JP3403631B2 - 旋回作業機 - Google Patents

旋回作業機

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JP3403631B2 JP07625798A JP7625798A JP3403631B2 JP 3403631 B2 JP3403631 B2 JP 3403631B2 JP 07625798 A JP07625798 A JP 07625798A JP 7625798 A JP7625798 A JP 7625798A JP 3403631 B2 JP3403631 B2 JP 3403631B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バックホー等の旋
回作業機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】バックホー等の旋回作業機として、クロ
ーラ走行装置上に上下方向の旋回軸心回りに回動自在に
旋回台を備え、該旋回台の先端部に上下方向の揺動軸心
回りに左右揺動自在にブーム,アーム,バケット等より
なるバックホー装置を備えたものが特公平4−2805
3号公報に記載されている(従来例1)。この公報記載
の旋回作業機は、旋回台の略中央に対して旋回軸心が前
側に偏心して配置されていて旋回軸心に対して旋回台の
後端が後方に張り出しており、該旋回台の後端部が走行
装置の後端から突出するとともに旋回させることで旋回
台の後端部が走行装置の左右幅から突出するものとなっ
ていた。
【0003】この旋回作業機においては、旋回台後部が
走行装置から後方に張り出しているために前部のバック
ホー装置との前後重量バランスが好適に保て、バックホ
ー装置により大きな掘削力を得ることが可能となってい
るが、その反面、旋回することで走行装置から旋回台が
はみ出るために、市街地等の狭路における下水道工事や
配管埋設工事には適していなかった。このような事情か
ら、旋回台の略中央部に旋回軸心を配置して該旋回台の
後端部が描く旋回半径を走行装置の前後及び左右幅内に
納め、狭路での掘削作業を可能とした旋回作業機(従来
例2)が提案されている(例えば、特開平6−2126
67号、特開平7−127100号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来例2における旋回
作業機(以下、後方小旋回型と称する)は、狭い作業現
場での掘削作業を可能としているものの、旋回台の後端
が短くなるために、従来例1の旋回作業機(以下、標準
型と称する)に比べて前部のバックホー装置側に重量が
偏り易く、大きな掘削力を得るのに不利なものとなって
おり。また、旋回台の後端を短くすることから旋回台上
のエンジン機器の配置に制約を受けるという問題も有し
ていた。
【0005】そのため、依然として標準型のものと後方
小旋回型のものとを併存しているのが現状である。しか
し、従来においては、後方小旋回型と標準型との間では
旋回台の構造や走行装置、バックホー装置等が全く異な
るものとなっていたために、それぞれ異なる製造工程や
異なる部品を用いて製造されており、また、旋回した際
のバックホー装置側の動き等も各機種によって異なるも
のとなっていたために、オペレータが両機種間を乗り換
えた際に、その操作性が異なってそれぞれの機種に対す
る操作感覚を養う必要があった。
【0006】そこで、本発明は、異なる機種間における
操作性の共通化を図ってオペレータの負担軽減を可能と
するとともに、部品の共通化を図って製造コストの低減
等を可能とする旋回作業機を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために以下の技術的手段を講じている。すなわち、
本発明は、走行装置上に上下方向の旋回軸心回りに回動
自在に備えた旋回台と、この旋回台にその前端部に設け
られた支持ブラケットを介して上下方向の揺動軸心回り
に左右揺動自在に備えた作業装置とを有した旋回作業機
において、前記旋回軸心と前記旋回台の後端との距離が
異なる複数の機種の間で、旋回台から前方への支持ブラ
ケットの張り出しを異ならせて、旋回軸心から作業装置
の揺動軸心までの距離を略同一に設定したことを特徴と
するものである。
【0008】また、本発明は、走行装置上に上下方向の
