JPH11148804A - 回転位置センサ - Google Patents

回転位置センサ

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JPH11148804A
JPH11148804A JP31494397A JP31494397A JPH11148804A JP H11148804 A JPH11148804 A JP H11148804A JP 31494397 A JP31494397 A JP 31494397A JP 31494397 A JP31494397 A JP 31494397A JP H11148804 A JPH11148804 A JP H11148804A
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position sensor
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resistor
shaft
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Shigeru Natsuume
茂 夏梅
Keiichi Asai
恵一 浅井
Takeo Nakaya
健雄 中家
Kazuyoshi Matsuo
和芳 松尾
Jiyunichi Sakukawa
純一 佐久川
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内燃エンジンの回転スロットルシャフトの位
置を検出する回転スロットル位置センサにおいて、信頼
性の高いものを提供することを目的とする。 【解決手段】 ロータ44の内径部に相手側シャフト4
8の平面部49と圧接する圧接部50と相手側シャフト
48を支持する支持片51とを有するとともに、ロータ
44の外周に支持片51を内側に押止するスナップリン
グ52を設け、相手側シャフト48の挿入性の向上する
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃エンジンの相手
側シャフトの位置を検出するのに利用される回転位置セ
ンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両などの内燃エンジンは、エンジンに
流入する空気の量を制御するためにスロットル弁を用い
ており、このスロットル弁を開くと空気を多く吸い込み
閉じると空気の吸い込みが少なくなって、エンジンの速
度制御が行われるようになっている。
【0003】従来の回転位置センサは、特開平7−15
1508号公報に開示されたものが、知られている。
【0004】以下に従来の回転位置センサについて、図
面を参照しながら説明する。図8は、従来の回転位置セ
ンサの内部構成要素が見えるようにするためカバーが取
り外されている上面図、図9は従来の回転位置センサに
相手側シャフトが挿入された状態を示す側断面図であ
る。
【0005】図8、図9において、1は有底溝を有する
とともに内周面から中央部に向かって設けられた1対の
アーム2を有するケースである。3はケース1の内周面
に沿って設けられた抵抗パターン(図示せず)を有して
なるフィルム抵抗体である。4はフィルム抵抗体3に電
気的に接続されるとともにケース1の外部に接続する外
部端子である。5はケース1の内部の1対のアーム2に
当接するように設けられた円筒形状のロータで、このロ
ータ5の側面からは先端部にフィルム抵抗体3の抵抗パ
ターンと摺接する刷子6を有する突出部7が設けられて
いる。ロータ5の内径部には相手側シャフト8の平面部
9と圧接する圧接部10と相手側シャフト8を支持する
支持部11および相手側シャフト8の挿入時に伸びる薄
肉部12を有している。13はカバー1の上面開口部を
閉塞する金属製のカバーである。
【0006】以上のように構成された従来の回転位置セ
ンサについて、以下に相手側シャフトを挿入する状態を
図面を参照しながら説明する。
【0007】図9は従来の回転位置センサに相手側シャ
フトを挿入する状態を示す側断面図である。
【0008】図9において、相手側シャフト8をロータ
5の内径側に挿入すると薄肉部12が伸びて、相手側シ
ャフト8の平面部9がロータ5の圧接部10と圧接する
とともに、支持部11が相手側シャフト8を支持し、相
手側シャフト8の回転を精度良くロータの回転に変換で
