JP2003100581A - 液処理装置および液処理方法 - Google Patents

液処理装置および液処理方法

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JP2003100581A
JP2003100581A JP2001286918A JP2001286918A JP2003100581A JP 2003100581 A JP2003100581 A JP 2003100581A JP 2001286918 A JP2001286918 A JP 2001286918A JP 2001286918 A JP2001286918 A JP 2001286918A JP 2003100581 A JP2003100581 A JP 2003100581A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理中の基板の撓み状態の変化を抑制するこ
とができる液処理装置および液処理方法を提供する。 【解決手段】 液処理装置の一実施形態である液晶ディ
スプレイ用基板(LCD基板)用の現像処理ユニット
(DEV)24は、LCD基板Gを略水平方向に搬送す
るコロ17a・17bを有するコロ搬送機構14と、コ
ロ搬送機構14によって搬送されるLCD基板Gに現像
液を供給する現像ノズル51とリンス液を供給するリン
スノズル52a・52bと、LCD基板Gに乾燥ガスを
吹き付けるエアーナイフ53aを具備する。LCD基板
Gの搬送中の姿勢が変化し難いように、LCD基板Gの
中央部の高さ位置と対向する1組の端辺の高さ位置とが
異なるように断面略弓形に撓ませて搬送し、所定の処理
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ(LCD)に用いられるガラス基板等に対して現
像処理等の所定の液処理を施すために用いられる液処理
装置と液処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LCDの製造においては、LCDガラス
基板(以下「LCD基板」という)にレジスト膜を形成
した後に、回路パターンに対応してこのレジスト膜を露
光し、さらにこれを現像処理するという、いわゆるフォ
トリソグラフィー技術を用いてLCD基板に所定の回路
パターンを形成している。ここで、例えば、現像処理に
ついては、基板を水平姿勢で水平方向に搬送しながら、
基板の表面に現像液を塗布して基板上に現像液パドルを
形成し、この状態で所定時間保持することで現像反応を
進行させ、その後に基板を傾斜姿勢に変換して現像液を
流し出し、続いてリンス液を基板に供給して現像液残渣
を除去する洗浄(リンス)処理を行い、さらに基板に付
着したリンス液を乾燥ガスで吹き飛ばして乾燥させる方
法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一辺の
長さが1mにも及ぶような大型のLCD基板を均一な水
平姿勢に保持しながら搬送することは極めて困難であ
る。例えば、現像液がLCD基板上に液盛りされて荷重
の掛かっている状態と、LCD基板の乾燥処理時のよう
に自重以外に荷重が掛かっていない状態とでは、LCD
基板の撓み方が異なる。このように現像処理における各
処理の経過に伴って撓み方が変化すると、LCD基板に
現像パターンのむらが発生する問題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、液処理中の基板の撓み状態の変化を抑制するこ
とができる液処理装置および液処理方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】本発明の第1の観点によれば、
基板に所定の液処理を施す液処理装置であって、基板を
その中央部の高さ位置と対向する1組の端辺の高さ位置
とを異ならせてその断面を特定形状の略弓形に撓ませつ
つ略水平方向に搬送する基板搬送機構と、前記基板搬送
機構によって搬送される基板に所定の処理液を供給する
処理液供給機構と、を具備することを特徴とする液処理
装置、が提供される。
【0006】本発明の第2の観点によれば、基板に所定
の液処理を施す液処理装置であって、基板をその中央部
の高さ位置と対向する1組の端辺の高さ位置とを異なら
せてその断面を特定形状の略弓形に撓ませて保持する基
板保持手段と、前記基板保持手段を水平方向に移動させ
る搬送機構と、前記搬送機構によって搬送される前記基
板保持手段に保持された基板に所定の処理液を供給する
処理液供給機構と、を具備することを特徴とする液処理
装置、が提供される。
【0007】本発明の第3の観点によれば、基板をその
中央部の高さ位置と対向する1組の端辺の高さ位置とを
異ならせてその断面を特定形状の略弓形に撓ませつつ略
水平方向に搬送しながら前記基板に所定の液処理を施す
液処理方法であって、前記基板に第1の処理液を塗布す
る第1工程と、前記基板に第2の処理液を供給して前記
第1の処理液を洗い流す第2工程と、前記基板の表面の
曲面形状に対応した形状を有するガス噴射口を有するガ
ス噴射ノズルを用いて、前記基板に乾燥ガスを吹き付け
て前記第2の処理液を吹き飛ばすことで前記基板を乾燥
させる第3工程と、を有することを特徴とする液処理方
法、が提供される。
【0008】本発明の第4の観点によれば、基板をその
中央部の高さ位置と対向する1組の端辺の高さ位置とを
異ならせてその断面を特定形状の略弓形に撓ませた状態
で保持して水平方向に搬送しながら前記基板に所定の液
処理を施す液処理方法であって、前記基板に第1の処理
液を塗布する第1工程と、前記基板に第2の処理液を供
給して前記第1の処理液を洗い流す第2工程と、前記基
板の表面の曲面形状に対応した形状を有するガス噴射口
を有するガス噴射ノズルを用いて、前記基板に乾燥ガス
を吹き付けて前記第2の処理液を吹き飛ばすことで前記
基板を乾燥させる第3工程と、を有することを特徴とす
る液処理方法、が提供される。
【0009】このような液処理装置および液処理方法に
よれば、基板を予め撓ませた状態で搬送するために、基
板への処理液の供給、基板上の処理液の除去、基板の乾
燥といった一連の液処理工程において基板の撓みの変化
が小さい。このように基板の姿勢を均一化することによ
って基板全体で均一な液処理が行われるため、処理ムラ
の発生を抑制することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して詳細に説明する。ここでは、LC
D基板に対してレジスト膜の形成から現像までの処理を
連続して行うレジスト塗布・現像処理システムを例に説
明することとする。図1はレジスト塗布・現像処理シス
テム100の概略構成を示す平面図である。
【0011】このレジスト塗布・現像処理システム10
0は、複数のLCD基板Gを収容するカセットCを載置
するカセットステーション(搬入出部)1と、LCD基
板Gにレジスト塗布および現像を含む一連の処理を施す
ための複数の処理ユニットを備えた処理ステーション
(処理部)2と、露光装置4との間でLCD基板Gの受
け渡しを行うためのインターフェイスステーション(イ
ンターフェイス部)3とを備えており、処理ステーショ
ン2の両端にそれぞれカセットステーション1およびイ
ンターフェイスステーション3が配置されている。な
お、図1において、レジスト塗布・現像処理システム1
00の長手方向をX方向、平面上においてX方向と直交
する方向をY方向とする。
