JPH09203949A - 防水カメラ - Google Patents

防水カメラ

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JPH09203949A
JPH09203949A JP8012593A JP1259396A JPH09203949A JP H09203949 A JPH09203949 A JP H09203949A JP 8012593 A JP8012593 A JP 8012593A JP 1259396 A JP1259396 A JP 1259396A JP H09203949 A JPH09203949 A JP H09203949A
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JP
Japan
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cover
grooves
continuously
ribs
packing
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Pending
Application number
JP8012593A
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English (en)
Inventor
Yoshiyuki Inoue
義之 井上
Akihiro Oki
昭広 沖
Akihiro Baba
昭洋 馬場
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/789,810 priority patent/US5758200A/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/08Waterproof bodies or housings

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カバーを最適に分割した比較的複雑な立体形
状の防水カメラを提供する。 【解決手段】 上カバー20と前カバー30とサイドカ
バー40とを内側で結合して第1カバー群とし、これに
内側からカメラ本体50を結合して半完成ボディとす
る。半完成ボディに、後カバー60および下カバー70
を結合した第2カバー群と、開口蓋80とを結合する。
各結合部の一方にはリブを、他方には溝を形成し、溝に
パッキンを挿入してシールする。グリップ部を突出させ
たり、ポップアップフラッシュを備えるなどの比較的複
雑な立体形状のカバー構成が容易となる。また、修理の
ときには、第2カバー群を取り外すだけで、カメラ内部
の機構類にアクセスできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水カメラに関
し、詳しくは、多数の分割されたカバーを備える防水カ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の防水カメラでは、一般に、図1の
斜視図および図2の断面図に示すように、光軸方向に直
角な一平面でカバー2,3が前後に2分割され、その分
割面がシールされる。この防水カメラでは、各カバー
2,3は液体の透過を阻止する防水構造となっている。
そして、一方のカバー分割面には突起3aが、他方には
溝2aが形成され、溝2aにパッキン4が挿入された後に
両カバー2,3が結合され、突起3aと溝2aとの間に圧
縮されたパッキン4が充填されるようにして分割面をシ
ールし、カメラ内部への水の侵入を防いでいる。また、
図3に示すように、一方のカバー3をさらに2つのカバ
ー3x,3yに分割し、その分割面にOリング4bを備えた
構成の防水カメラもある。
【0003】ところで、このような防水カメラのカバー
2,3,3x,3yは加工時に金型から抜けるようにする必
要があるため、複雑な立体形状にすることができない。
そのため、カバーを2分割または3分割する従来の防水
カメラでは、大略箱状の比較的簡単な立体形状とならざ
るを得なかった。
【0004】そこで、より複雑な立体形状の防水カメラ
を製造するためには、カバーをより多くの部分に分割し
て組み合わせることが考えられる。この場合には、どの
ようにカバーを分割するかが問題となる。すなわち、カ
メラの前面には、カバーの結合等のためのビス類が露出
しないことが好ましい。また、特に一眼レフカメラで
は、グリップ性の優れた立体形状とすることが重要であ
る。さらには、操作性、強度、部品加工および組み立て
・分解の容易性等についても、当然、考慮する必要があ
る。したがって、どのようにカバーを分割するかは、総
合的に検討して決定しなければならず、容易ではない。
【0005】また、防水カメラでは、個々のカバー結合
面をシールする必要がある。カメラ以外の防水製品で
は、たとえば、T字状の結合面をシールするために、図
4の斜視図に示した一体的に形成されたパッキン4xを
用いることが知られている。しかし、このような特別の
パッキン4xを個別に用いると、製造費用が高くなる。
【0006】ところで、近年提案されている新写真シス
テムでは、カメラにはフィルムカートリッジ自動装填装
置が内蔵されていて、このシステムのフィルムカートリ
ッジは、カメラに装填するときにフィルムを引き出す必
要がない。また、このシステムのフィルムカートリッジ
自体は小さい。そのため、このシステムのカメラでは、
35ミリフィルム用カメラのように裏蓋全体を開閉でき
るようにする必要がなく、カメラ側面に設けたフィルム
カートリッジ室蓋を開閉して、フィルムカートリッジを
出し入れする構成とすることができる。このような構造
であれば、防水すべき開閉部分が小さく、防水カメラを
構成しやすい。
