、入力信号を3次元のアドレス値に対応
させて演算する為、例えば、図8に示すように、CIE
LAB色空間のような3次元色空間を格子状に均等に分
割することを基本としている。一方、入力色信号に対す
る出力装置の制御信号は非線形な関係であるため、入力
に対する色変換の精度を上げるには、色空間全体を格子
状にそれだけ細かく分割しなければならず、各軸をn分
割すると、(n+1)3個の頂点に対する出力値を蓄積
させることになる。しかし、例えば、3次元色空間をあ
る色相面で切って横から見た図9における点線で摸式的
に示すように、扱える色には理論的限界があり、図9に
おける左上、右下部は、通常の色変換では、使用されな
い領域であり、当然、その領域にある頂点の情報は、ほ
とんどが無駄になってしまい、高精度を狙って分割数を
増やせば、その無駄な情報も増加してしまう。
【0005】また、標準信号から4色プリンタ等の出力
装置の制御信号であるCMYKに色変換する場合、ある
入力値(例えば、LAB値)に対するCMYKの組み合
わせは数多くあり、画像をより好ましく再現する為、K
(ブラック)をどの程度入れるかは、各社のノウハウと
なっているが、その最適な組み合わせ(Kの生成量)
は、用途や画像種により異なる。前記した従来技術で
は、用途や画像種に対応した色変換を実現するのに、複
数種の3次元LUT(頂点出力値)を記憶、ロード、ア
クセスしなければならず、また、無彩色を再現する場
合、なるべくKだけで再現しようとすると(GCRを高
く設定)、無彩色軸と隣の頂点の間にある淡い肌色等に
黒が目立って汚くなってしまったり、擬似輪郭が現れた
りしてしまうことがあった。また、逆に無彩色をなるべ
くCMYで再現しようとすると(GCRを低く設定)、
ぼやけた画像になってしまったり、出力機器の変動によ
りグレーバランスが崩れて、無彩色が忠実に再現できな
くなってしまう等の問題があった。
【0006】そこで、本発明の第1の目的は、メモリ
(3次元LUT)を増やすことなく、例えば、肌色や無
彩色のように、色の変化に対して人間が敏感な反応を示
す特定色領域に対して、高精度な色変換を実施すること
ができる色変換装置を提供することである。本発明の第
2の目的は、メモリ(3次元LUT)を増やすことな
く、無彩色近辺の色に対する好ましい色変換を可能にす
る色変換装置を提供することである。本発明の第3の目
的は、メモリ(3次元LUT)を増やすことなく、例え
ば、自然画やコンピュータグラフィックに適応した色変
換モードに対応した色再現範囲の対応付けを含む効率的
な色変換を可能にする色変換装置を提供することであ
る。本発明の第4の目的は、メモリ(3次元LUT)を
増やすことなく、例えば、線画と写真の混在するような
入力画像に対しても、効率的な色変換を可能にする色変
換装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、任意の3次元入力色空間における入力信号に対する
出力装置の制御信号(出力値)を、複数の立体図形に区
分分割した前記入力色空間上の頂点に設定した色分解成
分(出力色)毎の予め設定した頂点出力値を補間するこ
とによって求める(メモリマップ)色変換装置におい
て、特定色領域の入力に対して所定の処理を施し、前記
3次元入力色空間における色の存在しない別の広い領域
に写像して、単位体積当りの頂点数を増やして色変換を
実施することにより、前記第1の目的を達成する。
【0008】請求項2記載の発明では、任意の3次元入
力色空間における入力信号に対する出力装置の制御信号
(出力値)を、複数の立体図形に区分分割した前記入力
色空間上の頂点に設定した色分解成分(出力色)毎の予
め設定した頂点出力値を補間することによって求める
(メモリマップ)色変換装置において、無彩色の入力を
判別し、所定の処理を施し、前記3次元入力色空間にお
ける色の存在しない別の直線上に写像して、別の出力値
により色変換を実施することにより、前記第2の目的を
達成する。
【0009】請求項3記載の発明では、任意の3次元入
