JP2000103308A - エアバッグの折り畳み方法 - Google Patents

エアバッグの折り畳み方法

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JP2000103308A
JP2000103308A JP10275939A JP27593998A JP2000103308A JP 2000103308 A JP2000103308 A JP 2000103308A JP 10275939 A JP10275939 A JP 10275939A JP 27593998 A JP27593998 A JP 27593998A JP 2000103308 A JP2000103308 A JP 2000103308A
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Koichi Kaga
浩一 加賀
Kazuto Sugimoto
和人 杉本
Yuichi Adachi
裕一 足立
Shogo Sugiyama
正吾 杉山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 折り崩れの発生を抑えて、折り畳むことがで
きるエアバッグの折り畳み方法を提供すること。 【解決手段】 本発明は、折り畳まれてエアバッグ装置
内に収納されるエアバッグ10の折り畳み方法である。
エアバッグ10を折り畳む前に、予め、折り目に対応す
る予備折り目ev・em・hv・hmをエアバッグ10
に賦形して、折り畳む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に装着され
て、所定時、展開膨張するエアバッグの折り畳み方法に
関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来、例えば、ステアリング
ホイールに装着されるエアバッグでは、膨張させていな
い平らな状態から、横方向に折り目を付ける横折りを行
なって、前後方向の両縁付近を中央部位に折り重ね、さ
らに、縦方向に折り目を付ける縦折りを行なって、左右
方向の両縁付近を中央部位に折り重ねて、折り畳んでい
た。
【0003】そして、エアバッグは、折り畳んだ後、折
り崩れが生じないように、熱を加えられつつ押圧され
て、折り目に折りぐせが付けられ、その後、エアバッグ
装置内に収納されていた。
【0004】しかし、従来のエアバッグの折り畳み方法
では、折りぐせを付けるように、熱を加えつつ押圧して
も、内部に配置されている折り目には、熱が伝わりにく
く、確実に折りぐせを付けることが困難であった。
【0005】そのため、折り畳んだエアバッグをエアバ
ッグ装置に収納する際、折り崩れが発生して、エアバッ
グが嵩張り、エアバッグ装置の組立作業に手間がかかる
場合があった。
【0006】本発明は、上述の課題を解決するものであ
り、折り崩れの発生を抑えて、折り畳むことができるエ
アバッグの折り畳み方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、折り畳まれて
エアバッグ装置内に収納されるエアバッグの折り畳み方
法であって、折り畳む前に、予め、折り目に対応する予
備折り目を前記エアバッグに賦形して、折り畳むことを
特徴とする。
【0008】そして、折り畳む前の予備折り目は、折り
畳む前の展開状態におけるエアバッグの表裏を、一対の
熱板で挟持することにより、賦形することが望ましい。
【0009】さらに、前記エアバッグを、横折りと、該
横折りの折り目と交差する折り目で折る縦折りと、の少
なくとも2工程を経て折り畳む場合には、前記横折り用
の予備折り目と前記縦折り用の予備折り目とを、前記熱
板によって、同時に前記エアバッグに賦形することが望
ましい。
【0010】
【発明の効果】本発明のエアバッグの折り畳み方法で
は、折り畳む前に、予め、折り目に対応する予備折り目
を賦形して折り畳むことから、折り畳み完了状態で内部
に配置されている折り目が、平らに復元させるような、
折りを解消させる応力を低減させている。
【0011】そのため、本発明のエアバッグの折り畳み
方法では、折り畳み後のエアバッグの折り崩れを防止す
ることができ、エアバッグ装置の組立作業を円滑に行な
うことができる。
【0012】そして、折り畳む前の展開状態におけるエ
アバッグの表裏を、一対の熱板で挟持することにより、
折り畳む前の予備折り目を賦形するようにすれば、賦形
