JPH09209401A - 全旋回式作業機 - Google Patents

全旋回式作業機

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JPH09209401A
JPH09209401A JP4539396A JP4539396A JPH09209401A JP H09209401 A JPH09209401 A JP H09209401A JP 4539396 A JP4539396 A JP 4539396A JP 4539396 A JP4539396 A JP 4539396A JP H09209401 A JPH09209401 A JP H09209401A
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counterweight
revolving
machine room
muffler
radiator
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Tomishige Yabuki
富重 矢吹
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/08Superstructures; Supports for superstructures
    • E02F9/0808Improving mounting or assembling, e.g. frame elements, disposition of all the components on the superstructures
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
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    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/18Counterweights

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械室内に配設された駆動機器とカウンタウ
エイトとの干渉を生じることなく上部旋回体の旋回半径
を小さくする。 【解決手段】 機械室8内に配設された駆動機器9の形
状に適合させて、カウンタウエイト14の内側面18に
エンジン用凹窪部20A、ラジエータ用凹窪部20B、
およびマフラ用凹窪部20C等を設けることにより、駆
動機器9とカウンタウエイト14の内側面18とをほぼ
一定の間隔をもって対面させる構成とする。これによ
り、駆動機器9とカウンタウエイト14の内側面18と
の間に形成される空間を縮小できる分、カウンタウエイ
ト14を上部旋回体4の旋回中心に近づけることがで
き、上部旋回体4の旋回半径Rを小さくすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル、油圧クレーン等として用いられる全旋回式作業機に
関し、特に、狭い作業現場等に好適に用いられる全旋回
式作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】建設現場での地面の掘削作業等に好適に
用いられる油圧ショベルは、通常、下部走行体と、該下
部走行体上に旋回可能に搭載された上部旋回体と、該上
部旋回体の前部側に設けられた作業装置とからなってい
る。
【0003】そして、上部旋回体は、通常、骨組構造を
なす旋回フレームと、該旋回フレームの前部側に設けら
れた運転室と、作業装置とバランスさせるために旋回フ
レームの後部側に設けられたカウンタウエイトと、該カ
ウンタウエイトより前方の空間を建屋カバーによって覆
うことにより形成された機械室とを有し、該機械室内に
は内燃機関、ラジエータ、マフラ等の駆動機器類が配設
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、狭い作業現
場での掘削作業等に用いるため、作業装置を伴って旋回
する上部旋回体の旋回半径を小さくした全旋回式作業機
(例えば実開昭63−36567号公報等)では、上部
旋回体の旋回半径を可能な限り小さくすることが要求さ
れている。このため、通常、上部旋回体の後部側に配設
