JP2002202557A - カメラの防水構造 - Google Patents

カメラの防水構造

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JP2002202557A
JP2002202557A JP2000402879A JP2000402879A JP2002202557A JP 2002202557 A JP2002202557 A JP 2002202557A JP 2000402879 A JP2000402879 A JP 2000402879A JP 2000402879 A JP2000402879 A JP 2000402879A JP 2002202557 A JP2002202557 A JP 2002202557A
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camera
front cover
rear cover
case
cover
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JP2000402879A
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English (en)
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Hideaki Matsune
英明 松音
Toshibumi Nakano
俊文 中野
Takashi Muroi
隆 室井
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/08Waterproof bodies or housings

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】STユニットをカメラ本体に設けることで組み
立て性を向上することができ、前カバ,後カバ,ST本
体の3部材間にわたる防水機能を2つの防水部材として
のSTゴム,ナカゴムを用いて確実に実行し得ること。 【解決手段】 本発明の防水構造が適用されたカメラ1
は、カバ4,後カバ4でポップアップ式のSTユニット
13が取り付けたカメラ本体3が挟装される。後カバ5
の内側部分に配設されたナカゴム30は、前カバ4と後
カバ5とを組み付けた状態で前カバ4に設けられた前カ
バリブ28により押圧され、前カバ4と該後カバ5との
間を液密に保つ。一方、ST本体13Bの外周に配設さ
れたSTゴム23は、前カバ4と後カバ5とに該ST本
体13Bが挟装された状態で前カバリブ28bに押圧さ
れ前カバ4と後カバ5とST本体13Bとの間を液密に
保ち、同時に後カバ5の内側部分に配設された後カバリ
ブ5bに押圧され後カバ4とST本体13Bとの間を液
密に保つ。これにより、カバ4,後カバ4,ST本体1
3Bの3部品間での防水機能を確実に実行し得ることが
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポップアップ式の
ストロボ発光手段を備えたカメラの防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ロールフィルム等を使用する小型
カメラ等においては、写真撮影を行うにあたって照明光
を照射する閃光発光装置等のストロボ発光手段をカメラ
筐体に内蔵する構成のものが、種々提案され、また実用
化されている。
【0003】特に、このストロボ発光手段をカメラ本体
に対して突出された照射位置と収納された非照射位置の
間で移動可能に構成された、いわゆるポップアップ式の
ストロボ発光手段を備えたカメラは、撮影性能や発光性
能を満足するだけでなく、そのカメラ本体外観のデザイ
ンあるいは機能的にも有効であり、強い人気がある。
【0004】この種のカメラにおいては、従来より、組
み立て性の向上化や製造コストの低減化、また、安定し
たストロボ発光モードにおける撮影性能を得るためにポ
ップアップ機能の向上やストロボ発光手段の取付に伴う
カメラ筐体への防水機能の向上化が強く望まれている。
【0005】このような要求に鑑み、従来より種々様々
な提案が数多くなされており、例えば本件出願人によっ
てなされた特開平6−242497号公報に記載のポッ
プアップストロボや、特開2000−122146号公
報に記載のカメラの移動部の防水機構がある。
【0006】前記特開平6−242497号公報に記載
の提案では、ポップアップ機能の向上化を図るために、
収納・突出動作中にストロボ本体に加わった負荷を吸収
することで、安全且つ確実にストロボ本体を収納・突出
させることのできる簡単且つ低価格なポップアップスト
ロボに関する技術が開示されている。
【0007】また、特開2000−122146号公報
に提案では、ストロボ発光手段の取付に伴うカメラ筐体
への防水機能の向上化を図るために、カメラ自体が大型
化することなく、発光部等の収納時、突出時の移動によ
り生じる負荷を軽減することのできるカメラの移動部の
防水機構に関する技術が開示されている。
【0008】ところで、一般のストロボ発光手段を備え
たカメラの防水機能を考慮すると、通常、この種のカメ
ラは、撮影するのに必要な光学系部材及び電子回路部品
等が取り付けられたカメラ本体と、このカメラ本体を挟
装する外装部材であり、ストロボ発光手段を取り付けた
前カバー(以降、前カバと称す)及び後カバー(以降、
後カバと称す)とで主に構成されているが、防水機能に
ついては、主に前カバと後カバとの少なくとも一方に設
けられ、これらの接合部分に対応する位置に配置された
防水部材によって行われている。
【0009】また、ストロボ発光手段に対する防水につ
いては、前カバの内側に取り付けられたストロボ発光手
段の取付部分に接着剤等を塗布することにより、行われ
ていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポップ
アップ式のストロボ発光手段を備えたカメラの防水機能
を考えると、前記特開平6−242497号公報に記載
の提案や特開2000−122146号公報の提案で
は、前カバにストロボ発光手段が取り付けられており、
この前カバと該前カバとでカメラ本体を挟装する後カバ
との2部材間で防水機能を得る構成となっているが、こ
のような構成では、発光のためのカメラ本体からの電力
をストロボ発光手段に供給するための接続がカメラ本体
と前カバ間で行わなくてはならず、その接続作業が煩雑
になってしまう。
【0011】また、ストロボ発光手段のポップアップを
駆動するための駆動源もカメラ本体に設けられているた
め、その駆動伝達機構も煩雑になってしまい、さらに
は、ポップアップの駆動試験等においては、組み合わせ
後に必要な配線接続を行い実施することになるので、面
倒であるといった不都合もあった。すなわち、従来技術
では、組み立て性を向上させることができないといった
問題点があった。
【0012】このような問題を解消する最善の方法とし
ては、ポップアップ式のストロボ発光手段をカメラ本体
に設けて構成することが望ましいことではあるが、この
ような構成だと、前カバ,後カバ,それにカメラ本体に
取り付けられたストロボ発光手段の3つの部材間で防水
機能を得なくてはならず、これを実施することは困難で