力色空間における入力信号に対する出力装置の制御信号
(出力値)を、複数の立体図形に区分分割した前記入力
色空間上の頂点に設定した色分解成分(出力色)毎の予
め設定した頂点出力値を補間することによって求める
(メモリマップ)色変換装置において、色変換モードに
応じて、特定色領域の入力に対して所定の処理を施し、
前記3次元入力色空間における色の存在しない少なくと
も一つの別の領域に写像して、少なくとも2つの色変換
モードに対応した色変換を実施することにより、前記第
3の目的を達成する。
【0010】請求項4記載の発明では、任意の3次元入
力色空間における入力信号に対する出力装置の制御信号
(出力値)を、複数の立体図形に区分分割した前記入力
色空間上の頂点に設定した色分解成分(出力色)毎の予
め設定した頂点出力値を補間することによって求める
(メモリマップ)色変換装置において、入力画像を画像
種に応じた少なくとも2種類の領域に分離し、画像種に
応じて、特定色領域の入力に対して所定の処理を施し、
前記3次元入力色空間における色の存在しない少なくと
も1つの別の領域に写像して、少なくとも2種類の画像
種が混在する画像に対応した色変換を実施することによ
り、前記第4の目的を達成する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図1ないし図8を参照して詳細に説明する。図8に示
すように、例えば、代表的な均等色空間であるCIEL
AB色空間を入力色空間とした場合、CIELAB色空
間を同種類の立体図形(ここでは立方体)に分割する。
そして、入力の座標(LAB値)おける出力Pの値を求
めるには、前記入力の座標を含む立方体を選択し、該選
択された立方体の8点の頂点上の予め算出した出力値と
前記入力の前記立方体の中における位置(各頂点からの
距離)に基づいて、線形補間を実施する。ここで、対象
の出力装置が4色プリンタである場合、出力Pは、プリ
ンタの制御信号であるC、M、Y、K値にそれぞれ相当
する。
【0012】図1に第1の実施の形態における色変換装
置のブロック構成図を示してある。この図1において、
301は、補間演算部で、入力色空間の頂点に対応する
出力値(C、M、Y、K)を記憶した頂点出力値用RO
M(リード・オンリーメモリ)302と、入力信号のC
IELAB色空間における3次元アドレス(LAB値)
に基づいて、頂点出力値用ROM302を参照してC、
M、Y、K値をそれぞれ生成するC用処理部303、M
用処理部304、Y用処理部305、K用処理部306
とからなる。頂点出力値用ROM302の頂点出力値
は、予め算出して記憶させておく。307は、全体を制
御するCPU(中央処理装置)で、308は、特定色領
域の入力に対して処理を施し、入力空間であるCIEL
AB色空間における色の存在しない別の領域に写像する
入力信号用処理部である。
【0013】例えば、CIELAB色空間(0≦L≦1
00、−120≦a≦120、−120≦b≦120)
を図8のように格子状に各軸16分割した場合、図1に
おける入力信号用処理部308は、図2に示すように、
予め定めた色の変化に対して人間が敏感な反応を示す特
定色領域(ここでは、仮に50≦L≦56.25、15
≦a≦30、15≦b≦30)に含まれる入力(LAB
値)に対して、
【0014】
【数1】 L’=2L−12.5 a’=2a一30 b’=2b−150 式(1)
【0015】のような演算を施し、入力色空間において
色の存在しない別の領域内(ここでは、仮に87.5≦
L≦100、0≦a≦30、−120≦b≦−90)に
線形に写像して、補間演算部301に写像した入力値
(仮のLAB値)を送る。補間演算部301では、3次
元アドレス(入力値)に応じた補間演算が、頂点出力値
用ROM302を参照してC、M、Y、K値をそれぞれ
生成するC用処理部303、M用処理部304、Y用処
理部305、K用処理部306で実施される。なお、前
記色の存在しない別領域(87.5≦L≦100、0≦
