JP2558121Y2 - 防滴防水カメラ - Google Patents

防滴防水カメラ

Info

Publication number
JP2558121Y2
JP2558121Y2 JP1990017071U JP1707190U JP2558121Y2 JP 2558121 Y2 JP2558121 Y2 JP 2558121Y2 JP 1990017071 U JP1990017071 U JP 1990017071U JP 1707190 U JP1707190 U JP 1707190U JP 2558121 Y2 JP2558121 Y2 JP 2558121Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
wall
camera
drip
waterproof member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990017071U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03108235U (ja
Inventor
幸聖 小迫
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP1990017071U priority Critical patent/JP2558121Y2/ja
Publication of JPH03108235U publication Critical patent/JPH03108235U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2558121Y2 publication Critical patent/JP2558121Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「技術分野」 本考案は、カメラボディの壁面に設けた蓋体を閉める
とき、弾性防水部材を他方の密封面に弾接させてカメラ
ボディ内の密封化を図る防滴防水カメラに関する。
「従来技術およびその問題点」 近年、雨、波しぶきあるいは沢の水等に濡れても、そ
の水滴が内部に浸入しないものや、海、プール等の水中
でも撮影可能な防滴防水カメラが市販されている。この
防滴防水カメラは、カメラボディおよびレンズ部が水密
状に構成されている。また、フィルム交換等に用いる後
蓋体が、カメラボディに対して開閉自在に設けられてい
る。
この後蓋体は閉めたとき、カメラボディとの間で水密
を保持するが、その取り付け構造を第5A図により説明す
る。後蓋体36は、平坦状の後壁面37の一隅に設けたブラ
ケット15に回動軸13により枢支されている。そして後蓋
体36の内面には、後壁面37に形成した開口部38を囲むよ
うに嵌込み溝部35が形成されている。この嵌込み溝部35
には、後蓋体36を閉めたとき開口部38の水密を保持する
ための弾性防水部材11が嵌め込まれている。
ところで、後蓋体36を閉める場合、弾性防水部材11に
おける回動近接部11aの回動軌跡は矢印Aのようにな
る。そして、回動近接部11aが後壁面37に軽く当接した
状態(第5A図)から、後蓋体36をさらに同方向に回動さ
せて、弾性防水部材11全体を後壁面37に密接させようと
すると、特に回動近接部11aには、先端を当接させたま
まで曲げ力が作用するため、歪んだ状態で後壁面37に密
接する。このため、後蓋体36は弾性防水部材11により後
壁面37との間の水密を保持することができるものの、回
動近接部11aは後蓋体開閉の度に歪められるため、早期
に変形しやすく、嵌込み溝部35から脱落したり、水密性
能が落ちる等の不具合を発生する虞れがある。
「考案の目的」 本考案は、上述した従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、蓋体を繰り返し開閉して、弾性防水部材に変形を
来さない構造を有する防滴防水カメラを得ることを目的
としている。
「考案の概要」 本考案の防滴防水カメラは、カメラボディに蓋体を開
閉自在に軸着し、この蓋体と上記カメラボディの壁面の
いずれか一方に巨視的に見て弾性変形しない密封面を設
け、他方に、蓋体を閉じたとき、この密封面に当接して
巨視的に見て弾性変形する弾性防水部材を設けた防滴防
水カメラにおいて、上記密封面と弾性防水部材との接触
部分における接平面が、蓋体の回動支点を通るように形
成し、上記密封面と弾性防水部材を、蓋体を閉じたと
き、弾性防水部材の全体が上記接平面より蓋体側および
カメラボディ側のいずれか一方の側において弾性変形す
る形状としたことを特徴としている。
したがって、蓋体と壁面のいずれか一方に設けた弾性
防水部材は蓋体を閉める際、回動支点を通る平面上の他
方の密封面に対して略垂直に当接することができる。こ
れにより、弾性防水部材はその形状を歪められることは
なく、その変形は最小限に抑えられる。
「考案の実施例」 以下図示実施例について本考案を説明する。第4図は
本考案を適用した防滴防水カメラ10の外観を示す斜視図
である。
防滴防水カメラ10のカメラボディ12は水密状に構成さ
れており、その撮影レンズ鏡筒14が水密を保持して設け
られている。カメラボディ12の上平面には、一対のズー
ムスイッチ30,32およびレリーズボタン28が設けられて
おり、後面に後蓋体34が開閉自在に設置されている。カ
メラボディ正面の壁面12aには、測距用の赤外光を投光
する投光窓20、および被写体で反射した赤外光を受光す
る受光窓22、ファインダの対物窓24と、ストロボの発光
窓26が設けられている。
次に、第1A図により、後蓋体34の取り付け構造を説明
する。
後壁面12bの一隅には、R状凹部12dが形成されてい
て、このR状凹部12dからカメラ後方に向けブラケット1
5が突出して設けられている。後蓋体34はその端部に回
動基部16を有しており、この回動基部16は、後蓋体34の
内面側に向け突出して形成されている。
ブラケット15における、後壁面12bを延長した同一平
面B上には回動軸13(回動支点)が設けられている。上
