JP3493104B2 - カラー画像処理装置 - Google Patents

カラー画像処理装置

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JP3493104B2
JP3493104B2 JP28229496A JP28229496A JP3493104B2 JP 3493104 B2 JP3493104 B2 JP 3493104B2 JP 28229496 A JP28229496 A JP 28229496A JP 28229496 A JP28229496 A JP 28229496A JP 3493104 B2 JP3493104 B2 JP 3493104B2
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/6016Conversion to subtractive colour signals
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  • Color Image Communication Systems (AREA)
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  • Image Processing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力された画像情
報を、各色分解信号に基づく色データにより色修正して
出力するカラー画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カラー原画をカラースキャナ
等の入力手段にて読み取り、カラー原画の複製画をカラ
ーハードコピー装置等の出力手段によって出力するカラ
ー複写機、カラープリンタ及びカラーファクシミリ等の
カラー画像処理装置がある。
【0003】ところで、上記のカラー画像処理装置で
は、入力画像データをそのまま出力手段に与えても、殆
どの場合、原画の色と異なる色を呈した複製画となって
出力される。これは、各種の入力手段又は出力手段の特
性が異なるためである。したがって、複製画が原画に忠
実に色再現されるように色修正が施される。
【0004】従来の代表的な色修正技術としては、例え
ば、電子写真学会誌第29巻第3号(1990年)「忠
実な色再現のための色修正技術」に、多項回帰分析を用
いた数式化による色修正処理、ルックアップテーブルを
用いた3次元補間、及びニューラルネットワークを用い
た非数式化による色修正処理が掲載されている。
【0005】上記の多項回帰分析を使用する方法では、
全ての色域に対して適用すると精度が低くなる。そこ
で、特開平7−226852号公報では、色空間を分割
し、分割された各領域毎に異なる色変換行列式を用いて
入力画像を色補正する「色補正方法及びその装置」を開
示している。
【0006】すなわち、上記公報による色補正では、色
空間をいくつかの領域に分割し、分割された各領域毎に
適した色変換行列式を求めておき、それぞれの色変換行
列式の係数をルックアップテーブル化しておく。そし
て、入力された画像データに該当する色変換行列式の係
数を選択して、その色変換行列式により色補正するもの
となっている。
【0007】なお、上記公報では、色空間をいくつかの
領域に分割する基準についても述べている。しかし、色
補正の方法については、分割されたもの及びさらに細分
化されたもののいずれについても係数が異なるだけで同
じ色補正方法を用いている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
入出力関係を示すルックアップテーブルを用いた3次元
補間による色修正を採用する従来のカラー画像処理装置
では、補間による誤差が生じてしまうという問題点を有
している。
【0009】また、高精度に色修正をしたい肌色等の特
定の色領域を抽出して、その領域の色補正をするような
処理を行っても、各領域の境界付近の色信号に対しては
連続性が崩れるので、画像の連続性が崩れてしまうとい
う問題点を有している。
【0010】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであって、その目的は、高精度な色修正を必要と
する色の誤差を低減し、かつ画像の連続性が崩れるのを
防止し得るカラー画像処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のカ
ラー画像処理装置は、上記課題を解決するために、入力
されるカラー原画の画像情報を読み取る入力手段と、入
力された画像情報の各色分解信号に基づく入力色データ
により色修正する色修正手段と、色修正された修正画像
データを出力する出力手段とを備えたカラー画像処理装
置において、色分解信号空間を格子状に分割し、これら
格子点の座標をテーブルに格納する第1格子手段と、上
記格子内の特定単位立体をさらに格子状に分割し、その
格子点の座標をテーブルに追加格納する第2格子手段と
を備える一方、上記特定単位立体の内に属する画像情報
の入力色データに対しては上記特定単位立体の内に属す
る上記入力色データに応じた処理速度および精度の補間
方法を用いて色修正を行い、上記特定単位立体の内に属
さない画像情報の入力色データに対しては上記特定単位
立体の内に属さない上記入力色データに応じた処理速度
および精度の補間方法を用いて色修正を行い、上記格子
状に分割された特定単位立体の分割が分割数が異なるよ
うにさらに繰り返され、その格子点の座標がテーブルに
追加格納されることを特徴としている。
【0012】上記の発明によれば、画像情報の各色分解
信号に基づく入力色データは、色分解信号空間を格子状
に分割したいずれかの単位立体内に属することになる。
ここで、例えば肌色を精度良く出力したい場合には、予
め、この肌色を含む単位立体を特定単位立体に設定して
おく。これによって、特定単位立体はさらに格子状に分
割され第2格子手段として、格子点の座標がテーブルに
追加格納される。
【0013】したがって、入力色データがこの特定単位
立体内に属する場合には、さらに細かい格子の内のいず
れの単位立体に属するか否かが判断され、その細かい格
子の単位立体の頂点の座標である第2格子手段のテーブ
ルデータにて色修正が行われる。
【0014】一方、本発明では、上記特定単位立体の内
に属する画像情報の入力色データに対しては上記特定単
位立体の内に属する上記入力色データに応じた処理速度
および精度の補間方法を用いて色修正を行い、上記特定
単位立体の内に属さない画像情報の入力色データに対し