a≦30、−120≦b≦−90)の頂点(図2におけ
るh〜z)に対応する出力値(CMYKの各値)は、実
際に前記特定色領域(50≦L≦56.25、15≦a
≦30、15≦b≦30)に対応するCMYKの各値と
して、予め記憶されている。即ち、前記特定色領域を使
用しない別の大きい領域に線形に写像することにより、
前記特定色領域を8点で補間していたのを、27点で補
間することになる。
【0016】また、図2における点aと点h、点bと点
j、点cと点1、点dと点n、点eと点v、点fと点
x、点gと点zにそれぞれ同じ出力値(CMYKの各
値)を設定することで、色の連続性が保たれる。この実
施の形態によれば、メモリ(3次元LUT)を増やすこ
となく、例えば、肌色や無彩色のように、色の変化に対
して人間が敏感な反応を示す特定色領域に対して、単位
体積当りの頂点数を増やすことにより、高精度な色変換
を行うことができる。
【0017】次に、本発明第2の実施の形態について、
図3を参照して説明する。図3は、この実施の形態にお
ける色変換装置のブロック構成図である。図3における
補間演算部501等の構成は、基本的に第1の実施の形
態における補間演算部301(図1)と同様であり、他
に入力画素のLAB値やその周辺の色分布等から、無彩
色を抽出する無彩色判別部508と、無彩色と判別され
た入力に対して処理を施し、入力空間であるCIELA
B色空間における色の存在しない別の直線上に写像する
無彩色処理部509で構成されている。
【0018】例えば、無彩色判別部508は、入力値
(LAB値)がa*=b*=0である場合は、無条件に
無彩色と判別し、それ以外でも、a*およびb*が小さ
い場合は、その明度(L*)や色相や注目画素の周辺部
の色分布を参照して、入力信号から無彩色を抽出する。
無彩色判別部508によって無彩色と判定された入力
は、無彩色処理部509に送られ、明度(L*)だけに
注目して、色の存在しない別の直線上(L’=L、a’
=−90、b’=−120)に写像して、補間演算部5
01に送る。頂点出力値用ROM502に記憶させた前
記色の存在しない直線上(a’=一90、b’=−12
0)にある頂点に対応する出力値は、例えば、Kのみ
(CMY=0)を使用した無彩色に対応した値で構成し
ている。すなわち、無彩色に近いの色の補間演算に使用
する出力値と無彩色に使用する出力値では、墨生成率が
異なることになる。この実施の形態では、3次元入力色
空間における色の存在しない別の直線上に写像して別の
色変換を実施することで、メモリ(3次元LUT)を増
やすことなく、無彩色近辺の淡い肌色等に対して、好ま
しい色変換でき、一方、無彩色に対しては、正確に色を
再現することができる。
【0019】続いて、本発明の第3の実施の形態につい
て図4を参照して説明する。図4に、第3の実施の形態
における色変換装置のブロック構成図を示してある。こ
の図4における補間演算部601等の構成は、基本的に
第1の実施の形態における補間演算部301(図1)と
同様で、他にユーザーにより選択された色変換モードを
認識する色変換モードを認識部608と、コンピュータ
グラフィック(CG)画像用の色変換モードの場合に、
特定色領域の入力に対して処理を施し、色の存在しない
別の領域に写像するCGモード用入力信号用処理部60
9で構成されている。
【0020】例えば、ユーザーが出力する画像に応じ
て、自然画モードとCGモードのいずれかを選択できる
色変換装置について説明する。認識部608で、自然画
モードが選択されていると認識すると、入力信号をその
まま補間演算部601に送り、3次元アドレス(入力
値)に応じた補間演算が、頂点出力値用ROM602を
参照してC、M、Y、K値をそれぞれ生成するC用処理
部603、M用処理部604、Y用処理部605、K用
処理部606で実施される。一方、認識部608で、C
Gモードが選択されていると認識すると、入力信号をC
Gモード用入力信号用処理部609に送り、図7に示す
ように、特定色領域(ここでは、仮に50≦L≦62.
