JPH09206483A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH09206483A
JPH09206483A JP3695296A JP3695296A JPH09206483A JP H09206483 A JPH09206483 A JP H09206483A JP 3695296 A JP3695296 A JP 3695296A JP 3695296 A JP3695296 A JP 3695296A JP H09206483 A JPH09206483 A JP H09206483A
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skin stretching
blade
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Toshio Ikuta
利夫 生田
Shin Hosokawa
慎 細川
Masao Tanahashi
正雄 棚橋
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌のどの部位においても肌伸ばし部材を肌に
確実に密着させて、効率の良い深剃りを行う。 【解決手段】 刃ヘッド1部分もしくはその近傍に配設
されて肌との接触で肌を伸ばす肌伸ばし部材8を備えて
いる電気かみそりにおいて、肌伸ばし部材8の肌との接
触部を可撓性のある弾性部80で形成する。また肌伸ば
し部材を肌に向けてばね付勢されたフロート自在なも
の、もしくは肌伸ばし部材を回転軸を中心にスイング自
在なものとする。肌伸ばし部材8のフロートもしくはス
イングによる肌との接触圧制御と、肌伸ばし部材の肌と
の接触部を可撓性のある弾性部で形成することとによっ
て、肌伸ばし部材8の肌との確実な接触を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気かみそり、特に
肌を引き伸ばして髭を起こす肌伸ばし部材を備えている
電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気かみそりによって髭を剃るにあたり
手指で肌を引き伸ばしつつ髭を剃る操作にならって、電
気かみそりに肌に接する肌伸ばし部材を設けることが実
開昭63−121072号公報に示されている。また肌
伸ばし部材を電気かみそりに設けるにあたり、肌に押し
当てればばね付勢に抗して肌伸ばし部材が沈むようにし
たもの、つまり肌伸ばし部材をフロート自在としたもの
が実開平5−56063号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような肌伸ばし部
材は、肌における電気かみそりで髭を剃ろうとしている
部位の近傍を押圧することで肌を伸ばして髭を起こすも
のであるが、電気かみそりに肌伸ばし部材が固定的に配
設されたものにおいては、電気かみそりを肌に沿って動
かしつつ髭を剃る時、肌伸ばし部材の肌への接触圧を一
定に保つことがきわめて困難であり、しかも肌伸ばし部
材が肌に引っ掛かってスムーズに髭を剃ることができな
いという状態も招く。
【0004】肌伸ばし部材をフロート自在としたものに
おいては、肌への押し当て力の変化に対して肌伸ばし部
材と肌との接触圧をほぼ一定に保つようにフロートのた
めのばねのばね力が作用することから上記問題は少なく
なっているが、依然として次の問題を有している。すな
わち上記公報に示されたフロート自在な肌伸ばし部材は
肌との接触部が直線状で且つ撓むことがない部材で形成
されていることから、凹凸のある肌に対して、肌伸ばし
部材における肌との接触部の全長のうちの一部だけが所
定の接触圧で接してしまうものであり、肌の微小凹凸に
追従できず、また一部でしか肌に接しないことから剃り
味も肌当たりも悪かった。
【0005】本発明はこのような点に鑑み為されたもの
であり、その目的とするところは肌のどの部位において
も肌伸ばし部材が肌に確実に密着するために、効率が良
く且つ深剃りができる電気かみそりを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして本発明は、刃ヘ
ッド部分もしくはその近傍に配設されて肌との接触で肌
を伸ばす肌伸ばし部材を備えている電気かみそりにおい
て、肌伸ばし部材の肌との接触部を可撓性のある弾性部
で形成するとともに、肌に向けてばね付勢されたフロー
ト自在なものとしていること、もしくは肌伸ばし部材を
回転軸を中心にスイング自在なものとしていることに特
徴を有している。
【0007】本発明によれば、肌伸ばし部材のフロート
もしくはスイングによる肌との接触圧制御と、肌伸ばし
部材の肌との接触部が可撓性のある弾性部で形成されて
いることとによって、肌伸ばし部材の肌との確実な接触
を得ることができる。この時、弾性部は、髭を剃る際の
肌に添って電気かみそりを動かす方向によって肌との間
に異なる摩擦力を生ずるものとなっていることが、肌の
引き伸ばし効果と無用な摩擦の軽減の点で好ましい。ま
た弾性部は、複数条の細いリブや、中空部を内蔵する薄
肉部で形成されていることが可撓性の点で好ましい。