ては上記特定単位立体の内に属さない上記入力色データ
に応じた処理速度および精度の補間方法を用いて色修正
を行う。
【0015】したがって、入力色データが特定単位立体
の内に属しないときには第1格子手段のテーブルデータ
により、例えば簡単な計算アルゴリズムで実用的な変換
精度を有する例えばプリズム補間法の色修正方法を使用
することができる。
【0016】また、入力色データが特定単位立体の内に
属するときには、第2格子手段のテーブルデータによ
り、プリズム補間よりも処理速度は遅くなるが、より精
度の高い例えば立方体補間法の色修正方法を使用するこ
とができる。
【0017】このように、入力色データが格子内の特定
単位立体の内に属するか否かによって各種の補間方法を
使い分けて色修正を行うことにより、例えば肌色等の特
定色について高精度の色修正を行うことができると共
に、その他の色については迅速な色修正及び出力処理が
可能となる。さらに、補間方法に関わらず、十分な精度
が保持できる場合には、処理速度の速い補間方法を採用
することも可能となる。
【0018】また、特定色については、細かい格子によ
る第2格子手段のテーブルデータを用いて色修正される
ので、補間誤差を低減することができる。
【0019】この結果、高精度な色修正を必要とする色
の誤差を低減し、かつ画像の連続性が崩れるのを防止し
得るカラー画像処理装置を提供することができる。
【0020】また、格子状に分割された特定単位立体の
分割を分割数が異なるようにさらに繰り返し、その格子
点の座標をテーブルに追加格納していくことにより、格
子の間隔が小さくなり補間誤差がさらに低減する。この
ため、例えば肌色等の特定色についてさらに精度良く色
修正を行うことができる。
【0021】請求項2に係る発明のカラー画像処理装置
は、上記課題を解決するために、入力されるカラー原画
の画像情報を読み取る入力手段と、入力された画像情報
の各色分解信号に基づく入力色データにより色修正する
色修正手段と、色修正された修正画像データを出力する
出力手段とを備えたカラー画像処理装置において、色分
解信号空間を格子状に分割し、これら格子点の座標をテ
ーブルに格納する第1格子手段と、上記格子内の特定単
位立体をさらに格子状に分割し、その格子点の座標をテ
ーブルに追加格納する第2格子手段とを備える一方、上
記特定単位立体の内に属する画像情報の入力色データに
対しては上記特定単位立体の内に属する上記入力色デー
タに応じた処理速度および精度の補間方法を用いて色修
正を行い、上記特定単位立体の内に属さない画像情報の
入力色データに対しては上記特定単位立体の内に属さな
い上記入力色データに応じた処理速度および精度の補間
方法を用いて色修正を行い、上記の各格子内の特定単位
立体は、複数設置可能になっており、上記特定単位立体
のそれぞれの分割数は、互いに異なるような、それぞれ
の色修正の精度に応じたものであることを特徴としてい
る。
【0022】上記の発明によれば、画像情報の各色分解
信号に基づく入力色データは、色分解信号空間を格子状
に分割したいずれかの単位立体内に属することになる。
ここで、例えば肌色を精度良く出力したい場合には、予
め、この肌色を含む単位立体を特定単位立体に設定して
おく。これによって、特定単位立体はさらに格子状に分
割され第2格子手段として、格子点の座標がテーブルに
追加格納される。
【0023】したがって、入力色データがこの特定単位
立体内に属する場合には、さらに細 かい格子の内のいず
れの単位立体に属するか否かが判断され、その細かい格
子の単位立体の頂点の座標である第2格子手段のテーブ
ルデータにて色修正が行われる。
【0024】一方、本発明では、上記特定単位立体の内
に属する画像情報の入力色データに対しては上記特定単
位立体の内に属する上記入力色データに応じた処理速度
および精度の補間方法を用いて色修正を行い、上記特定
単位立体の内に属さない画像情報の入力色データに対し
ては上記特定単位立体の内に属さない上記入力色データ
に応じた処理速度および精度の補間方法を用いて色修正
を行う。
【0025】したがって、入力色データが特定単位立体
の内に属しないときには第1格子手段のテーブルデータ
により、例えば簡単な計算アルゴリズムで実用的な変換
精度を有する例えばプリズム補間法の色修正方法を使用
することができる。
【0026】また、入力色データが特定単位立体の内に
属するときには、第2格子手段のテーブルデータによ
り、プリズム補間よりも処理速度は遅くなるが、より精
度の高い例えば立方体補間法の色修正方法を使用するこ
とができる。
【0027】このように、入力色データが格子内の特定
単位立体の内に属するか否かによって各種の補間方法を
使い分けて色修正を行うことにより、例えば肌色等の特
定色について高精度の色修正を行うことができると共
に、その他の色については迅速な色修正及び出力処理が
可能となる。さらに、補間方法に関わらず、十分な精度
が保持できる場合には、処理速度の速い補間方法を採用
することも可能となる。
【0028】また、特定色については、細かい格子によ
る第2格子手段のテーブルデータを用いて色修正される
ので、補間誤差を低減することができる。
【0029】この結果、高精度な色修正を必要とする色
の誤差を低減し、かつ画像の連続性が崩れるのを防止し
得るカラー画像処理装置を提供することができる。
【0030】また、例えば肌色を精度良く出力すべく、
色分解信号空間を格子状に分割してこの格子内の特定単
位立体として肌色が設定されているときに、さらに、例
えば空色である青色を同様に精度良く出力したい場合が
ある。
【0031】このとき、本発明では、格子内の特定単位
立体は、複数設置可能になっているので、肌色の特定単
位立体に加えて空色も特定単位立体に設定することがで
きる。そして、これによって、肌色及び空色のいずれも
精度良く出力することが可能となる。
【0032】一方、肌色を精度良く出力するためには、
1個の特定単位立体では足らない場合がある。このとき
には、本発明により、肌色の特定として特定単位立体の
近傍の単位立体も特定単位立体とすることができる。し
たがって、これら複数の特定単位立体により、広範囲の
肌色を精度良く出力することが可能となる。
【0033】また、例えば肌色と空色のいずれも特定単
位立体として分割するに際して、肌色の分割数と空色の
分割数とを、出力する精度に応じて異ならせることがで
きる。
【0034】これによって、第2格子手段にて格子点の
座標をテーブルに格納する際に、精度を保持しつつ、第
2格子手段の格納容量の低減を図ることができる。