きる構成となっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、薄肉部12が伸びることにより相手
側シャフト8をロータ5に挿入するので、挿入する際の
薄肉部12の伸び量の制限から相手側シャフト8の挿入
が困難であるという課題を有していた。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、相手側シャフトの挿入性の向上した回転位置センサ
を提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の回転位置センサは、ロータの内径部に相手側
シャフトの平面部と圧接する圧接部と相手側シャフトを
支持する支持片とを有するとともにロータの外周に支持
片を内側に押止するスナップリングを有する構成とした
ものである。
【0012】この構成によれば、相手側シャフトの挿入
性の向上した回転位置センサが得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、有底筒状のケースと、このケースの内壁の側面に設
けられた抵抗パターンを有する抵抗体と、一端でこの抵
抗体と電気的に接続されるとともに他端が前記ケースか
ら突出する外部接続用のコネクタ端子と、前記抵抗体の
抵抗パターンと摺接する刷子を支持する支持腕が突出す
るように設けられているとともに回動可能でかつ相手側
シャフトを内径側に挿入するロータと、前記ケースの開
口端を閉塞するとともに略中央に前記ロータの上端部が
挿入される挿入孔を有するカバーとを備え、前記ロータ
の内径部に相手側シャフトの平面部と圧接する圧接部と
前記相手側シャフトを支持する支持片とを有するととも
に前記ロータの外周に前記支持片を内側に押止するスナ
ップリングを有するので、前記ロータへの相手側シャフ
トの挿入性が向上するとともにロータと相手側シャフト
との密着性が向上するという作用を有するものである。
【0014】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のロータの圧接部と支持片との外周に
は、スナップリングを定位置に保持する抜止部および進
入止部とを有するので、前記スナップリングの移動を防
止できるという作用を有するものである。
【0015】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
請求項1または2記載のロータの支持腕には、空孔を有
するので、この空孔にカシメ治具を挿入することによ
り、容易に刷子をロータに固着できるという作用を有す
るものである。
【0016】また、本発明の請求項4に記載の発明は、
請求項1または2記載のロータの外周には、カバーの底
面と当接して前記ロータの傾倒を防止する傾倒防止部を
有するので、ロータの支持腕に設けられた刷子がケース
の内側面に強い圧力で接することがないという作用を有
するものである。
【0017】また、本発明の請求項5に記載の発明は、
請求項1または2に記載のロータの支持片には、分離溝
を設けるとともにこの分離溝にスナップリングの端部を
配置したので、このスナップリングの端部のバリが前記
分離溝に位置し、前記スナップリングによりロータを均
一に支持できるという作用を有するものである。
【0018】また、本発明の請求項6に記載の発明は、
請求項3に記載のロータの抜止部とロータの進入止部と
は、前記ロータの外周の長手方向の同一直線方向には設
けられていないので、ロータを作成する金型の構造が複
雑でないという作用を有するものである。
【0019】また、本発明の請求項7に記載の発明は、
馬蹄形状の抵抗体を下面に有するとともにその抵抗体と
電気的に接続された端子を設けられた基板と、この基板
上に回転可能に配設され前記抵抗体に摺接する刷子を有
するロータと、前記基板および前記ロータを収納し底面
に前記ロータの外周部を枢支する軸受を設けるとともに
前記抵抗体の端子と電気的に接続されたコネクタ端子を
有するコネクタ部を設けられかつ上面が開放されたケー
スと、このケースの上面開放部を閉塞するカバーとを備
え、前記ロータは円筒状であり、このロータの内径側に
軸線上の略中央から底面側に向かって相手側シャフトの
平面部と圧接する平面状の圧接部と前記相手側シャフト
を外側から支持する支持片とを有するとともに、この支