【0008】肌伸ばし部材の弾性部は摩擦係数がある程
度大である必要があるが、被支持部については摩擦係数
を小としておくと、肌伸ばし部材のフロートやスイング
動作をスムーズにすることができる。また、肌伸ばし部
材は、電気かみそりを動かして髭を剃る時に刃ヘッドよ
りも前方側に位置するように設けるが、刃ヘッドが一対
存在している電気かみそりにおいては、一対の刃ヘッド
の間に肌伸ばし部材を配設していてもよい。
【0009】肌伸ばし部材はフロート自在な刃ヘッドに
取り付けられて刃ヘッドと共にフロートするものであっ
ても、刃ヘッドを保持している保持部にフロート自在に
取り付けられているものであってもよく、更に前者の場
合、肌伸ばし部材をフロート自在な刃ヘッドに固定して
いても、フロート自在な刃ヘッドに対して更にフロート
自在に取りつけていてもよい。
【0010】いずれにしても刃ヘッドがフロート自在と
なっているものにおいては、刃ヘッドのフロート力より
も小なるフロート力で肌伸ばし部材がフロートするもの
としておくと、肌当たりを良くすることができる。肌伸
ばし部材自身が有するばね弾性部によってフロート自在
となるようにしてもよい。特にその弾性部と被支持部と
が一部材で形成されたものであると、肌伸ばし部材関連
の部品数を少なくすることができる。ばね弾性部は屈曲
辺で形成したり、中空部で形成したりすることができ
る。
【0011】肌伸ばし部材を刃ヘッドに取り付ける場
合、刃ヘッドの構成部材に一体に設けたフロートばねで
付勢するようにしても部品数の削減を図ることができ
る。また、肌伸ばし部材のスムーズなフロート動作のた
めに、肌伸ばし部材に刃ヘッドとの係合部を設けてフロ
ートガイドがなされるようにするとよく、また刃ヘッド
に設けた凸部で刃ヘッド側への倒れ防止を行うようにす
るとよい。
【0012】上述の髭を剃る際の肌に添って電気かみそ
りを動かす方向によって弾性部が肌との間に異なる摩擦
力を生ずるようにするには、複数条の細いリブで形成す
るとともに傾きを持つものとしたり、一面が傾斜面とな
った断面鋸歯状となるようにしたり、リブの一側の高さ
が他側よりも高くなっているようにしたり、一面が平
面、他面が凹凸面であるものとしたり、摩擦係数制御用
コーティングにて両面の摩擦係数を異ならせたりすれば
よい。またリブに傾きを持たせる場合には、各リブの傾
き角度を10°〜45°の範囲内とすることが好まし
く、各リブの傾き角度が肌伸ばし部材の厚み方向におい
て、漸次異なる角度となるようにすることも好ましい。
【0013】さらに弾性部を複数条のリブで構成する場
合、リブ間の溝を滑らかな断面形状のものとしておくと
よい。
【0014】
【発明の実施の形態】図2に示した電気かみそりは、本
体5の上端に一対の刃ヘッド1,1と、両刃ヘッド1間
に位置する刃ヘッド2とを平行並列に配設したもので、
これら3個の刃ヘッド1,1,2は、モータ4によって
同時に駆動される。図中6はトリマーブロック、7はス
イッチ部である。
【0015】上記刃ヘッド1,2のうち、刃ヘッド1,
1は、図3に示すように、金属薄板から形成されるとと
もに多数の刃孔が形成されている外刃10と、この外刃
10を保持している内カセット11と、外刃10内面に
摺接する図5に示した内刃12とからなるもので、内カ
セット11はその両外側面に外刃取付のための複数個の
ヒートシール用突起13を、両端面にはE字状をなした
弾性アーム16を一体に備えている。
【0016】刃ヘッド2は、上面壁と両側壁とからなる
断面逆U字形であって上面壁に多数のスリットを備えた
固定刃20と、固定刃20の長手方向両端に夫々固定さ
れる一対のプレート21,21と、固定刃20の上面壁
の内面に摺接する可動刃22と、可動刃22に固着され
た駆動プレート23とからなるもので、プレート21の
下片の上面と、駆動プレート23の両端下面との間に
は、夫々押し上げばね24,24が配設されている。
【0017】これら刃ヘッド1,1,2は、図4に示す
外カセット3と、この外カセット3が着脱自在となって
いる外刃フレーム56とを介して本体5の上端部に取り
付けられる。外カセット3は、合成樹脂の成形によって
矩形枠状に形成されたもので、その長手方向の両端面の
両側には、上記刃ヘッド1における内カセット11の弾
性アーム16先端の係合突起を受ける係合部31,31
を夫々備え、両端面の中央部にはE字形の弾性アーム3
2を夫々備えており、各弾性アーム32の先端部には上
記刃ヘッド2におけるプレート21の端面と係合する係
合突起33を備えている。また外カセット3はその両端
外面に、飾り釦39が付設されたフック部36,36を
備えている。これらフック部36,36は、外カセット
3を外刃フレーム56に着脱自在に取り付けるためのも
のである。
【0018】上記のように形成された外カセット3に対
し、刃ヘッド1における内カセット11は、外カセット
3の下方開口から外カセット3内に納められて、上記係
合部31によって取り付けられる。また一対の刃ヘッド
1,1間に配される刃ヘッド2は、上記弾性アーム32
の係合突起33との係合によって外カセット3に取り付
けられる。
【0019】外カセット3には、更に一対の肌伸ばし部
材8,8が取り付けられる。この肌伸ばし部材8は、平