旋回軸心回りに回動自在に備えた旋回台と、この旋回台
にその前端部に設けられた支持ブラケットを介して上下
方向の揺動軸心回りに左右揺動自在に備えた作業装置と
を有した旋回作業機において、旋回台の後端部が描く旋
回軌跡を走行装置の左右幅内に納めた機種と、旋回台の
後端が描く旋回軌跡が走行装置の左右幅から突出する機
種との間で、旋回台か ら前方への支持ブラケットの張り
出しを異ならせて、旋回軸心から作業装置の揺動軸心ま
での距離を略同一に設定したことを特徴とするものであ
る。
【0009】これによれば、旋回台の後端から旋回軸心
までの距離が異なる機種間、又は、旋回台の後端が描く
旋回軌跡を走行装置の前後左右幅内に納めた所謂後方小
旋回型の旋回作業機と、旋回台後端の旋回軌跡が走行装
置の前後左右幅から突出する標準型の旋回作業機との間
で、作業装置の揺動軸心位置の旋回半径が略同一とな
り、走行装置上で旋回台を旋回させた状態で作業装置を
揺動する場合などに、作業装置の動きが略同様となり、
各機種における操作感覚を略同様のものとすることがで
きるのである。
【0010】そして、このような構成をそなえた各機種
の旋回作業機に対し、旋回台上に配置されたボンネッ
ト、走行装置及び作業装置を共通のもので構成すること
により、部品の共通化が図れるとともに、走行装置に対
する作業装置の配置や旋回動作,揺動動作も各機種で略
同様のものとすることができ、作業範囲や操作性の共通
化が確実に図られるのである。また、本発明は、前記各
機種の旋回台の外周壁部に、前後方向又は左右方向の直
壁面部を備え、該直壁面部を、各機種間における旋回台
の前後幅又は左右幅の違いを調整する調整部としたこと
を特徴とするものであり、これによれば、異なる機種に
おける外周壁に直壁面部を備えて、該直壁面部において
各機種間の幅の違いを寸法調整することにより、外周壁
のコーナー部の弯曲形状を共用できるようになり、これ
によって外周壁部材の部分的な共用及び弯曲部等のプレ
ス型等を共用でき、製造コストの低減等が図られるので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図3及び図4には、それぞれ異な
る機種よりなる2種類のバックホー(旋回作業機)A,
Bを示しており、各旋回作業機A,Bは、左右一対のク
ローラ走行体1,1を備えた走行装置2上に上下方向の
軸心(旋回軸心)P1回りに回動自在に旋回台3を備
え、該旋回台3の前端部に上下方向の軸心(揺動軸心)
P2回りに左右揺動自在にバックホー装置(作業装置)
4を備えて主構成されたものである。
【0012】図3に示す旋回作業機Aは、走行装置2の
略中央に旋回軸心P1を備えるとともに該旋回軸心P1
を旋回台3(3A)の前部側に配置し、旋回台3Aの後
端を走行装置2の後端から後方に突出するとともに旋回
台3A後端が描く旋回軌跡を走行装置2の左右幅から突
出する構成としたもの(以下、標準型機と称する)とな
っている。一方、図4に示す旋回作業機Bは、走行装置
2の略中央に旋回軸心P1を備えるとともに該旋回軸心
P1を旋回台3(3B)の略中央に配置し、該旋回台3
Bが走行装置2の後端より前側に配置されるとともに旋
回台3B後端が描く旋回軌跡を走行装置2の前後左右幅
内に納めた構成としたもの(以下、後方小旋回型機と称
する)となっている。
【0013】図1及び図2は、各機種A,Bを並べてそ
れぞれ側面、平面からの対比を示したものであり、それ
ぞれ走行装置2として同一のものが共用されていて、そ
の左右幅、前後幅寸法を同一のものとし、各走行装置2
の前後及び左右中央に軸受体5を備えるとともに該軸受
体5によって旋回台3A,3Bを回動自在に支持してい
る。なお、走行装置2の前部には、前方突出状にドーザ
装置40を備えている。各機種A,Bにおいて、旋回台
3A,3Bの下部にはベースフレーム6を備え、該ベー
スフレーム6の後端部には前部のバックホー装置4との
前後重量バランスを図るカウンタウエイト7が設けられ
ている。
【0014】また、ベースフレーム6の前部側には、旋
回台3の前部側の外周壁を構成する側壁部材8を取付け
固定しており、該側壁部材8とカウンタウエイト7によ
り旋回台3A,3Bの外周壁部を構成している。また、
ベースフレーム6の前端部には、バックホー装置4の左
右揺動支軸9を備えた支持ブラケット10を設けてい
