JPH08323063A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり

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JPH08323063A
JPH08323063A JP13967795A JP13967795A JPH08323063A JP H08323063 A JPH08323063 A JP H08323063A JP 13967795 A JP13967795 A JP 13967795A JP 13967795 A JP13967795 A JP 13967795A JP H08323063 A JPH08323063 A JP H08323063A
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JP
Japan
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skin
blade head
stretching member
float
blade
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JP13967795A
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Toshio Ikuta
利夫 生田
Shin Hosokawa
慎 細川
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】肌伸ばし部材と肌との密着性を確実にして肌伸
ばし効果が薄れるのを防止すると共に、フロート構造を
より小型化して簡易的な構造とする。 【構成】フロート自在となった刃ヘッド部分もしくはそ
の近傍に配設されて肌との接触で肌を伸ばす肌伸ばし部
材8を備えている電気かみそりである。肌伸ばし部材8
は刃ヘッド1に取付けられ、且つ肌に向けてばね付勢さ
れてフロート自在となり、刃ヘッド1のフロートに対し
て従属してフロートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気かみそり、特に肌
を引き伸ばして髭を起こす肌伸ばし部材を備えている電
気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電気かみそりによって髭を剃るにあた
り、深剃りを目的として手指で肌を引き伸ばしつつ髭を
剃る操作にならって、電気かみそりに肌と接する肌伸ば
し部材を設けることが、実開昭63−121072号公
報に示されている。また、肌伸ばし部材を電気かみそり
に設けるにあたり、肌に押し当てればばね付勢に抗して
肌伸ばし部材が沈むようにしたもの、つまり、肌伸ばし
部材をフロート自在としたものが実開平5−56063
号公報に示されている。更に刃ヘッドがフロート自在な
電気かみそりにフロート自在な肌伸ばし部材を設け、刃
ヘッドと肌伸ばし部材が夫々独立にフロート自在なもの
も考えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような肌伸ばし部
材は、肌における電気かみそりで髭を剃ろうとしている
部位の近傍を押圧することで肌を伸ばして髭を起こすも
のであるが、以下のような問題点を有している。すなわ
ち、フロートしない肌伸ばし部材は、肌との接触圧が大
きくなったりするため肌当たりが悪くなり、さらに、刃
ヘッドのフロートしないものは刃ヘッドと肌との接触圧
が大きくなり過ぎることで肌当たりが悪化する。
【0004】また、肌伸ばし部材と刃ヘッドが各々に独
立してフロート自在なものにおいては、肌伸ばし部材は
刃ヘッドのフロート量を同量以上のフロート量を確保し
なければならず、又、その場合においてどちらか一方の
みがフロートして下がった場合においては刃ヘッドと肌
伸ばし部材の距離が遠くなり、肌伸ばし部材により緊張
された肌が刃ヘッドに到達するまでに肌伸ばし効果が薄
れてしまい、充分な深剃りができない上に刃ヘッドのみ
