JPH09225157A - 電気かみそり - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 肌のどの部位においても肌伸ばし部材が肌に
密着して接触圧を一定に保ち、効率よく且つ深剃りを行
えるものとする。 【解決手段】 本体に対し揺動自在に支持された刃ブロ
ック２０を有してこの刃ブロック２０に設けた刃部を肌
との接触圧方向に応じて揺動自在とする。肌との接触で
肌を伸ばす肌伸ばし部材６を上記刃部２０の近傍に刃部
２０と共に揺動自在として配設する。肌伸ばし部材６の
揺動によって肌と肌伸ばし部材６との接触状態を保つこ
とができるとともに肌と肌伸ばし部材６の接触圧力を適
切に保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電気かみそり、特に
肌を引き伸ばして髭を起こす肌伸ばし部材を備えている
電気かみそりに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】電気かみそりによって髭を剃るにあた
り、手指で肌を引き伸ばしつつ髭を剃る操作にならっ
て、電気かみそりに肌に接する肌伸ばし部材を設けるこ
とが実開昭６３−１２１０７２号公報に示されている。
また肌伸ばし部材を電気かみそりに設けるにあたり、肌
に押し当てればばね付勢に抗して肌伸ばし部材が沈むよ
うにしたもの、つまり肌伸ばし部材をフロート自在とし
たものが実開平５−５６０６３号公報に示されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このような肌伸ばし部
材は、肌における電気かみそりで髭を剃ろうとしている
部位の近傍を押圧することで肌を伸ばして髭を起こすも
のであるが、電気かみそりに肌伸ばし部材が固定的に配
設されたものにおいては電気かみそりを肌に沿って動か
しつつ髭を剃る際、肌伸ばし部材の肌への接触圧を一定
に保つことがきわめめて困難であり、しかも肌伸ばし部
材が肌にひつかかってスムーズに髭を剃ることができな
いという状態を招く。

【０００４】肌伸ばし部材をフロート自在としたものに
おいては、肌への押し当て力の変化に対して肌伸ばし部
材と肌との接触圧がほぼ一定に保たれるようにフロート
のためのばね力が作用することから、上記問題は少なく
なっているが、依然として次の問題を有している。すな
わち上記公報で示されたフロート自在な肌伸ばし部材
は、フロート方向に沿った力が加わらないとフロートし
ないために、電気かみそりを肌に垂直に当てて肌伸ばし
部材のフロート方向に沿った力が加わるようにしなけれ
ば肌の凹凸に追従できず、肌伸ばし部材と肌との接触圧
を一定に保つことができず、従って剃り味も悪くなって
しまう。

【０００５】本発明はこのような点を鑑み為されたもの
であり、その目的とすることは肌のどの部位においても
肌伸ばし部材が肌に密着して接触圧を一定に保ち、効率
よく且つ深剃りができる電気かみそりを提供するにあ
る。

【０００６】

【課題を解決するための手段】しかして本発明は、本体
に対し揺動自在に支持された刃ブロックを有してこの刃
ブロックに設けた刃部を肌との接触圧方向に応じて揺動
自在とするとともに、肌との接触で肌を伸ばす肌伸ばし
部材を上記刃部の近傍に刃部と共に揺動自在として配設
していることに特徴を有している。肌伸ばし部材が揺動
自在に配設されているために、その揺動によって肌と肌
伸ばし部材との接触状態を保つことができるとともに肌
と肌伸ばし部材の接触圧力を適切に保つことができる。

【０００７】この時、肌伸ばし部材は刃ブロックにフロ
ートばねを介して支持されて刃ブロックに対してフロー
ト自在となっていると、肌と肌伸ばし部材との接触圧を
更に一定に保つことができ、肌当たりを良くすることが
できるが、肌伸ばし部材が揺動自在な刃ブロックに固定
されているものであってもよい。肌伸ばし部材はその肌
との接触部がエラストマー等の弾性部材で形成されたも
のであることが好ましく、特に弾性部は髭を剃る際の肌
に沿って電気かみそりを動かす方向によって、肌との間
に異なる摩擦力を生ずるものとなっていることが、肌の
引き伸ばし効果と無用な摩擦軽減の点で好ましい。また
弾性部は複数条の細いリブ等で形成することが可撓性の
点で好ましい。

