JPH08306221A - 車両用灯具のレンズ固定構造 - Google Patents

車両用灯具のレンズ固定構造

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JPH08306221A
JPH08306221A JP10851295A JP10851295A JPH08306221A JP H08306221 A JPH08306221 A JP H08306221A JP 10851295 A JP10851295 A JP 10851295A JP 10851295 A JP10851295 A JP 10851295A JP H08306221 A JPH08306221 A JP H08306221A
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JP
Japan
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lens
locking member
lamp housing
lamp
hook
Prior art date
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Pending
Application number
JP10851295A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokiyoshi Ishizuki
言義 石月
Takayuki Taguchi
孝行 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプハウジング7のシール溝7aの中にレ
ンズ6のレンズ脚6aを挿入し、ホットメルト3で接着
するとともにシールするレンズ固定構造を改良して、機
械的結合部分を構成してホットメルト3に過大な応力が
生じないようにしてホットメルトの剥離,亀裂を防止
し、かつ、上記機械的結合部分を外観に現さない。 【構成】 フック5aと、レンズ嵌合孔5bとを設けた
係止部材5を構成し、上記のフック5aをランプハウジ
ング7の係止部材係合穴7bに係合するとともに、前記
のレンズ嵌合孔5bをレンズ6の嵌合突起6bと嵌合す
る。これにより、レンズ6は係止部材5を介してランプ
ハウジング7に対して位置決め固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用灯具を構成して
いるランプハウジングに対してレンズを固定するための
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用灯具は一般に、ランプハウジング
の前面開口部を覆ってレンズが固着されている。固着の
手段としては取付ネジやホットメルトが多く用いられ
る。図4はホットメルトによってレンズをランプハウジ
ングに固着した車両用灯具の従来例を示す断面図であ
る。ランプハウジング1の周囲にシール溝1aが一体に
成形されるとともに、レンズ2にはレンズ脚2aが一体
に成形されている。上記シール溝1aの中に熱軟化性の
接着剤であるホットメルト3が流動状態で注入され、そ
の中にレンズ脚2aが挿入される。ホットメルトが放冷
されて固定すると、レンズ2がランプハウジング1に対
して固定されるとともに、接合部がシールされる。本図
4に示した従来例によれば、レンズの固定とシールとが
ホットメルト3によって兼ねられるので好都合である
が、レンズ2に外力が作用するとホットメルト3に応力
が作用して剥離や亀裂を生じ、漏水トラブルを招く虞れ
が有る。そこで、レンズ脚にフックを設けてランプハウ
ジングに係合することによって外力を支持するようにし
た、いわゆるランス方式の固定構造が公知である。図5
はホットメルトによるレンズ接着とフックによる外力支
持とを併用した車両用灯具の公知例を示す断面図であ
る。レンズ2のレンズ脚2aにフック2bが一体形成さ
れるとともに、ランプハウジング1のシール溝1aの壁
に開口1bが形成されていて、上記の開口1bに前記の
フック2bが係合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した公知例の
レンズ固定構造によると、レンズの固定的支持が確実で
あってホットメルト3に過大な応力が作用しないので、
ホットメルト3の剥離や亀裂を生じる虞れが少ないが、
ランプハウジング1のシール溝1aの壁に設けられた開
口1bが外観に現れるので見栄えが悪く、商品価値を低
下させる。その上、上記の開口1bからホットメルトが
ハミ出す虞れもある。ホットメルトがハミ出すと、いっ
そう外観を損ね、シール性能保持の面からも好ましくは
ない。ランプハウジングのシール溝1a付近に形成され
た開口1bが外観に現れないようにするため、レンズ2
の周辺部を仮想線で描いた2cのように延長して上記の
開口1bを覆うことも考えられるが、フック2bと仮想
