JP3441321B2 - 基板処理方法及び装置 - Google Patents

基板処理方法及び装置

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JP3441321B2 JP32528896A JP32528896A JP3441321B2 JP 3441321 B2 JP3441321 B2 JP 3441321B2 JP 32528896 A JP32528896 A JP 32528896A JP 32528896 A JP32528896 A JP 32528896A JP 3441321 B2 JP3441321 B2 JP 3441321B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示器用ガラ
ス角型基板、半導体ウエハ、光ディスク、プリント基板
等の各種基板に所定の処理液を供給した後、洗浄処理す
る基板処理方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】基板洗浄のような基板処理方法として、
例えば、所定の方向に並列された複数の搬送ローラによ
って基板をほぼ水平に支持しつつ基板を所定の方向に搬
送させるとともに、基板の両主面に、低圧又は高圧の純
水や、超音波が付与された純水などの洗浄液を吹き付け
て基板を洗浄する洗浄工程と、洗浄工程後の基板をエア
ーナイフ方式やスピンドライ方式によって乾燥させる乾
燥工程とを有するものが知られている。
【0003】また、上述の洗浄工程に先立ち、基板と洗
浄液との接触角を低減させるとともに、基板の主面に付
着した有機物や油分を除去する目的で、オゾンを含む純
水であるオゾン水や少量の電解質を含んだ純水を電気分
解して得られる電解イオン水など、活性化した水である
機能水を基板の主面に供給する機能水処理工程が設けら
れる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
機能水処理工程において、接触角の低減、有機物及び油
分の除去の目的を充分に達成するためには、後の洗浄工
程や乾燥工程において1枚の基板を処理する時間(処理
タクト)よりも長い時間機能水処理工程に滞留させる必
要があるので、以下のような問題が発生する。
【0005】例えば、基板処理装置を、機能水処理室、
洗浄処理室及び乾燥処理室の順に直列配置した構造と
し、各処理室の内部を、上述のように複数の搬送ローラ
によって基板を一定の速度で搬送するローラ搬送方式と
すると、機能水処理に要する時間は、洗浄処理や乾燥処
理に要する時間よりも大きいので、機能水処理室の基板
の搬送方向にそった長さ寸法が長くなり、その結果、基
板処理装置の装置長が増大するという問題が発生する。
【0006】一方、基板処理装置を、機能水処理室、洗
浄処理室及び乾燥処理室をユニットとして適宜配置した
構造とし、上述の各処理室に対して基板をそれぞれ搬出
入する搬送ロボットを設けたロボット搬送方式とする
と、基板洗浄装置の全体の処理タクトが機能水処理の処
理タクトに支配され、その結果、装置全体としての処理
タクトが増大して基板の処理速度が低下するという問題
が発生する。
【0007】本発明の目的は、上述のような点に鑑み、
機能水処理室のような所定の処理液を供給する処理液供
給部の占有面積を低減させ、機能水処理のような長時間
を要する処理液供給工程における基板の処理タクトを向
上させた基板処理方法および装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の基板処理方法は、複数の基板を収納可能
なカセットから一枚ずつ取り出された基板の主面に所定
の処理液を供給する処理液供給工程と、処理液供給工程
後の基板の主面に洗浄液を供給する洗浄液供給工程とを
含む基板処理方法において、処理液供給工程が、カセッ
トから取り出された基板を複数積層した状態で所定時間
だけ蓄積させるとともに、この積層された状態の複数の
基板の主面にそれぞれ同時に処理液を接触させる蓄積処
理工程を含み、蓄積処理工程が、バッファ部で複数の基
板を複数積層した状態でそれぞれほぼ水平に支持しつつ
鉛直方向に沿って移動させるとともに、処理槽に貯留さ
