JPH09209593A - 立体駐車装置 - Google Patents

立体駐車装置

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JPH09209593A
JPH09209593A JP1503096A JP1503096A JPH09209593A JP H09209593 A JPH09209593 A JP H09209593A JP 1503096 A JP1503096 A JP 1503096A JP 1503096 A JP1503096 A JP 1503096A JP H09209593 A JPH09209593 A JP H09209593A
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JP
Japan
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support frame
vehicle support
vehicle
suspension
pair
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JP1503096A
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English (en)
Inventor
Koji Kawakami
浩司 川上
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MIYOSHI TEKKOSHO KK
Original Assignee
MIYOSHI TEKKOSHO KK
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後一対の無端状駆動体1間に架設された吊
り軸7に吊り下げられている車両支持枠8に入庫された
車両の前後向きを、当該車両支持枠8を回転させて反転
させる立体駐車装置を提供すること。 【解決手段】 車両支持枠連結手段20と、連結切り離
し駆動手段56と、車両支持枠前後向き切換手段62と
を備え、車両支持枠連結手段20は、各吊り軸7に各車
両支持枠8を前後何れの向きにおいても切り離し可能に
連結し、連結切り離し駆動手段56は、車両支持枠8が
車両入出庫位置55に位置するときに前記車両支持枠連
結手段20を連結状態と切り離し状態とに切り換え、車
両支持枠前後向き切換手段62は、前記車両入出庫位置
55において吊り軸7から切り離された車両支持枠8
を、その前後方向の中心位置を通る垂直軸心40の周り
に半回転させて前後向きを切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、垂直循環経路を回
動する複数の車両支持枠を備え、前記垂直循環経路の下
端の車両入出庫位置に任意の車両支持枠を呼び出せるよ
うにした立体駐車装置に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の立体駐車装置
は、垂直循環経路に沿って掛張された前後一対の無端状
駆動体間に吊り軸を適当間隔おきに架設し、各吊り軸に
車両支持枠を吊り下げ、前記無端状駆動体の回動により
任意の車両支持枠を垂直循環経路の下端の車両入出庫位
置に呼出し可能に構成したものであって、前記車両入出
庫位置に呼び出された車両支持枠に対する車両の入出庫
は、当該車両の自走により行われる。従って、当該立体
駐車装置の片側に車両の出入口が設けられる一般的な場
合、前進自走により車両支持枠に乗り移らせた車両の向
きを前後反転させておくことにより、出庫時も車両を前
進自走させれば良いので、入出庫作業を容易且つ安全に
行える。
【0003】このため、従来のこの種の立体駐車装置で
は、各車両支持枠に車両支持用パレットを載置してお
き、車両入出庫位置にある車両支持枠上の前記パレット
を地上側に設置されたターンテーブルの上昇と回転によ
り車両支持枠から持ち上げて半回転させるように構成さ
れていたが、このような従来の構成では、各車両支持枠
内で車両を回転させなければならないので、各車両支持
枠の平面上のサイズが非常に大きくなり、延いては当該
車両支持枠の垂直循環経路を含む立体駐車装置全体が大
型になる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る立体駐車装置を提供することを
目的とするものであって、その手段を後述する実施形態
の参照符号を付して示すと、垂直循環経路2に沿って掛
張された前後一対の無端状駆動体1、当該無端状駆動体
1間に適当間隔おきに架設された吊り軸7、及び各吊り
軸7に吊り下げられた車両支持枠8を備え、前記無端状
駆動体1の回動により任意の車両支持枠8を垂直循環経
路2の下端の車両入出庫位置55に呼出し可能に構成し
た駐車装置であって、車両支持枠連結手段20と、連結
切り離し駆動手段56と、車両支持枠前後向き切換手段
62とを備え、車両支持枠連結手段20は、各吊り軸7
に各車両支持枠8を前後何れの向きにおいても切り離し
可能に連結し、連結切り離し駆動手段56は、車両支持
枠8が前記車両入出庫位置55に位置するときに前記車
両支持枠連結手段20を連結状態と切り離し状態とに切
り換え、車両支持枠前後向き切換手段62は、前記車両
入出庫位置55において吊り軸7から切り離された車両
支持枠8を、その前後方向の中心位置を通る垂直軸心4
0の周りに半回転させて前後向きを切り換える構成とな
っている。
【0005】上記本発明の立体駐車装置における好まし
い実施形態によれば、車両支持枠8は、連結孔30a,
