JPH09206716A - 連続洗浄真空乾燥装置及びその制御方法 - Google Patents
連続洗浄真空乾燥装置及びその制御方法Info
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- JPH09206716A JPH09206716A JP1951996A JP1951996A JPH09206716A JP H09206716 A JPH09206716 A JP H09206716A JP 1951996 A JP1951996 A JP 1951996A JP 1951996 A JP1951996 A JP 1951996A JP H09206716 A JPH09206716 A JP H09206716A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 洗浄乾燥の処理時間を最短にし、搬入から搬
出までの一連の洗浄乾燥を自動的かつ効率的に行うこと
により処理の効率を高めると共に、洗浄液の循環使用を
可能にする。 【解決手段】 洗浄剤が満たされて洗浄部品を超音波で
洗浄する超音波洗浄槽５〜８と、超音波洗浄槽５〜８に
隣接して超音波洗浄後の洗浄部品からの液切りと加温を
行うエアブロー機構２１と、エアブロー機構２１に隣接
して蒸気洗浄により洗浄部品の仕上洗浄を行うと共に、
真空乾燥を行う洗浄真空乾燥機構２６と、超音波洗浄槽
５〜８からエアブロー機構２１、洗浄真空乾燥機構２６
へと洗浄部品を搬送する搬送手段とを備えている。
出までの一連の洗浄乾燥を自動的かつ効率的に行うこと
により処理の効率を高めると共に、洗浄液の循環使用を
可能にする。 【解決手段】 洗浄剤が満たされて洗浄部品を超音波で
洗浄する超音波洗浄槽５〜８と、超音波洗浄槽５〜８に
隣接して超音波洗浄後の洗浄部品からの液切りと加温を
行うエアブロー機構２１と、エアブロー機構２１に隣接
して蒸気洗浄により洗浄部品の仕上洗浄を行うと共に、
真空乾燥を行う洗浄真空乾燥機構２６と、超音波洗浄槽
５〜８からエアブロー機構２１、洗浄真空乾燥機構２６
へと洗浄部品を搬送する搬送手段とを備えている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気洗浄を要する
精密洗浄分野に於て、炭化水素系やシリコーン系の溶剤
のように、水より沸点が高い洗浄剤を真空状態下で蒸気
洗浄と真空乾燥を行う工業用の洗浄真空乾燥装置に関す
るものである。
精密洗浄分野に於て、炭化水素系やシリコーン系の溶剤
のように、水より沸点が高い洗浄剤を真空状態下で蒸気
洗浄と真空乾燥を行う工業用の洗浄真空乾燥装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、電子部品や精密部品を洗浄する場
合に、超音波洗浄、エアブロー、蒸気洗浄後の真空乾燥
のように、所要時間の異なる一連の洗浄乾燥工程をバッ
チ式で非連続的に行なっている。
合に、超音波洗浄、エアブロー、蒸気洗浄後の真空乾燥
のように、所要時間の異なる一連の洗浄乾燥工程をバッ
チ式で非連続的に行なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子部品等の洗
浄乾燥は、連続的・自動的というイメージからはほど遠
く、処理効率も悪かった。しかも、洗浄剤そのものも一
連に循環処理されてはおらず、液管理、液消耗量の抑制
という観点からも問題があった。
浄乾燥は、連続的・自動的というイメージからはほど遠
く、処理効率も悪かった。しかも、洗浄剤そのものも一
連に循環処理されてはおらず、液管理、液消耗量の抑制