板状で且つ上端面から細い複数条のリブ80を突出させ
たもので、各リブ80は肌伸ばし部材8の長手方向と平
行に形成されており、外カセット3に対しては上下にス
ライド自在となるように保持されるとともに、内カセッ
ト11から突設されたばね受け突起14との間に配され
たフロートばね89によって上方に向けて付勢されてい
る。また、肌伸ばし部材8の長手方向中央における下縁
には、内カセット11から突設された凸部18が上下に
スライド自在に嵌まり込むガイド溝88が設けられてい
る。外カセット3内面に設けられたガイド溝38とも上
下にスライド自在に係合する凸部18とガイド溝88と
のスライド係合により、肌伸ばし部材8の上下動にがた
つきが生じないようにされているわけである。更に内カ
セット11から肌伸ばし部材8側に向けて突設されてい
る突起17は、肌伸ばし部材8が外刃10に触れて外刃
10を変形させてしまうことがないように、外刃10と
肌伸ばし部材8との間隔を保つものである。
【0020】ここにおいて、肌伸ばし部材8は、その下
部が合成樹脂や金属等の摩擦係数が小さい部材からなる
剛性部8aとして、上部がゴムのような弾性を有する材
質からなる弾性材部8bとして構成されており、各リブ
80は摩擦係数も大である弾性材部8bに一体に形成さ
れて、弾性を有するものとなっている。肌伸ばし機能を
得るためには、所要の摩擦係数を有するもので肌伸ばし
部材8を形成しなくてはならないが、外カセット3によ
って上下スライド自在に支持される部分は摩擦係数が小
さい剛性部8aとしているために、肌伸ばし部材8のス
ムーズな上下動が得られるようにしているわけである。
【0021】一方、本体5側内に配設されたモータ4の
出力軸には、偏心軸と、この偏心軸の回転を往復動に変
換する一対の駆動子41,42とが連結され、本体5の
上面に上部が突出する駆動子41,42には、図5に示
すように、刃ヘッド1,1における各内刃12,12が
連結される。この時、駆動子41,42と内刃12,1
2との間には、図1に示すように内刃12を上方へと付
勢する押し上げばね19,19が配設される。また、一
方の駆動子41には、副駆動子43が取り付けられる。
この副駆動子43は、刃ヘッド2における駆動プレート
23と係合し、駆動子41の動きを駆動プレート23に
伝達する。
【0022】しかして、2種3個の刃ヘッド1,2,1
が平行並列に並んでいるとともに、刃ヘッド1,1の外
側に肌伸ばし部材8,8が夫々配されているこの往復式
電気かみそりにおいて、モータ4を駆動すれば、モータ
4の回転が駆動子41,42によって往復動に変換さ
れ、この往復動で刃ヘッド1,1の内刃12,12が往
復駆動されるとともに、副駆動子43を介して刃ヘッド
2の可動刃22も往復駆動されるものであり、また肌に
これら刃ヘッド1,2,1を押し当てた時、刃ヘッド1
はその内カセット11における弾性アーム16が撓むこ
とでフロートし、刃ヘッド2は外カセット3における弾
性アーム32が撓むことでフロートする。更に各肌伸ば
し部材8は刃ヘッド1と共にフロートするだけでなく、
内カセット11との間に配されたフロートばね89が撓
むことによってもフロートする。
【0023】肌伸ばし部材8は前述のように刃ヘッド1
における内カセット11との間にフロートばね89が配
されているわけであるが、肌に刃ヘッド1及び肌伸ばし
部材8を押し当てたならば、まず肌伸ばし部材8が沈む
ように、肌伸ばし部材8のフロート力、つまりフロート
ばね89のばね定数を、刃ヘッド1のフロート力、つま
り内刃12を押し上げている押し上げばね19と弾性ア
ーム16の合力のばね定数よりも小さくしてある。ちな
みに刃ヘッド2のフロート力も刃ヘッド1のフロート力
よりも小さくしてある。
【0024】従って、この往復式電気かみそりにおける
刃ヘッド1,2,1を肌に押し当てて髭を剃る時、刃ヘ
ッド1,1の近傍に位置する肌伸ばし部材8,8も同時
に肌に接触するとともに、肌伸ばし部材8と肌との接触
圧は、フロートばね89のばね力によって適切に設定さ
れるものであり、そしてこのように肌に接触する肌伸ば
し部材8は、肌を押圧することによって肌を引き伸ばし
て髭を起こし、刃ヘッド1,2への髭の導入効率を高め
る。
【0025】また、髭剃りに際しては、刃ヘッド1,2
及び肌伸ばし部材8の長手方向と直交する方向に電気か
みそりを動かすわけであるが、肌伸ばし部材8における
肌との接触部は、細くて撓みやすい複数条のリブ80で
構成されているために、肌伸ばし部材8はその長手方向
全長にわたって確実に肌に接触するものであり、フロー
ト自在となっていることもあって、肌の引き伸ばしが確
実になされるものである。特に複数条のリブ80のう
ち、刃ヘッド1に最も近い位置にあるリブ80と刃ヘッ
ド1との図1に示す間隔aは、肌伸ばし部材8の沈み込
みと、電気かみそりを動かす方向に応じたリブ80の刃
ヘッド1側への撓みとにより、図7に示すように、より
短い間隔bとなるものであり、肌を押圧することによる
肌の引き伸ばしに伴って起こされた髭は、起こされた状
態のまま刃ヘッド1に導入されることが確実になされる
ものとなっている。
【0026】上記の例では肌伸ばし部材8を付勢するフ
