JP2003110864A - カラー画像処理方法及び装置 - Google Patents
カラー画像処理方法及び装置Info
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Abstract
Y)の積で一律に設定されていたため、グレイラインを
構成するインク量は常にCMYの比率が一定であった。 【解決手段】 画像データの色を、基本CMYK色と当
該基本色のうちのシアン(C)及びマゼンタ(M)に関
して淡い色の色材を用いた色材とで構成される色材色へ
色分解するカラー画像処理方法及び装置であって、色分
解を行うための白と黒とを結ぶ目標グレイラインを所定
色空間内に設定し(S11)、その目標グレイライン上
の色を実現するための3色の色材の組合わせを求め(S
12)、その目標グレイライン上の色を実現するための
前記基本CMYK色の色材量を決定し(S13)、その
目標グレイラインを実現するための総色材量を決定し
(S14)、その目標グレイライン上の色を実現するた
めの基本Y色と淡い色のCMの組合せで実現できない色
に関して前記総色材量と前記基本4色の色材量に基づき
基本CMYK色と淡い色の色材のそれぞれの色材量を決
定する(S15)。
Description
のカラー画像を形成する画像形成装置に出力する画像デ
ータを処理するカラー画像処理方法及び装置に関するも
のである。
で表わされる画像信号を、そのカラープリンタにおいて
使用されるインク等の色材の色に分解する処理(以下、
インク色分解処理と呼ぶ)は、例えば図30のような構
成で実現されていた。図30において、1601は輝度
濃度変換部で、輝度信号であるRGB信号から濃度信号
であるCMY信号を生成している。1602はUCR/
BG処理部で、輝度濃度変換部1601から入力したC
MY信号に基づいて下色除去処理を行い、黒(K)信号
を生成するとともに、C',M',Y',K'信号を出力し
ている。1603はBG量(墨入れ量)設定部であり、
1604はUCR量設定部である。
度濃度変換部1601は、入力した輝度情報(8ビット
データ)R’G’B’のそれぞれを、以下の式に基づき
CMY信号に変換する。
部1603に設定された値β(Min(C,M,Y),
μ)、及び、UCR量設定部1604に設定されたUC
R係数であるμ(%)により、 C'=C−(μ/100)×Min(C,M,Y) …(4) M'=M−(μ/100)×Min(C,M,Y) …(5) Y'=Y−(μ/100)×Min(C,M,Y) …(6) K'=β(Min(C,M,Y),μ)×(μ/100)×Min(C,M,Y) … (7) と変換される。ここで、Min(C,M,Y)はCMYの
内の最小値を示し、β(Min(C,M,Y),μ)は、M
in(C,M,Y)及びμによって変わる実数で、この値
により、Kインクの入れ方を設定することができる。
ラープリンタの色再現範囲と、黒(K)インク、即ち墨
の入れ方に伴うプリンタの粒状度に大きな影響を及ぼす
ため、カラープリンタにとって非常に重要なパラメータ
となる。
例では、UCR量は、UCR係数μとMin(C,M,
Y)の積で一律に設定されるため、グレイラインを構成
するインク量は、常にCMYの比率が一定であった。そ
のため、各インクの特性と印刷メディアの特性に依存し
て、グレイラインの色味が異なってしまうという問題点
が存在した。
で、目標グレイラインを設定し、この目標グレイライン
上の色を実現できるカラー画像処理方法及び装置を提供
することを目的とする。
に本発明のカラー画像処理装置は以下のような構成を備
える。即ち、画像データの色を、基本4色材色と当該基
本色材色のうちの所定の色に関して淡い色の色材を用い
た色材とで構成される色材色へ色分解するカラー画像処
理装置であって、前記色分解を行うための白と黒とを結
ぶ目標グレイラインを所定色空間内に設定する設定手段
と、前記目標グレイライン上の色を実現するための3色
の色材の組合わせを求める3色グレイ作成手段と、前記
目標グレイライン上の色を実現するための前記基本4色
の色材量を決定する4色分解処理手段と、前記目標グレ
イラインを実現するための総色材量を決定する総色材量
決定手段と、前記目標グレイライン上の色を実現するた
めの基本Y色と前記淡い色の色材の組合せで実現できな
い色に関して前記総色材量と前記基本4色の色材量に基
づき前記色材のそれぞれの色材量を決定する手段と、を
有することを特徴とする。
画像処理方法は以下のような工程を備える。即ち、画像
データの色を、基本4色材色と当該基本色材色のうちの
所定の色に関して淡い色の色材を用いた色材とで構成さ
れる色材色へ色分解するカラー画像処理方法であって、
前記色分解を行うための白と黒とを結ぶ目標グレイライ
ンを所定色空間内に設定する設定工程と、前記目標グレ
イライン上の色を実現するための3色の色材の組合わせ
を求める3色グレイ作成工程と、前記目標グレイライン
上の色を実現するための前記基本4色の色材量を決定す
る4色分解処理工程と、前記目標グレイラインを実現す
るための総色材量を決定する総色材量決定工程と、前記
目標グレイライン上の色を実現するための基本Y色と前
記淡い色の色材の組合せで実現できない色に関して前記
総色材量と前記基本4色の色材量に基づき前記色材のそ
れぞれの色材量を決定する工程と、を有することを特徴
とする。
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
形態1に係る画像処理装置における輝度信号からインク