【0012】カセットステーション1は、カセットCを
Y方向に並べて載置できる載置台9と、処理ステーショ
ン2との間でLCD基板Gの搬入出を行うための搬送装
置11を備えており、この載置台9と外部との間でカセ
ットCの搬送が行われる。また、搬送装置11は搬送ア
ーム11aを有し、カセットCの配列方向であるY方向
に沿って設けられた搬送路10上を移動可能であり、搬
送アーム11aによりカセットCと処理ステーション2
との間でLCD基板Gの搬入出が行われる。
【0013】処理ステーション2は、基本的にX方向に
伸びるLCD基板G搬送用の平行な2列の搬送ラインA
・Bを有しており、搬送ラインAに沿ってカセットステ
ーション1側からインターフェイスステーション3に向
けてスクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21、第1の
熱的処理ユニットセクション26、レジスト処理ユニッ
ト23および第2の熱的処理ユニットセクション27が
配列されている。また、搬送ラインBに沿ってインター
フェイスステーション3側からカセットステーション1
に向けて第2の熱的処理ユニットセクション27、現像
処理ユニット(DEV)24、i線UV照射ユニット
(i−UV)25および第3の熱的処理ユニットセクシ
ョン28が配列されている。スクラブ洗浄処理ユニット
(SCR)21の上の一部にはエキシマUV照射ユニッ
ト(e−UV)22が設けられている。なお、エキシマ
UV照射ユニット(e−UV)22はスクラバ洗浄に先
立ってLCD基板Gの有機物を除去するために設けら
れ、i線UV照射ユニット(i−UV)25は現像の脱
色処理を行うために設けられる。
【0014】上記スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)
21は、その中でLCD基板Gが略水平姿勢で搬送され
つつ洗浄処理および乾燥処理が行われるようになってい
る。現像処理ユニット(DEV)24も、後に詳細に説
明するように、LCD基板Gが略水平に搬送されつつ現
像液塗布、現像後の洗浄処理および乾燥処理が行われる
ようになっている。これらスクラブ洗浄処理ユニット
(SCR)21および現像処理ユニット(DEV)24
では、LCD基板Gの搬送は、例えば、コロ搬送または
ベルト搬送により行われ、LCD基板Gの搬入口および
搬出口は相対向する短辺に設けられている。また、i線
UV照射ユニット(i−UV)25へのLCD基板Gの
搬送は、現像処理ユニット(DEV)24の搬送機構と
同様の機構により連続して行われる。
【0015】レジスト処理ユニット23には、略水平に
保持されたLCD基板Gにレジスト液を滴下させて、L
CD基板Gを所定の回転数で回転させることによってレ
ジスト液をLCD基板G全体に拡げ、レジスト膜を形成
するレジスト塗布処理装置(CT)23aと、LCD基
板G上に形成されたレジスト膜を減圧乾燥する減圧乾燥
装置(VD)23bと、LCD基板Gの四辺をスキャン
可能な溶剤吐出ヘッドによりLCD基板Gの周縁に付着
した余分なレジストを除去する周縁レジスト除去装置
(ER)23cとがその順に配置されている。レジスト
処理ユニット23内には、これらレジスト塗布処理装置
(CT)23a、減圧乾燥装置(VD)23b、周縁レ
ジスト除去装置(ER)23cの間でLCD基板Gを搬
送する搬送アームが設けられている。
【0016】図2は第1の熱的処理ユニットセクション
26の側面図であり、第1の熱的処理ユニットセクショ
ン26は、LCD基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニ
ットが積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロ
ック(TB)31・32を有している。熱的処理ユニッ
トブロック(TB)31はスクラブ洗浄処理ユニット
(SCR)21側に設けられ、熱的処理ユニットブロッ
ク(TB)32はレジスト処理ユニット23側に設けら
れており、これら2つの熱的処理ユニットブロック(T
B)31・32の間に第1の搬送装置33が設けられて
いる。
【0017】熱的処理ユニットブロック(TB)31
は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを行うパスユニ
ット(PASS)61、LCD基板Gに対して脱水ベー
ク処理を行う2つの脱水ベークユニット(DHP)62
・63、LCD基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒ
ージョン処理ユニット(AD)64が4段に積層された
構成を有している。また、熱的処理ユニットブロック
(TB)32は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを
行うパスユニット(PASS)65、LCD基板Gを冷
却する2つのクーリングユニット(COL)66・6
7、LCD基板Gに対して疎水化処理を施すアドヒージ
ョン処理ユニット(AD)68が4段に積層されて構成
を有している。
【0018】第1の搬送装置33は、パスユニット(P
ASS)61を介してのスクラブ洗浄処理ユニット(S
CR)21からのLCD基板Gの受け取り、上記熱的処
理ユニット間のLCD基板Gの搬入出、およびパスユニ
ット(PASS)65を介してのレジスト処理ユニット
23へのLCD基板Gの受け渡しを行う。
【0019】第1の搬送装置33は、上下に延びるガイ
ドレール91と、ガイドレールに沿って昇降する昇降部
材92と、昇降部材92上を旋回可能に設けられたベー
ス部材93と、ベース部材93上を前進後退可能に設け
られ、LCD基板Gを保持する基板保持アーム94とを
有している。そして、昇降部材92の昇降はモータ95
によって行われ、ベース部材93の旋回はモータ96に
よって行われ、基板保持アーム94の前後動はモータ9
7によって行われる。このように第1の搬送装置33
は、上下動、前後動、旋回動可能であり、熱的処理ユニ
ットブロック(TB)31・32のいずれのユニットに
もアクセスすることができる。
【0020】第2の熱的処理ユニットセクション27
は、LCD基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが
積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック
(TB)34・35を有しており、熱的処理ユニットブ
ロック(TB)34はレジスト処理ユニット23側に設
けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)35は現像
処理ユニット(DEV)24側に設けられている。そし
て、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)3
4・35の間に第2の搬送装置36が設けられている。
【0021】図3は第2の熱的処理ユニットセクション
27の側面図であり、熱的処理ユニットブロック(T
B)34は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを行う
パスユニット(PASS)69とLCD基板Gに対して
プリベーク処理を行う3つのプリベークユニット(PR
EBAKE)70・71・72が4段に積層された構成
となっている。また、熱的処理ユニットブロック(T
B)35は、下から順にLCD基板Gの受け渡しを行う
