JPH09203606A - 回転スロットル位置センサ - Google Patents

回転スロットル位置センサ

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JPH09203606A
JPH09203606A JP1254996A JP1254996A JPH09203606A JP H09203606 A JPH09203606 A JP H09203606A JP 1254996 A JP1254996 A JP 1254996A JP 1254996 A JP1254996 A JP 1254996A JP H09203606 A JPH09203606 A JP H09203606A
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rotary throttle
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Takeo Nakaya
健雄 中家
Keiichi Asai
恵一 浅井
Kazuyuki Tsujioka
一幸 辻岡
Satoshi Komatsu
敏 小松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃エンジンの回転スロットルシャフトの位
置を検出する回転スロットル位置センサにおいて、信頼
性の向上したものを提供することを目的とするものであ
る。 【解決手段】 押えバネ32は、ケース20の内周壁側
に平行な平板で抵抗体31側にスリット状の板を有する
構成により、コネクタ端子22と抵抗体の接続部30の
接続が安定し、出力信号の精度が経時変化で劣化するこ
とがないものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンの回
転スロットルシャフトの位置を検出するのに利用される
回転スロットル位置センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両などの内燃エンジンは、エンジンに
流入する空気の量を制御するためにスロットル弁を用い
ており、このスロットル弁を開くと空気を多く吸い込み
閉じると空気の吸い込みが少なくなって、エンジンの速
度制御が行われるようになっている。
【0003】従来の回転スロットル位置センサは、特開
平7−151508号公報に開示されたものが知られて
いる。
【0004】以下に、従来の回転スロットル位置センサ
について、図面を参照しながら説明する。図4は従来の
回転スロットル位置センサの分解斜視図、図5は同要部
であるカバーを外した上面図、図6は同断面図である。
図において4は有底筒状のケースで、内部にコネクタ端
子1を内蔵し、一部にコネクタ部2を外方に突出するよ
うに設け、かつ相対向する側に取付部3を有するもので
ある。またケース4の内周面は、抵抗パターン5を印刷
したフィルム抵抗体7を収納して一端部にコネクタ端子
1への接続部6を設け、フィルム抵抗体7の接続部6を
コネクタ端子1に弾力的に圧接するV字状に折曲された
櫛状の押えバネ8を組込み、さらにケース4の中央に外
周面の突出部9にフィルム抵抗体7の抵抗パターン5に
接触する櫛状の刷子10を取り付けたローター11が組
込まれ、ケース4の上面には中央に回転スロットルシャ
フトを挿通し、ローター11と結合できるように中央孔
12を有するカバー13を組込んで構成されている。こ
の押えバネ8は、ケース側、抵抗体の接続部側ともにス
リット状の板で構成されており、スリット状の板は円形
の突部14を有し抵抗パターン5と点接触をする構造と
なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成においては、押えバネ8が、ケース4側、コネ
クタ端子1側ともに櫛状であるため、押えバネ8のバネ
力が経時変化により劣化し、フィルム抵抗体7の接続部
6とコネクタ端子1との接触圧力が低下し、また押えバ
ネ8とコネクタ端子1の接続部6は点接触なので、回転
スロットル位置センサ自体に過大な振動が加わるとフィ
ルム抵抗体7が移動し、刷子10とフィルム抵抗体7の
接する位置が変動し出力信号の精度が低下するという課
題を有していた。
【0006】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、信頼性の向上した回転スロットル位置センサを提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の回転スロットル位置センサは、板バネは、こ
のケースの内周側に平行な平板でかつフィルム抵抗体側
にスリット状の板で構成されるものである。
【0008】この発明によれば、信頼性の向上した回転
スロットル位置センサが得られるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、有底筒状のケースと、このケースの内周壁に抵抗体
を設けるとともにこの抵抗体の端部と接続されるように
設けられたコネクタ端子と、前記ケースと抵抗体とを保
持する前記ケースの内周壁側に平行な平板でかつ前記抵
抗体側にスリット状の板を有する板バネと、前記抵抗体
と当接しかつ摺動する刷子を有してなるローターと、前
記ケースの開口面の中央に、前記ローターに嵌合してな
る回転スロットルシャフトを挿通する開口を有するカバ
ーで封止した構成により、コネクタ端子からの出力信号
が向上するという作用を有するものである。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、板バネ
は、スリットの一部に突部を有しかつこの突部がケース
内のコネクタ端子に設けた凹部と嵌合してなる構成によ
り、出力信号が向上するという作用を有するものであ
る。
【0011】以下、本発明の一実施の形態における回転
スロットル位置センサについて図面を参照しながら説明
する。
【0012】図1は本発明の一実施の形態における回転
スロットル位置センサの分解斜視図、図2は同要部であ
るカバーを外した上面図、図3(a)は同要部である開
口に回転スロットシャフトを結合した状態を示す断面
図、図3(b)は同要部である押えバネとコネクタ端子
との接続を示す図である。
【0013】図1〜図3において、20はガラス繊維を
混入したポリブチレンフタレートなどの耐熱性、機械的
強度に優れた合成樹脂によって成型された有底円筒状の
ケースであり、ケース20内には数本のコネクタ端子2
2が、インサート成型により組込まれており、このコネ
クタ端子22の一端は、ケース20の内部に表出し、他
端はケース20の外周面の一部に外方に突出するように
設けたコネクタ部23内に突出している。また、ケース
20の外周面には、リング状のフランジ24が形成さ
