JPH09212777A - 防災システム - Google Patents

防災システム

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JPH09212777A
JPH09212777A JP28627396A JP28627396A JPH09212777A JP H09212777 A JPH09212777 A JP H09212777A JP 28627396 A JP28627396 A JP 28627396A JP 28627396 A JP28627396 A JP 28627396A JP H09212777 A JPH09212777 A JP H09212777A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極めて安価かつ容易に設置できるうえ、発生
した異常状況に応じた警報を近隣住戸同士で相互に通報
し合える防災システムを実現する。 【解決手段】 第1の発明による防災システムでは、異
常感知時に移報データを無線送信する複数の送信器1−
1〜1−nを各住戸に設置しておくと共に、各住戸の送
信器1−1〜1−nが無線送信する移報データを受信し
て異常発生した住戸とその内容とを報知する受信器2を
設けるだけで、近所同士で相互に非常事態を連絡し合え
る。また、第2の発明による防災システムでは、火災報
知受信機3が発生する移報信号の内容に応じてグループ
モニタユニット4が非火災と真火災とを区別して各住戸
側へ通報する為、発生した異常状況に応じた警報を近隣
住戸同士で相互に通報し合うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、近隣住戸同士で相
互に火災報知や非常通報することができる防災システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、近隣住戸同士で非常事態を知らせ
合う群監視型の防災システムが実用化されている。図5
は、この種のシステム構成例を示すブロック図である。
図5において、10はCATV(ケーブルテレビジョ
ン)幹線路からタップオフTOを介して各住戸A〜Cに
接続される共聴ラインである。この共聴ライン10を介
して相互接続される各住戸A〜Cには、グループモニタ
ユニット20と、このユニット20に接続される各種感
知器30とが設置される。
【0003】感知器30は、熱・煙感知器およびガス漏
れ感知器の他、非常押釦スイッチなどから構成され、火
災発生やガス漏れ等の異常状態を感知した場合に、その
異常内容を表わす感知信号(あるいはスイッチ信号)を
出力する。グループモニタユニット20は、CPU,R
OMおよびRAMから構成され、上記感知器30が出力
する感知信号(あるいはスイッチ信号)に応じた移報信
号を発生し、これを共聴ライン10を介して相互接続さ
れる各住戸内のユニット20側へ送出する。
【0004】このグループモニタユニット20は、共聴
ライン10を介して相互接続される各住戸内のユニット
20側とポーリング方式により一定周期毎に自己の状態
を表わす状態信号(移報信号を含む)を出力する。すな
わち、各ユニット20には、予め同一グループ内でのア
ドレス番号が割り当てられたおり、このアドレス番号順
に従って順番に自己のデータを共聴ライン10にポーリ
ング送信するように通信制御される。
【0005】このようなシステムによれば、異常発生を
感知した住戸のグループモニタユニット20がその異常
内容に対応した移報信号を出力すると、これが共聴ライ
ンを介して他の住戸側へ伝送される。そして、他の住戸
のグループモニタユニット20では、異常発生を感知し
た住戸から出力された移報信号を受信して、異常が発生
した住戸および異常内容を表示・発報するので、近隣住
戸同士が相互に連携して火災発生を未然に防いだり、被
害を最少に抑止するよう避難誘導を迅速に行うことが可
能になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した従来の
群監視型の防災システムでは、既設の共聴ラインを信号
伝送路として共用するか、あるいは共用できる伝送路が
無い場合には別途にケーブル等を敷設しなければならな
い。このため、例えば、数戸程度の近隣住戸同士で群監
視型の防災システムを新規に導入しようとすると、スケ
ールメリットが活かせず、1戸当りの費用負担が高額な
ものとなり、実現性に欠けてしまう。そこで、極めて安
価で容易に設置でき、数戸程度の近所同士で相互に非常
事態を連絡し合える簡易的な防災システムが望まれてい
る現状にある。そこで本発明は、上述した事情に鑑みて
なされたもので、極めて安価で容易に設置でき、数戸程