【０００８】また肌伸ばし部材は、電気かみそりを動か
して毛を剃る際に刃ヘッドよりも前方に位置するように
設けるが、刃ヘッドが一対存在する電気かみそりにおい
ては一対の刃ヘッドの間に肌伸ばし部材を配設しても良
い。揺動自在な刃ブロックに対して肌伸ばし部材を更に
揺動自在に取り付けるようにしてもよい。そして肌伸ば
し部材は、エラストマー等の弾性部と硬質材料からなる
剛性部とを２色成形するものとし、剛性部を外刃フレー
ムに取付固定したり、外刃フレーム等の構成部材を剛性
部として弾性部を電気かみそりの構成部材に直接２色成
形すると、組立性を向上や部品点数の削減を行うことが
できるものとなる。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１〜図３において、図中１は内
部にモーター等の回転駆動装置２が設けられた本体であ
り、回転駆動装置２の回転軸３には偏心カム１１が設け
られて、この偏心カム１１は本体１の上端壁１９に設け
られた通孔１４を通じて上部に露出している。また本体
１の上端の幅方向両端には夫々上向きの端璧１７，１８
が一体に突設されており、この端壁１７、１８間に刃ブ
ロック２０が配設されているとともに、この刃ブロック
２０は、端壁１７、１８の上端部を軸として本体ケース
１の上端璧１９の上面の凹状湾曲面の前後方向に沿って
揺動自在とされている。

【００１０】刃ブロック２０はヘッドフレーム２１とヘ
ッドベース２２と内刃ブロック４と外刃ブロック２６、
内刃駆動子３２、そして一対の肌伸ばし部材６，６で構
成されている。ヘッドフレーム２１は左右一対の端璧２
７，２８とこれらを一体につないだ左右方向に長い前後
の璧部２９，３０を備えたもので、上端面３１には内刃
駆動子３２と内刃ブロック４の駆動ピン４ａとを連結さ
せる為の通孔３５が形成されている。端璧２７，２８の
下面は前記本体ケース１の上端面１９の上面に沿うよう
な円弧状で形成されているとともに、璧部２７，２８の
内側には外刃係止部４１が夫々設けられている。外刃係
止部４１は例えば段差によって形成され、壁部２７，２
８から長手方向に延びている。

【００１１】ヘッドベース２２は左右一対の端壁３８，
３９とこれらを一体につないだ左右方向に長いベース主
部４０から形成されており、ベース主部４０の下面は前
記本体ケース１の上端璧１９の上面に沿った円弧状で形
成されている。ベース主部４０の全長はヘッドフレーム
２１の左右両端璧２７，２８の内面間の距離より短く、
そして左右一対の端壁３８，３９の上面には内刃駆動子
３２を支持するための固定ピン４２，４２を備えてい
る。

【００１２】外刃ブロック２６はフオイル刃もしくは長
毛剃り用のスリット刃である３つの外刃２６ａ，２６
ｂ，２６ｃが外刃フレーム４３に装着されたもので、外
刃フレーム４３の外壁面には外刃係止部４１に係合する
くぼみ４４が設けられている。また外刃ブロック２６に
は更に一対の肌伸ばし部材６，６が取り付けられてい
る。

【００１３】これら肌伸ばし部材６，６は平板状で且つ
上端面から細い複数条のリブ９を突出させたもので、各
リブ９は肌伸ばし部材６の長手方向に平行に形成されて
おり、外刃ブロック２６に対しては、上下にスライド自
在となるように保持されるとともにフロートばね７ｂに
よって上方へばね付勢される。図中７ａはばね受けであ
る。

【００１４】ここにおいて、肌伸ばし部材６はその下部
が硬質樹脂や金属等の摩擦係数の小さい部材からなる剛
性部６ａとして、上部がエラストマーやゴムのような弾
性を有する材料からなる弾性部６ｂとして構成されてお
り、各リブ９は摩擦係数の最も大である弾性部６ｂに一
体成形されて弾性を有するものとなっている。肌伸ばし
機能を得るためには所要の摩擦係数を有するものとして
おかなくてはならないが、外刃ブロック２６に対して上
下にスライド自在に支持される部分は摩擦係数が小さい
剛性部６ａとしているために、肌伸ばし部材６のスムー
ズな上下フロート動が得られるものである。

【００１５】内刃ブロック４は３つの内刃２３，２４，
２５を相互に連結したもので、内刃駆動子３２に設けら
れた内刃連結部４８に係合連結される連結子４ａを下面
に備えている。内刃駆動子３２はヘッドベース２２に先
端が連結される両端の立ち上がり片３２ａ，３２ａが可
撓性を有するもので、下面側には長手方向と直交する方
向、つまり前後方向に長い凹状の溝５１を有する部材５
４を備えるとともに上面側に上記内刃連結部４８を備え
ており、ヘッドフレーム２１の下面側にヘッドベース２
２と共に配設される。