という観点からも問題があった。
【０００４】本発明は、タクトタイム（洗浄部品を入れ
たバスケット１個当たりの要処理時間）を最短にし、搬
入から搬出までの一連の洗浄乾燥を自動的かつ効率的に
行うことにより処理の効率を高めると共に、洗浄液の循
環使用を可能にしたことを特徴とする連続洗浄真空乾燥
装置を提供することを目的とするものである。
たバスケット１個当たりの要処理時間）を最短にし、搬
入から搬出までの一連の洗浄乾燥を自動的かつ効率的に
行うことにより処理の効率を高めると共に、洗浄液の循
環使用を可能にしたことを特徴とする連続洗浄真空乾燥
装置を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の連続洗浄真空乾
燥装置は、洗浄剤により洗浄部品を超音波で洗浄する超
音波洗浄槽と、超音波洗浄槽に隣接して超音波洗浄後の
洗浄部品からの液切りと加温を行うエアブロー機構と、
エアブロー機構に隣接して蒸気洗浄により部品の仕上洗
浄を行うと共に、真空乾燥を行う洗浄真空乾燥機構と、
超音波洗浄槽からエアブロー機構、洗浄真空乾燥装置へ
と洗浄部品を搬送する搬送手段とを備えている。
燥装置は、洗浄剤により洗浄部品を超音波で洗浄する超
音波洗浄槽と、超音波洗浄槽に隣接して超音波洗浄後の
洗浄部品からの液切りと加温を行うエアブロー機構と、
エアブロー機構に隣接して蒸気洗浄により部品の仕上洗
浄を行うと共に、真空乾燥を行う洗浄真空乾燥機構と、
超音波洗浄槽からエアブロー機構、洗浄真空乾燥装置へ
と洗浄部品を搬送する搬送手段とを備えている。
【０００６】超音波洗浄槽は、炭化水素系やシリコーン
系の洗浄剤が満たされ、洗浄部品を超音波洗浄する。超
音波洗浄後、エアブロー機構で洗浄部品に付着した洗浄
液の液切りと洗浄物品の加温を目的としたエアブローを
行う。洗浄真空乾燥機構では、３０〜５０ｔｏｒｒ程度
の真空の下で、洗浄剤の蒸気により仕上げの蒸気洗浄を
した後、１０ｔｏｒｒ以下の高真空で真空乾燥を行う。
系の洗浄剤が満たされ、洗浄部品を超音波洗浄する。超
音波洗浄後、エアブロー機構で洗浄部品に付着した洗浄
液の液切りと洗浄物品の加温を目的としたエアブローを
行う。洗浄真空乾燥機構では、３０〜５０ｔｏｒｒ程度
の真空の下で、洗浄剤の蒸気により仕上げの蒸気洗浄を
した後、１０ｔｏｒｒ以下の高真空で真空乾燥を行う。
【０００７】また、超音波洗浄槽では、汚れた洗浄剤は
蒸留器で蒸留し循環使用する。本発明の連続洗浄真空乾
燥装置の制御方法は、超音波洗浄槽で洗浄部品を洗浄し
た後、段積部に段積みし、段積みの終わった洗浄部品を
エアブロー機構に送り込みんでエアブローを続け、エア
ブロー機構が満杯になるまで洗浄部品を送り込んでエア
ブローを行い、エアブローの完了したエアブロー機構内
の全ての洗浄部品を一度に洗浄真空乾燥機構に搬入し蒸
気洗浄を行い、引き続いて真空乾燥を行う。
蒸留器で蒸留し循環使用する。本発明の連続洗浄真空乾
燥装置の制御方法は、超音波洗浄槽で洗浄部品を洗浄し
た後、段積部に段積みし、段積みの終わった洗浄部品を
エアブロー機構に送り込みんでエアブローを続け、エア
ブロー機構が満杯になるまで洗浄部品を送り込んでエア
ブローを行い、エアブローの完了したエアブロー機構内
の全ての洗浄部品を一度に洗浄真空乾燥機構に搬入し蒸
気洗浄を行い、引き続いて真空乾燥を行う。
【０００８】超音波洗浄槽、エアブロー機構、洗浄真空
乾燥機構は、各々でタクトタイムが異なるが、最小タク
トタイムと最大タクトタイムのタイム差を緩衝帯として
のエアブロー機構で吸収し、処理能力を最大限にすと共