【0007】しかし、このシステムのカメラでは、フィ
ルムカートリッジは、フィルムカートリッジ室蓋に押さ
えられてフィルムカートリッジ自動装填装置、すなわち
フィルムカートリッジ室に位置決めされる。そのため、
フィルムカートリッジ室蓋がカバーに取り付けられたの
では、フィルムカートリッジ室蓋は、カバーの取り付け
誤差や変形の影響によってフィルムカートリッジ室に対
する位置が変動し、フィルムカートリッジをフィルムカ
ートリッジ室に精度良く位置決めすることができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
解決すべき第1の技術的課題は、カバーを最適に分割し
た比較的複雑な立体形状を有し、かつ、フィルムカート
リッジ室にフィルムカートリッジを精度良く位置決めで
きる防水カメラを提供することである。第2の技術的課
題は、第1の技術的課題を解決するとともに、特別なパ
ッキンを用いることなく、カバーの結合部をシールする
ことである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記の
技術的課題を解決するため、本発明によれば、以下の構
成の防水カメラが提供される。
【0010】この防水カメラは、防水構造の上カバー
と、防水構造の前カバーと、防水構造の後カバーと、防
水構造の下カバーと、防水構造のサイドカバーと、防水
構造のフィルムカートリッジ室蓋と、一方の側面にフィ
ルムカートリッジ室の開口を有し、かつ、この開口の近
傍部分が防水構造であるカメラ本体(50)とを備える。
上記上カバーと、上記前カバーと、上記後カバーと、上
記下カバーと、上記サイドカバーとは、互いに気密に結
合される。上記上カバーと、上記前カバーと、上記後カ
バーと、上記下カバーとは、上記カメラ本体の上記開口
の上記近傍部分に気密に結合される。上記フィルムカー
トリッジ室蓋は、上記カメラ本体の上記開口に気密かつ
開閉自在に結合される。
【0011】上記構成においては、上カバーはカメラの
上面を、前カバーはカメラの前面すなわち撮影レンズ側
の面を、サイドカバーはカメラの他方の側面を、後面は
カメラの後面を、下カバーはカメラの下面を、フィルム
カートリッジ室蓋はカメラの一側の側面を、それぞれ構
成する。各カバーおよびフィルムカートリッジ室蓋は、
単独でカメラの各面を構成する場合のみならず、隣接す
る他の面に食い込んで、他の面の一部分を構成する場合
も含む。この場合には、それに応じて、隣接するカバー
またはフィルムカートリッジ室蓋は、食い込まれた部分
が欠けるように構成される。たとえば、上カバーは、カ
メラの上面に隣接する正面や両側面の一部分を含むよう
に、湾曲していてもよい。同様に、前カバーが側面の一
部分を含むように湾曲していても、逆に、サイドカバー
が正面を含むように湾曲していてもよい。
【0012】上記構成において、外部に連続するのは、
各カバーと、フィルムカートリッジ室蓋と、カメラ本体
の開口の近傍部分(以下、 「開口近傍部分」 ともいう)で
ある。防水構造の各カバーは互いに気密に結合され、上
カバーと前カバーと後カバーと下カバーとは、カメラ本
体の開口近傍部分に気密に結合されるので、各カバーお
よびそれらの結合部から内部への液体の透過は阻止され
る。つまり、カメラ本体は、開口近傍部分より一側の上
面、下面、前面、後面および一側面の5面が防水され
る。また、カメラ本体の開口には、防水構造のフィルム
カートリッジ室蓋が気密に結合されるので、フィルムカ
ートリッジ室蓋およびその結合部からカメラ本体内部へ
の液体の透過は阻止される。つまり、カメラ本体は、開
口近傍部分より他側も防水される。さらに、カメラ本体
は、フィルムカートリッジ室蓋および各カバーで覆われ
ない開口近傍部分自体も防水構造であり、防水される。
したがって、防水カメラが構成される。
【0013】上記構成において、前カバーと上カバーと
を内側から結合し、カメラ本体を前カバーおよびまたは
上カバーに内側からビス等で固定し、ビス等が前カバー
およびまたは上カバーを貫通しないようにして、カメラ
外装面の前面にビス等が露出しない構成とすることがで
きる。また、手で持つためのグリップ部が立体的に突出
したり、レリーズボタン、ポップアップストロボ等を備
える複雑な立体形状の防水カメラであっても、カバーを
分割することによって、各カバーが金型から抜けるよう
に構成することができる。
【0014】上記構成において、フィルムカートリッジ
を装填する場合、フィルムカートリッジ室蓋を開いて、
カメラ本体の開口からフィルムカートリッジをフィルム
カートリッジ室に挿入し、カートリッジ室蓋を閉じる。
これによって、フィルムカートリッジはフィルムカート
リッジ室蓋で押さえられ、フィルムカートリッジ室に位
置決めされる。フィルムカートリッジ室蓋はカメラ本体
に固定されているので、カバーの取り付け誤差や変形の
影響を受けない。そのため、フィルムカートリッジ室蓋
は、カバーに固定される場合に比べて、フィルムカート
リッジ室に対する位置精度が良い。そのため、フィルム
カートリッジをフィルムカートリッジ室に位置決めする
精度が良い。
【0015】したがって、カバーを最適に分割した比較
的複雑な立体形状を有し、かつ、フィルムカートリッジ
室にフィルムカートリッジを精度良く位置決めできる防
水カメラを提供することができる。
【0016】上記構成において、各カバー等を気密に結
合する方法は任意であり、たとえば、結合部にシール剤
を流し込んで結合してもよい。
【0017】好ましくは、上記上カバーは、外周縁面全
周に連続的に形成されたリブを有する。上記前カバー
は、両側および下側の外周縁面に連続的に形成されたリ
ブと、上側の外周縁面に連続的に形成された溝とを有
し、この溝にはパッキンが連続的に挿入される。上記サ
イドカバーは、下側および後側の外周縁面に連続的に形
成されたリブと、上および前側の外周縁面に連続的に形