あり、今のところ、これを解決する具体的な防水機構に
ついてはなんら提案がなされていないのが現状である。
【0013】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ストロボ発光手段をカメラ本体に設けるこ
とで組み立て性を向上することができ、前カバ,後カ
バ,ストロボ発光手段の3部材間にわたる防水機能を2
つの防水部材を用いて確実に実行し得ることのできるカ
メラの防水構造の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
カメラのカメラ構造は、第1の部材と、第2の部材と、
前記第1の部材と前記第2の部材との間に配される第3
の部材と、前記第1の部材と前記第2の部材との間を液
密に保つ第1の防水部材と、前記第1の部材と前記第3
の部材との間を液密に保ち、前記第2の部材と前記第3
の部材とを液密に保つ第2の防水部材と、を具備したこ
とを特徴とするものである。
【0015】請求項1の発明によれば、上記構成のカメ
ラ防水構造において、前記第1の防水部材によって前記
第1の部材と前記第2の部材との間を液密に保ち、前記
第2の防水部材によって前記第1の部材と前記第3の部
材との間を液密に保ち、前記第2の部材と前記第3の部
材とを液密に保つことが可能となるため、第1の部材と
第2の部材と第3の部材との間を確実に防水する防水機
能を得ることが可能となる。
【0016】請求項2に記載の発明のカメラのカメラ構
造は、カメラ本体の前面を覆う前側カバーと、前記カメ
ラ本体の本体の後面を覆う後側カバーと、前記前側カバ
ーと前記後側カバーとの間に挟装される被挟装部材と、
前記後側カバーに配され、前記前側カバーと前記後側カ
バーとを組み付けた状態で前記前側カバーに設けられた
第1の突条により押圧され、前記前側カバーと前記後側
カバーとの間を液密に保つ第1の防水部材と、前記被挟
装部材に配され、前記前カバーと前記後側カバーとに前
記被挟装部材が挟装された状態で前記第1の突条に押圧
され前記前側カバーと前記後側カバーと前記被挟装部材
との間を液密に保つとともに、前記後側カバーに設けら
れた第2の突条に押圧され前記後側カバーと前記被挟装
部材との間を液密に保つ第2の防水部材とを具備したこ
とを特徴とするものである。
【0017】請求項2の発明によれば、上記構成カメラ
の防水構造において、前記記後側カバーに配された第1
の防水部材によって、前記前側カバーと前記後側カバー
とを組み付けた状態で前記前側カバーに設けられた第1
の突条により押圧され、前記前側カバーと前記後側カバ
ーとの間を液密に保ち、前記被挟装部材に配された第2
の防水部材によって、前記前カバーと前記後側カバーと
に前記被挟装部材が挟装された状態で前記第1の突条に
押圧され前記前側カバーと前記後側カバーと前記被挟装
部材との間を液密に保つとともに、前記後側カバーに設
けられた第2の突条に押圧され前記後側カバーと前記被
挟装部材との間を液密に保つことが可能である。よっ
て、上記請求項1の発明と略同様に前側カバーと後側カ
バーと被挟装部材との間を確実に防水する防水機能を得
ることが可能となる。
【0018】請求項3に記載の発明のカメラのカメラ構
造は、一方端に組付け開口端を有し、該開口端に設けら
れた第1突条を有する第1の筐体と、前記第1の筐体に
組み合わされる第2の筐体と、前記第1の筐体と前記第
2の筐体に挟装される被挟装部材と、前記第1の筐体と
前記第2の筐体とが組み合わされた状態で前記第1の突
条により押圧される前記第2の筐体に配された第1の防
水部材と、前記第1の筐体と前記第2の筐体とに前記被
挟装部材が挟装された状態で前記第1の突条により押圧
されるとともに、前記第2の筐体に設けられた第2の突
条により押圧される前記被挟装部材に配された第2の防
水部材とを具備したことを特徴とするものである。
【0019】請求項3の発明によれば、上記請求項1及
び請求項2に記載の発明と略同様に作用して同様の効果
を得ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の係るカメラの防水構
造の一実施の形態を示し、該防水構造が適用されたポッ
プアップ式の発光手段を備えたカメラの外観構成を示す
構成斜視図である。
【0021】図1に示すように、本発明に係る防水構造
が適用されたカメラ1は、大きく分類すると、カメラ1
の筐体2を構成するもので、図示はしないが撮影するの
に必要な光学系部材及び電子回路部品等が取り付けられ
たカメラ本体3を挟装する前側カバ(以降、前カバと称
す)4及び、後側カバ(以降、後カバと称す)5と、カ
メラ本体3に取り付けられたストロボ発光手段としての
ストロボユニット(以降、STユニットと称す)13と
で主に構成されている。
【0022】前記カメラ筐体2の主要部分を構成する前
カバ4の上面には、レリーズボタン6,ズーム操作ボタ
ン7,LCD表示部8が配置されている。
【0023】レリーズボタン6は、これを押下すること
によって撮影動作を実行するためのスイッチ手段であ
る。ズーム操作ボタン7は、ユーザ操作によってカメラ
における変倍動作を行なうためのものである。また、L
CD表示部8は、例えばLCDで構成されたもので、駒
数やその他の撮影情報等を表示する。
【0024】前記カメラ筐体2の前面に配置される前カ
バ4の前面には、バリア4Aが前カバ4の水平方向左右
に摺動可能に配設されている。このバリア4Aは、カメ
ラ1の携帯時や保管時等の非撮影時には、図1において
右側に摺動させることによって、カメラ1の前面側に配
置されたファインダ窓10やレンズ鏡筒11及び撮影光
学系12等の構成部品をカバし、これらを保護するよう
になっている。
【0025】また、該前カバ4の上部には、測距窓9が
配置されている。この測距窓9に対向する位置のカメラ
内部には図示しない測距手段が配されており、該測距手
段により被写体距離を検出する。
【0026】また、前カバ4の前面上部には、ファイン
ダ窓10が設けられている。前カバ4の前面中央部分に
は、レンズ鏡筒11が配置されており、このレンズ鏡筒
11は、撮影時に被写体光を取り込むための撮影光学系
12を保持可能に構成されたものである。
【0027】一方、前記前カバ4とカメラ本体3を挟装
することによってカメラ筐体2となす後カバ5には、カ
メラ本体3(図3参照)に装填されたフィルムの収納室
をカバするためのアトブタ5Aが開閉可能に取り付けら
れている。
【0028】また、後カバ5の一方の側面には、前記前
カバ4の側面に設けられた電池収納口をカバするための
デンチブタ5Bが開閉可能に取り付けられている。
【0029】本実施の形態では、カメラ筐体2の上面に
は、図示しないカメラ本体3に取り付けられたSTユニ
ット13が配置されている。該STユニット13は、非
照射時にはカメラ筐体2内に収納され、照射時には突出
するポップアップ式の閃光発光装置である。このSTユ
ニット13は、カメラの電源をONにした際のレンズ鏡
筒11が撮影位置へと繰り出す動作に連動して、駆動リ
ンク機構を介して撮影位置へと突出し、カメラの電源を
OFFした際のレンズ鏡筒11が収納位置へと繰り込む
動作に連動して、収納位置へと収納される。
【0030】図2は図1に示すカメラ1のSTユニット
13の構成を説明するための分解斜視図である。