記後蓋体34はこの回動軸13により、後壁面12bに対し回
動自在に取り付けられている。後蓋体34の内面には、後
壁面12bに形成した開口部12cを囲むように嵌込み溝部35
が形成されており、この嵌込み溝部35には、リング状の
弾性防水部材11が該溝部35に沿ってはめ込まれている。
これにより弾性防水部材11は、回動軸13よりやや図の上
方にずれて位置され、後蓋体34を回動軸13を中心に回動
させるときの回動近接部11aの回動軌跡Aは、第A図の
矢印Aのようになり、回動近接部11aは後壁面12bの密封
面sに対し略垂直に当接する。
したがって、以上の構造の防滴防水カメラ10は、フィ
ルム交換等により後蓋体34を開放した後閉める際、弾性
防水部材11の回動近接部11aが、第1A図の矢印Aの回動
軌跡をとる。これにより、回動近接部11aは後壁面12bへ
の当接時、第1B図のように密封面sに対して略垂直に当
接することができる。このため、回動近接部11aは横方
向に歪んだり、ねじれたりすることなく、最良の状態で
密接する。
また第2図により、本考案による別の実施例を説明す
る。
後壁面12b′は、その一隅がカメラ前方に向けてR状
に形成されており、この後壁面12b′の略中央部には開
口部12c′が形成されている。後蓋体34′は後壁面12b′
の形状に沿うように、略同形に形成されている。そし
て、後蓋体34′の内側面に密着した弾性防水部材11の回
動近接部11aが、後蓋体34′の回動軸13を通る平面B上
で、後壁面12b′に密接できるように、回動軸13の位置
および後壁面12b′のR形状が考慮されている。したが
って、後蓋体34′を閉めたとき、回動近接部11aは、密
封面sに上述の第1の実施例と同様に、略垂直に密接す
る。
第3図により、さらに別の実施例について説明する。
後壁面12b″は、カメラ後方に膨出するように湾曲し
て形成されている。後蓋体34″は、この後壁面12b″の
曲面に沿うように該後壁面12b″と略同形状に形成され
ている。そして、後蓋体34″の内側面に密着した弾性防
水部材11の回動近接部11aが、後蓋体34″の回動軸13の
通る平面B上で、後壁面12b″に密接できるように、回
動軸13の位置および後壁面12b″の形状が考慮されてい
る。したがって、後蓋体34″を閉めたとき、回動近接部
11aは、密封面sに、略垂直に密接することができる。
なお、本実施例は、本考案を、ズーミング可能なカメ
ラ(防滴防水カメラ10)に適用していたが、ズーミング
しないタイプのカメラに本考案を適用しても良いことは
勿論である。
「考案の効果」 以上のように本考案の防滴防水カメラによれば、蓋体
を閉める際、弾性防水部材を密封面に対して略垂直に当
接させて密接することができる。これにより、弾性防水
部材が歪んで早期に変形したり、水密性能の低下を招く
等の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本考案に係る防滴防水カメラの後蓋体の水密構
造を示す概略断面図、 第1B図は第1A図の後蓋体を閉じた状態を示す図、 第2図は本考案の別の実施例における後蓋体の水密構造
を示す概略断面図、 第3図は本考案のさらに別の実施例における後蓋体の水
密構造を示す概略断面図、 第4図は本考案を適用した防滴防水カメラの外観を示す
斜視図、 第5A図は従来の後蓋体の水密構造を示す概略断面図、 第5B図は第5A図の後蓋体を閉めた状態を示す図である。 10……防滴防水カメラ、11……弾性防水部材、11a……
回動近接部、12……カメラボディ、12b,12b′,12b″…
…後壁面(壁面)、13……回動軸(回動支点)、34,3
4′,34″……後蓋体(蓋体)、B……平面、s……密封
面。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラボディに蓋体を開閉自在に軸着し、
    この蓋体と上記カメラボディの壁面のいずれか一方に巨
    視的に見て弾性変形しない密封面を設け、他方に、蓋体
    を閉じたとき、この密封面に当接して巨視的に見て弾性
    変形する弾性防水部材を設けた防滴防水カメラにおい
    て、 上記密封面と弾性防水部材との接触部分における接平面
    が、蓋体の回動支点を通るように形成し、 上記密封面と弾性防水部材を、蓋体を閉じたとき、弾性
    防水部材の全体が上記接平面より蓋体側およびカメラボ
    ディ側のいずれか一方の側において弾性変形する形状と
    したことを特徴とする防滴防水カメラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、壁面は平坦状に形成さ
    れていて、蓋体は、この壁面の平坦面に沿う形状に形成
    されており、弾性防水部材が弾接する密封面がこの壁面
    の平坦面に上にある、防滴防水カメラ。
  3. 【請求項3】請求項1において、壁面は曲面状に形成さ
    れていて、蓋体は、この壁面の曲面に沿う形状に形成さ
    れており、弾性防水部材が弾接する密封面がこの壁面の
    曲面上にある、防滴防水カメラ。
JP1990017071U 1990-02-22 1990-02-22 防滴防水カメラ Expired - Fee Related JP2558121Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990017071U JP2558121Y2 (ja) 1990-02-22 1990-02-22 防滴防水カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990017071U JP2558121Y2 (ja) 1990-02-22 1990-02-22 防滴防水カメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03108235U JPH03108235U (ja) 1991-11-07
JP2558121Y2 true JP2558121Y2 (ja) 1997-12-17