パスユニット(PASS)73、LCD基板Gを冷却す
るクーリングユニット(COL)74、LCD基板Gに
対してプリベーク処理を行う2つのプリベークユニット
(PREBAKE)75・76が4段に積層された構成
となっている。
【0022】第2の搬送装置36は、パスユニット(P
ASS)69を介してのレジスト処理ユニット23から
のLCD基板Gの受け取り、上記熱的処理ユニット間の
LCD基板Gの搬入出、パスユニット(PASS)73
を介しての現像処理ユニット(DEV)24へのLCD
基板Gの受け渡し、および後述するインターフェイスス
テーション3の基板受け渡し部であるエクステンション
・クーリングステージ(EXT・COL)44に対する
LCD基板Gの受け渡しおよび受け取りを行う。なお、
第2の搬送装置36は、第1の搬送装置33と同じ構造
を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)34
・35のいずれのユニットにもアクセス可能である。
【0023】第3の熱的処理ユニットセクション28
は、LCD基板Gに熱的処理を施す熱的処理ユニットが
積層して構成された2つの熱的処理ユニットブロック
(TB)37・38を有しており、熱的処理ユニットブ
ロック(TB)37は現像処理ユニット(DEV)24
側に設けられ、熱的処理ユニットブロック(TB)38
はカセットステーション1側に設けられている。そし
て、これら2つの熱的処理ユニットブロック(TB)3
7・38の間に第3の搬送装置39が設けられている。
【0024】図4は第3の熱的処理ユニットセクション
28の側面図であり、熱的処理ユニットブロック(T
B)37は、下から順に、LCD基板Gの受け渡しを行
うパスユニット(PASS)77、LCD基板Gに対し
てポストベーク処理を行う3つのポストベークユニット
(POBAKE)78・79・80が4段に積層された
構成を有している。また、熱的処理ユニットブロック
(TB)38は、下から順に、ポストベークユニット
(POBAKE)81、LCD基板Gの受け渡しおよび
冷却を行うパス・クーリングユニット(PASS・CO
L)82、LCD基板Gに対してポストベーク処理を行
う2つのポストベークユニット(POBAKE)83・
84が4段に積層された構成を有している。
【0025】第3の搬送装置39は、パスユニット(P
ASS)77を介してのi線UV照射ユニット(i−U
V)25からのLCD基板Gの受け取り、上記熱的処理
ユニット間のLCD基板Gの搬入出、パス・クーリング
ユニット(PASS・COL)82を介してのカセット
ステーション1へのLCD基板Gの受け渡しを行う。な
お、第3の搬送装置39も第1の搬送装置33と同じ構
造を有しており、熱的処理ユニットブロック(TB)3
7・38のいずれのユニットにもアクセス可能である。
【0026】処理ステーション2では、以上のように2
列の搬送ラインA・Bを構成するように、かつ基本的に
処理の順になるように各処理ユニットおよび搬送装置が
配置されており、これら搬送ラインA・B間には空間4
0が設けられている。そして、この空間40を往復動可
能にシャトル(基板載置部材)41が設けられている。
このシャトル41はLCD基板Gを保持可能に構成され
ており、シャトル41を介して搬送ラインA・B間でL
CD基板Gの受け渡しが行われる。シャトル41に対す
るLCD基板Gの受け渡しは、上記第1から第3の搬送
装置33・36・39によって行われる。
【0027】インターフェイスステーション3は、処理
ステーション2と露光装置4との間でLCD基板Gの搬
入出を行う搬送装置42と、バッファーカセットを配置
するバッファーステージ(BUF)43と、冷却機能を
備えた基板受け渡し部であるエクステンション・クーリ
ングステージ(EXT・COL)44とを有しており、
タイトラー(TITLER)と周辺露光装置(EE)と
が上下に積層された外部装置ブロック45が搬送装置4
2に隣接して設けられている。搬送装置42は搬送アー
ム42aを備え、この搬送アーム42aにより処理ステ
ーション2と露光装置4との間でLCD基板Gの搬入出
が行われる。
【0028】このように構成されたレジスト塗布・現像
処理システム100においては、まず、カセットステー
ション1の載置台9に配置されたカセットC内のLCD
基板Gが、搬送装置11により処理ステーション2のエ
キシマUV照射ユニット(e−UV)22に直接搬入さ
れ、スクラブ前処理が行われる。次いで、搬送装置11
により、LCD基板Gがスクラブ洗浄処理ユニット(S
CR)21に搬入され、スクラブ洗浄される。スクラブ
洗浄処理後、LCD基板Gは例えばコロ搬送により第1
の熱的処理ユニットセクション26に属する熱的処理ユ
ニットブロック(TB)31のパスユニット(PAS
S)61に搬出される。
【0029】パスユニット(PASS)61に配置され
たLCD基板Gは、最初に、熱的処理ユニットブロック
(TB)31の脱水ベークユニット(DHP)62・6
3のいずれかに搬送されて加熱処理され、次いで熱的処
理ユニットブロック(TB)32のクーリングユニット
(COL)66・67のいずれかに搬送されて冷却され
た後、レジストの定着性を高めるために熱的処理ユニッ
トブロック(TB)31のアドヒージョン処理ユニット
(AD)64、および熱的処理ユニットブロック(T
B)32のアドヒージョン処理ユニット(AD)68の
いずれかに搬送され、そこでHMDSによりアドヒージ
ョン処理(疎水化処理)される。その後、LCD基板G
は、クーリングユニット(COL)66・67のいずれ
かに搬送されて冷却され、さらに熱的処理ユニットブロ
ック(TB)32のパスユニット(PASS)65に搬
送される。このような一連の処理を行う際のLCD基板
Gの搬送処理は、全て第1の搬送装置33によって行わ
れる。
【0030】パスユニット(PASS)65に配置され
たLCD基板Gは、レジスト処理ユニット23の搬送ア
ームによりレジスト処理ユニット23内へ搬入される。
LCD基板Gは、レジスト塗布処理装置(CT)23a
においてレジスト液がスピン塗布された後に減圧乾燥装
置(VD)23bに搬送されて減圧乾燥され、さらに周
縁レジスト除去装置(ER)23cに搬送されてLCD
基板G周縁の余分なレジストが除去される。そして、周
縁レジスト除去終了後、LCD基板Gは搬送アームによ
りレジスト処理ユニット23から、第2の熱的処理ユニ
ットセクション27に属する熱的処理ユニットブロック
(TB)34のパスユニット(PASS)69に受け渡
される。
【0031】パスユニット(PASS)69に配置され
たLCD基板Gは、第2の搬送装置36により、熱的処
理ユニットブロック(TB)34のプリベークユニット
(PREBAKE)70・71・72および熱的処理ユ
ニットブロック(TB)35のプリベークユニット(P
REBAKE)75・76のいずれかに搬送されてプリ
ベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロック(T
B)35のクーリングユニット(COL)74に搬送さ
れて所定温度に冷却される。そして、第2の搬送装置3
6により、さらに熱的処理ユニットブロック(TB)3
5のパスユニット(PASS)73に搬送される。
【0032】その後、LCD基板Gは第2の搬送装置3
6によりインターフェイスステーション3のエクステン
ション・クーリングステージ(EXT・COL)44へ
搬送され、インターフェイスステーション3の搬送装置