ロートばね89を刃ヘッド1の内カセット11で受け
て、刃ヘッド1のフロート時に肌伸ばし部材8も同時に
動くようにしているが、図8に示すように、フロートば
ね89を外カセット3で受けるものとし、刃ヘッド1か
ら完全に独立した状態で肌伸ばし部材8がフロートする
ようにしてもよい。この場合においても肌伸ばし部材8
のフロート力を刃ヘッド1のフロート力よりも小さくし
ておく。
【0027】図9あるいは図10に刃ヘッド1にフロー
トばね89を介して肌伸ばし部材8を受ける場合の他例
を示す。ここでは薄肉弾性片で構成されるフロートばね
89を内カセット11に一体に形成して、このフロート
ばね89を肌伸ばし部材8に連結している。独立したフ
ロートばね89が不要となるために、部品数の削減と組
立性の向上とを得ることができる。この時の肌伸ばし部
材8は、エラストマー樹脂による一体成形物を好適に用
いることができる。
【0028】図11及び図12に示す例は、内カセット
11から突設したボス15を肌伸ばし部材8に設けた係
合孔85にはめ込むことで、内カセット11、つまり刃
ヘッド1と肌伸ばし部材8とを一体化している。この場
合、肌伸ばし部材8は刃ヘッド1と共にフロートし、刃
ヘッド1に対して更にフロートすることはない。図13
に示すように、肌伸ばし部材8を外刃10に固着するこ
とで内カセット11と一体化して、刃ヘッド1と肌伸ば
し部材8との位置関係が変化しないようにしてもよい。
【0029】また、内カセット11に肌伸ばし部材8を
固定する場合にも、その内カセット11への固定部分と
リブ80が設けられた上端部との間に図14あるいは図
15に示すような屈曲辺や中空部からなるばね弾性部8
c、8dを一体に設けておくことで、これらばね弾性部
8c、8dによって刃ヘッド1に対しても肌伸ばし部材
8がフロートするように構成することができる。更には
肌伸ばし部材8そのものが上記のようなフロート用のば
ね弾性部8c、8dを備えている時には、肌伸ばし部材
8はフロートしない部材、たとえば外カセット3に独立
したフロートばねを介することなく直接固定していても
よい。
【0030】図16に示す例は、一対の刃ヘッド1,1
間に肌伸ばし部材8を配置するとともに、肌伸ばし部材
8のフロートのためのフロートばね89を一方の刃ヘッ
ド1の内カセット11から突設したばね受け突起14で
受けている。この場合の肌伸ばし部材8は、両側に位置
する刃ヘッド1,1に対して、同等の肌の引き伸ばし効
果を発揮するように、上端の複数条のリブ80を対称に
配置している。外カセット3でフロートばね89を受け
ることで、肌伸ばし部材8が刃ヘッド1から完全に独立
した状態した状態でフロートするようにしてもよい。て
フロートする肌伸ばし部材8を配置したものを示してい
る。
【0031】図17〜図19に示す例では、一対の刃ヘ
ッド1,1間に肌伸ばし部材8を配置するにあたり、肌
伸ばし部材8の長手方向両端から突出させた回転軸82
を外カセット3で受けることによって、この回転軸82
を中心に肌伸ばし部材8がスイング自在となるようにし
ている。髭剃りに当たって電気かみそりを肌に添って動
かす時、肌伸ばし部材8がスイングするために、肌との
接触部が細くて撓みやすいリブ80となっていることも
あって、肌と肌伸ばし部材8との接触圧が適当に保たれ
る。肌伸ばし部材8をその両側からばね部材によって付
勢することで、図17に示す状態が保たれるようにして
もよく、上記フロート構造を組み合わせてもよい。
【0032】次に、肌伸ばし部材8における複数条のリ
ブ80の配置や断面形状について説明する。髭を剃るに
あたっては、前述のように電気かみそりを肌に添って動
かすわけであり、また動かす方向は肌伸ばし部材8のリ
ブ80と直交する方向となっているわけであるが、電気
かみそりを図20においてB方向に動かす(肌が肌伸ば
し部材8に触れた後、刃ヘッド1に触れる)時、刃ヘッ
ド1の片側に配した肌伸ばし部材8は、刃ヘッド1への
髭導入効率を高めるべく肌の引き伸ばしを行い、A方向
に動かす(肌が刃ヘッド1に触れた後、肌伸ばし部材8
に触れる)時は、肌伸ばし部材8は髭の切断に寄与しな
いために、電気かみそりを動かすことについての摩擦抵
抗を軽減するようになることが好ましい。
【0033】このために、図20に示す例においては、
複数条の細いリブ80が立設されている肌伸ばし部材8
の上端面を角度θだけ傾けて、リブ80も角度θの傾き
を持つものとなるようにしてある。B方向に電気かみそ
りを動かす時、リブ80と肌との間に働く摩擦力が大き
く、肌の引き伸ばしを行うが、電気かみそりをA方向に
動かす時のリブ80と肌との間に働く摩擦力が小さくな
るようにしているわけである。この時の上記角度θは、
図30に示すように、その値が大きくなるほど肌を伸ば
す力が小さくなると同時に肌当たりが良くなることか
ら、肌を伸ばす力と肌当たりとの両方を満足する範囲、
たとえば10°〜45°としておくことが好ましい。
【0034】上記角度θの傾きをリブ80に持たせるこ
とに代えて、図21に示すように、リブ80の断面形状
を刃ヘッド1側の面が傾斜面となる鋸刃状としたり、図
22に示すように、刃ヘッド1側のリブ80の高さa2
を他の側のリブ80の高さa 1 より高くしたり、図23