されるカウンタウエイトは、その外側面が旋回中心に対
して所定の旋回半径内となる円弧をもって形成され、上
部旋回体は上方からみてほぼ円形に形成されている。
【0005】そして、上述の全旋回式作業機は、上部旋
回体の旋回半径を可能な限り小さくすることが要求され
るため、カウンタウエイトはできるだけ上部旋回体の旋
回中心に近い位置に配設することが望ましい。
【0006】しかし、カウンタウエイトの前方に位置す
る機械室内には、内燃機関、ラジエータ、マフラ等の駆
動機器類が配設されているから、これら駆動機器類と干
渉しない位置までにしかカウンタウエイトを旋回中心側
に移動させることができず、必ずしも上部旋回体の旋回
半径を十分に小さくすることができないという問題があ
る。
【0007】また、カウンタウエイトが上部旋回体の旋
回中心から後部側に離間した位置に配設される結果、機
械室が必要以上に大きくなる傾向があり、該機械室を覆
うための建屋カバー等が増大してしまうといった問題が
ある。
【0008】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、機械室内に配設された駆動機器類とカウ
ンタウエイトとの干渉を生じることなく上部旋回体の旋
回半径を小さくすることができ、かつ機械室を覆うカバ
ー等を削減できるようにした全旋回式作業機を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明は、下部走行体と、該下部走行
体上に旋回中心の周囲で旋回可能に設けられた上部旋回
体と、該上部旋回体の前部側に設けられた作業装置とか
らなり、前記上部旋回体を、旋回フレームと、該旋回フ
レームの前部側に設けられた運転室と、前記作業装置と
バランスさせるために前記旋回フレームの後部側に設け
られ、外側面が旋回中心に対して所定の旋回半径内とな
る円弧をもって形成されたカウンタウエイトと、該カウ
ンタウエイトの前面より前方の空間を建屋カバーによっ
て覆うことにより形成された機械室と、該機械室内に位
置して配設された内燃機関を含む駆動機器類とから構成
してなる全旋回式作業機に適用される。
【0010】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記カウンタウエイトの内側面と前記駆動機器
類との間をほぼ一定な間隔をもって対面させるように、
該カウンタウエイトの内側面に前記駆動機器類の形状に
適合した凹窪部を形成し、該凹窪部内に前記駆動機器類
の一部を収容することによって前記旋回半径を小さく形
成したことにある。
【0011】上記構成によれば、カウンタウエイトの内
側面に駆動機器類の形状に適合した凹窪部を形成し、該
凹窪部内に駆動機器類の一部を収容することにより、カ
ウンタウエイトの内側面と駆動機器類との間をほぼ一定
な間隔をもって対面させることができる。このため、従
来技術において無駄になっていた駆動機器類とカウンタ
ウエイトとの間の空間内にまでカウンタウエイトを延在
させることができる分、カウンタウエイトの配設位置を
旋回中心側に近づけることができ、上部旋回体の旋回半
径を小さくすることができる。
【0012】また、請求項2の発明は、前記カウンタウ
エイトの外側面は凸湾曲状に形成し、該カウンタウエイ
トの凸湾曲状外側面には前記凹窪部との間の肉厚を補う
ために前記旋回半径内に収まる肉盛部を設けたことにあ
る。
【0013】上記構成によれば、カウンタウエイトの外
側面に肉盛部を設けることにより、カウンタウエイトの
内側面に設けた凹窪部と外側面との間が薄肉状となるの
を防止することができる。しかも、肉盛部をカウンタウ
エイトの旋回半径内に収まるように設けたから、該肉盛
部を設けることに伴ってカウンタウエイトの旋回半径が
増大するのを防止できる。
【0014】さらに、請求項3の発明は、前記カウンタ
ウエイトの上端側には前記機械室内に向けて張出した庇
部を設けたことにある。
【0015】上記構成によれば、カウンタウエイトの上
端側に設けた庇部が実質的に機械室の一部を覆うカバー
の役目を果たすから、機械室を覆う建屋カバーを削減す
ることができる。
【0016】また、請求項4の発明は、前記駆動機器類
は、前記内燃機関の他にラジエータおよびマフラと、前
