JPH09207698A - エアバッグとその折り畳み方法 - Google Patents
エアバッグとその折り畳み方法Info
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Abstract
状態で折り畳まれて、折り畳み作業も簡便にでき、エア
バッグ装置の生産性を高めることができるエアバッグを
提供すること。 【解決手段】 エアバッグ30は、膨張時の形状を、後
縁33、2つの側縁35・36、前縁34を有した略長
方形板状の袋形状として、前縁34側が後縁33に接近
するように折り畳まれている。2つの側縁35・36付
近は、それぞれ、相互に対応する複数箇所で、側縁35
・36と直交する折目43aを付けられて、谷折り43
され、膨張時における後縁33と前縁34との間の相互
に対向する2面の周壁37・38が、それぞれ、相互に
対応する複数箇所で、側縁35・36と直交し、かつ、
谷折り43の折目43aと連続する折目45aで、山折
り45されて折り畳まれている。
Description
るように折り畳んで収納されるエアバッグ装置のエアバ
ッグとその折り畳み方法に関し、特に、膨張時に車両の
ドア等の車内壁と乗員との間に配置される側突用に適し
たエアバッグとその折り畳み方法に関する。
は、略長方形状の2枚の布材の周縁相互を縫合して製造
され、膨張時の形状を略長方形板状としていた。また、
側突用のエアバッグは、エアバッグ装置のインフレータ
ーと接続されるとともに折り畳まれて、シート等に収納
されていた。
短縮できるように、カクタス折りで折り畳まれていた
(特開平5−139238号公報の図11〜15参
照)。
示すように、エアバッグ1の膨張して突出する前縁3側
をインフレーターの配置される後縁2側の内側に落し込
むように入れ込んで、順次、それを繰り返して、縮める
ように折り畳むものであり、機械化が困難で、手作業で
行なう必要があった。
側の内側に落し込むように入れ込むものであり、前縁3
側と後縁2側との相互の内外径を同一寸法としているた
め、入れ込み難く、手間がかかっていた。
バッグ装置として組み付けるまでの工数・コストがかか
り、エアバッグ装置の生産性を低下させていた。
り、膨張完了までの時間を増加させることのない状態で
折り畳まれて、折り畳み作業も簡便にでき、エアバッグ
装置の生産性を高めることができるエアバッグとその折
り畳み方法を提供することを目的とする。
は、膨張時の形状を、膨張用のガスを供給するインフレ
ーター側の縁となる後縁と、該後縁の両端から相互に略
平行に延びる2つの側縁と、該2つの側縁の端部を相互
に連結して前記後縁と対向する前縁と、の4つの縁を有
した略長方形板状の袋形状として、前記前縁側が前記後
縁に接近するように折り畳まれているエアバッグであっ
て、前記2つの側縁付近が、それぞれ、相互に対応する
複数箇所で、前記側縁と直交する折目を付けられて、谷
折りされ、膨張時における前記後縁と前記前縁との間の
相互に対向する2面の周壁が、それぞれ、相互に対応す
る複数箇所で、前記側縁と直交し、かつ、前記谷折りの
折目と連続する折目で、山折りされて、折り畳まれてい
ることを特徴とする。
折りされた部位を、前方に、若しくは、左右に略二分す
るように後方に、倒すように折り畳んでも良い。
を、膨張用のガスを供給するインフレーター側の縁とな
る後縁と、該後縁の両端から相互に略平行に延びる2つ
の側縁と、該2つの側縁の端部を相互に連結して前記後
縁と対向する前縁と、の4つの縁を有した略長方形板状
の袋形状とし、前記2つの側縁付近が、それぞれ、相互
に対応する複数箇所で、前記側縁と直交する折目を付け
られて、谷折りされ、膨張時における前記後縁と前記前
縁との間の相互に対向する2面の周壁が、それぞれ、相
互に対応する複数箇所で、前記側縁と直交し、かつ、前
記谷折りの折目と連続する折目で、山折りされて、折り
畳まれたエアバッグの折り畳み方法であって、前記エア
バッグ内にエアを供給して膨張させた状態として、前記
前縁付近を位置規制部材で押え、2面の前記周壁におけ
る前記山折りの谷の部位に、それぞれ、周壁用折り板を
押し付けるとともに、2つの前記側縁における前記谷折
りを形成する部位に、それぞれ、側縁用折り板を押し付