れた処理液に複数の基板を順次浸漬させる浸漬工程と、
浸漬工程に先立ちバッファ部に基板を一枚ずつ搬入する
搬入工程と、浸漬工程後の基板を一枚ずつバッファ部か
ら搬出する搬出工程とを含むことを特徴とする。
【0009】
【0010】また、請求項の基板処理方法は、洗浄液
供給工程後の基板の主面に付着した洗浄液を除去して乾
燥させる乾燥工程をさらに備えたことを特徴とする。
【0011】また、請求項の基板処理方法は、処理液
供給工程において基板の主面に供給される処理液が、活
性化した水である機能水、基板の主面をエッチングする
エッチング液、基板の主面に形成され所定のパターンが
焼き付けられたレジスト膜を現像する現像液、基板の主
面に形成されたレジスト膜を剥離する剥離液のいずれか
であることを特徴とする。
【0012】また、請求項の基板処理装置は、複数の
基板を収納可能なカセットから一枚ずつ取り出された基
板の主面に所定の処理液を供給する処理液供給部と、処
理液供給部で処理液が供給された基板の主面に洗浄液を
供給する洗浄液供給部とを有する基板処理装置におい
て、処理液供給部は、複数の基板を積層するとともに、
この積層された複数の基板の主面にそれぞれ処理液を同
時に接触させた状態で複数の基板をほぼ水平に支持する
基板支持手段と、基板支持手段で支持された複数の基板
を鉛直方向に沿って移動させる基板移動手段と、基板支
持手段に基板を受け渡す基板搬入手段と、基板支持手段
から基板を受け取る基板搬出手段とを有することを特徴
とする。
【0013】また、請求項の基板処理装置は、処理液
供給部により処理液が供給された基板の主面に付着した
洗浄液を除去して乾燥させる乾燥部を有することを特徴
とする。
【0014】また、請求項の基板処理装置は、処理液
供給部と洗浄液供給部と乾燥部とを含む複数の処理部が
所定方向に沿って直列に配置されるとともに、複数の処
理部内で基板をほぼ水平に支持しつつ所定方向に沿って
搬送する水平搬送手段を有することを特徴とする。
【0015】また、請求項の基板処理装置は、処理液
供給部と洗浄液供給部と乾燥部とを含む複数の処理部が
所定方向に沿って配置されるとともに、所定方向に沿っ
て往復移動して複数の処理部に対して基板を搬入又は搬
出する基板搬送手段を有することを特徴とする。
【0016】また、請求項の基板処理装置は、処理液
供給部において基板の主面に供給される処理液が、活性
化した水である機能水、基板の主面をエッチングするエ
ッチング液、基板の主面に形成され所定のパターンが焼
き付けられたレジスト膜を現像する現像液、基板の主面
に形成されたレジスト膜を剥離する剥離液のいずれかで
あることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の基板処理装置の第1
実施形態である基板洗浄装置の平面構造を示す図であ
る。この基板洗浄装置は、複数の基板を収納するカセッ
トから基板を1枚ずつ連続的に取り出すローダ部10
と、活性化した水である機能水を処理液として基板の少
なくとも一方の主面に供給する機能水処理部20と、処
理後の基板の主面に洗浄液である純水を供給して洗浄す
る洗浄処理部50と、洗浄後の基板を乾燥させる乾燥処
理部60と、処理後の基板をカセットに再び収納するア
ンローダ部70とを備える。
【0018】ローダ部10は、図示を省略しているが、
複数の基板を積層した状態で収納するカセットを載置す
るためのステージと、カセット中の基板を取り出して機
能水処理部20の後述する処理槽21(図2参照)に一
枚ずつ供給する搬送ロボットTRとを備える。
【0019】機能水処理部20は、複数の基板を蓄積し
た状態で、複数の基板の主面にそれぞれ同時に機能水を
供給して基板処理を行う部分である。
【0020】図2は、機能水処理部20の構造と動作を
説明する図である。機能水処理部20は、ローダ部10
側に設けた搬送ロボットTRから受け取った基板WAに
機能水処理を施す処理槽21と、この処理槽21の下部
側の基板出口38から漏れ出す機能水FWを受けるトレ
ー部22と、このトレー部22に溜まった機能水FWを
一時的に貯留するタンク23と、タンク23に溜まった
機能水FWを処理槽21に還流させる循環ポンプ24
と、機能水FWの状態を調整するためオゾン水や電解イ