5、一60≦a≦一30、−60≦b≦−30)に含ま
れる入力(LAB値)に対して、
【0021】
【数2】 L’=L+37.5 a’=a+60 b’=b−60 式(2)
【0022】ような演算を施し、入力色空間において色
の存在しない別の領域内(ここでは、仮に87.5≦L
≦100、0≦a≦30、−120≦b≦−90)に線
形に写像して、補間演算部601に写像した入力値(仮
のLAB値)を送り、同様のCMYKへの変換を実施す
る。
【0023】なお、前記色の存在しない別領域(87.
5≦L≦100、OSa≦30、−120≦b≦−9
0)の頂点に対応する出力値(CMYKの各値)には、
CG画像に適した前記特定色領域(50≦L≦62.
5、−60≦a≦−30、−60≦b≦−30)に対す
るCMYKの各値が、予め記憶されている。各色変換モ
ードに適した色処理とは、例えば、gamut圧縮を例
にとると、一般にプリンタのgamut内の色が多い自
然画像については、図6(a)のように、全てのgam
ut外の色を色相を変えずに、明度を適度に保って、g
amut最外部の色になるような色変換を実施する頂点
出力値を設定する。一方、gamut外の色が多いCG
画像については、図6(b)のように、gamut外の
色についても、ある程度、階調がつくように色相を変え
ずに、明度を適度に保って、gamut内の色に圧縮す
るような色変換を実施する頂点出力値を設定する。
【0024】また、自然画像については、あるプリンタ
のgamut内の特定領域の色の彩度を実際より高くな
るような色変換を実施すること等も考えられる。ここで
は、色変換モードが2種類の場合について記述したが、
さらに種類が増えた場合についても、他の領域を使用し
て同様に実施される。この実施の形態では、メモリ(3
次元LUT)を増やすことなく、自然画やCG等に適応
した色変換モードに対応した色再現範囲の対応付け等も
含む効率的な色変換ができる。
【0025】本発明の第4の実施の形態を図7を参照し
て説明する。図7は、第4の実施の形態における色変換
装置のブロック構成図である。この図7における補間演
算部901等の構成は、基本的に第1の実施の形態にお
ける補間演算部301(図1)と同様で、他に入力画像
における線画領域を認識する画像種(線画)認識部90
8と、線画領域の特定色領域の入力に対して処理を施
し、色の存在しない別の領域に写像する線画領域用入力
信号用処理部909で構成されている。
【0026】例えば、入力画像に対して、画像種(線
画)認識部908が、画像の画素濃度レベル別頻度分布
により、線画領域か写真(階調)領域かを判定して、線
画領域で、かつ、特定色領域(主に、低明度、低彩度の
色領域)に含まれる入力(LAB値)のみを線画領域用
入力信号用処理部909に送り(他の領域は、補間演算
部901における通常の色変換)、線画領域用入力信号
用処理部909において、入力色空間において色の存在
しない別の領域内に線形に写像して(実施方法について
は、基本的に第3の実施の形態と同様)、補間演算部9
01に写像した入力値(仮のLAB値)を送って、CM
YKへの変換を実施する。なお、前記色の存在しなし洩
り領域の頂点に対応する出力値(CMYKの各値)に
は、線画像に適した前記特定色領域に対するCMYKの
各値(例えば、GCRを高く設定)が、予め記憶されて
いる。ここでは、画像種が2種類の場合について記述し
たが、さらに種類が増えた場合についても、認識を行
い、他の複数の領域を使用することで、同様に実施する
ことができる。この実施の形態では、メモリ(3次元L
UT)を増やすことなく、線画や写真等の混在するよう
な入力画像に対しても、効率的な色変換を行うことがで
きる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、3次元入力色
空間における色の存在しない別の広い領域を利用するこ
とで、メモリ(3次元LUT)を増やすことなく、例え
ば、肌色や無彩色のように、色の変化に対して人間が敏
感な反応を示す特定色領域に対して、単位体積当りの頂
点数を増やすことにより、高精度な色変換を行うことが
できる。請求項2記載の発明では、無彩色の入力を判別
し、3次元入力色空間における色の存在しない別の直線
上に写像して別の色変換を実施することで、メモリ(3
次元LUT)を増やすことなく、無彩色近辺の淡い肌色
等に対して、きれいな擬似輪郡等のない色再現が実施で
き、逆に無彩色に対しては、シャープで、出力機器の変
動の影響をあまり受けないで、忠実に再現することが可
能となる。
【0028】請求項3記載の発明では、比較的容易な手
法で、入力画像に適応した色変換が可能になる。すなわ
ち、メモリ(3次元LUT)を増やすことなく、自然画
やCG等に適応した色変換モードに対応した色再現範囲
の対応付け等も含む効率的な色変換ができる。請求項4
記載の発明では、メモリ(3次元LUT)を増やすこと
なく、線画や写真等の混在するような入力画像に対して
も、線画をシャープに再現できる等、効率的な色変換が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる色変換装置