成された溝とを有し、この溝にはパッキンが連続的に挿
入される。上記サイドカバーの前側の上記溝に上記前カ
バーの一側の上記リブが挿入され、上記前カバーの上側
の上記溝と上記サイドカバーの上側の上記溝に、上記上
カバーの下側の上記リブが挿入されて互いに結合され
て、第1カバー群が構成される。
【0018】上記カメラ本体は、上記開口の縁に沿って
連続的に形成された開口リブと、この開口リブより一側
の後面および下面に形成されたリブと、上記開口リブよ
り一側の上面および前面に連続的に形成された溝とを有
し、この溝にはパッキンが連続的に挿入される。上記カ
メラ本体の上記開口の近傍部分は、上記開口リブと上記
リブおよび上記溝との間の部分を含む。上記カメラ本体
の上記溝に上記第1カバー群の上記リブが挿入されて互
いに結合されて、半完成ボディが構成される。
【0019】上記後カバーは、下側の外周縁に沿って連
続的に形成されたリブと、両側および上側の外周縁に沿
って内側面に連続的に形成された溝とを有する。上記下
カバーは、外周縁全周に沿って内側面に連続的に形成さ
れた溝を有し、後側のこの溝にはパッキンが連続的に挿
入される。
【0020】上記下カバーの後の上記溝に上記後カバー
の上記リブが挿入されて互いに結合されて、第2カバー
群(18)が構成される。この第2カバー群の外周縁に沿
って連続する上記溝にパッキンが連続的に挿入され、こ
の溝に上記半完成ボディの上記各リブが挿入されて互い
に結合される。
【0021】上記フィルムカートリッジ室蓋は、外周縁
に沿って内側面に連続的に形成された溝を有し、この溝
にはパッキンが備えられる。上記フィルムカートリッジ
室蓋は、このフィルムカートリッジ室蓋の上記溝の上記
パッキンが上記カメラ本体の上記開口リブに密着・退避
可能となるように、上記カメラ本体の上記開口の近傍部
分に回動自在に固定される。
【0022】上記構成において、溝とリブとが連続的に
延在し、溝にはパッキンが連続的に挿入されている。一
方の部材の溝に他方の部材のリブが挿入されて結合され
ると、溝に挿入されたパッキンがリブによって圧縮され
て溝内に充填される。これによって、溝とリブとの間
は、パッキンによって隙間なく埋められ、両部材は気密
に結合される。このような結合作業は、容易に行なうこ
とができる。各溝に挿入するパッキンは、溝の幅に対応
した外径の紐状のものでよく、特別なパッキンを用いる
必要はない。
【0023】したがって、特別なパッキンを用いること
なく、カバーの結合部をシールすることができる。
【0024】また、上記構成においては、第2カバー群
を取り外せば、カメラ本体の下面および後面が同時に露
出する。そのため、カメラのメンテナンス時等に、カメ
ラ本体の下面および後面にアクセスする必要がある場合
に、好適である。
【0025】好ましくは、上記構成と同様に、上記第1
カバー群、上記半完成ボディおよび上記フィルムカート
リッジ室蓋を構成し、かつ、上記フィルムカートリッジ
室蓋を上記カメラ本体に固定する。上記後カバーは、下
側の外周縁に沿って連続的に形成されたリブと、両側お
よび上側の外周縁に沿って内側面に連続的に形成された
溝とを有し、この溝にはパッキンが連続的に挿入され、
さらに上記半完成ボディの後面側の上記各リブが挿入さ
れて互いに結合されて、第2半完成ボディが構成され
る。上記下カバーは、外周縁に沿って内側面に連続的に
形成された溝を有し、この溝にはパッキンが連続的に挿
入され、さらに上記第2半完成ボディの上記各リブが挿
入されて互いに結合される。
【0026】上記構成においても、特別なパッキンを用
いることなく、カバーの結合部をシールすることができ
る。また、上記構成においては、下カバーだけを単独で
取り外すことができる。そのため、メンテナンス時に、
カメラ本体の下面だけにアクセスする必要がある場合、
および、主としてカメラ本体の下面にアクセスする必要
がある場合に、好適である。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態に係
る防水カメラについて詳細に説明する。
【0028】まず、図5〜図33を参照しながら、本発
明の第1実施形態に係る防水カメラ10について詳細に
説明する。
【0029】この防水カメラ10は、一眼レフカメラで
ある。正面上方から見た概略斜視図である図8と背面下
方から見た概略斜視図である図9および図10に示すよ
うに、この防水カメラ10は、大略、カメラ本体50
と、このカメラ本体50の周囲を覆う上カバー20、前
カバー30、サイドカバー40、後カバー60および下
カバー70と、カートリッジ室蓋80とを備える。この
防水カメラ10は、図11〜図16の6面図に示すよう
に、カメラ本体50(不図示)のまわりを外装用の各カバ
ー20,30,30,40,60,70および蓋80で気密
に覆い、カメラ内部への液体の侵入を防止している。
【0030】この防水カメラ10の防水機構は、基本的
には、図5(II)の斜視図に示すように、2部材5,6の
接合面間にパッキン4を挟み込んで結合するように構成
されている。すなわち、通常の非防水カメラでは、図5
(I)の斜視図に示すように、一方の部材5の内側に突起
5sを形成し、他方の部材6に切欠き6sを形成して、両
部材を突き合わせて係合している。これに対し、この防
水カメラ10では、図5(II)および図7の分解斜視図に
示すように、一方の部材5の接合面5xのカメラ内部7b
側に、接合面5xに沿って連続する突起5aを形成し、他
方の部材6の接合面6xに連続する溝6aを形成し、溝6
aにパッキン4を挿入する。そして、一方の部材5の突
起5aを他方の部材6の溝6aに挿入して、両部材5,6
を結合する。このとき、図6の要部拡大断面図に示すよ
うに、両部材5,6のカメラ外部7a側の接合面5x,6x
が突き合わされる。また、両部材5,6は、そのカメラ