【0035】また、本発明では、特定単位立体の分割を
繰り返していく場合にもその分割数を異ならせることが
できるので、特定色を所望の精度で出力したいときに、
適宜分割数を変えて行くことができる。
【0036】請求項3に係る発明のカラー画像処理装置
は、上記課題を解決するために、請求項2記載のカラー
画像処理装置において、上記複数の特定単位立体は、無
彩色を含む単位立体であることを特徴としている。
【0037】上記の発明によれば、複数の特定単位立体
は、無彩色を含む単位立体であるので、白、黒及び灰色
から構成される無彩色を高精度に出力したい場合に好適
であり、これによって、無彩色の変換誤差を低減するこ
とができる。したがって、白黒多値画像の色修正を高精
度に行うことができる。
【0038】請求項4に係る発明のカラー画像処理装置
は、上記課題を解決するために、請求項1ないし3のい
ずれか1項に記載のカラー画像処理装置において、上記
各段階の格子における特定単位立体をさらに分割してそ
の格子座標をテーブルデータとして追加格納するか否か
を外部からの入力により指示する指示手段が設けられて
いることを特徴としている。
【0039】すなわち、入力画像データを格子状に分割
して特定単位立体を設けることによって、随時所望の特
定色について精度良く出力することが可能となるが、場
合によっては、操作者はその特定色を精度良く出力する
ことを望まないことがある。
【0040】また、操作者は精度と処理時間とを考慮し
た場合に、必ずしも各段階の格子における特定単位立体
をさらに分割することを望まない場合がある。
【0041】このとき、本発明によれば、外部からの入
力により指示する指示手段が設けられているので、操作
者は精度と処理時間とを考慮して、随時、上記各段階の
格子における特定単位立体をさらに分割してその格子座
標をテーブルデータとして追加格納するか否かを選択指
示することができる。したがって、操作性の良いカラー
画像処理装置を提供することができる。
【0042】
【発明の実施の形態】〔基本形〕 本発明の実施の形態の基本形について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0043】基本形の例えばカラー複写機、カラープリ
ンタ及びカラーファクシミリ等のカラー画像処理装置
は、図2に示すように、原画の画像情報を入力するため
の入力手段としての入力装置1と、入力された画像情報
の色データを修正するための色修正手段としての色修正
装置2と、色修正された色データを含む画像情報を出力
して複製画を得るための出力手段としての出力装置3と
を備えている。
【0044】上記の入力装置1は、原画を読取るための
例えば図示しないカラースキャナを備えており、このカ
ラースキャナにてカラーの原画を光走査してR(赤)、
G(緑)及びB(青)のデジタルの色分解信号(以下、
「RGB信号」と称する)を得るようになっている。な
お、このカラースキャナは、光走査した原画からRGB
について各256段階のデジタル信号に色分解するよう
になっている。
【0045】上記の出力装置3は、例えば図示しないカ
ラーハードコピー装置を備え、このカラーハードコピー
装置にてC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロ
ー)、〔又はK(ブラック)〕の濃度信号(以下、「C
MY(K)信号」と称する)に基づいて、画像を出力し
得るようになっている。なお、このカラーハードコピー
装置は、CMY(K)の各色インクを使用して各256
段階のデジタル濃度でプリントアウトするものとなって
いる。
【0046】次に、上記の色修正装置2は、図3に示す
ように、RGBによる色分解信号空間を格子状に分割し
て第1格子10とし、この第1格子10の各格子点の座
標つまり色修正データである各単位立体の頂点の座標を
テーブルとしてのルックアップテーブルとして用意し、
RGBについて3次元補間を行うことによって色修正信
号CMY(K)を決定するものである。なお、ルックア
ップテーブルは図示しないRAM(Random Access Memo
ry) に格納されている。また、上記の分割された第1格
子10とその各単位立体の頂点の座標を格納したルック
アップテーブルは、第1格子手段としての機能を有して
いる。
【0047】次に、特定の色として例えば肌色を高精度
に色修正したい場合のために、予め肌色に相当するRG
B信号を含む特定の単位立体11をさらに格子状に分割
して第2格子20とし、この第2格子20のそれぞれの
格子点の座標もルックアップテーブルに追加格納してお
く。なお、この第2格子20とその格子点の座標のルッ
クアップテーブルは、第2格子手段としての機能を有し
ている。
【0048】ここで、同図に示す例においては、第1格
子10はRGBによる色分解信号空間が各5分割された
ものとなっており、第2格子20は各4分割されたもの
となっているので、6×6×6+5×5×5−8=33
3個のデータからなるルックアップテーブルを持つこと
になる。
【0049】この色修正装置2におけるルックアップテ
ーブルにて3次元補間を行って色修正する処理手順を、
図1に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0050】図1に示すように、入力装置1にて画像デ
ータを入力した後(S1)、色修正装置2にて色修正を
行うには、まず、RGB信号が第1格子10の色空間に
おけるいずれの単位立体の内部に存在するかを判別する
(S2)。
【0051】RGB信号が、特定単位立体11以外の単
位立体の内部に存在すれば(S3)、そのRGB信号が
内部に存在する単位立体の格子頂点を示す座標のルック
アップテーブルを選択し(S4)、プリズム補間法を用
いた3次元補間により色修正して(S5)、出力装置3
にてその色修正された画像データの出力を行う(S
6)。
【0052】ところで、上記のように、S5において行
われる3次元補間としては、簡単な計算アルゴリズムで
実用的な変換精度を有する例えばプリズム補間法が適用
されている。
【0053】ここで、3次元補間について説明する。3
次元補間には、例えば、立方体補間法、4面体補間法及
びプリズム補間法等がある。
【0054】立方体補間法は、最も一般的な補間法であ
り、入力色空間を3色の軸に沿って単純に8つの格子点
からなる立方体に分割し、立方体の内点に対する出力値
を、3次式8項からなる荷重和にて表すものである。こ
の立方体補間法は、4面体補間法やプリズム補間法に比
べて計算コストがかかる。特に、3次式の乗算回数が多
い点で難点がある。しかし、一度に最も多くの格子点を