【0031】図2に示すように、STユニット13は、
内部に発光源や反射傘等の発光手段を搭載したSTケー
ス13Aと、該STケースを収納するものでカメラ筐体
2に対して突出位置と収納位置との間で移動自在に支持
するST本体13Bと、このST本体13Bの所定の外
周位置に配置され、前記前カバ4及び後カバ5とでカメ
ラ筐体2内への防水機能を得るための防水手段としての
STゴム23と、ポップアップ駆動するのに必要な複数
の各種駆動伝達部材とで主に構成されている。
【0032】STケース13Aの被写体撮影側には、上
述したようにST窓13aが形成され、また同じ側の下
端の所定位置には、突出する際に前カバ4の撮影位置決
め部4bとに係止して最適な位置に係止するための撮影
位置決め凸部13bが設けられている。
【0033】STケース13Aの図中左側下端部分に
は、STケース軸15を軸支するための一対の軸受け部
が形成されており、この軸受け部の両側には、STリン
ク14の一方の端部が配置されるとともに、STケース
軸15,STトジバネ17aを介して回動可能に取り付
けられるようになっている。このSTトジバネ17a
は、常時STケース13Aを前記STケース軸15を回
動軸にして閉じる方向に付勢する働きを有している。
【0034】また、STリンク14の他方の端部は、S
Tリンクジク13C,STトジバネ17bを介してST
本体13Bの内側両端部に形成された軸受け部に回動可
能に取り付けられるようになっている。このSTトジバ
ネ17bは、常時STリンク14を、前記STリンクジ
ク13Cを回動軸にしてST本体13Bへと閉じる方向
に付勢する働きを有している。また、STリンク14の
非撮影方向側の端部においては、該STリンク14の端
部とST本体13Bの内側面との間に、STケースの底
面と係合しながらポップアップさせるためのSTリフト
16が前記STリンクジク13Cによって回動可能に軸
支されている。
【0035】一方、前記ST本体13Bは、前記STケ
ース13Aを収容するスペースを備えるとともに、一方
端にポップアップさせるのに必要な開口部を有する筐体
であり、図示例の如く形成されている。該ST本体13
Bの一方の内側には、前記STリンク14をSTリンク
ジク13Cによって軸支するための軸受け部が形成され
ており、また、該ST本体13Bの他方の両側には、そ
れぞれ取付孔13d,13dが形成されている。
【0036】ST本体13Bの被写体撮影方向側に形成
された取付孔13dには、駆動伝達部材としての第2S
Tカムレバ20がOリング20aで取付孔13dを封止
した状態で取り付けられる。つまり、Oリング20aに
より、該ST本体13Bへの防水機能を得ている。
【0037】また、第2STカムレバ20の内側には、
STレバジク19が軸着され、該STレバジク19の基
端部は、前記STリフト16と係合するSTレバ18及
びSTヒラキバネ19aを介して、ST本体13B外側
より取付孔13dを介して嵌装されるSTスイッチレバ
21とに軸着されている。なお、このSTスイッチレバ
21においても、Oリング21aによって取付孔13d
が封止されることにより、該ST本体13Bへの防水機
能が得られることになる。
【0038】前記第2STカムレバ20及び前記STス
イッチレバ21は、それぞれの取付孔13d,13dに
嵌装された状態で、それら部材の突出した軸部の両側か
らSTオサエ22によってこれら駆動伝達部材が回動可
能にST本体13Bに取り付けられている。
【0039】上記構成のSTユニット13は、ストロボ
発光手段であることから、STケース13A内の図示し
ない発光部に対してカメラ本体3からの電源を供給する
必要がある。したがって、図示しない発光部と接続され
るリード線は、STケース13Aの片側面に形成された
孔13fに嵌装されるリード線ゴム13Dを通し、カメ
ラ本体3に配される所定の電気基板に接続される。
【0040】本実施の形態では、発光のためのカメラ本
体3からの電力をSTユニット13に供給するための接
続を容易にするとともに、該STユニット13をポップ
アップ駆動するための駆動伝達機構を簡略化するため
に、STユニット13Aはカメラ本体3に取り付けらて
いる。
【0041】また、ST本体13Bの所定の外周位置に
は、前カバ4及び後カバ5とでカメラ筐体2内への防水
機能を得るための防水手段としてのSTゴム23を装着
するための取付用溝13eが形成されており、この取付
用溝13eに這わすようにしてSTゴム23が装着され
るようになっている。
【0042】図3は上記構成のSTユニット13とカメ
ラ本体3との取付構造及び概略的な駆動伝達機構を説明
するための構成斜視図である。
【0043】図3に示すように、カメラ本体3は、撮影
するのに必要な光学系部材及び電子回路部品等が取り付
けられたもので、例えばカメラ本体3内部の所定位置に
は背面側に設けられたフィルムの収納室(図示せず)に
装填されたフィルムの供給や巻き戻し等を行うための駆
動部(図示せず)や、また上面にはファインダユニット
10A、あるいは前面にはレンズ鏡筒11等が取り付け
られている。
【0044】このようなカメラ本体3の上面の片側に
は、前記STユニット13が装着されるスペースが形成
されており、このスペースに該STユニット13が装着
されるようになっている。この場合、STユニット13
のSTケース13Aの底面に設けられた複数の取付用孔
とカメラ本体3のスペース面上に設けられた複数の取付
用孔3aとをねじで螺合することにより、該STケース
13Aをカメラ本体3に固定している。
【0045】一方、STユニット13が装着されたカメ
ラ本体3の下方には、複数の駆動伝達部材が配置され
る。具体的には、カメラ本体3の前面の所定位置には、
該カメラ内部に搭載された駆動部(図示せず)と連動し
て回動するSTカムギヤ24を軸支するギヤ軸部3bが
配設されている。このSTカムギヤ24は、前記駆動部
による回転力をSTケース13Aをポップアップするた
めの駆動伝達リンク機構へと伝達する。
【0046】また、ギヤ軸部3bの近傍には、取付軸3
cが配設されており、この取付軸3cには、前記STカ
ムギア24に形成したカムと係合してST本体13B下
部に取り付けられた第2STカムレバ20に駆動力を伝
達する第1STカムレバ25が回動可能に軸支される。
この第1STカムレバ25の先端部には、ST本体13
B側の第2STカムレバ20の突起部分と係合する摺動
ピン25aが形成されている。
【0047】前記STカムレバ24及び第1STカムレ
バ25は、これらの駆動伝達部材が回動可能となるよう
に外側からSTギアオサエ26によってカメラ本体3の
前面上に固定されるようになっている。
【0048】したがって、上記構成によれば、STユニ
ット13をカメラ本体3に取り付けた構成とすることに
より、発光のためのカメラ本体3からの電力をSTユニ
ット13に供給するための接続を容易に行うことが可能
となり、また、該STユニット13をカメラ本体3内の
駆動部近傍に配置したことにより、STケース13Aを
ポップアップ駆動するための駆動伝達機構を簡略化する
ことが可能となる。
【0049】本実施の形態では、さらに、カメラ本体3
に設けられたSTユニット13において、STケース1
3Aのポップアップ動作時における突出位置及び収納位
置を確実に位置決めし、安全且つ円滑にポップアップ動