色信号(濃度信号)への色分解処理を説明するブロック
図である。
処理部で、入力画像データ(RGB)の再現特性と、こ
の画像データに基づいてカラー画像を形成するカラープ
リンタの色とを合わせるためのカラーマッチング処理を
行う。102はインク色分解処理部で、カラーマッチン
グ処理部101からのR'G'B'多値データを、カラー
画像形成部であるカラープリンタで使用される色材色
C'(シアン)、M'(マセンタ)、Y'(イエロー)、
K'(ブラック)、LC'(淡シアン)、LM'(淡マゼ
ンタ)に対応するデータに変換している。103はハー
フトーン処理部で、インク色分解処理部102からの
C',M',Y',K',LC',LM'の各多値データを、
カラープリンタで表現できる階調数の信号に変換してい
る。105はインク色分解テーブル部で、インク色分解
処理部102において補間処理を実行するためのルック
アップテーブル(LUT)を提供している。104はイ
ンク色分解テーブル作成部で、インク色分解テーブル部
105に保持されるLUTを作成する。
システムの構成を示す図である。
を保持しているコンピュータ、1402はコンピュータ
1401に保持されている画像データ、或いはユーザに
よる各種操作のためのUI等を表示するためのモニタで
ある。カラープリンタ1403は、コンピュータ140
1から送られてくる画像データに基づいてカラー画像を
印刷する。1404は入力部で、コンピュータ1401
への各種データやコマンド等を入力するのに使用され、
この入力部1404は例えばキーボードやマウス等を備
えている。
ータの流れと、図1における画像信号の流れとを合わせ
て説明する。
れている画像データは、カラープリンタ1403で印刷
するために、ケーブル或いは図示されていないネットワ
ーク、或いは無線によりカラープリンタ1403に送ら
れる。カラープリンタ1403は、カラーマッチング処
理部101(図1)において、ユーザが用いているモニ
タ1402の色再現特性に合うようにカラーマッチング
処理を行なって、その処理済みのR'G'B'データを出
力する。こうしてカラーマッチング処理されたR'G'
B'データは、インク色分解処理部102に送られ、既
に作成されているインク色分解テーブル部105のテー
ブルデータに基づいて、補間処理によりインク色に分解
される。こうしてインク色に分解されたC',M',
Y',K',LC',LM'の各多値データは、ハーフトー
ン処理部103に送られて、カラープリンタ1403で
再現可能な階調数の信号(C'',M'',Y'',K'',L
C'',LM'')に変換されて印刷される。
格納されているデータは、インク色分解テーブル作成部
104において前もって生成されるが、その生成方法に
関して、図3以降を参照して以下に詳しく説明する。
ルックアップテーブル(LUT)のデータ構成を説明す
る図で、入力されるRGB信号の色空間を示している。
B'に対応して、RGB3次元空間上の立方体300に
格子状に分布された格子点に対応するデータがテーブル
値として格納されている。インク色分解処理部102で
は、入力されたR'G'B'データに基づいて、そのテー
ブルを参照して濃度データを生成する。ここで、その入
力されたR'G'B'データが、インク色分解テーブル部
105の格子上に無い場合は、近傍の格子点データを用
いて補間処理を行い、その補間処理を行った結果を示す
濃度信号を出力する。この補間方法としては、四面体補
間や立方体補間等多々あるが、本実施の形態に係るイン
ク分解テーブル作成方法及び画像処理は、ある特定の補
間方法に依存するものではないため、どのような補間方
法を用いても良い。
体的なインク色分解テーブルの作成方法を説明するため
の図であり、図3で示された立方体300の8頂点をそ
れぞれ、W,C,M,Y,R,G,B,Bkとし、W−
C,M,Y,R,G,B−Bk、及び、W−Bkを結ぶ
ラインを、実線もしくは点線にて図示している。ここ
で、インク色分解処理部102の入力データのビット数
を「8」とした場合、W,C,M,Y,R,G,B,B
k、各頂点の座標は、W=(R,G,B)=(255,25
5,255)で、白(White)、即ちカラープリンタ1403
でプリントされるプリントペーパーの色を示している。
色を示す。
a)原色を示す。
w)原色を示す。
す。
す。
す。
ちプリンタの最暗点を示す。
の作成方法は、これらW−C,W−M,W−Y,W−
R,W−G,B−Bk、及び、W−Bkを結ぶラインの
インク分解テーブルを作成し、その後、内部の格子点に
対応するインク色を内部補間処理により求める。こうし
て、全てのテーブルデータを作成するものである。
図であり、W−Bk、W−C,W−M,W−Y,W−
R,W−G,B−Bkの7ライン上の7点により、3次
元空間で連続的に墨入れポイントを制御することができ
ることを説明するための図である。
4におけるインク色分解テーブルの作成処理を説明する
ためのフローチャートである。
05にダウンロードするためのテーブルの作成が開始さ
れるとまずステップS1に進み、図5におけるW−Bk
ラインにおける墨(Kインク)入れポイントW0を設定
する。これは図2におけるモニタ1402に、墨入れポ
イントを設定するためのUIを表示し、ユーザが白(Whi
te)から黒(Black)へのグレイラインにおける墨入れポイ
ントを、カラープリンタ1403における色再生特性を
考慮して決定し指示する。次にステップS2に進み、ス
テップS1における、W−Bkラインにおける墨(黒イ