使うので、一般的には補間精度が高いという特徴があ
る。
【0055】また、4面体補間法は、単位立方体をさら
に複数の4面体毎に分割し、立方体の内点に対する入力
値が分割されたいずれの4面体に属するかを判定した
後、入力点をとりまく4格子点上の出力値を荷重して補
間値を求めるものである。
【0056】すなわち、4面体は3次元空間を分割する
最小の立体であり、一度に使う格子点数が4個であり最
も最小であるので、補間法としては最も単純で計算コス
トも最小である。また、単位立方体を4面体に分割する
方法は複数あるが、最も自然には、対角線に沿って等体
積の6つの4面体に分割される。
【0057】このように、4面体補間法は最も簡素であ
るが、立方体補間法やプリズム補間法に比べると補間精
度に問題がある。これは、入力色空間が多数の4面体に
分割される結果、分割面で多数の境界を生じ、補間直線
がこの境界面を通過するときに不連続となるためであ
る。
【0058】次に、プリズム補間法は、単位立方体を対
角線で分割して2つの3角柱つまりプリズムを形成し、
立方体の内点に対する入力値が分割されたいずれのプリ
ズムに属するかを判定した後、入力点をとりまくプリズ
ムの6格子点上の6つの出力値を荷重して補間値を求め
るものである。
【0059】このプリズム補間法は、立方体補間法や4
面体補間法と比較して簡単な計算アルゴリズムで実用的
な変換精度を提供するものとなっている。
【0060】このように、ルックアップテーブルを使用
して3次元補間するに際しては、立方体補間法、4面体
補間法及びプリズム補間法等があるので、画像の色種に
応じて精度と処理速度等を考慮して、補間方法を適宜変
えるのが好ましいと言える。ここで、再び図1のフロー
チャートに戻る。図1のS3において、RGB信号が特
定単位立体11の内部に存在すれば、特定単位立体11
の内部でその特定単位立体11を分割した第2格子20
の内部のいずれの単位立体に存在するかを判別する(S
7)。次いで、そのRGB信号が内部に存在する第2格
子20の各単位立体における格子頂点の座標のルックア
ップテーブルを選択し(S8)、このテーブルデータの
値により3次元補間に基づく色修正をする(S9)。こ
のときの3次元補間としては、上記のプリズム補間より
も処理速度は遅くなるが、より精度の高い立方体補間を
使用する。次いで、色修正された画像データは、S6に
移行して、出力装置3にて出力される(S6)。
【0061】このように、基本形では、特定単位立体1
1については、特定単位立体11を除く他の単位立体で
使用する補間方法よりも精度の高い補間方法を使用す
る。このため、特定単位立体11のRGB信号に対し
て、座標間の距離が小さくなるので、変換精度が低減す
ることになる。
【0062】なお、基本形では、特定単位立体11にお
ける第2格子20の単位立体に対して立方体補間を用い
ているが、必ずしもこれに限らず、例えば、第2格子2
0の単位立体の内部に属するRGB信号に対していかな
る補間方法を使用しても精度が十分となる場合には、4
面体補間法を用いることが可能であり、これによって、
処理速度を速めることができる。
【0063】以上のように、基本形のカラー画像処理装
置では、画像情報の各RGB色分解信号に基づく入力色
データは、色分解信号空間を格子状に分割したいずれか
の単位立体内に属することになる。ここで、例えば肌色
を精度良く出力したい場合には、予め、この肌色を含む
単位立体を特定単位立体11に設定しておく。これによ
って、特定単位立体11は、さらに格子状に分割され第
2格子20として、格子点の座標がルックアップテーブ
ルに追加格納される。
【0064】したがって、入力色データがこの特定単位
立体11内に属する場合には、第1格子10よりも細か
い第2格子20の内のいずれの単位立体に属するか否か
が判断され、その細かい格子の単位立体の頂点の座標で
ある第2格子20のテーブルデータにて色修正が行われ
る。
【0065】一方、基本形では、入力色データが格子内
の特定単位立体11の内に属するか否かによって、異な
る色修正方法が用いられる。
【0066】したがって、例えば、入力色データが特定
単位立体11の内に属しないときには第1格子10のテ
ーブルデータにより、例えば簡単な計算アルゴリズムで
実用的な変換精度を有する例えばプリズム補間法の色修
正方法を使用することができる。
【0067】また、入力色データが特定単位立体11の
内に属するときには、第2格子20のテーブルデータに
より、プリズム補間よりも処理速度は遅くなるが、より
精度の高い例えば立方体補間法の色修正方法を使用する
ことができる。
【0068】このように、入力色データが格子内の特定
単位立体11の内に属するか否かによって各種の色修正
方法を使い分けることにより、例えば肌色等の特定色に
ついて高精度の色修正を行うことができると共に、その
他の色については迅速な色修正及び出力処理が可能とな
る。さらに、補間方法に関わらず、十分な精度が保持で
きる場合には、処理速度の速い補間方法を採用すること
も可能となる。
【0069】また、例えば肌色等の特定色については、
細かい格子による第2格子20のテーブルデータを用い
て色修正されるので、補間誤差を低減することができ
る。
【0070】この結果、高精度な色修正を必要とする色
の誤差を低減し、かつ画像の連続性が崩れるのを防止し
得るカラー画像処理装置を提供することができる。
【0071】〔実施の形態1〕 本発明の実施の形態について図4及び図5に基づいて説
明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前
記の基本形の図面に示した部材と同一の機能を有する部
材については、同一の符号を付し、その説明を省略す
る。
【0072】前記基本形におけるカラー画像処理装置の
色修正装置2では、図3に示すように、RGBによる色
分解信号空間を格子状に各5分割して第1格子10と
し、例えば肌色を忠実に再現するために、この第1格子
10の特定単位立体11をさらに格子状に各4分割して
第2格子20を形成し、これら第1格子10及び第2格
子20の各単位立体の頂点の座標をルックアップテーブ
ルとして用意していた。
【0073】本実施の形態では、図4に示すように、各
5分割された第1格子10と、この第1格子10を格子
状に各3分割した第2格子30とに対して、この第2格
子30の特定単位立体31をさらに格子状に各17分割
して第3格子40としており、この第3格子40の各単
位立体の頂点の座標をルックアップテーブルに追加格納
したものとなっている。
【0074】すなわち、入力画像は、カラースキャナに