【００１６】ヘッドフレーム２１に他の構成部材を組み
付けて、ヘッドフレーム２１の端壁２８，２９の各上端
の支持ピン孔４６，４６と本体ケース１の端壁１７，１
８の各上端の支持ピン受け４７，４７とを支持ピンで連
結すれば、刃ブロック２０は本体ケース１の上端璧１９
上面の凹状湾曲面やヘッドフレーム２１の端壁２７，２
８の下面の湾曲面等に沿って上記支持ピンを中心とする
円弧を描く揺動が自在となる。

【００１７】一方、本体ケース１内の回転駆動装置２に
よって回転する偏心軸８に溝５１を係合させた上記内刃
駆動子３２は、偏心軸８の回転を往復運動に変換して内
刃ブロック４に伝達する。偏心軸８と溝５１との係合状
態は刃ブロック２０の上記揺動状態にかかわらず維持さ
れる。今、本体ケース１前面に配置されているスイッチ
５７を操作することで回転駆動装置２を作動させれば、
上述のように内刃ブロック４が駆動されて外刃ブロック
２６の各外刃２６ａ，２６ｂ，２６ｃと内刃ブロック４
の各内刃２３，２４，２５との間で髭の切断を行うこと
ができる状態となるが、この電気かみそりの刃部ブロッ
ク２０の外刃２６ａ，２６ｂ，２６ｃが位置する上端部
を肌に押し当てる時、刃ブロック２０は肌との接触点に
応じて押し当て力によって揺動して、全外刃２６ａ，２
６ｂ，２６ｃ及び肌伸ばし部材６，６を肌に同時に接触
させるとともに肌との接触圧を各外刃２６ａ，２６ｂ，
２６ｃにおいてほぼ等しくさせる。

【００１８】そして肌に沿って電気かみそりを動かして
髭を剃る時、肌伸ばし部材６の長手方向と直交する方向
に動かすわけであるが、この時、肌伸ばし部材６は肌を
押圧することによって肌を引き伸ばして髭を起こし、刃
部への髭の導入効率を高める。特に肌伸ばし部材６にお
ける肌との接触部は、細くて撓みやすい複数条のリブ９
で構成されているために、肌伸ばし部材６はその長手方
向全長にわたって確実に肌に接触するものであり、前述
のように肌伸ばし部材６をフロート自在としていること
もあって、肌の引き伸ばしが確実になされるものであ
る。

【００１９】なお、肌伸ばし部材６が肌との当接でフロ
ートばね７ｂに抗して沈む動きは、刃ブロック２０が揺
動するよりも小さな力でなされるようにフロートばね７
ｂのばね定数をかなり小さくしてあり、このために刃ブ
ロック２０を肌に押しつけた時にはまず肌伸ばし部材６
が肌と接触して、フロート構造により肌との接触状態を
保ったまま沈んだ後に刃ブロック２０が揺勤して、３つ
の外刃２６ａ，２６ｂ，２６ｃが肌と接するようにして
ある。肌伸ばし部材６はフロートばね７ｂにより肌への
接触圧が適切に設定されるようにしているわけであり、
肌に接触する肌伸ばし部材６による毛を起こして外刃２
６ａ，２６ｃへの毛の導入効率を高めるという作用が常
時確実に得られるようにしているわけである。

【００２０】肌伸ばし部材６は、図４に示すように、フ
ロート構造をとることなく外刃ブロック２６に取り付け
て外刃ブロック２６と肌伸ばし部材６とを一体化しても
よい。肌伸ばし部材６のフロート構造の省略により、部
品数の削減と組立性の向上とを得ることができる。図５
及び図６に示すように、電気かみそりは回転式のもので
あってもよい。図中４ｃは内刃ブレードである。ここに
おける肌伸ばし部材６は、リング状に形成されてドーム
状の外刃２６の外周にフロート自在に配されている。刃
ブロック２０が揺動自在であるために、肌に押し当てた
時、外刃２６の全面及びリング状の肌伸ばし部材６のほ
ぼ全周が肌に接する状態が常に保たれるものであり、こ
の状態で電気かみそりを動かして髭を剃る時、肌との接
触部が細くて撓み易い複数条の可撓性リブ９で形成され
且つフロート自在となっている肌伸ばし部材６は、全方
向に対して確実に肌と接触して肌の引き伸ばし効果を発
揮する。回転式電気かみそりに肌伸ばし部材６を設ける
にあたっても、図７に示すように、フロート構造をとら
ずに刃ブロック２０に肌伸ばし部材６を取り付けるよう
にしてもよい。

