JP3752037B2 - ファインダの視野枠切換機構の操作装置及び中立位置を有する回動操作部材の操作装置 - Google Patents

ファインダの視野枠切換機構の操作装置及び中立位置を有する回動操作部材の操作装置 Download PDF

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、ファインダの視野枠切換機構の操作装置、及び中立位置を有する回動操作部材の操作装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
自己推進式フィルムカートリッジを使用する新システム(Advanced Photo System )のカメラでは、撮影画面サイズを、横長の標準視野(ハイビジョン、縦横比約9:16)と、この標準視野の左右の一部を遮光した幅狭視野(クラシック、縦横比約2:3)と、上記標準視野の上下の一部を遮光した横長視野(パノラマ、縦横比約1:3)とに切換可能なものがある。このカメラでは撮影時の画像はフィルム上にハイビジョンサイズで写し込まれ、選択された画面サイズ情報が各コマごとに磁気的または光学的に記録される。そして、各撮影画面サイズへの処理は、該磁気記録に基づいて現像以後の段階で行われ、ハイビジョンサイズの左右をカットするとクラシック画面に、上下をカットするとパノラマ画面になる。そのためカメラ内の撮影光路上には画面サイズの縦横比を変化させる遮光機構を要しないが、撮影者が構図を決定するために、選択された画面サイズをファインダ内に表す必要がある。そこで、ファインダ光学系内には視野枠の切換機構が設けられる。
【0003】
こうした視野枠切換機構を機械的に構成する場合、視野枠の縦横方向に可動の遮光部材が設けられ、この遮光部材を外部から操作可能な操作装置を用いて駆動させる。この操作装置と遮光部材を直結した構成にすると、組立誤差が直接に遮光部材の動作ずれになるため、組立精度を厳密に管理しなくてはならず実際的でない。そこで、操作装置と遮光部材の組立時には、その間に遊びが設けられる。組立性の観点からは、カメラがコンパクトであるほど部品が細かくなるので遊び量を多く設けることが望ましいが、操作装置と遮光部材の間に遊びを設けると以下のような問題が生じる。
【0004】
遮光部材はハイビジョン視野形成位置(中立位置)を中心に、クラシック、パノラマの各視野形成位置へ駆動されるため、少なくとも遮光部材をハイビジョン視野形成位置に固定する保持手段を必要とする。この中立位置保持手段を可動の遮光部材側に設けると構造が複雑になって組立性が悪いので好ましくない。そのため、一般に中立位置保持手段は操作装置側に設置される。例えば、外部から回動操作可能なダイヤル部材にクリックストップ機構を設け、ダイヤル部材の複数のクリック位置に対応して遮光部材が所定サイズの視野枠を形成するという構成が可能である。しかし、操作装置と遮光部材の間に遊びがあり、かつ遮光部材自体を中立位置に保持する機構がないため遮光部材の位置がずれるおそれがある。遮光部材の位置がずれるとハイビジョン位置はもちろん、クラシックとパノラマ位置でも正確な視野枠が得られない。また、中立位置保持手段をクリックストップのような機械的装置のみで構成すると、該保持手段自体に誤差があった場合に、やはり遮光部材の位置ずれが起こる。さらに、遮光部材をクラシック及びパノラマ視野形成位置へ確実に移動させるには、操作装置と遮光部材の間の組立誤差も考慮に入れなければならない。
【0005】
こうした問題は、ファインダの視野枠切換機構に限られるものではない。例えば、中立回動位置及びこの中立回動位置からの正逆への回動位置を有する回動操作部材がある場合、この回動操作部材と操作装置を遊びをもって組み合わせると、回動操作部材の中立位置と正逆の回動位置を確実に出すことが難しい。
【0006】
【発明の目的】
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、組み立て易く、遮光部材の動作ずれのおそれのないファインダの視野枠切換機構の操作装置を提供することを目的とする。本発明はまた、組み立て易く、かつ中立位置及び正逆の回動位置を確実に得ることが可能な、中立位置を有する回動操作部材の操作装置を得ることを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
本発明による、ファインダの視野枠切換機構の操作装置は、回動軸を有し視野枠面と平行な面内で揺動するシーソ部材と、このシーソ部材の揺動を受けて、横長の標準視野と、この標準視野の左右の一部を遮光した幅狭視野と、上記標準視野の上下の一部を遮光した横長視野とに視野枠の大きさを切り換える可動の遮光部材とを備えたファインダ視野枠切換機構;上記シーソ部材をその回動軸を中心に回動させる中心軸部と、この中心軸部からの径方向腕部とを備えた軸部材;この軸部材は、その中心軸部を回動中心とする中立回動位置と、この中立回動位置からの正逆への回動位置を有し、中立回動位置で上記シーソ部材を介し視野切換機構は標準視野を形成し、正逆の回動位置で幅狭視野と横長視野とをそれぞれ形成すること;上記軸部材を常時は中立回動位置に保持し、該軸部材が中立位置から正逆に回動したとき中立回動位置への復帰力を作用させる中立位置保持ばね;及び、軸部材の径方向腕部を挟む一対のばね端部を有する、外部から回動操作されるダイヤル部材;を備え、このダイヤル部材の一対のばね端部は、ダイヤル部材が回動操作されたとき、中立位置保持ばねに抗して、径方向腕部を介してその中心軸部を中心に軸部材を回動させる力を与え、かつ自身も変形可能な弾性を備えていることを特徴とする。視野枠切換機構の中立位置保持手段は、該切換機構の外部に備えられるので組み立てが簡単であり、該切換機構と遊びなく結合させれば遮光部材の中立位置がずれることもない。
【0008】
この構成には以下の利点がある。まず、視野枠切換機構の中立位置の保持は中立位置保持ばねが行うので、視野枠切換機構側に結合する軸部材とダイヤル部材の間にはある程度の遊びを設けることができる。そして遮光部材は、標準視野形成位置(中立位置)に中立位置保持ばねで保持され、幅狭視野形成位置および横長視野形成位置へは、ダイヤル部材に設けた一対のばね端部が弾性的に移行させるので、軸部材が中立位置から動いたたきにも遮光部材の作動ずれが生じない。
【0009】
例えば、中立位置保持ばねを第1のトーションばねとし、このトーションばねを、カメラ本体に固定された突起部材と上記軸部材の径方向腕部とに係合させることにより、軸部材を中立回動位置に保持することができる。
【0010】