記内燃機関によって駆動される油圧ポンプを含んでな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
ないし図7を参照しつつ詳細に説明する。
【0018】図において、1は本実施例による全旋回式
作業機としての油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1
は、下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回装置3を
介して旋回中心の範囲で旋回可能に設けられた上部旋回
体4と、該上部旋回体4の前部側中央に俯仰動可能に取
付けられた作業装置5とから大略構成され、狭い作業現
場での小旋回が可能となるように、上部旋回体4はその
旋回半径Rを小さくするために上方から見て略円形状
(図2参照)に形成されている。
【0019】6は上部旋回体4の骨組構造をなす旋回フ
レームを示し、該旋回フレーム6は図3に示すように、
上部旋回体4の幅方向の中間部に位置して前後方向に伸
長し、前記作業装置5の基端側を回動可能に支持するた
めの支持ブラケットを兼ねた一対のセンタビーム6A,
6Aと、該各センタビーム6Aの左,右方向に延びたほ
ぼ円形板状の底板6Bとから大略構成されている。そし
て、該旋回フレーム6の底板6Bの前部左側には複数の
運転室マウント6C,6C,…が設けられ、左,右のセ
ンタビーム6A,6Aの間には複数のエンジンマウント
6D,6D…が設けられ、さらに底板6Bの後部中央に
は、後述のカウンタウエイト14を固定するための複数
のカウンタウエイトマウント6E,6E,…が設けられ
ている。
【0020】7は旋回フレーム6の前部左側に位置して
前記各運転室マウント6C上に固定された運転室で、該
運転室7内には、オペレータが着席する運転席、コンソ
ールパネル、各種操作レバー(いずれも図示せず)等が
収容されている。
【0021】8は運転室7とカウンタウエイト14との
間で、建屋カバー8Aによって上面および左,右の側面
を覆われた機械室を示し、該機械室の後部側はカウンタ
ウエイト14によって実質的に閉塞されている。
【0022】9は機械室8内に配設された駆動機器で、
該駆動機器9は、左,右のセンタビーム6A,6A上に
位置して旋回フレーム6の前記各エンジンマウント6D
に固定され、左,右方向に延びるように配設された内燃
機関としてのエンジン10と、該エンジン10の左側に
配設されたラジエータ11と、エンジン10の上部右側
に配設されたマフラ12とを含んで構成されている。
【0023】ここで、エンジン10は全体として左,右
方向に延びているものの、後面側にはターボ過給機10
A、オルタネータ10B、電装部品10C等が突出する
ように設けられ、下面側にはオイルパン10Dが突出し
て設けられている(図5参照)。また、ラジエータ11
はほぼ平板状をなし、エンジン10の左側に位置して旋
回フレーム6の底板6B上に固定され、エンジン10と
の間で循環する冷却水によってエンジン10を冷却する
ものである。さらに、マフラ12はほぼ円筒状をなし、
エンジン10の上部右側で前後方向に延びるように配設
されている。
【0024】13は前記マフラ12の下側でエンジン1
0の右側に配設された油圧ポンプで、該油圧ポンプ13
を駆動することにより、該油圧ポンプ13からの圧油が
下部走行体2の走行モータ、旋回装置3の旋回モータ
(いずれも図示せず)、および作業装置5に設けられた
各シリンダに給排される。
【0025】14は旋回フレーム6の後部側に位置して
前記各カウンタウエイトマウント6E上に固定されたカ
ウンタウエイトを示し、該カウンタウエイト14は、上
部旋回体4が下部走行体2上で旋回するときに、該上部
旋回体4の前部側に設けられた作業装置5とのバランス
をとるためのものである。ここで、該カウンタウエイト
14は、上面15と、下面16と、上部旋回体4の旋回
中心に対して所定の旋回半径R内となる円弧形状をもっ
た外側面17と、機械室8の後部側を閉塞する内側面1
8とからなり、例えば鋳造された金属ブロックにより、
または製缶体内にコンクリート等を充填する等の手段に
よって形成されている。
【0026】ここで、図5に示すように、カウンタウエ
イト14の下面16には旋回フレーム6の後端が係合す
る係合段部16Aが形成され、該係合段部16Aに複数