度の近所同士で相互に非常事態を連絡し合える簡易的な
防災システムを提供することを第1の目的としている。
【0007】ところで、上述した従来の群監視型の防災
システムでは、単に火災感知器が作動しただけで実際に
は出火に至らない状況や、実際に出火した状況でも同一
の警告しか通報することができないという問題がある。
そこで本発明は、このような事情に鑑みてなされたもの
で、発生した異常状況に応じた警報を近隣住戸同士で相
互に通報し合うことができる防災システムを提供するこ
とを第2の目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、各監視エリア毎にそれ
ぞれ複数配置され、異常を感知した場合に感知信号を発
生する一方、予め自己に設定されている識別アドレスを
前記感知信号に付加して移報信号を発生し、これを無線
送信する送信手段と、各監視エリア毎に配置され、前記
各監視エリアにそれぞれ複数配置される送信手段のいず
れかが無線送信する移報信号を受信した場合、非常警報
を発報すると共に、受信した移報信号に含まれる感知信
号および識別アドレスに基づき、移報信号を無線送信し
た送信手段が感知した異常の内容とその送信手段が配置
される監視エリアとを表示する受信手段とを具備するこ
とを特徴としている。
【0009】上記請求項1に従属する請求項2に記載の
発明によれば、前記送信手段は、自己に設定される前記
識別アドレスに応じて送信周波数を異ならせることを特
徴とする。
【0010】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記受信手段は、予め定められた範囲で受信周波数を自動
走査してキャリアの有無を判別し、キャリアを検出した
周波数に受信周波数をロックして前記各監視エリアにそ
れぞれ複数配置される送信手段のいずれかが無線送信す
る移報信号を受信することを特徴としている。
【0011】さらに、請求項4に記載の発明は、火災を
感知して移報信号を発生する火災報知手段と、この移報
信号の内容に応じた警報を通報する通報手段とを各住戸
に設け、これら各住戸の通報手段同士で通報し合うシス
テムであって、前記通報手段は、非火災と真火災とを区
別して各住戸側へ通報することを特徴としている。
【0012】上記請求項5に従属する請求項5に記載の
発明によれば、前記通報手段は、火災報知手段からの移
報信号が複数箇所の火災発報によるものである場合に、
真火災と見做して各住戸の通報手段へ避難警告を自動的
に通報することを特徴としている。
【0013】第1の発明では、各監視エリアにそれぞれ
複数配置される送信手段のいずれかが移報信号を無線送
信すると、各監視エリア毎に配置される受信手段がこれ
を受信して非常警報を発報すると共に、受信した移報信
号に含まれる感知信号および識別アドレスに基づき、移
報信号を無線送信した送信手段が感知した異常の内容と
その送信手段が配置される監視エリアとを表示するか
ら、各監視エリア相互間で非常事態を連絡し合える簡易
的な群監視型のシステムが実現する。しかも、無線方式
なので、信号伝送路を敷設する従来のものに比して極め
て安価かつ容易に設置することが可能になる。
【0014】また、第2の発明では、火災報知手段が発
生する移報信号の内容に応じて通報手段が非火災と真火
災とを区別して各住戸側へ通報する為、発生した異常状
況に応じた警報を近隣住戸同士で相互に通報し合うこと
が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明による防災システムは、ア
パート、マンション等の集合住宅や、数戸程度の戸建住
宅からなるグループにおいて住戸相互間で火災発生ある
いはガス漏れ等の非常事態を連絡し合うセキュリティ・
システムなどに適用され得る。以下、数戸程度の住戸同
士で相互に火災報知や非常通報する防災システムを、実
施例として図面を参照して説明する。
【0016】A.第1実施例 図1は、本発明の第1実施例による防災システムの全体
構成を示す図である。この図に示す防災システムは、無
線方式により住戸同士で異常発生を通報し合う簡易的な
群監視型のシステムであり、各住戸には複数の送信器1
−1〜1−nと、これら送信器1−1〜1−nから無線
送信される移報データ(後述する)を受信する受信機2
とが配置される。
【0017】ここで、図2を参照して送信器1の概略構
成について説明する。図2において、1aは感知部であ
り、熱・煙感知器およびガス漏れ感知器あるいは非常押
釦スイッチ等の操作スイッチのいずれかが設けられ、こ
れら感知器の出力(あるいは操作スイッチ信号)からノ
イズ成分を除去するフィルタリングを施した後に所定レ