内部7b側において、一方の部材5の突起5aの先端5b
と他方の部材6の溝6aの底面6bとの間でパッキン4を
圧縮する。これによって、溝6a内にはパッキン4が充
填され、両部材5,6の間は密閉される。つまり、外部
7aと内部7bとの気密が保たれる。この防水カメラ10
で用いるパッキン4は、内部がスポンジ状になってい
て、外周面全体が防水性の全周スキン層で覆われた紐状
のパッキンであり、パッキン4の圧縮率が約50%とな
るように、溝6aと突起5aとを構成している。このパッ
キン4の圧縮による反発力は、従来の中実シリコンパッ
キンの約1/3〜1/4と小さい。
【0031】具体的には、カメラ本体50、各カバー2
0,30,40,60,70およびカートリッジ室蓋80同
士の接合面、すなわち外周縁面または外周縁に沿って内
側に、上記した基本構成の突起5aすなわちリブまたは
溝6aが連続して形成され、一周している。なお、各カ
バー20,30,40,60,70には、適宜位置に穴が加
工され、その穴に操作ボタンや表示窓等が気密に取り付
けられていて、単体としても液体の透過を阻止する防水
構造となっている。
【0032】次に、各カバー20,30,40,60,70
およびカートリッジ室蓋80とカメラ本体50との接合
部分の構成および結合方法について、説明する。
【0033】まず、図8〜図10を参照しながら、分割
されたカバー等の結合順序について説明する。最初に、
前カバー30とサイドカバー40とを結合して予備結合
カバー群12とする。次に、予備結合カバー群12に上
カバー20を結合して、第1カバー群14とする。次
に、第1カバー群14にカメラ本体50を結合して、半
完成ボディ16とする。次に、後カバー60と下カバー
70とを結合して、第2カバー群18とする。次に、半
完成ボディ16に第2カバー群18を結合する。最後
に、カメラ本体50にカートリッジ室蓋80を取り付け
て、防水カメラ10を完成する。なお、カートリッジ室
蓋80は、事前にボディに取り付けられていてもよい。
【0034】次に、上記の結合順序にしたがって、各部
材の構成と結合方法とについて、さらに説明する。
【0035】図8、図9、図17の上面図および図19
の左側面図に示すように、前カバー30の上の外周縁面
には溝32a,32bが連続して形成され、右、下、左の
外周縁面には、リブ34a,34b,34c,34dが連続し
て形成されている。また、サイドカバー40の上および
前の外周縁面には溝42a,42bが連続して形成され、
下および後の外周縁面にはリブ44a,44bが連続して
形成されている。前カバー30は、上の外周縁面に沿っ
て内側にビス部36a〜36eが、左の外周縁面に沿って
ビス部36f,36gが、それぞれ形成されている。サイ
ドカバー40は、前の外周縁面端に沿って、前カバー3
0のビス部36e,36f,36gに対応してビス部46e,
46f,46gが設けられている。前カバー30の上の溝
32a,32bにはパッキン38が、サイドカバー40の
上および前の溝42a,42bにはパッキン48が、それ
ぞれ挿入される。図18の上面図および図20の右側面
図に示すように、前カバー30の左のリブ34dがサイ
ドカバー40の前の溝42bに挿入され、前カバー30
のビス部36e,36f,36gとサイドカバー40のビス
部46e,46f,46gとが重ねられて、ビス締めされ
る。このとき、図20に示すように、前カバー30の左
側面の外側には、ビス締め用のビス39a,39bが露出
する。しかし、このビス39a,39bは、図15に示す
ように、後にグリップ部31にグリップラバー31aが
貼り付けられることによって、隠れてしまう。ビス締め
によって結合された両カバー30,40は、パッキン4
8の圧縮による反発力で離れることはなく、一体となっ
て、予備結合カバー群12となる。両カバー30,40
の接合面は、サイドカバー40のパッキン48によって
シールされる。サイドカバー40のパッキン48の一方
の端部48aは、サイドカバー40の後上部内側の穴
に、他方の端部48bはサイドカバー40の前下部内側
に、それぞれ係止される。前カバー30のパッキン38
の一方の端部38aは、前カバー30の右上部内側に係
止され、他方の端部38bは、図18,20に示すよう
に、サイドカバー40の前上の角部のパッキン48の上
に重ねられる。予備結合カバー群12の上の外周縁面に
は、パッキン38,48が挿入された溝32a,32b,4
2aが連続し、右、下および左の外周縁面には、リブ3
4a,34b,34c,44a,44bが連続する。すなわち、
外周縁面には、リブまたは溝が一周している。
【0036】予備結合カバー群12の上には、上カバー
20が結合される。上カバー20の外周縁面には、図
8、図9、図21の正面図、図24の下面図に示すよう
に、リブ24a〜24fが連続して形成され、一周してい
る。また、図24に示すように、上カバー20の下部内
側には、ビス部26a〜26dが設けられている。予備結
合カバー群12の上の外周縁面の溝32a,32b,42a
に、上カバー20の下の外周縁面のリブ24a,24bが
挿入され、予備結合カバー群12すなわち前カバー30
のビス部36a〜36dと上カバー群12のビス部26a
〜26dとが重ねられて内側からビス締めされる。これ
によって、図22の正面図、図23の左側面図、図25
の背面図および図27の右側面図に示すように、予備結
合カバー群12と上カバー20とは結合されて一体とな
り、第1カバー群14となる。このとき、サイドカバー
40の前上の角部近傍で重なったパッキン48とパッキ
ン38の一方の端部38bとは、圧縮されて互いに隙間
なく密着し、T字状の接合部をシールする。また、上カ
バー20の右後のリブ24eと前カバー30の右後のリ
ブ34aとの間には、パッキン38の端部38aが内側に
折り返されて、隙間なく挾み込まれている。また、上カ