に、全ての工程の自動制御が行なえるようにしている。
乾燥機構は、各々でタクトタイムが異なるが、最小タク
トタイムと最大タクトタイムのタイム差を緩衝帯として
のエアブロー機構で吸収し、処理能力を最大限にすと共
に、全ての工程の自動制御が行なえるようにしている。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１は、本発明の連続洗浄真空乾
燥装置の内部構造を示した正面図である。この図おい
て、１は搬入用のローラーコンベアであって、電子部品
や精密機械部品等を収納したバスケット２を超音波洗浄
装置３の入口まで搬送する。４はローラーコンベア１の
ローラーを回転するモーターである。
に基づいて説明する。図１は、本発明の連続洗浄真空乾
燥装置の内部構造を示した正面図である。この図おい
て、１は搬入用のローラーコンベアであって、電子部品
や精密機械部品等を収納したバスケット２を超音波洗浄
装置３の入口まで搬送する。４はローラーコンベア１の
ローラーを回転するモーターである。
【００１０】超音波洗浄装置３は、下部に左から第１超
音波洗浄槽５、第２超音波洗浄槽６、第３超音波洗浄槽
７、第４超音波洗浄槽８が直列に４槽配置されて、上部
にロボットアーム９〜１３が配設されている。これらの
超音波洗浄槽５〜８には、超音波源１４が有り、炭化水
素系洗浄剤、シリコーン系洗浄剤が満たされており、図
３に示すように、第４超音波洗浄槽８から順に第１超音
波洗浄槽５に向かって洗浄剤がオーバーフローしてい
る。第１超音波洗浄槽５の左隣には貯留槽１５があり、
第１超音波洗浄槽５からオーバーフローした洗浄剤が流
れ込む。なお、貯留槽１５には下流配管１６が接続され
ており、炭化水素系洗浄剤やシリコーン系洗浄剤を蒸留
する蒸留器１７に接続されている。なお、超音波洗浄装
置３は、４槽である必要はなく、１槽又は５槽以上であ
っても良くその数は問わない。
音波洗浄槽５、第２超音波洗浄槽６、第３超音波洗浄槽
７、第４超音波洗浄槽８が直列に４槽配置されて、上部
にロボットアーム９〜１３が配設されている。これらの
超音波洗浄槽５〜８には、超音波源１４が有り、炭化水
素系洗浄剤、シリコーン系洗浄剤が満たされており、図
３に示すように、第４超音波洗浄槽８から順に第１超音
波洗浄槽５に向かって洗浄剤がオーバーフローしてい
る。第１超音波洗浄槽５の左隣には貯留槽１５があり、
第１超音波洗浄槽５からオーバーフローした洗浄剤が流
れ込む。なお、貯留槽１５には下流配管１６が接続され
ており、炭化水素系洗浄剤やシリコーン系洗浄剤を蒸留
する蒸留器１７に接続されている。なお、超音波洗浄装
置３は、４槽である必要はなく、１槽又は５槽以上であ
っても良くその数は問わない。
【００１１】ロボットアーム９〜１３は、第１から第４
の超音波洗浄槽５〜８を跨ぐように左右方向に敷設され
たレール１８上をスライド可能に設けられている。この
ロボットアーム９〜１３はバスケット２をつかむアーム
１９を有し、バスケット２を上方に持ち上げ左右方向に
搬送することができる。
の超音波洗浄槽５〜８を跨ぐように左右方向に敷設され
たレール１８上をスライド可能に設けられている。この
ロボットアーム９〜１３はバスケット２をつかむアーム
１９を有し、バスケット２を上方に持ち上げ左右方向に
搬送することができる。
【００１２】第４超音波洗浄槽８の右隣に超音波洗浄が
終了したバスケット２を段積みする段積部２０が設けら
れている。この段積部２０ではロボットアーム１３によ
って複数段（図１においては２段）段積みする。
終了したバスケット２を段積みする段積部２０が設けら
れている。この段積部２０ではロボットアーム１３によ