の延長部2cとをレンズ2と一体に成形しようとする
と、成形用の金型の離型が極めて困難であり、実用に適
しない。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みて為されたもの
であって、接着剤兼シール剤であるホットメルトに過大
な応力を生じさせる虞れが無く、しかもレンズとランプ
ハウジングとの機械的な構造部分が外観に現れないレン
ズ固定構造を提供することを目的とする。ただし、本発
明を実施する際、接着剤兼シール剤として用い得る薬剤
はホットメルトに限定されるものではなく、レンズ材料
である合成樹脂およびランプハウジング材料である合成
樹脂の両方に対して接着性能を有する薬剤を適宜に選定
して使用することができる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的(接着兼シー
ル剤に過大応力を与えずに外観を改善)を達成するため
本発明の構造は、ランプハウジングに形成されたシール
溝の中へ、レンズに形成された脚を挿入して、接着剤に
よって固定するとともにシールされている、車両用灯具
のレンズ固定構造において、前記のランプハウジングお
よびレンズのそれぞれに当接して係合する係止部材を具
備しており、ランプハウジングには係止部材と係合する
ための係合穴が設けられるとともに、レンズには係止部
材と嵌合する嵌合突起が設けられていて、前記の係止部
材にはフックが形成されていて、このフックが前記ラン
プハウジングの係合穴に係合されるとともに、該係止部
材に嵌合孔が形成されていて、この嵌合孔が前記レンズ
の嵌合突起に嵌合されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】上述の手段によると、係止部材に形成されたフ
ックがランプハウジングの係合穴に係合しているので、
該係止部材はランプハウジングに対して機械的に抜け止
めされている。さらに、上記係止部材の嵌合孔にレンズ
の嵌合突起が嵌合されているので、該レンズが係止部材
に対して位置決めされている。上述の機能を総合して、
レンズがランプハウジングに対して係止部材を介して位
置決め、支持されているので、レンズが外力を受けたと
き該外力は係止部材を介してランプハウジングにより機
械的に支持され、シール溝とレンズ脚とを接着している
接着兼シール剤に過大な応力を生じない。このため、接
着兼シール剤の剥離や亀裂を生じる虞れが無く、耐久性
に優れ、水浸入トラブルが未然に防止される。さらに、
ランプハウジングとレンズとを機械的に締結している構
成部分が外観に現れないので見栄えが良く、商品価値を
低下させない。
【0007】
【実施例】次に、図1ないし図3を順次に参照しつつ、
本発明の実施例を説明する。図2は本発明に係るレンズ
固定構造の1実施例を備えた車両用灯具を示す外観正面
図である。本例の車両用灯具4は、ストップランプ4a
と、ターンシグナルランプ4bと、バックランプ4cと
の3種類の機能部分よりなるコンビネーションランプで
あって、各機能部分を構成している3つのレンズは一体
に成形されてレンズ6を構成している。
【0008】この実施例の車両用灯具は、本図2に符号
5で示してハッチングを付した位置に、後に詳述する係
止部材が配置されているが、レンズ6に覆われている。
図1は本発明に係る車両用灯具のレンズ固定構造の1実
施例における断面図であって図2に示す断面A−Aで切
断した状態が描かれている。(図1参照)7はランプハ
ウジングであって、合成樹脂材料によってシール溝7a
を一体に成形されている。一方、レンズ6にはレンズ脚
6aが一体に成形されていて、このレンズ脚6aが前記
のシール溝7aに挿入され、ホットメルト3により接着
固定されるとともに防水シールされている。そして、上
記ランプハウジング7とレンズ6とに接せしめて、前述
の係止部材5が配設されている。図3は上記実施例に用
いられている係止部材を抽出して描いた概要的な外観斜
視図である。
【0009】図1に表されているように、ランプハウジ
ング7には係止部材5と係合する係止部材係合穴7bが
形成され、レンズ6には係止部材5と嵌合する嵌合突起
6bが形成されている。これらの構成部分に対応せしめ
て(図1および図3を対照して参照)係止部材5にはフ
ック5aが形成されていて、このフック5aが前記の係
止部材係合穴7bに係合している。また、該係止部材5
にはレンズ嵌合孔5bが形成されていて、このレンズ嵌
合孔5bが前記の嵌合突起6bと嵌合している。これに
より、レンズ6が係止部材5に対して位置決め固定され
るとともに、該係止部材5はランプハウジング7に対し
て位置決め固定される。これらを総合してレンズ6は、
係止部材5を介してランプハウジング5に対して位置決
め固定されている。例えば車両が走行したり発進,停止
したりして車両用灯具に振動が伝わっても、レンズ6は
係止部材5を介してランプハウジング7に対して固定さ