30bを有する被吊り部材29を前記垂直軸心40に対
し前後対称位置に備え、車両支持枠連結手段20は、前
記各被吊り部材29の連結孔30a,30bに対し抜き
差し自在で前記吊り軸7に支持された前後一対の連結具
21と、当該連結具21に連動する被操作部22とを有
し、連結切り離し駆動手段56は、前記車両入出庫位置
55にのみ配設され、当該車両入出庫位置55に車両支
持枠8があるときに車両支持枠連結手段20の前記被操
作部22を介して各連結具21を前記連結孔30a,3
0bに対し嵌合離脱移動させる構成とすることができ
る。
【0006】この場合、車両支持枠連結手段20の各連
結具21は、吊り軸7の左右両側に振り分け配置され且
つ連結部材24で連結された左右一対の連結ピン23
a,23bを備え、少なくとも車両入出庫位置55にお
いて前記左右一対の連結ピン23a,23bが水平に並
列する状態に規制するガイド手段(35〜39)が併設
されている構成とすることができる。
【0007】さらに、連結切り離し駆動手段は56、前
後方向に移動可能な可動体58と、当該可動体58を前
後移動させる駆動源(シリンダーユニット60)と、連
結具21が連結孔30a,30bに嵌合する連結位置に
ある状態での前記垂直循環経路2における車両支持枠8
の回動に伴う前記被操作部22の回動軌跡の前後両側に
位置するように前記可動体58に軸支された垂直軸ロー
ラー59a,59bとから成る構成とすることができ
る。
【0008】また、吊り軸7は、軸本体12と、当該軸
本体12の両端に対し前記車両支持枠8の前後一対の被
吊り部材29が嵌合する凹入空間15aを隔てて連結部
材13で連結された前後一対の被支承軸部14とから成
る構成とすることができる。
【0009】車両支持枠前後向き切換手段62は、車両
入出庫位置55にある車両支持枠8の下側に配設され、
前記垂直軸心40の周りに回転可能な車両支持枠支持用
回転台63と、この回転台63の回転駆動手段64と、
当該回転台63の昇降駆動手段65とを備え、前記回転
台63の上昇限レベルが、車両支持枠連結手段20の連
結具21に車両支持枠8側の荷重が作用しないレベルに
設定されている構成とすることができる。
【0010】また、車両支持枠前後向き切換手段62の
前記回転台63には位置決めガイド69を設け、当該位
置決めガイド69は、前記回転台63が上昇して車両支
持枠8を支持するときに当該車両支持枠8側の被ガイド
部(ガイドローラー70)と係合して当該車両支持枠8
を回転台63に対し位置決めする構成とすることができ
る。
【0011】さらに、車両支持枠前後向き切換手段62
は、上昇した前記回転台63が吊り軸7から切り離され
た車両支持枠8を支持した状態で所定レベルまで下降し
た後に前記回転台63が回転する構成とすることができ
る。
【0012】また、車両支持枠8は、車両支持台部11
と、前後一対の吊り枠部9a,9bとを備え、吊り軸7
には、前記垂直軸心40の周りで回転自在な回転部材4
1が設けられ、当該回転部材41と車両支持枠8の前後
一対の吊り枠部9a,9bの上端部とが連結材42a,
42bで連結されている構成とすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1及び図2において、1
は垂直循環経路2の内側に沿って掛張された前後一対の
無端状駆動体であって、それぞれ、駆動歯輪3と従動歯
輪4との間に掛張されたチェン5と、当該チェン5の等
間隔おきのチェンリンクから外向きに突設された吊り下
げアーム6とから構成され、前後一対の駆動歯輪3は、
モーター(図示省略)に連動連結された1本の駆動軸3
aの両端に取り付けられて同期駆動される。
【0014】無端状駆動体1の前後対をなす吊り下げア
ーム6間には吊り軸7がそれぞれ水平に且つ回転可能に
架設され、各吊り軸7に車両支持枠8が吊り下げられて
いる。各車両支持枠8は、図1〜図3、及び図6に示す
ように、前後一対の矩形状吊り枠部9a,9bと当該吊
り枠部9a,9bの下側水平枠材10に前後両端部が固
着支持された車両支持台部11とから構成されている。
なお、車両支持枠8の前後一対の矩形状吊り枠部9a,
9bは、図2に示すように上端側ほど互いに離間するよ
うに上広がりに傾斜させている。これは、各車両支持枠
8間の吊り下げピッチを最少限に狭めた状態において
も、垂直循環経路2の上下ターン部において、隣接する
車両支持枠8の前後一対の矩形状吊り枠部9a,9bど
うしが互いに干渉し合うのを防止するためである。
【0015】図4〜図8に示すように、各吊り軸7は、
車両支持枠8における前後一対の矩形状吊り枠部9a,
9bの上端部間の前後方向間隔より若干短い程度の軸本
体12と、当該軸本体12の両端に連結部材13を介し
て同心状に連結された前後一対の被支承軸部14とから
構成され、両端が前記被支承軸部14を介して無端状駆
動体1の吊り下げアーム6に回転可能に支承されてい
る。前記連結部材13は、前後一対の吊り板15と当該
吊り板15の上側を覆う上側板16、及びこれら吊り板
15と上側板16の外側に嵌合固着された門形の補強板
17などから構成され、連結部材13側の連結板18と
軸本体12側の連結板19とがボルトナットで接続され
ている。
【0016】20は車両支持枠連結手段であって、吊り
軸7の前後両端部それぞれに配設され、それぞれが連結
具21と被操作部22とを備えている。連結具21は、
吊り軸7の左右両側に振り分け配置された左右一対の前
後方向連結ピン23a,23bと、吊り軸7(軸本体1
2)を跨ぐようにして両連結ピン23a,23bを連結
一体化する連結部材24とから構成され、被操作部22
