JP2012079906A - 基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012079906A
JP2012079906A JP2010223416A JP2010223416A JP2012079906A JP 2012079906 A JP2012079906 A JP 2012079906A JP 2010223416 A JP2010223416 A JP 2010223416A JP 2010223416 A JP2010223416 A JP 2010223416A JP 2012079906 A JP2012079906 A JP 2012079906A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
substrate
rack
temporary
cleaning apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010223416A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5594529B2 (ja
Inventor
Motohiko Kusunoki
元彦 楠
Akinori Kikuchi
昭典 菊池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2010223416A priority Critical patent/JP5594529B2/ja
Publication of JP2012079906A publication Critical patent/JP2012079906A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5594529B2 publication Critical patent/JP5594529B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】基板の洗浄処理を効率よく行うことができ、設置スペースを小さくすることができる基板洗浄装置を提供する。
【解決手段】供給台30と、回収台36と、供給台30から回収台36までの搬送経路に沿って配置され、基板を洗浄する一連の洗浄処理工程を行う複数個の洗浄処理槽22,24,26と、互いに隣接する洗浄処理槽22,24,26の間に配置された仮置台32,34と、基板が収納されたラック2,4,6,8を搬送する複数の搬送アーム部44,46,48とを備える。搬送アーム部44,46,48は、それぞれ、搬送経路の互いに異なる区間において、基板が収納されたラック2,4,6,8を、供給台30又は仮置台32,34から洗浄処理槽22,24,26に搬送する第1の動作と、洗浄処理槽22,24,26から仮置台32,34又は回収台36に搬送する第2の動作とを繰り返す。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板洗浄装置に関し、詳しくは、基板を洗浄する一連の洗浄処理工程を行う複数個の洗浄処理槽を備えた基板洗浄装置に関する。
従来、基板を洗浄する一連の洗浄処理工程を行う複数個の洗浄処理槽を備えた基板洗浄装置が種々提案されている。
例えば図12の正面図に示す半導体ウエハーを洗浄する基板洗浄装置は、数個の洗浄処理槽105が並べられた洗浄処理槽部104の上部に、搬送装置101が取り付けられている。搬送装置101は、パネル107に形成された櫛歯状のアームガイド切り欠き溝106から、アーム103が突出している。アーム103には、半導体ウエハーが収納されたキャリア102が吊り下げられる。アーム103が、アームガイド切り欠き溝106に沿って移動することにより、供給部108のキャリアを吊り下げて、所定の洗浄処理槽105に搬送し、所定の処理の後、最終的に回収部109にキャリアを搬送する(例えば、特許文献1参照)。
また、図13の説明図に示す基板洗浄装置は、搬入コンベア219と搬出コンベア225の間に洗浄処理槽222〜224が配置され、それらの左右に、門形の搬送機の昇降機構部201,220が設置され、門形の搬送機の複数のアーム213により洗浄ワーク221を搬送し、洗浄処理を行う(例えば、特許文献2参照)。
特開昭61−273420号公報 特開平10−303160号公報