よって、光走査した原画からRGBについて各256段
階のデジタル信号に色分解されている。したがって、2
55÷5÷3÷17=1となって、第3格子40の格子
頂点の座標は、入力画像の何れかの色データを表示する
ことになる。このため、この格子頂点の座標を示すルッ
クアップテーブルのデータを出力用として使用すること
により、入力データに対して補間することなく直接的に
出力できることになる。
【0075】これによって、ルックアップテーブルのデ
ータがそのまま使用できるので、肌色の特定部分が精度
良く再現されることになる。
【0076】なお、本実施の形態の色修正装置2では、
第1格子10はRGBによる色分解信号空間を格子状に
各5分割したもの、第2格子30は各3分割したもの及
び第3格子40は17分割したものとなっているが、こ
の各格子における分割数は特に限定しないものである。
これによって、第3格子40のルックアップテーブルが
入力データに一致しなくても、特定色が3段階に掘り下
げて分割されたものとなっているので、補間誤差が低減
されて肌色の特定部分がさらに精度良く再現されること
になる。
【0077】さらに、本実施の形態では、各RGB信号
について5分割した第1格子10、3分割した第2格子
30及び17分割した第3格子40として、分割の掘り
下げは3段となっているが、必ずしもこれに限らず、例
えば、これとは別の分割数を採用し、かつさらに第3格
子40の特定単位立体について、ルックアップテーブル
に追加格納しながら、さらにその分割を繰り返すことが
可能である。
【0078】また、本実施の形態では、第1格子10・
第2格子30・第3格子40の各々について、各RGB
信号に対して均等に分割したものであるが、必ずしもこ
れに限らず、例えば、第1格子10に対してR信号につ
いて5分割、G信号について4分割及びB信号について
3分割のように、各RGB信号について均等でなくて良
い。
【0079】上記のカラー画像処理装置における色修正
装置2の色修正動作について、図5のフローチャートに
基づいて説明する。
【0080】まず、入力装置1にて画像データを入力し
た後(S11)、色修正装置2にて色修正を行うには、
RGB信号が第1格子10の色空間におけるいずれの単
位立体の内部に存在するかを判別する(S12)。
【0081】次いで、この第1格子10は、最小の分割
格子であるか否かが判断される(S13)。今の場合、
第1格子10は最小の分割格子ではないので、NOとな
って、入力データのRGB信号が特定単位立体11内の
データであるか否かが判断される(S14)。
【0082】S14で、入力データのRGB信号が特定
単位立体11以外の単位立体の内部に存在すれば、その
RGB信号が内部に存在する単位立体の格子頂点を示す
座標のルックアップテーブルを選択し(S15)、プリ
ズム補間により色修正して(S16)、出力装置3にて
色修正された画像データの出力を行う(S17)。
【0083】一方、S14において、入力データのRG
B信号が特定単位立体11の内部に存在すれば、S12
に戻り再び第2格子30のいずれの単位立体内の信号で
あるか否かが判別される。次いで、S13にてこの第2
格子30が最小の分割格子か否かが判断される。今の場
合、さらに第3格子40が存在するので、NOとなっ
て、S14に移行して入力データのRGB信号が特定単
位立体31内のデータであるか否かが判断される。
【0084】次いで、入力データのRGB信号が特定単
位立体31以外の単位立体の内部に存在すれば、S15
〜S17に移行して、そのRGB信号が内部に存在する
単位立体の格子頂点を示す座標のルックアップテーブル
を選択し、プリズム補間により色修正して、出力装置3
にて色修正された画像データの出力が行われる。
【0085】一方、S14において、入力データのRG
B信号が特定単位立体31の内部に存在すれば、S12
に再び戻り第3格子40のいずれの単位立体の信号であ
るか否かが判別される。次いで、S13にてこの第3格
子40が最小の分割格子か否かが判断される。今の場合
には、第3格子40は最小の分割格子であるので、YE
Sとなって、当該単位立体のルックアップテーブルを選
択する(S18)。
【0086】ここで、第3格子40のルックアップテー
ブルのデータは、入力データがそのまま出力データとし
て使用できるものとなっているので、このデータにより
直接画像出力される(S19)。
【0087】このように、入力データが第3格子40の
格子座標に一致するときには、3次元補間を行わずに、
画像出力に際して、直接このルックアップテーブルのデ
ータを使用する。したがって、補間による変換誤差が無
くなり最適な出力を行なうことができると共に、補間の
ための計算時間も不要となるので、出力時間が短縮でき
る。
【0088】以上のように、本実施の形態のカラー画像
処理装置では、格子状に分割された第2格子30の特定
単位立体31の分割をさらに繰り返し、第3格子40の
格子点の座標をルックアップテーブルに追加格納してい
く。これにより、格子の間隔が小さくなり補間誤差がさ
らに低減するので、例えば肌色等の特定色についてさら
に精度良く色修正を行うことができる。
【0089】また、本実施の形態のカラー画像処理装置
では、格子状に分割された特定単位立体11・31の分
割を繰り返すことによって、第3格子40のルックアッ
プテーブルのように、入力装置1にて各RGB信号につ
いて例えば各256段階で読み取られたデジタル入力色
データを各格子点の座標のテーブルデータに一致させる
ことができる。
【0090】このとき、本実施の形態では、入力色デー
タと一致する格子点のテーブルデータを出力用として直
接用いるようになっている。
【0091】したがって、入力色データをそのまま出力
データとして使用するので、最適な画像を出力すること
ができる。また、補間による変換誤差が全くなくなる。
【0092】なお、上記においては、第3格子40のル
ックアップテーブルが入力色データと一致するものとな
っているが、第1格子10及び第2格子20又はさらに
細かい格子の各分割数を適切に設定することによって
も、入力色データと一致するルックアップテーブルのテ
ーブルデータを出力用として直接用いることが可能とな
る。
【0093】また、本実施の形態では、特定単位立体1
1・31の分割を繰り返していく場合に、その分割数を
異ならせることができる。このため、特定色を所望の精
度で出力したいときに、適宜分割数を変えることができ
る。
【0094】〔実施の形態2〕 本発明の他の実施の形態について図6及び図7に基づい