は、吊り軸7(軸本体12)の上側で山形に突出する前
記連結部材24の中央部分で構成されている。
【0017】しかして、前記左右一対の連結ピン23
a,23bは、吊り軸7(軸本体12)に固着された支
持部材25と、吊り軸7の連結部材13における前後一
対の吊り板15とに設けられたピン孔に前後方向移動可
能に支持され、両連結ピン23a,23bを連結する連
結部材24と前記支持部材25との間で各連結ピン23
a,23bに遊嵌された圧縮コイルスプリング26によ
り前記吊り板15のある側へ付勢されることにより、こ
れら連結ピン23a,23bに取り付けられたストッパ
ー27が前記吊り板15に当接し、各連結ピン23a,
23bの先端部が前後一対の吊り板15間を横断する連
結位置に保持されている。
【0018】車両支持枠8には、その前後一対の吊り枠
部9a,9bにおける上側水平枠材28の上側中央部
に、吊り軸7の前後両端部に設けられた前記吊り板15
間の凹入空間15aに上下に嵌合離脱自在な被吊り部材
29が突設されている。この被吊り部材29には、前記
車両支持枠連結手段20における連結具21の左右一対
の連結ピン23a,23bが貫通する連結孔30a,3
0bと左右一対のガイドピン31a,31bとが設けら
れている(図8参照)。左右一対のガイドピン31a,
31bは、この被吊り部材29が前記吊り板15間の凹
入空間29に上昇嵌合するとき、当該吊り板15の左右
両側ガイド面32に案内されて被吊り部材29を、その
連結孔30a,30bが連結具21の左右一対の連結ピ
ン23a,23bに対応するように左右横方向に関して
センタリングするものである。
【0019】車両支持枠8は、図4に示すように、その
前後一対の被吊り部材29が吊り軸7側の前後一対の連
結部材13における吊り板15間の凹入空間15aに嵌
合した状態で、吊り軸7側の前後一対の車両支持枠連結
手段20における連結具21の左右一対の連結ピン23
a,23bが前記被吊り部材29側の左右一対の連結孔
30a,30bに貫通することにより、図1及び図2に
示すように吊り軸7に吊り下げられ、延いては当該吊り
軸7を介して前後一対の無端状駆動体1の吊り下げアー
ム6に吊り下げられることになる。
【0020】図1、図2及び図6に示すように、前記吊
り軸7の後端側には、連結部材13に取り付けられて左
右両方向に延出する水平部材35が設けられ、この水平
部材35の左右両端にブラケット36を介して前後方向
支軸の周りに回転自在なガイドローラー37a,37b
が取り付けられ、垂直循環経路2の下側ターン部には、
一方のガイドローラー37aを挟んで案内する円弧状の
ガイドレール38aと、他方のガイドローラー37bを
挟んで案内する円弧状のガイドレール38bと、垂直循
環経路2の下端において両ガイドローラー37a,37
bを同時に支持する水平ガイドレール39とが配設され
ている。しかして、これらガイドレール38a,38
b,39と吊り軸7側の左右一対のガイドローラー37
a,37bとの係合により、垂直循環経路2の下側ター
ン部を回動する吊り軸7の自転が阻止され、延いては当
該吊り軸7の左右両側に位置する連結ピン23a,23
bが水平方向に並列する状態に保持され、この結果、当
該左右一対の連結ピン23a,23bを介して吊り下げ
られている車両支持枠8が吊り軸7を中心に左右に揺動
するのが阻止されている。
【0021】なお、図示省略しているが、垂直循環経路
2の左右両垂直昇降経路部や上側ターン部にも、この種
の従来の立体駐車装置と同様に、車両支持枠8が吊り軸
7を中心に左右に揺動するのを阻止するガイド手段が併
設される。
【0022】図4に示すように吊り軸7の長さ方向中央
部の下側には、垂直軸心40の周りで回転可能な回転部
材41が設けられ、当該回転部材41と車両支持枠8の
前後一対の吊り枠部9a,9bの上端部(上側水平枠材
28)とが長さ調整可能な連結材42a,42bで連結
されている。各連結材42a,42bは、前記回転部材
41の両端垂直板部43に設けられた水平方向に長い長
孔43a,43bに連結ピン44で上下揺動自在に連結
される短尺ロッド45と、車両支持枠8の吊り枠部9
a,9bの上端部(上側水平枠材28)に固着突設され
た垂直板部46に連結ピン47で上下揺動自在に連結さ
れる長尺ロッド48と、前記短尺ロッド45の遊端に固
着突設された螺軸49と、前記長尺ロッド48の遊端に
固着され且つ前記螺軸49が螺合貫通するナット50、
及び前記螺軸49に螺嵌するロックナット51から構成
され、短尺ロッド45を回転部材41側に連結する前に
当該短尺ロッド45を回転させて連結材42a,42b
の全長をそれぞれ調整することができる。
【0023】図1に示すように、駆動歯輪3(駆動軸3
a)の真下に位置する吊り軸7で吊り下げられる車両支
持枠8の位置が車両入出庫位置55となっている。この
車両入出庫位置55には、図2に示すように、吊り軸7
に設けられた前後一対の前記車両支持枠連結手段20を
連結状態と切り離し状態とに切り換える前後一対の連結
切り離し駆動手段56が配設されている。
【0024】各連結切り離し駆動手段56は、図4に示
すようにガイドロッド57により前後方向に往復移動自
在に支持された可動体58と、この可動体58の下側に
軸支された前後一対の垂直軸ローラー59a,59b
と、前記可動体58を前後往復移動させる駆動源として
のシリンダーユニット60とから成り、当該シリンダー
ユニット60のピストンロッド60aが出限位置にある
ときの前後一対の前記垂直軸ローラー59a,59b
は、車両支持枠連結手段20によって吊り軸7に吊り下
げられている車両支持枠8が前記垂直循環経路2におい
て回動したときの前記車両支持枠連結手段20の被操作