図12のように、一つのアームを用いてキャリアを洗浄処理槽に搬送する構成では、各洗浄処理槽での洗浄時間が異なる場合、あるいは所定の洗浄処理槽を飛ばして処理を行う場合においては、効率よく処理することができる。しかし、各洗浄処理槽での洗浄時間が同じである場合、あるいは飛ばして処理する洗浄処理槽がない場合においては、一度に搬送できるキャリアの数が少ないため、量産性が悪いという問題がある。
図13のように、複数のアームを備えると、量産性は良くなる。しかし、洗浄ワークがセットされたバスケットの搬入及び搬出を行うために、洗浄処理槽の個数よりも多くのアームが設けられているので、洗浄処理槽のスペースからはみ出して、アーム及びその駆動部を設置する必要がある。このため、基板洗浄装置が大型化し、狭いスペースには収まらないという問題点がある。
本発明は、かかる実情に鑑み、基板の洗浄処理を効率よく行うことができ、設置スペースを小さくすることができる基板洗浄装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、以下のように構成した基板洗浄装置を提供する。
基板洗浄装置は、(a)供給台と、(b)回収台と、(c)前記供給台から前記回収台までの搬送経路に沿って配置され、基板を洗浄する一連の洗浄処理工程を行う複数個の洗浄処理槽と、(d)前記搬送経路に沿って、互いに隣接する前記洗浄処理槽の間に配置された仮置台と、(e)基板が収納されたラックを搬送する複数の搬送アーム部とを備える。前記搬送アーム部は、それぞれ、前記搬送経路の互いに異なる区間において、基板が収納されたラックを、前記供給台又は前記仮置台から前記洗浄処理槽に搬送する第1の動作と、前記洗浄処理槽から前記仮置台又は前記回収台に搬送する第2の動作とを繰り返す。
上記構成によれば、それぞれの搬送アーム部が搬送経路の互いに異なる区間において第1の動作と第2の動作を繰り返すため、搬送アーム部の個数を洗浄処理槽の個数よりも多くする必要はなく、搬送アーム部の個数を減らすことができる。その結果、基板洗浄装置を小型化し、設置スペースを小さくすることができる。
また、複数の搬送アーム部により、複数のラックを同時に搬送することができる。さらに、洗浄処理槽の間に配置された仮置台に、洗浄処理槽で洗浄処理された基板が収納されたラックを一時的に載置している間に、基板に付着した液が重力で落下し、除去される。複数のラックを同時に搬送することができ、仮置きと同時に液切りもできるため、効率よく基板の洗浄処理を行うことができる。
好ましくは、前記搬送アーム部の個数は、前記洗浄処理槽の個数と同じである。
この場合、全ての洗浄処理槽に同時に、基板が収納されたラックを搬送し、全ての洗浄処理槽から同時に、基板が収納されたラックを取り出すことができる。搬送アーム部の個数を少なくしながら大量に洗浄を行うことができ、最も効率がよい。また、基板洗浄装置を小型化し、設置スペースを小さくすることが容易である。
好ましくは、前記仮置台は、基板が収納されたラックが載置される載置面が水平から傾いている。
この場合、ラックが仮置台の載置面に載置されたときに、ラックに収納された基板の外縁が水平から傾くようにして、重力による液切り性を向上させることが容易である。
好ましくは、前記搬送アーム部は、互いに平行かつ水平方向に延在する一対の挿通部材を有する。基板が収納されるラックの上部両側に、互いに対向し、互いの間隔が上に行くほど狭くなるガイド部材が固定されている。一対の前記挿通部材が互いに対向する前記ガイド部材の間に挿通されると、同時に、一対の前記挿通部材の一方が互いに対向する前記ガイド部材の一方に当接し、かつ、一対の前記挿通部材の他方が互いに対向する前記ガイド部材の他方に当接することが可能である。
この場合、簡単な構成で、基板が収納されたラックを、仮置台の斜めの載置面に載置したり、仮置台の斜めの載置面から吊り上げたりすることができる。
本発明によれば、基板の洗浄処理を効率よく行うことができ、設置スペースを小さくすることができる。
基板洗浄装置の(a)断面図、(b)平面図である。(実施例1) 搬送装置の動作を示す概略図である。(実施例1) 搬送装置の動作を示す概略図である。(実施例1) 搬送装置の動作を示す概略図である。(実施例1) 搬送装置の動作を示す概略図である。(比較例1) 基板洗浄装置の動作を示す概略図である。(比較例1) ラックの斜視図である。(実施例2) ラックを仮置台に載置するときの状態を示す概略図である。(実施例2) ラックを仮置台に載置するときの状態を示す概略図である。(比較例2) ラックを仮置台に載置するときの状態を示す概略図である。(比較例3) 搬送装置の概略図である。(比較例3) 基板洗浄装置の正面図である。(従来例1) 基板洗浄装置の説明図である。(従来例2)