ダイヤル部材と軸部材との接続方法は次のように行われることが望ましい。一対のばね端部は、ダイヤル部材の軸部にコイル部を支持した第2のトーションばねの両端部に備えられていて、互いに接近する方向のねじり特性を与えられている。そしてダイヤル部材は、自由状態で、この一対のばね端部の間隔を軸部材の径方向腕部の径よりも大きく保持するストッパ部を備える。これにより、中立位置では一対のばね端部が軸部材の径方向腕部から離間した状態になり、組立時の遊びを大きく取ることができる。
【0011】
さらに、ダイヤル部材とカメラ本体との間に、ダイヤル部材自体を中立位置と、第1のトーションばね及び第2のトーションばねの弾性力に抗して正逆の回動位置とに保持するクリック機構を備えることができる。これにより、遮光部材を幅狭視野形成位置または横長視野形成位置に保持させることが可能となる。
【0012】
しかし、ダイヤル部材の回動量と遮光部材の移動量が一致していると、軸部材とダイヤル部材との間に組立誤差があった場合、遮光部材が幅狭視野形成位置あるいは横長視野形成位置まで正確に移動しなくなる。また、遮光部材が幅狭視野形成位置または横長視野形成位置より先方に移動可能であると、ダイヤルを係止しても視野枠が定まらない。そこで、多少の組立誤差があっても遮光部材が幅狭視野形成位置と横長視野形成位置に確実に移動されるように、以下のように構成することが望ましい。
すなわち、遮光部材は、標準視野形成位置を中心に、幅狭視野形成位置と横長視野形成位置で移動を規制される。一方、ダイヤル部材の中立回動位置からの正逆のクリック位置は、遮光部材を該移動規制位置よりさらに規制方向に移動させる位置に設定する。つまりダイヤル部材の回動量の方を多めにする。この場合、遮光部材が規制位置に当て付いてもダイヤル部材が回動するので、第2のトーションばねの一対のばね端部が弾性変形し、その復元力で遮光部材が両端の移動規制位置に保持される。若干の組立誤差があっても、遮光部材は幅狭視野形成位置または横長視野形成位置まで確実に駆動される。
【0013】
軸部材の径方向腕部は、軸部材の径方向に延びた接続部と、該接続部の端部から軸部材の中心軸部の軸線と平行に延設された偏心軸部を備えたクランク状をなし、上記第2のトーションばねの一対のばね端部はこの偏心軸部を挟むように構成することができる。
【0014】
以上の視野枠切換機構の操作装置において、ダイヤル部材は、視野枠切換機構と軸部材をファインダ本体に組み込んだ後に、ファインダ本体に組み込まれることが組立性の点から好ましい。このとき、シーソ部材と軸部材を別部材とし、シーソ部材を含む視野枠切換機構はユニット状態に組み立てられた後、シーソ部材と軸部材を相対回動不能に結合すると組み立てが容易である。組立状態においては、軸部材の中心軸部の軸線とダイヤル部材の回動軸線とは、直交又は平行のいずれの状態にも設置することができる。
【0015】
本発明はまた、ファインダの視野枠切換機構の操作装置以外の、中立位置を有する回動操作部材の操作装置全般に関するものである。本発明による中立位置を有する回動操作部材の操作装置は、回動軸となる中心軸部と、この中心軸部からの径方向腕部とを備えた軸部材;この軸部材は、中立回動位置と、この中立回動位置からの正逆への回動位置を有すること;上記軸部材を常時は中立回動位置に保持し、該軸部材が中立位置から正逆に回動したとき中立回動位置への復帰力を作用させる第1のトーションコイルばね;外部から回動操作されるダイヤル部材;このダイヤル部材の軸部に支持されたコイル部と、上記軸部材の径方向腕部を挟む、互いに接近する方向に付勢された一対のばね端部とを有する、上記第1のトーションコイルばねより強い第2のトーションコイルばね;及びこの第2のトーションコイルばねの一対のばね端部の間隔を、自由状態で、軸部材の径方向腕部の径よりも大きく保持する、ダイヤル部材に備えられたストッパ部;を備えたことを特徴とする。これにより、組立性を損なうことなく、回動操作部材の中立位置及び正逆の回動位置を得ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明を説明する。図1から図5は、本発明によるファインダの視野枠切換機構の操作装置を適用した、自己推進式のフィルムカートリッジを使用するカメラの一実施形態を示している。この実施形態のカメラは、カメラボディ11の正面中央に、ズームレンズ鏡筒21を有している。ズームレンズ鏡筒21は、第1、第2レンズ鏡筒22、23からなり、光軸方向後方の収納位置と前方の撮影可能位置(ズーム範囲)との間を移動可能であり、収納位置ではカメラボディ11内に収納される沈胴式となっている。ズームレンズ鏡筒21は、カメラボディ11内部に設けたズームモータによって光軸方向に駆動される。カメラボディ11は正面に、収納されたズームレンズ鏡筒21を保護する固定カバー13、収納カバー14、スライドカバー15を備えている。固定カバー13はカメラボディ11に固定されていて、スライドカバー15は、スライドレール16に沿ってカメラボディ11の長手方向に進退可能に支持されている。また収納カバー14は、スライドカバー15に連動し、スライドカバー15が固定カバー13に当接した閉鎖状態では固定カバー13とスライドカバー15との間に形成される縦長長方形の開口を閉じ(図1参照)、スライドカバー15が固定カバー13から離反した開放状態ではスライドカバー15と同方向に移動し、かつスライドカバー15の裏面まで完全に移動してズームレンズ鏡筒21を露出させる(図2参照)。
【0017】
このカメラには、スライドカバー15が閉位置から全開位置に達する直前、及び全開位置から閉位置に若干移動させたときに作動するメインスイッチが設けられている。このメインスイッチは、スライドカバー15が閉位置から全開位置に達する直前にオンして、スライドカバー15が全開位置から閉位置に若干移動されるとオフするように構成されている。メインスイッチがオンになると、ズームモータが繰出方向に起動してレンズ鏡筒22、23が撮影可能位置まで駆動される。一方、メインスイッチがオフになると、ズームモータが収納方向に起動してレンズ鏡筒22、23が収納位置まで引き込まれる。
【0018】
カメラボディ11の正面左側には円筒状のグリップ部12が形成されていて、このグリップ部12の上端面に、大型のモードダイヤル17と、モードダイヤル17の軸部にレリーズボタン19が設けられている。モードダイヤル17はクリックストップタイプの回動ダイヤルであって、そのクリックストップ位置によって、自動露出モード、自動露出及び赤目軽減用プリ発光モード、スローシャッタモード、バルブ及び強制ストロボ発光モード、バルブモード、ストロボ強制発光モード、ストロボ発光停止モードを択一的に選択できる。レリーズボタン19は2段スイッチであって、半押しで測光スイッチがオンして測光及び測距し、全押しでレリーズスイッチがオンして合焦及び露光処理、フィルム巻き上げ処理などを実行する。
【0019】
カメラボディの正面にはさらに、カバー14、15を開放した状態で露出する、測光窓27、AF窓29及びファインダ窓30が備えられている。