【００２１】図８及び図９に示すものは、往復式電気か
みそりタイプにおいて、揺動自在となっている刃ブロッ
ク２０の上面に平行に並んでいる２つの外刃２６ａ，２
６ｃの間に、肌伸ばし部材６をフロート自在に組み込ん
だもので、この場合の肌伸ばし部材６は両側に位置する
外刃２６ａ，２６ｃに対して同等の肌の引き伸ばし効果
を発揮するように上端の複数条のリブ９を前後対称に配
置してある。なお、肌伸ばし部材６のフロートのための
ばね力は、肌伸ばし部材６に一体に形成した薄板弾性片
７ｃ，７ｃの先端を外刃フレーム４３の係合孔４５に連
結することで得ている。別途フロートばねを設ける必要
がないために、フロート構造となっているものの部品数
が少なくてすむものである。２つの外刃２６ａ，２６ｃ
の間に肌伸ばし部材６を配設するものにおいても、図１
０に示すように、肌伸ばし部材６の両端の突起７ｄを外
刃フレーム４３の係合孔４５に係合させることでフロー
トすることがないようにしてもよい。

【００２２】図１１及び図１２に示すように、一対の外
刃２６ａ，２６ｃの間に肌伸ばし部材６を配設するにあ
たり、肌伸ばし部材６の両端壁に形成した係合ピン７
ｅ，７ｅを外刃フレーム４３の係合孔４５，４５で支持
することにより、揺動自在となっている刃ブロック２０
に対して肌伸ばし部材６を更に揺動自在に取り付けても
よい。この場合、刃ブロック２０の揺動によって一対の
外刃２６ａ，２６ｃと肌伸ばし部材６とが同時に肌に接
触する状態が保たれ、そして肌に沿って動かす時、肌と
の摩擦によって肌伸ばし部材６が刃ブロック２０に対し
て揺動して図１３中に矢印で示す剃り方向に対し後方に
位置する刃ヘッド２６ｃ側へ倒れることにより、肌伸ば
し部材６の複数条のリブ９と外刃２６ｃとがほぼ接触す
る状態となり、肌伸ばし部材６による肌の引き伸ばしに
伴って起こされた毛は起こされた状態のまま外刃２６ｃ
に導入されるために、深剃りが確実になされるものであ
る。

【００２３】図１４は肌伸ばし部材６の刃ブロック２０
への固定方法を示したもので、ここではエラストマー等
からなる弾性部６ｂと硬質材料からなる剛性部６ａとの
２色成形品である肌伸ばし部材６の剛性部６ａの下面か
ら下方に係合壁６ｃを突設し、外刃フレーム４３の前後
方向両端璧上面に溝部５８ａを設けて、係合壁６ｃを溝
部５８ａに差し込み連結することで肌伸ばし部材６の取
り付けを行えるようにしている。この場合肌伸ばし部材
６の外刃フレーム４３への組み付けを容易にすることが
でき、且つ部品数の削減を図ることができる。

【００２４】図１５に示すように、刃ブロック２０の構
成部材、図示例では外刃フレーム４３を剛性部６ａに見
立てて、外刃フレーム４３の前後方向両端面上面に直接
２色成形することにより肌伸ばし部材６を設けるように
してもよい。

【００２５】

【発明の効果】以上のように本発明においては、肌との
接触圧方向に応じて揺動自在となっている刃部の近傍に
肌伸ばし部材を刃部と共に揺動自在として配設している
ために、その揺動によって肌と肌伸ばし部材との接触状
態を保つことができるとともに肌と肌伸ばし部材の接触
圧力を適切に保つことができるものであり、肌伸ばし部
材による毛を起こして刃部への毛の導入効率を高めると
いう動作を確実に得られるために、肌のどの部位におい
ても肌伸ばし部材が肌に密着して接触圧を一定に保って
効率よく且つ深剃りができるものである。