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図11を参照しながら説明する。
<実施例1> 実施例1の基板洗浄装置10について、図1〜図4を参照しながら説明する。
図1(a)は、図1(b)の線X−Xに沿って切断した基板洗浄装置10の断面図である。図1(b)は、基板洗浄装置10の平面図である。図2〜図4は、搬送装置40の動作を示す概略図である。
図1に示すように、基板洗浄装置10は、供給台30と回収台36との間に、洗浄処理槽22,24,26が配置され、互いに隣接する洗浄処理槽22と24、24と26の間の中間位置に、仮置台32,34が配置されている。基板洗浄装置10は、図2〜図4に示すように、基板が収納されたラック2,4,6,8を搬送する搬送装置40を備えている。
図1に示すように、供給台30と、仮置台32,34と、回収台36は、それぞれ、ラック2,4,6,8が載置される載置面30s,32s,34s,36sを有する。各載置面30s,32s,34s,36sは、同じ高さで水平方向に延在する。
搬入されたラックは、供給台30に載置される。仮置台32,34には、一連の洗浄処理工程の途中でラックが一時的に載置される。洗浄処理工程の終了後に、ラックは、回収台36に載置され、搬出されるのを待つ。
洗浄処理槽22,24,26は、ラックに収納された基板を洗浄する一連の洗浄処理工程を行う。例えば、洗浄処理槽22は基板を予備洗浄し、洗浄処理槽24は基板を本洗浄し、洗浄処理槽26は基板を乾燥する。
ラックの搬送経路に沿って、供給台30、洗浄処理槽22、仮置台32、洗浄処理槽24、仮置台34、洗浄処理槽26、及び回収台36が等ピッチで配置されると、基板洗浄装置10の構成が簡単になり、好ましい。
図2〜図4に示すように、搬送装置40は、共通部42と、共通部42に固定された搬送アーム部44,46,48とを備える。搬送アーム部44,46,48の個数は、洗浄処理槽22,24,26の個数と同じである。搬送アーム部44,46,48は、ラック2,4,6,8に解除可能に結合する。例えば、搬送アーム部44,46,48は、ラック2,4,6,8に引っ掛かる固定式フックであり、ラック2,4,6,8を吊り下げることができる。
共通部42は不図示の駆動機構により、所定の経路を移動する。搬送装置40は、搬送アーム部44,46,48がラック2,4,6又は4,6,8に結合している状態で、共通部42が移動することにより、搬送アーム部44,46,48に結合されたラック2,4,6、又は4,6,8を同時に搬送する。搬送装置40は、図2(a)〜図4(e)の動作を繰り返すことにより、供給台30に載置されたラックを、洗浄処理槽22、仮置台32、洗浄処理槽24、仮置台34、洗浄処理槽26、回収台36に、順次、移動させる。
すなわち、図2(a)に示すように、洗浄処理槽22,24,26にラック4,6,8が配置され、洗浄処理を行っているとき、搬送装置40の共通部42は上昇し、搬送アーム部44,46,48は洗浄処理槽22,24,26の上方に退避している。このとき、新たなラック2を供給台30に載置することにより、基板洗浄装置10にラックを供給する。
各洗浄処理槽22,24,26における洗浄処理が終了すると、図2(b)に示すように、搬送装置40の共通部42が下降位置まで下降し、搬送アーム部44,46,48が、各洗浄処理槽22,24,26に配置されたラック4,6,8に結合する。
次いで、搬送装置40の共通部42が上昇して、各洗浄処理槽22,24,26からラック4,6,8を引き上げる。次いで、搬送アーム部44,46,48が仮置台32,34及び回収台36の上方に位置するように、搬送装置40の共通部42が図において右方向に、洗浄処理槽22,24,26のピッチの約半分の距離だけ移動する。次いで、搬送装置40の共通部42が下降して、ラック4,6,8を仮置台32,34及び回収台36に載置し、搬送アーム部44,46,48からラック4,6,8を解放した後、搬送装置40の共通部42が上昇して、図3(c)に示すように、搬送装置40の搬送アーム部44,46,48が仮置台32,34及び回収台36の上方に退避する。回収台36に載置されているラック8は、次のラックが回収台36に載置されるまでの間に、回収台36から取り除かれる。