【0020】
カメラボディ11の上面にはポップアップストロボ25が設けられる。このポップアップストロボ25は、スライドカバー15の開閉に連動し、開放移動でポップアップし、閉鎖移動で収納される。
【0021】
カメラボディ11の背面には、ほぼ中央にLCDパネル31を備え、上部ほぼ中央にファインダのアイピース32、その右側に順に撮影画面切換ダイヤル33及びズーム操作レバー34を備え、ズーム操作レバー34の下方には、カートリッジ蓋35をロック、解放するカートリッジ蓋開閉レバー36を備えている。カメラボディ11の側面には、電池収納室を開閉する電池蓋の開閉レバー37が設けられている。なお、図4のLCDパネル31は、表示素子を全て点灯状態で示している。撮影画面切換ダイヤル33は、ハイビジョン(H)位置を中立に、クラシック(C)とパノラマ(P)の両位置に回動操作して撮影画面サイズを3様に切り換えることができる。撮影画面切換ダイヤル33で選択した画面サイズ情報は、不図示の磁気記録装置によってフィルム面に記録される。
【0022】
カメラボディ11の正面側のファインダ窓30と背面側のアイピース32の間にはファインダ光学系が設けられる。このファインダ光学系内には、撮影者がアイピース32から観察して構図を決定するために、ハイビジョン(標準)視野を中心にクラシック(幅狭)視野とパノラマ(横長)視野とにファインダ視野のサイズを切換可能な視野枠切換機構が設けられる。またカメラボディ11内部には別に、撮影画面切換ダイヤル33の操作を受けて視野枠切換機構を駆動させる操作装置が設けられる。
【0023】
図6から図11は、カメラボディ11内部におけるファインダの視野枠切換装置を示している。図6を参照して視野枠切換装置の構成を説明する。この視野枠切換装置の親板41は、中央付近に矩形開口部42を有する。矩形開口部42の上下には、該矩形開口部42の長辺と平行に延びる各一対の摺動案内溝43、44が設けられ、一対の摺動案内溝43の上部には、円形孔45と弧状ガイド孔46が対をなして穿設されている。矩形開口部42の一短辺の側部には板状部47が張り出しており、これに円形の軸受孔48が穿設されている。親板41の下部両端からは、板面に対し垂直な方向に一対の嵌着ピン49が突設され、この一対の嵌着ピン49の横方向に一対の固定突起50が突出している。また、親板41の上部にはフック掛け52が形成されている。
【0024】
親板41の一対の摺動案内溝43には、第1L字遮光部材55の横長壁56の側面に突設した一対の案内ピン57(図7から図9を参照)が摺動可能に嵌合される。横長壁56の一端部からは直角に縦遮光壁58が延設され、横長壁56の他端部には縦溝59が形成されている。また横長壁56の上面には一対のカム係合突起60が突設されている。親板41の一対の摺動案内溝44には同様に、第2L字遮光部材61の横長壁62の側面に突設した一対の案内ピン63(図7から図9を参照)が摺動可能に嵌合される。横長壁62の一端部からは直角に、上記縦遮光壁58と対向する縦遮光壁64が延設され、この縦遮光壁64の一側には、上記縦溝59と対向する縦溝65が形成されている。
【0025】
第1L字遮光部材55の縦溝59と、第2L字遮光部材61の縦溝65には、シーソ部材80の操作突起81、82がそれぞれ回動及び摺動可能に嵌入される。シーソ部材80は、この操作突起81と操作突起82の中間点に回動軸83を突出させており、該回動軸83は上記親板41の軸受孔48に回動可能に装着されている。シーソ部材80の回動軸83と反対側の面には、非円形断面形状の結合孔84が穿設されている。シーソ部材80が図7に示す状態を中心に、正逆方向に揺動すると、第1L字遮光部材55と第2L字遮光部材61は、各一対の摺動案内溝43、44の案内を受けて、矩形開口部42の左右方向にそれぞれ正逆に同量スライドする。これにより、縦遮光壁58と縦遮光壁64が矩形開口部42の左右方向において相互に接近する動作と離間する動作とが行われる。以下、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61に関して、縦遮光壁58と縦遮光壁64が最大に接近する位置を幅狭視野形成位置、縦遮光壁58、64が最大に離間する位置を横長視野形成位置と呼ぶ。
【0026】
上述の通り、親板41上部には一対の円形孔45が設けられている。この一対の円形孔45は、それぞれ矩形開口部42の上辺から等しい高さに穿設されており、一対の揺動カム66の回動支持軸67aを回動可能に支持している。各揺動カム66には、回動支持軸67aの側方に揺動案内ピン68aが固設されていて、親板41の一対の弧状ガイド孔46内で移動可能に嵌っている。よって一対の揺動カム66は、揺動案内ピン68aが弧状ガイド孔46に案内される範囲の揺動を行う。
【0027】
一対の揺動カム66の下面側には、上記第1L字遮光部材55のカム係合突起60と係合するカム面69(図7から図9を参照)が形成されている。カム面69は、回動支持軸67a付近の凹状カム面69aと平面部69bを有している。各揺動カム66において、回動支持軸67aの反対方向には回動支持軸67bが突設され、揺動案内ピン68aの反対方向には第1吊下ピン68bが突設されている。また回動支持軸67bを挟んで第1吊下ピン68bと軸対称の位置には第2吊下ピン70が突設されている。揺動カム66は、カム係合突起60がカム面69の平面部69bに係合しているときには、第2吊下ピン70が上り、第1吊下ピン68bが下がった状態に保持され(図7及び図8参照)、カム係合突起60がカム面69の凹状カム面69aに嵌っているときには、逆に第1吊下ピン68bが上り、第2吊下ピン70が下がった状態へ揺動される(図9参照)。
【0028】
第1L字遮光部材55の横長壁56の側面に隣接して、横遮光板71が配される。この横遮光板71は上方に向けて一対の吊下腕部71aを有し、該吊下腕部71aに設けた一対のピン受け孔72を、上記一対の揺動カム66の一対の第2吊下ピン70に貫通支持されている。また、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61の側面に隣接して枠状遮光板73が配される。この枠状遮光板73の上辺からは一対の吊下腕部73aが延設される。該一対の吊下腕部73aは一対のピン受け孔74を有し、これを上記一対の揺動カム66の一対の第1吊下ピン68bが貫通支持している。枠状遮光板73の下部枠体は、上記横遮光板71と平行に延びる横遮光部75となっている。また枠状遮光板73の内周面は、親板41の矩形開口部42とほぼ同サイズの矩形開口部76となっている。
【0029】