ンク)入れポイントW0の設定に基づいて、W−Bkラ
インのインク色分解テーブルを作成する。即ち、ここで
は、白から黒へのグレイラインのインク色分解テーブル
を作成する。次にステップS3に進み、W−C,W−
M,W−Y,W−R,W−G,W−Bラインのインク色
分解テーブルを作成する。ここでは、白(W)−シアン
(C)、白−マゼンタ(M)、白−イエロー(Y)、白
−赤(R)、白−緑(G)、白−青(B)の各ラインの
インク色分解テーブルの作成を行なう。次にステップS
4に進み、C−Bk,M−Bk,Y−Bk,R−Bk,
G−Bk,B−Bkラインにおける墨(Kインク)入れ
ポイントC0,M0,Y0,R0,G0,B0を設定する。即
ち、ここでは、図2のモニタ1402に、これらシアン
(C)−黒(Bk)、マゼンタ(M)−黒、イエロー
(Y)−黒、赤(R)−黒、緑(G)−黒、青(B)−
黒ラインのそれぞれにおける墨(黒インク)の入れ始め
ポイントを設定するための墨入れUIを表示し、ユーザ
による操作により、これらポイントを設定する。そして
ステップS5に進み、シアン−黒、マゼンタ−黒、イエ
ロー−黒、赤−黒、緑−黒、青−黒ラインのそれぞれの
インク色分解テーブルを作成する。そしてステップS6
に進み、ステップS1乃至S5までのステップで作成さ
れたインク色分解テ−ブルに対して、更に内部補間処理
を実行し、ラインの内部空間の各格子点に対応するイン
ク色分解テ−ブルを作成する。
量やBG量を設定したインク色分解テ−ブルを作成する
ことにより、カラープリンタ1403の色再現範囲を最
大にしつつ、墨による粒状度の影響をできるだけ抑制し
たインク色分解テーブルを作成して設定することができ
る。
ク色分解テーブルの作成処理(ステップS2)の内容を
詳細に説明する。
ーブルの作成処理(ステップS2)を示すフローチャー
トである。
標グレイラインを設定する。ここでは図8に示すよう
に、グリッドごとにL*a*b*の値を設定する。これら
グリッド間の値は、設定されたLab値に基づき、補間
処理によりグレイラインが構成される。またWのLab
値は、インクが全く塗布されていない状態の印刷メディ
ア(記録シート)のLab値であり、黒(Bk)のLa
bは、黒インクを印刷メディアに最大量塗布した場合の
Lab値である。次にステップS12に進み、ステップ
S11で設定されたグリッド毎の目標グレイラインを実
現するC,M,Yの3色インク量の組み合わせ、及び、
Y,LC,LMの3色インク量の組み合わせを導き出す
ことにより3色グレイを作成する。次にステップS13
に進み、ステップS12で設定されたグリッドごとの目
標グレイラインを実現するC,M,Y,Kの4色インク
量を算出する。そしてステップS14に進み、C,M,
Y,K,LC,LMの計6色で実現するグリッド上の総
インク量を設定する。次にステップS15に進み、ステ
ップS12で得られた3色グレイ、及びステップS13
で得られた4色分解、及びステップS14で設定された
総インク量に基づいて6色への分解処理を実行する。
15の各処理の詳細を説明する。
の3色グレイの作成を説明するための図で、これらを参
照して説明する。
を示すフローチャートである。
レーン(plane)ごとにYの値を設定する。
値の設定を説明する図である。
ーンのYの値は、各々Y0,Y1,Y2,Y3,Y4であ
る。次にステップS22に進み、各プレーンごとにC,
Mのインク量を設定する。図10の例では、プレーン0
のCインクは、C00,C01,C02,C03,C04の5通り
の値を取り、そしてMインクは、M00,M01,M02,M
03,M04の5通りの値を取る。これら全ての組み合わせ
による計25通りのインク量が設定されている。以下、
同様に、プレーン1からプレーン4のC,Mインク量
は、 プレーン1:(C10,C11,C12,C13,C14)×(M
10,M11,M12,M13,M14)の計25通り プレーン2:(C20,C21,C22,C23,C24)×(M
20,M21,M22,M23,M24)の計25通り プレーン3:(C30,C31,C32,C33,C34)×(M
30,M31,M32,M33,M34)の計25通り プレーン4:(C40,C41,C42,C43,C44)×(M
40,M41,M42,M43,M44)の計25通りである。
ンク量で色パッチを印刷し、それを測色した結果を、L
abの3次元空間上にプロットしたものである。
目標グレイライン1000との交点を算出する。ここで
は、図10に示されているように、目標グレイライン1
000とプレーン0〜4のそれぞれの交点を求める。こ
れら交点の求め方としては、5×5の格子点のうちの近
傍3点を用いて三角形を設け、各プレーン毎に、32個
の三角形から32個の平面を定義して、目標グレイライ
ン1000との交点を求める。図10の「×」印は、目
標グレイライン1000と各プレーンとの交点を示して
いる。次にステップS24に進み、各プレーンと目標グ
レイライン1000との交点からC,M,Yインク量を
算出する。
する。
の頂点P,Q,Rを有する三角形により定義された平面
との交点である。頂点Pの(C,M)インク量は(C
p,Mp)であり、頂点Qの(C,M)インク量は(C
q,Mq)であり、頂点Rの(C,M)インク量は(C
r,Mr)である。またS0は、三角形TRQの面積であ
り、S1は三角形TPQの面積であり、S2は三角形TP
Rの面積である。このとき、交点TのC,Mインク量
(Ct,Mt)は、以下の式により定義される。