バー20の左後のリブ24cとサイドカバー40の後の
リブ44bとの間には、パッキン48の端部48aが内側
に折り返されて、隙間なく挾み込まれている。
【0037】次に、第1カバー群14の内側に、カメラ
本体50が結合される。第1カバー群14の右の外周縁
面は、図27に示すように、上カバー30のリブ24f
と前カバー30のリブ34aとが連続するようになって
いる。カメラ本体50の右側部分には、図8、図9、図
29の正面図および図30の右側面図に示すように、右
側面のフィルムカートリッジ室開口51の接近して、上
面および前面に溝52a,52bを有し、後面および下面
にはリブ54a,54bを有する。フィルムカートリッジ
室開口51と、リブ54a,54bおよび溝52a,52bと
の間の開口近傍53は防水構造となっている。カメラ本
体50の上面および前面の溝52a,52bに第1カバー
群14の右側の外周縁面のリブ24f,34aが挿入され
るように、第1カバー群14の内部にカメラ本体50が
挿入される。そして、第1カバー群14とカメラ本体5
0とを、それぞれの適宜位置に設けられたビス部同士を
重ねて、内側からビス締めする。これによって、図26
の背面図および図28の右側面図に示すように、第1カ
バー群14とカメラ本体50とは一体的に結合されて、
半完成ボディ16となる。
【0038】次に、後カバー60に下カバー70を結合
して、第2カバー群18とする。後カバー60は、図
8,10に示すように、左、上、右の外周縁に沿って内
側に溝62a,62b,62cが、下の外周縁面にリブ64a
が、連続的に形成されている。下カバー70の内側に
は、図8および図31の上面図に示すように、その外周
縁に沿って内側に、前、右、後、左の順に溝72a〜7
2dが連続的に設けられている。図31に示すように、
下カバー70の後の溝72cにパッキン77が挿入さ
れ、溝72cからはみ出したパッキン77の両方の端部
77a,77bは、下カバー70の左右の溝72d,72bに
挿入される。下カバー70の後の溝72cに後カバー6
0のリブ64aを挿入し、適宜位置でビス締めして、両
カバー60,70を一体的に結合し、図32の上面図お
よび図33の背面図に示すように、第2カバー群18と
する。
【0039】次に、第2カバー群18を半完成ボディ1
6に結合する。結合前に、図32および図33に示すよ
うに、第2カバー群18の外周縁に沿って内側に一周し
て、後カバー60の溝62a,62b,62cと下カバー7
0の溝72b,72a,72dとに、パッキン78を挿入す
る。このとき、パッキン78は、下カバー70の後の溝
72cに挿入されて左右の溝72b,72dにはみ出したパ
ッキン77の両方の端部77a,77bに重なる。パッキ
ン78の両方の端部78a,78bは、図32に示すよう
に、下カバー70の左の溝72dの幅広部72xに、隣り
合って並べられる。そして、第2カバー群18の溝62
a,62b,62c,72b,72a,72dに半完成ボディ16
のリブ44b,24c,24d,24e,54a,54b,34b,3
4c,44aを挿入し、適宜位置に設けたビス部でビス締
めすることによって、両者16,18を結合する。パッ
キン78とパッキン77の両端77a,77bとが重なっ
た部分は、第2カバー群18を半完成ボディ16に結合
したときに圧縮されて互いに密着して、シール機能を発
揮する。同様に、パッキン78の両端78a,78bが隣
あった部分も互いに密着して、シール機能を発揮する。
【0040】最後に、半完成ボディ16すなわちカメラ
本体50の右側面のカートリッジ室開口51の下部の蓋
固定部55(図26,29参照)にカートリッジ室蓋80
を回動可能に取り付ける。なお、カートリッジ室蓋80
は、事前にボディに取り付けられていてもよい。半完成
ボディ16すなわちカメラ本体50には、図28に示す
ように、その右側面のカートリッジ室開口51の沿って
リブ54s〜54vが連続して形成され、一周している。
一方、カートリッジ室蓋80には、図8に示したよう
に、溝82s〜82vが対応して外周縁に沿って内側に連
続的に形成され、この溝82s〜82vにはパッキンが挿
入される。そして、カートリッジ室蓋80が閉じられる
と、カメラ本体50のカートリッジ室開口51を密閉す
るようになっている。
【0041】上記構成のカメラ10は、各カバー20,
30,40,60,70とカートリッジ室蓋80とカメラ
本体50の開口近傍53とが防水構造となっていて、互
いに気密に結合されるので、防水機能を発揮する。各カ
バー20,30,40,60,70は、常時は、カメラ本体
50に固定される。フィルムカートリッジ装填時には、
カートリッジ室蓋80が開閉されるようになっている。
この防水カメラ10は、フィルム装填装置をカメラ本体
50に備えているので、カートリッジ室蓋80を開いて
フィルムカートリッジが装填され、蓋80が閉じられる
と、フィルムカートリッジの内部からフィルムが自動的
に引きだされるようになっている。このカメラ10は、
メンテナンス時には、第2カバー群18すなわち下カバ
ー70および後カバー60を取り外すことによって、カ
メラ本体50の下面および後面にアクセスできるように
なっている。
【0042】上記のように各カバー20,30,40,6
0,70とカートリッジ室蓋80とをカメラ本体50に
結合することにより、この防水カメラ10の前面にはビ
スが露出しないようになっている。すなわち、上記構成
の防水カメラ10においては、上カバー20と前カバー
30とは、内側で相互にビス締めされ、結合されてい
る。また、カメラ本体50は、上カバー20と前カバー
30とに内側からビス締めされている。したがって、防
水カメラ10の前面には、ビスが露出しないように構成
できる。
【0043】また、この防水カメラ10は、比較的自由
な形状に構成することが可能である。たとえば、図1