42により外部装置ブロック45の周辺露光装置(E
E)に搬送されて周辺レジスト除去のための露光が行わ
れ、次いで搬送装置42により露光装置4に搬送されて
そこでLCD基板G上のレジスト膜が露光されて所定の
パターンが形成される。場合によってはバッファーステ
ージ(BUF)43上のバッファカセットにLCD基板
Gを収容してから露光装置4に搬送される。
【0033】露光終了後、LCD基板Gはインターフェ
イスステーション3の搬送装置42により外部装置ブロ
ック45の上段のタイトラー(TITLER)に搬入さ
れてLCD基板Gに所定の情報が記された後、エクステ
ンション・クーリングステージ(EXT・COL)44
に載置される。LCD基板Gは、第2の搬送装置36に
より、エクステンション・クーリングステージ(EXT
・COL)44から第2の熱的処理ユニットセクション
27に属する熱的処理ユニットブロック(TB)35の
パスユニット(PASS)73へ搬送される。
【0034】パスユニット(PASS)73に搬入され
たLCD基板Gは、現像処理ユニット(DEV)24を
介してパスユニット(PASS)73とi線UV照射ユ
ニット(i−UV)25との間に連続して設けられた搬
送機構、例えば、コロ搬送機構を動作させることによ
り、現像処理ユニット(DEV)24へ搬入され、そこ
で現像処理が施される。この現像処理工程については後
に詳細に説明することとする。
【0035】現像処理が終了したLCD基板Gは、コロ
搬送機構によって現像処理ユニット(DEV)24から
i線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送され、そ
こでLCD基板Gに対して脱色処理が施される。その
後、LCD基板Gはi線UV照射ユニット(i−UV)
25内のコロ搬送機構により第3の熱的処理ユニットセ
クション28に属する熱的処理ユニットブロック(T
B)37のパスユニット(PASS)77に搬出され
る。
【0036】パスユニット(PASS)77に配置され
たLCD基板Gは、第3の搬送装置39により熱的処理
ユニットブロック(TB)37のポストベークユニット
(POBAKE)78・79・80および熱的処理ユニ
ットブロック(TB)38のポストベークユニット(P
OBAKE)81・83・84のいずれかに搬送されて
ポストベーク処理され、その後熱的処理ユニットブロッ
ク(TB)38のパス・クーリングユニット(PASS
・COL)82に搬送されて所定温度に冷却された後、
カセットステーション1の搬送装置11によって、カセ
ットステーション1に配置されている所定のカセットC
に収容される。
【0037】次に、現像処理ユニット(DEV)24の
構造について詳細に説明する。図5は現像処理ユニット
(DEV)24の概略構造を示す側面図であり、図6は
概略平面図である。現像処理ユニット(DEV)24
は、導入ゾーン24a、第1の現像液供給ゾーン24
b、第2の現像液供給ゾーン24c、第1リンスゾーン
24d、第2リンスゾーン24e、乾燥ゾーン24fか
ら構成されており、導入ゾーン24aは熱的処理ユニッ
トブロック(TB)35のパスユニット(PASS)7
3に隣接し、乾燥ゾーン24fはi線UV照射ユニット
(i−UV)25に隣接している。
【0038】パスユニット(PASS)73とi線UV
照射ユニット(i−UV)25の間には、LCD基板G
の裏面の中央部に当接する第1コロ(ローラ、車輪)1
7aと、LCD基板の裏面のY方向端部に当接する第2
コロ17bが、所定間隔で配置され、これら第1コロ1
7aと第2コロ17bの中心をY方向に延在する枢軸1
3が貫通し、モータ等を駆動してこの枢軸13を回転さ
せることによって第1コロ17aと第2コロ17bを回
転させ、第1コロ17aと第2コロ17bに接したLC
D基板Gを所定方向(X方向)へ搬送するコロ搬送機構
14が設けられている。
【0039】後に図7を参照しながら説明するように、
現像処理ユニット(DEV)24では、第1コロ17a
の直径が第2コロ17bの直径よりも長くなっており、
LCD基板Gは、その中央部の高さ位置と対向する1組
の端辺(Y方向端面)の高さ位置とが異なるように断面
略弓形に撓ませられた状態で搬送される。
【0040】なお、図6にはコロ搬送機構14は図示し
ていない。現像処理ユニット(DEV)24では、コロ
搬送機構14をLCD基板Gの搬送速度が異なる領域に
分割して設け、その領域ごとに独立して駆動してもよ
い。例えば、LCD基板Gが、パスユニット(PAS
S)73と導入ゾーン24aでは駆動源である第1のモ
ータ(図示せず)の駆動によって搬送され、第1の現像
液供給ゾーン24bと第2の現像液供給ゾーン24cで
は第2のモータ(図示せず)の駆動によって搬送され、
第1リンスゾーン24dから乾燥ゾーン24fの間では
第3のモータ(図示せず)の駆動によって搬送されるよ
うに、コロ搬送機構14を構成することができる。この
ようなコロ搬送機構14の分割駆動は、例えば、現像処
理ユニット(DEV)24を構成するゾーン毎に行うこ
ともできる。
【0041】パスユニット(PASS)73は昇降自在
なリフトピン16を具備している。LCD基板Gを保持
した第2の搬送装置36の基板保持アーム94がパスユ
ニット(PASS)73内に進入した状態でリフトピン
16を上昇させると、LCD基板Gは基板保持アーム9
4からリフトピン16に受け渡される。続いて、基板保
持アーム94をパスユニット(PASS)73から退出
させた後にリフトピン16を降下させると、LCD基板
Gはパスユニット(PASS)73内の第1コロ17a
および第2コロ17b上に載置される。コロ搬送機構1
4を動作させることによって、LCD基板Gはパスユニ
ット(PASS)73から導入ゾーン24aへ搬出され
る。
【0042】導入ゾーン24aは、パスユニット(PA
SS)73と第1の現像液供給ゾーン24bとの間の緩
衝領域として設けられているものであり、この導入ゾー
ン24aは、第1の現像液供給ゾーン24bからパスユ
ニット(PASS)73へ現像液が飛散する等して、パ
スユニット(PASS)73が汚染されるのを防止す
る。
【0043】第1の現像液供給ゾーン24bは、導入ゾ
ーン24aから搬送されてきたLCD基板Gに最初の現
像液の液盛り(パドル形成)を行うゾーンであり、LC
D基板Gに対して現像液を塗布する主現像液吐出ノズル
51aと副現像液吐出ノズル51b(以下「現像ノズル
51a・51b」という)の2本のノズルと、X方向に
延在するガイドレール59と、ガイドレール59と嵌合
しているスライドアーム58と、スライドアーム58を
ガイドレール59に沿ってX方向へ移動させる駆動機構
(図示せず)と、スライドアーム58に取り付けられた
昇降機構(図示せず)とを有しており、現像ノズル51
a・51bはこの昇降機構に取り付けられて昇降自在と
なっている。
【0044】現像ノズル51a・51bには現像液供給
源(図示せず)から現像液が供給されるようになってお
り、例えば、昇降機構によって現像ノズル51a・51
bとLCD基板Gとの間隔を調整した後に、LCD基板
Gの搬送方向とは逆の方向に現像ノズル51a・51b
を移動させながら現像ノズル51a・51bから現像液
をLCD基板Gに吐出することで、LCD基板Gに現像
液を塗布することができるようになっている。このと
き、LCD基板G上に現像液のパドルを安定して形成す
るためには、LCD基板Gはコロ搬送機構14の動作を
停止して静止させた状態とすることが好ましい。
【0045】現像ノズル51a・51bとしては、LC