/(S0+S1+S2) Mt=(S0×Mp+S1×Mr+S2×Mq)/(S0+S1
+S2) また、交点TのYインク量は、プレーンごとに設定され
たYのインク量である。
2の3色グレイの作成処理は、固定であるYインクの量
に対してC,Mのインク量がクロスするように設定して
複数のプレーンを設け、各プレーンと目標グレイライン
との交点を算出し、その交点からC,Mインクの量を算
出することにより導き出すことができる。また、Y,L
C,LMインクによる3色グレイの算出も、LC,LM
を各々C,Mに置き換えて、図9のフローチャートで示
す処理を実施することにより、同様にして求めることが
できる。
C,M,Yインク3色によるグレイラインと、Y,L
C,LMインクによるグレイラインを説明する図であ
る。
されたC,M,Yインクによるグレイレベルと、Y,L
C,LMインクによるグレイレベルにおけるYインクの
量は共通となる。またこれら、C,M,Y,LC,LM
の組み合わせは、必ずしもグリッド上に一致しない。従
って、グリッドごとの目標とするグレイラインに対応す
るC,M,Y,LC,LMの各インク量は、図12で得
られた組み合わせから補間処理により導き出すことがで
きる。
れる4色分解処理の結果を示す図である。但し、グリッ
ド0〜5までのC,M,Yのグレイレベルは、ステップ
S12で得られた値であり、4色分解処理の結果は、グ
リッド6及び7に示されている。
のそれぞれを、各色毎に9スライスで、合計9×9×9
×9=6561通りのパッチで印刷し、その結果を測色
して得られる。そして、この4色の分解量は、各グリッ
ドに設定された目標グレイライン1000のLab値と
Kの値を設定し、CMYKの合計9×9×9×9=65
61パッチの測色データに基づき、4次元の補間処理に
より、残りのCMYインク量を導き出すことができる。
この補間処理の方法としては、四面体補間処理や立方体
補間処理等が存在する。
する図である。
Mは、Y,LC,LMの合計インク量を示し、同様に、
点線で示されたCMYKは、C,M,Y,Kの合計イン
ク量を示している。これら2つの点線によるインク量を
ガイドラインとして、滑らかにグリッド3からグリッド
8までのC,M,Y,K,LC,LM、合計6色の総イ
ンク量を設定する。この時、C,M,Y,K,LC,L
Mの6色(CMYKLCLM)のインク量は、C,M,
Y,K4色(CMYK)のインク量より必ず多くなけれ
ばならない。
(濃淡)分解処理の内容を説明するためのフローチャー
トであり、図15は、そのフローチャートを説明するた
めの図である。
LC:LMmaxのインク量の比と、C:Mmax,C:Mmi
nインク量の比から、濃淡シアン(C+LC)と濃淡マゼンタ
(M+LM)の比率を算出する。
濃淡マゼンタの比(CLC5R:MLM5R)は、グリッ
ド3におけるLCmax:LMmaxと、グリッド6における
Cmax:Mmaxから以下のような線形補間式により求める
ことができる。
ax+2×Cmax/Mmax)/3 グリッド6の濃淡シアンと濃淡マゼンタの比は、グリッ
ド3のLCmax:LMmaxと、グリッド6のCmax:Mmax
から求めたが、グリッド7の濃淡シアンと濃淡マゼンタ
の比は、グリッド6のCmax:Mmaxと、グリッド8のC
min:Mminから同様に線形補間により求めることができ
る。
濃淡マゼンタの比率から濃淡シアン、濃淡マゼンタのイ
ンク量を算出する。ここでは、ステップS31で得られ
た濃淡シアンと濃淡マゼンタの比率から濃淡シアン、濃
淡マゼンタのインク量を算出する。
CLMのインク量をA5、Cインクのインク量をC5,M
インクのインク量をM5、Yインクのインク量をY5、そ
して、濃淡シアン(C+LC)のインク量をCLC5、濃淡マ
ゼンタ(M+LM)のインク量をMLM5とすると、 CLC5=CLC5R×(A5−Y5)/(CLC5R+ML
M5R) MLM5=MLM5R×(A5−Y5)/(CLC5R+ML
M5R) となる。次にステップS33に進み、濃淡シアン、濃淡
マゼンタのインク量と目標濃度からシアン、マゼンタ各
々の濃インク量と淡インク量を算出する。
は、図7のステップS12やステップS13において、
C,Mインク量から目標濃度を導く。つまり、図15の
グリッド5における濃淡シアン、濃淡マゼンタの目標濃
度はそれぞれ、D(C5),D(M5)となる。但し、D
(x)は、インク量xのときの濃度を示している。従っ
て、グリッド5のシアンの濃淡分解は、濃淡インク量C
LC5と目標濃度D(C5)により決定され、マゼンタの
濃淡分解は、濃淡インク量MLM5と目標濃度D(M5)
により決定される。
淡分解を実行し、濃インクと淡インクのインク量の決定
方法を説明するための図である。
は、垂直方向のグリッドg0,g1,…,g8における濃
シアン(C)インクのインク量を、LCg0,LCg1,
…,LCg8は、水平方向グリッドg0,g1,…,g8に
おける淡シアン(LC)インクのインク量を示してい
る。また斜めの実線は等濃度ラインを示し、上記9×9
=81のグリッドの対応する濃淡シアンのインク量のパ
ッチを印刷し、そのパッチの濃度を測定してプロットし
たものである。特に太い実線は、D(C5)濃度であ
る。また、斜めの点線は、濃淡インクの合計インク量の
等インク量ラインを示し、太い点線のインク量はCLC
5である。従って、図15のグリッド5におけるシアン
の濃淡分解は、濃淡インク量CLC5と目標濃度D(C
5)の交点から導き出され、濃シアンのインク量がC5'
で、淡シアンのインク量がLC5'となる。