けて、さらに、前記エアバッグ内のエアを抜きつつ、前
記後縁、前記側縁用折り板、及び前記周壁用折り板を前
記位置規制部材側に接近させて、前記側縁用折り板と前
記周壁用折り板とを抜き取ることにより、折り畳むこと
を特徴とする。
折りされた部位を、前方に、若しくは、左右に略二分す
るように後方に、倒すように折り畳んでも良い。
付近が、それぞれ、相互に対応する複数箇所で、側縁と
直交する折目を付けられて、谷折りされ、膨張時におけ
る後縁と前縁との間の相互に対向する2面の周壁が、そ
れぞれ、相互に対応する複数箇所で、側縁と直交し、か
つ、谷折りの折目と連続する折目で、山折りされて、折
り畳まれている。
2つの側縁と、対向する2面の周壁とが、それぞれ、蛇
腹状に折り畳まれており、インフレーターからガスが吐
出されれば、瞬時に前縁側が前方に突出するため、膨張
完了までの時間を短くすることができる。
れぞれの谷折りの折目が、2つの周壁の山折りの折目と
連続する形状であり、2つの側縁の後縁側若しくは前縁
側から、谷折りし、その折目の延長で、2つの周壁の一
部を山折りして、これを反対側の縁まで順次繰り返せ
ば、容易に縮めるように折り畳むことができる。そのた
め、本発明のエアバッグは、手作業でも簡単に折り畳む
ことができる。ちなみに、この場合、エアバッグ内にエ
アを送り込みつつ、ある程度膨張させておき、折目を付
ける際、逐次、エアを抜いていけば、一層、折り畳み易
くなる。
完了までの時間を増加させることない状態で折り畳まれ
ており、折り畳み作業も簡便にでき、エアバッグ装置の
生産性を高めることができる。
エアバッグ内にエアを供給して膨張させた状態として、
前縁付近を位置規制部材で押え、2面の周壁における山
折りの谷の部位に、それぞれ、周壁用折り板を押し付け
るとともに、2つの側縁における谷折りを形成する部位
に、それぞれ、側縁用折り板を押し付けて、エアバッグ
内のエアを抜きつつ、後縁、側縁用折り板、及び周壁用
折り板を位置規制部材側に接近させて、側縁用折り板と
周壁用折り板とを抜き取れば、瞬時に、所定の谷折りと
山折りとを行なえ、一層、折り畳む工数を低減でき、膨
張完了までの時間を短くできるエアバッグを配設させた
エアバッグ装置の生産性を高めることができる。また、
後縁側を保持して移動させる部材を設けるとともに、各
側縁用折り板や各周壁用折り板を移動させる部材にエア
シリンダ等を利用して構成すれば、容易に機械化して折
り畳むことも可能となり、一層、エアバッグ装置の生産
性を高めることができる。
み方法において、後縁と直交する横断面での山折りされ
た部位を、前方に、若しくは、左右に略二分するように
後方に、倒すように折り畳めば、折り畳んだエアバッグ
の幅寸法を小さくすることができる。特に、後縁と直交
する横断面での山折りされた部位を、左右に略二分する
ように後方に倒し、インフレーターの一部を覆うよう
に、折り畳めば、インフレーターから折り畳まれたエア
バッグの前端までの寸法を、コンパクトにでき、エアバ
ッグ装置としての収納性を良好にすることができる。
に基づいて説明する。
5・6に示すように、側突用のエアバッグ装置20に使
用されるものであり、エアバッグ装置20は、車両の座
部7とシートバック8とを備えたシート6において、車
両のドア側となるシートバック8の左側面に配置されて
いる。
等からなる本体9に、上下方向に延びる収納凹部9aが
形成され、収納凹部9aの車両の後方側の面には、上側
を後方へ倒すように略上下方向に延びるフレーム10が
配設されている。フレーム10の所定の2箇所には、取
付孔10aが形成されている。また、シートバック8の
外表面側には、装飾布等からなる表皮11が配設されて
いる。この表皮11には、収納凹部9aの前面側となる
部位に、後述するエアバッグ30の膨張時に破断し易い
ように、予め、切断された表皮11の端部相互を縫合糸
12で縫合してなる縫目11aが形成されている。
1、折り畳まれたエアバッグ30、及び、カバー29、
を備えて構成されている。
吐出口21aを備えた略円柱状として、エアバッグ30
内の後縁33側に配置されている。インフレーター21
の下端には、ガス発生用の信号を入力されるリード線2
2が結線され、リード線22は、エアバッグ30のベン
トホール41を挿通して、エアバッグ作動回路に導通す
る図示しないコネクタに接続されている。
取付ブラケット23が取付固定されており、各取付ブラ
ケット23は、板金製の円筒状として、ボルト25を半
径方向に突出させるように溶接させたスリーブ24と、
スリーブ24の内周面に固着されたクッション材26
と、を備えて構成されている。これらの取付ブラケット
23のインフレーター21への取付固定は、スリーブ2
4の内径がインフレーター21の外径より大きく形成さ
れており、クッション材26を介在させてスリーブ24
をインフレーター21に外装し、スリーブ24を部分的
に縮径させるようにかしめて、行なっている。
付ブラケット23のボルト25は、エアバッグ30の取
付孔40(図6・7参照)を挿通し、スプリングナット
27とカバー29のブラケット29bとを経て、フレー
ム10の取付孔10aを挿通し、ナット14止めされて
いる。そして、このナット14止めにより、エアバッグ
装置20がシートバック8に取付固定されることとな
る。
バック本体9の側面を覆う長方形の板状の本体29a
と、本体29aの端部から直交方向に屈曲するブラケッ
ト29bと、を備え、ブラケット29bには、各ボルト
25をそれぞれ挿通させるための2つの取付孔29cが
形成されている。
・7・8のAに示すように、インフレーター21側の縁
となる後縁33と、後縁33の両端から相互に略平行に
延びる2つの側縁35・36と、2つの側縁35・36
の端部を相互に連結して後縁33と対向する前縁34
と、の4つの縁を有した略長方形板状として、長方形形
状の周壁37・38の周縁を相互に連結したような袋形
状としている。そして、後縁33側には、上下に取付孔
40が形成され、後縁33の下部には、スリット状のベ
ントホール41が形成されている。また、エアバッグ3
0の内部には、膨張形状を球状でなく略長方形板状にで
きるように、長方形形状の周壁37・38相互を連結す
るテザー39が配設されている(図5・7参照)。テザ
ー39は、後述するエアバッグ30の基布31と同様
に、ポリアミドやポリエステル等の織布から形成されて
いる。
ると、図7の下段に示すように、ポリアミドやポリエス
テル等の織布からなる基布31を所定形状に裁断すると
ともに、中央に取付孔40・40を穿設する。また、縫
合糸32を利用してテザー39の一端を周壁37・38
を構成する一方に縫合する。
を中央で二つ折りし、周縁相互を縫合糸32で縫合し、
折目の一部をカットして、ベントホール41を形成す
る。
ホール41を利用して、裏返し、テザー39の他端を周
壁37・38の他方に縫合すれば、エアバッグ30を製
造することができる。
に縫代分を加えた2枚の基布を準備し、2枚の基布の全
周の周縁相互を縫合し、裏返して製造しても良い。この
場合、取付孔40やベントホール41は、基布相互の縫
合を部分的に止めて形成することとなる。
30では、図9に示すように、2つの側縁35・36付
近が、それぞれ、相互に対応する複数箇所(実施形態で
は3箇所)で、側縁35・36と直交する折目43aを
付けられて、谷折り43され、周壁37・38が、それ
ぞれ、相互に対応する複数箇所(実施形態では3箇所)
で、側縁35・36と直交し、かつ、谷折り43の折目
43aと連続する折目45aで、山折り45され、さら
に、図5・8のEに示すように、後縁33と直交する横
断面での山折りされた部位45・46が、前方に倒れる
ように折り畳まれている。山折り部位46は、前縁34
の部位である。
8のAに示すように、予め、取付ブラケット23を取付
固定したインフレーター21を、ベントホール41から
エアバッグ30内に挿入し、ベントホール41からエア
バッグ30内にエアを充填する。なお、各取付ブラケッ
ト23のボルト25は、取付孔40から突出させておく
とともに、各ボルト25には、スプリングナット27
(図5・8参照)を外嵌させ、各取付孔40の周縁をス
プリングナット27で押えておく。
縁35・36の後縁33側若しくは前縁34側(実施形
態では前縁34側)から、谷折り43するとともに、そ
の折目43aの延長で、2つの周壁37・38の一部を
山折り45する。
を抜きつつ、これを繰り返せば、図8のC・図9に示す
状態となり、さらに、図8のDに示すように、容易に縮
めるように折り畳むことができる。
縁33と直交する横断面での山折りされた部位45・4
6を、前方に倒れるように折り畳めば良い。
30は、折り畳んだ後の折り崩れを防止するために、破
断可能な熱収縮フィルム等の薄いフィルム28により、
覆われている。各取付ブラケット23のボルト25は、
フィルム28から突出されている。
30やインフレーター21は、各取付ブラケット23の
ボルト25を、ブラケット29bの各取付孔29cとフ
レーム10の各取付孔10aとに挿通させ、各ボルト2
5にナット14を螺合させれば、エアバッグ30、イン
フレーター21・カバー29を備えたエアバッグ装置2
0として、フレーム10に取り付けることができる。
に取り付けた後には、シートバック本体9に表皮11を
外装し、完成したシート6を車両に装着し、リード線2
2の端末を所定のコネクタに接続させれば良い。
は、シート6の車両への装着後、リード線22を介し
て、インフレーター21にガス発生用の電気信号が入力
されたならば、インフレーター21は、ガス吐出口21
aからガスを吐出させることとなり、エアバッグ30
は、フィルム28と表皮11とを破断するとともに、カ
バー29の本体29aを開かせて、図4・5の二点鎖線
で示すように、前方に大きく膨張することとなる。
2つの側縁35・36と、対向する2面の周壁37・3
8とが、それぞれ、蛇腹状に折り畳まれており、インフ
レーター21からガスが吐出されれば、インフレーター
21からのガスが途中の折目に邪魔されることなく前縁
34に作用し、瞬時に前縁34側が前方に突出するた
め、膨張完了までの時間を短くすることができる。
・36のそれぞれの谷折り43の折目43aが、2つの
周壁37・38の山折り45の折目45aと連続する形
状であり、2つの側縁35・36の後縁33側若しくは
前縁34側から、谷折り43し、その折目43aの延長
で、2つの周壁37・38の一部を山折り45して、こ
れを反対側の縁まで順次繰り返せば、容易に縮めるよう
に折り畳むことができる。
膨張完了までの時間を増加させることのない状態で折り
畳まれており、折り畳み作業も手作業で簡便にでき、エ
アバッグ装置20の生産性を高めることができる。
縁33と直交する横断面での山折りされた部位45・4
6を、前方に倒すように折り畳んでいるため、折り畳ん
だエアバッグ30の幅寸法b(図5・8のE参照)を小
さくすることができる。
終的に、後縁33と直交する横断面での山折りされた部
位45・46を、前方に倒すように折り畳んだものを示
したが、図11に示すエアバッグ70のように、山折り
された部位45・46を、左右に略二分するように、後
方に倒し、インフレーター21の一部を覆うように折り
畳めば、折り畳んだエアバッグ30の幅寸法bを小さく
することができ、さらに、インフレーター21から折り
畳まれたエアバッグ30の前端までの寸法Lを、コンパ
クトにでき、エアバッグ装置20としての収納性を良好
にすることができる。
作業で折り畳んだが、図10に示すように、折り畳み装
置M1を使用して、機械化させて折り畳んでも良い。こ
の折り畳み装置M1は、前縁34側を挟持してその位置
を規制する位置規制部材としてのクランプ50、側縁3
5・36にそれぞれ谷折り43を施す3枚ずつの側縁用
折り板51・52、周壁37・38にそれぞれ山折り4
5を施す3枚ずつの周壁用折り板53・54を備えて構
成されている。
片50a・50bを有し、これらの挟持片50a・50
bが図示しないエアシリンダで開閉するように構成され
ている。
対向する相互で、接近・離脱可能に構成されるととも
に、クランプ50側への前進とクランプ50側からの後
退が可能となるように構成されている。
り板51・52とずれた位置に配置されるとともに、上
下方向で対向する相互で、接近・離脱可能に構成される
とともに、クランプ50側への前進とクランプ50側か
らの後退が可能となるように構成されている。
ッグ30を折り畳む際には、まず、図10の上段に示す
ように、インフレーター21を挿入配置させた後縁33
側を手で持ち、前縁34側をクランプ50に挟持させ、
図示しないエアノズルをベントホール41内に挿入し
て、エアバッグ30内にエアを供給する。