オン水などをタンク23に適宜供給する濃度調整部25
とを備える。処理槽21は、基板WAを複数積層した状
態で蓄積しつつ基板WAの両主面に機能水FWを接触さ
せるバッファ部として機能する。処理槽21内部には、
基板支持手段である一対の基板支持ベルト31が対向し
て配置されており、搬送ロボットTRから基板入口32
を介して受け取った基板WAを処理槽21内で支持しつ
つ徐々に降下させる。
【0021】図3は、一対の基板支持ベルト31、31
をB−B矢視側から見た場合の図面である。各基板支持
ベルト31は、上下一対のローラ33、33、34、3
4に掛け渡されて垂直方向に延びている。各基板支持ベ
ルト31の表面には、水平方向に延びる複数のリブ31
aが垂直方向に一定間隔で形成されており、各基板支持
ベルト31の対向する高さ位置に設けた一対のリブ31
aによって、処理槽21中に搬入された基板WAの両端
が支持される。各基板支持ベルト31は、互いに反対方
向にそれぞれ回転する一対のローラ33、33にそれぞ
れ駆動されて、基板WAを支持する面が徐々に降下する
ので、これに伴って一対の対向するリブ31aに支持さ
れた基板WAも徐々に降下する。この結果、積層された
最下層の基板WAは、水平搬送用のローラ35に受け渡
される。なお、ローラ35は、その回転軸に固設された
プーリー36と、図示を省略するベルトに駆動されて回
転するので、基板WAを水平方向に搬送して処理槽21
外に送り出すことができる。
【0022】図2に戻って機能水処理部20の動作を簡
単に説明すると、ローダ部10に設けた搬送ロボットT
Rによって、基板入口32から処理槽21上部に逐次搬
入された基板WAは、基板支持ベルト31に設けられた
リブ31aに支持されて処理槽21内を降下し、機能水
FW中に浸漬される。基板WAは、機能水FW中を徐々
に降下し処理槽21下部でローラ35に受け渡される。
この間、基板WAは機能水FW中で所定時間(機能水F
W中における基板WAの移動距離/基板WAの搬送速
度)保持されることになり、これによって基板WAが表
面処理される。機能水処理が終わってローラ35に逐次
受け渡された基板WAは、ローラ35上を水平搬送され
て、スリット状の基板出口38から逐次搬出される。
【0023】図1に戻って、機能水処理部20に隣接す
る洗浄処理部50は、図示を省略するが、搬送ローラを
備えており、基板WAを水平方向に等速度で搬送する。
この搬送経路上には、低圧または高圧の純水を供給する
ノズルや、超音波が付与された純水を吹き付けるノズル
が配置されており、機能水処理部20で機能水処理を終
了した基板WAの主面に付着した機能水を洗い落としつ
つ、基板WAの主面の汚れも除去することができる。
【0024】洗浄処理部50に隣接する乾燥処理部60
は、洗浄処理後の基板WAの主面に付着した純水を高圧
のエアノズルで液切りするエアーナイフを備えており、
洗浄処理後の基板WA上の純水を押し流して液切り乾燥
させる。
【0025】以下、図1〜図3に示す第1実施形態の基
板洗浄装置の動作について説明する。まず、ローダ部1
0で、搬送ロボットTRによって、複数の基板WAが収
納されたカセット中から基板WAが1枚ずつ取り出さ
れ、機能水処理部20の基板入口32から処理槽21上
部に搬入される。このように搬送ロボットTRはローダ
部10のカセットから複数の基板WAを順次機能水処理
部20の処理槽21上部に搬入する。処理槽21上部に
搬入された基板WAは、基板支持ベルト31のリブ31
aに支持されて、機能水FW中を徐々に降下しつつ機能
水処理を終了し、処理槽21下部でローラ35に受け渡
され、基板出口38から搬出される。次に、洗浄処理部
50で、純水による基板WAの洗浄が行われる。最後
に、乾燥処理部60で、洗浄処理後の基板WAの液切り
によって基板WAを乾燥させた後、アンローダ部70の
カセットに基板が収納される。このように、第1実施形
態の基板洗浄装置では、処理槽21中に複数の基板WA
を投入し、これらを積層した状態で機能水処理を行うの
で、機能水処理のために要する装置面積をほぼ一枚の基
板大きさに対応する小さなものとすることができ、機能
水処理のために確保すべき領域を増大させることなく、
基板WAの処理タクトを低減させることができる。