に示すように、リブ80における刃ヘッド1側とは逆の
面に凹凸を形成して図中右方側へ倒れやすくなるように
したりしてもよい。リブ80の刃ヘッド1側の面にフッ
素樹脂による表面コーティングを施してこの面の滑りを
良くして摩擦力を小としてもよい。逆の面に摩擦係数を
大きくする材質によるコーティングを施してもよい。
【0035】また、図24に示すように、肌伸ばし部材
8におけるリブ80が立設される上端面を平面部と傾斜
面部とで構成したり、図25に示すように、刃ヘッド1
側が高くなっている円弧面としてもよい。なお、図1〜
図11に示した例は、この図25に示す場合に相当す
る。また、一対の刃ヘッド1,1間に肌伸ばし部材8を
配置している図17〜図19に示した例は、図25に示
す形状のものを、両側の刃ヘッド1,1に対して同等と
なるようにしたものである。
【0036】なお、リブ80の根元部分は図26あるい
は図27に示すように曲面としたり角度が漸次変化する
ものとしておくことで、リブ80間に堆積する髭屑の掃
除性を向上させることができる。肌伸ばし部材8におけ
る肌との接触部は、細い複数条のリブ80で構成するほ
か、図28に示すように、中空部を内蔵する薄肉部81
で構成してもよい。この時、薄肉部81の上面に傾斜を
持たせておけば、あるいは上面に鱗状の微小凹凸を形成
しておけば、このものにおいても電気かみそりを動かす
方向によって異なる摩擦力を肌との間で発揮させること
ができる。
【0037】フロートばね89として、図29に示すば
ね特性、つまり途中からばね定数が大きくなる特性を持
つものを用いてもよい。このようなばね特性は、2個の
フロートばねを1組として用いるとともに、一方のフロ
ートばねを他方のフロートばねより短くして、肌伸ばし
部材8がある程度沈んだ時に一方のフロートばねのばね
力も働き始めるようにすることで簡単に得ることができ
る。
【0038】なお、以上の各例では往復式の電気かみそ
りを示したが、これに限るものではなく、どのようなタ
イプのものであってもよい。回転式電気かみそりに適用
した場合の一例を図31及び図32に示す。図中25は
外刃、26は回転駆動される内刃であり、27は外刃
枠、28は内刃支持枠であって、これらはフロートばね
29によってフロート自在となっている。図中Fがフロ
ート量である。そして外刃枠27の内周に添ってフロー
ト用のばね弾性部8dを備えたリング状の肌伸ばし部材
8を備えている。先端が細くなったフィン状のリブ80
は、周方向において複数箇所で分割されることで、各方
向への撓みやすさが高められている。
【0039】往復式の電気かみそりにおいても、図33
以下に示すように、ネット刃タイプの刃ヘッド1の両側
にフロート自在なトリマー刃タイプの刃ヘッド2’,
2’を配したものの場合、刃ヘッド2’,2’の上面で
且つ刃ヘッド1側の部分に夫々肌伸ばし部材8を設ける
ようにしてもよい。図33以下に示すものを詳しく説明
すると、刃ヘッド1は金属薄板から形成されるとともに
多数の刃孔が形成されている外刃10と、この外刃10
を保持している矩形枠状の内カセット11と、外刃10
内面に摺接する内刃12とからなるもので、内カセット
11はその両端面に弾性片110を備えている。
【0040】刃ヘッド2’は、トリマー基台200とト
リマー基台200の上面に嵌合突起201との嵌合で固
定される固定刃210と、この固定刃210の上面側に
配されるとともに嵌合突起201によってスライド自在
にガイドされる可動刃220と、トリマー基台200に
連結されてそのばね片231によって可動刃220を固
定刃210側に押さえる押さえばね230と、押さえば
ね230の上面側を覆ってトリマー基台200に連結さ
れるカバー240と、上端が可動刃220に係合するト
リマー駆動子250と、トリマー基台200に対して上
下にスライド自在に装着される肌当たりガイド260と
からなるもので、トリマー駆動子250はトリマー基台
200に設けられた軸205によって上下方向中央部が
軸支される。図中206はトリマー駆動子250との係
合でトリマー駆動子250の外れを防止するフックであ
る。
【0041】これら刃ヘッド1,2’,2’は、外カセ
ット3に装着される。外カセット3は、合成樹脂の成形
によって矩形枠状に形成されたもので、その長手方向の
両端内面の幅方向中央部には受け片300を、両側にガ
イド溝301を備えており、また幅方向の内面にはガイ
ド溝302を備えている。上記刃ヘッド1の内カセット
11は、外カセット3の下方開口から外カセット3内に
納められて、弾性片110が受け片300の上方側に位
置することで抜け止めされる。また刃ヘッド2’はトリ
マー基台200とガイド溝302との係合によって上下
のスライドガイドと下方への抜け止めがなされるととも
に、外カセット3との間に配されたフロートばね270
によって上方へ付勢される。この時、肌当たりガイド2
60はトリマー基台200との連結用でもあるフック2
61が外カセット3のガイド溝301に上下の小範囲に
おいてスライド自在に係合し、下方に突出した突片26
2がトリマー基台200に設けられた弾性を有する押し
上げ片202の上面に載る。
【0042】刃ヘッド1における内刃12は、継手10