れているので、該レンズ6のランプハウジング7に対す
る変位は係止部材5に拘束されて少量である。従ってホ
ットメルト3に大きい外力が作用しない。このためホッ
トメルト3に過大な応力が発生せず、剥離や亀裂を生じ
る虞れが無い。このためホットメルト3の水シール機能
が損われず、浸水トラブルが未然に防止されて、優れた
耐久性が得られる。さらに、図1に表された構成から明
らかなように、レンズ6をランプハウジング7に対して
機械的に結合している構成部分(例えば係止部材5,フ
ック5a,レンズ嵌合孔5b,係止部材係合穴7b,嵌
合突起6b)は総べて、「レンズ6とランプハウジング
7とによって囲まれた密閉空間」の中に位置していて外
観に現れず、商品価値を損ねる虞れが無い。また、シー
ル溝7aの壁に開口を設ける必要が無いので、ホットメ
ルト3が開口からハミ出したり、該加工が外観を損ねた
りする虞れも無い。
【0010】
【発明の効果】本発明を適用すると、係止部材に形成さ
れたフックがランプハウジングの係合穴に係合している
ので、該係止部材はランプハウジングに対して機械的に
抜け止めされている。さらに、上記係止部材の嵌合孔に
レンズの嵌合突起が嵌合されているので、該レンズが係
止部材に対して位置決めされている。上述の機能を総合
して、レンズがランプハウジングに対して係止部材を介
して位置決め、支持されているので、レンズが外力を受
けたとき該外力は係止部材を介してランプハウジングに
より機械的に支持され、シール溝とレンズ脚とを接着し
ている接着兼シール剤に過大な応力を生じない。このた
め、接着兼シール剤の剥離や亀裂を生じる虞れが無く、
耐久性に優れ、水浸入トラブルが未然に防止される。さ
らに、ランプハウジングとレンズとを機械的に締結して
いる構成部分が外観に現れないので見栄えが良く、商品
価値を低下させないという優れた実用的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用灯具のレンズ固定構造の1
実施例における断面図であって図2に示す断面A−Aで
切断した状態が描かれている。
【図2】本発明に係るレンズ固定構造の1実施例を備え
た車両用灯具を示す外観正面図である。
【図3】上記実施例に用いられている係止部材を抽出し
て描いた概要的な外観斜視図である。
【図4】ホットメルトによってレンズをランプハウジン
グに固着した車両用灯具の従来例を示す断面図である。
【図5】ホットメルトによるレンズ接着とフックによる
外力支持とを併用した車両用灯具の公知例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1…ランプハウジング、1a…シール溝、2…レンズ、
2a…レンズ脚、2b…フック、2c…仮想の延長部、
3…ホットメルト、4…車両用灯具、4a…ストップラ
ンプ、4b…ターンシグナルランプ、4c…バックラン
プ、5…係止部材、5a…フック、5b…レンズ嵌合
孔、6…レンズ、6a…レンズ脚、6b…嵌合突起、7
…ランプハウジング、7a…シール溝、7b…係止部材
嵌合穴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプハウジングに形成されたシール溝
    の中へ、レンズに形成された脚を挿入して、接着剤によ
    って固定するとともにシールされている、車両用灯具の
    レンズ固定構造において、 前記のランプハウジングおよびレンズのそれぞれに当接
    して係合する係止部材を具備しており、ランプハウジン
    グには係止部材と係合するための係合穴が設けられると
    ともに、レンズには係止部材と嵌合する嵌合突起が設け
    られていて、 前記の係止部材にはフックが形成されていて、このフッ
    クが前記ランプハウジングの係合穴に係合されるととも
    に、該係止部材に嵌合孔が形成されていて、この嵌合孔
    が前記レンズの嵌合突起に嵌合されていることを特徴と
    する、車両用灯具のレンズ固定構造。
JP10851295A 1995-05-02 1995-05-02 車両用灯具のレンズ固定構造 Pending JPH08306221A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1612902A3 (en) * 2004-07-02 2006-06-07 Alps Electric Co., Ltd. Waterproof case of electronic apparatus
US20110227253A1 (en) * 2010-03-18 2011-09-22 Akiyasu Koshiba Metal mold for use in molding lens cover and method for producing lens cover

Cited By (3)

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