【0026】〔第2実施形態〕図4は、第2実施形態の
基板洗浄装置の平面構造を示す図である。この基板処理
装置は、複数の基板を収納する3つのカセットCAを載
置するカセットステージ80と、オゾン水や電解イオン
水などの活性化した水である機能水を基板の主面に供給
する機能水処理部120と、処理後の基板の主面に洗浄
液である純水を供給して洗浄する洗浄処理部50と、洗
浄後の基板を乾燥させる乾燥処理部160と、カセット
ステージ80上のカセットから基板を1枚ずつ連続的に
取り出して機能水処理部120に受け渡すとともに、乾
燥処理後の基板を乾燥処理部160から取り出してカセ
ットCAに収納する搬送ロボットTRとを備える。
【0027】なお、第2実施形態の基板洗浄装置は、ロ
ーラ搬送方式の第1実施形態の基板洗浄装置をロボット
搬送方式の基板洗浄装置に変更したものであり、同一部
分には同一符号を付して重複説明を省略する。
【0028】まず、機能水処理部120の構造を図5に
示す。図5(a)は、機能水処理部120内の平面構造
を示し、図5(b)は、図5(a)の機能水処理部12
0のA−A矢視側面構造を示す。機能水処理部120
は、搬送ロボットTRから受け取った基板WAに機能水
処理を施す処理槽121を備える。処理槽121内部に
は、4組の支持ロッド131、231が配置されてい
る。これらの支持ロッド131、231は、処理槽12
1上部に設けた駆動部133によって、上端部が駆動さ
れて上下動及び回転が可能となっており、処理槽121
下部に設けた支持部材134によって、下端部が案内さ
れて位置合わせが行われている。支持ロッド131、2
31には、水平方向に延びる突起131a、231aが
等間隔でそれぞれ形成されており、4本の支持ロッド1
31の回転及び上下動と、残りの4本の支持ロッド23
1の回転及び上下動とのタイミングを適宜調節すること
により、基板WAを処理槽121内で段階的に徐々に降
下にさせることができる。具体的に説明すると、搬送ロ
ボットTRによって基板入口132から搬入された基板
WAは、上昇する外側の支持ロッド231の第1段目の
突起231aに受け渡されて処理槽121内に支持され
る。この支持ロッド231に支持された基板WAは、支
持ロッド231とともに降下して、基板WA内側に90
゜回転して待機する内側の基板支持ロッド131の突起
131aに受け渡される。基板を受け渡した支持ロッド
231は、さらに降下した後、基板WA外側に90゜回
転して突起231aを退避させて上昇する。次に基板W
Aを支持ロッド131とともに降下させて、再度基板W
A内側に90゜回転して待機する支持ロッド231の第
2段目の突起231aに受け渡す。以上のような動作を
繰返すことにより、基板WAは徐々に降下する。
【0029】外側の基板支持ロッド231の第2段目に
受け渡された基板WAには、スリットノズル125から
の機能水が供給される。スリットノズル125は、図示
を省略する機構によって、基板WA上方から退避可能で
あるとともに、基板WAの長辺方向に沿って移動可能と
なっており、基板支持ロッド231に支持された基板W
Aの上側主面の全領域に亘って機能水FWを均一に薄く
盛ることができる。このように、機能水FWを盛った基
板WAは、機能水で表面処理されながら徐々に降下して
処理槽21下部でローラ35に受け渡される。機能水処
理が終わり支持ロッド231の最下段の突起231aか
らローラ35に受け渡された基板WAは、ローラ35上
を水平搬送されて、スリット状の基板出口138から搬
出される。その後、基板WAは、水平搬送され、洗浄処
理部50で、純水による基板WAの洗浄を行い、図示を
省略するシャトル搬送部によって乾燥処理部160まで
移送され、この乾燥処理部160で、水洗後の基板WA
を回転させるスピンドライによって基板WA表面を乾燥
させる。乾燥処理部160で乾燥処理を終了した基板W
Aは、搬送ロボットTRによって乾燥処理部160から
取り出され、再度カセットCA中に収容される。
【0030】なお、上記実施形態において、スリットノ
ズル125に替えて、複数のノズルを基板WAの短辺方
向に沿って配置しても良い。
【0031】また、上記実施形態において、乾燥処理部
160ではスピンドライ処理を行っているが、スピンド