部22の回動軌跡を前後から挟むように配置され、車両
支持枠8が車両入出庫位置55で停止したとき、前記車
両支持枠連結手段20の被操作部22は、連結切り離し
駆動手段56の前後一対の前記垂直軸ローラー59a,
59b間に位置することになる。
【0025】図1〜図3、及び図6に示すように、前記
車両入出庫位置55に位置する車両支持枠8の真下には
車両支持枠前後向き切換手段62が配設されている。こ
の車両支持枠前後向き切換手段62は、車両入出庫位置
55に位置する車両支持枠8を吊り下げている吊り軸7
の長さ方向中央位置を通る垂直軸心、即ち、前記回転部
材41の回転中心である垂直軸心40の周りに回転可能
な車両支持枠支持用回転台63と、この回転台63の回
転駆動手段64と、当該回転台63の昇降駆動手段65
とを備えている。回転台63の昇降駆動手段65は、前
記回転台63と回転駆動手段64とを支持する昇降台6
6と、この昇降台66を基台67に対して昇降駆動する
昇降駆動源68(油圧シリンダーなど)とから構成さ
れ、昇降台66を上昇させることにより回転台63が車
両支持枠8を持ち上げることになるが、このときの回転
台63の上昇限レベルは、車両支持枠8が僅かに持ち上
げられて、吊り軸7側の車両支持枠連結手段20の連結
具21(連結ピン23a,23b)と車両支持枠8側の
被吊り部材29の連結孔30a,30bとの摩擦抵抗が
減じるレベルに設定されている。
【0026】また、前記車両支持枠前後向き切換手段6
2の回転台63の四隅には、図3及び図6に示すように
位置決めガイド69が突設されており、これら各位置決
めガイド69の真上に位置するように、車両支持枠8に
おける車両支持台部11の左右両側辺それぞれの前後2
か所には、被ガイド部として、前後方向支軸で軸支され
たガイドローラー70が設けられている。前記位置決め
ガイド69は、回転台63が上昇して車両支持枠8(車
両支持台部11)を支持するときに当該車両支持枠8側
のガイドローラー70(被ガイド部)に下から嵌合し
て、当該車両支持枠8を回転台63に対し位置決めする
形状に構成されている。
【0027】さらに前記車両支持枠前後向き切換手段6
2の回転台63の左右両側には、図3及び図6に示すよ
うに乗降用踏み板71が付設されている。この乗降用踏
み板71は、回転台63が上昇して車両支持枠8を支持
したとき、当該車両支持枠8の車両支持台部11の左右
両側に張り出し且つ当該車両支持台部11における車両
支持レベルと略同一レベルとなるように付設されてい
る。
【0028】図2及び図3に示すように、車両入出庫位
置55に停止した車両支持枠8に対する車両の出入口7
2には、昇降可能な乗り継ぎ台73が配設されている。
この乗り継ぎ台73は、車両出入口72側の側辺が固定
フレーム74に左右方向支軸75により上下揺動自在に
支承され、昇降駆動手段としてのシリンダーユニット7
6により、図2に仮想線で示す水平作用位置と図2に実
線で示す傾斜退避位置とに切り換えられる。しかして、
当該乗り継ぎ台73が水平作用位置にあるとき、当該乗
り継ぎ台73の遊端側辺が車両入出庫位置55に停止し
た車両支持枠8の車両支持台部11の側辺に許容間隙を
隔てて隣接する。
【0029】また、前記乗り継ぎ台73の遊端側辺には
左右一対の、側面形状が略Vの字形の位置決めガイド7
7が突設され、車両支持枠8における車両支持台部11
の前後両端下側には、前記左右一対の位置決めガイド7
7が各別に外嵌する被ガイド部78が設けられている。
この被ガイド部78は、吊り枠部9a,9bの下側水平
枠材10に固着されたVの字形板材により構成されてい
る。
【0030】次に上記構成の立体駐車装置の使用方法を
説明すると、駆動歯輪3を回転駆動し、前後一対の無端
状駆動体1を正方向または逆方向に回動させて、各車両
支持枠8を垂直循環経路2に沿って回動させることによ
り、入出庫作業対象の1つの車両支持枠8を車両入出庫
位置55に呼び出す。車両入出庫位置55で入出庫作業
対象の車両支持枠8が停止したならば、図2に実線で示
すように傾斜退避位置にあった乗り継ぎ台73をシリン
ダーユニット76により上昇駆動して、図9A及び図2
に仮想線で示す水平作用位置に切り換える。この結果、
車両出入口72の床面と車両入出庫位置55で停止する
車両支持枠8の車両支持台部11との間が乗り継ぎ台7
3により接続されるとともに、当該乗り継ぎ台73の左
右一対の位置決めガイド77が車両支持枠8側の被ガイ
ド部78に嵌合して当該車両支持枠8を位置決め固定す
る。係る状態で図9Aに示すように、入庫作業の場合
は、車両出入口72から乗り継ぎ台73を経由して車両
支持枠8の車両支持台部11上へ車両Mを前進走行させ
て入庫し、出庫作業の場合は、車両支持枠8の車両支持
台部11上から乗り継ぎ台73を経由して車両出入口7
2へ車両Mを前進走行させて出庫する。
【0031】入庫作業の場合、図9Bに示すように車両
支持枠8の車両支持台部11上の所定位置に車両Mを入
庫したならば、車両支持枠前後向き切換手段62の昇降
台66を上昇させて回転台63を上昇限レベルまで上昇
させ、当該回転台63により車両支持枠8を支持させ
る。このとき、図6に示す回転台63側の各位置決めガ
イド69が車両支持枠8(車両支持台部11)側の各被
ガイド部、即ちガイドローラー70に下から嵌合して、
回転台63に対し車両支持枠8を位置決めする。係る状
態で、水平作用位置にある乗り継ぎ台73をシリンダー
ユニット76により下降駆動して車両支持枠8から切り
離し、元の傾斜退避位置に戻す。
【0032】上昇限レベルまで上昇する回転台63は、
先に説明したように車両支持枠8を若干持ち上げてお