れ、このフランジ24の一部の相対向する位置に取付孔
25を有する取付部26が設けられている。さらにケー
ス20の内周壁の中間部には段部27が設けられてい
る。
【0014】このようなケース20内にはポリイミドフ
ィルムなどのフィルム28の片面に数本の抵抗パターン
29と、この抵抗パターン29の他端にコネクタ端子2
2に当接して電気的な導通をとるための接続部30を印
刷などにより形成した抵抗体31が組込まれる。すなわ
ち、この抵抗体31は、ケース20の内周壁に沿い段部
27で、上下方向の位置を規制されて抵抗パターンが内
側になるように組込まれ、その一端部は、コネクタ端子
22のケース20内に表出した部分に位置するように組
込まれる。この抵抗体31の接続部30のコネクタ端子
22への接続は、V字状に折曲されたステンレスなどの
弾性を有する片面は一枚板からなる平板37で、他面は
スリット状に形成された板38からなる押えバネ32を
組込むことにより接続部30をコネクタ端子22の表出
部に圧接することによって行われている。すなわち、こ
の押えバネ32はケース20内周壁側に平行な平板でか
つ抵抗体31側にスリット状の板からなり、このスリッ
トの一部は突部39を有し、図3(b)に示すように、
コネクタ端子22に設けられた凹部50と嵌合するもの
である。また、押えバネ32のバネ圧は、経時変化によ
り低下しない構成となっている。
【0015】また、ケース20内には、ガラス繊維を混
入したポリブチレンフタレートなどの合成樹脂からなる
円筒状のローター33が組込まれる。このローター33
は、外周面の中間部に外方への突出部34を設け、この
突出部34の先端には抵抗体31の抵抗パターン29に
当接してローター33の回転によって摺動する刷子35
が取り付けられている。そして、この突出部34の設け
られた部分と対向する側の内側は肉厚による平面を形成
した回転止部36が形成されている。すなわち、ロータ
ー33の中央には円の一部を切断したような嵌合孔が形
成されたことになる。そして、このような抵抗体31、
押えバネ32、ローター33を組込んだケース20の開
口部にはケース20と同じ材質から構成されるカバー4
2が取り付けられている。このカバー42の中央には回
転スロットルシャフト41を挿通する開口43が設けら
れている。このように構成された回転スロットル位置セ
ンサは、あらかじめ組立てられており、内燃エンジンの
近傍の回転スロットルシャフト41に位置合わせしなが
ら圧入し、回転スロットルシャフト41にローター33
が完全に嵌合された状態でケース20の取付部26を利
用してスロットル本体44にケース20の固定を行って
組込みを完了する。すなわち、回転スロットルシャフト
41の平面部40と回転止部36の位置を合致させた状
態で、ケース20ごと回転スロットルシャフト41側に
押していくことにより、回転スロットルシャフト41の
先端にローター33が嵌合されて回転方向に対して結合
されることになり、その状態でビスなどを用いて、ケー
ス20の取付部26を利用してスロットル本体44にケ
ース20を固定する。これで、回転スロットルシャフト
41がアクセルを踏みこんだり、フリーにしたりするこ
とによって回転し、その回転と同期してローター33が
回転し、ローター33に取り付けた刷子35が抵抗体3
1の抵抗パターン29との接触位置を変えることによ
り、コネクタ端子22にその接触位置に応じた電圧が得
られ、その電圧の変動を信号としてエンジン内に噴射さ
れる燃料の量をコントロールすることができる。
【0016】なお、抵抗体31としてフィルム28に抵
抗パターン29を形成したものについて説明したが、ケ
ース20の内周壁に直接抵抗パターン29を形成しても
良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、センサに強い振
動が加わっても、抵抗体の保持力が経時変化によって劣
化するようなことはなく、センサの出力信号が変動する
ことがなくなり、信頼性の向上した回転スロットル位置
センサを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における回転スロットル
位置センサの分解斜視図
【図2】同要部であるカバーを外した状態の上面図
【図3】(a)同要部である開口に回転スロットルシャ
フトを組込んだ状態を示す断面図 (b)同要部である押えバネとコネクタ端子との接続を
示す図
【図4】従来の回転スロットル位置センサの分解斜視図
【図5】同要部であるカバーを外した状態の上面図
【図6】同断面図
【符号の説明】
20 ケース 22 コネクタ端子 31 抵抗体 32 押えバネ 33 ローター 35 刷子 42 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 敏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状のケースと、このケースの内周
    壁に抵抗体を設けるとともにこの抵抗体の端部と接続さ
    れるように設けられたコネクタ端子と、前記ケースと抵
    抗体とを保持する前記ケースの内周壁側に平行な平板で
    かつ前記抵抗体側にスリット状の板を有する板バネと、
    前記抵抗体と当接しかつ摺動する刷子を有してなるロー
    ターと、前記ケースの開口面の中央に前記ローターに嵌
    合してなる回転スロットルシャフトを挿通する開口を有
    するカバーで封止してなる回転スロットル位置センサ。
  2. 【請求項2】 板バネは、スリットの一部に突部を有し
    かつこの突部がケース内のコネクタ端子に設けられた凹
    部と嵌合してなる請求項1記載の回転スロットル位置セ
    ンサ。
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EP97900124A EP0821217B1 (en) 1996-01-10 1997-01-10 Rotating throttle position sensor
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000065245A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Denso Corp 流量制御弁

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000065245A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Denso Corp 流量制御弁

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