ベルの感知信号(あるいはスイッチ信号)に変換して出
力する。
【0018】すなわち、各住戸に配置される送信器1−
1〜1−nは、それぞれ感知対象が異なり、例えば、送
信器1が火災感知用のものであれば、感知部1aには光
電式煙感知器および差動式熱感知器が配設され、これら
感知器が火災発生を感知した時に当該送信器1は火災発
生を表わす感知信号を出力する。また、送信器1が非常
通報用のものであれば、感知部1aには非常押釦スイッ
チが配設され、これが操作された時に当該送信器1は非
常発報するためのスイッチ信号を出力するようになって
いる。
【0019】1bはCPU,ROMおよびRAM等から
構成される信号処理部であり、感知部1aから出力され
る感知信号(あるいはスイッチ信号)に応じた移報信号
を生成する。ここで言う移報信号とは、感知部1aに配
設される感知器種類に対応して感知した異常内容を表わ
す信号である。また、信号処理部1bでは、筺体内部に
備えられるディップスイッチ操作により、自身の群アド
レスおよび個別アドレスが設定されるようになってい
る。
【0020】群アドレスとは、複数のグループ(群)が
存在する場合、同一グループに属することを識別する為
のデータである。一方、個別アドレスとは、同一グルー
プ内に存在する送信器1を個々識別するためのデータで
ある。したがって、数戸程度の住戸同士だけで本システ
ムを構成する場合には、各送信器1毎に同一の群アドレ
スを設定すると共に、各送信器1毎に異なる個別アドレ
スを設定しておく。
【0021】群アドレスおよび個別アドレスが設定され
た信号処理部1bは、感知部1aから出力される移報信
号のヘッダとしてこれらのアドレス番号を付加した移報
データを形成し、これを位相変調あるいはパルスコード
変調して次段の送信部1cに供給する。送信部1cで
は、この変調された移報データを、所定の送信周波数に
出力変換した後に高周波増幅してアンテナANTより送
信する。
【0022】また、送信部1cでは、設定された群アド
レスおよび個別アドレスに応じて搬送周波数を異なら
せ、各送信器1−1〜1−n間の混信を防ぐようにして
いる。なお、送信部1cの送信出力としては、例えば4
00MHz帯の1mW程度の微弱電波を用いる。このよ
うに、送信部1では、搭載される感知器の種類と、配置
される住戸とを表わすアドレスが移報信号とともに送出
され、かつ、アドレス内容に応じて搬送周波数を異なら
せるようにしている。
【0023】次に、図3を参照して受信器2の構成につ
いて説明する。上述した送信器1−1〜1−nに対応し
て各住戸に配置される受信器2は、自宅に設置される送
信器1−1〜1−nから送信される無線信号のみなら
ず、他の住戸に設置される送信器1−1〜1−nの無線
信号をも受信する。つまり、受信範囲内に設置される全
ての送信器1−1〜1−nから出力される無線信号を受
信する。
【0024】図3において、2aはアンテナANTを介
して入力される無線信号を一旦、高周波増幅してから中
間周波数に変換した後、これを上述した移報データに復
調して出力する受信部である。この受信部2aは、送信
器1側がアドレス内容に応じて搬送周波数を異ならせる
のに対応して、各搬送周波数をオートスキャンしてキャ
リアの有無を判別し、キャリアを検出した周波数に受信
周波数をロックする機能を具備している。
【0025】2bはCPU,ROMおよびRAM等から
構成される信号処理部であり、受信部2aが復調出力す
る移報データから群アドレスおよび個別アドレスを抽出
して移報信号を発生した送信器1のグループ番号および
配置住戸を特定すると共に、その移報信号が示す異常内
容を判定する。また、信号処理部2bは、移報データに
基づき特定した送信器1のグループ番号、配置住戸およ
び異常内容を表示する表示制御信号や、警報音発生を指
示する警報指示信号を発生する。
【0026】2cは受信器2の操作パネル面に配設され
る各種操作スイッチからなる操作部である。この操作部
2cには、例えば、動作試験を行う際に操作される試験
スイッチ、あるいは警報音を停止させる際に操作される
警報停止スイッチなどが設けられており、これら各スイ
ッチ操作に応じた操作子信号を発生する。この操作子信
号は、上述の信号処理部2bに供給され、当該処理部2
bの制御態様を指示する。
【0027】2dは表示部・音響発生部であり、信号処
理部2bが出力する表示制御信号に基づきパネル面に設
けられた各種機能表示灯を点灯する一方、警報指示信号
に従って内蔵ブザーを鳴動する。この表示部・音響発生
部2dが点灯表示する機能表示灯には、前述した感知部
1aの種類に対応して「火災発生」、「ガス漏れ」、
「非常」が点灯する。また、これ以外に、移報データを
発した送信器1のグループ番号と配置住戸とを表示する