持片および圧接部の外周にはスナップリングを載置しこ
のスナップリングの軸方向の移動を防止する抜止部およ
び進入止部とを前記ロータの外周の長手方向の同一直線
方向でない箇所に設けられたので、相手側シャフトの挿
入性が良いという作用を有するものである。
【0020】(実施の形態1)以下に、本発明の実施の
形態1における回転位置センサについて、図面を参照し
ながら説明する。
【0021】図1は本発明の実施の形態1における回転
位置センサの分解斜視図、図2は同側断面図、図3は同
要部であるロータの下側斜視図である。図4は同回転位
置センサの要部であるロータに相手側シャフトを挿入し
た状態を示す側断面図である。
【0022】図1〜図4において、31はガラス繊維を
混入したポリブチレンテレフタレートなどの耐熱性、機
械的強度に優れた合成樹脂によって成形された有底円筒
状のケースである。このケース31内には数本のコネク
タ端子32が、インサート成形により組み込まれてお
り、このコネクタ端子32の一端は、ケース31の内部
に表出し、他端はケース31の底面に側方へ向かって設
けたコネクタ部33内に突出している。また、ケース3
1の外周面には、リング状のフランジ34が形成され、
このフランジ34の一部の相対向する位置に取付孔35
を有する取付部36が設けられている。さらにケース3
1の内周壁の中間には段部37が設けられている。この
ようなケース31の内周壁にはポリイミドフィルムなど
の樹脂フィルム38の片面に数本の抵抗パターン39と
この抵抗パターン39の一端にコネクタ端子32と当接
して電気的な導通をとるための接続部40を印刷などに
より形成した抵抗体41が組み込まれる。すなわち、こ
の抵抗体41は、ケース31の内周壁に沿い段部37
で、上下方向の位置を規制されて抵抗パターン39が内
側にくるように組み込まれ、その一端部は、コネクタ端
子32のケース31内に表出した部分に位置するように
組み込まれる。この抵抗体41の接続部40のコネクタ
端子32への接続は、V字状に折曲されたステンレスな
どの弾性を有する金属板を片面は平板で、他面は櫛形に
形成された押さえバネ42を組み込むことにより接続部
40をコネクタ端子32の表出部43に圧接することに
よって行われている。また、ケース31内の略中央に
は、ガラス繊維を混入したポリブチレンテレフタレート
などの合成樹脂からなる円筒状のロータ44が組み込ま
れる。このロータ44は、外周面の中間に外方への突出
する支持腕45を設け、この支持腕45の先端には抵抗
体41の抵抗パターン39に当接してロータ44の回転
によって摺動する刷子46が取り付けられているととも
に、この支持腕45の略中央には上方から下方に渡っ
て、空孔47が設けられている。このロータ44の内径
側には軸線上の略中央から底面側に渡って相手側シャフ
ト48の平面部49と圧接する平面状の圧接部50と、
相手側シャフト48を外側から支持する支持片51とを
有している。このロータ44の圧接部50と支持片51
との外周にはスナップリング52を載置するとともにこ
のスナップリング52の軸方向の移動を防止する抜止部
53および進入止部54とをロータ44の外周の長手方
向の同一直線方向でない箇所に有している。このロータ
44の支持片51の略中央には長手方向に分離溝55が
設けられ、この分離溝55にはスナップリング52の端
部56が配置されている。スナップリング52の端部5
6をロータ44の分離溝55に設けることにより、この
スナップリング52の端部56にバリが発生しても、均
一な応力でロータ44の支持片51を支持できるという
作用を有するものである。このロータ44の上方の側面
からは外方へ向かって突出する傾倒防止部57が設けら
れている。このロータ44の上面内径側には相手側シャ
フト48を挿入時に誘導する勾配部58が設けられてい
る。そして、このような抵抗体41、押さえバネ42、
ロータ44を組み込んだケース31の開口部にはこのケ
ース31と同じ材質から構成されるカバー59が取り付
けられている。このカバー59の中央には相手側シャフ
ト48とロータ44の上端部60とが挿通する開口61
が設けられている。
【0023】以上のように構成された本発明の実施の形
態1における回転位置センサについて以下にその組立方
法を説明する。
【0024】まず、一定の幅に裁断された帯状の樹脂フ
ィルム38上に抵抗パターン39を印刷する。