後であっても、エアバッグが折り畳み前の展開状態であ
るため、従来と同様に、既存の折り畳み装置にそのまま
セットでき、従来の折り畳み装置等を支障なく利用する
ことができる。また、予備折り目を賦形させた状態で、
エアバッグを折り畳み装置にセットできるため、折り畳
み装置自体の折り畳み作業が簡単となり、従来より簡便
な折り畳み装置を使用することもできる。
【0013】さらに、エアバッグを、横折りと、横折り
の折り目と交差する折り目で折る縦折りと、の少なくと
も2工程を経て折り畳む場合に、横折り用の予備折り目
と縦折り用の予備折り目とを、一対の熱板を使用して、
同時にエアバッグに賦形するようにすれば、一度の賦形
作業で、横折りと縦折りとの2工程分の予備折り目を賦
形できることから、横折りと縦折りとのそれぞれの前段
階で、予備折り目を賦形する場合に比べて、折り畳み作
業の作業工数・コストを低減させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】実施形態で使用するエアバッグ10は、図
8に示すように、ステアリングホイールの中央部のボス
部に装着される運転席用エアバッグ装置Mに使用される
ものである。
【0016】このエアバッグ装置Mは、折り畳まれて収
納されたエアバッグ10と、エアバッグ10に膨張用ガ
スを供給するインフレーター1と、折り畳まれたエアバ
ッグ10を覆う合成樹脂製のカバー7と、エアバッグ1
0・インフレーター1・カバー7を保持する板金製のバ
ッグホルダ2と、を備えて構成されている。インフレー
ター1は、複数のガス吐出口1bを有した本体部1a
と、本体部1aの外周に形成されたフランジ部1cと、
を備えて構成されている。カバー7は、天井壁部7a
と、天井壁部7aの下面から下方へ略四角筒形状に突出
する側壁部7bと、を備えて構成されている。
【0017】バッグホルダ2は、箱形状の本体3と、本
体3の下面側に配置される取付ブラケット5と、を備え
て構成されている。本体3は、カバー側壁部7bの内周
側の略全周に設けられた溝7cの周縁を係止する係止爪
3aを備えている。取付ブラケット5は、図示しない部
位で、本体3の係止爪3aと協動して、カバー側壁部7
bを挟持するように、構成されている。符号6は、エア
バッグ装置Mをステアリングホイール本体に仮止めする
仮止め部材を示し、符号4は、エアバッグ装置Mをステ
アリングホイール本体にボルト止めするためのナットを
示す。
【0018】エアバッグ10とインフレーター1とは、
エアバッグ10の内周側に配置された円環状のリテーナ
8から延びる図示しない複数のボルトが、エアバッグ1
0の開口12aの周縁・バッグホルダ2の本体3・取付
ブラケット5・インフレーターフランジ部1cを挿通し
て、ナット止めされることにより、バッグホルダ2に取
付固定されている。
【0019】このエアバッグ装置Mの組み立てについて
述べると、まず、リテーナ8を内部に配置させた状態で
折り畳まれたエアバッグ10を、バッグホルダ本体3に
収納する。この時、リテーナ8の図示しないボルトは、
本体3を挿通させて下方へ突出させておく。ついで、係
止爪3aを凹溝7cの周縁に係止させて、カバー7を折
り畳んだエアバッグ10に被せる。その後、リテーナ8
のボルトを挿通させつつ取付ブラケット5を本体3の下
面に配置させて、カバー側壁部7bを本体3と取付ブラ
ケット5とで挟持させ、さらに、リテーナ8のボルトを
フランジ部1cに挿通させつつ、取付ブラケット5の下
方にインフレーター1のフランジ部1cを配置させ、リ
テーナ8のボルトをナット止めすれば、エアバッグ装置
Mを組み立てることができる。なお、エアバッグ装置M
の組み立て後、仮止め部材6やナット4を利用して、エ
アバッグ装置Mは、ステアリングホイール本体に取り付
けられることとなる。
【0020】また、このエアバッグ10は、エアバッグ
装置Mの作動時、インフレーター1のガス吐出口1bか
ら吐出された膨張用ガスを流入させて、カバー7の天井
壁部7aを破断させ、カバー7から大きく突出すること
となる。なお、エアバッグ10の膨張形状は、図2の二
点鎖線に示す形状となる。
【0021】そして、エアバッグ10は、図2に示すよ
うに、円板状の運転席側壁部11と、中央に円形の開口
12aを開口させた円板状の車両前方側壁部12と、を
備えて形成されている。なお、車両前方側壁部12に
は、開口12a周縁に、既述のリテーナ8から延びる図