1,13に示すように、グリップ性を損なうことなく、
防水カメラ10の前カバー30の左側前部を突出してグ
リップ部31を形成できる。また、防水機能を保ちなが
ら、レリーズ釦21を押しやすいように角度をつけた
り、防水カメラ10の上部にポップアップフラッシュ2
2を備えるなどした複雑な形状にすることが可能であ
る。
【0044】カメラ本体50の後面および下面は、後カ
バー60および下カバー70の外側から、ビス締めされ
るため、図12,14に示すように、防水カメラ10の
後面および下面にビスが露出している。しかし、この部
分にビスが露出していても、デザイン上は問題とはなら
ない。むしろ、メンテナンス時に、後カバー60および
下カバー70を取り外して、カメラの内部にアクセスす
ることが容易になるので、好都合である。
【0045】次に、別の方法で後カバー60および下カ
バー70を固定する、第2実施形態について、図34〜
図37を参照しながら、説明する。
【0046】第2実施形態では、図34の背面図に示す
ように、第1実施形態と同様にして、半完成ボディ16
を作った後に、まず、後カバー60を半完成ボディ16
に結合し、次に、下カバー70を結合する。そして、第
1実施形態と同様に、カートリッジ室蓋80を取り付け
る。
【0047】後カバー60には、第1実施形態と同様
に、溝62a,62b,62cおよびリブ64aが形成されて
いる。図35の背面図に示すように、この後カバー60
の溝62a,62b,62cには、パッキン68の両端部6
8a,68bが溝62a,62cからはみ出すようにしてパッ
キン68が挿入され、この後カバー60の溝62a,62
b,62cに半完成ボディ16のリブ44b,24c,24d,
24e,54aを挿入して、両者16,60を適宜位置でビ
ス締めすることにより固定して、第2半完成ボディ17
とする。第2半完成ボディ19は、図36の下面図に示
すように、その外周縁に沿って、後カバー60のリブ6
4a、サイドカバー40のリブ44a、前カバー30のリ
ブ34c,34b、カメラ本体50のリブ54bが連続し、
一周する。また、後カバー60のはみ出したパッキン6
8の端部68a,68bはカメラ内部に折り返して係止さ
れ、後カバー60のリブ62aと、サイドカバー40の
リブ44aおよびカメラ本体50のリブ54bとの間に隙
間なく挾み込まれている。
【0048】下カバー70は、第1実施形態と同様に、
溝72a〜72dが形成されている。図37の上面図に示
すように、この下カバー70の溝72a〜72dにパッキ
ン79が挿入され、パッキン79の両端部79a,79b
は左の溝72dの幅広部72xで隣接するように並べられ
る。そして、下カバー70の溝72a〜72dに第2半完
成ボディ17の下面の上記した一周するリブ64a,44
a,34c,34b,54bを挿入して、下カバー70を第2
半完成ボディ17に、適宜位置でビス締めすることによ
って固定される。
【0049】上記構成において、パッキン68,79
は、後カバー60と下カバー70とにそれぞれ取り付け
られるので、メンテナンス時に、後カバー60を取り外
すことなく、下カバー70だけを単独で取り外すことが
できる。
【0050】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
ることなく、その他種々の態様で実施可能である。たと
えば、グリップ部31がサイドカバー40に含まれ、前
カバー30には含まれないように、前カバー30とサイ
ドカバー40との分割位置を変えてもよい。他のカバー
についても、分割位置を変更してもよい。また、サイド
カバー40は、上カバー20と前カバー30とを結合し
た後に、結合されてもよい。フィルムカートリッジ室蓋
80は、フィルムカートリッジ収納箱がカメラ本体から
引き出される構成のカメラの場合には、フィルムカート
リッジ収納箱の側面として構成することができる。さら
に、本発明を、一眼レフカメラ以外に、たとえばレンズ
シャッターカメラに適用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来例の防水カメラのカバーの概略斜視図で
ある。
【図2】 図1の断面図である。
【図3】 従来例の他の防水カメラの断面図である。
【図4】 従来例のパッキンの斜視図である。
【図5】 カメラのカバー接合部分の部分断面斜視図で
ある。(I)は通常のカメラ、(II)は防水カメラについて
示している。
【図6】 本発明の防水カメラのカバー接合部分の要部
拡大断面図である。
【図7】 図5(II)の一部断面分解斜視図である。
【図8】 本発明の第1実施形態の防水カメラの分解斜
視図である。
【図9】 図8の防水カメラを反対側から見た要部斜視
図である。
【図10】 図8防水カメラを反対側から見た要部斜視
図である。
【図11】 本発明の防水カメラの正面図である。
【図12】 本発明の防水カメラの背面図である。
【図13】 本発明の防水カメラの上面図である。
【図14】 本発明の防水カメラの下面図である。
【図15】 本発明の防水カメラの左側面図である。
【図16】 本発明の防水カメラの右側面図である。
【図17】 前カバーおよびサイドカバーの上面図であ
る。
【図18】 図17の両カバーを結合したときの上面図
である。
【図19】 図17の線XIX-XIXに沿って見た左側面図
である。
【図20】 図18の線XX-XXに沿って見た左側面図で
ある。
【図21】 上カバーおよび予備結合カバー群の正面図
である。
【図22】 図21の上カバーと予備結合カバー群とを
結合した第1カバー群の正面図である。
【図23】 図22の線XXIII-XXIIIに沿って見たとき
の第1カバー群の左側面図である。
【図24】 図22の線XXIV-XXIVに沿って見たときの
第1カバー群の下面図である。
【図25】 図23の線XXV-XXVに沿って見たときの第