がフロートし、肌伸ばし部材がフロートしていない場合
においては、肌伸ばしと肌との干渉により摩擦抵抗が大
きくなり過ぎたり、肌当たりが悪化する状態を招く。
【0005】また、肌伸ばし部材のフロート量を刃ヘッ
ドのフロート量と同量にするためにはフロート量の確保
のためにフロートバネの全長が長くなり、それに伴う肌
伸ばしフロート機構の大型化を招く。本発明は上記問題
点の解決を目的とするものであり、肌伸ばし部材と肌と
の密着性を確実にし、接触圧を適値に保ち、肌伸ばし部
材と刃ヘッドの距離を適切な範囲内にとどめることによ
り肌伸ばし効果が薄れるのを防止すると共に、フロート
構造をより小型化して簡易的な構造とすることができる
電気かみそりを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、フロート自在となった刃ヘッド部分も
しくはその近傍に配設されて肌との接触で肌を伸ばす肌
伸ばし部材を備えている電気かみそりにおいて、刃ヘッ
ドに取付けられ、且つ肌に向けてばね付勢されてフロー
ト自在となり、刃ヘッドのフロートに対して従属してフ
ロートする肌伸ばし部材を備えたことを特徴とするもの
である。
【0007】
【作用】しかして、肌伸ばし部材を刃ヘッドに取付け、
刃ヘッドに対して従属フロートさせることにより、肌伸
ばし部材と肌との接触圧を適値に保ち、肌に対して肌伸
ばし部材を追従させて常に高い密着性を確保することが
できる。また、肌伸ばし部材は刃ヘッドのフロート力よ
りも小なるフロート力で付勢され、フロート自在な刃ヘ
ッドに対して相対的にフロートすることで、肌伸ばし部
材のみが肌と接触することを防止し、肌と肌伸ばし部材
と刃ヘッドの3者の位置関係を適切に保って肌当たりを
向上させることができる。
【0008】また、肌伸ばし部材は刃ヘッドに対して限
定した範囲内においてフロート自在とされ、上記範囲を
越えると刃ヘッドと一緒にフロートするようになってい
ると肌伸ばし部材は刃ヘッドのフロート量よりも少しだ
け大きいフロート量を確保でき、構造を簡易的且つ小型
化することができる。また、肌伸ばし部材が刃ヘッドに
固定されていても肌伸ばし部材は刃ヘッドと同量のフロ
ート量を確保することができる。
【0009】また、刃ヘッドの構成部材の側壁面より片
持ち状のフロートアームを一体に突設し、このフロート
アームにて肌伸ばし部材を肌に向けてばね付勢するよう
にしてあると、簡易的構造としながら部品点数を減らし
て小型化しつつ、肌伸ばし部材を刃ヘッドに対してフロ
ート自在となるばね付勢を加えることができる。また、
肌伸ばし部材と肌との接触部を弾性部材で形成すると、
肌との摩擦力を増加させることができ、肌伸ばし部材に
よる肌伸ばし効果を向上させることができる。
【0010】また、肌伸ばし部材と肌との接触部を複数
条の細いリブで形成すると、肌との密着性を向上させる
ことができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳述
すると、図2に示した電気かみそりは、本体5の上端に
一対の刃ヘッド1,1と、両刃ヘッド1間に配された刃
ヘッド2とが平行並列に配設されたもので、これら3個
の刃ヘッド1,2,1は、モータ4によって同時に駆動
される。図中6はトリマーブロック、7はスイッチ部で
ある。
【0012】上記刃ヘッド1,2のうち、刃ヘッド1,
1は図3に示すように、金属薄板から形成されるととも
に多数の刃孔が形成されている外刃10と、この外刃1
0を保持している内カセット11と、外刃10内面に摺
接する図5に示した内刃12とからなるもので、内カセ
ット11はその両外側面に外刃取付けのための複数個の
ヒートシール用突起13を、両端面にはE字状をなした
刃ヘッドフロート用の弾性アーム16を、側壁面には片
持ち梁状の肌伸ばし部材フロート用の弾性アーム89を
一体に備えている。
【0013】刃ヘッド2は、上面壁と両側壁とからなる
断面逆U字状であって上面壁に多数のスリットを備えた
固定刃20と、固定刃20の長手方向両端にそれぞれ固