示しないボルトを挿通させる取付孔が形成され、また、
外周縁付近に、図示しないベントホールが開口されてい
る。
【0022】さらに、このエアバッグ10は、車両前方
側壁部12を構成する基布14に、開口12a等の所定
の孔を設けた後、運転席側壁部11を構成する基布13
と、外周縁相互をポリアミドやポリエステル等からなる
縫合糸15で縫合し、開口12aを利用して裏返すこと
により、製造されている。
【0023】基布13・14は、ポリアミド糸・ポリエ
ステル糸等を使用した織布から形成されており、必要に
より、エアバッグ10の内周面側となる部位に、シリコ
ンゴム等の耐熱性コーティング層が設けられている。
【0024】また、エアバッグ10の折り畳み工程は、
まず、図1に示すような平板状の展開状態から、図5に
示すように、左右方向の折り目E(Ev・Em)を付け
る横折りを行なって、前後の両縁16・17付近を、中
央の開口12a付近に折り重ねる。ついで、図5・6に
示すように、前後方向の折り目H(Hv・Hm)を付け
る縦折りを行なって、左右の両縁18・19付近を中央
の開口12a付近に折り重ねれば、折り畳み作業を完了
させることができる。
【0025】なお、Evは、横折りの折り目の内、図1
に示す状態を基準に、谷折りした折り目を示し、Em
は、横折りの折り目の内、図1に示す状態を基準に、山
折りした折り目を示す。また、Hvは、縦折りの折り目
の内、図5に示す状態を基準に、谷折りした折り目を示
し、Hmは、縦折りの折り目の内、図5に示す状態を基
準に、山折りした折り目を示す。また、横折りと縦折り
とは、所定の折り畳み装置(特開平8−169635号
公報・特開平4−8648号公報等参照)を使用して行
なう。
【0026】そして、実施形態の折り畳み方法では、横
折りする前に、図1に示すように、予め、折り目Ev・
Em・Hv・Hmの部位に角付けするように、予備折り
目ev・em・hv・hmを賦形している。予備折り目
evは、横折りの谷折りの折り目Evに対応し、予備折
り目emは、横折りの山折りの折り目Emに対応してい
る。また、予備折り目hvは、縦折りの谷折りの折り目
Hvに対応し、予備折り目hmは、縦折りの山折りの折
り目Hmに対応している。さらに、図1・5・6の各折
り目の括弧内の数字は、対応する箇所相互を示すための
ものであり、対応する箇所には、同数字を付してある。
【0027】実施形態の場合、これらの予備折り目ev
・em・hv・hmの賦形は、図3に示すように、上下
方向に開閉する一対の熱板20(20A・20B)で、
図1に示す平板状の展開状態としたエアバッグ10を挟
持して、賦形している。
【0028】下方の熱板20Bの上面には、図3・4に
示すように、横折りにおける谷折りの予備折り目evを
賦形するための凹溝22が形成されるとともに、横折り
における山折りの予備折り目emを賦形するための突起
21が形成されている。さらに、熱板20Bの上面に
は、図4に示すように、縦折りにおける谷折りの予備折
り目hvや縦折りにおける山折りの予備折り目hmを賦
形するための凹溝24や突起23が形成されている。
【0029】そして、上方の熱板20Aにも、対応する
突起21・23・凹溝22・24が形成されている。但
し、上方の熱板20Aでは、下方の熱板20Bの凹溝2
2・24と対応する位置に、突起21・23が形成さ
れ、下方の熱板Bの突起21・23と対応する位置に、
凹溝22・24が形成されている。
【0030】なお、各熱板20A・20Bの凹溝24と
突起23とは、横折り用の凹溝22や突起21と干渉し
ないように、分断されて形成されている。このように、
凹溝24と突起23とを分断した理由は、熱板20A・
20B相互でエアバッグ10を挟持した際、横折りの予
備折り目ev・emと縦折りの予備折り目hv・hmと
の交差部位で、エアバッグ10を破断させないためであ
る。
【0031】また、実施形態の場合、横折りしてから縦
折りするものであり、縦折りの予備折り目hv・hm
は、横折り後の縦折りの折り目Hv・Hmに対応するも
のであって、エアバッグ10の展開状態では、谷折りの
折り目Hvに対応して山折りの折り目を賦形する箇所が
生じ、山折りの折り目Hmに対応して谷折りの折り目を
賦形する箇所が生ずる。そのため、横折り前のエアバッ
グ10の展開状態を考慮して、図4に示すように、縦折
りの予備折り目hv・heを賦形する凹溝24と突起2
3とは、横折りの予備折り目ev・emを賦形する凹溝
22や突起21を境にして、交互に、反転して配設され