一対の揺動カム66が回動支持軸67a(67b)を中心に揺動すると、一対の第2吊下ピン70に支持された横遮光板71と、一対の第1吊下ピン68bに支持された枠状遮光板73は、左右方向の位置を若干変化させつつ矩形開口部42の上下方向に正逆に同量移動する。これにより、横遮光板71と横遮光部75が矩形開口部42の上下方向において相互に接近する動作と離間する動作とが行われる。
【0030】
横遮光板71及び枠状遮光板73に隣接して押え板85が設置される。押え板85は、親板41の両端下部に設けた一対の固定突起50に、係止孔86とフック87を係着させて一対の小円孔88に上記一対の嵌着ピン49を嵌合させ、さらに親板41のフック掛け52にフック89を係合させることによって親板41と固定される。この固定状態において、上記一対のピン受け孔72を貫通した一対の第2吊下ピン70は、押え板85に設けた一対の弧状ガイド孔90に摺動可能に嵌合し、上記一対のピン受け孔74を貫通した一対の第1吊下ピン68bは、同一対の弧状ガイド孔91に摺動可能に嵌合する。また各一対の弧状ガイド孔90と弧状ガイド孔91の間に形成された一対の円形孔92に、上記一対の回動支持軸67bが回動可能に支持されている。
【0031】
押え板85の中央付近には、矩形開口部93が形成されている。この矩形開口部93は、縦横比が約9:16であり、ハイビジョン用の視野枠(標準視野)を構成している。前述の、親板41に設けた矩形開口部42及び枠状遮光板73の矩形開口部76は、この矩形開口部93よりも若干大きく形成されていて、押え板85と親板41の間に組み付け誤差があってもハイビジョン用の視野枠が干渉されずに確保される。
【0032】
第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61は、幅狭視野形成位置にあるとき、縦遮光壁58と縦遮光壁64がこの矩形開口部(ハイビジョン用視野枠)93の左右端部に進出する。従って、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61は、シーソ部材80の揺動に応じてハイビジョン用視野枠の左右端部を遮光するクラシック用遮光枠を構成している。また、横遮光板71と枠状遮光板73(横遮光部75)は、このクラシック用遮光枠が横長視野形成位置に移動すると矩形開口部(ハイビジョン用視野枠)93の上下端部に進出する。従って、横遮光板71と枠状遮光板73は、一対の揺動カム66の揺動に応じてハイビジョン用視野枠の上下端部を遮光するパノラマ用遮光枠を構成している。さらに、第1L字遮光部材55の一対のカム係合突起60と、これに係合して駆動される一対の揺動カム66とが、クラシック用遮光枠の移動力を受けてパノラマ用遮光枠を駆動させる連動移動機構を構成している。
以上から、ファインダの視野枠切換装置は、親板41に対してクラシック用遮光枠、パノラマ用遮光枠及び連動移動機構が組み付けられ、これを押え板85で押えて挟着支持したユニット構成となっている。
【0033】
矩形開口部93の側方の板状部94には上記シーソ部材80の結合孔84を露出させる貫通孔95が穿設されている。この貫通孔95を通して、切換レバー(操作部材)96の結合ピン97が上記結合孔84へ嵌合する。結合孔84と結合ピン97は非円形断面形状をなしているから、両者は相対回動することなく結合され、切換レバー96の回動がシーソ部材80に伝達される。
【0034】
切換レバー96は、中心軸部96aと、この中心軸部96aの径方向に延設された接続部96bと、該接続部96bの端部から中心軸部96aと偏心して平行に延びるばね掛け突起(偏心軸部)98とを備えたクランク形状をなしている。接続部96b及びばね掛け突起(偏心軸部)98は、中心軸部96aに対して径方向に位置するため、これを合わせて径方向腕部と呼ぶ。切換レバー96は、ばね掛け突起98を回動操作すると、中心軸部96aを介してシーソ部材80を回動軸83を中心に回動させることができる。前述した通り、シーソ部材80は、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61を、ハイビジョン用視野枠の左右方向に正逆にスライドさせる。このスライドは、親板41に設けた摺動案内溝43、44の案内を受けるから、シーソ部材80は一定の範囲で揺動することになる。従って、切換レバー96の回動量は、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61のスライド量に対応していて、各一対の案内ピン57、63が親板41の各一対の摺動案内溝43、44の端部に当て付くと切換レバー96の回動が係止される。
【0035】
組立状態の視野枠切換機構を図10に示す。クラシック用遮光枠、パノラマ用遮光枠及び連動移動機構が親板41と押え板85の間に挟まれ、一体の視野枠切換ユニット100として構成されている。該ユニット100内にはさらに、切換レバー96に操作されるシーソ部材80も挟着支持されている。この視野枠切換ユニット100は一体に組み立てられた後、カメラ本体のファインダ光学系支持部101(図11)に装着される。ファインダ光学系支持部101には、物体側から順に、対物光学系102、固定ミラー103、固定レンズ104、ポロプリズム105、アイピース32が配されている。このファインダ光学系は、前後方向に薄いカメラボディ11内で光路長を確保するため、固定ミラー103とポロプリズム105により、光軸が平面的に見てクランク状に屈曲されている。対物光学系102による像は、固定ミラー103で反射された後、固定レンズ104の直後の位置(ピント面)に結像し、固定ミラー103とポロプリズム105の合計4面の反射面で正立像に変換されて、アイピース32を介して観察される。
【0036】
ファインダ光学系支持部101にはピント面に相当する位置にユニット装着部106が形成されている。このユニット装着部106に、押え板85を固定レンズ104に、親板41をポロプリズム105にそれぞれ臨ませて視野枠切換ユニット100が嵌め込まれる。ユニット装着部106の壁面には、シーソ部材80の結合孔84を外部に露出させる貫通孔108が形成され、切換レバー96の結合ピン97を結合孔84と結合させることが可能になっている。なお、視野枠切換ユニット100と切換レバー96を別体とするのは、組立性を良くするためであり、これを一体に形成してユニット化する形態も可能である。
【0037】
ファインダ光学系支持部101に上から固定される上部カバー107の側面には、固定突起110が突設されている。上部カバー107の取り付け状態において、固定突起110は、切換レバー96の中心軸部96aとばね掛け突起98との近傍に位置する。
【0038】
結合孔84に結合ピン97が取り付けられた状態において、切換レバー96(ばね掛け突起98)の回動軸はカメラボディ11の左右方向に延びている。一方、撮影画面切換ダイヤル33は、カメラボディ11の背面板と平行な面内で回動する。つまり、切換レバー96の中心軸部96aの回動軸線と撮影画面切換ダイヤル33の回動軸線とは直交している。この撮影画面切換ダイヤル33の操作を視野枠切換ユニット100に伝達する操作装置について図12から図17を参照して説明する。