って複数段（図１においては２段）段積みする。
【００１３】超音波洗浄装置３に隣接してエアブロー機
構２１が配置されている。エアブロー機構２１には入口
側のシャッター２２と、出口側のシャッター２３が設け
られている。内部にはローラーコンベア２４を挟んで高
温の空気を吹き出すエアブローノズル２５が配設されて
いる。また、底部にはバスケット２から滴り落ちた洗浄
剤が集められ、下流配管１６を通して蒸留器１７に送る
よう構成されている。
構２１が配置されている。エアブロー機構２１には入口
側のシャッター２２と、出口側のシャッター２３が設け
られている。内部にはローラーコンベア２４を挟んで高
温の空気を吹き出すエアブローノズル２５が配設されて
いる。また、底部にはバスケット２から滴り落ちた洗浄
剤が集められ、下流配管１６を通して蒸留器１７に送る
よう構成されている。
【００１４】エアーブロー機構２１の右隣には、洗浄真
空乾燥機構２６が配置されている。この洗浄真空乾燥機
構２６にも入口側のシャッター２７と出口側のシャッタ
ー２８が設けられ、内部にローラーコンベア２９が配置
されている。この洗浄真空乾燥機構２６は、洗浄部品の
真空乾燥を行う前に、３０〜５０ｔｏｒｒ程度の真空状
態で、洗浄剤の蒸気を吹き出し、蒸気が部品表面を滴り
落ちて、部品の仕上げ洗浄、即ち精密洗浄を行なってい
る。蒸気洗浄を行った後に、真空ポンプにより内部の空
気を引いて、１０ｔｏｒｒ以下の高真空に減圧して洗浄
部品を真空乾燥する。尚、ここで蒸気洗浄に使われた洗
浄剤も蒸留機１７に下流配管１６により回収される。
空乾燥機構２６が配置されている。この洗浄真空乾燥機
構２６にも入口側のシャッター２７と出口側のシャッタ
ー２８が設けられ、内部にローラーコンベア２９が配置
されている。この洗浄真空乾燥機構２６は、洗浄部品の
真空乾燥を行う前に、３０〜５０ｔｏｒｒ程度の真空状
態で、洗浄剤の蒸気を吹き出し、蒸気が部品表面を滴り
落ちて、部品の仕上げ洗浄、即ち精密洗浄を行なってい
る。蒸気洗浄を行った後に、真空ポンプにより内部の空
気を引いて、１０ｔｏｒｒ以下の高真空に減圧して洗浄
部品を真空乾燥する。尚、ここで蒸気洗浄に使われた洗
浄剤も蒸留機１７に下流配管１６により回収される。
【００１５】洗浄真空乾燥機構２６のさらに右隣には搬
出用のローラーコンベア３０が配設され、洗浄乾燥が終
了したバスケット２を一度に全て搬出する。次ぎに前記
構成の作用を説明する。
出用のローラーコンベア３０が配設され、洗浄乾燥が終
了したバスケット２を一度に全て搬出する。次ぎに前記
構成の作用を説明する。
【００１６】電子部品や精密機械部品等を収納したバス
ケット２が、搬入用のローラーコンベア１によって左端
のロボットアーム９の下部まで搬送される。このバスケ
ット２をロボットアーム９が持ち上げて、レール１８上
を右方向に移動して第１超音波洗浄槽５の上で止まる。
ロボットアーム９は、アーム１９を伸ばしてバスケット
２を第１超音波洗浄槽５内に浸けて超音波洗浄を開始す
る。
ケット２が、搬入用のローラーコンベア１によって左端
のロボットアーム９の下部まで搬送される。このバスケ
ット２をロボットアーム９が持ち上げて、レール１８上
を右方向に移動して第１超音波洗浄槽５の上で止まる。
ロボットアーム９は、アーム１９を伸ばしてバスケット
２を第１超音波洗浄槽５内に浸けて超音波洗浄を開始す
る。
【００１７】バスケット２内の洗浄部品は、例えば、全
体で２．４分間の洗浄時間を要する部品であるとする
と、第１超音波洗浄槽５から第４超音波洗浄槽８で各々
０．６分の超音波洗浄を行う。なお、ロボットアーム１