のブロック構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を説明する図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係わる色変換装置
のブロック構成図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係わる色変換装置
のブロック構成図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態を説明する図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施の形態を説明する図であ
る。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係わる色変換装置
のブロック構成図である。
【図8】3次元色空間を格子状に均等に分割した例を示
す図である。
【図9】3次元色空間をある色相面で切って横から見た
ところを示す図である。
【符号の説明】
301、501、601、901 補間演算部 302、502、602、902 頂点出力用ROM 303、503、603、903 C用処理部 304、504、604、904 M用処理部 305、505、605、905 Y用処理部 306、506、606、906 K用処理部 307 CPU 308 入力信号用処理部 508 無彩色判別部 509 無彩色処理部 608 色変換モード認識部 609 CGモード用入力信号処理部 908 画像種認識部 909 線画領域用入力信号処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意の3次元入力色空間における入力信
    号に対する出力装置の制御信号を、複数の立体図形に区
    分分割した前記入力色空間上の頂点に設定した色分解成
    分毎の予め設定した頂点出力値を補間することによって
    求める色変換装置において、 特定色領域の入力に対して所定の処理を施し、前記3次
    元入力色空間における色の存在しない別の広い領域に写
    像して、単位体積当りの頂点数を増やして色変換を行う
    ことを特徴とする色変換装置。
  2. 【請求項2】 任意の3次元入力色空間における入力信
    号に対する出力装置の制御信号を、複数の立体図形に区
    分分割した前記入力色空間上の頂点に設定した色分解成
    分毎の予め設定した頂点出力値を補間することによって
    求める色変換装置において、 無彩色の入力を判別し、所定の処理を施し、前記3次元
    入力色空間における色の存在しない別の直線上に写像し
    て、別の出力値により色変換を行うことを特徴とする色
    変換装置。
  3. 【請求項3】 任意の3次元入力色空間における入力信
    号に対する出力装置の制御信号を、複数の立体図形に区
    分分割した前記入力色空間上の頂点に設定した色分解成
    分毎の予め設定した頂点出力値を補間することによって
    求める色変換装置において、 色変換モードに応じて、特定色領域の入力に対して所定
    の処理を施し、前記3次元入力色空間における色の存在
    しない少なくとも一つの別の領域に写像して、少なくと
    も2つの色変換モードに対応した色変換を実施すること
    を特徴とする色変換装置。
  4. 【請求項4】 任意の3次元入力色空間における入力信
    号に対する出力装置の制御信号を、複数の立体図形に区
    分分割した前記入力色空間上の頂点に設定した色分解成
    分毎の予め設定した頂点出力値を補間することによって
    求める色変換装置において、 入力画像を画像種に応じた少なくとも2種類の領域に分
    離し、画像種に応じて、特定色領域の入力に対して所定
    の処理を施し、前記3次元入力色空間における色の存在
    しない少なくとも1つの別の領域に写像して、少なくと
    も2種類の画像種が混在する画像に対応した色変換を実
    施することを特徴とする色変換装置。
JP8245747A 1996-08-27 1996-08-27 色変換装置 Pending JPH1070669A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7397483B1 (en) 1998-07-02 2008-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Image data conversion using interpolation
CN105245758A (zh) * 2014-07-07 2016-01-13 富士通株式会社 基准颜色选择装置、颜色校正装置及基准颜色选择方法

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