り、当該車両支持枠8と吊り軸7とを連結するの前後一
対の車両支持枠連結手段20における連結具21(連結
ピン23a,23b)に車両支持枠8側の荷重が作用し
ない状態となっている。一方、車両入出庫位置55で停
止した車両支持枠8と吊り軸7とを連結する前後一対の
車両支持枠連結手段20の被操作部22は、図4に示す
ように、それぞれ対応する連結切り離し駆動手段56に
おける前後一対の垂直軸ローラー59a,59bの間に
挟まる状態で停止している。従って、前後一対の連結切
り離し駆動手段56の可動体58をシリンダーユニット
60によりそれぞれ内側へ駆動することにより、外側の
垂直軸ローラー59aにより前記被操作部22を介して
連結具21をスプリング26に抗して非連結位置へ後退
移動させ、当該連結具21の左右一対の連結ピン23
a,23bを車両支持枠8側の被吊り部材29の連結孔
30a,30bから抜くことができる。
【0033】上記のように吊り軸7と車両支持枠8との
連結を解除したならば、図9Cに示すように、車両支持
枠前後向き切換手段62の昇降台66を下降させて回転
台63を元の下降限レベルまで下降させ、当該回転台6
3が支持している車両支持枠8を回転可能なレベルまで
下降させる。即ち、図5に示すように、車両支持枠8側
の被吊り部材29が吊り軸7側の前後一対の吊り板15
間の凹入空間15aから下方に脱出するレベルまで下降
させる。
【0034】吊り軸7から切り離されて回転可能なレベ
ルまで降ろされた車両支持枠8における前後一対の吊り
枠部9a,9bの上端部(上側水平枠材28)は、連結
材42a,42bと回転部材41とを介して吊り軸7の
長さ方向中央部に連結されており、当該吊り枠部9a,
9bが前後方向、特に傾斜している外側へ撓み変形し
て、被吊り部材29が吊り軸7側の前記凹入空間15a
の真下位置から外れる恐れはない。なお、車両支持枠8
は垂直に下降するので、吊り枠部9a,9bの上端部と
前記回転部材41との間の距離が若干長くなるが、各連
結材42a,42bの回転部材41側の連結ピン44が
図4Bに示す回転部材41の垂直板部43における長孔
43a,43b内を外側に遊動することにより、吊り枠
部9a,9bが内側へ不当に引っ張られることはない。
【0035】次に、図10Aに示すように回転台63を
回転駆動手段64により回転駆動して、当該回転台63
上で支持している車両支持枠8を垂直軸心40の周りで
180度回転させ、支持されている車両Mの前後向きを
反転させる。このとき、車両支持枠8の前後一対の吊り
枠部9a,9bの上端部を吊り軸7に連結している前後
一対の連結材42a,42bの吊り軸7側の端部は、前
記垂直軸心40の周りで回転可能な回転部材41に連結
されているので、当該連結材42a,42bも車両支持
枠8と一体に回転台63により回転せしめられる。
【0036】この後、図10Bに示すように昇降台66
を上昇駆動して回転台63を再び上昇限レベルまで上昇
させ、車両支持枠8の前後一対の被吊り部材29(前後
位置は逆になっている)をそれぞれその上方に位置する
吊り軸7側の前記凹入空間15a内に嵌入させる。この
とき、各被吊り部材29を備えた吊り枠部9a,9bが
連結材42a,42bにより前後方向に関して位置決め
されているので、各被吊り部材29は前記凹入空間15
a内に円滑に嵌入され、そして図8に示すように各被吊
り部材29に突設されている左右一対のガイドピン31
a,31bと吊り軸7側の吊り板15の左右両側ガイド
面32とによる左右横方向のセンタリング作用により、
回転台63により車両支持枠8が上昇限レベルまで持ち
上げられたときには、各被吊り部材29の連結孔30
a,30bが連結手段20における連結具21の各連結
ピン23a,23bに対し略同心位置に位置決めされ
る。
【0037】従って、係る状態で前後一対の連結切り離
し駆動手段56の可動体58をシリンダーユニット60
によりそれぞれ外側へ駆動することにより、内側の垂直
軸ローラー59bにより、吊り軸7側の前後一対の車両
支持枠連結手段20における被操作部22を介して連結
具21を元の連結位置へ前進移動させ、当該連結具21
の左右一対の連結ピン23a,23bを車両支持枠8側
の被吊り部材29の連結孔30a,30bに嵌合させる
ことができる。なお、このときの被操作部22の移動方
向はスプリング26による付勢方向であるが、内側の垂
直軸ローラー59bがなければ、各連結ピン23a,2
3bと被吊り部材29側の連結孔30a,30bとが摺
接するとき、その摩擦抵抗で各連結ピン23a,23b
が確実に連結位置に復帰できない場合が考えられるが、
このような状況でも内側の垂直軸ローラー59bで強制
的に各連結ピン23a,23bを連結位置まで復帰させ
ることができる。
【0038】図10Bに示すように、前後一対の車両支
持枠連結手段20により吊り軸7と車両支持枠8とを結
合したならば、図10Cに示すように車両支持枠前後向
き切換手段62の昇降台66を下降させて回転台63を
元の下降限レベルまで下降させることにより、車両支持
枠8上に入庫された車両Mの前後向きの反転作業が終了
する。上記作業により、出庫作業に際して車両入出庫位
置55に呼び出された車両支持枠8上から直ちに車両M
を前進走行させて出庫させることができるが、場合によ
っては、入庫された車両Mはそのままの向きにしてお
き、出庫作業に際して、車両入出庫位置55に呼び出さ
れた車両支持枠8を垂直軸心40の周りで180度回転
させる、上記の車両Mの前後向きの反転作業を行っても
良い。
【0039】なお、上記実施形態は、本発明の好ましい
実施形態の一例であるが、特許請求の範囲に記載された