ライに替えて、エアーナイフによる液切り乾燥処理を行
ってもよい。
【0032】〔第3実施形態〕図6は、第3実施形態の
基板洗浄装置の構造を示す図である。この第3実施形態
の基板処理装置は、第1実施形態の基板洗浄装置の変形
例であるが、図1及び図2に示す機能水処理部の構造が
異なる。
【0033】図示を省略するローダ部の搬送ロボットに
よって取り出された基板WAは、基板入口232から処
理槽221に搬入される。基板入口232のすぐ外側に
は、スリット状のノズル225が配置されており、基板
WAの水平搬送に伴って基板WA上に機能水FWが液盛
りされる。処理槽221中に搬入された基板WAは、基
板支持ベルト31とともに垂直搬送されて、処理槽22
1上部に達する。この状態で、リフタヘッド90ととも
にハンド91を上昇させて、ハンド91を処理槽221
上部の基板出口238の正面まで上昇させる。さらに、
ハンド91を水平移動させて処理槽221中に挿入し、
わずかに上昇させることによって最上層の基板WAをハ
ンド91側に移載する。今度は、ハンド91を逆方向に
移動させて、基板WAを両端で支持する搬送ローラ35
の位置まで基板WAを降下させ、基板WAを搬送ローラ
35に受け渡す。その後は、基板WAを水平搬送しつ
つ、洗浄処理部50で、純水による基板WAの洗浄を行
い、乾燥処理部60で、水洗後の基板WAの水切りによ
って基板WAを乾燥させる。
【0034】以上、実施例に即してこの発明を説明した
が、この発明は、上記実施形態に限定されるものではな
い。例えば、図1に示すようなコンベア方式の基板洗浄
装置の機能水処理部20として、図5や図6に示すよう
な機能水の液盛りを行うタイプの構造を採用することも
できる。
【0035】また、上記実施形態の基板洗浄装置は、機
能水処理部と純水による洗浄処理部との2つの処理部に
分かれるが、さらにUV処理部を機能水処理部の前段に
設けることもできる。
【0036】また、上記実施形態では機能水処理部によ
る律速を防止するためにこれをバッファ部としている
が、基板の主面にエッチング液を供給して基板の主面
(基板の主面に形成された酸化膜や金属膜などの被膜を
含む)をエッチングするエッチング処理、基板の主面に
現像液を供給して基板の主面に形成され所定のパターン
が焼き付けられたレジスト膜を現像する現像処理、基板
の主面に剥離液を供給して基板の主面に形成されたレジ
スト膜を剥離する剥離処理において上記実施形態の処理
槽21、121、221のようなバッファ部を設けるこ
とができる。つまり、特定処理工程が他の洗浄処理等の
工程に比較して処理液を接触させるべき時間が比較的長
くて律速工程となる場合、この特定工程を処理液を貯留
するなどしたバッファ部で行うこととし、このバッファ
部に基板を積層して蓄積しつつ最初に投入した基板から
順にバッファ部外に取り出すことにより、基板処理のた
めに確保すべき領域を増大させることなく、基板の処理
タクトを低減させることができる。
【0037】また、図1の基板洗浄理装置では、ローダ
部10、機能水処理部20、洗浄処理部50、乾燥処理
部60及びアンローダ部70を一直線上に直列に配置し
ているが、これらの順番を変更しないで、ローダ部10
及びアンローダ部70を隣接させ、図7のように、機能
水処理部20、洗浄処理部50及び乾燥処理部60をU
字状に配置することも可能である。
【0038】
【発明の効果】請求項1に係る基板処理方法によると、
洗浄液供給工程に先立つ、処理液供給工程において、カ
セットから一枚ずつ取り出された基板は複数積層された
状態で所定時間だけ蓄積させるとともに、この積層され
た状態の複数の基板の主面にそれぞれ同時に処理液を接
触させることにより、処理液供給工程において所定処理
を施す処理槽の占有面積を小さくできるとともに、処理
液供給工程における基板の処理タクトを向上できる。
【0039】また、バッファ部に一枚ずつ搬入された複
数の基板を、複数積層した状態でそれぞれほぼ水平に支
持しつつ鉛直方向に移動させるとともに、処理槽に貯留
された処理液に複数の基板を順次浸漬させた後、バッフ
ァ部から基板を一枚ずつ搬出することにより、簡易な方
法で複数の基板の主面に同時に処理液を接触させること
ができる。