定される一対のプレート21,21と、固定刃20の上
面壁の内面に摺接する可動刃22と、可動刃22に固着
された駆動プレート23とからなるもので、プレート2
1の下片の上面と、駆動プレート23の両端下面との間
には、夫々押し上げばね24,24が配設されている。
【0014】これら刃ヘッド1,1,2は、図4に示す
外カセット3と、この外カセット3が着脱自在となって
いる外刃フレーム56とを介して本体5の上端部に取り
付けられる。外カセット3は、合成樹脂の成形によって
矩形枠状に形成されるもので、その長手方向の両端面の
両側には、上記刃ヘッド1における内カセット11の弾
性アーム16先端の係合突起を受ける係合部31,31
を夫々備え、両端面の中央部には上記刃ヘッド2におけ
る長手方向両端の突起と係合する縦溝32を備えてい
る。
【0015】また、外カセット3はその両端外面に飾り
釦39が付設されたフック部36,36を備えている。
これらフック部36,36は、外カセット3を外刃フレ
ーム56に着脱自在に取り付けるためのものである。上
記のように形成された外カセット3に対し、刃ヘッド1
における内カセット11は外カセット3の下方開口から
外カセット3内に納められて上記係合部31によって取
付けられる。
【0016】また、一対の刃ヘッド1,1間に配される
刃ヘッド2は、フロートばね止め33,33、刃ヘッド
2の両端下面に取り付けられるフロートばね34,34
により外カセット3に取付けられている。外カセット3
には、更に一対の肌伸ばし部材8,8が取り付けられ
る。この肌伸ばし部材8は、平板状で且つ上端面から細
い複数状のリブ80を突出させたもので、各リブ80は
肌伸ばし部材8の長手方向と平行に形成されており、内
カセット11に対して上下にスライド可能なように取付
けられるとともに、内カセット11の側壁面内に配設し
た肌伸ばし部材フロート用の弾性アーム89によって上
方に向けてばね付勢されている。弾性アーム89と肌伸
ばし部材8との連結は、肌伸ばし部材8に形成された貫
通孔81に係合するように弾性アーム89の先端にボス
82を突設し、貫通孔81とボス82の係合後、ヒート
シールすることで相互に連結されている。
【0017】また、肌伸ばし部材8の長手方向中央にお
ける下縁には、内カセット11から突設された凸部18
が上下にスライド自在に嵌まり込むガイド溝88が設け
られている。外カセット3内面に設けられたガイド溝3
8とも上下にスライド自在に係合する凸部18とガイド
溝88とのスライド係合により、内カセット11は外カ
セット3に対して長手方向にガタツキが生じないものと
し、内カセット11を肌伸ばし部材8の長手方向にガタ
ツキが生じないようにもしてある。
【0018】また、肌伸ばし部材8は外カセット3と内
カセット11との間に挟み込まれることにより前後方向
にもガタツキが生じないものとしてある。更に、内カセ
ット11から肌伸ばし部材8側に向けて突設されている
突起17は肌伸ばし部材8が外刃10と接触・圧迫して
外刃10を変形させてしまうことがないように外刃10
と肌伸ばし部材8との間隔を保つものである。
【0019】ここにおいて、肌伸ばし部材8は、その下
部が合成樹脂や金属等の摩擦係数が小さい部材からなる
剛性部8aとして、上部がゴムエラストマーのような弾
性を有する軟質材からなる弾性材部8bとして構成され
ており、各リブ80は摩擦係数も大である弾性材部8b
に一体に形成されて、弾性を有するものとなっている。
肌伸ばし機能を得るためには、所要の摩擦係数を有する
もので肌伸ばし部材8を形成しなくてはならないが、内
カセット11によって上下スライド自在に支持される部
分は摩擦係数が小さい剛性部8aとしているために、肌
伸ばし部材8のスムーズな上下動が得られるようにして
いるわけである。
【0020】一方、本体5側内に配設されたモータ4の
出力軸には、偏心軸と、この偏心軸の回転を往復動に変
換する一対の駆動子41,42とが連結され、本体5の
上面に上部が突出する駆動子41,42には、図5に示
すように、刃ヘッド1,1における各内刃12,12が