【0025】次に、抵抗パターン39を印刷された抵抗
体41を焼付炉(図示せず)に約180〜270℃で約
1〜120分間投入し、抵抗パターン39を樹脂フィル
ム38に焼き付ける。
【0026】次に、図5に示すように、上型63および
下型64とを組み合せた後、高温で溶融された樹脂を上
型63と下型64との隙間に注入する。
【0027】次に、上型63および下型64とを冷却し
た後、上型63および下型64とを上下に開き、ロータ
44を取り出す。
【0028】このとき、ロータ44の抜止部53と進入
止部54とがロータ44の長手方向の延長線上にある場
合には、図10に示すように上型63と下型64とスラ
イドコア65とを必要とし、金型の構造が複雑となって
しまう。すなわち、本発明の実施の形態1における回転
位置センサにおいては、ロータ44の抜止部53とロー
タ44の進入止部54とはロータ44の長手方向の延長
線上には設けられていないので、上型63と下型64の
みでロータ44を作成することが可能であり、金型の構
造が単純であるという作用を有するものである。
【0029】次に、図6に示すように、スナップリング
52をロータ44に載置した後、ロータ44の空孔47
に受型71を挿入し、押え型72で刷子46をロータ4
4にカシメて固着する。
【0030】次に、抵抗体41と、押さえバネ42と、
ロータ44とをケース31の内側に載置した後、ケース
31の上面をカバー59で閉塞する。
【0031】以上のように構成、組立られた回転位置セ
ンサについて、以下にその動作を説明する。
【0032】回転位置センサをエンジンの近傍の相手側
シャフト48に位置合わせしながら圧入し、相手側シャ
フト48にロータ44が完全に嵌合結合された状態でケ
ース31の取付部36を利用してスロットル本体(図示
せず)にケース31の固定を行って組み込みを完了す
る。すなわち、相手側シャフト48の平面部49とロー
タ44の圧接部50との位置を合致させた状態で、ケー
ス31ごと相手側シャフト48側に押していくことによ
り相手側シャフト48の先端にロータ44が嵌合されて
回転方向に対して結合されることになり、その状態でビ
スなどを用いて、ケース31の取付部36を利用してス
ロットル本体(図示せず)にケース31を固定する。こ
のとき、ロータ44の内径部に相手側シャフト48の平
面部49と圧接する圧接部50と相手側シャフト48を
支持する支持片51とを有するとともにロータ44の外
周に支持片51を内側に押止するスナップリング52を
設けることにより、支持片51が自由に外方へ弾性変形
するので、ロータ44への相手側シャフト48の挿入性
が向上するという作用を有するものである。また、相手
側シャフト48の挿入によりロータ44が過度に傾くと
刷子46が強い応力でケース31の内側面に当接し刷子
46が変形する。本発明の実施の形態1における回転位
置センサにおいては、ロータ44の傾倒防止部57がカ
バー59の底面と当接するので、ロータ44が過度に傾
くことを防止できるという作用を有するものである。こ
れで、相手側シャフト48がアクセルを踏みこんだり、
フリーにしたりすることによって回転し、その回転と同
期してロータ44が回転し、ロータ44に取り付けた刷
子46が抵抗体41の抵抗パターン39との接触位置を
変えることにより、コネクタ端子32にその接触位置に
応じた電圧が得られ、その電圧の変動を信号としてエン
ジン内に噴射される燃料の量をコントロールすることが
できる。
【0033】(実施の形態2)以下に、本発明の実施の
形態2における回転位置センサについて、図面を参照し
ながら説明する。
【0034】図7は本発明の実施の形態2における回転
位置センサの側断面図である。図7において、81は馬
蹄形状の抵抗体82を下面に有するとともに、その抵抗
体82と電気的に接続された端子83とを設けられた樹
脂製の基板である。84は基板81上に回転可能に配設
され、抵抗体82に摺接する刷子85を有する樹脂製の
ロータである。このロータ84は、外周面の中間に外方
への突出する支持腕86を設け、この支持腕86の先端
には基板81の抵抗体82に当接してロータ84の回転
によって摺動する刷子85が取り付けられているととも
に、この支持腕86の略中央には上方から下方に渡っ
て、空孔87が設けられている。このロータ84の内径
側には軸線上の略中央から底面側に渡って相手側シャフ
ト88の平面部89と圧接する平面状の圧接部90と、