【００２６】そして肌伸ばし部材がフロートばねを介し
て支持されて刃ブロックに対してフロート自在となって
いると、肌の凹凸に影響されることなく、肌と肌伸ばし
部材との接触圧を更に一定に保つことができ、肌当たり
を良くすることができる。肌伸ばし部材の肌との接触部
はエラストマー等の弾性部材で形成しておくことが、肌
との摩擦係数の点、つまり肌伸ばし効果を容易に得るこ
とができる点で好ましく、特に弾性部は髭を剃る際の肌
に沿って電気かみそりを動かす方向によって、肌との間
に異なる摩擦力を生ずるものとなっていると、肌の引き
伸ばし効果と無用な摩擦の提言を図ることができるため
に、スムーズな深剃りを行うことができる。また弾性部
は複数条の細いリブ等で形成すると、肌伸ばし部材に求
められる肌との密着性に優れた可撓性を簡便に得ること
ができる。

【００２７】刃部が一対存在する電気かみそりにおいて
は一対の刃部の間に肌伸ばし部材を配設すると、刃部の
両側に一対の肌伸ばし部材を配設する場合に比して、同
等の肌伸ばし効果を得つつも肌伸ばし部材の数を少なく
することができる。揺動自在な刃ブロックに対して更に
肌伸ばし部材を揺動自在に取り付けた場合、殊に一対の
刃部の間に肌伸ばし部材を揺動自在に配設した場合、刃
部に肌伸ばし部材が近接するためにさらに効率の良い肌
伸ばし効果を得ることができる。

【００２８】そして肌伸ばし部材は、エラストマー等の
弾性部と硬質材料からなる剛性部とを２色成形するもの
とし、剛性部を外刃フレームに取付固定したり、外刃フ
レーム等の構成部材を剛性部として弾性部を電気かみそ
りの構成部材に直接２色成形すると、組立性を向上や部
品点数の削減を行うことができるものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の一例の分解斜視図であ
る。

【図２】同上の分解斜視図である。

【図３】同上の斜視図である。

【図４】他例の分解斜視図である。

【図５】他の実施の形態を示す斜視図である。

【図６】同上の分解斜視図である。

【図７】同上の他例の分解斜視図である。

【図８】更に他の実施の形態を示す斜視図である。

【図９】同上の分解斜視図である。

【図１０】同上の他例の分解斜視図である。

【図１１】同上の更に他例の分解斜視図である。

【図１２】同上の概略断面図である。

【図１３】同上の概略断面図である。

【図１４】別の実施の形態を示す概略断面図である。

【図１５】同上の他例を示す概略断面図である。

【符号の説明】

６ 肌伸ばし部材 ２０ 刃ブロック

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 本体に対し揺動自在に支持された刃ブロ
   ックを有してこの刃ブロックに設けた刃部を肌との接触
   圧方向に応じて揺動自在とするとともに、肌との接触で
   肌を伸ばす肌伸ばし部材を上記刃部の近傍に刃部と共に
   揺動自在として配設していることを特徴とする電気かみ
   そり。
2. 【請求項２】 肌伸ばし部材は刃ブロックにフロートば
   ねを介して支持されて刃ブロックに対してフロート自在
   となっていることを特徴とする請求項１記載の電気かみ
   そり。
3. 【請求項３】 肌伸ばし部材は揺動自在な刃ブロックに
   固定されていることを特徴とする請求項１記載の電気か
   みそり。
4. 【請求項４】 肌伸ばし部材は肌との接触部がエラスト
   マー等の弾性部で形成されていることを特徴とする請求
   項１または２または３記載の電気かみそり。
5. 【請求項５】 弾性部は髭を剃る際に肌に沿って電気か
   みそりを動かす方向によって肌との間に異なる摩擦力を
   呈するものであることを特徴とする請求項４記載の電気
   かみそり。
6. 【請求項６】 弾性部は複数条の細いリブで形成されて
   いることを特徴とする請求項４または５記載の電気かみ
   そり。
7. 【請求項７】 肌伸ばし部材は刃ブロックに設けられた
   一対の刃ヘッドの間に配設されていることを特徴とする
   請求項１または２または３記載の電気かみそり。
8. 【請求項８】 肌伸ばし部材は揺動自在な刃ブロックに
   対して更に揺動自在に取り付けられていることを特徴と
   する請求項１または７記載の電気かみそり。
9. 【請求項９】 肌伸ばし部材はエラストマー等からなる
   弾性部と硬質材料からなる剛性部とが２色成形で一体に
   形成されたものであって、刃ブロックにおける外刃フレ
   ームに剛性部が固定されたものであることを特徴とする
   請求項１または３記載の電気かみそり。
10. 【請求項１０】 肌伸ばし部材はエラストマー等からな
    る弾性部で形成されているとともに刃ブロックにおける
    外刃フレームに２色成形によって固定されたものである
    ことを特徴とする請求項１または３記載の電気かみそ
    り。