連結される。この時、駆動子41,42と内刃12,1
2との間には、図1に示すように内刃12を上方へと付
勢する押し上げばね19,19が配設される。また、一
方の駆動子41には、副駆動子43が取り付けられる。
この副駆動子43は、刃ヘッド2における駆動プレート
23と係合し、駆動子41の動きを駆動プレート23に
伝達する。
【0021】しかして、2種3個の刃ヘッド1,2,1
が平行並列に並んでいるとともに、刃ヘッド1,1の外
側に肌伸ばし部材8,8が夫々配されているこの往復式
電気かみそりにおいて、モータ4を駆動すれば、モータ
4の回転が駆動子41,42によって往復動に変換さ
れ、この往復動で刃ヘッド1,1の内刃12,12が往
復駆動されるともに、副駆動子43を介して刃ヘッド2
の可動刃22も往復駆動されるものであり、また、肌に
これら刃ヘッド1,2,1を押し当てた時、刃ヘッド1
はその内カセット11における弾性アーム16が撓むこ
とでフロートし、刃ヘッド2は外カセット3におけるフ
ロートばね34が縮むことでフロートする。
【0022】更に、各肌伸ばし部材8は内カセット11
の側壁面内に配設した肌伸ばし部材フロート用の弾性ア
ーム89が撓むことでフロートする。また、肌伸ばし部
材8の内側面左右にフロート位置決め用のボス83,8
3が夫々配設されており、それと係合する内カセット1
1側の側壁面左右に上下一対のフロートストッパー84
a,84bがそれぞれ突設されている。
【0023】肌伸ばし部材8が刃ヘッド1における内カ
セット11に対して相対的にフロートした場合において
は、肌伸ばし部材8のフロートの上死点は内カセット1
1の凸部(センターボス)18下面と肌伸ばし部材8の
ガイド孔88内の下面との接触により決定し、肌伸ばし
部材8のフロートの下死点は内カセット11の凸部18
上面と肌伸ばし部材8のガイド孔88内の上面との接触
で決定づけられる。
【0024】また、肌伸ばし部材8の長い方向でのフロ
ート量の差異による傾きの上死点は肌伸ばし部材フロー
ト位置決め用のボス83上面と、内カセット11におけ
るフロートストッパー84a下面の接触で決定し、下死
点は肌伸ばしフロート位置決め用のボス83下面と内カ
セット11におけるフロートストッパー84bの上面の
接触で決定づけられる。
【0025】上記の効果により肌伸ばし部材8は内カセ
ット11に対して相対的にフロートする範囲が限定され
ている。肌伸ばし部材8は前述のように刃ヘッド1にお
ける内カセット11に弾性アーム89が配されているわ
けであるが、肌に刃ヘッド1及び肌伸ばし部材8を押し
当てた場合に肌伸ばし部材8が沈むように、肌伸ばし部
材8をフロートさせるための弾性アーム89のばね定数
は、刃ヘッド1をフロートさせるための内刃12を押し
上げている押し上げばね19と弾性アーム16の合力の
ばね定数よりも小さくしてある。ちなみに、刃ヘッド2
のフロート力も、刃ヘッド1のフロート力よりも小さく
してある。
【0026】肌伸ばし部材8と肌との接触圧は、弾性ア
ーム89のばね力によって適切に設定されるものであ
り、そしてこのように肌に接触する肌伸ばし部材8は、
肌を押圧することによって肌を引き伸ばして髭を起こ
し、刃ヘッド1,2への髭の導入効率を高める。従っ
て、この往復式電気かみそりにおける刃ヘッド1,2,
1を肌に押し当てて髭を剃る時、刃ヘッド1,1の近傍
に位置する肌伸ばし部材8,8は内カセット11に対す
るフロート領域が限定されているために肌伸ばし部材8
は限定フロート範囲内であれば内カセット11に対して
相対的にフロート可能であり、その範囲を越える場合に
は内カセット11と一体にフロートするものであり、刃
ヘッド1に対して常に近接した位置関係を保ちつつ、フ
ロートし、肌は肌伸ばし効果による肌を緊張した状態を
保ったまま、肌が刃ヘッド部に到達することができ、さ
らに、髭の導入率を高めて短さを向上させる。
【0027】また、肌伸ばし部材8における肌との接触
部は細くて撓みやすい複数条のリブ80で構成されてい
るために、肌伸ばし部材8はその長手方向全長にわたっ
て確実に肌に接触するものであり、フロート自在となっ