る。旋回台3A,3Bの平面視において、その左前部に
は操縦フロア11を形成しており、該操縦フロア11の
後方及び右側方には、操縦フロア11を囲うようにボン
ネット12が配置され、該ボンネット12内にエンジン
13、タンク等の機器を配置している。
【0015】前記操縦フロア11の前部には、操作レバ
ー,操作ペダル等を備えた操作部16を形成し、操縦フ
ロア11の後部には運転者用のステップ17A,17B
を形成している。そして、ステップ17後方のボンネッ
ト12上には運転席18が配置され、該運転席18の上
方には日除け19が設けられている。なお、前記運転席
18の左右両側には操作レバーを備えた操作ボックス2
0が設けられている。前記ボンネット12は、旋回台3
A,3Bの右側部に配置された右固定ボンネット21
と、操縦フロア11の後方で且つ旋回台の左側部に配置
された左固定ボンネット22と、左右の固定ボンネット
の後部で開閉自在に備えた開閉ボンネット23とにより
構成されている。そして、前記運転席18は、左側の固
定ボンネット21A,21B上に載置されている。
【0016】標準型機Aと後方小旋回型機Bとは、その
旋回台3A,3Bの左右幅を略同一に設定し、標準型機
Aの前後幅が後方小旋回型機Bの前後幅よりも大きく形
成されている。また、両機種A,Bの間で、前記ボンネ
ット12として共通のものを使用している。後方小旋回
型機Bにおいては、前記ウエイト7及びボンネット12
の後端部が旋回軸心P1を中心とした円弧状に形成され
ていて、このウエイト12及びボンネット12の後端部
が描く旋回軌跡が旋回台3Bの最大旋回軌跡とされてお
り、この旋回軌跡が走行装置2の左右及び前後幅内に納
められるようになっている。
【0017】一方、標準型機Aの旋回台3Aにおいて
は、後方小旋回型機Bの旋回台3Bに比べて前後幅が長
く形成され且つ旋回台3Aに対して旋回軸心P1が前側
に偏心して配置されているため、旋回台3Aの後端が描
く最大旋回軌跡が、走行装置2Aの左右及び前後幅から
突出されるようになっている。しかし、本実施形態の標
準型機Aにおいては、旋回台3Aの左右幅を後方小旋回
型機Bと略同一とし、また、旋回台3Aの後端形状を後
方小旋回型機Bと同じ半径の円弧状に形成しており、こ
れによって、後方小旋回型機Bと同じボンネットを用い
ることができるようにしているのである。
【0018】なお、標準型機Aと後方小旋回型機Bとの
間で同様のボンネット12を用いていることから、前後
幅の大きい旋回台3Aを備えた標準型機Aにあっては、
ボンネット12の前側でステップ17の右側に広いスペ
ースが形成されるようになっており、該スペースを補助
的な乗降口とすることが可能である。各機種A,Bにお
いて、左側の固定ボンネット22上には下向きにへこん
だ凹陥部24が形成されており、該凹陥部24に運転席
18の後部が嵌まり込むように配置されている。
【0019】後方小旋回型機Bにおいては、標準型機A
に比べて前後幅が小さいことから、操縦フロア11のス
ペースを確保する為に左固定ボンネット22に対する運
転席18の位置が標準型機Aよりもに後方に配置されて
いるが、この後方小旋回型機Bに対応させて若干後ろ側
に広く凹陥部24を形成することで、両機種において凹
陥部24に運転席18を配置することができるようにな
っており、これによってボンネット12の共用化を可能
としているのである。なお、前記運転席18についても
両機種A,B間で同様のものが用いられており、運転席
18の前部側は操縦フロアに設けた架台等により支持さ
れている。
【0020】前記運転席18の後側で左固定ボンネット
22上には、日除け19の支柱を取りつけるためのマウ
ント25が設けられており、左固定ボンネット22上の
マウント25の配置が各機種間で同一とされ、このマウ
ント25に取付けられる日除け支柱26も同一部品が用
いられるようになっている。一方、左固定ボンネット2
2に対する運転席18の位置は、標準型機Aよりも後方
小旋回型機Bの方が後方に位置するために、後方小旋回
型機Bの日除け部19を後側に配置する必要が生じる。
【0021】そこで、前記日除け部19,19の裏面に
は、標準機型A用と後方小旋回型B用との前後2箇所の
取付け部27を形成し、支柱26を前後取付け部27の
一方にボルト等により連結することで、両方の機種に対