作を行うための改良が施されている。このような構成例
を図4及び図5を用いて説明する。
【0050】図4及び図5は上述したポップアップ位置
決め手段を含むSTユニットの駆動伝達リンク機構の構
造を示す要部拡大図であり、図4はSTケースが収納位
置(非撮影位置)にある場合を示し、図5はSTケース
が突出位置(撮影位置)にある場合を示している。
【0051】本実施の形態では、簡単で且つ低コストで
STケース13Aのポップアップ動作時における突出位
置及び収納位置を確実に位置決めし、安全且つ円滑にポ
ップアップ動作を行うために、該STケース13Aの突
出位置及び収納位置を位置決めするための位置決め手段
を前カバ4の対応する部分に設けたことが特徴である。
【0052】具体的には、図4に示すように、STケー
ス13Aの収納位置の位置決めを行う収納位置決め部4
aが前カバ4の内側部分の該STケース13Aと係合す
る所定位置に設けられている。これに対し、STケース
13A底面の該収納位置決め部4aと対応する位置に
は、2つの突出形状の係合部13gが形成されている。
STケース13Aが収納位置にある際は、該STケース
13A底面の係合部13gが前カバ4の収納位置決め部
4aと係合することによって、STケース13Aの収納
位置が規制され、位置決めされる。
【0053】また、図5に示すように、STケース13
Aの突出位置における位置決めを行う撮影位置決め部4
bが前カバ4内側の所定位置に設けられている。そし
て、上記STケース13Aが突出位置にある際には、該
STケース13A下部に設けられた撮影位置決め凸部1
3bと上記撮影位置決め部4bとが当接する。STケー
ス13Aが突出位置にある際は、該STケース13A下
部に設けられた撮影位置決め凸部13bが前カバ4に設
けられた撮影収納位置決め部4bに係止されることによ
って、STケース13Aの突出位置(撮影位置)が規制
され、位置決めされるようになっている。
【0054】次に、このような位置決め手段を活用した
STユニットのポップアップ駆動伝達動作を説明する。
【0055】いま、STユニット13のSTケース13
Aが収納位置(非撮影位置)にある状態であるものとす
る。
【0056】この場合、STケース13AはSTリンク
14の一方の端部に、STケース軸15,STトジバネ
17aを介して回動可能に取り付けられるようになって
おり、さらにこのSTトジバネ17aによってSTケー
ス13Aは、STケース軸15を回動軸としてSTリン
ク14方向(閉じる方向)に付勢されているので、図4
に示すように係合部13gが前カバ4の収納位置決め部
4aに当接することになる。これにより、収納位置(非
撮影位置)におけるSTケース13Aの前カバ4に対す
る位置を規制することができる。
【0057】また、STリンク14の他方の端部が、S
Tリンクジク13C,STトジバネ17bを介してST
本体13Bの軸受け部に回動可能に取り付けられるよう
になっており、さらにこのSTトジバネ17bによって
常時STリンク14をST本体13B底面方向に付勢し
ているので、図4に示すようにSTリンク14はSTリ
ンク軸13Cを回動軸に回動しST本体13B内に収容
されることになる。
【0058】このとき、STケース13A底面の係合部
13gが前カバ4の収納位置決め部4aと係合すること
によって、STケース13Aの収納位置が規制され、位
置決めされる。
【0059】また、ポップアップ駆動伝達機構の第1S
Tカムレバ25はSTトジバネ17a,17bのバネ力
により、図4中取付軸3cを中心として反時計回り方向
に付勢されている。また、このとき、カメラ本体3内の
駆動部と連動するSTカムギヤ24の外側面に設けられ
たST駆動カム部24aは、ストロボ駆動領域の初期位
置(カムの最基端側)が、第1STカムレバ25の当接
部25bと当接可能な回転位置にあるため、第1STカ
ムレバ25の当接部25bがST駆動カム部24aと上
記初期位置にて当接している。
【0060】STケース13AはSTトジバネ17a,
17bのバネ力により、常に収納位置へと付勢されてい
るため、STレバ18及び第2STカムレバ25はその
バネ力によりSTレバジク19を回転中心として図4中
時計回りの回転力を受けている。そして、その回転力は
第2STカムレバ25の腕部20bと第1STカムレバ
25の摺動ピン25aとが当接しているため、第1ST
カムレバ25へと伝達される。よって、第1STカムレ
バ25は取付軸3cを中心として図中反時計回りの回転
力が付与されている。
【0061】このような構成により、STカムギヤ24
のST駆動カム部24aが図5に示すポップアップ位置
から、図4に示すポップダウン位置へと回転するのに追
従して取付軸3cを中心として反時計方向に回転し、そ
れに伴い、第2STカムレバ20がSTレバジク19を
中心として図中時計回りに回転する。
【0062】前記第2STカムレバ20の回動に伴い、
第2STカムレバ20とSTレバジク19を介して軸支
されているSTレバ18もSTカムレバ軸19を中心と
して図中時計回りに回動し、つまり、STレバ18の駆
動部18a(図5参照)がST本体13B底面方向に回
動することによって、これと係合するSTリフト16も
STリンクジク13Cを回動軸として図中反時計回りへ
と回動することになる。
【0063】こうして、STリフト16の先端部に形成
された駆動部16aは係合しているSTケース13Aの
底面を滑りながら移動することにより、STケース13
Aに対する駆動部16aによる係合状態が解除され、同
時にSTトジバネ17a,17bのバネ力による付勢力
により、STケース13AはST本体13B内に収容さ
れる。この場合、STケース13Aは、上述したように
該STケース13A底面の係合部13gが前カバ4の収
納位置決め部4aと係合することによって、STケース
13Aの収納位置が規制され、位置決めされることで、
図4に示すような収納位置状態となる。
【0064】次に、図4の状態からSTユニット13の
STケース13Aを突出位置(撮影位置)に移動するた
めのポップアップ動作を実行するものとする。
【0065】バリヤ4Aを閉位置から開位置へと移動さ
せるのに伴って、図示しないカメラ1のメインスイッチ
がオンとなると、レンズ鏡筒11をカメラ1内に収納さ
れた沈胴位置から、最短焦点距離であるワイド位置まで
繰り出すように図示しない駆動源であるモータが駆動制
御される。すると、上記モータの駆動力を上記レンズ鏡
筒11へと伝達する減速機構と連結されているSTカム
ギヤ24がギヤ軸部3bを中心として図中反時計方向
(UP方向)へと回動する。このため、ST駆動カム2
4aのカムと係合している第1STカムレバ25は、S
T駆動カム24aのカム形状によって押し上げられるこ
とで取付軸3cを回動軸としてUP方向に所定量回動す
ることになり、ポップアップのポジションとなる。これ
に伴い他方の基端部に配置された駆動ピン25aもUP
方向に回動することによって、ST本体13B下部に取
り付けられた第2STカムレバ20の係合部が前記駆動
ピン25aによる押し上げによってUP方向に回動する
ことになる。この場合、駆動ピン25aは、STトジバ
ネ17a,17bによる付勢力に抗しながら回動する。
【0066】すると、第2STカムレバ20とSTレバ
ジク19を介して軸支されているSTレバ18もUP方