D基板Gの幅方向(Y方向)に長く(図6参照)、その
下端には長手方向に沿ってスリット状の吐出口が形成さ
れ、そのスリット状の吐出口から略帯状に現像液を吐出
することができる構造のものが好適に用いられる。現像
ノズル51a・51bには、スリット状の吐出口に代え
て複数の円形吐出口が所定間隔で複数形成されているも
のを用いることもできる。
【0046】第1の現像液供給ゾーン24bで現像液が
液盛りされたLCD基板Gを第1リンスゾーン24dへ
搬送する間に、LCD基板G上から現像液がこぼれ落ち
る場合がある。第2の現像液供給ゾーン24cでは、L
CD基板Gの搬送途中にLCD基板Gからこぼれ落ちる
現像液によって現像反応が進まなくなることを防止する
ために、新たにLCD基板Gに現像液を補充するように
現像液を塗布する。
【0047】第2の現像液供給ゾーン24cには、現像
ノズル51a・51bと同様の構造を有する現像液補充
ノズル51cが、その長手方向がY方向となるとなるよ
うに固定して設けられている。現像液補充ノズル51c
からは、コロ搬送機構14によって搬送されるLCD基
板G上に所定量の現像液が略帯状に吐出される。なお、
この第2の現像液供給ゾーン24cは必須なものではな
い。
【0048】LCD基板Gの現像反応は、第1の現像液
供給ゾーン24bから第1リンスゾーン24dに搬送さ
れる間に行われる。第1リンスゾーン24dにおいて
は、LCD基板Gの表面に純水等のリンス液を吐出し
て、LCD基板G上の現像液を流し出す。また、第2リ
ンスゾーン24eにおいては、さらにLCD基板Gの表
面に純水等のリンス液を吐出して、LCD基板Gの現像
液残渣を除去するように精密なリンス処理を行う。
【0049】第1リンスゾーン24dにはリンスノズル
52aがLCD基板Gの裏面側と表面側に設けられ、第
2リンスゾーンにはリンスノズル52bがLCD基板G
の裏面側と表面側に設けられている。リンスノズル52
a・52bとしては、搬送されるLCD基板G全体にリ
ンス液を吐出できるように、LCD基板Gの幅方向(Y
方向)に長く、略帯状にリンス液を吐出するものを用い
ることが好ましい。
【0050】リンスノズル52a・52bからは、超音
波を印加した純水を吐出したり、またはガス圧によって
吐出圧を高めて純水を吐出したり、あるいはスプレー状
に純水を吐出したりすることができる。第1リンスゾー
ン24dと第2リンスゾーン24eは、1箇所のリンス
ゾーンとして構成することが可能である。
【0051】第2リンスゾーン24eを通過したLCD
基板Gが搬送される乾燥ゾーン24fには、所定の風圧
で窒素ガス等の乾燥ガスを噴射するエアーナイフ53a
が設けられている。乾燥ゾーン24fにおいては、LC
D基板Gを所定速度で搬送しながらLCD基板Gの表面
と裏面に乾燥ガスを噴射して、LCD基板Gに付着した
リンス液を吹き飛ばしてLCD基板Gを乾燥する。
【0052】エアーナイフ53aはLCD基板Gの幅よ
りも長い形状を有しており、LCD基板Gの幅方向全体
に乾燥ガスを略帯状に噴射することができるようになっ
ている。エアーナイフ53aから乾燥ガスを噴射する向
きを鉛直方向から基板搬送方向の後方側に所定角度傾け
ることで、搬送されるLCD基板Gの後方にリンス液を
追い込むことができ、これによって効率的に乾燥処理を
行うことができる。乾燥処理が終了したLCD基板G
は、コロ搬送機構14によりi線UV照射ユニット(i
−UV)25に搬送される。
【0053】現像処理ユニット(DEV)24では、導
入ゾーン24aから乾燥ゾーン24fへと、LCD基板
Gは、その中央部の高さ位置と対向する1組の端辺(Y
方向端)の高さ位置とが異なるように断面略弓形に撓ま
された状態で水平方向(X方向)に搬送される。図7
は、現像処理ユニット(DEV)24におけるLCD基
板Gの搬送時の一形態を、乾燥ゾーン24fを例として
示す正面図である。
【0054】図7に示されるように、第1コロ17aの
直径が第2コロ17bの直径よりも長いために、LCD
基板Gはその中央部がY方向端よりも高くなるような凸
型に撓む。なお、図7中の符号19が示すコロは、LC
D基板GがY方向へずれないようにLCD基板GのY方
向端をブロックするガイドとしての役割を担っている。
また、図7中の符号49が示す基台は枢軸13を保持す
る部材である。LCD基板Gを凸型に撓ませる場合に
は、第1コロ17a間にLCD基板Gの裏面に当接する
第1コロ17aよりも直径の長い別のコロを設けてもよ
く、第1コロ17aと第2コロ17bとの間にも、LC
D基板Gの裏面に当接するように、第1コロ17aより
も直径が短く、かつ、第2コロよりも直径の長いさらに
別のコロを設けてもよい。
【0055】従来のように、LCD基板Gを水平状態で
搬送しようとすると、例えば、LCD基板Gに現像液が
液盛りされた状態と液盛りがされていない状態ではLC
D基板Gに掛かる荷重が変わるために、搬送途中でLC
D基板Gの撓み具合が変化してしまい、これによって処
理が不均一となる問題があった。しかし、図7に示すよ
うに、LCD基板Gを強制的に撓ませた状態で搬送する
ことにより、搬送時のLCD基板Gの撓み形状の変化を
抑制することができる。これにより現像処理ユニット
(DEV)24での各処理をLCD基板G全体で均一に
行うことが可能となる。
【0056】LCD基板を凸型に撓ませた場合には、特
にリンス工程においてはリンス液と現像液がLCD基板
Gから流れ落ち易いために、現像液残渣を低減する処理
を行うことが可能となる。また、乾燥工程においてはL
CD基板Gからリンス液が除去し易いために、乾燥処理
の効率を高めて処理時間を短縮することが可能となる。
図7に示されるように、エアーナイフ53aの下面はL
CD基板Gの曲面に沿ってカーブした形状を有してい
る。このようにエアーナイフ53aの下面の形状をLC
D基板Gの表面の曲面形状に対応させることで、LCD
基板Gの表面に均等な圧力の乾燥ガスを吹き付けること
ができる。
【0057】なお、リンスノズル52a・52bについ
ても、エアーナイフ53aと同様に、LCD基板Gの曲
面形状に沿った形状を有するものを用いることが好まし
い。こうしてLCD基板Gとリンス液の吐出口との距離
を一定とすることにより、LCD基板Gに同等圧力のリ
ンス液をあてて、LCD基板Gを均一にリンス処理する
ことが可能となる。
【0058】一方で、LCD基板を凸型に撓ませた場合
には、LCD基板Gに現像液を液盛りする際に現像液が
LCD基板Gから流れ落ちやすくなるおそれがある。こ
のために、例えば、LCD基板Gの中央部とY方向端と
の高さの差を、第1および第2の現像液供給ゾーン24
b・24cではLCD基板Gから現像液が流れ落ち難い
ように小さくし、第1・第2リンスゾーン24d・24
eおよび乾燥ゾーン24fでは現像液やリンス液が流れ
落ちやすいように大きくしてもよい。
【0059】上述した現像処理ユニット(DEV)24
においては、LCD基板Gを水平方向に搬送する際に第
1コロ17aおよび第2コロ17bとLCD基板Gとの
間がスリップしてLCD基板Gが一定速度で搬送されな
くなるのを防止するために、例えば、図8の正面図に示
すように、コロ搬送機構14にLCD基板GのY方向端
においてLCD基板Gを表面側から所定の圧力で押圧す
る回転自在な押圧ローラ18を設けることも好ましい。
押圧ローラ18は、押圧ローラ18の中心を貫通して保
持する保持部材46と、保持部材46に所定の圧力を印
加するバネ47と、Y方向端に配置されたバネ47を保