応して同一の日除け19が共用できるようになっている
のである。前記各機種A,Bにおける旋回台3A,3B
の側壁部材8の左右側部には前後方向に直線状に伸びる
直壁面部28が形成され、側壁部材8の前側部には、左
右方向に直線状に伸びる直壁面部29を形成している。
【0022】更に具体的に説明すると、側壁部材8は、
バックホー装置4の揺動軸心P2を挟んで左右個別の部
材8L,8Rにて形成され、各機種A,Bにおける左右
の側壁部材8L,8Rの前側の直壁面部29L,29R
の長さと、該直壁面部29L,29Rと左右側部の直壁
面部28L,28Rとの間のコーナー部分30L,30
Rの弯曲形状が同じとされ、左右の直壁面部28L,2
8Rの長さを異なるものとすることで旋回台3A、3B
の前後幅の違いを調整しているのである。すなわち、左
右直壁面部28L、28Rの長さは機種間で異なるもの
となっているが、コーナー部分30L,30Rの湾曲形
状が同様となっており、側壁部材8として同じプレス型
を用いての成形が可能となり、部品の共通化が図られる
ようになっているのである。
【0023】例えば、側壁部材8L,8Rにおいて、コ
ーナー部材30L,30Rと直壁面部28L,28Rと
をそれぞれ個別に形成している場合は、コーナー部分3
0L、30Rの部材を共用して直壁面部28L,28R
を長さの異なるものを用い、コーナー部30L,30R
に対してスポット溶接やボルト等により連結すればよ
く、コーナー部分30L,30Rと直壁面部28L,2
8Rとを1部材で構成する場合は、標準型機A用の側壁
部材8L,8Rを成形して、後方小旋回型機B用に用い
るときには直壁面部28L、28Rを適宜寸法に切断す
ることで部材の共用が図れるのである。
【0024】また、図示している標準型機Aと後方小旋
回型機Bとは左右幅が同一のものとなっているが、左右
幅の異なる機種に対しても、図5に示すように、旋回台
3の左右側部の直壁面部28L、28Rだけでなく前側
の直壁面部29L、29Rによって寸法調整でき、コー
ナー部30L、30Rの弯曲形状を同一のものとできる
のである。以下、各機種A、Bにおける作業装置4につ
いて説明する。前記各機種A,Bに備えたバックホー装
置4は、同一構成のもが共用されており、このバック
ホー装置4は、前記ベースフレーム6の前端に設けた支
持ブラケット10の支軸9に、スイングブラケット31
が左右揺動自在に枢結され、スイングブラケット31に
はブーム32の基端が上下揺動自在に枢結され、ブーム
32の先端には、アーム33の基端が前後揺動自在に枢
結され、アーム33の先端にバケット34がスクイ・ダ
ンプ自在に枢結されている。
【0025】また、上記スイングブラケット31、ブー
ム32、アーム33、バケット34は、それぞれ油圧シ
リンダよりなるスイングシリンダ35、ブームシリンダ
36、アームシリンダ37、バケットシリンダ38によ
って揺動駆動されるようになっている。各機種A,Bに
おけるバックホー装置4の揺動軸心P2は、それぞれ旋
回軸心P1よりも若干右側に偏心した位置に配置されて
おり、各機種A,Bにおける旋回軸心P1から揺動軸心
P2までの前後間隔L1と左右間隔L2とが略同一とな
るように設定され、これによって旋回軸心P1と揺動軸
心P2との直線間隔Lが標準型機Aと後方小旋回型機B
との間で略同一とされている。
【0026】したがって、旋回軸心P1が旋回台3Aの
前側に偏心して配置されている標準型機Aにあっては、
後方小旋回型機Bよりも旋回台3Aから支持ブラケット
10を前方に張り出すことによって、各機種A,Bにお
ける旋回軸心P1と揺動軸心P2との間隔Lを略同じも
のとしているのである。上記のように、各機種A,Bに
おいてバックホー装置4を共用し、該バックホー装置4
の揺動軸心P2と旋回軸心P1との間隔を略同じとする
ことで、旋回台3A,3Bを旋回することによる揺動軸
心P2及びバックホー装置4の旋回軌跡が各機種A,B
間で略同一となり、また、各機種A,Bにおけるバック
ホー装置4の揺動軌跡も略同一となることから、両機種
A,Bにおける作業範囲、操作性を共通なものとできる
のである。
【0027】例えば、塀際の側溝掘り作業を行う際に
は、走行装置2に対して旋回台3A、3Bを旋回し、旋
回台3A、3Bに対してバックホー装置4を揺動して塀
等に沿わせるようにするが、この際に旋回台3A,3B