０〜１３によりバスケット２が超音波洗浄槽５から６、
６から７、７から８に各々０．５分かけて搬送される。
体で２．４分間の洗浄時間を要する部品であるとする
と、第１超音波洗浄槽５から第４超音波洗浄槽８で各々
０．６分の超音波洗浄を行う。なお、ロボットアーム１
０〜１３によりバスケット２が超音波洗浄槽５から６、
６から７、７から８に各々０．５分かけて搬送される。
【００１８】超音波洗浄槽５〜８では、超音波源１４か
ら超音波が発射されバスケット２内の洗浄部品を洗浄す
る。蒸留器１７で蒸留された洗浄剤は、右端の第４超音
波洗浄槽８から順次、第１超音波洗浄槽５に流れ込むた
め、洗浄槽内の洗浄剤が汚れない。なお、第１超音波洗
浄槽５をオーバーフローした洗浄剤は、一旦、貯留槽１
５に溜まって下流配管１６を通って蒸留器１７えと導か
れる。蒸留器１７で蒸留された洗浄剤は上流配管３１を
通って第４超音波洗浄槽８に導かれて循環する。
ら超音波が発射されバスケット２内の洗浄部品を洗浄す
る。蒸留器１７で蒸留された洗浄剤は、右端の第４超音
波洗浄槽８から順次、第１超音波洗浄槽５に流れ込むた
め、洗浄槽内の洗浄剤が汚れない。なお、第１超音波洗
浄槽５をオーバーフローした洗浄剤は、一旦、貯留槽１
５に溜まって下流配管１６を通って蒸留器１７えと導か
れる。蒸留器１７で蒸留された洗浄剤は上流配管３１を
通って第４超音波洗浄槽８に導かれて循環する。
【００１９】第４超音波洗浄槽８で洗浄が終わったバス
ケット２は、段積部２０にロボットアーム１３により図
１の如く２段積みにする。２段積みされたバスケット２
は、エアブロー機構２１のシャッター２２が開かれて、
先ず最前部３２に搬送され、シャッター２２を閉じてか
らエアブローノズル２５で液切りと加温を行う。
ケット２は、段積部２０にロボットアーム１３により図
１の如く２段積みにする。２段積みされたバスケット２
は、エアブロー機構２１のシャッター２２が開かれて、
先ず最前部３２に搬送され、シャッター２２を閉じてか
らエアブローノズル２５で液切りと加温を行う。
【００２０】更に、超音波洗浄が終わって段積部２０に
段積みされたバスケット２は、シャッター２２を開い
て、エアブロー機構２１の中間部３３に搬入し、シャッ
ター２２を閉じ、引続き最前部３２のバスケット２と共
に、エアブローノズル２５で液切りと加温を行う。
段積みされたバスケット２は、シャッター２２を開い
て、エアブロー機構２１の中間部３３に搬入し、シャッ
ター２２を閉じ、引続き最前部３２のバスケット２と共
に、エアブローノズル２５で液切りと加温を行う。
【００２１】同様に洗浄が完了して段積みされた段積部
２０のバスケット２をエアブロー機構２１の最後部３４
に搬入した後、シャッター２２を閉じ、最前部３２と中
間部３３のバスケット２と共にエアブローノズル２５で
液切りと加温を行う。
２０のバスケット２をエアブロー機構２１の最後部３４
に搬入した後、シャッター２２を閉じ、最前部３２と中
間部３３のバスケット２と共にエアブローノズル２５で
液切りと加温を行う。
【００２２】このように、最前部３２の洗浄部品は約６
分間、中間部３３の洗浄部品は約４分間、最後部３４の
洗浄部品は約２分、液切りと加温が行われる。位置によ
って液切りと加温の時間のばらつきが生じるが、エアブ
ロー機構２１では各部品によって液切れと加熱のアンバ
ランスが生じても大した問題ではない。エアブロー機構
２１では大まかに液切りを行うことと、洗浄部品の加温
が目的であって、多量に液が付着したまま洗浄乾燥機構
２６に入れて真空乾燥に時間がかかることが無いように
している。
分間、中間部３３の洗浄部品は約４分間、最後部３４の