次いで、搬送アーム部44,46,48が供給台30及び仮置台32,34の上方に位置するように、搬送装置40の共通部42が図において左方向に、洗浄処理槽22,24,26のピッチと略同じ距離だけ移動する。次いで、搬送装置40の共通部42が下降して、図3(d)に示すように、供給台30及び仮置台32,34に載置されたラック2,4,6に搬送アーム部44,46,48が結合する。
次いで、搬送装置40の共通部42が上昇する。次いで、搬送アーム部44,46,48が洗浄処理槽22,24,26の上方に位置するように、搬送装置40の共通部42が図において右方向に、洗浄処理槽22,24,26のピッチの約半分の距離だけ移動する。次いで、搬送装置40の共通部42が下降して、図4(e)に示すように、洗浄処理槽22,24,26にラック2,4,6を配置する。
次いで、搬送アーム部44,46,48がラック2,4,6を解放した後、搬送装置40の共通部42が上昇し、図2(a)に示したように、搬送アーム部44,46,48が洗浄処理槽22,24,26の上方に退避する。
以下、同じ動作を繰り返すことにより、供給台30に載置されたラックを、洗浄処理槽22、仮置台32、洗浄処理槽24、仮置台34、洗浄処理槽26、回収台36に、順次、移動させる。
搬送アーム部44,46,48は、図3(d)及び図4(e)に示すように、基板が収納されたラックを、供給位置又は中間位置に相当する供給台30又は仮置台32,34から、洗浄処理槽22,24,26に搬送する第1の動作と、図2(b)及び図3(c)に示すように、洗浄処理槽22,24,26から、中間位置又は回収位置に相当する仮置台32,34又は回収台36に搬送する第2の動作とを繰り返す。搬送アーム部44は供給台30と仮置台32の間を移動する。搬送アーム部46は仮置台32と仮置台34の間を移動する。搬送アーム部48は、仮置台34と回収台36の間を移動する。搬送アーム部44,46,48は、それぞれ、搬送経路の互いに異なる区間において、第1動作と第2動作とを繰り返す。
基板洗浄装置10は、それぞれの搬送アーム部44,46,48が搬送経路の互いに異なる区間において第1の動作と第2の動作を繰り返すため、搬送アーム部44,46,48の個数を洗浄処理槽22,24,26の個数よりも多くする必要はなく、後述する比較例1のように洗浄処理槽の間に仮置台を配置しない場合よりも、搬送アーム部の個数を減らすことができる。そのため、基板洗浄装置10を小型化し、設置スペースを小さくすることができる。
基板洗浄装置10は、複数の搬送アーム部44,46,48により、複数のラックを同時に搬送することができる。さらに、洗浄処理槽22,24,26の間の中間位置に配置された仮置台32,34に、洗浄処理槽22,24で洗浄処理された基板が収納されたラックを一時的に載置している間に、基板に付着した液が重力で落下し、除去される。基板洗浄装置10は、複数のラックを同時に搬送することができ、仮置きと同時に液切りもできるため、効率よく基板の洗浄処理を行うことができる。
搬送アーム部44,46,48の個数が洗浄処理槽22,24,26の個数と同じであると、全ての洗浄処理槽22,24,26に同時に、基板が収納されたラック2,4,6又は4,6,8を搬送し、全ての洗浄処理槽22,24,26から同時に、基板が収納されたラック2,4,6又は4,6,8を取り出すことができる。この場合、搬送アーム部の個数を少なくしながら大量に洗浄を行うことができ、最も効率がよい。また、共通部42は、水平方向に、洗浄処理槽22,24,26のピッチと略同じ距離だけ往復移動できればよいので、基板洗浄装置10を小型化し、設置スペースを小さくすることが容易である。
供給台30、仮置台32,34及び回収台36と、洗浄処理槽22,24,26とを、基板を収納したラックの搬送経路に沿って、図1(b)に示すように、平面視で一直線上に並ぶように配置すると、基板洗浄装置10の設置スペースを小さくすることができ、好ましいが、これに限るものではない。例えば、基板が収納されたラックを、平面視でジグザグの搬送経路に沿って搬送し、搬送経路のジグザグの角に、供給台、仮置台及び回収台と洗浄処理槽とを交互に配置してもよい。
<比較例1> 図5及び図6は、洗浄処理槽22,24,26の間に仮置台を設けない比較例1の基板洗浄装置10xにおいて、搬送装置40xの動作を示す概略図である。