されているように、マゼンタの濃淡インク量MLM5と
目標濃度D(M5)により、濃マゼンタ(M)のインク
量がM5'で、淡マゼンタ(LM)のインク量LM5'が決
定される。
色(濃淡)分解処理が終了する。
より6色に分解された結果のC,M,Y,K,LC,L
Mの各インク量を示す図である。
間処理について説明する。
説明するための図である。
(F)に示されるような1つの面が三角形で構成される
6つの四面体に分割し、各四面体毎に補間処理を実行す
る。
含む四面体を示し、図20(B)は、頂点W,M,B,
Bkを含む四面体を示し、図20(C)は頂点W,C,
B,Bkを含む四面体を示し、図20(D)は頂点W,
Y,R,Bkを含む四面体を示し、図20(E)は頂点
W,Y,G,Bkを含む四面体を示し、そして図20
(F)は頂点W,C,G,Bkを含む四面体をそれぞれ
示している。
処理の具体的な処理を説明するためのフロ−チャートで
ある。
ンク色を選択する。これは以降の処理ステップにて各グ
リッドに対応するインク量を決定するため、シアン、マ
ゼンタ、イエロー、ブラック、淡シアン、淡マゼンタの
インク色を順次選択するものである。
して複数の三角形に分割する。ここでは図20(A)〜
(F)に示された6つの四面体を順次選択し、複数の三
角形に分割する。この複数の三角形への分割方法として
は、例えば、図20(A)の場合は、まず四面体を構成
する三角形WMR、三角形WMBk、三角形WRBk、
三角形MRBkの4つの三角形に分割する、次に四面体
WMRBkの内部を三角形WRMに平行な面で、グリッ
ド数に応じて、複数の三角形に分割する。
角形に対して2次元の補間処理を実行する。
容を図22以降を参照して詳しく説明する。
ク等高線と、各グリッドと間の距離を算出する。ここで
は、各三角形に対して2次元の補間処理(ステップS4
3)により作成された図22の等高線と、インク色分解
テーブル部105に対応するグリッドとの距離を算出す
る。次にステップS45に進み、対象グリッドのインク
量を決定する。ここでは、補間処理結果のインク等高線
と、各グリッドとの間の距離を算出し、その結果、算出
された距離の最も小さいものを対象グリッドのインク量
として決定する。そしてステップS46に進み、未決グ
リッドが存在するかどうかを判定し、未決定グリッドが
存在する場合はステップS44に進み、次のグリッドに
対してステップS44とS45に示す処理を実行する。
3にて対象となった三角形において、全てのグリッドの
インク量が決定した場合はステップS47に進み、未処
理の三角形があるかどうかを判定する。これはステップ
S42で分割された複数の三角形の全てに対して処理が
終了したがどうかを判定し、未処理の三角形が存在する
場合はステップS43に進み、前述したステップS43
〜S46までの処理を繰り返す。
で選択された四面体の全ての三角形に対して処理が終了
した場合はステップS48に進み、未処理の四面体が存
在するかどうかを判定する。未処理の四面体が存在する
場合はステップS42へ進み、前述したステップS42
からS47までの処理を繰り返す。
した場合はステップS48からステップS49に進み、
未処理のインク色が存在するかどうかを判定し、未処理
のインク色が存在する場合はステップS41に進み、前
述のステップS41〜S48までの処理を繰り返す。こ
うして全てのインク色に対して処理が終了した場合は図
6の(3−2)へ戻る。
補間処理(ステップS43)における具体的な処理の内
容を図22以降を用いて説明する。
図のようなカーブで示されている場合の内部補間結果の
インク等高線を示す図である。同図において、辺OAに
おけるインク量の変化が、その辺の右側グラフに示され
ており、ピークのインク量は90%となる。また辺OB
におけるインク量の変化は、その辺の左上グラフに示さ
れており、ピーク時のインク量は30%である。そし
て、辺ABにおけるインク量の変化は、その辺の下のグ
ラフに示されており、そのピークは60%である。
2次元の補間処理の実行を詳細に説明するためのフロー
チャートである。以下、図23及び図24の説明を、図
22の場合を例にして記述する。
対象三角形の3辺におけるインク量の最大値のポイント
を検出する。次にステップS52に進み、3辺の3つの
最大値間の大小関係を導く。次にステップS53に進
み、3辺の最大値ポイント間の補間を行う。ここでは、
3辺における3つの最大値間を直線で結び、その間を両
端値から補間演算する。次にステップS54に進み、対
象三角形の3辺と3つの最大値ポイントによる3つの直
線、計6直線において、インク量の等レベルの点を結ん
でインク等高線の生成を行う。
(図23)の処理の詳細について説明する。
示すフローチャートである。
テップS51とS52の処理結果に基づき、3つの最大
値ポイントにおいて、最も大きいポイントを点Dとし、
その大きさをd、中間の大きさのポイントを点Hとし、
その大きさをh、最も小さいポイントを点Jとし、その
大きさをjと設定する。図22の例では、d=90,h
=60,j=30となる。次にステップS62に進み、
点Dを含む辺と点Hを含む辺の頂点をA、点Hを含む辺
と点Jを含む辺の頂点をB、点Jを含む辺と点Dを含む
辺の頂点をOに設定する。次にステップS63に進み、
生成する等高線の間隔Sと、初期値i=d−Sを設定す
る。以下、ステップS64からS72のループにおい
て、インク量が「0」になるまで順次等高線の作成を行
う。
うかを判定し、そうであればステップS66に進み、直