本発明の技術的範囲内において構成を変えることができ
る。例えば、図11及び図12に示すように、吊り軸7
を1本の連続したパイプ材80から構成し、車両支持枠
8の前後一対の吊り枠部9a,9bには、前記吊り軸7
の左右両側に振り分け状に被吊り部材81a,81bを
突設させ、これら両被吊り部材81a,81bに各連結
ピン23a,23bが貫通する連結孔30a,30bと
ガイドピン31a,31bとを振り分けて配設し、これ
ら両被吊り部材81a,81bが嵌合する凹入空間15
aは、吊り軸7(パイプ材80)の左右両側に固着突設
した前後一対の吊り板82a,82bと、これら吊り板
82a,82b間の上側を覆う上側板83とで、吊り軸
7の左右両側に振り分けて構成することができる。
【0040】この構成によれば吊り軸7の強度アップが
容易であるが、先の実施形態の構成によれば、図6に示
すように、車両支持枠8における前後一対の吊り枠部9
a,9bの上側水平枠材28の上側に、当該上側水平枠
材28の全長にわたって連続する補強用リブ板28aを
固着突設した場合でも、当該補強用リブ板28aの中央
部分を前記被吊り部材29に兼用させることができると
ともに、吊り軸7に車両支持枠8を吊り下げたときに前
記吊り枠部9a,9bの上側水平枠材28を吊り軸7に
近接させることができる。換言すれば、吊り枠部9a,
9bを比較的小径のパイプ材で構成しながら前記補強用
リブ板28aにより十分な強度を有する吊り枠部9a,
9bを構成することができ、しかも車両支持枠8内に必
要な高さの車両収容空間を確保しながら吊り軸7と車両
支持枠8の下端との間の垂直距離を狭めて、装置全体の
高さを低く抑えることができる。
【0041】また、吊り軸7の前後2か所にそれぞれ独
立した車両支持枠連結手段20を配設したが、吊り軸7
の前後2か所にそれぞれ配設した連結具21を互いに前
後逆方向に連動移動するように連動手段で連動連結する
とともに1つの被操作部22を設け、当該1つの被操作
部22を駆動する1つの連結切り離し駆動手段56を配
設することもできる。また、それぞれが駆動源であるシ
リンダーユニット60を備えた前後一対の連結切り離し
駆動手段56を配設したが、それぞれ垂直軸ローラー5
9a,59bを備えた前後一対の可動体58を互いに前
後逆方向に連動移動するように連動手段で連動連結し
て、1つの駆動源(シリンダーユニット60など)で両
可動体58を駆動するように構成することもできる。
【0042】さらに、車両支持枠8における前後一対の
吊り枠部9a,9bが車両支持台部11に対し前後方向
に撓み変形しないように十分な強度を以て構成すること
ができるならば、連結材42a,42bによる吊り軸7
への連結手段は省いても良い。また、当該連結手段を併
用する場合でも、吊り枠部9a,9bは先に述べた理由
により外開きに傾斜するので、連結材42a,42bと
してはワイヤーや小径の線材を利用することができる。
【0043】また、吊り軸7とこれに吊り下げられた車
両支持枠8の下端との間の垂直距離が多少大きくなって
も差し支えなければ、車両支持枠連結手段20の連結具
20は、例えば吊り軸7の真下に位置する1本の連結ピ
ンで構成することもできる。勿論、上記実施形態のよう
に吊り軸7の中間に被吊り部材29が嵌入する凹入空間
15aを構成する場合においても、軸本体12の断面構
造によっては、車両支持枠連結手段20の連結具20を
吊り軸7と同心状に配置した1本の連結ピンで構成する
ことも可能である。これらのように車両支持枠連結手段
20の連結具20を1本の連結ピンで構成した場合に
は、上記実施形態のように垂直循環経路2の下側ターン
部において吊り軸7が回転するのを防止するガイド手段
(35〜39)が併設されていても、車両支持枠8が1
本の連結ピンを中心に左右に揺動するのを防止すること
はできないので、垂直循環経路2の下側ターン部におい
ても、車両支持枠8そのものを一定姿勢に規制するガイ
ド手段が必要である。
【0044】乗り継ぎ台73は、本発明に必須のもので
はなく、省くこともできる。
【0045】
【発明の効果】本発明の立体駐車装置は以上のように構
成し得るものであって、係る本発明の構成の立体駐車装
置によれば、車両入出庫位置に呼び出された車両支持枠
上に収容されている車両の前後向きを反転させることが
できるので、入庫時と出庫時の何れにおいても車両を前
進自走させて安全且つ容易に入出庫作業を行うことがで
きるのであるが、車両入出庫位置に呼び出された車両支
持枠そのものを垂直軸心の周りで180度回転させて車
両の前後向きを反転させるものであるから、車両支持枠
の車両支持台部に搭載されているパレットを回転させ
て、当該パレット上に載せられている車両を車両支持枠
内で回転させる従来の構成と比較して、車両支持枠の平
面上のサイズを大幅に小型化し、延いては、立体駐車装
置そのものを小型化するとともにコストダウンを図るこ
とができる。
【0046】しかも本発明の構成によれば、車両支持枠
を吊り軸から切り離して回転させるものであるから、吊
り軸の両端を無端状駆動体から切り離して、当該吊り軸
と車両支持枠とを一体に回転させる場合と比較して、前
後一対の無端状駆動体どうしを常に多数の吊り軸で連結
一体化しておくことができるとともに、前記切り離しの
ための手段を無端状駆動体から内側に離れた、空間的に
余裕のある場所を利用してシンプルに構成することがで
きる。従って、装置全体の不安定要素が少なくなり、安
全性の高い立体駐車装置を安価に構成することが可能に
なる。
【0047】なお、請求項2に記載の構成によれば、各
吊り軸側に配設される車両支持枠連結手段の構造が簡単
であり、しかも前記車両入出庫位置にのみ配設された連