相手側シャフト88を外側から支持する支持片91とを
有している。このロータ84の圧接部90と支持片91
との外周にはスナップリング92を載置するとともにこ
のスナップリング92の軸方向の移動を防止する抜止部
93および進入止部94とをロータ84の外周の長手方
向の同一直線方向でない箇所に有している。このロータ
84の側面からは外方へ向かって突出する傾倒防止部9
5が設けられている。このロータ84の下方の内径側に
は相手側シャフト88を挿入時に誘導する勾配部96が
設けられている。97は基板81およびロータ84とを
収納し、内底面にロータ84の外周を枢支する軸受98
を設けるとともに、抵抗体82との端子83と電気的に
接続されたコネクタ端子99を有するコネクタ部100
を設けられ、かつ上面が開放された抵抗体ガラス繊維を
混入したポリブチレンテレフタレート等の耐熱性、機械
強度に優れた合成樹脂によって成形された筒状のケース
である。101はケース97の上面開放部102を閉塞
する例えばポリブチレンテレフタレート等の樹脂からな
るカバーである。
【0035】以上のように構成された本発明の実施の形
態2における回転位置センサの組立方法について、以下
に説明する。
【0036】まず、ケース97の軸受98に上方より、
予め刷子85をカシメられたロータ84の外周が枢支さ
れるようにロータ84を挿入する。
【0037】次に、ケース97に抵抗体82を印刷され
た基板81を装着するとともに、ケース97のコネクタ
端子99と基板81の端子83とを半田付けする。
【0038】次に、ケース97の上面開放部102をカ
バー101で封止する。以上のように、構成、組立られ
た本発明の実施の形態2における回転位置センサについ
て、以下にその動作を説明する。
【0039】ケース97を相手側スロットル本体(図示
せず)に固定する。そして、ロータ84が自動車(図示
せず)のアクセルを踏み込んだり、フリーにしたりする
ことによって回転し、このロータ84に取付けた刷子8
5が基板81の抵抗体82との接触位置を変えることに
より、コネクタ端子99にその接触位置に応じた電圧が
得られ、その電圧の変動を信号としてエンジン内に噴射
される燃料の量をコントロールすることができるもので
ある。
【0040】
【発明の効果】以上のように本発明は、ロータの内径部
に相手側シャフトの平面部と圧接する圧接部と相手側シ
ャフトを支持する支持片とを有するとともにロータの外
周に支持片を内側に押止するスナップリングを設けるこ
とにより、ロータへの相手側シャフトの挿入性が向上す
るとともに、ロータと相手側シャフトとの密着性の向上
した回転位置センサを提供できるという効果を有するも
のである。
【0041】また、ロータの圧接部と支持片の外周には
スナップリングを定位置に保持する抜止部および進入止
部とを設けることにより、スナップリングの移動を防止
できるので、相手側シャフトを確実に保持できる回転位
置センサを提供できるという効果を有するものである。
【0042】また、ロータの支持腕に空孔を設けるとと
もに、この空孔に刷子をカシメるカシメ治具を挿入し
て、刷子を支持腕に固着することにより、刷子のロータ
に対する固着性に優れた回転位置センサを提供できると
いう効果を有するものである。
【0043】また、ロータの外周にはカバーの底面と当
接してロータの傾倒を防止する傾倒防止部を有するの
で、ロータの支持腕に設けられた刷子がケースの内側面
に強い圧力で接することがないので、刷子の変形を防止
できる特性の向上した回転位置センサを提供できるとい
う効果を有するものである。
【0044】また、ロータの支持片には分離溝を設ける
とともにこの分離溝にスナップリングの端部を配置した
ので、このスナップリングの端部のバリが分離溝に位置
し、スナップリングによりロータを均一に支持できる回
転位置センサを提供できるという効果を有するものであ
る。
【0045】また、ロータの抜止部とロータの進入止部
とはロータの長手方向の延長線上には設けられていない
ので、ロータを作成する金型の構造が単純な回転位置セ
ンサを提供できるという効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における回転位置センサ
の分解斜視図
【図2】同側断面図
【図3】同要部であるロータにスナップリングを装着し
た状態を示す下側斜視図