(1個のみ図示)のねじ座部材19が鋳込まれている。
そして、該ねじ座部材19に旋回フレーム6の下面側か
ら取付ボルト19Aを螺入することにより、カウンタウ
エイト14が旋回フレーム6の後部側に固定される。こ
のとき、カウンタウエイト14の下面16と旋回フレー
ム6の下面とが略同一の平面を形成し、カウンタウエイ
ト14の上面15と建屋カバー8Aの上面とが略同一の
平面を形成するようになっている。そして、カウンタウ
エイト14が旋回フレーム6の後部側に固定された状態
で、カウンタウエイト14の内側面18が機械室8の後
部側を実質的に閉塞し、機械室8内に配設された駆動機
器9とほぼ一定の間隔をもって対面している。
【0027】ここで、カウンタウエイト14の外側面1
7は、図5ないし図7に示すように上,下方向に凸湾曲
状に形成され、上下方向の中間部が最も上部旋回体4の
後部側に突出し、この部分が実質的に上部旋回体4の旋
回半径R(図2参照)を規定している。
【0028】また、カウンタウエイト14の内側面18
には、図5ないし図7に示すように駆動機器9の形状に
適合した形状の凹窪部20が形成され、該凹窪部20は
後述するように、エンジン10の形状に適合したエンジ
ン用凹窪部20A、ラジエータ11の形状に適合したラ
ジエータ用凹窪部20B、マフラ12の形状に適合した
マフラ用凹窪部20C等からなっている。
【0029】20Aはカウンタウエイト14の内側面1
8に設けられたエンジン用凹窪部で、該エンジン用凹窪
部20Aは図5に示すように、カウンタウエイト14側
に突出してエンジン10に設けられたターボ過給機10
A、オルタネータ10Bおよび電装部品10C等の形状
に応じて形成され、これらターボ過給機10A、オルタ
ネータ10Bおよび電装部品10C等とエンジン用凹窪
部20Aとがほぼ一定の間隔aをもって対面している。
【0030】20Bはラジエータ用凹窪部で、該ラジエ
ータ用凹窪部20Bは図6に示すように、旋回フレーム
6の底板6B上に固定されてカウンタウエイト14側に
突出したラジエータ11の形状に応じて、カウンタウエ
イト14の内側面18をえぐるように形成され、該ラジ
エータ11とほぼ一定の間隔aをもって対面している。
【0031】20Cはマフラ用凹窪部で、該マフラ用凹
窪部20Cは図7に示すように、カウンタウエイト14
側に突出したマフラ12の形状に応じてカウンタウエイ
ト14の内側面18をえぐるように形成され、該マフラ
12の外面とほぼ一定の間隔aをもって対面している。
【0032】21はカウンタウエイト14の上端側に位
置してラジエータ用凹窪部20Bの上側部分に設けられ
たラジエータ用庇部(図6参照)、22はカウンタウエ
イト14の上端側に位置してマフラ用凹窪部20Cの上
側部分に設けられたマフラ用庇部(図7参照)をそれぞ
れ示し、該各庇部21,22は機械室8内に向けて張出
すように形成され、建屋カバー8Aとほぼ同一の平面を
形成している。従って、該各庇部21,22によって機
械室8を部分的に覆うことにより、建屋カバー8Aを削
減することができるようになっている。
【0033】23はカウンタウエイト14の外側面17
で凸湾曲状の上部側に設けられた肉盛部を示し、該肉盛
部23は図7に示すように、その突出端23Aが上部旋
回体4の旋回半径R内に収まるように、カウンタウエイ
ト14の外側面17に一体形成されている。この場合、
外側面17は上,下方向の中間部が最も外側に突出した
凸湾曲状に形成されているから、外側面17の上部側に
設けられた肉盛部23を旋回半径R内に納めることがで
きる。
【0034】そして、該肉盛部23は、カウンタウエイ
ト14の内側面18にマフラ用凹窪部20Cを設けるこ
とにより、該マフラ用凹窪部20Cとカウンタウエイト
14の外側面17との間が薄肉状になるのを防止してい
る。これにより、カウンタウエイト14の内側面18
に、例えばマフラ用凹窪部20Cの如きえぐり深さの大
きい凹窪部を設ける場合でも、カウンタウエイト14を
確実に成形することができる。
【0035】24は前記ラジエータ用凹窪部20Bに対
応してカウンタウエイト14の外側面17の上部側に設
けられた肉盛部で、該肉盛部24は図4中の実線と図6
中の仮想線で示すように、ラジエータ用凹窪部20Bと
カウンタウエイト14の外側面17との間が薄肉状にな
るのを防止している。