結切り離し駆動手段によって、当該車両入出庫位置に呼
び出された車両支持枠を吊り軸から切り離すことができ
るのであるから、各車両支持枠連結手段ごとにその駆動
手段を併設する場合と比較して装置全体をシンプル且つ
安価に構成することができる。
【0048】また、請求項3に記載の構成によれば、吊
り軸の左右両側に振り分け配置された左右一対の連結ピ
ンにより車両支持枠を安定的に吊り下げることができ、
しかも、吊り軸に車両支持枠を吊り下げた状態では当該
吊り軸と車両支持枠との相対回転が阻止されているの
で、当該吊り軸を介して前記左右一対の連結ピンが水平
に並列する状態に規制するガイド手段により、車両支持
枠自体の左右揺動も防止することができるとともに、車
両支持枠が切り離された状態の吊り軸側の車両支持枠連
結手段の姿勢が一定に保持され、回転後の車両支持枠を
吊り軸に連結する連結作用を確実に行わせることができ
る。
【0049】請求項4に記載の構成によれば、車両入出
庫位置に配設された連結切り離し駆動手段により、当該
車両入出庫位置に呼び出された車両支持枠と吊り軸との
連結を解除し、また回転後の車両支持枠を吊り軸に連結
する作用を確実に行わせることができる。
【0050】また、請求項5に記載の構成によれば、吊
り軸を1本の連続したパイプ材などで構成する場合と比
較して、車両支持枠の前後一対の吊り枠部における上側
水平枠材の全長にわたって連続するように当該上側水平
枠材の上側に突設された補強用リブ板の中央部で前記被
吊り部材を兼用させ、この被吊り部材を吊り軸と同一レ
ベルに配置することができるので、先に述べたように、
十分に補強された車両支持枠を使用しながら、吊り軸と
車両支持枠の下端との間の垂直距離を小さくして装置全
体の小型化を図ることができる。
【0051】さらに、請求項6に記載の構成によれば、
吊り軸から車両支持枠を切り離す作用を小容量の駆動源
でも確実に行わせることができる。また、請求項7に記
載の構成によれば、車両支持枠前後向き切換手段の回転
台で車両入出庫位置にある車両支持枠を回転させると
き、自動的に当該車両支持枠を前記回転台に対し位置決
めすることができるので、当該車両支持枠の中心と前記
回転台の回転中心とがずれた状態のまま当該車両支持枠
を回転させてしまう恐れがなくなり、安全性が高められ
る。
【0052】また、請求項8に記載の構成によれば、車
両支持枠側の被吊り部材を吊り軸側に設けた前後一対の
吊り板間の凹入空間内に嵌合させた状態で車両支持枠連
結手段の連結具で車両支持枠と吊り軸とを連結させて、
車両支持枠吊り下げ状態での当該車両支持枠の前後方向
の位置決めを確実に行わせるように構成しても、吊り軸
から切り離された車両支持枠を下降させて、前記被吊り
部材を凹入空間から下方に離脱させた後に支障なく回転
させることができる。
【0053】さらに、請求項9に記載の構成によれば、
車両支持枠の前後一対の吊り枠部を比較的小径のパイプ
材などで構成し且つ車両支持台部との間に当該吊り枠部
の前後方向の撓み変形を防止する特別な補強を講じなく
とも、吊り軸から切り離された車両支持枠の前後一対の
吊り枠部の前後方向の撓み変形を未然に防止することが
でき、車両支持枠回転後の前後一対の吊り枠部と吊り軸
との連結作用を確実に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 装置全体の正面図である。
【図2】 車両入出庫位置にあって吊り軸で吊り下げら
れた車両支持枠と車両支持枠前後向き切換手段、及び乗
り継ぎ台を示す側面図である。
【図3】 車両入出庫位置にある車両支持枠と車両支持
枠前後向き切換手段、及び乗り継ぎ台を示す一部切り欠
き横断平面図である。
【図4】 A図は車両支持枠連結手段で吊り軸に車両支
持枠が吊り下げられた状態での要部と連結切り離し駆動
手段とを示す側面図であり、B図は同A図の一部分の拡
大縦断側面図である。
【図5】 吊り軸から車両支持枠が切り離された状態で
の要部の側面図である。
【図6】 図2の一部縦断正面図である。
【図7】 図4Aの要部の一部横断平面図である。
【図8】 吊り軸から車両支持枠が切り離された状態で
の要部の一部縦断正面図である。
【図9】 車両入出庫位置での車両の入庫から前後向き
切り換え直前までの各状態を説明する概略側面図であ
る。
【図10】 入庫された車両の前後向き切り換えから切
り換え終了までの各状態を説明する概略側面図である。
【図11】 変形例を説明する要部の側面図である。
【図12】 同変形例において、吊り軸から車両支持枠
が切り離された状態を示す要部の正面図である。
【符号の説明】
1 無端状駆動体 2 垂直循環経路 7 吊り軸 8 車両支持枠 9a 吊り枠部 9b 吊り枠部 12 吊り軸の軸本体 13 連結部材 14 吊り軸の両端被支承軸部 15a 被吊り部材の嵌合凹入空間 20 車両支持枠連結手段 21 連結具 22 被操作部 23a 連結ピン 23b 連結ピン 29 被吊り部材 30a 連結孔 30b 連結孔 37a ガイドローラー(ガイド手段) 38a 円弧状ガイドレール(ガイド手段) 38b 円弧状ガイドレール(ガイド手段) 39 水平ガイドレール(ガイド手段) 40 車両支持枠の回転中心となる垂直軸心 41 回転部材 42a 連結材 42b 連結材 55 車両入出庫位置 56 連結切り離し駆動手段 58 連結切り離し駆動手段の可動体 59a 連結切り離し駆動手段の垂直軸ローラー 59b 連結切り離し駆動手段の垂直軸ローラー 60 連結切り離し駆動手段のシリンダーユニット
(駆動源) 62 車両支持枠前後向き切換手段 63 車両支持枠支持用回転台 64 回転駆動手段 65 昇降駆動手段 69 位置決めガイド 70 ガイドローラー(被ガイド部)

