JPH0194802A - カメラ用防水ケース及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水中撮影等に使用されるカメラ用防水ケース
及びその製造方法に関する。

〔従来の技術〕

従来、カメラ用防水ケースは、透明プラスチック材を用
いて造られたケース前半体とケース後半体とから成り、
各ケースの開口縁にシール部を形成すると共に当接係合
して防水性を持たせてケース内への水の浸入を防止して
いる。また、収納されたカメラの撮影レンズに対応する
ケースの部分は、切り抜かれ、そこにガラス等を張り合
わせて透明性を持たせ、撮影に支障がないようになって
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし従来のカメラ用防水ケースは、ケースの撮影レン
ズに対応する部分にガラス等を張り合わせて構成してい
るので製作に手間がかかり、また、強度的にも問題があ
る。

本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、製作
が簡単で強度的に強いカメラ用防水ケース及びその製造
方法を提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係るカメラ用防水ケースは、前記目的を達する
ために、軟質透明材料から成るケース前半体とケース後
半体とから成り、各ケース半体の接合開口縁にシール部
を形成すると共にカメラを内部に収納した状態でケース
前半体とケース後半体とを接合することによりカメラを
防水保護するカメラ用防水ケースに於いて、ケース前半
体の、カメラの撮影レン〆に対応する部分を光学用透明
樹脂材で形成したことを特徴としている。

本発明に係るカメラ用防水ケース製造方法は、前記目的
を達するために、軟質透明材料から成るケース前半体と
ケース後半体とから成り、各ケース半体の接合開口縁に
シール部を有するカメラ用防水ケースの製造方法に於い
て、各ケース半体をプラスチック材料でモールド成形し
、次にケース前半体の撮影レンズ対応部分を光学用透明
樹脂材でダブルモールド成形することを特徴としている
。

〔作用〕

本発明のカメラ用防水ケース及びその製造方法によれば
、カメラ用防水ケースの本体をモールド成形し、ケース
本体のカメラの撮影レンズに対応する部分が光学用透明
樹脂材でダブルモールド成形されるのでケースの製作が
簡単である。また、ケースの撮影レンズに対応する部分
には光学用透明樹脂材で形成しであるので強度的に強く
、透明度もよい。

〔実施例〕

以下添付図面に従って本発明に係るカメラ用防水ケース
並びにその製造方法の好ましい実施例を詳説する。

本発明に係るカメラ用防水ケース１０は、第１図に示す
ように、ケース前半体１６、ケース後半体１８及び薄肉
状に成形された折曲げ可能なヒンジ部１４から構成され
る。

ケース本体ｌＯの前半体１６と後半体１８とは、モール
ド金型で、透明軟質ポリマーをモールド成形して一体に
造られている。ケース前半体１６並びにケース後半体１
８の内部形状は、カメラの外観形状にフィツトするよう
に、収納するカメラの形状に合わせて薄い箱状を基本形
状として形成される。例えば、ケース前半体１６にはカ
メラの撮影レンズ鏡筒部が位置する凹部１１が形成され
、ケースとカメラとの間に余計な隙間生じない。ケース
前半体１６及びケース後半体１８は図に示すように全体
として略矩形形状をしており、ケース前半体１６の開口
縁の全周には、第１図及び第２図に示すような突起２０
が形成され、ケース後半体１８の開口縁の全周には、突
起２０が嵌合する溝２２が設けられている。これにより
、ヒンジ部１４で折り曲げられた各ケース半体１６．１
８は、ケース前半体１６の突起２０とケース後半体１８
の溝２２とが係合し、第３図に示すように、水密性を持
った箱状になる。

また、ケース前半体１６のレンズの形状に合わせて切り
抜かれた切抜１ｓ２４には前記ケースより硬質の透明材
１２がダブルモールド成形により形成される。透明材に
は、光学用透明樹脂材の１つであるポリメタル酸メチル
材が使用される。

更に、カメラのシャッタに対応するケース前半体１６の
シャッタ廓２６は、薄肉成形されることにより可撓性を
持たせ、シャッタをケース本体１０の外側から容易に操
作することができるようになっている。カメラのフィル
ム撮影枚数確認窓に対応するケース後半体１８のフィル
ム確認部２８は、より透明度を高めるように薄肉成形さ
れている。これにより、使用したフィルムの枚数が容易
に確認できる。カメラのファインダに対応するケース後
半体１８のファインダ部３０も、薄肉成形することによ
り、より透明度を高めるようにしている。ケース後半体
１８の縁の側部には、図示しないストラップを取り付け
る止め部３２が一体成形されている。

前記の如く構成された本発明に係るカメラ用防水ケース
の作用を説明する。

カメラを本発明に係る防水ケースに収納するには、まず
、カメラの撮影レンズを透明材１２に対応させるように
位置させ、更に、シャッタがケース前半体１６の薄肉部
分２６に対応するように、カメラをケース前半体１６上
に配置する。次にケース後半体をヒンジ部１４から薪り
曲げ開口縁の突起２０と溝２２を係合させることにより
、カメラは防水ケース１０に収納される。

前記実施例では、ケースの撮影レンズに対応する部分の
みをダブルモールド成形したのであるが、シャッタ部２
６、フィルム確認部２８、ファインダ部３０等もダブル
モールド成形してもよい。

前記実施例では、光学透明材料としてポリメタル酸メチ
ル材を用いたのであるが、他の光学透明材料でもよい。

前記実施例では、防水ケースがカメラの外観形状に沿う
ように形成されているので、防水ケ・−スが小型になる
利点がある。又、ケース１６と１８の接合部はカメラ側
面でなく、ケースを上蓋とカメラ収納本体に分け、カメ
ラ上方で接合するようにしでもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るカメラ用防水ケース並
びにその製造方法によれば、ケース本体のカメラのレン
ズに対応する部分とをダブルモールド成形により形成す
るので簡単にカメラ用防水ケースを製作することが出来
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るカメラ用防水ケースのを開いた状
態の斜視図、第２図は第１図のカメラ用防水ケースのＡ
−Ａ線断面図、第３図は本発明に係るカメラ用防水ケー
スを閉じた状態の斜視図である。 １２・・・透明材、　　１６・・・ケース前半体、　１
８・・・ケース後半体、　２０・・・突起、　２２・・
・溝。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）軟質透明材料から成るケース前半体とケース後半
   体とから成り、各ケース半体の接合開口縁にシール部を
   形成すると共にカメラを内部に収納した状態でケース前
   半体とケース後半体とを接合することによりカメラを防
   水保護するカメラ用防水ケースに於いて、 ケース前半体の、カメラの撮影レンズに対応する部分を
   光学用透明樹脂材で形成したことを特徴とするカメラ用
   防水ケース。
2. （２）軟質透明材料から成るケース前半体とケース後半
   体とから成り、各ケース半体の接合開口縁にシール部を
   有するカメラ用防水ケースの製造方法に於いて、各ケー
   ス半体をプラスチック材料でモールド成形し、次にケー
   ス前半体の撮影レンズ対応部分を光学用透明樹脂材でダ
   ブルモールド成形することを特徴とするカメラ用防水ケ
   ースの製造方法。