持する水平支持体48とを有している。
【0060】水平支持体48は、例えば、ゾーン毎に設
けることができる。この水平支持体48の高さ位置と、
バネ47のバネ定数とを適宜好適な条件に設定すること
によって、押圧ローラ18からLCD基板Gへ常にほぼ
一定の押圧力でLCD基板Gを押圧できる。したがっ
て、押圧ローラ18を用いることによって、LCD基板
Gの一部が破損したりすることはない。
【0061】パスユニット(PASS)73やi線UV
照射ユニット(i−UV)25におけるコロ搬送機構1
4に押圧ローラ18を設ける場合には、水平支持体48
を押圧ローラ18とともに昇降可能としておく。パスユ
ニット(PASS)73にLCD基板Gを搬入する際や
i線UV照射ユニット(i−UV)25からLCD基板
Gを搬出する際には、押圧ローラ18を上方に退避させ
ておけばよい。
【0062】次に、現像処理ユニット(DEV)24に
おける現像処理工程について説明する。先ずコロ搬送機
構14を動作させて、パスユニット(PASS)73に
搬入されたLCD基板Gを導入ゾーン24aを通過させ
て第1の現像液供給ゾーン24bに搬入する。このパス
ユニット(PASS)73から第1の現像液供給ゾーン
24bへのLCD基板Gの搬送速度は、例えば65mm
/秒とする。
【0063】第1の現像液供給ゾーン24bにおいて
は、LCD基板Gを所定位置で停止させて静止状態に保
持し、現像ノズル51a・51bを、例えば、240m
m/秒という高速で基板搬送方向の前方から後方へ向け
て移動させながらLCD基板Gの表面に現像液を塗布す
る。LCD基板Gを停止させた状態とすることで、現像
ノズル51a・51bの駆動制御が容易となる。また、
安定して現像液をLCD基板上に液盛りすることができ
る。
【0064】コロ搬送機構14を動作させて、第1の現
像液供給ゾーン24bにおいて現像液が液盛りされたL
CD基板Gを、例えば、46mm/秒の搬送速度で第2
の現像液供給ゾーン24cへ搬送する。LCD基板Gが
第2の現像液供給ゾーン24cを通過する際には、現像
液補充ノズル51cからLCD基板G上に現像液が補充
され、LCD基板Gの搬送時にLCD基板Gからこぼれ
落ちる現像液が補充される。
【0065】引き続いて、LCD基板Gを、例えば46
mm/秒の搬送速度で第1リンスゾーン24dに搬送す
る。第1リンスゾーン24dでは、LCD基板Gをこの
搬送速度で搬送しながらLCD基板Gの表面と裏面にリ
ンス液を吐出する。こうして、LCD基板G上の現像液
は、吐出されたリンス液とともにLCD基板Gから流れ
落ちて除去される。第1リンスゾーン24dを通過した
LCD基板Gは第2リンスゾーン24eに搬入される
が、ここでも第1リンスゾーン24dと同様のリンス処
理が行われ、現像液や現像反応による溶解生成物を完全
に除去する。第2リンスゾーン24eにおいては、LC
D基板Gの搬送速度を、例えば、第1リンスゾーン24
dにおける搬送速度よりも遅い36mm/秒として、よ
り精密なリンス処理を行うことが好ましい。
【0066】第2リンスゾーン24eを通過したLCD
基板Gは乾燥ゾーン24fに搬入される。乾燥ゾーン2
4fでは、例えば46mm/秒の搬送速度でLCD基板
Gを搬送しながら、エアーナイフ53aから窒素ガス等
の乾燥ガスが吐出されて、乾燥処理が行われる。乾燥処
理が終了したLCD基板Gは、コロ搬送機構14により
i線UV照射ユニット(i−UV)25に搬送され、そ
こで所定の紫外線照射処理が施された後にi線UV照射
ユニット(i−UV)25から搬出される。
【0067】次に、LCD基板Gを断面略弓形に撓ませ
て搬送する別の形態について説明する。図9は、現像処
理ユニット(DEV)24におけるLCD基板Gの搬送
時の別の形態を、乾燥ゾーン24fを例として示す正面
図である。図9に示すように、現像処理ユニット(DE
V)24においては、LCD基板Gをその中央部がY方
向端よりも低くなるような凹型に撓ませて、導入ゾーン
24aから乾燥ゾーン24fへと搬送してもよい。
【0068】LCD基板Gを凹型に撓ませるためには、
LCD基板Gの中央部の裏面に当接する第1コロ17a
´の直径をLCD基板GのY方向端面近傍の裏面に当接
する第2コロ17b´の直径よりも短くすればよい。こ
の場合に、第1コロ17a´間にLCD基板Gの裏面に
当接する第1コロ17a´よりも直径の短い別のコロを
設けてもよく、第1コロ17a´と第2コロ17b´と
の間にLCD基板Gの裏面に当接するように第1コロ1
7a´よりも直径が長く、かつ、第2コロ17b´より
も直径の短いさらに別のコロを設けてもよい。
【0069】LCD基板Gを凹型に撓ませた場合には、
LCD基板Gに現像液を液盛りした際に現像液のLCD
基板G上での保持が容易となる。一方で、リンス工程や
乾燥工程においては、現像液やリンス液がLCD基板G
の中央部に滞留しやすくなるおそれがある。
【0070】このために、乾燥ゾーン24fには、乾燥
ガスを噴射するガス噴射口の形成された下面が、LCD
基板Gの曲面に沿ってカーブした形状を有しているエア
ーナイフ53bを設けることが好ましい。同様に、リン
スノズル52a・52bについても、エアーナイフ53
bと同様の形状を有するものを用いることが好ましく、
この場合には、リンス液を吐出する向きを鉛直方向に対
して基板搬送方向の後方側に所定角度傾けることによっ
て、現像液やリンス液を搬送されるLCD基板Gの後方
に追い込んで、基板Gの後方から多く流れ落ちるように
するとよい。
【0071】図10は、現像処理ユニット(DEV)2
4の別の実施形態(以下、「現像処理ユニット(DE
V)24´」とする)を示す側面図であり、図11は図
10に示される移動ステージ85の概略斜視図である。
現像処理ユニット(DEV)24´においては、LCD
基板Gを移動ステージ85に載置した状態で、移動ステ
ージ85をパスユニット(PASS)73からi線UV
照射ユニット(i−UV)25へ移動させつつ現像処理
を行う。
【0072】LCD基板Gを載置する移動ステージ85
は脚部86によって支持され、脚部86の下部は、パス
ユニット(PASS)73とi線UV照射ユニット(i
−UV)25との間に直線的に設けられたガイドレール
87と嵌合している。脚部86は、例えば、ベルト搬送
機構等の搬送機構88によってガイドレール87に沿っ
て移動可能となっている。つまり、搬送機構88を駆動
することによって移動ステージ85をパスユニット(P
ASS)73とi線UV照射ユニット(i−UV)25
との間で往復移動させることができるようになってい
る。
【0073】移動ステージ85がパスユニット(PAS
S)73またはi線UV照射ユニット(i−UV)25
の所定位置にあるときには、リフトピン16が移動ステ
ージ85を貫通して昇降できるように、移動ステージ8
5には図示しない貫通孔が形成されている。リフトピン
16の先端が移動ステージ85の下面よりも低い位置に
ある状態で、移動ステージ85は移動可能となるように
搬送機構88を制御することも好ましい。
【0074】図11に示すように、移動ステージ85の
表面はその中央部がY方向端よりも高くなるように凸型
に形成にされており、LCD基板Gを移動ステージ85
に載置すると、移動ステージ85の表面形状に対応して
凸型に撓まされた状態で保持される。移動ステージ85
におけるLCD基板Gの保持方法の1つとして、LCD
基板Gの周縁部やLCD基板Gに形成された複数のパタ
ーンの間隙部を真空吸着する等して保持する方法が挙げ