表示灯も設けられている。
【0028】2eは外部移報信号出力部であり、信号処
理部2bが判定した異常内容を表わす移報信号を外部へ
出力する。この外部移報信号出力部2eを通して移報信
号を消防機関等および隣接グループに移送(通報)する
ことも可能な構成となっている。
【0029】上記構成によれば、各住戸にそれぞれ配置
される送信器1−1A〜1−nA,1−1B〜1−nB
は、個々バッテリー駆動されて常に異常の有無を監視し
ており、搭載される感知器が異常を感知した場合、ある
いは非常押釦スイッチが押下操作された場合に、それを
表わす移報信号と自己の群アドレス/個別アドレスを表
わすアドレス番号とからなる移報データを無線送信す
る。
【0030】そして、送信器1から移報データが無線送
信されると、住戸A,Bにそれぞれ設置されている受信
器2A,2Bがこれを受信して移報データに復調し、復
調した移報データに基づき、警報音を鳴動させると共
に、どの住戸でどのような異常が発生したのかを点灯表
示する。
【0031】このように、第1実施例による防災システ
ムでは、異常感知時に移報データを無線送信する複数の
送信器1−1〜1−nを各住戸に設置しておくと共に、
各住戸にそれぞれ設置される複数の送信器1−1〜1−
nが異常感知時に無線送信する移報データを受信して異
常発生した住戸とその異常内容とを報知する受信器2を
設けるだけで、近所同士で相互に非常事態を連絡し合え
る簡易的な群監視型のシステムとして機能する。しか
も、こうした簡易的な群監視型のシステムが無線方式で
実現するので、信号伝送路を敷設する従来のものに比し
て極めて安価かつ容易に設置し得る利点もある。
【0032】なお、上述した第1実施例では、複数の住
戸に送信器1と受信器2とを配置して簡易的な群監視型
の防災システムを構築した一例を挙げたが、本発明の要
旨は、これに限定されず、例えば、ビル建設現場、仮設
店舗あるいはデパートの改装工事フロア等、有線方式に
よる防災システムの設置が困難な場所にも適用可能であ
る。また、前述した送信器1に搭載される感知器として
赤外線センサを用いれば、侵入者の有無を感知するセキ
ュリティ・システムにも応用し得る。
【0033】B.第2実施例 次に、図4を参照して第2実施例による防災システムに
ついて説明する。なお、この図において、図5に示す従
来例と共通する要素には同一の番号を付し、その説明を
省略する。図4に示す第2実施例が、図5に図示した従
来例と異なる点は、各住戸に配設されるグループモニタ
ユニット4を、火災報知受信機3と連携させるようにし
て非火災発報と真火災発報とを区別して近隣住戸同士で
相互に通報し合えるようにしたことにある。以下、こう
した防災システムについて述べる。
【0034】まず、火災報知受信機3は、感知器30か
ら出力される感知信号に基づき火災発生やガス漏れ等の
異常を表わす移報信号を発生する。グループモニタユニ
ット4は、火災報知受信機3からの移報信号に基づき、
非火災発報と真火災発報とを区別して近隣住戸側へ移報
する。
【0035】すなわち、火災報知受信機3からの移報信
号が複数箇所の火災発報によるものである場合には、真
火災と見做して各住戸側のグループモニタユニット4へ
避難警告を自動移報する。この避難警告を受けたユニッ
ト4側では、火災発生と避難誘導を促す音声メッセージ
を再生する。なお、真火災の場合には、後述する移報停
止スイッチSW3がオフ状態に設定されていても、強制
的に当該スイッチSW3を復旧させて自動移報するよう
に構成されている。
【0036】これに対し、火災報知受信機3からの移報
信号が1箇所の火災発報によるものである場合には、人
が現場を確認する。そして、調理時の煙やタバコの煙等
に基づく発報の時には、非火災スイッチSW1を手動操
作する。このスイッチSW1の操作によりグループモニ
タユニット4は、各住戸側のグループモニタユニット4
へそれぞれ非火災警報を表わすメッセージの再生を指示
する。
【0037】これにより、各住戸では、例えば、「今の
警報は火災ではありません」なる音声メッセージが再生
されて非火災であることを認識することができる。な
お、非火災が確認されて火災報知受信機4からの移報出
力を止めるには、上述した移報停止スイッチSW3を操
作する。
【0038】一方、火災報知受信機3からの移報信号が
1箇所の火災発報によるものであって、しかも現場確認
により出火が認められた場合には、避難警告スイッチS
W2を手動操作する。このスイッチSW2の操作により
グループモニタユニット4は、各住戸側のグループモニ
タユニット4へ避難警告を移報する。この結果、各住戸
では、火災発生と避難誘導を促す音声メッセージが再生
される。