向に向けて回動し、つまり、STレバ18の駆動部18
a(図5参照)がこれと係合するSTリフト16を押し
上げながらSTリンクジク13Cを回動軸としてUP方
向へと回動させることになる。
【0067】こうして、STリフト16のUP方向の回
動に伴い、この先端部に形成された駆動部16aは当接
しているSTケース13Aの底面を滑りながら図中右へ
方向へと移動するとともに、STケース13Aを押し上
げることにより、STリンク14がSTリンクジク13
Cを回動軸として反時計方向に回動し、また、STケー
ス13AはSTケースジク15を回動軸として時計方向
へと回動させる。即ち、STケース13AはSTリンク
14の回動により、STケース13Aの回動軸であるS
Tケースジク15と併せて突出されるとともに、STケ
ースジク15を回動軸とした回動により、突出位置へと
変位することになる。
【0068】そして、STケース13Aは、上述したよ
うに該STケース13A下部に設けられた撮影位置決め
凸部13bが前カバ4の撮影収納位置決め部4bと係止
することによって、STケース13Aの突出位置(撮影
位置)が規制され、位置決めされることにより、図5に
示すようなポップアップ状態となる。
【0069】また、上記第2STカムレバ20の回動に
伴い、ST本体13Bの背面側に設けられたSTスイッ
チレバ21が回動し、STケース13Aが突出位置にあ
るか収納位置にあるかを検出するためのスイッチである
STスイッチ29(図9(a)参照)を作動させる。こ
れにより、STケース13Aが突出位置にあるか収納位
置にあるかを検出することが可能となり、STケース1
3Aが収納位置にある場合に誤って撮影を行うことを防
止することができる。
【0070】このSTケース13Aの収納位置から、突
出位置への変位は、レンズ鏡筒11の沈胴位置からワイ
ド位置への繰り出し動作の間に行われる。よって、撮影
者がバリア4Aを開ける動作に伴い、レンズ鏡筒11が
ワイド位置へと繰り出されるとともに、STケース13
Aも突出位置へと変位され、撮影準備が完了される。ま
た、さらに、撮影者がズーム操作ボタン7を操作してズ
ーム動作を行った場合は、STカムギヤ24は鏡筒駆動
用の減速機構と連結されているため、ズーム動作中にも
回動する。この場合、ST駆動カム部24aのストロボ
駆動領域(セットアップ領域)に連続する空走領域(ズ
ーム領域)は、第1STカムレバ25が図5に示すよう
な位置を維持し続けるように、ギヤ軸部3bを中心とし
た円弧となるように形成されている。よって、ズーム中
であっても、STケース13Aは突出位置を取り続け
る。
【0071】一方、STケース13Aを突出位置から収
納位置へと変位する場合は、撮影者がバリア4Aを閉じ
ることにより、カメラ1のメインスイッチがオフとなる
ことに連動して、レンズ鏡筒11を沈胴位置へと繰り込
む動作が行われる。このとき、STカムギヤ24はdo
wn方向へと回動し、上述のように、STトジバネ17
a,17bのバネ力によりSTケース13Aが、収納位
置へと収納される。
【0072】ところで、第2STカムレバ20とSTカ
ムレバ18との間には上述したようにSTヒラキバネ1
9aが掛けられており、互いに開く方向へと付勢力が働
いている。これにより、第2STカムレバ20とSTレ
バ18とは、所定の負荷内では一体的に回動するが、そ
れ以上の負荷が加わった場合は、STヒラキバネ19a
の付勢力に抗して両者は互いに独立して動作するように
なっている。そのため、STケース13Aを収納位置か
ら突出位置へと駆動する際には、両者が一体的に回動す
ることによってSTケース13Aを駆動する。一方、S
Tケース13Aが突出位置にある際にSTケース13A
を収納位置から突出位置へと押し込む力が働くなどした
場合、第2STカムレバ20は第1STカムレバ25と
係合しているため、回動することができないが、STカ
ムレバ18は、STヒラキバネ19aの付勢力に抗して
回動可能となっている。これにより、STケース13A
に無理な力が加わった場合にもストロボ駆動機構100
が破壊されることがない。
【0073】引き続き、発光部であるSTケース13A
の収納位置及び、突出位置における位置決めについて詳
述する。上述のように、STケース13AはSTケース
ジク15を回動軸とする回動と、STリンク14の回動
に伴う、STケースジク15の回動との2つの回動によ
り収納位置と突出位置との間を変位する。そのため、S
Tケース13Aを位置決めするには、この2つの回動そ
れぞれの位置を規制する必要がある。
【0074】まず、収納位置における上述のSTケース
ジクを回動軸とする回動については、図4に示すよう
に、STケース13Aの底面に設けられた係合部13g
が前カバ4に設けられた収納位置決め部4aと当接する
ことによりなされる。一方、突出位置においては図5及
び図8に示すように、STケース13Aに設けられた撮
影位置決め凸部13bが前カバ4に設けられた撮影位置
決め部4bに当接することによってなされる。よって、
STケース13AのSTケースジク15を回動軸とする
回動は、収納位置、突出位置ともに前カバ4によってな
される。
【0075】続いて、STリンク14の回動に伴うST
ケースジク15の回動に係わる位置決めについて説明す
る。本実施の形態の場合、収納位置におけるSTリンク
14の回動に伴うSTケース13の位置決めはST本体
13Bにて行っている。即ち、図4及び図6(a)に示
すように、STケース13AのSTケースジク15用の
軸孔が設けられている底部であり、収納位置決め部とな
る係合部13jが、ST本体13Bに設けられている収
納位置決め部13hに当接することによってSTケース
13AのSTリンク14の回動に伴う移動の位置決めが
なされる。一方、突出位置における位置決めは、STケ
ース13Aの裏面側に設けられた撮影位置決め凸部13
iと後カバ5に設けられた撮影位置決め部5cとが当接
することによってなされる。
【0076】以上のように、本実施の形態の場合、突出
位置におけるSTケース13Aの位置決めは共に外装体
を形成する前カバ4と後カバとによってなされる。これ
により、突出位置におけるSTケース13Aの位置は外
装体に対し正確に決めることができる。一方、収納位置
における位置決めは、STケース13AのSTケースジ
ク15を回動軸とする移動に係わる位置決めは前カバ4
によってなされ、STリンク14の回動に伴う移動に関
する位置決めはST本体13Bによってなされる。
【0077】STリンク14の回動に伴うSTケース1
3Aの移動に関しては、STケース13Aの上部の面
(図4中R2で示す面)と前カバ4,後カバ5との位置
関係を正確にするために必要であるが、STケース13
Aの先端部(図4中R1で示す面)に比べ曲率が大きい
ため、上記先端部に比べ位置ずれの影響が生じづらい。
一方、STケース13Aの先端部における前カバ4,後
カバ5との位置ずれはその曲率R1が小さいため、外観
に与える影響が大きい。よって、STケース13Aと前
カバ4、後カバ5との位置ずれの影響が生じ易いSTケ
ース13Aの先端部に係わる位置決めは前カバ4で行
い、位置ずれの影響が生じ難いSTケース13Aの上面
に係わる位置決めはST本体13Bとしている。
【0078】図7に示すように、係合部13jを前カバ
4に当接するようにしても良いのは勿論であり、また、