【0039】
図15に示すように、前述の切換レバー96の中心軸部96aには、中立位置保持ばね(トーションばね)111のコイル部が巻着されている。この中立位置保持ばね111は、交差して上部カバー107の固定突起110を挟着保持する一対の固定突起保持部112を備え、該固定突起保持部112の端部はほぼ直角に曲折された一対のレバー保持端部113としてばね掛け突起98に係合している。中立位置保持ばね111は、カメラ本体の固定部分(固定突起110)と切換レバー96の回動操作部分(ばね掛け突起98)に係合しているので、ばね力によって、切換レバー96は一定の位置(図12)に弾性的に保持されている。このとき、切換レバー96に結合されるシーソ部材80は、第1L字遮光部材55の縦溝59と第2L字遮光部材61の縦溝65を一直線上に位置させる中立位置(図7)にある。切換レバー96とシーソ部材80は一体に回動するから、図12の位置を切換レバー96の中立回動位置と呼ぶ。つまり、切換レバー96の径方向腕部と、上部カバー107の固定突起110と、中立位置保持ばね111とは、切換レバー96を中立回動位置に付勢する中立位置保持機構を構成している。
【0040】
撮影画面切換ダイヤル33は、カメラ本体との間に、図4に示す3つの回動位置、すなわち、ハイビジョン(H)、クラシック(C)、パノラマ(P)で係止するためのクリック機構120を有している。撮影画面切換ダイヤル33はさらに、一体に回動するブラシ124を備えており、ブラシ124はこの3つのクリックストップ位置を検出して、カメラ本体内に設けたCPUに画面サイズを表す電気信号が伝達される。カメラはフィルム面の近傍に不図示の磁気記録装置を備えていて、ブラシ124が検出した画面サイズに関する情報がフィルム面に磁気的に記録される。この磁気情報に基づき、クラシックサイズで撮影されたものは撮影画面の左右が、パノラマサイズで撮影されたものは撮影画面の上下が、それぞれカットされる。
【0041】
撮影画面切換ダイヤル33の裏面側にはまた、回動軸33aの中心から偏心した位置にストッパ部109が植設されている。回動軸33aにはレバー駆動ばね(トーションコイルばね)114のコイル部114aが巻着されており、このコイル部114aからは対をなす突起保持部115、116が交差して回動軸33aの径方向に延設されている。レバー駆動ばね114は、突起保持部115、116を互いに接近する方向のねじり特性を与えられており、突起保持部115、116の間には上記ストッパ部109が挿通されて、突起保持部115、116の間隔をやや拡げた状態で保持している。そして、撮影画面切換ダイヤル33が回動されると、レバー駆動ばね114は一体に回動される。突起保持部115、116の端部にはさらに、回動軸33aの軸線と略平行な方向に曲折された一対の曲折端部117、118が形成される。曲折端部117、118は回動軸33aの軸線から偏心した位置にあって、撮影画面切換ダイヤル33をカメラボディ11に取り付けると、曲折端部117、118が切換レバー96のばね掛け突起98を挟んで対向する。上記突起保持部115、116に挟着されたストッパ部109により、この曲折端部117、118の間隔は、ばね掛け突起98の径サイズより大きく保持されている(図13、14参照)。
【0042】
撮影画面切換ダイヤル33がハイビジョン位置(H)にクリックストップされているときには、曲折端部117、118がばね掛け突起98から離間している(図12)。このとき、中立位置保持ばね111が切換レバー96を中立回動位置に保持する。撮影画面切換ダイヤル33がクラシック位置(C)に回動されたときには、曲折端部118がばね掛け突起98に係合する方向にレバー駆動ばね114が回動し(図16)、撮影画面切換ダイヤル33がパノラマ位置(P)に回動されたときには、曲折端部117がばね掛け突起98に係合する方向にレバー駆動ばね114が回動する(図17)。曲折端部117又は曲折端部118がばね掛け突起98に係合した時点で、中立位置保持ばね111の中立位置保持力とレバー駆動ばね114の回動付勢力とが切換レバー96に同時に作用するが、レバー駆動ばね114の復元力は、中立位置保持ばね111の復元力よりも強く設定されている。よって、撮影画面切換ダイヤル33がクラシック位置(C)又はパノラマ位置(P)に回動されたときには、曲折端部117又は曲折端部118は、中立位置保持ばね111に抗して、ばね掛け突起98を介して切換レバー96を正逆に回動させる。
【0043】
前述した通り、切換レバー96の正逆の回動は、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61の左右方向のスライドが規制されるまで行うことができる。一方、撮影画面切換ダイヤル33は、ハイビジョン位置(H)を中心に、クラシック位置(C)とパノラマ位置(P)とでクリックストップされるので、同様に正逆の回動量が決められている。本実施形態においては、撮影画面切換ダイヤル33がハイビジョン位置(H)からクラシック位置(C)、又はハイビジョン位置(H)からパノラマ位置(P)でクリックストップされるまでの正逆の回動量は、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61が上記の中立位置から各一対の摺動案内溝43、44の端部に規制されるまでの正逆のスライド量よりも多く設定されている。従って、撮影画面切換ダイヤル33がクラシック位置(C)あるいはパノラマ位置(P)に係止される前に、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61は、各一対の案内ピン57、63が親板41の各一対の摺動案内溝43、44の端部に係合する。撮影画面切換ダイヤル33はさらに回動可能であるから、これをクリック位置まで回動させると、レバー駆動ばね114の曲折端部117又は曲折端部118が自身の弾性で変形して切換レバー96を付勢し、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61がスライド規制位置に押しつけられる。
以上から、レバー駆動ばね114は、撮影画面切換ダイヤル33がハイビジョン位置(H)にあるときは視野枠切換機構を駆動せず、撮影画面切換ダイヤル33がクラシック位置(C)とパノラマ位置(P)に回動されたときには、オーバー気味の駆動力で視野枠切換機構を駆動させる。
【0044】
上記構成の視野枠切換機構及びその操作装置は、次のように作動する。図7から図9において2点鎖線で示す枠は、固定のハイビジョン視野枠を形成する矩形開口部93である。