【0039】このように、第2実施例によれば、複数箇
所の火災発報があると、一意的に真火災と見做して各住
戸側へ避難警告を自動移報し、1箇所の火災発報では、
人による現場確認に基づき非火災かどうかが判断され、
非火災の時にはスイッチSW1の操作に応じて各住戸へ
非火災警報を表わすメッセージの再生を指示する。一
方、真火災の時にはスイッチSW2の操作に応じて各住
戸へ避難警告を移報する。これにより、非火災発報と真
火災発報とを区別して近隣住戸側へ移報することが可能
になる。
【0040】なお、この第2実施例では、共聴ライン1
0を介して各住戸のグループモニタユニット4を接続す
る態様としたが、これに替えて、前述の第1実施例と同
様に、グループモニタユニット4に無線送受信機能を備
えさせ、各ユニット4相互間において無線によるポーリ
ング送受信を行って移報信号をやり取りする態様にする
ことも勿論可能である。
【0041】
【発明の効果】第1の発明によれば、各監視エリアにそ
れぞれ複数配置される送信手段のいずれかが移報信号を
無線送信すると、各監視エリア毎に配置される受信手段
がこれを受信して非常警報を発報すると共に、受信した
移報信号に含まれる感知信号および識別アドレスに基づ
き、移報信号を無線送信した送信手段が感知した異常の
内容とその送信手段が配置される監視エリアとを表示す
るので、数戸程度の近所同士で相互に非常事態を連絡し
合える簡易的な防災システムを極めて安価かつ容易に設
置することができる。また、第2の発明によれば、火災
報知手段が発生する移報信号の内容に応じて通報手段が
非火災と真火災とを区別して各住戸側へ通報するので、
発生した異常状況に応じた警報を近隣住戸同士で相互に
通報し合うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図2】送信器1の構成を示すブロック図である。
【図3】受信器2の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明による第2実施例のシステム構成を示す
ブロック図である。
【図5】従来の群監視型の防災システムの一例を説明す
るためのブロック図である。
【符号の説明】
1−1〜1−n 送信器(送信手段) 2 受信器(受信手段) 3 火災報知受信機(火災報知手段) 4 グループモニタユニット(通報手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各監視エリア毎にそれぞれ複数配置さ
    れ、異常を感知した場合に感知信号を発生する一方、予
    め自己に設定されている識別アドレスを前記感知信号に
    付加して移報信号を発生し、これを無線送信する送信手
    段と、 各監視エリア毎に配置され、前記各監視エリアにそれぞ
    れ複数配置される送信手段のいずれかが無線送信する移
    報信号を受信した場合、非常警報を発報すると共に、受
    信した移報信号に含まれる感知信号および識別アドレス
    に基づき、移報信号を無線送信した送信手段が感知した
    異常の内容とその送信手段が配置される監視エリアとを
    表示する受信手段とを具備することを特徴とする防災シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記送信手段は、自己に設定される前記
    識別アドレスに応じて送信周波数を異ならせることを特
    徴とする請求項1記載の防災システム。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、予め定められた範囲で
    受信周波数を自動走査してキャリアの有無を判別し、キ
    ャリアを検出した周波数に受信周波数をロックして前記
    各監視エリアにそれぞれ複数配置される送信手段のいず
    れかが無線送信する移報信号を受信することを特徴とす
    る請求項1記載の防災システム。
  4. 【請求項4】 火災を感知して移報信号を発生する火災
    報知手段と、この移報信号の内容に応じた警報を通報す
    る通報手段とを各住戸に設け、これら各住戸の通報手段
    同士で通報し合うシステムであって、 前記通報手段は、非火災と真火災とを区別して各住戸側
    へ通報することを特徴とする防災システム。
  5. 【請求項5】 前記通報手段は、火災報知手段からの移
    報信号が複数箇所の火災発報によるものである場合に、
    真火災と見做して各住戸の通報手段へ避難警告を自動的
    に通報することを特徴とする請求項4記載の防災システ
    ム。
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