線DAと直線DH間、直線DHと直線DJ間、直線DJ
と直線DO間における値iの点を各々結ぶ。これは図2
2の例では、等高線の間隔S=15であるため、i=7
5の等高線はG0−G1−G2−G3と生成され、i=60
の等高線は、H0−H−H1−H2と生成される。
場合はステップS65に進み、h>i≧jかどうかを判
定する。そうであればステップS67に進み、直線DA
と直線AH間、直線HBと直線HJ間、直線HJと直線
DJ間、直線DJと直線DO間における値iの点を各々
結ぶ。これは図22の例では、i=45の等高線は、I
0−I1,I2−I3−I4−I5と生成され、i=30の等
高線は、J0−J1,J2−J−J3と生成される。一方、
ステップS65で条件を満足しない場合にはステップS
68に進み、直線DAと直線AH間、直線HBと直線B
J間、直線JDと直線DO間における値iの点を各々結
ぶ。図22の例では、i=15の等高線が、K0−K1,
K2−K3,K4−K5と生成される。
かを実行するとステップS69に進み、i=0かどうか
を判定する。そうであれば全ての対象となる三角形の等
高線の生成が終了したので、図23の(7−2)へ戻
る。そうでない場合にはステップS70に進み、i=i
−Sの演算を行ってステップS71に進み、i>0かど
うかを判定する。そうであればステップS64に進み、
そうでない場合はステップS72に進み、i=0にして
ステップS64へ進む。
「0」となるまで、ステップS64からS72までの処
理ループを繰り返し実行する。
ためS=15と設定した場合を例示したが、グリッドの
値をより正確にするためには、S=1と設定して、1ス
テップ毎に等高線を生成しても良いことは言うまでもな
い。
例と異なる場合に関して、図25乃至図27の例を参照
して、その動作を説明する。
で同じ場合の例を示し、この場合は図24には明記され
ていないが、ステップS68の等高線の生成ステップの
みが実行されて図25のような等高線が生成される。
全て「0」の場合で、かつ、他の2つの辺の最大値が共
に同じ(60%)場合を示している。この場合は、直線
DAと直線AH間、直線HBと直線DO間における値i
の点を各々結ぶと図26のようになる。
大値が同じで、かつ、その最大値の点が点Aと重なって
いる場合を示している。この場合は、図24において、
ステップS66で、D,A,Hは同じ点のため等高線が
生成されず、ステップS67では、直線DAと直線AH
間は、D,A,Hが同じ点のため存在せず、直線HJと
直線DJ間は、D,Hが同じ点のため実行されず、直線
HBと直線HJ間と直線DJと直線DO間のみにおける
値iの点を夫々結ぶ処理がなされる。またステップS6
8で、直線DAと直線AHは、D,A,Hが同じ点のた
め存在せず、直線HBと直線BJ間と直線JOと直線DO
間のみにおける値iの点を夫々結ぶ処理がなされ、図2
7に示されるような等高線となる。
−C−Bkによる三角形内の補間例を説明する図であ
り、各辺におけるC,M,Y,Kのインク色テーブルの
曲線例が示されている。
するためLC,LMのインク色テーブルの曲線例を省略
している。
色毎の等高線を示した図で、図29(A)はCインクの
等高線を示しており、これは図27のケースである。図
29(B)は、Mインクの等高線を示しており、これは
図26のケースである。図29(C)はYインクの等高
線を示しており、これも図26のケースである。図29
(D)はKインクの等高線を示しており、これは図26
のケースであるが、黒インクが途中から挿入されている
ため、インク量が「0」の領域が広く存在し、途中から
Kインクの等高線が生成されている。
とに三角形の3辺のインク量曲線に基づき内部補間を適
応的に実行し、3辺のインク量曲線から最適な独立なイ
ンクの等高線を生成することができる。従って、グレー
軸と6つの色相における墨入れポイント、即ち、W−B
k,C−Bk,M−Bk,Y−Bk,R−Bk,G−B
k,B−Bkの7ラインのテーブルにおける7点の墨入
れポイントを制御することにより、三角形W0−R0−M
0,三角形W0−M0−B0,三角形W0−B0−C0、三角
形W0−C0−G0,三角形W0−G0−Y0,三角形W0−
Y0−R0の計6つの面により、インク色分解テーブル部
105のテーブルを入力色空間において、3次元連続的
に墨入れポイントを制御することが可能となる。
は、グレイラインの目標色として、CIEのLab均等
色空間を用いたが、色空間はこれに限らず、例えばLu
v等の3次元の色空間であってもよい。
コンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは
装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュー
タ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプ
ログラムコードを読み出し実行することによっても達成
される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコード自体が前述した実施形態の機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。また、コンピュータが読み
出したプログラムコードを実行することにより、前述し
た実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログ
ラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働して
いるオペレーティングシステム(OS)などが実際の処
理の一部または全部を行い、その処理によって前述した
実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施の形態の機能が実現される
場合も含まれる。
ば、目標とするグレイラインを設定し、その目標色を実
現するインク色分解をテーブルを作成するため、対象と
する画像形成装置のインクや印刷メディアの特性が異な
っている場合にも所望のグレイラインを作成することが
できる。
標グレイラインを設定し、この目標グレイライン上の色
を実現できるという効果がある。
る機能構成を示すブロック図である。
示す図である。
ルックアップテーブルの作成を説明する図で、RGB色
空間を示している。
作成方法を説明するための図で、図3の入力立方体を6
つの四面体に分割の仕方を示している。
るための図である。
部におけるテーブル作成処理を示すフローチャートであ
る。
の作成処理(ステップS2)を実現する処理を説明する
フローチャートである。
上にプロットされた例を示す図である。
成処理を示すフローチャートである。
の図で、各プレーンごとのC,M,Yインク量でパッチ
を印刷し、それを測色した結果をLab3次元空間上に
プロットして示している。
からCMYインク量の算出方法を説明するための図であ
る。
2)で作成されたC,M,Y3色によるグレイライン
と、Y,LC,LM3色によるグレイラインを示す図で
ある。
処理の結果例を示す図である。
4)にて設定された総インク量ラインを示す図である。
理を説明するための具体例を示す図である。
理を説明するためのフローチャートである。
し、濃インク(C)と淡インク(LC)のインク量の決
定方法を説明するための図である。
分解を実行し、濃マゼンタ(M)のインク量と淡マゼン
タ(LM)のインク量の決定方法を説明するための図で
ある。
より6色に分解された結果のC,M,Y,K,LC,L
Mの各インク量を示す図である。
(A)、頂点W,M,B,Bkで構成される四面体
(B)、頂点W,C,B,Bkで構成される四面体
(C)、頂点W,Y,R,Bkで構成される四面体
(D)、頂点W,Y,G,Bkで構成される四面体
(E)、及び頂点W,C,G,Bkで構成される四面体
(F)をそれぞれ示す図である。
を詳しく説明するためのフローチャートである。
れている場合の内部補間結果のインク等高線を示す図で
ある。
に対する2次元の補間処理を説明するためのフローチャ
ートである。
の3辺と3つの最大値ポイントによる3つの直線の計6
直線において、インク量の等レベルの点を結んでインク
等高線を生成する処理を説明するためのフローチャート
である。
線生成を説明するための図である。
の最大値の大きさが0の場合の対象三角形の等高線生成
を説明するための図である。
で、かつ、一つの頂点に重なった場合の対象三角形の等
高線生成を説明するための図である。
三角形内の補間例を説明する図であり、各辺における
C,M,Y,Kのインク量の曲線例が示されている。
線(A)、Mインクの等高線(B)、Yインクの等高線
(C),及びKインクの等高線(D)の各例を示す図で
ある。
理を説明するための図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 画像データの色を、基本4色材色と当該
基本色材色のうちの所定の色に関して淡い色の色材を用
いた色材とで構成される色材色へ色分解するカラー画像
処理装置であって、 前記色分解を行うための白と黒とを結ぶ目標グレイライ
ンを所定色空間内に設定する設定手段と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための3色の色
材の組合わせを求める3色グレイ作成手段と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための前記基本
4色の色材量を決定する4色分解処理手段と、 前記目標グレイラインを実現するための総色材量を決定
する総色材量決定手段と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための基本Y色
と前記淡い色の色材の組合せで実現できない色に関して
前記総色材量と前記基本4色の色材量に基づき前記色材
のそれぞれの色材量を決定する手段と、を有することを
特徴とするカラー画像処理装置。 - 【請求項2】 前記3色グレイ作成手段は、 前記目標グレイライン上の色を実現するためのCMYの
基本3色の組合せ量を決定するための決定手段と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための基本Y色
とLCLMの計3色の組合せ量を決定するための組合わ
せ決定手段と、を有することを特徴とする請求項1に記
載のカラー画像処理装置。 - 【請求項3】 前記3色グレイの作成手段は、 Y色材に応じて各プレーンを設定するプレーン設定手段
と、 前記プレーン設定手段により設定された各プレーンごと
にC,M色材量を設定するCM色材量設定手段と、 各プレーンと前記目標グレイラインとの交点を算出する
算出手段と、 前記算出手段により算出された各交点におけるC,M,
Y色材量を算出する色材量算出手段と、を有することを
特徴とする請求項1に記載のカラー画像処理装置。 - 【請求項4】 前記3色グレイの作成手段は、 Y色材に応じて各プレーンを設定するプレーン設定手段