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直循環経路に沿って掛張された前後一対
    の無端状駆動体、当該無端状駆動体間に適当間隔おきに
    架設された吊り軸、及び各吊り軸に吊り下げられた車両
    支持枠を備え、前記無端状駆動体の回動により任意の車
    両支持枠を垂直循環経路の下端の車両入出庫位置に呼出
    し可能に構成した駐車装置であって、車両支持枠連結手
    段と、連結切り離し駆動手段と、車両支持枠前後向き切
    換手段とを備え、 車両支持枠連結手段は、各吊り軸に各車両支持枠を前後
    何れの向きにおいても切り離し可能に連結し、 連結切り離し駆動手段は、車両支持枠が前記車両入出庫
    位置に位置するときに前記車両支持枠連結手段を連結状
    態と切り離し状態とに切り換え、 車両支持枠前後向き切換手段は、前記車両入出庫位置に
    おいて吊り軸から切り離された車両支持枠を、その前後
    方向の中心位置を通る垂直軸心の周りに半回転させて前
    後向きを切り換える立体駐車装置。
  2. 【請求項2】車両支持枠は、連結孔を有する被吊り部材
    を前記垂直軸心に対し前後対称位置に備え、 車両支持枠連結手段は、前記各被吊り部材の連結孔に対
    し抜き差し自在で前記吊り軸に支持された前後一対の連
    結具と、当該連結具に連動する被操作部とを有し、 連結切り離し駆動手段は、前記車両入出庫位置にのみ配
    設され、当該車両入出庫位置に車両支持枠があるときに
    車両支持枠連結手段の前記被操作部を介して各連結具を
    前記連結孔に対し嵌合離脱移動させる請求項1に記載の
    立体駐車装置。
  3. 【請求項3】車両支持枠連結手段の各連結具は、吊り軸
    の左右両側に振り分け配置され且つ連結部材で連結され
    た左右一対の連結ピンを備え、少なくとも車両入出庫位
    置において前記左右一対の連結ピンが水平に並列する状
    態に規制するガイド手段が併設されている請求項2に記
    載の立体駐車装置。
  4. 【請求項4】連結切り離し駆動手段は、前後方向に移動
    可能な可動体と、当該可動体を前後移動させる駆動源
    と、連結具が連結孔に嵌合する連結位置にある状態での
    前記垂直循環経路における車両支持枠の回動に伴う前記
    被操作部の回動軌跡の前後両側に位置するように前記可
    動体に軸支された垂直軸ローラーとから成る請求項2ま
    たは3に記載の立体駐車装置。
  5. 【請求項5】吊り軸は、軸本体と、当該軸本体の両端に
    対し前記車両支持枠の前後一対の被吊り部材が嵌合する
    凹入空間を隔てて連結部材で連結された前後一対の被支
    承軸部とから成る請求項2〜4の何れかに記載の立体駐
    車装置。
  6. 【請求項6】車両支持枠前後向き切換手段は、車両入出
    庫位置にある車両支持枠の下側に配設され、前記垂直軸
    心の周りに回転可能な車両支持枠支持用回転台と、この
    回転台の回転駆動手段と、当該回転台の昇降駆動手段と
    を備え、前記回転台の上昇限レベルが、車両支持枠連結
    手段の連結具に車両支持枠8側の荷重が作用しないレベ
    ルに設定されている請求項2〜5の何れかに記載の立体
    駐車装置。
  7. 【請求項7】車両支持枠前後向き切換手段は、車両入出
    庫位置にある車両支持枠の下側に配設され、前記垂直軸
    心の周りに回転可能な車両支持枠支持用回転台と、この
    回転台の回転駆動手段と、当該回転台の昇降駆動手段
    と、前記回転台に設けられた位置決めガイドとを備え、
    当該位置決めガイドは、前記回転台が上昇して車両支持
    枠を支持するときに当該車両支持枠側の被ガイド部と係
    合して当該車両支持枠を回転台に対し位置決めする請求
    項1〜6の何れかに記載の立体駐車装置。
  8. 【請求項8】車両支持枠前後向き切換手段は、車両入出
    庫位置にある車両支持枠の下側に配設され、前記垂直軸
    心の周りに回転可能な車両支持枠支持用回転台と、この
    回転台の回転駆動手段と、当該回転台の昇降駆動手段と
    を備え、 上昇した前記回転台が吊り軸から切り離された車両支持
    枠を支持した状態で所定レベルまで下降した後に前記回
    転台が回転する請求項1〜7の何れかに記載の立体駐車
    装置。
  9. 【請求項9】車両支持枠は、車両支持台部と、前後一対
    の吊り枠部とを備え、 吊り軸には、前記垂直軸心の周りで回転自在な回転部材
    が設けられ、当該回転部材と車両支持枠の前後一対の吊
    り枠部の上端部とが連結材で連結されている請求項1〜
    8の何れかに記載の立体駐車装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032629A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 機械式駐車場

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013032629A (ja) * 2011-08-01 2013-02-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 機械式駐車場

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