洗浄部品は約２分、液切りと加温が行われる。位置によ
って液切りと加温の時間のばらつきが生じるが、エアブ
ロー機構２１では各部品によって液切れと加熱のアンバ
ランスが生じても大した問題ではない。エアブロー機構
２１では大まかに液切りを行うことと、洗浄部品の加温
が目的であって、多量に液が付着したまま洗浄乾燥機構
２６に入れて真空乾燥に時間がかかることが無いように
している。
【００２３】この様に、エアブロー機構２１で液切りと
加温が完了すると、シャッター２３，２７を開いて最前
部３２，中間部３３，最後部６４の６ヶのバスケット２
を洗浄真空乾燥機構２６内に同時搬入し、シャッター２
７を閉じる。シャッター２７を閉じると、ただちに真空
ポンプを作動させ約３０〜５０ｔｏｒｒまで真空引きを
しつつ、側面より炭化水素系の洗浄剤の蒸気を強力に放
出し、洗浄部品の蒸気洗浄を約３分間行う。この蒸気洗
浄で、部品の表面に付着した洗浄剤の蒸気が滴れ落ちて
部品を洗浄する。３０〜５０ｔｏｒｒ下では炭化水素系
洗浄剤は１００℃以下で沸騰してきれいに精密蒸気洗浄
が行われる。
加温が完了すると、シャッター２３，２７を開いて最前
部３２，中間部３３，最後部６４の６ヶのバスケット２
を洗浄真空乾燥機構２６内に同時搬入し、シャッター２
７を閉じる。シャッター２７を閉じると、ただちに真空
ポンプを作動させ約３０〜５０ｔｏｒｒまで真空引きを
しつつ、側面より炭化水素系の洗浄剤の蒸気を強力に放
出し、洗浄部品の蒸気洗浄を約３分間行う。この蒸気洗
浄で、部品の表面に付着した洗浄剤の蒸気が滴れ落ちて
部品を洗浄する。３０〜５０ｔｏｒｒ下では炭化水素系
洗浄剤は１００℃以下で沸騰してきれいに精密蒸気洗浄
が行われる。
【００２４】蒸気洗浄が完了したら蒸気の放出をストッ
プし、次に１０ｔｏｒｒ以下、実施例では１〜５ｔｏｒ
ｒ以下の高真空にして真空乾燥を３分間行う。乾燥が完
了したら洗浄乾燥機構２６内を常圧に戻し、シャッター
２８を開いてバスケット２を６個同時に搬出し一連の洗
浄が完了する。
プし、次に１０ｔｏｒｒ以下、実施例では１〜５ｔｏｒ
ｒ以下の高真空にして真空乾燥を３分間行う。乾燥が完
了したら洗浄乾燥機構２６内を常圧に戻し、シャッター
２８を開いてバスケット２を６個同時に搬出し一連の洗
浄が完了する。
【００２５】本実施の形態では、超音波洗浄は１バスケ
ット毎に短時間（０．６分）行うが、その後の工程を１
バスケットづつ行うのではなく、エアブロー機構２１で
の液切りと加温は、３回に分けて２個づつ最大６分、最
小２分行い、洗浄真空乾燥機構２６では蒸気洗浄と真空
乾燥は一度に６バスケット６分で行った。
ット毎に短時間（０．６分）行うが、その後の工程を１
バスケットづつ行うのではなく、エアブロー機構２１で
の液切りと加温は、３回に分けて２個づつ最大６分、最
小２分行い、洗浄真空乾燥機構２６では蒸気洗浄と真空
乾燥は一度に６バスケット６分で行った。
【００２６】この様にタクトタイムの異なる各種工程に
おいて、超音波洗浄のように時間のかからない工程と、
最も時間のかかる洗浄真空乾燥工程とを、液切りと加温
のようにばらつきが生じてもよいエアブロー工程で時間
的な調節を行い全体の要処理時間を短縮している。
おいて、超音波洗浄のように時間のかからない工程と、
最も時間のかかる洗浄真空乾燥工程とを、液切りと加温
のようにばらつきが生じてもよいエアブロー工程で時間
的な調節を行い全体の要処理時間を短縮している。
【００２７】
【発明の効果】本発明は、前記のような構成により、タ
クトタイムを最短にし、洗浄部品の搬入から搬出までの
一連の洗浄乾燥を自動的かつ効率的に行うことにより省
力化を図ると共に、装置全体のコンパクト化と洗浄液の