と、 前記プレーン設定手段により設定された各プレーンごと
にLC,LMの色材量を設定するLCLM色材量設定手
段と、 各プレーンと前記目標グレイラインとの交点を算出する
算出手段と、 前記算出手段により算出された各交点におけるLC,L
M,Y色材量を算出する色材量算出手段と、を有するこ
とを特徴とする請求項1に記載のカラー画像処理装置。 - 【請求項5】 前記基本4色材はCMYKのインクであ
り、前記淡い色の色材は淡シアン及び淡マゼンタのイン
クであり、 前記色材量を決定する手段は、 濃淡シアンと濃淡マゼンタの比率を算出する比率算出手
段と、 前記総色材量、Y色材量、K色材量及び前記濃淡シアン
と濃淡マゼンタの比率に基づき濃淡シアンの合計色材量
と濃淡マゼンタの合計色材量を算出する手段と、 前記濃淡シアンの合計色材量と濃淡シアンの目標濃度か
ら濃シアンの色材量と淡シアンの色材量とを算出する手
段と、 前記濃淡マゼンタの合計色材量と濃淡マゼンタの目標濃
度から濃マゼンタの色材量と淡マゼンタの色材量を算出
する手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載
のカラー画像処理装置。 - 【請求項6】 前記目標グレイラインは、前記画像デー
タに基づく画像が形成される記録媒体の白色と、当該記
録媒体上に黒色材により記録を行った場合の黒色とを結
ぶLab空間内の仮想線に相当していることを特徴とす
る請求項1乃至5のいずれか1項に記載のカラー画像処
理装置。 - 【請求項7】 画像データの色を、基本4色材色と当該
基本色材色のうちの所定の色に関して淡い色の色材を用
いた色材とで構成される色材色へ色分解するカラー画像
処理方法であって、 前記色分解を行うための白と黒とを結ぶ目標グレイライ
ンを所定色空間内に設定する設定工程と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための3色の色
材の組合わせを求める3色グレイ作成工程と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための前記基本
4色の色材量を決定する4色分解処理工程と、 前記目標グレイラインを実現するための総色材量を決定
する総色材量決定工程と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための基本Y色
と前記淡い色の色材の組合せで実現できない色に関して
前記総色材量と前記基本4色の色材量に基づき前記色材
のそれぞれの色材量を決定する工程と、を有することを
特徴とするカラー画像処理方法。 - 【請求項8】 前記3色グレイ作成工程は、 前記目標グレイライン上の色を実現するためのCMYの
基本3色の組合せ量を決定するための決定工程と、 前記目標グレイライン上の色を実現するための基本Y色
とLCLMの計3色の組合せ量を決定するための組合わ
せ決定工程と、を有することを特徴とする請求項7に記
載のカラー画像処理方法。 - 【請求項9】 前記3色グレイの作成工程は、 Y色材に応じて各プレーンを設定するプレーン設定工程
と、 前記プレーン設定工程により設定された各プレーンごと
にC,M色材量を設定するCM色材量設定工程と、 各プレーンと前記目標グレイラインとの交点を算出する
算出工程と、 前記算出工程により算出された各交点におけるC,M,
Y色材量を算出する色材量算出工程と、を有することを
特徴とする請求項7に記載のカラー画像処理方法。 - 【請求項10】 前記3色グレイの作成工程は、 Y色材に応じて各プレーンを設定するプレーン設定工程
と、 前記プレーン設定工程により設定された各プレーンごと
にLC,LMの色材量を設定するLCLM色材量設定工
程と、 各プレーンと前記目標グレイラインとの交点を算出する
算出工程と、 前記算出工程により算出された各交点におけるLC,L
M,Y色材量を算出する色材量算出工程と、を有するこ
とを特徴とする請求項7に記載のカラー画像処理方法。 - 【請求項11】 前記基本4色材はCMYKのインクで
あり、前記淡い色の色材は淡シアン及び淡マゼンタのイ
ンクであり、 前記色材量を決定する工程は、 濃淡シアンと濃淡マゼンタの比率を算出する比率算出工
程と、 前記総色材量、Y色材量、K色材量及び前記濃淡シアン
と濃淡マゼンタの比率に基づき濃淡シアンの合計色材量
と濃淡マゼンタの合計色材量を算出する工程と、 前記濃淡シアンの合計色材量と濃淡シアンの目標濃度か
ら濃シアンの色材量と淡シアンの色材量とを算出する工
程と、 前記濃淡マゼンタの合計色材量と濃淡マゼンタの目標濃
度から濃マゼンタの色材量と淡マゼンタの色材量を算出
する工程と、を有することを特徴とする請求項7に記載
のカラー画像処理方法。 - 【請求項12】 前記目標グレイラインは、前記画像デ
ータに基づく画像が形成される記録媒体の白色と、当該
記録媒体上に黒色材により記録を行った場合の黒色とを
結ぶLab空間内の仮想線に相当していることを特徴と
する請求項7乃至11のいずれか1項に記載のカラー画
像処理方法。 - 【請求項13】 請求項7乃至12のいずれか1項に記
載のカラー画像処理方法を実行することを特徴とするプ
ログラム。 - 【請求項14】 請求項7乃至12のいずれか1項に記
載のカラー画像処理方法を実行するプログラムを記憶し
たことを特徴とする、コンピュータにより読取り可能な
記憶媒体。。
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