の旋回量、バックホー装置4の揺動量を各機種A,B間
で略同じ状態として作業が行え、各機種を乗り換えた場
合でも同じような操作感覚で掘削作業が行えるのであ
る。また、旋回軸心P1と揺動軸心P2との間隔を同じ
くし、走行装置2とバックホー装置4とを共用している
ことによって、バックホー装置4によって深掘り作業を
行う場合に、ブーム32を下方揺動する際には同じ操作
間隔でブーム32を操作してドーザ装置40との干渉を
避けることができるとともに、ブーム32とドーザ装置
40との干渉防止構造を備える場合には、これを各機種
A,Bで同一構成とすることができるのである。
【0028】なお、本発明は、上記実施形態に限ること
なく適宜設計変更可能である。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、異
なる機種の間で作業装置の操作性を共通化できることか
ら、オペレータが各機種を乗り換えた際に略同様の操作
感覚で作業が行えるようになり、オペレータの負担を軽
減できるようになる。また、部品の共通化を図ることに
より製造コストの軽減を図っているのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】異なる機種の旋回作業機を比較して示す側面図
である。
【図2】同平面図である。
【図3】標準型の旋回作業機の側面図である。
【図4】後方小旋回型の旋回作業機の側面図である。
【図5】旋回台の直壁面部を示す説明図である。
【符号の説明】
2 走行装置 3 旋回台 4 バックホー装置(作業装置) 8 側壁部材 A 標準型機 B 後方小旋回型機 P1 旋回軸心 P2 揺動軸心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 肥田 謙二 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 平5−40359(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/08 E02F 9/00 E02F 9/12 E02F 9/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行装置上に上下方向の旋回軸心回りに
    回動自在に備えた旋回台と、この旋回台にその前端部に
    設けられた支持ブラケットを介して上下方向の揺動軸心
    回りに左右揺動自在に備えた作業装置とを有した旋回作
    業機において、 前記旋回軸心と前記旋回台の後端との距離が異なる複数
    の機種の間で、旋回台から前方への支持ブラケットの張
    り出しを異ならせて、旋回軸心から作業装置の揺動軸心
    までの距離を略同一に設定したことを特徴とする旋回作
    業機。
  2. 【請求項2】 走行装置上に上下方向の旋回軸心回りに
    回動自在に備えた旋回台と、この旋回台にその前端部に
    設けられた支持ブラケットを介して上下方向の揺動軸心
    回りに左右揺動自在に備えた作業装置とを有した旋回作
    業機において、 旋回台の後端部が描く旋回軌跡を走行装置の左右幅内に
    納めた機種と、旋回台の後端が描く旋回軌跡が走行装置
    の左右幅から突出する機種との間で、旋回台から前方へ
    の支持ブラケットの張り出しを異ならせて、旋回軸心か
    ら作業装置の揺動軸心までの距離を略同一に設定したこ
    とを特徴とする旋回作業機。
  3. 【請求項3】 前記旋回台上には、ボンネットが配置さ
    れており、前記各機種の間で、ボンネット、走行装置及
    び作業装置を共用したことをことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の旋回作業機。
  4. 【請求項4】 前記各機種の旋回台の外周壁部に、前後
    方向又は左右方向の直壁面部を備え、該直壁面部を、各
    機種間における旋回台の前後幅又は左右幅の違いを調整
    する調整部としたことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の旋回作業機。
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