図5及び図6に示すように、搬送装置40xは、共通部41xと、共通部41xに固定された搬送アーム部42x,44x,46x,48xとを備える。搬送アーム部42x,44x,46x,48xの個数は、洗浄処理槽22,24,26の個数よりも1個多い。搬送アーム部42x,44x,46x,48xは、ラック2,4,6,8に解除可能に結合する。搬送装置40xは、搬送アーム部42x,44x,46x,48xがラック2,4,6,8に結合している状態で、共通部41xが移動することにより、ラック2,4,6,8を同時に搬送する。
すなわち、図5(a)に示すように、供給台30xにラック2が載置され、洗浄処理槽22,24,26にそれぞれラック4,6,8が配置されているとき、搬送装置40xの共通部41xは上昇し、搬送アーム部42x,44x,46x,48xは、供給台30x及び洗浄処理槽22,24,26の上方に退避している。
次いで、図5(b)に示すように、搬送装置40xの共通部41xが下降し、搬送アーム部42x,44x,46x,48xが、供給台30x及び洗浄処理槽22,24,26のラック2,4,6,8に結合する。
次いで、図6(c)に示すうように、搬送装置40xの共通部41xが上昇して、ラック2,4,6,8を吊り上げる。
次いで、搬送装置40xの共通部41xが、洗浄処理槽22,24,26及び回収台38xの上方に移動した後、下降し、図6(d)に示すように、洗浄処理槽22,24,26及び回収台38xにラック2,4,6,8を載置する。
次いで、搬送アーム部42x,44x,46x,48xがラック2,4,6,8を解放した後、図5(a)に示した状態に戻る。
搬送装置40xは、図5(a)〜図6(d)の動作を繰り返すことにより、供給台30xに載置されたラックを、洗浄処理槽22、洗浄処理槽24、洗浄処理槽26、回収台38xに、順次、移動させる。
前述した実施例1の基板洗浄装置10は、比較例1の基板洗浄装置10xの搬送装置40xよりも搬送アーム部の個数を減らすことができるため、基板洗浄装置10を小型化し、設置スペースを小さくすることができる。
<実施例2> 実施例2の基板洗浄装置について、図7及び図8を参照しながら説明する。
実施例2の基板洗浄装置は、実施例1の基板洗浄装置と略同様に構成されている。以下では、実施例1との相違点を中心に説明する。
実施例2の基板洗浄装置は、実施例1と同じく、供給台と回収台との間に、複数個の洗浄処理槽が配置され、隣接する洗浄処理槽の間の中間位置に、仮置台が配置されている。
実施例1とは異なり、実施例2の基板洗浄装置は、基板1を収納するラック50を載置する仮置台38の載置面38sが水平から傾いている。これに対応して、基板1を収納するラック50と、搬送装置の搬送アーム部が構成されている。
図7は、実施例2の基板搬送装置で用いるラック50の構成を模式的に図示する斜視図である。ラック50は、柱状の部材52〜56が立方体形状に結合されている。すなわち、矩形に結合された2組の左部材52、下部材53、右部材54及び上部材55の角同士が、4本の連結部材56により結合されている。
ラック50の上部両側に、2組の左ガイド部材58及び右ガイド部材59が結合されている。すなわち、左ガイド部材58の両端は、左部材52の中間位置と上部材55の中間位置とに固定されている。右ガイド部材59の両端は、右部材54の中間位置と上部材55の中間位置とに固定されている。左ガイド部材58と右ガイド部材59とは、ハ字状に配置されており、互いの間隔は上に行くほど狭くなる。
互いに対向する左ガイド部材58と右ガイド部材59との間の空間51には、搬送装置の搬送アーム部を構成する一対の挿通部材49a,49bが挿通される。挿通部材49a,49bは、互いに平行かつ水平に延在している。図7に示すように、挿通部材49a,49bは、互いに対向する左ガイド部材58と右ガイド部材59の間に形成される空間51に挿通されると、一方の挿通部材49aが左ガイド部材58に、他方の挿通部材49bが右ガイド部材59に、同時に当接することが可能である。
ラック50の内部には、不図示の仕切り部材が配置され、ラック50内に基板1を立てた状態で保持できるようになっている。矩形の基板1は、下側の一辺1aが、ラック50の下部材53と平行に延在した状態で、ラック50内に保持される。
図8は、ラック50が仮置台38に載置されるときの状態を示す概略図である。図8に示すように、仮置台38は、水平から傾いている載置面38sと、載置面38sとは逆方向に傾斜した傾斜面38tとを有する。
ラック50は、以下のように仮置台38に載置される。