【0045】
図12は、撮影画面切換ダイヤル33がハイビジョン位置(H)にあるときの視野枠切換機構の操作装置を示す。レバー駆動ばね114の曲折端部117、118がばね掛け突起98から離間しているため、切換レバー96は、中立位置保持ばね111のばね力で中立回動位置に保たれている。つまり切換レバー96に結合されるシーソ部材80は、中立位置に保持されている。
【0046】
このときの視野枠切換機構を図7に示す。シーソ部材80が中立位置にあるため、第1L字遮光部材55の縦遮光壁58と第2L字遮光部材61の縦遮光壁64は、矩形開口部(ハイビジョン用視野枠)93の画角外にある。このとき第1L字遮光部材55は、一対のカム係合突起60が一対の揺動カム66下部のカム面69の平面部69bを押し上げる位置にある。これにより第2吊下ピン70が上り、第1吊下ピン68bを下げた状態となる一対の揺動カム66は、横遮光板71を矩形開口部93の画角外に引き上げ、矩形開口部76を親板41の矩形開口部42と略一致させる位置に枠状遮光板73を保持する。つまり、撮影画面切換ダイヤル33がハイビジョン(H)位置にあるときは、押え板85に設けた矩形開口部93がファインダの視野枠となる。
【0047】
撮影画面切換ダイヤル33をハイビジョン位置(H)からクラシック位置(C)に操作したときの視野枠切換機構の操作装置を図16に示す。撮影画面切換ダイヤル33は図中の時計方向に回動されるため、レバー駆動ばね114が時計方向に一体に回動する。すると、曲折端部118がばね掛け突起98に係合してばね掛け突起98を図中上方に回動させる力が作用し、レバー駆動ばね114と中立位置保持ばね111のばね力の差によって、切換レバー96は、図10の矢印A方向に回動される。これにより、シーソ部材80が中立位置から図7中における反時計方向に回動する。
【0048】
図8はこのときの視野枠切換機構を示す。シーソ部材80の回動で操作突起81が縦溝59を図中の左方向に押し込むので、第1L字遮光部材55は、一対の摺動案内溝43に案内されて図7中の左方向へスライドされる。同時に、操作突起82が縦溝65を図中の右方向に押し込むので、第2L字遮光部材61は、一対の摺動案内溝44に案内されて図7中の右方向へスライドされる。このスライドで縦遮光壁58及び縦遮光壁64が、矩形開口部93の左右端部に進出する。視野枠の左右は縦遮光壁58及び縦遮光壁64で遮光されるので、その分視野枠は横方向に狭くなる。一方、第1L字遮光部材55が左方向にスライドしたとき、カム係合突起60の移動方向へは揺動カム66のカム面69は平面形状をなしているので、カム係合突起60とカム面69の当接する高さは変化せず、一対の揺動カム66は図7の位置から回動されない。よって横遮光板71と枠状遮光板73(横遮光部75)は、矩形開口部93の画角外の位置から駆動されずに保持される。つまり、縦方向の視野は矩形開口部93で決定される。この状態では視野枠の縦横比が約2:3となり、クラシック用の視野枠になる。
【0049】
ハイビジョン位置(H)からクラシック位置(C)でクリックストップされるまでの撮影画面切換ダイヤル33の回動量は、ハイビジョン視野形成位置(中立位置)から幅狭視野形成位置への第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61の移動量よりも多い。従って図16では、シーソ部材80を介して該遮光部材55、61と連動する切換レバー96のばね掛け突起98は、図示位置より上方への回動が規制されており、レバー駆動ばね114が若干撓んでばね掛け突起98を該規制方向に押し付けている。
【0050】
撮影画面切換ダイヤル33をハイビジョン位置(H)からパノラマ位置(P)に操作したときの視野枠切換機構の操作装置を図17に示す。撮影画面切換ダイヤル33は図中の反時計方向に回動されるため、レバー駆動ばね114が反時計方向に一体に回動する。すると、曲折端部117がばね掛け突起98に係合してばね掛け突起98を図中下方に回動させる力が作用し、レバー駆動ばね114と中立位置保持ばね111のばね力の差によって、切換レバー96は、図10中の矢印B方向に回動される。これにより、シーソ部材80が中立位置から図7中における時計方向に回動する。
【0051】
図9はこのときの視野枠切換機構を示す。シーソ部材80の回動で、操作突起82が縦溝65を図7中の左方向に押し込むので、第2L字遮光部材61は、一対の摺動案内溝44の案内を受けて図7中の左方向へスライドされる。同時に、操作突起81が縦溝59を図7中の右方向に押し込むので、第1L字遮光部材55は、一対の摺動案内溝43の案内を受けて図7中の右方向へスライドされる。このスライドでは、縦遮光壁58及び縦遮光壁64が矩形開口部42、93から離間する方向に移動されるため、第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61は視野枠の大きさに関係せず、横方向の視野は矩形開口部93で決定される。第1L字遮光部材55が右方向へスライドしたとき、第1L字遮光部材55の一対のカム係合突起60が、一対のカム面69に形成した凹状カム面69aに嵌る。すると、一対の揺動カム66が図7中の反時計方向に揺動され、一対の第2吊下ピン70が下がり、一対の第1吊下ピン68bが上がる。これにより横遮光板71が図中下方に略平行に移動され、枠状遮光板73が図中上方に略平行に移動され、横遮光板71と枠状遮光板73の横遮光部75が矩形開口部93の上下端部に進出する。矩形開口部93の上下は遮光板71及び横遮光部75で遮光されるので、その分視野枠は上下方向に狭くなる。この状態では視野枠の縦横比が約1:3となり、パノラマ用の視野枠になる。
【0052】
ハイビジョン位置(H)からパノラマ位置(P)でクリックストップされるまでの撮影画面切換ダイヤル33の回動量は、ハイビジョン視野形成位置(中立位置)から横長視野形成位置への第1L字遮光部材55及び第2L字遮光部材61の移動量よりも多い。従って図17では、シーソ部材80を介して該遮光部材55、61に結合されている切換レバー96のばね掛け突起98は図示位置より下方への回動が規制されており、レバー駆動ばね114が若干撓んでばね掛け突起98を規制方向に押し付けている。
【0053】
撮影画面切換ダイヤル33をクラシック位置(C)あるいはパノラマ位置(P)からハイビジョン位置(H)に回動すると、レバー駆動ばね114の押し込み力が解消され、切換レバー96は中立位置保持ばね111により中立回動位置に復帰する。これにより視野枠切換機構はハイビジョン用の視野枠に戻る。
【0054】