に、周壁用折り板53・54相互と側縁用折り板51・
52相互とを、それぞれ、接近させる。この時、2つの
側縁35・36には、側縁用折り板51・52により、
同時に3つの谷折り43が形成されるとともに、2つの
周壁37・38には、周壁用折り板53・54により、
谷折り43の折目43aと連続する折目45aの3つの
山折り45が形成されることとなる。なお、エアバッグ
30内の余剰のエアはベントホール41から大気に排出
されることとなる。
縁用折り板51・52・周壁用折り板53・54をクラ
ンプ50側に接近させる。
周壁用折り板53・54とを抜き取れば、瞬時に、所定
の谷折り43と山折り45とが完了し、クランプ50の
挟持を解除するとともに、山折り45の部位を前方に倒
して、加熱したフィルム28を被せて収縮させれば、図
4〜6に示すエアバッグ30を得ることができる。
定の谷折り43と山折り45とを行なえ、一層、折り畳
む工数を低減できて、膨張完了までの時間を短くできる
エアバッグ30を配設させたエアバッグ装置20の生産
性を高めることができる。そして、インフレーター21
を挿入配置させた後縁33側の保持・移動を、別途、ク
ランプ手段等で構成すれば、折り畳みの自動機械化も可
能となる。
ランプ50の挟持を解除する際、前縁33の山折り部位
46を含めて、山折り部位45を後方へ倒せば、図11
の折り畳み状態のエアバッグ70を得ることができる。
側縁用折り板51・52よりも周壁用折り板53・54
を先にエアバッグ30に当てるようにしたが、勿論、逆
でも、あるいは、同時にエアバッグ30に当てるように
しても良い。
で、前縁34側が前方へ突出する折り畳みについて説明
したが、図12・13に示すように、エアバッグ30内
にエアを充填した後、前縁34側を押えるような押圧保
持板60を設ければ、前縁34に山折り部位46を形成
することなく折り畳むことができる。
め、取付ブラケット23を取付固定したインフレーター
21を、ベントホール41からエアバッグ30内に挿入
し、ベントホール41からエアバッグ30内にエアを充
填する。なお、各取付ブラケット23のボルト25は、
取付孔40から突出させて、各ボルト25に、スプリン
グナット27を外嵌させ、各取付孔40の周縁をスプリ
ングナット27で押えておく。そして、前縁34側を押
圧保持板60に押し付けておく。
側縁35・36の後縁33側若しくは前縁34側(実施
形態では前縁34側)から、谷折り43し、その折目4
3aの延長で、2つの周壁37・38の一部を山折り4
5する。
を抜きつつ、これを繰り返せば、図12のCに示す状態
となり、さらに、図12のDに示すように、容易に縮め
るように折り畳むことができる。
3と直交する横断面での山折りされた部位45を、前方
に倒れるように折り畳めば良い。
ような折り畳み装置M2を利用して、容易に機械化して
実施できる。図13の折り畳み装置M2は、図10の折
り畳み装置M1の位置規制部材としてのクランプ50
を、前縁34側の端面を押えて位置規制する押圧保持板
60に変更したものである。
ッグ30を折り畳む際には、まず、図13の上段に示す
ように、インフレーター21を挿入配置させた後縁33
側を手で持ち、図示しないエアノズルをベントホール4
1に挿入して、エアバッグ30内にエアを供給し、前縁
34側を押圧保持板60に押し付ける。
に、周壁用折り板53・54相互と側縁用折り板51・
52相互とを、それぞれ、接近させる。この時、2つの
側縁35・36には、側縁用折り板51・52により、
同時に3つの谷折り43が形成されるとともに、2つの
周壁37・38には、周壁用折り板53・54により、
谷折り43の折目43aと連続する折目45aの3つの
山折り45が形成されることとなる。なお、エアバッグ
30内の余剰のエアはベントホール41から大気に排出
されることとなる。
縁用折り板51・52・周壁用折り板53・54を押圧
保持板60側に接近させる。
周壁用折り板53・54とを抜き取れば、瞬時に、所定
の谷折り43と山折り45とが完了し、山折り45の部
位を前方に倒して、加熱したフィルム28を被せて収縮
させれば、シートバック8に装着できるように折り畳ま
れたエアバッグ30を得ることができる。
定の谷折り43と山折り45とを行なえ、一層、折り畳