【0040】請求項に係る基板処理方法によると、洗
浄液供給工程後の基板の主面に付着した洗浄液を除去し
て乾燥させることができる。
【0041】請求項に係る基板処理方法によると、処
理液供給工程において、活性化した水である機能水を基
板の主面に供給する機能水処理、基板の主面をエッチン
グするエッチング処理、基板の主面に形成され所定のパ
ターンが焼き付けられたレジスト膜を現像する現像処
理、基板の主面に形成されたレジスト膜を剥離する剥離
処理のいずれかの処理の処理タクトを向上させることが
できる。
【0042】請求項に係る基板処理装置によると、カ
セットから一枚ずつ取り出された基板を基板搬入手段に
よって処理液供給部の基板支持手段に搬入した後、基板
支持手段によって複数の基板を積層させるとともに、複
数の基板の主面にそれぞれ処理液を同時に接触させつ
つ、基板移動手段によって複数の基板を鉛直方向に移動
させ、そして、基板搬出手段によって処理液供給部から
基板を搬出することにより、処理液供給部の占有面積を
小さくできるとともに、処理液供給部における基板の処
理タクトを向上できる。
【0043】請求項に係る基板処理装置によると、乾
燥部において、処理液供給部で処理液が供給された基板
の主面に付着した洗浄液を除去して乾燥させることがで
きる。
【0044】請求項に係る基板処理装置によると、基
板処理装置が処理液供給部と洗浄液供給部と乾燥部とを
含む複数の処理部が所定方向に沿って直列に配置される
構成であり、複数の処理部内で基板をほぼ水平に支持し
つつ所定方向に沿って搬送する水平搬送手段を有する場
合において、処理液供給部の占有面積を小さくすること
ができるので、基板処理装置の所定方向に沿った長さ寸
法を短くすることができる。
【0045】請求項に係る基板処理装置によると、基
板処理装置が処理液供給部と洗浄液供給部と乾燥部とを
含む複数の処理部が所定方向に沿って配置される構成で
あり、所定方向に沿って往復移動して複数の処理部に対
して基板を搬入又は搬出する基板搬送手段を有する場合
において、処理液供給部の基板の処理タクトを向上する
ことができるので、処理液供給部において処理タクトの
律速による基板処理装置全体の処理タクトの低下を防止
できる。
【0046】請求項に係る基板処理装置によると、処
理液供給部において、活性化した水である機能水を基板
の主面に供給する機能水処理、基板の主面をエッチング
するエッチング処理、基板の主面に形成され所定のパタ
ーンが焼き付けられたレジスト膜を現像する現像処理、
基板の主面に形成されたレジスト膜を剥離する剥離処理
のいずれかの処理の処理タクトを向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の基板処理装置の平面構造を説明
する図である。
【図2】図1の装置の機能水処理部の構造を説明する図
である。
【図3】図2の処理槽内に配置される基板搬送機構を説
明する図である。
【図4】第2実施形態の基板処理装置の平面構造を説明
する図である。
【図5】図4の装置の機能水処理部の構造を説明する図
である。
【図6】第3実施形態の基板処理装置の平面構造を説明
する図である。
【図7】図1の装置の変形例を説明する図である。
【符号の説明】
10 ローダ部 20、120 機能水処理部 21、121 処理槽 31 基板支持ベルト 33、34、35 ローラ 50 洗浄処理部 60、160 乾燥処理部 70 アンローダ部 131、231 基板支持ロッド CA カセット FW 機能水 WA 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 21/30 572B 21/306 J (56)参考文献 特開 平7−176507(JP,A) 特開 平7−161673(JP,A) 特開 平2−250324(JP,A) 特開 昭61−249582(JP,A) 特開 昭62−111427(JP,A) 特開 平9−253950(JP,A) 特開 平9−237817(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304 B08B 3/04 H01L 21/027 H01L 21/306