以上の動作を簡潔にまとめると、撮影画面切換ダイヤル33がハイビジョン位置(H)にあるときは、中立位置保持ばね111が切換レバー96を中立回動位置に保持し、視野枠切換機構はハイビジョン用の視野を形成する。この状態から撮影画面切換ダイヤル33がクラシック位置(C)あるいはパノラマ位置(P)に回動されると、中立位置保持ばね111より強いレバー駆動ばね114の端部によって、視野枠切換機構がクラシック又はパノラマ用の視野枠を形成する位置まで、切換レバー96が正逆に回動される。
【0055】
この視野枠切換機構の操作装置では、視野枠切換機構をユニット100としてカメラ本体に組み、これを駆動する切換レバー96と中立位置保持ばね111とからなる中立位置保持機構を後から結合し、さらに撮影画面切換ダイヤル33側の操作装置を別に組み付けている。中立位置保持機構は、ユニット100の外部から取り付けるので組み立て易く、かつユニット100とは遊びなく結合されるので遮光部材にずれを生じることなく中立位置を保持できる。また、中立状態においてレバー駆動ばね114の曲折端部117、118はばね掛け突起98から離間するため、操作装置の組み付け誤差調整用の遊び量を大きくとることができる。よって、ファインダ装置全体の組立性も良い。さらに、レバー駆動ばね114は、若干多めに回動されるので、ある程度の組立誤差があっても、遮光部材をクラシック視野形成位置又はパノラマ視野形成位置まで移動させて、これを保持することができる。
【0056】
中立位置保持ばね111及びレバー駆動ばね114は共にコイル部を有するトーションばねとしたが、異なる形態も可能である。例えば、撮影画面切換ダイヤル33の裏面側に、レバー駆動ばね114の曲折端部117、118に相当する一対のばね部材を直接固定してもよい。また、中立位置保持ばね111の突起保持部112及びレバー保持端部113に相当する部分を有するばね部材を、上部カバー107から突出させてもよい。
【0057】
上記実施形態では、横長の標準視野枠(ハイビジョン用視野枠)の横方向に移動する幅狭視野用遮光枠(クラシック用遮光枠)を、ハイビジョン視野形成位置(中立位置)を中心に幅狭視野枠位置(クラシック視野形成位置)と横長視野枠位置(パノラマ視野形成位置)に正逆に駆動させ、標準視野枠の縦方向に移動する横長視野用遮光枠(パノラマ用遮光枠)を、該幅狭視野用遮光枠の中立位置から横長視野枠位置への移動に連動させた。上記実施形態と各視野枠構成部材の縦横比を逆転させることによって、この動作の主従関係を逆にした形態も可能である。この形態においては、横長視野用遮光枠(パノラマ用遮光枠)が中立位置から正逆に動き、該横長視野用遮光枠が中立位置から幅狭視野枠位置(クラシック視野形成位置)に動いたときのみ幅狭視野用遮光枠(クラシック用遮光枠)が従動する。
【0058】
以上の説明は、ファインダの視野枠切換機構の操作装置に関するものであったが、本願の技術思想は、同様の中立位置を有する回動操作部材の操作装置全般に適用が可能である。例えば、テープの早送りと巻戻し動作をダイヤル状スイッチの正逆回動で行わせるタイプのビデオデッキがある。本発明をこのビデオデッキに適用する形態は以下のようになる。
【0059】
ビデオデッキ内部に、回動軸となる中心軸部と、この中心軸部からの径方向ピンとを備えた回動スイッチレバーを配置する。この回動スイッチレバーは、中立回動位置と、この中立回動位置からの正逆への回動位置を有しており、中立回動位置はオフ位置、正逆への回動位置へ動いたときに早送り又は巻戻しスイッチがオンになるスイッチ機構を構成している。回動スイッチレバーには、常時は中立回動位置に保持し、中立位置から正逆に回動したとき中立回動位置への復帰力を作用させる第1のトーションばねが設けられる。一方、ビデオデッキ外部に設けたダイヤル部材の軸部は、第2のトーションコイルばねのコイル部を支持していて、該第2のトーションコイルばねの一対のばね端部は、上記の回動スイッチレバーの径方向ピンを挟む位置にある。この一対のばね端部は、互いに接近する方向に付勢されていて、ダイヤル状操作部材はさらに、該一対のばね端部の間隔を、自由状態で回動スイッチレバーの径方向ピンの径よりも大きく保持するストッパ部を備える。そして、第2のトーションコイルばねは、第1のトーションコイルばねより強く設定される。
このようにダイヤル式の操作スイッチを構成した場合、常態では回動スイッチレバーは中立位置に保持され、ダイヤル部材を正逆に回動したときにテープが早送り又は巻戻しされる操作装置を、誤作動のおそれなく簡単に組み立てることができる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、組み立て易く、遮光部材の動作ずれのおそれのないファインダの視野枠切換機構の操作装置を提供することができる。また、組み立て易く、かつ中立位置及び正逆の回動位置を確実に得ることが可能な、中立位置を有する回動操作部材の操作装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファインダの視野枠切換機構の操作装置を適用するカメラの、撮影レンズ収納状態の正面図である。
【図2】同カメラの撮影可能状態の正面図である。
【図3】同カメラの撮影可能状態の平面図である。
【図4】同カメラの背面図である。
【図5】同カメラの撮影可能状態の側面図である。
【図6】ファインダの視野枠切換機構の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】ハイビジョン(標準)視野枠を形成しているときのファインダ視野枠切換機構を図6の矢印α方向から見て示す図である。
【図8】図7の視野枠切換機構がクラシック(幅狭)視野を形成した状態を示す図である。
【図9】図7の視野枠切換機構がパノラマ(横長)視野を形成した状態を示す図である。
【図10】ファインダ視野枠切換機構の組立状態の斜視図である。
【図11】ファインダ光学系への視野枠切換機構の装着位置を示す斜視図である。
【図12】撮影画面切換ダイヤルがハイビジョン(H)位置にあるときの、本発明によるファインダの視野枠切換機構の操作装置をカメラの背面側から見て示す図である。
【図13】同ファインダの視野枠切換機構の操作装置の要部を表す平面図である。
【図14】図13の矢印XIV方向から見た、ファインダの視野枠切換機構の操作装置の正面図である。
【図15】図13の矢印XV方向から見た、切換レバーおよび中立位置保持ばねの係合状態を表す側面図である。
【図16】撮影画面切換ダイヤルがクラシック(C)位置にあるときのファインダの視野枠切換機構の操作装置を示す背面図である。
【図17】撮影画面切換ダイヤルがパノラマ(P)位置にあるときのファインダの視野枠切換機構の操作装置を示す背面図である。
【符号の説明】
11 カメラボディ
33 撮影画面切換ダイヤル
41 親板
93 矩形開口部(ハイビジョン用視野枠)
55 第1L字遮光部材
61 第2L字遮光部材
66 揺動カム
71 横遮光板
73 枠状遮光板
80 シーソ部材
85 押え板