0を介して往復駆動用の駆動子101に連結されること
で往復駆動されるとともに押し上げばね102によって
上方へ付勢されて外刃10の内面に接する。なお、押し
上げばね102は刃ヘッド1のフロートばねを兼ねたも
のとなっている。上記継手100は刃ヘッド2’のトリ
マー駆動子250の下端部との係合部も有していること
から、刃ヘッド1の内刃12が往復駆動される時、トリ
マー駆動子250を介して可動刃220も往復駆動され
る。
【0043】また刃ヘッド2’は、上記フロートばね2
70のばね力でフロートしており、刃ヘッド2’を肌に
押し付けたならば、刃ヘッド2’がフロートばね270
に抗して沈むのであるが、刃ヘッド1の内カセット11
から突設した突起118が刃ヘッド2’のトリマー基台
200に設けられた下方に開放された係合溝208内に
位置していることから、刃ヘッド2’の沈み動作の途中
からは、刃ヘッド1も連動して沈むようになっている。
【0044】更に肌当たりガイド260は、下方に突出
させた突片262を前述のようにトリマー基台200の
押し上げ片202の上面に載っているのであるが、この
押し上げ片202の上面は図38に示すように、傾斜面
203と平面204とを備えたものとなっており、通常
時は押し上げ片202が有する弾性で突片262は傾斜
面203によって押し上げられて上端を図38中の線L
のところに位置させているが、肌との接触で肌当たりガ
イド260が押し下げられる時、突片262の下端は押
し上げ片202をたわませつつ傾斜面203を滑って平
面204に達し、これ以降は刃ヘッド2’が肌当たりガ
イド260と共に沈む。肌当たりガイド260の上端
と、トリマー刃である刃ヘッド2’の刃部との位置関係
が図中Mで示す線上に並ぶ状態が保たれるものであり、
この結果、腋のような柔らかい肌に押し当てた時も、肌
が可動刃220や固定刃210の刃先内に入り込んで傷
ついてしまうことがないものとなっている。なお、肌当
たりガイド260のフロート力を刃ヘッド2’のフロー
トばね270によるところのフロート力より小さくして
いるのはもちろんである。
【0045】そして刃ヘッド1の両側にトリマー刃タイ
プの刃ヘッド2’が配された図示のものでは、刃ヘッド
2’のカバー240の上面で且つ刃ヘッド1側の部分
に、エラストマー樹脂製の複数条のリブ80からなる肌
伸ばし部材8をカバー240との二色成形による融着で
設けてある。トリマー刃タイプの刃ヘッド2’は粗剃り
用であり、肌伸ばし動作は不要であるが、仕上げ剃り用
として機能する刃ヘッド1が肌に接して毛を切断する直
前に肌伸ばし部材8が肌に接するものであり、肌伸ばし
部材8によって引き伸ばされた状態にある肌の毛が刃ヘ
ッド1で捕らえられて切断されるものである。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明においては、肌伸ば
し部材のフロートもしくはスイングによる肌との接触圧
制御と、肌伸ばし部材の肌との接触部が可撓性のある弾
性部で形成されていることとによって、肌の凹凸に影響
されることなく肌伸ばし部材の肌との確実な接触を得る
ことができるものであり、肌伸ばし部材を設けたことに
よる高い効率の髭剃りを確実に得ることができるもので
ある。
【0047】この時、弾性部は、髭を剃る際の肌に添っ
て電気かみそりを動かす方向によって、肌との間に異な
る摩擦力を生ずるものとしておくと、肌の引き伸ばし効
果を良好に保つことができると同時に、無用な摩擦の軽
減を図ることができるために、スムーズな髭剃りを行う
ことができる。また弾性部は、複数条の細いリブや、中
空部を内蔵する薄肉部で形成すれば、可撓性に富んで肌
との密着性に優れたものとすることができる。
【0048】肌伸ばし部材の弾性部は摩擦係数がある程
度大である必要があるが、被支持部については摩擦係数
を小としておくと、肌伸ばし部材のフロートやスイング
動作をスムーズにすることができ、これに伴って肌当た
りを良好に保つことができる。また肌伸ばし部材は、電
気かみそりを動かして髭を剃る時に刃ヘッドよりも前方
側に位置するように設けるが、刃ヘッドが一対存在して
いる電気かみそりにおいては、一対の刃ヘッドの間に肌
伸ばし部材を配設していてもよい。肌伸ばし部材の数が
少なくてすむものとなる。
【0049】肌伸ばし部材はフロート自在な刃ヘッドに
取り付けて刃ヘッドと共にフロートするものとすれば、
刃ヘッドと肌伸ばし部材との位置関係を保ちやすくなる
が、この時、肌伸ばし部材をフロート自在な刃ヘッドに
固定していても、フロート自在な刃ヘッドに対して更に
フロート自在に取りつけていてもよい。前者の場合、肌
伸ばし部材独自のフロート構造が不要となって肌伸ばし
部材関連の部品数を少なくすることができ、後者の場合
には刃ヘッドに対する肌伸ばし部材の特性を生かしつつ
刃ヘッドをフロートさせることができるものとなる。
【0050】肌伸ばし部材は刃ヘッドを保持している保
持部にフロート自在に取り付けたものであってもよい。
この構成であれば刃ヘッドがフロートしないものにおい
ても適用することができる。いずれにしても刃ヘッドが
フロート自在となっているものにおいては、刃ヘッドの
フロート力よりも小なるフロート力で肌伸ばし部材がフ