本実施の形態においては前カバ4と後カバ5とでSTケ
ース13Aの位置を決めるように構成しているが、前カ
バ4のみで行っても良いし、後カバ5のみで行っても良
いのは勿論である。
【0079】したがって、上記構成によれば、ポップア
ップ式のSTユニットを搭載したカメラの組み立て性を
向上することができることは勿論のこと、簡単な構成で
且つ低コストでSTケース13Aのポップアップ動作時
における突出位置及び収納位置を確実に位置決めを行う
ことができ、安全且つ円滑にポップアップ動作を行うこ
とが可能となる。
【0080】ところで、上記構成のカメラ1では、ポッ
プアップ式のSTユニット13がカメラ本体3に設けて
構成しているが、このように単にSTユニット13をカ
メラ本体3に設けた構成だと、防水カメラや防滴カメラ
の場合、従来技術で述べたように、前カバ4,後カバ
5,それにカメラ本体3に取り付けられたSTユニット
14の3つの部材間で防水機能を得なくてはならず、こ
れを実施することは困難である。
【0081】しかしながら、本発明では、前カバ4,後
カバ5,ストロボユニット13の3部材間にわたる防水
機能を2つの防水部材23,30を用いて得られるよう
に構成することにより、確実にこれら3つの部材間での
防水機能を実行し得ることが可能である。このような本
発明の特徴となるカメラの防水構造を図8乃至図14を
用いて詳細に説明する。
【0082】図8乃至図14は本発明に係るカメラの防
水構造の一実施の形態を示し、図8はカメラの防水構造
の構成を説明するためのカメラの断面図、図9は主に前
カバに施された防水手段の構成を説明するためのカメラ
の組み立て構成斜視図、図10は主に後カバに施された
防水手段の構成を説明するためのカメラの組み立て構成
斜視図、図11は後カバ及び前カバとST本体との周辺
部における防水構造の構成を説明するための図9のC−
C線断面図、図12は本発明の特徴となるカバ,後カ
バ,ST本体の3部品間の2つの防水部材による防水構
造の構成を説明するための図11のA−A線断面図、図
13は後カバとST本体との周辺部における防水構造を
説明するための図11のB−B線断面図、図14はST
本体の前カバへの組み立て性を向上化するために改良が
なされた前カバ及びST本体の形状を説明するための説
明図である。
【0083】本実施の形態のカメラの防水構造では、図
8に示すように、第2の防水部材としてのSTゴム23
が外周の所定位置に設けられたST本体13Bは、前カ
バ4と後カバ5とによって挟装される。
【0084】前カバ4の内側面の全外周部分及び前記S
Tゴム23の配置に対応する部分には、凸状に形成され
た前カバリブ28(28a,28b)が形成されてい
る。つまり、ST本体13Bが前カバ4と後側カバ5と
に挟装された状態では、STゴム23が前カバリブ28
によって押圧されることで、前側カバと4とST本体1
3Bとの間を液密に保ち、確実な防水機能が得られるよ
うになっている。
【0085】また、後カバ5の内側面の前記STゴム2
3の配置に対応する部分にも、凸状に形成された後カバ
リブ5bが形成されている。つまり、ST本体13Bが
前カバ4と後側カバ5とに挟装された状態では、STゴ
ム23が後カバリブ5bによって押圧されることで、後
側カバ5とST本体13Bとの間を液密に保ち、確実な
防水機能が得られるようになっている。
【0086】なお、図8は、STケース13Aがポップ
アップ動作した状態を示しているが、STケース13A
下部に設けられた撮影位置決め凸部13bが前カバ4の
撮影収納位置決め部4bと係止することによって、ST
ケース13Aの突出位置(撮影位置)に位置決めされて
いる様子が具体的に示されている。また、非ポップアッ
プ時の場合には、STケース13AはST本体13B内
の収納位置まで収納されることになる。したがって、本
実施の形態のカメラの防水構造では、STケース13A
のポップアップ動作に有無に関わらず、ST本体1と前
カバ4,後カバ5との間の防水機能を確実に得ることが
可能である。
【0087】本発明のカメラの防水構造では、カメラ筐
体全体の防水機能をより向上させ、確実な防水機能を得
るための改良がなされている。
【0088】つまり、本実施の形態のカメラ1では、S
Tユニット13がカメラ本体3に取り付けられた構成で
あることから、確実な防水機能を得るためにはSTユニ
ット13のST本体13Bの前面側及び背面側だけでは
なく、ST本体13Bの両側側面についても防水手段を
考慮しなければならない。
【0089】そこで、本実施の形態では、ST本体13
BのSTゴム23の形状に合わせて、前カバ4の前カバ
リブ形状や後カバ5の後カバリブ形状を改良し、さらに
前カバ4と後カバ5との間を液密に保つために、後カバ
5に前カバ4と組み合わされた状態で前カバリブによる
押圧により前側カバ4と後側カバ5との間を液密に保つ
第1の防水部材としてのナカゴム30を用いた防水構造
としている。
【0090】図9(a)は前カバの前カバリブ形状及び
ST本体のSTゴム形状を説明するための組み立て構成
図であり、図9(b)は特徴となるSTゴムの主要部分
の形状を示す拡大図である。
【0091】図9に示すように、前カバ4は、カメラ本
体3を後カバ5とで挟装するものであるが、カメラ本体
3の一角に取り付けられたST本体13Bを組み付ける
ための開口部が設けられており、この開口部の周辺の前
カバ内側には、組み付けられるST本体13BのSTゴ
ム23の配置形状に合わせて前カバリブ28bが延設さ
れている。つまり、この延設された前カバリブ28b
は、組み付けられてST本体13Bの背面側を除くST
ゴム23を押圧することになる。
【0092】また、前カバ4の後カバ4と接合する外周
部分、つまり、ST本体13BのSTゴム23の配置に
対応した部分以外の前カバ4の外周部分には、上述した
ように前カバリブ28aが設けられており、この前カバ
リブ28aは該前カバ4と後カバ5とを組み付けた場合
に後カバ4の対応する位置に配置されたナカゴム30を
押圧して該前カバ4と後カバ5との間を液密に保つため
のナカゴム用リブとして機能するようになっている。
【0093】ST本体13Bの背面側(カメラ1の背面
側)において、STゴム23はST本体13Bの外周の
所定位置に巻回するように屈曲部23cを形成して取り
付けられている。
【0094】さらに詳細に説明すると、STゴム23
は、図9(b)に示すように、屈曲部23cを介して前
カバ4と後カバ5との略組み付け方向に延出する第1の
押圧領域23aと、組み付け方向に略直交する方向に延
出する第2の押圧領域23bとを備えている。つまり、
STゴム23の第1の押圧領域23aは、前カバ4の開
口部近傍に延設された前カバリブ28bにより押圧さ
れ、一方、第2の押圧領域23bは後カバ5の内側に延
設された後カバリブ5b(図10参照)によって押圧さ
れるようになっている。
【0095】一方、後カバ5は、図10に示すように、
カメラ本体3を前カバ4とで挟装するものであるが、前
カバ4の前カバリブ28aの配置形状に合わせてナカゴ
ム30を装着するための装着用溝5aが所定領域(C1
〜C2の領域)を除く後カバ4内側の外周部分に形成さ
れている。つまり、この装着用溝5aにナカゴム30が
装着されることにより、前カバ4と後カバ5とを組み付
けた場合に前カバ4に設けられた前カバリブ28aによ