1カバー群の背面図である。
【図26】 図22〜24の第1カバー群にカメラ本体
を結合したときの半完成ボディの背面図である。
【図27】 図22の線XXVII-XXVIIに沿って見たとき
の第1カバー群の右側面図である。
【図28】 図26の線XXV-XXVに沿って見たときの半
完成ボディの右側面図である。
【図29】 カメラ本体の正面図である。
【図30】 図29の線XXX-XXXに沿って見たカメラ本
体の右側面図である。
【図31】 下カバーの上面図である。
【図32】 図31の下カバーに後カバーを結合した第
2カバー群の上面図である。
【図33】 図32の線XXXIII-XXXIIIに沿って見た第
2カバー群の背面図である。
【図34】 本発明の第2実施形態の防水カメラの半完
成ボディの背面図である。
【図35】 本発明の第2実施形態の防水カメラの後カ
バーの正面図である。
【図36】 図34の半完成ボディに図35の後カバー
を結合した第2半完成ボディの下面図である。
【図37】 本発明の第2実施形態の下カバーの上面図
である。
【符号の説明】
10 防水カメラ 12 予備結合カバー群 14 第1カバー群 16 半完成ボディ 17 第2半完成ボディ 18 第2カバー群 20 上カバー 21 レリーズ釦 22 ポップアップフラッシュ 24a,24b,24c,24d,24e,24f リブ 26a,26b,26c,26d ビス部 30 前カバー 31 グリップ部 31a グリップラバー 32a,32b 溝 34a,34b,34c,34d リブ 36a,36b,36c,36d,36e,36f,36g ビス部 38 パッキン 38a,38b 端部 39a,39b ビス 40 サイドカバー(左カバー) 42a,42b 溝 44a,44b リブ 46e,46f,46g ビス部 48 パッキン 48a,48b 端部 50 カメラ本体 51 カートリッジ室開口 52a,52b 溝 53 開口近傍 54a,54b リブ 54s,54t,54u,54v リブ 55 蓋固定部 60 後カバー 62a,62b,62c 溝 64a リブ 68 パッキン 68a,68b 端部 70 下カバー 72a,72b,72c,72d 溝 72x 幅広部 77 パッキン 77a,77b 端部 78 パッキン 78a,78b 端部 79 パッキン 79a,79b 端部 80 カートリッジ室蓋 82s,82t,82u,82v 溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水構造の上カバー(20)と、防水構造
    の前カバー(30)と、防水構造の後カバー(60)と、防
    水構造の下カバー(70)と、防水構造のサイドカバー
    (40)と、防水構造のフィルムカートリッジ室蓋(80)
    と、一方の側面にフィルムカートリッジ室の開口(51)
    を有し、かつ、該開口(51)の近傍部分(53)が防水構
    造であるカメラ本体(50)とを備え、 上記上カバー(20)と、上記前カバー(30)と、上記後
    カバー(60)と、上記下カバー(70)と、上記サイドカ
    バー(40)とは、互いに気密に結合され、 上記上カバー(20)と、上記前カバー(30)と、上記後
    カバー(60)と、上記下カバー(70)とは、上記カメラ
    本体(50)の上記開口(51)の上記近傍部分(53)に気
    密に結合され、 上記フィルムカートリッジ室蓋(80)は、上記カメラ本
    体(50)の上記開口(51)に気密かつ開閉自在に結合さ
    れることを特徴とする防水カメラ。
  2. 【請求項2】 上記上カバー(20)は、外周縁面全周に
    連続的に形成されたリブ(24a,24b,24c,24d,2
    4e,24f)を有し、 上記前カバー(30)は、両側および下側の外周縁面に連
    続的に形成されたリブ(34a,34b,34c,34d)と、
    上側の外周縁面に連続的に形成された溝(32a,32b)
    とを有し、該溝(32a,32b)にはパッキン(38)が連
    続的に挿入され、 上記サイドカバー(40)は、下側および後側の外周縁面
    に連続的に形成されたリブ(44a,44b)と、上側およ
    び前側の外周縁面に連続的に形成された溝(42a,42
    b)とを有し、該溝(42a,42b)にはパッキン(48)が
    連続的に連続的に挿入され、 上記サイドカバー(40)の前側の上記溝(42b)に上記
    前カバー(30)の一側の上記リブ(34d)が挿入され、
    上記前カバー(30)の上側の上記溝(32a,32b)と上
    記サイドカバー(40)の上側の上記溝(42a)に、上記
    上カバー(20)の下側の上記リブ(24,24b)が挿入さ
    れて互いに結合されて、第1カバー群(14)が構成さ
    れ、 上記カメラ本体(50)は、上記開口(51)の縁に沿って
    連続的に形成された開口リブ(54s,54t,54u,54
    v)と、該開口リブ(54s,54t,54u,54v)より一側
    の後面および下面に形成されたリブ(54a,54b)と、
    上記開口リブ(54s,54t,54u,54v1)より一側の
    上面および前面に連続的に形成された溝(52a,52b)
    とを有し、該溝(52a,52b)にはパッキン(58)が連
    続的に挿入され、上記カメラ本体(50)の上記開口(5
    1)の近傍部分(53)は、上記開口リブ(54s,54t,5
    4u,54v)と上記リブ(54a,54b)および上記溝(52
    a,52b)との間の部分を含み、 上記カメラ本体(50)の上記溝(52a,52b)に上記第
    1カバー群(14)の上記リブ(34a,24f)が挿入され
    て互いに結合されて、半完成ボディ(16)が構成され、 上記後カバー(60)は、下側の外周縁に沿って連続的に