ロートするものとしておくと、肌伸ばし部材が確実に肌
に密着するものとなる上に、肌当たりを良くすることが
できる。
【0051】肌伸ばし部材自身が有するばね弾性部によ
ってフロート自在となるようにしてもよい。特にその弾
性部と被支持部とが一部材で形成されたものであると、
肌伸ばし部材関連の部品数を少なくすることができてコ
スト削減が可能となる。ばね弾性部は屈曲辺で形成した
り、中空部で形成したりすることができる。肌伸ばし部
材を刃ヘッドに取り付ける場合、刃ヘッドの構成部材に
一体に設けたフロートばねで付勢するようにしても部品
数の削減を図ることができる。
【0052】また、肌伸ばし部材のスムーズなフロート
動作のために、肌伸ばし部材に刃ヘッドとの係合部を設
けてフロートガイドがなされるようにすれば、肌伸ばし
部材のスムーズなフロート動作が得られると共に、肌伸
ばし部材のがたつきを抑えて騒音の低減を図ることがで
きる。また刃ヘッドに設けた凸部で刃ヘッド側への倒れ
を防止すれば、肌伸ばし部材が刃ヘッドを傷めてしまう
ことがないものとなる。
【0053】上述の髭を剃る際の肌に添って電気かみそ
りを動かす方向によって弾性部が肌との間に異なる摩擦
力を生ずるようにすることは、複数条の細いリブで形成
するとともに傾きを持つものとしたり、一面が傾斜面と
なった断面鋸歯状となるようにしたり、リブの一側の高
さが他側よりも高くなっているようにしたり、一面が平
面、他面が凹凸面であるものとしたり、摩擦係数制御用
コーティングにて両面の摩擦係数を異ならせたりするこ
とで容易に得ることができる。またリブに傾きを持たせ
る場合には、各リブの傾き角度を10°〜45°の範囲
内とすることが好ましく、各リブの傾き角度が肌伸ばし
部材の厚み方向において、漸次異なる角度となるように
しても良好な結果を得ることができる。
【0054】さらに弾性部を複数条のリブで構成する場
合、リブ間の溝を滑らかな断面形状のものとしておく
と、リブ間の溝に堆積しやすい髭屑の掃除性を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の部分縦断面図であ
る。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の刃ヘッド部分及び肌伸ばし部材の分解斜
視図である。
【図4】同上の外カセット及び外刃フレームの分解斜視
図である。
【図5】同上の駆動子及び内刃の分解斜視図である。
【図6】同上の外カセットに刃ヘッド及び肌伸ばし部材
を装着した状態の破断正面図である。
【図7】同上のフロート時の状態を示す部分縦断面図で
ある。
【図8】同上のフロートばねの他例を示す部分縦断面図
である。
【図9】同上の別の例を示す破断正面図である。
【図10】同上の別の例を示す破断正面図である。
【図11】同上の更に他例を示す部分縦断面図である。
【図12】同上の破断正面図である。
【図13】同上の別の例の部分縦断面図である。
【図14】同上の更に別の例の部分縦断面図である。
【図15】同上の更に別の例の部分縦断面図である。
【図16】同上の他の例を示す部分縦断面図である。
【図17】同上の別の例を示す部分縦断面図である。
【図18】同上の破断正面図である。
【図19】同上の動作時の状態を示す部分縦断面図であ
る。
【図20】肌伸ばし部材のリブの一例を示す断面図であ
る。
【図21】同上の他例を示す断面図である。
【図22】同上の更に他例を示す断面図である。
【図23】同上の別の例を示す断面図である。
【図24】同上の更に別の例を示す断面図である。
【図25】同上の異なる例を示す断面図である。
【図26】同上の別の例を示す断面図である。
【図27】同上の更に別の例を示す断面図である。
【図28】肌伸ばし部材の別の実施例を示す断面図であ
る。
【図29】二重フロートばねを有する場合のばね特性を
示す説明図である。
【図30】肌伸ばし部材のリブの傾斜角度と肌を伸ばす
力と肌当たりとの相関を示す説明図である。
【図31】別の実施の形態の一例の平面図である。
【図32】同上の縦断面図である。
【図33】更に別の実施の形態の一例の斜視図である。
【図34】同上の縦断面図である。
【図35】同上の破断正面図である。
【図36】同上の分解斜視図である。
【図37】同上の分解斜視図である。
【図38】同上の拡大縦断面図である。
【符号の説明】
1 刃ヘッド 8 肌伸ばし部材 80 リブ 89 フロートばね

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 刃ヘッド部分もしくはその近傍に配設さ
    れて肌との接触で肌を伸ばす肌伸ばし部材を備えている
    電気かみそりにおいて、肌伸ばし部材の肌との接触部を
    可撓性のある弾性部で形成するとともに、肌伸ばし部材
    を肌に向けてばね付勢されたフロート自在なものとして
    いることを特徴とする電気かみそり。
  2. 【請求項2】 刃ヘッド部分もしくはその近傍に配設さ
    れて肌との接触で肌を伸ばす肌伸ばし部材を備えている
    電気かみそりにおいて、肌伸ばし部材の肌との接触部を
    可撓性のある弾性部で形成するとともに、肌伸ばし部材