【0036】本実施例による油圧ショベル1は上述の如
き構成を有するもので、例えばオペレータが運転室7内
に配設された操作レバーを操作することにより、作業装
置5が上部旋回体4に対して俯仰動しつつ土砂等の掘削
作業を行う。そして、狭い作業現場での掘削作業時にお
いて上部旋回体4が旋回動作を行う場合には、例えば作
業装置5のブームを上方に向けて高く回動(仰動)させ
ると共に、アームおよびバケットを折畳むように回動さ
せることにより、作業装置5全体を上部旋回体4の旋回
半径R内でほぼ直立した状態に折畳む。この状態で、上
部旋回体4を旋回させることにより、上部旋回体4は作
業装置5を伴って旋回半径Rの範囲内で小旋回し、狭い
作業現場においても作業装置5を所望の作業位置に移動
させることができる。
【0037】然るに、本実施例によれば、機械室8内に
配設された駆動機器9をなすエンジン10、ラジエータ
11およびマフラ12等の形状に適合させて、カウンタ
ウエイト14の内側面18にエンジン用凹窪部20A、
ラジエータ用凹窪部20B、およびマフラ用凹窪部20
C等を設けることにより、駆動機器9とカウンタウエイ
ト14の内側面18とをほぼ一定の間隔aをもって対面
させることができる。このため、従来技術に比較して、
駆動機器9とカウンタウエイト14の内側面18との間
に形成される空間を縮小できる分、カウンタウエイト1
4の配設位置を上部旋回体4の旋回中心に近づけること
ができる。この結果、上部旋回体4の旋回半径Rを小さ
くすることができ、上部旋回体4の小旋回を実現するこ
とができる。
【0038】また、カウンタウエイト14の外側面17
に肉盛部23等を設けることにより、カウンタウエイト
14の外側面17と内側面18に設けたマフラ用凹窪部
20Cとの間の肉厚を補う構成としたから、例えばカウ
ンタウエイト14側に大きく突出した駆動機器9の形状
に応じて、カウンタウエイト14の内側面18にえぐり
深さの大きな凹窪部20を設ける場合でも、該凹窪部2
0と外側面17との間の肉厚を補償することができ、カ
ウンタウエイト14を確実に成形することができる。
【0039】しかも、カウンタウエイト14の外側面1
7を上,下方向に凸湾曲状に形成し、肉盛部23等を凸
湾曲状の上部側に設けることにより、該肉盛部部23が
上部旋回体4の旋回半径R内に収まるように構成したか
ら、例えばカウンタウエイト14の外側面17に肉盛部
23等を設けた場合でも、上部旋回体4の旋回半径Rが
増大してしまうのを確実に防止できる。
【0040】さらに、カウンタウエイト14の上端側に
位置してラジエータ用凹窪部20Bの上側部分に設けた
ラジエータ用庇部21と、マフラ用凹窪部20Cの上側
部分に設けたマフラ用庇部22とが、建屋カバー8Aと
ほぼ同一の平面を形成し、機械室8を部分的に覆うよう
に構成したから、例えば従来技術による油圧ショベルの
如く、建屋カバーのみによって駆動機器を覆う構成と比
較して、建屋カバーを大幅に削減することができる。
【0041】なお、前記実施例では、駆動機器9をエン
ジン10、ラジエータ11、マフラ12および油圧ポン
プ13等を含んで構成した場合を例に挙げたが、本発明
はこれに限るものではなく、例えばエアクリーナ、給排
配管等をも含んで構成してもよい。
【0042】また、前記実施例では、全旋回式作業機と
して小旋回型の油圧ショベル1を適用した場合を例に挙
げたが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン等
の他の作業機にも適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、上部旋回体の後部側に設けられたカウンタウエイ
トの内側面に、機械室内に配設された駆動機器の形状に
適合した凹窪部を形成し、該凹窪部内に駆動機器の一部
を収容することにより、駆動機器とカウンタウエイトの
内側面とがほぼ一定の間隔をもって対面する構成とした
から、カウンタウエイトと駆動機器との間の空間が縮小
した分、カウンタウエイトを上部旋回体の旋回中心に近
づけることができる。この結果、上部旋回体の旋回半径
を小さくすることができ、例えば狭い作業現場等での小
旋回を実現することができる。
【0044】また、請求項2の発明によれば、カウンタ
ウエイトの外側面に肉盛部を設けることにより、カウン