む工数を低減できて、膨張完了までの時間を短くできる
エアバッグ30を配設させたエアバッグ装置20の生産
性を高めることができる。そして、インフレーター21
を挿入配置させた後縁33側の保持・移動を、別途、ク
ランプ手段等で構成すれば、折り畳みの自動機械化も可
能となる。
ての側縁用折り板51・52と周壁用折り板53・54
とを抜き取った直後に、山折り部位45を左右均等に後
方へ倒せば、図14の折り畳み状態のエアバッグ80を
得ることができる。
階で、図8のE、図11、図12のE、図14に示すよ
うに、後縁33と直交する横断面での山折りされた部位
45・46を、前方に、若しくは、左右に略二分するよ
うに後方に、倒すように折り畳んだ場合を示したが、図
15・16に示すエアバッグ90・100のように、折
り畳みの最終段階を経ずに、エアバッグ装置20に組み
付けるようにしても良い。図15・16に示す折り畳み
状態では、コンパクトではないが、膨張完了までの時間
を増加させることない蛇腹状に折り畳まれており、ま
た、カクタス折りでないことから、折り畳み作業も簡便
にでき、エアバッグ装置の生産性を高めることができ
る。
・70・80・90・100の内部インフレーター21
を設ける場合を示したが、別途、ガス流入口をエアバッ
グに設ければ、エアバッグの外側にインフレーターを配
置・接続させるようにしても良い。
である。
示す側面図である。
ある。
図である。
る。
程を示す図である。
ある。
工程を示す図である。
程を示す図である。
ある。
面図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 膨張時の形状を、膨張用のガスを供給す
るインフレーター側の縁となる後縁と、該後縁の両端か
ら相互に略平行に延びる2つの側縁と、該2つの側縁の
端部を相互に連結して前記後縁と対向する前縁と、の4
つの縁を有した略長方形板状の袋形状として、 前記前縁側が前記後縁に接近するように折り畳まれてい
るエアバッグであって、 前記2つの側縁付近が、それぞれ、相互に対応する複数
箇所で、前記側縁と直交する折目を付けられて、谷折り
され、 膨張時における前記後縁と前記前縁との間の相互に対向
する2面の周壁が、それぞれ、相互に対応する複数箇所
で、前記側縁と直交し、かつ、前記谷折りの折目と連続
する折目で、山折りされて、 折り畳まれていることを特徴とするエアバッグ。 - 【請求項2】 前記後縁と直交する横断面での山折りさ
れた部位が、前方に、若しくは、左右に略二分するよう
に後方に、倒れて折り畳まれていることを特徴とする請
求項1記載のエアバッグ。 - 【請求項3】 膨張時の形状を、膨張用のガスを供給す
るインフレーター側の縁となる後縁と、該後縁の両端か
ら相互に略平行に延びる2つの側縁と、該2つの側縁の
端部を相互に連結して前記後縁と対向する前縁と、の4
つの縁を有した略長方形板状の袋形状とし、 前記2つの側縁付近が、それぞれ、相互に対応する複数
箇所で、前記側縁と直交する折目を付けられて、谷折り
され、 膨張時における前記後縁と前記前縁との間の相互に対向
する2面の周壁が、それぞれ、相互に対応する複数箇所
で、前記側縁と直交し、かつ、前記谷折りの折目と連続
する折目で、山折りされて、折り畳まれたエアバッグの
折り畳み方法であって、 前記エアバッグ内にエアを供給して膨張させた状態とし
て、前記前縁付近を位置規制部材で押え、 2面の前記周壁における前記山折りの谷の部位に、それ
ぞれ、周壁用折り板を押し付けるとともに、 2つの前記側縁における前記谷折りを形成する部位に、
それぞれ、側縁用折り板を押し付けて、 さらに、前記エアバッグ内のエアを抜きつつ、前記後
縁、前記側縁用折り板、及び前記周壁用折り板を前記位
置規制部材側に接近させて、前記側縁用折り板と前記周
壁用折り板とを抜き取ることにより、折り畳むことを特
徴とするエアバッグの折り畳み方法。 - 【請求項4】 前記後縁と直交する横断面での山折りさ
れた部位を、前方に、若しくは、左右に略二分するよう
に後方に、倒して折り畳むことを特徴とする請求項3記
載のエアバッグの折り畳み方法。
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