られる。また、移動ステージ85の表面に所定長さ、例
えば、数mm長さの支持ピンを所定位置に配置して、L
CD基板Gの自重を利用して支持ピンによってLCD基
板Gを保持する方法や、移動ステージ85の表面に直接
に載置する方法を用いることもできる。
【0075】LCD基板Gを凸型に撓ませて保持する場
合には、移動ステージ85の表面の広さを、図11に示
すように、LCD基板Gの周縁部が移動ステージ85か
らはみ出るように小さく設定すると、現像液やリンス液
がLCD基板Gの裏面に回り込み難くなる。移動ステー
ジ85の表面の広さがLCD基板Gの大きさと同等以上
となると、移動ステージ85の表面を伝って現像液やリ
ンス液がLCD基板Gの裏面に回り込み易くなる。この
ため、移動ステージ85の表面の広さはLCD基板Gよ
りも小さく設定することが好ましい。
【0076】現像処理ユニット(DEV)24´におい
ては、LCD基板Gをその中央部がY方向端よりも低く
なるような凹型に撓ませた状態に保持して搬送してもよ
い。図12は移動ステージ85の別の実施形態を示す概
略斜視図であり、移動ステージ85´のように、その中
央部がY方向端よりも低くなるような凹型の表面を形成
することによって、LCD基板Gを凹型に撓ませて保持
できる。
【0077】移動ステージ85´におけるLCD基板G
の保持方法としては、前述した真空吸着を用いる方法等
をそのまま適用することができる。また、移動ステージ
85´の表面の広さは、LCD基板Gの広さよりも狭く
することが好ましい。移動ステージ85´がLCD基板
Gよりも広いと、LCD基板Gから移動ステージ85´
の表面に流れ落ちた現像液やリンス液等がLCD基板G
の裏面側に回り込んでしまうために、後にLCD基板G
の裏面の洗浄工程が必要となるからである。
【0078】現像処理ユニット(DEV)24´におけ
る現像処理工程は、例えば、以下のようにして行われ
る。最初に、LCD基板Gをパスユニット(PASS)
73に搬入して移動ステージ85に保持させる。次に、
移動ステージ85をガイドレール87に沿って移動させ
つつ、第1の現像液供給ゾーン24bでは移動ステージ
85に保持されたLCD基板Gに現像液を液盛りし、第
2の現像液供給ゾーン24cではさらにLCD基板Gに
現像液を補充し、第1リンスゾーン24dおよび第2リ
ンスゾーン24eではリンス処理を施し、乾燥ゾーン2
4fでは乾燥処理を施す。これら一連の処理が終了した
LCD基板Gを移動ステージ85に載置した状態でi線
UV照射ユニット(i−UV)25に搬入して、そこで
所定の紫外線照射処理を施し、i線UV照射ユニット
(i−UV)25から搬出する。
【0079】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではな
い。例えば、第1および第2の現像液供給ゾーン24b
・24cにおいてはLCD基板Gを凹型に撓ませた状態
で処理し、第1リンスゾーン24dから乾燥ゾーン24
fの間においてはLCD基板Gを凸型に撓ませて処理し
てもよい。LCD基板Gを凹型に撓ませるとLCD基板
Gを搬送する際の直進性が向上するので、LCD基板G
のY方向を案内するガイド19を設けなくてもよく、第
1および第2の現像液供給ゾーン24b・24cにおい
てLCD基板Gに液盛りされた現像液がガイド19に吸
い寄せられてLCD基板Gからこぼれ落ちる可能性を低
減できる。また、LCD基板Gを凸型に撓ませることに
より前述したようにLCD基板Gから現像液やリンス液
等が落ちやすくなるために、第1リンスゾーン24dと
乾燥ゾーン24fとの間の処理能力を向上させることが
できる。
【0080】現像処理ユニット(DEV)24におい
て、第2の現像液供給ゾーン24cと第1リンスゾーン
24dとの間に、LCD基板Gに液盛りされた現像液を
回収するための現像液回収ゾーンを設けることも好まし
い。このような現像液回収ゾーンでは、例えば、LCD
基板G全体を所定角度に傾けてLCD基板Gから現像液
を流し出し、LCD基板Gから流れ落ちた現像液を回収
する。こうして回収された現像液は再利用に供すること
ができる。また、図13の概略斜視図に示すように、L
CD基板Gの表面形状(撓み形状)に対応した形状を有
し、LCD基板G上に液盛りされた現像液を吸引する吸
引口が下端面に形成された現像液吸引ノズル54を、L
CD基板Gの表面との距離を一定に保持しながらLCD
基板G上をX方向にスキャンさせることで、LCD基板
G上から現像液を除去することもできる。こうして、現
像液吸引ノズル54によって回収された現像液は再利用
に供することができる。
【0081】現像処理ユニット(DEV)24´におい
て、現像ノズル51a・51b、現像液補充ノズル51
c、リンスノズル52a・52b、エアーナイフ53a
をX方向に移動可能な構成として、移動ステージ85の
移動距離を短くすると、現像処理ユニット(DEV)2
4´のフットプリントを小さくすることが可能となる。
また、移動ステージ85を用いた場合には、LCD基板
Gの裏面周縁部を洗浄・乾燥する処理ゾーンを設けるこ
とも好ましい。本発明の液処理装置は、現像処理ユニッ
ト(DEV)24に限定して適用されるものではなく、
例えば、スクラブ洗浄処理ユニット(SCR)21にも
適用することが可能である。本発明はLCD基板Gに限
定して適用されるものではなく、LCD以外の他の用途
に用いられるガラス基板や、半導体ウエハ、その他のセ
ラミックス基板等の液処理にも適用することができる。
【0082】
【発明の効果】上述の通り、本発明の液処理装置および
液処理方法によれば、基板を予め撓ませた状態で搬送す
ることによって、基板への処理液の供給、基板上の処理
液の除去、基板の乾燥といった一連の液処理工程におい
て基板の撓みの変化を抑制することができる。このよう
に基板の姿勢を均一化することによって基板全体で均一
な液処理を行うことが可能となるため、処理ムラの発生
が抑制され、高い品質の処理基板を得ることできるよう
になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液処理装置の一実施形態である現像処
理ユニットを具備するレジスト塗布・現像処理システム
の概略平面図。
【図2】図1に示したレジスト塗布・現像処理システム
の第1の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図3】図1に示したレジスト塗布・現像処理システム
の第2の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図4】図1に示したレジスト塗布・現像処理システム
の第3の熱的処理ユニットセクションを示す側面図。
【図5】現像処理ユニットの一実施形態の概略側面図。
【図6】現像処理ユニットの一実施形態の概略平面図。
【図7】現像処理ユニットにおけるLCD基板の一搬送
形態を示す正面図。
【図8】現像処理ユニットにおけるLCD基板の搬送形
態を示す別の正面図。
【図9】現像処理ユニットにおけるLCD基板の別の搬
送形態を示す正面図。
【図10】現像処理ユニットの別の実施形態の概略側面
図。
【図11】移動ステージの一実施形態を示す概略斜視
図。
【図12】移動ステージの別の実施形態を示す概略斜視
図。
【図13】LCD基板からの現像液の除去方法の一例を
示す説明図。
【符号の説明】