96 切換レバー
96a 中心軸部
96b 接続部
98 ばね掛け突起(偏心軸部)
100 視野枠切換ユニット(視野枠切換機構)
101 ファインダ光学系支持部
109 ストッパ部
110 固定突起
111 中立位置保持ばね
114 レバー駆動ばね
120 クリック機構

Claims (11)

  1. 回動軸を有し視野枠面と平行な面内で揺動するシーソ部材と、このシーソ部材の揺動を受けて、横長の標準視野と、この標準視野の左右の一部を遮光した幅狭視野と、上記標準視野の上下の一部を遮光した横長視野とに視野枠の大きさを切り換える可動の遮光部材とを備えたファインダ視野枠切換機構;
    上記シーソ部材をその回動軸を中心に回動させる中心軸部と、この中心軸部からの径方向腕部とを備えた軸部材;
    この軸部材は、その中心軸部を回動中心とする中立回動位置と、この中立回動位置からの正逆への回動位置を有し、中立回動位置で上記シーソ部材を介し視野切換機構は標準視野を形成し、正逆の回動位置で幅狭視野と横長視野とをそれぞれ形成すること;
    上記軸部材を常時は中立回動位置に保持し、該軸部材が中立位置から正逆に回動したとき中立回動位置への復帰力を作用させる中立位置保持ばね;及び
    上記軸部材の径方向腕部を挟む一対のばね端部を有する、外部から回動操作されるダイヤル部材;
    を備え、
    上記ダイヤル部材の一対のばね端部は、ダイヤル部材が回動操作されたとき、上記中立位置保持ばねに抗して、上記径方向腕部を介してその中心軸部を中心に上記軸部材を回動させる力を与え、かつ自身も変形可能な弾性を備えていることを特徴とするファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  2. 請求項1記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、上記中立位置保持ばねは第1のトーションばねであり、カメラ本体に固定された突起部材と上記軸部材の径方向腕部に係合することにより、軸部材を中立回動位置に保持するファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  3. 請求項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、上記ダイヤル部材の一対のばね端部は、ダイヤル部材の軸部にコイル部を支持した第2のトーションばねの両端部に備えられていて、互いに接近する方向のねじり特性を与えられており、かつ、ダイヤル部材は、自由状態で、この一対のばね端部の間隔を軸部材の径方向腕部の径よりも大きく保持するストッパ部を備えているファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  4. 請求項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、ダイヤル部材とカメラ本体の間には、ダイヤル部材自体を中立位置と、第1のトーションばね及び第2のトーションばねの弾性力に抗して正逆の回動位置とに保持するクリック機構が備えられているファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  5. 請求項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、視野枠切換機構の遮光部材は、標準視野形成位置を中心に、幅狭視野形成位置と横長視野形成位置とで移動が規制されており、ダイヤル部材の中立回動位置からの正逆のクリック位置は、遮光部材を該移動規制位置よりさらに規制方向に移動させる位置に設定される、ファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  6. 請求項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、ダイヤル部材の回動量と遮光部材の移動量の差により第2のトーションばねの一対のばね端部が弾性変形し、その復帰力で遮光部材が移動規制位置に保持されるファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか1項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、ダイヤル部材は、視野枠切換機構と軸部材をカメラ本体に組み込んだ後に、カメラ本体に組み込まれるファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  8. 請求項1ないし7いずれか1項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、シーソ部材と軸部材は別部材からなっており、視野枠切換機構の組立後、相対回動不能に結合されるファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  9. 請求項1ないし8いずれか1項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、軸部材の径方向腕部は、軸部材の径方向に延びた接続部と、該接続部の端部から軸部材の中心軸部の軸線と平行に延設された偏心軸部を備えたクランク状をなしており、上記ダイヤル部材の一対のばね端部はこの偏心軸部を挟むファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  10. 請求項1ないし9いずれか1項記載のファインダの視野枠切換機構の操作装置において、軸部材の中心軸部の軸線とダイヤル部材の回動軸線とは直交しているファインダの視野枠切換機構の操作装置。
  11. 回動軸となる中心軸部と、この中心軸部からの径方向腕部とを備えた軸部材;
    この軸部材は、中立回動位置と、この中立回動位置からの正逆への回動位置を有すること;
    上記軸部材を常時は中立回動位置に保持し、該軸部材が中立位置から正逆に回動したとき中立回動位置への復帰力を作用させる第1のトーションコイルばね
    外部から回動操作されるダイヤル部材;
    このダイヤル部材の軸部に支持されたコイル部と、上記軸部材の径方向腕部を挟む、互いに接近する方向に付勢された一対のばね端部とを有する、上記第1のトーションコイルばねより強い第2のトーションコイルばね;及び
    この第2のトーションコイルばねの一対のばね端部の間隔を、自由状態で、軸部材の径方向腕部の径よりも大きく保持する、ダイヤル部材に備えられたストッパ部;
    を備えたことを特徴とする中立位置を有する回動操作部材の操作装置。
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