ていることもあって、肌の引き伸ばしが確実になされる
ものである。特に複数条のリブ80のうち、刃ヘッド1
に最も近い位置にあるリブ80と刃ヘッド1との図1に
示す間隔aは電気かみそりを動かす方向に応じたリブ8
0の刃ヘッド1側への撓みにより、図7に示すようにリ
ブ80と刃ヘッド1が接触(b=0)またはほぼ接触
(b≒0)となるものであり、肌を押圧することによ
り、肌の引き伸ばしに伴って起こされた髭は起こされた
状態のまま刃ヘッド1に導入されることが確実に行われ
るものとなっている。
【0028】図8、図9に示す実施例は内カセット11
から一体に突設したセンターボス15を肌伸ばし部材8
の中央に設けた係合孔85に嵌め込み、且つ内カセット
11から突設したヒートシールボス14,14を肌伸ば
し部材8に設けた係合孔84に嵌め込んでヒートシール
することで内カセット11、つまり、刃ヘッド1と肌伸
ばし部材8とを一体化したもので、この場合、肌伸ばし
部材8は刃ヘッド1と共にフロートする。
【0029】図10に示す実施例は、一対の刃ヘッド
1,1間に刃ヘッド1に取付けられ、刃ヘッド1と従属
してフロートする肌伸ばし部材8を配置したものを示し
ている。この場合の肌伸ばし部材8は両側に位置する刃
ヘッド1,1に対して同等の肌の引き伸ばし効果を発揮
するように上端の複数条のリブ80を対称に配置してい
る。
【0030】次に肌伸ばし部材8における弾性体部8b
の形状について説明する。弾性体部8bは複数の細かい
リブ80形状の他に図11のように肌との接触面を円弧
状としたエラストマー等の軟質部材で形成したり、図1
2に示すように肌との接触面の材料を硬質部材からなる
剛性部8aと軟質部材からなる弾性体部8bを混在させ
ることにより、肌との摩擦係数の値を適切な値にするこ
とができる。
【0031】尚、以上の実施例において電気かみそりと
して往復式のタイプを示したが、これに限定されるもの
ではなく、どのようなタイプのものであってもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明は、フロート自在となった刃ヘッ
ド部分もしくはその近傍に配設されて肌との接触で肌を
伸ばす肌伸ばし部材を備えている電気かみそりにおい
て、刃ヘッドに取付けられ、且つ肌に向けてばね付勢さ
れてフロート自在となり、刃ヘッドのフロートに対して
従属してフロートする肌伸ばし部材を備えているので、
刃ヘッドと肌伸ばし部材の位置関係が維持され、肌伸ば
し部材による肌の引き伸ばし効果を確実に行い、その効
果が薄れることなく髭は起こされたまま刃ヘッドまで到
達でき、それにより高効率の髭の導入及び深剃りを得る
ことができるものである。また、肌伸ばし部材は簡易的
な構造で刃ヘッドと同量以上のフロート量を確保するこ
とができ、部品点数の削減を図ることができるものであ
る。
【0033】また、肌伸ばし部材は刃ヘッドの構成部材
に設けられたフロートばねによりばね付勢され、フロー
ト自在である刃ヘッドのフロート力よりも小なるフロー
ト力で刃ヘッドに対して相対的にフロート自在となった
ものにおいては、肌伸ばし部材及び刃ヘッドと共に確実
に肌に密着するものとできる上に肌当たりを向上させる
ことができるものである。
【0034】また、肌伸ばし部材をフロート自在とする
にあたっては、フロート自在となっているヘッドを一体
にフロートするようにしたり、刃ヘッドの構成部材に一
体に設けたフロートバネで付勢したりすると、部品数を
少なくすることができ、また、フロート構造を簡易化、
小型化することができるものである。特に前者において
は刃ヘッド及び肌伸ばし部材のガタツキを抑えることが
できることにもなり、騒音低減を図ることができるもの
である。また、刃ヘッドと肌伸ばし部材とが別個にフロ
ートするものにおいても、肌伸ばし部材に刃ヘッドとの
係合部を設けてフロートガイドがなされるようにすれば
肌伸ばし部材のスムーズなフロート動作が得られると共
に、肌伸ばし部材のガタツキを抑えて騒音の低減を図る
ことができるものである。
【0035】また、肌伸ばし部材と肌との接触部が複数