1;カセットステーション 2;処理ステーション 3;インターフェイスステーション 14;コロ搬送機構 17a;第1コロ 17b;第2コロ 18;押圧ローラ 24;現像処理ユニット(DEV) 24a;導入ゾーン 24b;第1の現像液供給ゾーン 24c;第2の現像液供給ゾーン 24d;第1リンスゾーン 24e;第2リンスゾーン 24f;乾燥ゾーン 51a・51b;現像ノズル 52a・52b;リンスノズル 53a・53b;エアーナイフ 54;現像液吸引ノズル 85・85´;移動ステージ 86;脚部 87;ガイドレール 88;搬送機構 G……LCD基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 49/06 G03F 7/30 501 5F046 G03F 7/30 501 H01L 21/68 A H01L 21/68 21/30 569D Fターム(参考) 2H096 AA28 GA24 HA30 4D075 AC78 AC82 AC84 AE16 BB57Z BB65Y BB79Y CA47 DA06 DB13 DC24 EA05 EA07 EA45 4F041 AA02 AA05 AB02 BA14 BA59 CA02 CA28 4F042 AA02 AA10 BA06 BA08 BA14 CC03 CC09 DF07 DF09 DF20 DF27 5F031 CA05 GA53 MA23 5F046 CD01 CD05 CD08 LA11 LA14 LA18

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に所定の液処理を施す液処理装置で
    あって、 基板をその中央部の高さ位置と対向する1組の端辺の高
    さ位置とを異ならせてその断面を特定形状の略弓形に撓
    ませつつ略水平方向に搬送する基板搬送機構と、 前記基板搬送機構によって搬送される基板に所定の処理
    液を供給する処理液供給機構と、 を具備することを特徴とする液処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基板搬送機構は、 前記基板の中央部の裏面に当接する回転自在な第1ロー
    ラと、 前記基板の1組の端辺近傍の裏面に当接する前記第1ロ
    ーラとは外径の異なる第2ローラと、 前記第1ローラと前記第2ローラを回転させるローラ回
    転機構と、 を具備することを特徴とする請求項1に記載の液処理装
    置。
  3. 【請求項3】 前記基板搬送機構は、 前記第2ローラとの間で前記基板を所定圧力で押圧して
    挟み込む回転自在な押圧ローラをさらに具備することを
    特徴とする請求項2に記載の液処理装置。
  4. 【請求項4】 前記基板搬送機構によって搬送される基
    板に乾燥ガスを噴射して前記基板を乾燥させる基板乾燥
    機構をさらに具備することを特徴とする請求項1から請
    求項3のいずれか1項に記載の液処理装置。
  5. 【請求項5】 前記基板乾燥機構は、前記基板搬送機構
    によって搬送される基板の曲面形状に対応した形状を有
    するガス噴射口が形成されたガス噴射ノズルを具備する
    ことを特徴とする請求項4に記載の液処理装置。
  6. 【請求項6】 前記処理液供給機構によって前記処理液
    が液盛りされた基板から、前記基板表面の処理液を吸引
    して回収する処理液回収手段をさらに具備することを特
    徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の
    液処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理液回収手段は、前記基板搬送機
    構によって搬送される基板の曲面形状に対応した形状を
    有する処理液吸引口が形成された処理液吸引ノズルを具
    備することを特徴とする請求項6に記載の液処理装置。
  8. 【請求項8】 基板に所定の液処理を施す液処理装置で
    あって、 基板をその中央部の高さ位置と対向する1組の端辺の高
    さ位置とを異ならせてその断面を特定形状の略弓形に撓
    ませて保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段を水平方向に移動させる搬送機構と、 前記搬送機構によって搬送される前記基板保持手段に保
    持された基板に所定の処理液を供給する処理液供給機構
    と、 を具備することを特徴とする液処理装置。
  9. 【請求項9】 前記基板保持手段は、 前記基板を載置する載置ステージと、 前記載置ステージに載置された基板の周縁部を吸着して
    保持する減圧吸着機構と、 を具備することを特徴とする請求項8に記載の液処理装
    置。
  10. 【請求項10】 前記載置ステージの所定位置には、基
    板の裏面に当接して基板を支持する支持ピンが設けられ
    ていることを特徴とする請求項9に記載の液処理装置。
  11. 【請求項11】 前記搬送機構によって搬送される前記
    保持手段に保持された基板に乾燥気体を噴射して前記基
    板を乾燥させる基板乾燥機構をさらに具備することを特
    徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載
    の液処理装置。
  12. 【請求項12】 前記基板乾燥機構は、前記断面略弓形
    に撓まされた基板の曲面形状に対応した形状を有するガ
    ス噴射口を有するガス噴射ノズルを具備することを特徴
    とする請求項11に記載の液処理装置。
  13. 【請求項13】 前記基板搬送機構によって搬送される
    基板の曲面形状に対応した形状を有する処理液吸引口が
    形成され、前記処理液供給機構によって前記処理液が液
    盛りされた基板から前記基板表面の処理液を吸引して回
    収する処理液吸引ノズルをさらに具備することを特徴と
    する請求項8から請求項12のいずれか1項に記載の液
    処理装置。
  14. 【請求項14】 基板をその中央部の高さ位置と対向す
    る1組の端辺の高さ位置とを異ならせてその断面を特定
    形状の略弓形に撓ませつつ略水平方向に搬送しながら前
    記基板に所定の液処理を施す液処理方法であって、 前記基板に第1の処理液を塗布する第1工程と、 前記基板に第2の処理液を供給して前記第1の処理液を
    洗い流す第2工程と、 前記基板の表面の曲面形状に対応した形状を有するガス
    噴射口を有するガス噴射ノズルを用いて、前記基板に乾
    燥ガスを吹き付けて前記第2の処理液を吹き飛ばすこと
    で前記基板を乾燥させる第3工程と、 を有することを特徴とする液処理方法。
  15. 【請求項15】 基板をその中央部の高さ位置と対向す
    る1組の端辺の高さ位置とを異ならせてその断面を特定
    形状の略弓形に撓ませた状態で保持して水平方向に搬送
    しながら前記基板に所定の液処理を施す液処理方法であ
    って、 前記基板に第1の処理液を塗布する第1工程と、 前記基板に第2の処理液を供給して前記第1の処理液を
    洗い流す第2工程と、 前記基板の表面の曲面形状に対応した形状を有するガス
    噴射口を有するガス噴射ノズルを用いて、前記基板に乾
    燥ガスを吹き付けて前記第2の処理液を吹き飛ばすこと
    で前記基板を乾燥させる第3工程と、 を有することを特徴とする液処理方法。
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