て説明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜
上、前記の基本形及び実施の形態1の図面に示した部材
と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付
し、その説明を省略する。
【0095】前記基本形及び実施の形態1におけるカラ
ー画像処理装置の第1格子10の特定単位立体11は、
肌色を精度良く修正するために設けられたものであった
が、本実施の形態のカラー画像処理装置では、図6に示
すように、第1格子10には、肌色のための特定単位立
体11とは別に、空の色である青色を精度良く修正する
ために、もう一つの特定単位立体12が設けられてい
る。そして、この特定単位立体12についても同様にさ
らに分割されて第2格子50が設けられてルックアップ
テーブルのデータが追加格納されるようになっている。
【0096】すなわち、本実施の形態では、1つの第1
格子10について、複数の特定単位立体11・12が設
けられる場合を例示している。この結果、肌色だけでな
く、空の色等の複数の特定色についても精度良く出力で
きる。
【0097】なお、この場合に、特定単位立体11の第
2格子20における補間方法と特定単位立体12の第2
格子50における補間方法とは、必ずしも同じ補間方法
を使用するとは限らないものとなっている。これは、肌
色と空色とによって同じ格子間隔であっても補間精度が
異なるためである。
【0098】また、本実施の形態では、図7に示すよう
に、色修正装置2には指示手段としての外部指示装置6
0が接続されており、上記の特定単位立体11・12を
用いた色修正を行うか否かが外部からの入力操作により
選択指示できるようになっている。
【0099】そして、外部指示装置60にて、例えば空
色を高精度に色修正したい旨を選択すれば、特定単位立
体12を分割した第2格子50の格子点の座標をルック
アップテーブルに追加する。しかし、選択しないときに
は、第2格子50の格子点の座標をルックアップテーブ
ルに追加することなく、第1格子10のルックアップテ
ーブルの補間によって色修正を行う。
【0100】これによって、空色を高精度に色修正する
ことを選択しなければ、選択した時に比べて高速に処理
することができる。
【0101】なお、本実施の形態では、肌色又は空色を
精度良く再現するために、これら特定単位立体11・1
2がそれぞれ1個の単位立体にて構成される場合を例示
しているが、必ずしもこれに限らず、例えば肌色につい
て1個の特定単位立体11で示すことができない場合に
は、複数の特定単位立体11・11aにて構成すること
も可能であることを含んでいる。
【0102】これによって、広範囲のRGB信号に対し
て、変換誤差が低減されることになる。
【0103】また、本実施の形態では、同図に示すよう
に、特定単位立体11はRGB信号が各4分割されて5
×5×5個の格子点を有する第2格子20としており、
特定単位立体12はRGB信号が各3分割されて4×4
×4個の格子点を有する第2格子50としている。
【0104】さらに、これら分割数は設定により変え得
るようになっている。これは肌色と空色とでは、仮に同
じ格子間隔であったとしても、その格子点のルックアッ
プテーブルを用いて同じ方法で補間計算をしても色空間
の場所によって補間精度が異なるためである。
【0105】この結果、5×5×5−8個の格子点と、
4×4×4−8個の格子点とがルックアップテーブルの
データに追加されていることになる。このように、特定
単位立体11・12の分割数を、内部のRGB信号の必
要な精度に応じて変化させることによって、無駄なルッ
クアップテーブルをメモリに保持する必要が無くなる。
【0106】また、本実施の形態では、第2格子20の
内部のRGB信号については立方体補間を使用している
が、第2格子50の内部のRGB信号についてはプリズ
ム補間を使用している。この結果、特定単位立体11に
ついては、変換誤差を低減して精度を重視しているのに
対し、特定単位立体12については、処理速度を優先す
るようになっている。
【0107】なお、特定単位立体11内のRGB信号が
いかなる補間方法でも十分な精度が得られることが確認
されている場合には、四面体補間を用いることにより、
さらに処理速度を速めることができる。
【0108】以上のように、例えば肌色を精度良く出力
すべく色分解信号空間を格子状に分割してこの格子内の
特定単位立体11として肌色が設定されているときに、
さらに、別の色である例えば空色を同様に精度良く出力
したい場合がある。
【0109】このとき、本実施の形態のカラー画像処理
装置では、格子内の特定単位立体は、複数設置可能にな
っているので、肌色の特定単位立体11に加えて空色も
特定単位立体12に設定することにより、いずれも精度
良く出力することが可能となる。
【0110】一方、肌色を精度良く出力するためには、
1個の特定単位立体11では足らない場合がある。この
ときには、肌色の特定として特定単位立体11の近傍の
単位立体も肌色用の特定単位立体11aとすることがで
きる。
【0111】したがって、これら複数の特定単位立体1
1・11aにより、広範囲の肌色を精度良く出力するこ
とが可能となる。
【0112】また、本実施の形態のカラー画像処理装置
では、各第2格子20・50の分割数は、必ずしも互い
に同数ではない。すなわち、例えば肌色と空色のいずれ
も特定単位立体11・12として分割するに際して、肌
色の分割数と空色の分割数とを出力する精度に応じて異
ならせることができる。
【0113】これによって、第2格子30及び第2格子
50における格子点の座標をルックアップテーブルに格
納する際に、精度を保持することを考慮しながら、第2
格子30及び第2格子50のルックアップテーブルの格
納容量の低減を図ることができる。
【0114】また、本実施の形態のカラー画像処理装置
では、入力画像データを格子状に分割して複数の特定単
位立体11・21を設けることによって、随時所望の特
定色について精度良く出力することが可能となるが、場
合によっては、操作者はその特定色を精度良く出力する
ことを望まないことがある。
【0115】また、操作者は精度と処理時間とを考慮し
た場合に、必ずしも各段階の第1格子10及び第2格子
30における特定単位立体11・31をさらに分割する
ことを望まない場合がある。
【0116】このとき、本実施の形態によれば、外部か
らの入力により指示する外部指示装置60が設けられて
いるので、操作者は精度と処理時間とを考慮して、随
時、上記各段階の格子における特定単位立体11・31
をさらに分割してその格子座標をテーブルデータとして