    を回転軸を中心にスイング自在なものとしていることを
    特徴とする電気かみそり。
  3. 【請求項3】 弾性部は、髭を剃る際の肌に添って電気
    かみそりを動かす方向によって、肌との間に異なる摩擦
    力を生ずるものであることを特徴とする請求項1または
    2記載の電気かみそり。
  4. 【請求項4】 弾性部は複数条の細いリブで形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2または3記載の
    電気かみそり。
  5. 【請求項5】 弾性部は中空部を内蔵する薄肉部で形成
    されていることを特徴とする請求項1または2または3
    記載の電気かみそり。
  6. 【請求項6】 肌伸ばし部材は摩擦係数が大なる弾性部
    と、摩擦係数が小なる被支持部とからなることを特徴と
    する請求項1または2または3記載の電気かみそり。
  7. 【請求項7】 肌伸ばし部材は一対の刃ヘッドの間に配
    設されていることを特徴とする請求項1または2または
    3記載の電気かみそり。
  8. 【請求項8】 肌伸ばし部材はフロート自在な刃ヘッド
    に取り付けられて刃ヘッドと共にフロートするものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  9. 【請求項9】 肌伸ばし部材はフロート自在な刃ヘッド
    に固定されていることを特徴とする請求項8記載の電気
    かみそり。
  10. 【請求項10】 肌伸ばし部材はフロート自在な刃ヘッ
    ドに対して更にフロート自在に取りつけられていること
    を特徴とする請求項8記載の電気かみそり。
  11. 【請求項11】 肌伸ばし部材は刃ヘッドを保持してい
    る保持部にフロート自在に取り付けられていることを特
    徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  12. 【請求項12】 肌伸ばし部材は、フロート自在となっ
    ている刃ヘッドのフロート力よりも小なるフロート力で
    フロート自在となっていることを特徴とする請求項1ま
    たは10または11記載の電気かみそり。
  13. 【請求項13】 肌伸ばし部材は、自身が有するばね弾
    性部でフロート自在となっていることを特徴とする請求
    項1または10または11記載の電気かみそり。
  14. 【請求項14】 ばね弾性部は中空部で形成されている
    ことを特徴とする請求項13記載の電気かみそり。
  15. 【請求項15】 ばね弾性部は屈曲辺で形成されている
    ことを特徴とする請求項13記載の電気かみそり。
  16. 【請求項16】 肌伸ばし部材はその弾性部と被支持部
    とが一部材で形成されたものであることを特徴とする請
    求項6記載の電気かみそり。
  17. 【請求項17】 肌伸ばし部材は、刃ヘッドの構成部材
    に一体に設けられたフロートばねで付勢されていること
    を特徴とする請求項10記載の電気かみそり。
  18. 【請求項18】 肌伸ばし部材は、刃ヘッドとの係合部
    でフロートガイドがなされていることを特徴とする請求
    項1記載の電気かみそり。
  19. 【請求項19】 肌伸ばし部材は、刃ヘッドに設けられ
    た凸部で刃ヘッド側への倒れ防止がなされていることを
    特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  20. 【請求項20】 複数条の細いリブで形成されている弾
    性部は、傾きを持つものであることを特徴とする請求項
    3記載の電気かみそり。
  21. 【請求項21】 複数条の細いリブで形成されている弾
    性部は、一面が傾斜面となった断面鋸歯状となっている
    ことを特徴とする請求項3記載の電気かみそり。
  22. 【請求項22】 複数条の細いリブで形成されている弾
    性部は、リブの一側の高さが他側よりも高くなっている
    ことを特徴とする請求項3記載の電気かみそり。
  23. 【請求項23】 複数条の細いリブで形成されている弾
    性部は、一面が平面、他面が凹凸面となっていることを
    特徴とする請求項3記載の電気かみそり。
  24. 【請求項24】 複数条の細いリブで形成されている弾
    性部は、摩擦係数制御用コーティングにて両面の摩擦係
    数が異なるものとなっていることを特徴とする請求項3
    記載の電気かみそり。
  25. 【請求項25】 各リブの傾き角度は10°〜45°の
    範囲内であることを特徴とする請求項20記載の電気か
    みそり。
  26. 【請求項26】 各リブの傾き角度は肌伸ばし部材の厚
    み方向において、漸次異なる角度となっていることを特
    徴とする請求項20記載の電気かみそり。
  27. 【請求項27】 リブ間の溝は滑らかな断面形状となっ
    ていることを特徴とする請求項4記載の電気かみそり。
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