りナカゴム30が押圧され、前側カバ4と後カバ4との
間を液密に保つことが可能となる。
【0096】所定の領域とは、図10に示すようにC1
〜C2の領域であり、この部分には図8に示すようにS
T本体13Bの背面側に配置されたSTゴム23を押圧
する後カバリブ5bがそのSTゴム23の形状に合わせ
て延設されている。なお、C2近傍の後カバリブ5bは
前記装着用溝5aを形成するリブであるとともに、この
間の高さ形状が装着用溝5aよりも突出した形状に形成
されるようになっており、STゴム23の前記第2の押
圧領域23bを押圧している。
【0097】したがってこのような防水構造を備えた前
カバ4,後カバ5,STユニット13を取り付けたカメ
ラ本体3との3部材を、図9及び図10に示すように組
み付けることにより、本発明の防水構造を備えたカメラ
1と成す。
【0098】この場合、カメラ1において、後カバ5及
び前カバ4とST本体13Bとの周辺部における防水構
造の構成は、図11に示すように後カバ5の装着用溝5
aに装着されたナカゴム30が前カバ4に設けられた前
カバリブ28aにより図中に示す変形したナカゴム30
aとなるように押圧された状態となり、これにより、前
側カバ4と後カバ4との間を液密に保ち、確実な防水機
能を得ている。
【0099】同時に、ST本体13BのSTゴム23が
後カバ5の内側に延設された後カバリブ5bによって押
圧されることになるので、対応するSTゴムの23は、
図中に示すように圧縮された状態となり、後カバ5とS
T本体13Bとの間を液密に保ち、確実な防水機能を得
ている。
【0100】また、ST本体13Bの両側側面における
防水構造については、図12に示すように、本発明の特
徴となる前カバ4,後カバ5,ST本体13Bの3部品
間の2つの防水部材としてのSTゴム23,ナカゴム3
0によって確実な防水機能を得ている。すなわち、上記
構成のカメラの防水構造では、最も防水機能を得るのに
困難であった前カバ4,後カバ5,ST本体13の3部
品間の接合境界部分においては、ST本体13Bに設け
られたSTゴム23とナカゴム30とが圧接されながら
接合することにより、この間を液密にしている。
【0101】この場合、例えばSTゴム23とナカゴム
30とのそれぞれの弾性部材の固さの関係が、STゴム
23>ナカゴム30となる関係を有したものであれば、
図12に示すように組み立て時、STゴム23はST本
体13Bの前カバ4による組み付け力に伴い前カバ4の
前カバリブ28bによって押圧されることによって、こ
の前カバリブ28bの端部まで膨らみ図中に示す膨張部
23dと、前カバリブ28bによって圧縮された圧縮部
23eとが形成されることになる。同時に、このSTゴ
ム23はこの膨張部23dの形成によって、接合してい
るナカゴム30を押圧することによって、該ナカゴム3
0を前側リブ28の端部付近まで圧縮させた状態とな
る。なお、本実施の形態において、防水手段として用い
られるSTゴム23はナカゴム30よりも幅方向の寸法
が大きいものが使用されている。
【0102】また、後カバ5,ST本体13Bの2部品
間の防水構造については、図13に示すようにSTゴム
23はST本体13Bへの後カバ5による組み付け力に
伴い後カバ5の後カバリブ5bによって押圧されること
によって、この後カバリブ5b上で膨らみ図中に示す膨
張部23fと、後カバリブ5bによって圧縮された圧縮
部23eとが形成されることになる。
【0103】したがってこのような構成の防水構造を採
用することにより、前カバ4,後カバ5,ST本体13
Bの3部材間にわたる防水機能を簡単な構成で且つ低コ
ストで確実に実行し得ることが可能となる。
【0104】さらに、本実施の形態のカメラの防水構造
では、より組み立て性を向上するための改良が施されて
いる。その改良の一例が図14に示されている。
【0105】図14(a)はカメラ本体13Bを前カバ
4の開口部に組み入れる途中の状態を示し、図14
(b)はカメラ本体13Bを前カバ4の開口部に完全に
組み入れた状態をそれぞれ示している。
【0106】すなわち、本実施の形態では、図14
(a)に示すようにST本体A3Bを組み付ける前カバ
4の開口部において、ST本体13BのSTゴム23に
当接する前カバリブ28b及びその開口形状を、組み付
け方向に対しそれぞれ所定角θを設けて斜めに傾けた形
状に構成する。したがって、前カバ4の開口部の両側壁
部40a,40bは、図中に示すように該開口部を形成
する前カバ4の前面である壁部40cに対してそれぞれ
所定角θ広がった形状となる。
【0107】本実施の形態において、いま、ST本体1
3Bを前カバ4の開口部に組み入れるものとする。この
ような組み立て工程の作業性を考慮すると、組み付けら
れるST本体13Bには防水手段としてのSTゴム23
が外周に配置されていることから、仮に開口部が単に組
み付け方向に対して同じ角度の両側壁部を有する形状だ
と、該STゴム23を前カバリブに28bによる押圧に
よって圧縮しながら組み付けるのは困難である。
【0108】しかしながら、本実施の形態では、上記の
ように前カバ4の開口部がST本体13Bの前カバ4へ
の組み付け方向に対して所定角θ傾いた形状に構成され
ているので、組み付け開始時、ST本体13Bを容易に
開口部内に配置して挿入することができる。
【0109】そして、組み付け途中時においては、図1
4(a)に示すようにST本体13Bの組み付け方向側
の両側に位置するSTゴム23が組み付け工程の最終段
階にて開口部の両側壁部40a,40bと当接されるこ
とになるので、前カバリブ28bの押圧によるSTゴム
23の圧縮も容易に行うことができ、その組み付け作業
も円滑に行うことができる。その後、ST本体13Bの
組み付け方向側先端部に位置するSTゴム23は、最後
に開口部の壁部40cに当接し、対応する前カバリブ2
8によってSTゴム23が圧縮される。
【0110】こうして前カバ4の開口部にST本体13
Bを組み込み、さらに後カバ5を取り付けることによっ
て、ST本体13Bの周辺部は図14(b)に示すもの
となり、すなわち、本発明の特徴となるSTゴム23と
ナカゴム30とを用いてST本体13Bと前カバ4と後
カバ5とが完全に液密に保たれた防水構造が形成され
る。
【0111】これにより、本発明の防水構造を備えたカ
メラ1の組み立て性をより向上させることが可能とな
る。
【0112】したがって、本実施の形態によれば、ST
ユニット13をカメラ本体3に設けることで組み立て性
を向上することができることは勿論のこと、簡単な構成
で且つ低コストでSTケース13Aのポップアップ動作
時における突出位置及び収納位置を確実に位置決めを行
うことができ、安全且つ円滑にポップアップ動作を行う
ことが可能となる。これにより、小型化に最適なポップ
アップ式のSTユニット13を備えたカメラ1の実現が
可能である。
【0113】さらに、前カバ4,後カバ5,ST本体1
3Bの3部材間にわたる防水構造を2つの防水部材とし
てのSTゴム23,ナカゴム30を用いた防水構造とす
ることにより、確実にこれら3部材間にわたる防水機能
を実行し得ることが可能となる。これにより、カメラ本
体3への雨水等の水の進入を防ぎ、安定した撮影性能を
得られるポップアップ式のカメラ1の実現が可能であ
る。
【0114】なお、本発明に係る実施の形態において、