追加格納するか否かを選択指示することができる。した
がって、操作性の良いカラー画像処理装置を提供するこ
とができる。
【0117】〔実施の形態3〕 本発明の他の実施の形態について図8に基づいて説明す
れば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の
基本形、実施の形態1、および実施の形態2の図面に示
した部材と同一の機能を有する部材については、同一の
符号を付し、その説明を省略する。
【0118】本実施の形態のカラー画像処理装置では、
図8に示すように、白、黒及び灰色等の無彩色を高精度
に色修正するために、複数の特定単位立体71〜75が
設けられており、それぞれさらにいくつかの図示しない
格子に分割され、その格子点もルックアップテーブルに
追加されている。なお、これら特定単位立体71〜75
は、R=G=B=0の黒とR=G=B=255の白の色
信号とを結ぶ線分を含むように構成されている。
【0119】このように、本実施の形態のカラー画像処
理装置では、複数の特定単位立体71〜75は、無彩色
を含む単位立体であるので、白、黒及び灰色から構成さ
れる無彩色を高精度に出力したい場合に好適である。こ
れによって、無彩色の変換誤差が低減し、精度良く再現
されることになる。したがって、白黒多値画像の色修正
を高精度に行うことが可能となる。
【0120】
【発明の効果】請求項1に係る発明のカラー画像処理装
置は、以上のように、色分解信号空間を格子状に分割
し、これら格子点の座標をテーブルに格納する第1格子
手段と、上記格子内の特定単位立体をさらに格子状に分
割し、その格子点の座標をテーブルに追加格納する第2
格子手段とを備える一方、上記特定単位立体の内に属す
る画像情報の入力色データに対しては上記特定単位立体
の内に属する上記入力色データに応じた処理速度および
精度の補間方法を用いて色修正を行い、上記特定単位立
体の内に属さない画像情報の入力色データに対しては上
記特定単位立体の内に属さない上記入力色データに応じ
た処理速度および精度の補間方法を用いて色修正を
い、上記格子状に分割された特定単位立体の分割が分割
数が異なるようにさらに繰り返され、その格子点の座標
がテーブルに追加格納されるものである。
【0121】それゆえ、入力色データが格子内の特定単
位立体の内に属するか否かによって各種の補間方法を使
い分けて色修正を行うことにより、例えば肌色等の特定
色について高精度の色修正を行うことができると共に、
その他の色については迅速な色修正及び出力処理が可能
となる。さらに、補間方法に関わらず、十分な精度が保
持できる場合には、処理速度の速い補間方法を採用する
ことも可能となる。
【0122】また、例えば肌色等の特定色については、
細かい格子による第2格子手段のテーブルデータを用い
て色修正されるので、補間誤差を低減することができ
る。
【0123】この結果、高精度な色修正を必要とする色
の誤差を低減し、かつ画像の連続性が崩れるのを防止し
得るカラー画像処理装置を提供することができるという
効果を奏する。
【0124】また、格子状に分割された特定単位立体の
分割を分割数が異なるようにさらに繰り返し、その格子
点の座標をテーブルに追加格納していくことにより、格
子の間隔が小さくなり補間誤差がさらに低減するので、
例えば肌色等の特定色についてさらに精度良く色修正を
行うことができるという効果を奏する。
【0125】請求項2に係る発明のカラー画像処理装置
は、以上のように、色分解信号空間を格子状に分割し、
これら格子点の座標をテーブルに格納する第1格子手段
と、 上記格子内の特定単位立体をさらに格子状に分割
し、その格子点の座標をテーブルに追加格納する第2格
子手段とを備える一方、上記特定単位立体の内に属する
画像情報の入力色データに対しては上記特定単位立体の
内に属する上記入力色データに応じた処理速度および精
度の補間方法を用いて色修正を行い、上記特定単位立体
の内に属さない画像情報の入力色データに対しては上記
特定単位立体の内に属さない上記入力色データに応じた
処理速度および精度の補間方法を用いて色修正を行い、
上記の各格子内の特定単位立体は、複数設置可能になっ
ており、上記特定単位立体のそれぞれの分割数は、互い
に異なるような、それぞれの色修正の精度に応じたもの
である
【0126】それゆえ、入力色データが格子内の特定単
位立体の内に属するか否かによって各種の補間方法を使
い分けて色修正を行うことにより、例えば肌色等の特定
色について高精度の色修正を行うことができると共に、
その他の色については迅速な色修正及び出力処理が可能
となる。さらに、補間方法に関わらず、十分な精度が保
持できる場合には、処理速度の速い補間方法を採用する
ことも可能となる。
【0127】また、例えば肌色等の特定色については、
細かい格子による第2格子手段のテーブルデータを用い
て色修正されるので、補間誤差を低減することができ
る。
【0128】この結果、高精度な色修正を必要とする色
の誤差を低減し、かつ画像の連続性が崩れるのを防止し
得るカラー画像処理装置を提供することができるという
効果を奏する。
【0129】また、例えば肌色の特定単位立体に加えて
例えば空色も特定単位立体に設定することにより、いず
れも精度良く出力することが可能となるという効果を奏
する。
【0130】一方、肌色を精度良く出力するために、肌
色の特定として特定単位立体の近傍の単位立体も特定単
位立体とすることができる。
【0131】したがって、これら複数の特定単位立体に
より、広範囲の肌色を精度良く出力することが可能とな
るという効果を奏する。
【0132】また、例えば肌色と空色のいずれも特定単
位立体として分割するに際して、肌色の分割数と空色の
分割数とを、出力する精度に応じて異ならせることがで
きる。
【0133】これによって、第2格子手段にて格子点の
座標をテーブルに格納する際に、精度を保持しつつ第2
格子手段の格納容量の低減を図ることができるという効
果を奏する。
【0134】また、本発明では、特定単位立体の分割を
繰り返していく場合にもその分割数を異ならせることが
できる。このため、特定色を所望の精度で出力したいと
きに、適宜分割数を変えて行くことができるという効果
を奏する。
【0135】請求項3に係る発明のカラー画像処理装置
は、以上のように、請求項2記載のカラー画像処理装置
において、上記複数の特定単位立体は、無彩色を含む単
位立体であるものである。
【0136】それゆえ、白、黒及び灰色から構成される
無彩色を高精度に出力したい場合に好適であり、これに
よって、無彩色の変換誤差を低減することができる。し