タウエイトの内側面に設けた凹窪部と外側面との間の肉
厚を補う構成としたから、例えばカウンタウエイト側に
大きく突出した駆動機器の形状に応じて、カウンタウエ
イトの内側面に大きな凹窪部を設ける場合でも、該凹窪
部と外側面との間が薄肉状となるのを防止でき、カウン
タウエイトを確実に成形することができる。しかも、肉
盛部をカウンタウエイトの旋回半径内に収まるように設
けたから、該肉盛部を設けることに伴ってカウンタウエ
イトの旋回半径が増大するのを防止できる。
【0045】さらに、請求項3の発明によれば、カウン
タウエイトの上端側に機械室内に向けて張出した庇部を
設けることにより、該庇部が実質的に機械室の一部を覆
うカバーの役目を果たすから、駆動機器を覆うためだけ
に用いる建屋カバー等を削減することができる。
【0046】また、請求項4の発明によれば、内燃機関
の他にラジエータ、マフラ、油圧ポンプの形状に適合し
た凹窪部がカウンタウエイトの内側面に形成されること
により、駆動機器類がこれら内燃機関、ラジエータ、マ
フラおよび油圧ポンプを含んでなる場合でも、駆動機器
類とカウンタウエイトの内側面とをほぼ一定の間隔をも
って対面させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による油圧ショベルを示す外観
図である。
【図2】図1中の油圧ショベルを上方から見た平面図で
ある。
【図3】図1中の旋回フレームを示す斜視図である。
【図4】図1中の油圧ショベルの上部旋回体を拡大して
示す一部破断の平面図である。
【図5】図4中の矢示V−V方向からみた縦断面図であ
る。
【図6】図4中の矢示VI−VI方向からみた縦断面図であ
る。
【図7】図4中の矢示 VII−VII 方向からみた縦断面図
である。
【符号の説明】
2 下部走行体 4 上部旋回体 5 作業装置 6 旋回フレーム 7 運転室 8 機械室 8A 建屋カバー 9 駆動機器 10 エンジン 11 ラジエータ 12 マフラ 14 カウンタウエイト 17 外側面 18 内側面 20 凹窪部 20A エンジン用凹窪部(凹窪部) 20B ラジエータ用凹窪部(凹窪部) 20C マフラ用凹窪部(凹窪部) 21 ラジエータ用庇部(庇部) 22 マフラ用庇部(庇部) 23,24 肉盛部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、該下部走行体上に旋回中
    心の周囲で旋回可能に設けられた上部旋回体と、該上部
    旋回体の前部側に設けられた作業装置とからなり、前記
    上部旋回体を、旋回フレームと、該旋回フレームの前部
    側に設けられた運転室と、前記作業装置とバランスさせ
    るために前記旋回フレームの後部側に設けられ、外側面
    が旋回中心に対して所定の旋回半径内となる円弧をもっ
    て形成されたカウンタウエイトと、該カウンタウエイト
    の前面より前方の空間を建屋カバーによって覆うことに
    より形成された機械室と、該機械室内に位置して配設さ
    れた内燃機関を含む駆動機器類とから構成してなる全旋
    回式作業機において、 前記カウンタウエイトの内側面と前記駆動機器類との間
    をほぼ一定な間隔をもって対面させるように、該カウン
    タウエイトの内側面に前記駆動機器類の形状に適合した
    凹窪部を形成し、該凹窪部内に前記駆動機器類の一部を
    収容することによって前記旋回半径を小さく形成したこ
    とを特徴とする全旋回式作業機。
  2. 【請求項2】 前記カウンタウエイトの外側面は凸湾曲
    状に形成し、該カウンタウエイトの凸湾曲状外側面には
    前記凹窪部との間の肉厚を補うために前記旋回半径内に
    収まる肉盛部を設けてなる請求項1に記載の全旋回式作
    業機。
  3. 【請求項3】 前記カウンタウエイトの上端側には前記
    機械室内に向けて張出した庇部を設けてなる請求項1ま
    たは2に記載の全旋回式作業機。
  4. 【請求項4】 前記駆動機器類は、前記内燃機関の他に
    ラジエータおよびマフラと、前記内燃機関によって駆動
    される油圧ポンプを含んでなる請求項1に記載の全旋回
    式作業機。
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