【図4】同回転位置センサに相手側シャフトを装着した
状態を示す側断面図
【図5】同要部であるロータを作成する金型の側断面図
【図6】同要部であるロータに刷子を固着する状態を示
す側面図
【図7】本発明の実施の形態2における回転位置センサ
の側断面図
【図8】従来の回転位置センサの内部構成要素が見える
ようにするためにカバーが取り外されている状態を示す
上面図
【図9】従来の回転位置センサに相手側シャフトが装着
されている状態を示す側断面図
【図10】同要部であるロータを作成する金型の側断面
【符号の説明】
31,97 ケース 41,82 抵抗体 44,84 ロータ 46,85 刷子 47,87 空孔 48,88 相手側シャフト 49,89 平面部 50,90 圧接部 51,91 支持片 52,92 スナップリング 53,93 抜止部 54,94 進入止部 55 分離溝 56 端部 57,95 傾倒防止部 59,101 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松尾 和芳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 佐久川 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状のケースと、このケースの内壁
    の側面に設けられた抵抗パターンを有する抵抗体と、一
    端でこの抵抗体と電気的に接続されるとともに他端が前
    記ケースから突出する外部接続用のコネクタ端子と、前
    記抵抗体の抵抗パターンと摺接する刷子を支持する支持
    腕が突出するように設けられているとともに回動可能で
    かつ相手側シャフトを内径側に挿入するロータと、前記
    ケースの開口端を閉塞するとともに略中央に前記ロータ
    の上端部が挿入される挿入孔を有するカバーとを備え、
    前記ロータの内径部に相手側シャフトの平面部と圧接す
    る圧接部と前記相手側シャフトを支持する支持片とを有
    するとともに前記ロータの外周に前記支持片を内側に押
    止するスナップリングを有する回転位置センサ。
  2. 【請求項2】 ロータの圧接部と支持片との外周には、
    スナップリングを定位置に保持する抜止部および進入止
    部とを有する請求項1記載の回転位置センサ。
  3. 【請求項3】 ロータの支持腕には、空孔を有する請求
    項1または2記載の回転位置センサ。
  4. 【請求項4】 ロータの外周にはカバーの底面と当接し
    て前記ロータの傾倒を防止する傾倒防止部を有する請求
    項1または2記載の回転位置センサ。
  5. 【請求項5】 ロータの支持片には、分離溝を設けると
    ともにこの分離溝にスナップリングの端部を配置した請
    求項1または2記載の回転位置センサ。
  6. 【請求項6】 ロータの抜止部とロータの進入止部と
    は、前記ロータの外周の長手方向の同一直線方向には設
    けられていない請求項2記載の回転位置センサ。
  7. 【請求項7】 馬蹄形状の抵抗体を下面に有するととも
    にその抵抗体と電気的に接続された端子を設けられた基
    板と、この基板上に回転可能に配設され前記抵抗体に摺
    接する刷子を有するロータと、前記基板および前記ロー
    タを収納し底面に前記ロータの外周部を枢支する軸受を
    設けるとともに前記抵抗体の端子と電気的に接続された
    コネクタ端子を有するコネクタ部を設けられかつ上面が
    開放されたケースと、このケースの上面開放部を閉塞す
    るカバーとを備え、前記ロータは円筒状であり、このロ
    ータの内径側に軸線上の略中央から底面側に向かって相
    手側シャフトの平面部と圧接する平面状の圧接部と前記
    相手側シャフトを外側から支持する支持片とを有すると
    ともに、この支持片および圧接部の外周にはスナップリ
    ングを載置しこのスナップリングの軸方向の移動を防止
    する抜止部および進入止部とを前記ロータの外周の長手
    方向の同一直線方向でない箇所に設けられた回転位置セ
    ンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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