たがって、白黒多値画像の色修正を高精度に行うことが
可能となるという効果を奏する。
【0137】請求項4に係る発明のカラー画像処理装置
は、以上のように、請求項1ないし3のいずれか1項に
記載のカラー画像処理装置において、上記各段階の格子
における特定単位立体をさらに分割してその格子座標を
テーブルデータとして追加格納するか否かを外部からの
入力により指示する指示手段が設けられているものであ
る。
【0138】それゆえ、操作者は精度と処理時間とを考
慮して、随時、上記各段階の格子における特定単位立体
をさらに分割してその格子座標をテーブルデータとして
追加格納するか否かを選択指示することができる。した
がって、操作性の良いカラー画像処理装置を提供するこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー画像処理装置における基本形
示すものであり、色修正する動作を示すフローチャート
である。
【図2】上記カラー画像処理装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図3】上記カラー画像処理装置の色修正装置にて色修
正する際に、RGB色分解信号空間を格子状に分割して
第1格子とし、かつ第1格子の特定単位立体についてさ
らに分割して第2格子として、各格子点の座標によりル
ックアップテーブルを形成していく状態を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の実施の形態のカラー画像処理装置にお
いて、上記の第2格子の特定単位立体についてさらに分
割して第3格子として、各格子点の座標によりルックア
ップテーブルを形成していく状態を示す説明図である。
【図5】上記第3格子まで分割したときの色修正する動
作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態のカラー画像処理装置
を示すものであり、第1格子に2個の特定単位立体を設
け、各特定単位立体をそれぞれ分割して第2格子とし
て、各格子点の座標によりルックアップテーブルを形成
していく状態を示す説明図である。
【図7】上記のカラー画像処理装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図8】本発明のさらに他の実施の形態のカラー画像処
理装置を示すものであり、無彩色のための複数の特定単
位立体を設けた第1格子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 入力装置(入力手段) 2 色修正装置(色修正手段) 3 出力装置(出力手段) 10 第1格子(第1格子手段) 11 特定単位立体 11a 特定単位立体 12 特定単位立体 20 第2格子(第2格子手段) 30 第2格子(第2格子手段) 31 特定単位立体 40 第3格子(第3格子手段) 50 第2格子(第2格子手段) 60 外部指示装置(指示手段)
フロントページの続き (72)発明者 田中 達哉 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−131668(JP,A) 特開 平8−223432(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されるカラー原画の画像情報を読み取
    る入力手段と、入力された画像情報の各色分解信号に基
    づく入力色データにより色修正する色修正手段と、色修
    正された修正画像データを出力する出力手段とを備えた
    カラー画像処理装置において、 色分解信号空間を格子状に分割し、これら格子点の座標
    をテーブルに格納する第1格子手段と、 上記格子内の特定単位立体をさらに格子状に分割し、そ
    の格子点の座標をテーブルに追加格納する第2格子手段
    とを備える一方、入力色データが特定単位立体の内に属しないときには、
    第1格子手段のテーブルデータにより、簡単な計算アル
    ゴリズムで実用的な変換精度を有する例えばプリズム補
    間法等の色修正方法を使用し、 入力色データが特定単位立体の内に属するときには、第
    2格子手段のテーブルデータにより、処理速度は遅くな
    っても、より精度の高い例えば立方体補間法等の色修正
    方法を使用し、 上記格子状に分割された特定単位立体の分割が、分割数
    が異なるようにさらに繰り返され、その格子点の座標が
    テーブルに追加格納されることを特徴とするカラー画像
    処理装置。
  2. 【請求項2】入力されるカラー原画の画像情報を読み取
    る入力手段と、入力された画像情報の各色分解信号に基
    づく入力色データにより色修正する色修正手段と、色修
    正された修正画像データを出力する出力手段とを備えた
    カラー画像形成装置において、 色分解信号空間を格子状に分割し、これら格子点の座標
    をテーブルに格納する第1格子手段と、 上記格子内の特定単位立体をさらに格子状に分割し、そ
    の格子点の座標をテーブルに追加格納する第2格子手段
    とを備える一方、入力色データが特定単位立体の内に属しないときには、
    第1格子手段のテーブルデータにより、簡単な計算アル
    ゴリズムで実用的な変換精度を有する例えばプリズム補
    間法等の色修正方法を使用し、 入力色データが特定単位立体の内に属するときには、第
    2格子手段のテーブルデータにより、処理速度は遅くな
    っても、より精度の高い例えば立方体補間法等の色修正
    方法を使用し、 上記各格子内の特定単位立体は、複数設置可能になって
    おり、 上記特定単位立体のそれぞれの分割数は、互いに異なる
    ような、それぞれの色修正の精度に応じたものであるこ
    とを特徴とするカラー画像処理装置。
  3. 【請求項3】上記複数の特定単位立体は、無彩色を含む
    単位立体であることを特徴とする請求項2記載のカラー
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】上記各段階の格子における特定単位立体を
    さらに分割してその格子座標をテーブルデータとして追
    加格納するか否かを外部からの入力により指示する指示
    手段が設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれか1項に記載のカラー画像処理装置。
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