ることとなる。
【0032】さらに、熱板20A・20Bのエアバッグ
10を挟持する時間・圧力・温度等は、基布13・14
を損傷せず、予備折り目ev・em・hv・hmを的確
に賦形できる範囲内で、適宜設定する。
【0033】そして、実施形態の場合には、開いた状態
の熱板20Bの上面に、平板状に展開させたエアバッグ
10をセットし、熱板20A・20B相互を接近させて
エアバッグ10を挟持すれば、予備折り目ev・em・
hv・hmを賦形することができる。なお、エアバッグ
10には、熱板20Bへのセット前に、予め、予備折り
目が賦形され易いように、水蒸気等を吹き付けておいて
も良い。
【0034】その後、リテーナ8をエアバッグ10の内
部に配置させて、所定の折り畳み装置に、予備折り目e
v・em・hv・hmを賦形したエアバッグ10をセッ
トして、図5・6に示すように、横折りと縦折りとを行
なえば、折り畳み作業を完了させることができる。
【0035】このような実施形態の折り畳み方法では、
折り畳む前に、予め、折り目Ev・Em・Hv・Hmに
対応する予備折り目ev・em・hv・hmを賦形して
折り畳むことから、折り畳み完了状態で内部に配置され
ている折り目が、平らに復元させるような、折りを解消
させる応力を低減させている。
【0036】そのため、実施形態の折り畳み方法では、
折り畳み後のエアバッグ10の折り崩れを防止すること
ができて、エアバッグ10が嵩張らず、容易に、カバー
7を被せることができて、その後のリテーナ8における
ボルトのナット止め作業も簡単に行なえることとなっ
て、エアバッグ装置Mの組立作業を円滑に行なうことが
できる。
【0037】また、実施形態の折り畳み方法では、予備
折り目ev・em・hv・hmを賦形して折り畳んでい
ることから、折り目Ev・Em・Hv・Hmの位置が安
定し、折り畳んだエアバッグ10の寸法形状のバラツキ
も抑えることができる。
【0038】さらに、実施形態の折り畳み方法では、折
り畳み完了時点で、折り崩れを防止できるため、従来行
なっていた折り目Ev・Em・Hv・Hmのくせ付け作
業を不要にすることができる。
【0039】そして、実施形態では、折り畳む前の展開
状態におけるエアバッグ10の表裏を、一対の熱板20
(20A・20B)で挟持することによって、予備折り
目ev・em・hv・hmを賦形している。そのため、
賦形後であっても、エアバッグ10が折り畳み前の展開
状態であるため、従来と同様に、既存の折り畳み装置に
そのままセットでき、従来の折り畳み装置等を支障なく
利用することができる。
【0040】なお、この点を考慮しなければ、熱板20
で挟持するのではなく、各折り目Ev・Em・Hv・H
mを付ける直前に、折り目部位に加熱した角棒の角や小
径の丸棒を押し付けたり、折ってアイロンがけしたりし
て、予備折り目を賦形しても良い。
【0041】さらに、実施形態では、エアバッグ10
を、横折りと、横折りの折り目E(Ev・Em)と交差
する折り目H(Hv・Hm)で折る縦折りと、の少なく
とも2工程を経て折り畳むこととなっても、折り畳む前
に、横折り用の予備折り目ev・emと縦折り用の予備
折り目hv・hmとを、一対の熱板20(20A・20
B)を使用して、同時に賦形している。そのため、エア
バッグ10を熱板20で挟持する一度の賦形作業で、横
折りと縦折りとの2工程分の予備折り目ev・em・h
v・hmを賦形できることから、横折りと縦折りとのそ
れぞれの前段階で、予備折り目を賦形する場合に比べ
て、折り畳み作業の作業工数・コストを低減させること
ができる。
【0042】ちなみに、この点を考慮しなければ、横折
りと縦折りとのそれぞれの前段階で、予備折り目ev・
em・hv・hmを賦形しても良い。すなわち、横折り
前に、図9に示すように、一対の熱板でエアバッグ10
を挟持して、予備折り目ev・emを賦形し、その後、
横折りを行なう。その後、図10に示すように、一対の
熱板で横折り後のエアバッグ10を挟持して、予備折り
目hv・hmを賦形し、縦折りを行なっても良い。
【0043】なお、実施形態では、縦折り時、左右の縁
18・19付近を、上下の折り部位で挟み込むような縦
折りを示したが、図7に示すように、蛇腹折りで縦折り
を行なっても良い。さらに、左右の縁18・19から開
口12側に巻き、上下方向で圧縮するように縦折りの折
り目を付けるロール折りで縦折りを行なっても良い。ち
なみに、縦折り等で厚く折られて外周側に配置される折
り目に関して、小さな曲率で弧状に折り畳まれる場合に
は、熱板20の突起21・23や凹溝22・24を、鋭
角的でなく、それらの折り目に対応させた円弧状に形成
しても良い。
【0044】また、実施形態では、運転席用エアバッグ
装置Mに使用されるエアバッグ10を折り畳む場合を示
したが、インストルメントパネルに配置される助手席用
エアバッグ装置やシート等に配置される側突用エアバッ
グ装置等のエアバッグに、本発明に折り畳み方法を利用
しても良い。
【0045】ちなみに、側突用エアバッグ装置のエアバ
ッグの一例では、図11に示すように、エアバッグ30
の上部30aが下部30b側の内部におり込まれて、蛇
腹折りされて、エアバッグ装置内に収納されることとな
るが、その折り目Hv・Hmを付ける前に、熱板等を利
用して、予備折り目hv・hmを賦形すれば良い。
【0046】さらにまた、交差する折り目となる横折り
と縦折りとの2工程を経て折り畳むエアバッグに関し
て、一対の熱板で挟持して、同時に2工程分の予備折り
目を賦形する場合には、予備折り目が的確に賦形できる
ように、極力薄い状態で予備折り目を賦形することが望
ましい。そのため、実施形態のエアバッグ10のよう
な、まったく折り畳み作業を行なっていない状態で、平
板状となるエアバッグ、所謂、平面バッグに、一対の熱
板で挟持して、同時に2工程分の予備折り目を賦形する
方法を、適用することが望ましい。勿論、横折り・縦折
りの他に、斜め等の折り目を付ける3工程以上で、エア
バッグを折る場合でも、各折り目の予備折り目を同時に
賦形するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で折り畳むエアバッグの展
開状態を示す。
【図2】図1のII−II部位の断面図である。
【図3】同実施形態における熱板の使用時を示す部分断
面図である。
【図4】同実施形態の一方の熱板における予備折り目を
賦形する賦形面を示す部分斜視図であり、図1のIV部位
付近を賦形する部分を示す。
【図5】同実施形態の横折り完了時を示す図である。
【図6】同実施形態の縦折り完了時を示す図である。
【図7】縦折りの変形例を示す図である。
【図8】同実施形態で折ったエアバッグの組付状態を示
すエアバッグ装置の断面図である。
【図9】他の実施形態における横折りの折り目に対応す
る予備折り目を賦形する位置を示す図である。
【図10】同実施形態における縦折りの折り目に対応す
る予備折り目を賦形する位置を示す図である。
【図11】さらに他の実施形態のエアバッグの折り畳み
工程を説明する図である。
【符号の説明】
10・30…エアバッグ、 20(20A・20B)…熱板、 E(Ev・Em)・H(Hv・Hm)…折り目、 e(ev・em)・h(hv・hm)…予備折り目、 M…エアバッグ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 足立 裕一 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 (72)発明者 杉山 正吾 愛知県西春日井郡春日町大字落合字長畑1 番地 豊田合成株式会社内 Fターム(参考) 3D054 AA02 AA03 AA06 AA13 AA14 CC29 CC30 DD11 EE20 FF17 FF20

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折り畳まれてエアバッグ装置内に収納さ
    れるエアバッグの折り畳み方法であって、 折り畳む前に、予め、折り目に対応する予備折り目を前
    記エアバッグに賦形して、折り畳むことを特徴とするエ
    アバッグの折り畳み方法。
  2. 【請求項2】 前記予備折り目が、折り畳む前の展開状
    態におけるエアバッグの表裏を、一対の熱板で挟持する
    ことにより、賦形されていることを特徴とする請求項1
    に記載のエアバッグの折り畳み方法。
  3. 【請求項3】 前記エアバッグを、横折りと、該横折り
    の折り目と交差する折り目で折る縦折りと、の少なくと
    も2工程を経て折り畳む際、前記横折り用の予備折り目
    と前記縦折り用の予備折り目とを、前記熱板によって、
    同時に前記エアバッグに賦形することを特徴とする請求
    項2に記載のエアバッグの折り畳み方法。
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