    形成されたリブ(64a)と、両側および上側の外周縁に
    沿って内側面に連続的に形成された溝(62a,62b,6
    2c)とを有し、 上記下カバー(70)は、外周縁全周に沿って内側面に連
    続的に形成された溝(72a,72b,72c,72d)を有
    し、後側の該溝(72c)にはパッキン(77)が連続的に
    挿入され、 上記下カバー(70)の後側の上記溝(72c)に上記後カ
    バー(60)の上記リブ(64a)が挿入されて互いに結合
    されて、第2カバー群(18)が構成され、 該第2カバー群(18)の外周縁に沿って連続する上記溝
    (62a,62b,62c,72a,72b,72d)にパッキン(7
    8)が連続的に挿入され、該溝(62a,62b,62c,72
    a,72b,72d)に上記半完成ボディ(16)の上記各リブ
    (44b,24c,24d,24e,54a,54b,34b,34c,
    44a)が挿入されて互いに結合され、 上記フィルムカートリッジ室蓋(80)は、外周縁に沿っ
    て内側面に連続的に形成された溝(82s,82t,82u,
    82v)を有し、該溝(82s,82t,82u,82v)にはパ
    ッキンが備えられ、 上記フィルムカートリッジ室蓋(80)は、該フィルムカ
    ートリッジ室蓋(80)の上記溝(82s,82t,82u,8
    2v)の上記パッキンが上記カメラ本体(50)の上記開口
    リブ(54s,54t,54u,54v)に密着・退避可能とな
    るように、上記カメラ本体(50)の上記開口(51)の近
    傍部分(53)に回動自在に固定されることを特徴とす
    る、請求項1記載の防水カメラ。
  3. 【請求項3】 上記上カバー(20)は、外周縁面全周に
    連続的に形成されたリブ(24a,24b,24c,24d,2
    4e,24f)を有し、 上記前カバー(30)は、両側および下側の外周縁面に連
    続的に形成されたリブ(34a,34b,34c,34d)と、
    上側の外周縁面に連続的に形成された溝(32a,32b)
    とを有し、該溝(32a,32b)にはパッキン(38)が連
    続的に挿入され、 上記サイドカバー(40)は、下側および後側の外周縁面
    に連続的に形成されたリブ(44a,44b)と、上側およ
    び前側の外周縁面に連続的に形成された溝(42a,42
    b)とを有し、該溝(42a,42b)にはパッキン(48)が
    連続的に連続的に挿入され、 上記サイドカバー(40)の前側の上記溝(42b)に上記
    前カバー(30)の一側の上記リブ(34d)が挿入され、
    上記前カバー(30)の上の上記溝(32a,32b)と上記
    サイドカバー(40)の上側の上記溝(42a)に、上記上
    カバー(20)の下の上記リブ(24,24b)が挿入されて
    互いに結合されて、第1カバー群(14)が構成され、 上記カメラ本体(50)は、上記開口(51)の縁に沿って
    連続的に形成された開口リブ(54s,54t,54u,54
    v)と、該開口リブ(54s,54t,54u,54v)より一側
    の後面および下面に形成されたリブ(54a,54b)と、
    上記開口リブ(54s,54t,54u,54v1)より一側の
    上面および前面に連続的に形成された溝(52a,52b)
    とを有し、該溝(52a,52b)にはパッキン(58)が連
    続的に挿入され、上記カメラ本体(50)の上記開口(5
    1)の近傍部分(53)は、上記開口リブ(54s,54t,5
    4u,54v)と上記リブ(54a,54b)および上記溝(52
    a,52b)との間の部分を含み、 上記カメラ本体(50)の上記溝(52a,52b)に上記第
    1カバー群(14)の上記リブ(34a,24f)が挿入され
    て互いに結合されて半完成ボディ(16)が構成され、 上記後カバー(60)は、下側の外周縁に沿って連続的に
    形成されたリブ(64a)と、両側および上側の外周縁に
    沿って内側面に連続的に形成された溝(62a,62b,6
    2c)とを有し、該溝(62a,62b,62c)にはパッキン
    (68)が連続的に挿入され、さらに上記半完成ボディ
    (16)の後面側の上記各リブ(44b,24c,24d,24
    e,54a)が挿入されて互いに結合されて、第2半完成ボ
    ディ(17)が構成され、 上記下カバー(70)は、外周縁に沿って内側面に連続的
    に形成された溝(72a,72b,72c,72d)を有し、該
    溝(72a,72b,72c,72d)にはパッキン(79)が連
    続的に挿入され、さらに上記第2半完成ボディ(17)の
    上記各リブ(34b,54b,64b,44a,34c)が挿入さ
    れて互いに結合され、 上記フィルムカートリッジ室蓋(80)は、外周縁に沿っ
    て内側面に連続的に形成された溝(82s,82t,82u,
    82v)を有し、該溝(82s,82t,82u,82v)にはパ
    ッキンが備えられ、 上記フィルムカートリッジ室蓋(80)は、該フィルムカ
    ートリッジ室蓋(80)の上記溝(82s,82t,82u,8
    2v)の上記パッキンが上記カメラ本体(50)の上記開口
    リブ(54s,54t,54u,54v)に密着・退避可能とな
    るように、上記カメラ本体(50)の上記開口(51)の近
    傍部分(53)に回動自在に固定されることを特徴とす
    る、請求項1記載の防水カメラ。
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