すなわち、ラック50の左ガイド部材58と右ガイド部材59の間に形成される空間51に、搬送装置の搬送アーム部の挿通部材49a,49bが挿通された状態で、搬送装置の共通部が下降すると、挿通部材49a,49bは中心線49cと平行に下降する。図8(a)に示すようにラック50の一端50pが仮置台38に当接するまで、挿通部材49aが左ガイド部材58に、挿通部材49bが右ガイド部材59に、それぞれ接する。そのため、ラック50の揺れを防ぐことができる。
さらに搬送装置の共通部が下降すると、図8(b)に示すように、共通部の下降に伴って、一方の挿通部材49aが左ガイド部材58に当接する位置が変わり、ラック50が傾き、ラック50の下部材53と仮置台38の載置面38sとの間の角度が小さくなる。このとき、他方の挿通部材49bは、右ガイド部材59から離れている。
そして、図8(c)に示すように、ラック50の下部材53と仮置台38の載置面38sとの間の角度が零になり、ラック50の下部材53全体が仮置台38の載置面38sに当接すると、ラック50は傾いた状態で仮置台38に載置される。このとき、ラック50の下側の角50qが、仮置台38の載置面38sと傾斜面38tとの交点38x近傍に配置され、傾いたラック50の移動が阻止されるようになっている。
ラック50の下部材53全体が仮置台38の載置面38sに当接した後、さらに搬送装置の共通部が下降すると、図8(c)に示すように、一方の挿通部材49aも左ガイド部材58から離れる。
ラック50が仮置台38に載置されたとき、ラック50が傾くため、ラック50内に収納された基板1も傾き、矩形の基板1のいずれの辺も水平から傾いた状態となる。そのため、基板1に付着している洗浄液は、重力により、基板1に沿って流れ、基板の最も下側の角に集中し、1か所で滴となって、自然に落下する。そのため、基板1の下側の一辺1aが水平に配置され複数個所で滴ができる場合よりも、基板1から効率よく液切りすることができる。
ラック50と吊り上げるとき、搬送装置の共通部が上昇すると、図8(b)に示すように、まず、搬送アーム部の一方の挿通部材49aが左ガイド部材58に当接して、ラック50の傾きを起こした後、図8(a)に示すように、他方の挿通部材49bも右ガイド部材59に当接するので、ラック50をセンタリングした状態で吊り上げることができる。
ラック50にガイド部材58,59を設けると、後述する比較例2、3のようにラックにガイド部材を設けない場合に比べ、簡単な構成で、基板1が収納されたラック50を、仮置台38の斜めの載置面38sに載置したり、仮置台38の斜めの載置面38sから安定して吊り上げたりすることができる。
<比較例2> 図9の概略図に示すように、比較例2では、ガイド部材58,59を設けないラック50xを、実施例2と同じ構成の搬送アーム部の挿通部材49a,49bを用いて、仮置台38の斜めの載置面38sに載置する。
図9(a)に示すように、実施例2と同じ間隔の搬送アーム部の挿通部材49a,49bでラック50xを左右均等に支持している状態で、搬送装置の共通部が下降し、ラック50xの一端50pが仮置台38に当接した後、さらに搬送装置の共通部が下降すると、図9(b)に示すように、ラック50xは傾いた状態で仮置台38の載置面38sに載置される。このとき、搬送アームの挿通部材49a,49bは、中心線49cに沿って平行に移動する。このとき、ラック50xが傾いているため、ラック50xの上部材55は中心線49cからずれたままの状態である。
この状態から、ラック50xを吊り上げるため搬送装置の共通部が上昇すると、搬送アームの挿通部材49a,49bは中心線49cに沿って平行に移動し、ラック50xの上部材55に片寄って当接する。そのため、安定してラック50xを搬送することができない。また、ラック50xを搬送できても、洗浄処理槽内にラック50xを位置決めできない。
<比較例3> 図10の概略図に示すように、比較例3では、搬送装置の搬送アーム部を構成する一対の挿通部材49p,49qの間隔を広げ、挿通部材49p,49qが、ガイド部材58,59を設けないラック50xの左部材52と右部材54に沿って摺動するように構成する。
この場合、ラック50xをセンタリングした状態で吊り下げることができる。しかし、図10(a)に示すように、ラック50xの一端50pが仮置台38の斜めの載置面38sに当接した後、搬送装置の共通部が下降し、挿通部材49p,49qをさらに下降しても、図10(b)に示すように、挿通部材49p,49qがラック50xの左部材52と右部材54とに当接するため、ラック50xが傾かない。そのため、ラック50xを仮置台38に斜めの載置面38sに載置することができない。