カメラは一眼レフタイプや銀塩カメラ以外のデジタルカ
メラをはじめとする電子カメラであっても良く、ポップ
アップ式のSTユニットを備えたカメラであれば、その
ポップアップ駆動伝達機構及び防水構造を採用すること
により、上記同様の効果が得られることは明らかであ
る。
【0115】[付記項] (付記項1) 一方端に組付け開口端を有し、該開口端
に設けられた第1突条を有する第1の筐体と、前記第1
の筐体に組み合わされる第2の筐体と、前記第1の筐体
と前記第2の筐体に挟装されるストロボユニットと、前
記第1の筐体と前記第2の筐体とが組み合わされた状態
で前記第1の突条により押圧される前記第2の筐体に配
された第1の防水部材と、前記第1の筐体と前記第2の
筐体とに前記ストロボユニットが挟装された状態で前記
第1の突条により押圧されるとともに、前記第2の筐体
に設けられた第2の突条により押圧される前記ストロボ
ユニットに配された第2の防水部材とを具備したことを
特徴とするカメラの防水構造。
【0116】(付記項2) 前記第2の防水部材は、前
記第1の防水部材よりもその幅方向寸法が大きいことを
特徴とする付記項1に記載のカメラの防水構造。
【0117】(付記項3) 前記第2の防水部材は前記
ストロボユニットの外周を巻回するように配されるよう
に屈曲部を有し、この屈曲部から前記第1の筐体と前記
第2の筐体との組付け方向に延出する第1の押圧部と、
前記組付け方向に略直交する方向に延出する第2の押圧
部とを具備し、前記第1の押圧部は前記第1の突条によ
り押圧され、前記第2の押圧部は前記第2の突条により
押圧されることを特徴とする付記項2に記載のカメラ。
【0118】(付記項4) 前記第1の押圧部と前記第
2の押圧部とは、前記第2の防水部材の幅方向で異なる
位置であることを特徴とする付記項2に記載のカメラ。
【0119】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によれば、ス
トロボ発光手段としてのSTユニット13をカメラ本体
3に設けることで組み立て性を向上することができ、前
カバ4,後カバ4,ST本体13Bの3部材間にわたる
防水機能を2つの防水部材としてのSTゴム23,ナカ
ゴム30を用いて確実に実行し得ることのできるカメラ
の防水構造の実現が可能となる。
【0120】を実現可能にした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカメラの防水構造の一実施の形態を示
し、該防水構造が適用されたポップアップ式の発光手段
を備えたカメラの外観構成を示す構成斜視図。
【図2】図1に示すSTユニットの構成を説明するため
の分解斜視図。
【図3】STユニットとカメラ本体との取付構造及び概
略的な駆動伝達機構を説明するための構成斜視図。
【図4】非ポップアップ動作時におけるポップアップ位
置決め手段を含むSTユニットの駆動伝達リンク機構の
構造を示す要部拡大図。
【図5】ポップアップ動作時におけるポップアップ位置
決め手段を含むSTユニットの駆動伝達リンク機構の構
造を示す要部拡大図。
【図6】他のポップアップ位置決め規制手段を含む構成
例を示すカメラの断面図。
【図7】他のポップアップ位置決め規制手段を含む構成
例を示すカメラの断面図。
【図8】本実施の形態にて採用されたカメラの防水構造
の概略構成を説明するためのカメラの断面図。
【図9】主に前カバに施された防水手段の構成を説明す
るためのカメラの組み立て構成斜視図。
【図10】主に後カバに施された防水手段の構成を説明
するためのカメラの組み立て構成斜視図。
【図11】後カバ及び前カバとST本体との周辺部にお
ける防水構造の構成を説明するための図9のC−C線断
面図。
【図12】本実施の形態の特徴となるカバ,後カバ,S
T本体の3部品間の2つの防水部材による防水構造の構
成を説明するための図11のA−A線断面図。
【図13】後カバとST本体との周辺部における防水構
造を説明するための図11のB−B線断面図。
【図14】ST本体の前カバへの組み立て性を向上化す
るために改良がなされた前カバ及びST本体の形状を説
明するための説明図。
【符号の説明】
1…カメラ、 2…カメラ筐体、 3…カメラ本体、 4…前カバ、 4A…バリア、 5…後カバ、 5A…アトブタ、 5B…デンチフタ、 5b…後カバリブ、 6…レリーズボタン、 7…ズーム操作ボタン、 8…LCD表示部、 9…測距窓、 10…ファインダ窓、 11…レンズ鏡筒、 12…撮像光学系、 13…ストロボユニット(STユニット) 13A…ストロボケース(STケース)、 13B…ST本体、 23…STゴム(第2の防水部材)、 28,28a,28b…前カバリブ、 30…ナカゴム(第1の防水部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室井 隆 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H053 CA42 2H101 CC51 CC53

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と、 第2の部材と、 前記第1の部材と前記第2の部材との間に配される第3
    の部材と、 前記第1の部材と前記第2の部材との間を液密に保つ第
    1の防水部材と、 前記第1の部材と前記第3の部材との間を液密に保ち、
    前記第2の部材と前記第3の部材とを液密に保つ第2の
    防水部材と、 を具備したことを特徴とするカメラの防水構造。
  2. 【請求項2】 カメラ本体の前面を覆う前側カバーと、 前記カメラ本体の本体の後面を覆う後側カバーと、 前記前側カバーと前記後側カバーとの間に挟装される被
    挟装部材と、 前記後側カバーに配され、前記前側カバーと前記後側カ
    バーとを組み付けた状態で前記前側カバーに設けられた
    第1の突条により押圧され、前記前側カバーと前記後側
    カバーとの間を液密に保つ第1の防水部材と、 前記被挟装部材に配され、前記前カバーと前記後側カバ
    ーとに前記被挟装部材が挟装された状態で前記第1の突
    条に押圧され前記前側カバーと前記後側カバーと前記被
    挟装部材との間を液密に保つとともに、前記後側カバー
    に設けられた第2の突条に押圧され前記後側カバーと前
    記被挟装部材との間を液密に保つ第2の防水部材とを具
    備したことを特徴とするカメラの防水構造。
  3. 【請求項3】 一方端に組付け開口端を有し、該開口端
    に設けられた第1突条を有する第1の筐体と、 前記第1の筐体に組み合わされる第2の筐体と、 前記第1の筐体と前記第2の筐体に挟装される被挟装部
    材と、 前記第1の筐体と前記第2の筐体とが組み合わされた状
    態で前記第1の突条により押圧される前記第2の筐体に
    配された第1の防水部材と、 前記第1の筐体と前記第2の筐体とに前記被挟装部材が
    挟装された状態で前記第1の突条により押圧されるとと
    もに、前記第2の筐体に設けられた第2の突条により押
    圧される前記被挟装部材に配された第2の防水部材とを
    具備したことを特徴とするカメラの防水構造。
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