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板を収納可能なカセットから一
    枚ずつ取り出された基板の主面に所定の処理液を供給す
    る処理液供給工程と、処理液供給工程後の基板の主面に
    洗浄液を供給する洗浄液供給工程とを含む基板処理方法
    において、 処理液供給工程は、カセットから取り出された基板を複
    数積層した状態で所定時間だけ蓄積させるとともに、こ
    の積層された状態の複数の基板の主面にそれぞれ同時に
    処理液を接触させる蓄積処理工程を含み、 前記蓄積処理工程は、バッファ部で複数の基板を複数積
    層した状態でそれぞれほぼ水平に支持しつつ鉛直方向に
    沿って移動させるとともに、処理槽に貯留された処理液
    に複数の基板を順次浸漬させる浸漬工程と、浸漬工程に
    先立ちバッファ部に基板を一枚ずつ搬入する搬入工程
    と、浸漬工程後の基板を一枚ずつバッファ部から搬出す
    る搬出工程とを含むことを特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 洗浄液供給工程後の基板の主面に付着し
    た洗浄液を除去して乾燥させる乾燥工程をさらに備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 処理液供給工程において基板の主面に供
    給される処理液が、活性化した水である機能水、基板の
    主面をエッチングするエッチング液、基板の主面に形成
    され所定のパターンが焼き付けられたレジスト膜を現像
    する現像液、基板の主面に形成されたレジスト膜を剥離
    する剥離液のいずれかであることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の基板処理方法。
  4. 【請求項4】 複数の基板を収納可能なカセットから一
    枚ずつ取り出された基板の主面に所定の処理液を供給す
    る処理液供給部と、処理液供給部で処理液が供給された
    基板の主面に洗浄液を供給する洗浄液供給部とを有する
    基板処理装置において、 処理液供給部は、複数の基板を積層するとともに、この
    積層された複数の基板の主面にそれぞれ処理液を同時に
    接触させた状態で複数の基板をほぼ水平に支持する基板
    支持手段と、 基板支持手段で支持された複数の基板を鉛直方向に沿っ
    て移動させる基板移動手段と、 基板支持手段に基板を受け渡す基板搬入手段と、 基板支持手段から基板を受け取る基板搬出手段と、 を有することを特徴とする基板処理装置。
  5. 【請求項5】 処理液供給部により処理液が供給された
    基板の主面に付着した洗浄液を除去して乾燥させる乾燥
    部を有することを特徴とする請求項4に記載の基板処理
    装置。
  6. 【請求項6】 処理液供給部と洗浄液供給部と乾燥部と
    を含む複数の処理部が所定方向に沿って直列に配置され
    るとともに、複数の処理部内で基板をほぼ水平に支持し
    つつ所定方向に沿って搬送する水平搬送手段を有するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 処理液供給部と洗浄液供給部と乾燥部と
    を含む複数の処理部が所定方向に沿って配置されるとと
    もに、所定方向に沿って往復移動して複数の処理部に対
    して基板を搬入又は搬出する基板搬送手段を有すること
    を特徴とする請求項5に記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 処理液供給部において基板の主面に供給
    される処理液が、活性化した水である機能水、基板の主
    面をエッチングするエッチング液、基板の主面に形成さ
    れ所定のパターンが焼き付けられたレジスト膜を現像す
    る現像液、基板の主面に形成されたレジスト膜を剥離す
    る剥離液のいずれかであることを特徴とする請求項4か
    ら請求項7のいずれかに記載の基板処理装置。
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