循環処理を可能とした。
クトタイムを最短にし、洗浄部品の搬入から搬出までの
一連の洗浄乾燥を自動的かつ効率的に行うことにより省
力化を図ると共に、装置全体のコンパクト化と洗浄液の
循環処理を可能とした。
【図１】本発明の一実施の形態の正面図である。
【図２】本発明の一実施の形態の平面図である。
【図３】本発明の全体概略図である。
２ バスケット ５〜８ 超音波洗浄槽 ９〜１３ ロボットアーム（搬送手段） １７ 蒸留器 ２０ 段積部 ２１ エアブロー機構 ２４ ローラーコンベア（搬送手段） ２６ 洗浄真空乾燥機構 ２９ ローラーコンベア（搬送手段）
Claims (4)
- 【請求項１】 洗浄剤により洗浄部品を超音波で洗浄す
る超音波洗浄槽と、超音波洗浄槽に隣接して超音波洗浄
後の洗浄部品からの液切りと加温を行うエアブロー機構
と、エアブロー機構に隣接して蒸気洗浄により洗浄部品
の仕上洗浄を行うと共に、真空乾燥を行う洗浄真空乾燥
機構と、超音波洗浄槽からエアブロー機構、洗浄真空乾
燥機構へと洗浄部品を搬送する搬送手段とを備えた連続
洗浄真空乾燥装置。 - 【請求項２】 超音波洗浄槽とエアブロー機構の間に、
超音波洗浄の終了した洗浄部品を段積みする段積部が設
けたことを特徴とする請求項１記載の連続洗浄真空乾燥
装置。 - 【請求項３】 超音波洗浄槽の汚れた洗浄剤を蒸留する
蒸留器を設け、この蒸留器と超音波洗浄槽との間で洗浄
剤を循環させる回路を配設したことを特徴とする請求項
１又は請求項２記載の連続洗浄真空乾燥装置。 - 【請求項４】 超音波洗浄槽で洗浄部品を洗浄した後、
段積部に段積みし、段積みの終わった洗浄部品をエアブ
ロー機構に送り込みんでエアブローを行い、エアブロー
機構が満杯になるまで洗浄部品を送り込んでエアブロー
を続け、エアブローの完了したエアブロー機構内の全て
の洗浄部品を一度に搬送し、洗浄真空乾燥機構内で蒸気
洗浄と真空乾燥を行うことを特徴とする請求項２又は請
求項３記載の連続洗浄真空乾燥装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1951996A JPH09206716A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 連続洗浄真空乾燥装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1951996A JPH09206716A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 連続洗浄真空乾燥装置及びその制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09206716A true JPH09206716A (ja) | 1997-08-12 |
Family
ID=12001604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1951996A Pending JPH09206716A (ja) | 1996-02-06 | 1996-02-06 | 連続洗浄真空乾燥装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09206716A (ja) |
Cited By (22)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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