ラック50xを仮置台38に斜めの載置面38sに載置できるようにするためには、例えば図11の概略図に示す搬送装置40yのように、搬送アーム部46yと共通部42yとの間に、洗浄処理槽22,24,26から吊り上げたラック50xを矢印48yの方向に強制的に傾けるための回転駆動機構44yを設ける必要がある。この場合、搬送装置40yの構成が複雑になる。また、搬送装置40yが大きくなり、ひいては、基板洗浄装置の設置スペースが大きくなってしまう。
<まとめ> 以上に説明したように、搬送経路に沿って、隣接する洗浄処理槽の間の中間位置に仮置台を設け、複数の搬送アーム部が、搬送経路の互いに異なる区間において、基板が収納されたラックを搬送する動作を繰り返すように構成すると、基板の洗浄処理を効率よく行うことができ、設置スペースを小さくすることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変更を加えて実施することが可能である。
1 基板
2,4,6,8 ラック
10,10x 基板洗浄装置
22,24,26 洗浄処理槽
30 供給台
30s 載置面
30x 供給台
32 仮置台
32s 載置面
34 仮置台
34s 載置面
36 回収台
36s 載置面
38 仮置台
38s 載置面
38x 回収台
40,40x,49y 搬送装置
41x 共通部
42 共通部
42x 搬送アーム部
44,44x 搬送アーム部
46,46x 搬送アーム部
48,48x 搬送アーム部
49a,49b 挿通部材
50 ラック
58,59 ガイド部材

Claims (4)

  1. 供給台と、
    回収台と、
    前記供給台から前記回収台までの搬送経路に沿って配置され、基板を洗浄する一連の洗浄処理工程を行う複数個の洗浄処理槽と、
    前記搬送経路に沿って、互いに隣接する前記洗浄処理槽の間に配置された仮置台と、
    基板が収納されたラックを搬送する複数の搬送アーム部と、
    を備え、
    前記搬送アーム部は、それぞれ、前記搬送経路の互いに異なる区間において、基板が収納されたラックを、前記供給台又は前記仮置台から前記洗浄処理槽に搬送する第1の動作と、前記洗浄処理槽から前記仮置台又は前記回収台に搬送する第2の動作とを繰り返すことを特徴とする、基板洗浄装置。
  2. 前記搬送アーム部の個数は、前記洗浄処理槽の個数と同じであることを特徴とする、請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 前記仮置台は、基板が収納されたラックが載置される載置面が水平から傾いていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板洗浄装置。
  4. 前記搬送アーム部は、互いに平行かつ水平方向に延在する一対の挿通部材を有し、
    基板が収納されるラックの上部両側に、互いに対向し、互いの間隔が上に行くほど狭くなるガイド部材が固定され、
    一対の前記挿通部材が互いに対向する前記ガイド部材の間に挿通されると、同時に、一対の前記挿通部材の一方が互いに対向する前記ガイド部材の一方に当接し、かつ、一対の前記挿通部材の他方が互いに対向する前記ガイド部材の他方に当接することが可能であることを特徴とする、請求項3に記載の基板洗浄装置。
JP2010223416A 2010-10-01 2010-10-01 基板洗浄装置 Active JP5594529B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223416A JP5594529B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 基板洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223416A JP5594529B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 基板洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012079906A true JP2012079906A (ja) 2012-04-19
JP5594529B2 JP5594529B2 (ja) 2014-09-24

Family

ID=46239809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010223416A Active JP5594529B2 (ja) 2010-10-01 2010-10-01 基板洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5594529B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655148A (ja) * 1992-08-06 1994-03-01 Hitachi Ltd ガラス基板洗浄装置
JPH06275594A (ja) * 1993-03-18 1994-09-30 Sony Corp 自動処理装置
JPH09206716A (ja) * 1996-02-06 1997-08-12 Global For:Kk 連続洗浄真空乾燥装置及びその制御方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0655148A (ja) * 1992-08-06 1994-03-01 Hitachi Ltd ガラス基板洗浄装置
JPH06275594A (ja) * 1993-03-18 1994-09-30 Sony Corp 自動処理装置
JPH09206716A (ja) * 1996-02-06 1997-08-12 Global For:Kk 連続洗浄真空乾燥装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5594529B2 (ja) 2014-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100514624B1 (ko) 기판의정렬장치및방법
JP5000627B2 (ja) 基板処理システム
JP4744426B2 (ja) 基板処理装置および基板処理方法
KR100917304B1 (ko) 기판처리장치
JP6039260B2 (ja) 基板搬送システム
JP5068738B2 (ja) 基板処理装置およびその方法
JP4711770B2 (ja) 搬送装置、真空処理装置および搬送方法
KR101999439B1 (ko) 기판 정렬 장치, 기판 처리 장치, 기판 배열 장치, 기판 정렬 방법, 기판 처리 방법 및 기판 배열 방법
CN108231640B (zh) 基板处理装置
KR102521418B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 반송 방법 그리고 기판 반송 프로그램을 기억한 컴퓨터 판독 가능한 기억 매체
KR20180035664A (ko) 기판 반송 장치 및 기판 반송 방법
CN107887312B (zh) 姿势变更装置
JP2008081270A (ja) 板状物の搬送方法および板状物の搬送装置
KR101516575B1 (ko) 기판 처리 장치 및 기판 처리 방법 및 기판 처리 프로그램을 기록한 기록 매체
JP5594529B2 (ja) 基板洗浄装置
KR100586111B1 (ko) 매엽 반송 장치 및 매엽 반송 방법
JP2008204996A (ja) バッファ装置
TWI789621B (zh) 基板處理裝置
KR101563128B1 (ko) 기판 이송 장치
JP2008137682A (ja) トレイ開梱梱包装置およびトレイ開梱梱包方法
JPWO2008129603A1 (ja) 基板搬送システム
KR20130062017A (ko) 마스크 이송장치
JP5875901B2 (ja) 基板処理装置
JP2011011869A (ja) 基板バッファ装置
JP2000164689A (ja) 基板保持具および基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130718

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140515

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140623

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140723

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5594529

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150