条の細いリブで形成されていると、肌との接触圧が一点
に集中することがなく、肌当たりを良くすることができ
るものである。また、肌伸ばし部材と肌との接触部を弾
性部材で形成することによって肌と肌伸ばし部材との摩
擦を大きくすることができて肌伸ばし効果を向上させる
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の部分縦断面図である。
【図2】同上の縦断面図である。
【図3】同上の刃ヘッド部分及び肌伸ばし部材の分解斜
視図である。
【図4】同上の外カセット及び外刃フレームの分解斜視
図である。
【図5】同上の駆動子及び内刃の分解斜視図である。
【図6】同上の外カセットに刃ヘッド及び肌伸ばし部材
を装着した状態の一部省略した正面図である。
【図7】同上の肌との接触におけるフロート状態を示す
部分縦断面図である。
【図8】同上の他の実施例を示す部分縦断面図である。
【図9】同上の他の実施例を示す刃ヘッド部分及び肌伸
ばし部材の分解斜視図である。
【図10】同上のさらに他の実施例を示す部分縦断面図
である。
【図11】肌伸ばし部材の他の実施例を示す概略断面図
である。
【図12】肌伸ばし部材の更に他の実施例を示す概略断
面図である。
【符号の説明】
1 刃ヘッド 8 肌伸ばし部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロート自在となった刃ヘッド部分もし
    くはその近傍に配設されて肌との接触で肌を伸ばす肌伸
    ばし部材を備えている電気かみそりにおいて、刃ヘッド
    に取付けられ、且つ肌に向けてばね付勢されてフロート
    自在となり、刃ヘッドのフロートに対して従属してフロ
    ートする肌伸ばし部材を備えて成ることを特徴とする電
    気かみそり。
  2. 【請求項2】 肌伸ばし部材は刃ヘッドの構成部材に設
    けられたフロートばねによりばね付勢され、フロート自
    在である刃ヘッドのフロート力よりも小なるフロート力
    で刃ヘッドに対して相対的にフロート自在であることを
    特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  3. 【請求項3】 肌伸ばし部材は刃ヘッドに対して限定し
    た範囲内においてフロート自在とされ、上記範囲を越え
    ると刃ヘッドと一緒にフロートすることを特徴とする請
    求項1記載の電気かみそり。
  4. 【請求項4】 肌伸ばし部材はフロート自在となってい
    る刃ヘッドに固定され、刃ヘッドと一体にフロートする
    ことを特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  5. 【請求項5】 刃ヘッドの構成部材の側壁面より片持ち
    状のフロートアームを一体に突設し、このフロートアー
    ムにて肌伸ばし部材を肌に向けてばね付勢することを特
    徴とする請求項1記載の電気かみそり。
  6. 【請求項6】 肌伸ばし部材と肌との接触部は弾性部材
    で形成することを特徴とする請求項1記載の電気かみそ
    り。
  7. 【請求項7】 肌伸ばし部材と肌との接触部は複数条の
    細いリブで形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の電気かみそり。
JP13967795A 1995-06-06 1995-06-06 電気かみそり Withdrawn JPH08323063A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0894581A1 (en) 1997-07-28 1999-02-03 Matsushita Electric Works, Ltd. Reciprocating electric shaver

Cited By (3)

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