Family

ID=31520304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990017071U Expired - Fee Related JP2558121Y2 (ja) 1990-02-22 1990-02-22 防滴防水カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2558121Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012009771A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Olympus Corp 防水機器
JP6655816B2 (ja) * 2016-12-14 2020-02-26 パナソニックIpマネジメント株式会社 車載撮像装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55138570A (en) * 1979-04-13 1980-10-29 Tokyo Electric Co Ltd Electronic lock
JPS59916B2 (ja) * 1979-11-12 1984-01-09 松下電器産業株式会社 記憶装置のセンス回路
JPS5760129U (ja) * 1980-09-29 1982-04-09
JPS57184922U (ja) * 1981-05-20 1982-11-24
JPS58169113A (ja) * 1982-03-31 1983-10-05 Tech Res & Dev Inst Of Japan Def Agency 光混成集積回路
JPS6076335U (ja) * 1983-10-31 1985-05-28 オリンパス光学工業株式会社 防水カメラの蝶番機構
JPS612974A (ja) * 1984-06-15 1986-01-08 Nippon Piston Ring Co Ltd 鋼製組み合わせオイルリング
JPH052908Y2 (ja) * 1986-01-13 1993-01-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03108235U (ja) 1991-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002202557A (ja) カメラの防水構造
JPS607769B2 (ja) 保護カバ−付カメラ
JPH1141498A (ja) 電子カメラ
JP2558121Y2 (ja) 防滴防水カメラ
JP2558121Z (ja)
JP3006017U (ja) カメラの防滴防水構造
US4699486A (en) Camera with openable and closable grip
JPH059710Y2 (ja)
JP2921896B2 (ja) 防滴防水カメラ
JP4258115B2 (ja) 電子機器用防水ケース
JPS606822Y2 (ja) 防水カメラの密閉構造
JP2565935Y2 (ja) 防水ハウジング
JP2558122Y2 (ja) 防滴防水カメラ
JP2516851Y2 (ja) 防滴防水カメラ
JP2593132Y2 (ja) 画面サイズ切替えカメラ
JPS6131309Y2 (ja)
JPS6114032Y2 (ja)
JP3008100U (ja) カメラの防滴防水構造
JP2558120Y2 (ja) 防滴防水カメラ
JPH04120947U (ja) 防滴防水カメラ
JPH0455309Y2 (ja)
JPH04126236U (ja) 防滴防水カメラ
JP2599339Y2 (ja) 水中撮影用防水カメラケース
JP2541804B2 (ja) カメラ
JPS6114035Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees