JP4178633B2 - 回転スロットル位置センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば内燃機関のスロットルシャフトの位置およびアイドリング位置を検出するために利用される回転スロットル位置センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に車両等の内燃機関は、エンジンに流入する空気の量を制御するためにスロットル弁を用いており、このスロットル弁を開くと空気を多く吸い込み、閉じると空気の吸い込みが少なくなって、エンジンの速度制御が行われるようになっている。このスロットル弁はアクセルペダルに連結されていて、アクセルペダルの踏み込み量によって開閉制御されるようになっている。
【0003】
従来の回転スロットル位置センサとしては、特開平5−79809号公報に開示されたものが知られている。
【0004】
以下に、従来の回転スロットル位置センサについて、図面を参照しながら説明する。
【0005】
図7は従来の回転スロットル位置センサのカバーを取り外した状態を示す上面図、図8は同回転スロットル位置センサの側断面図である。
【0006】
図7、図8において、1は有底筒状のケースで、このケース1の外側面には外方へ突出するようにコネクタ端子2が設けられている。3は抵抗体で、この抵抗体3は前記ケース1の内底面に設けられるとともに、表面には第1の位置検出用抵抗パターン4を設けており、そしてこの第1の位置検出用抵抗パターン4は一端を前記抵抗体3の上面に設けた電源電極5と電気的に接続し、かつ他端を前記抵抗体3の上面に設けたGND電極6と電気的に接続している。また、前記抵抗体3の上面には前記第1の位置検出用抵抗パターン4と対向する側に第2の位置検出用抵抗パターン7を設けており、そしてこの第2の位置検出用抵抗パターン7は一端を前記電源電極5と電気的に接続し、かつ他端を前記GND電極6と電気的に接続している。そしてまた、前記抵抗体3の表面には、前記第1の位置検出用抵抗パターン4および第2の位置検出用抵抗パターン7の内側に位置して2つの出力パターン8を設けており、かつこの2つの出力パターン8は一端を出力電極9と電気的に接続し、そしてこの出力電極9により前記第1の位置検出用抵抗パターン4および前記第2の位置検出用抵抗パターン7のそれぞれの出力電圧を検出している。10は樹脂製のロータで、このロータ10は前記ケース1の内側に収納されるとともに、下面に金属製の刷子11を設けており、そしてこの刷子11は前記抵抗体3の第1の位置検出用抵抗パターン4、前記第2の位置検出用抵抗パターン7および出力パターン8にそれぞれ摺接するものである。12は樹脂製のカバーで、このカバー12は前記ケース1の開口部を閉塞している。
【0007】
以上のように構成された従来の回転スロットル位置センサについて、次にその動作を説明する。
【0008】
前記ケース1を相手側のスロットル本体(図示せず)に固定する。そして、前記ロータ10は自動車(図示せず)のアクセルを人が踏み込んだり、フリーにしたりすることによって回転し、その回転に同期して前記ロータ10に取り付けた2つの刷子11が前記抵抗体3の第1の位置検出用抵抗パターン4と第2の位置検出用抵抗パターン7上での摺接位置を変えることにより、前記出力電極9にその摺接位置に応じた出力電圧が得られ、そしてその出力電圧の変動を前記コネクタ端子2を介して相手側コンピュータ(図示せず)に入力してエンジン内に噴出される燃料の量をコントロールするものである。このとき、前記第1の位置検出用抵抗パターン4および第2の位置検出用抵抗パターン7の2つの位置検出用抵抗パターンを設けているため、図9に示すように、略同一の2つの出力電圧が得られるものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の構成においては、抵抗体3を前記ケース1の内底面に設けるとともに、ロータ10の下面に設けた刷子11を前記抵抗体3の第1の位置検出用抵抗パターン4と第2の位置検出用抵抗パターン7にそれぞれ摺接させているため、抵抗体3の厚みと刷子11の高さが回転スロットル位置センサ全体の厚みに影響を及ぼすことになり、この場合、回転スロットル位置センサ全体の厚みが大となるため、回転スロットル位置センサを小さなスペースへ取り付けることができないという課題を有していた。
【0010】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、2つの出力電圧を出力できるとともに小さなスペースにも取り付けが可能となる回転スロットル位置センサを提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の回転スロットル位置センサは、外側面から外方へ突出するように設けられたコネクタ部を有する有底筒状のケースと、このケースの内側面に設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの内側に収納されるロータと、前記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体基体は、表面に一端を第1の電源電極と電気的に接続するとともに他端を第1のGND電極と電気的に接続した第1の抵抗パターンと、この第1の抵抗パターンの長手方向の延長線上に設けられるとともに、一端を第2の電源電極と電気的に接続し、かつ他端を第2のGND電極と電気的に接続した第2の抵抗パターンと、前記第1の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した第1の出力パターンと、前記第2の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続した第2の出力パターンとを設け、かつ前記ロータは、側面に前記第1の抵抗パターンおよび第1の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第1の刷子と、前記第2の抵抗パターンおよび第2の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第2の刷子とを設け、さらに、この第1の刷子および第2の刷子はロータへのそれぞれの接続部材が接点部よりも互いに内側に位置し、かつそれぞれの接点部が接続部材よりも互いに外側に位置するようにロータに取り付けるとともに、前記ロータに設けたストッパとケースの内側面に中央に向かって突出するように設けた突出部とが当接することにより、ロータの回転角度を制限し、かつ前記ストッパと突出部の当接箇所の近傍に位置して前記第1の刷子あるいは第2の刷子の接点部を配設し、前記ストッパと突出部とが当接した際に、刷子の動作角度が大となるように構成したもので、この構成によれば、2つの出力電圧を出力できるとともに小さなスペースにも取り付けが可能となる回転スロットル位置センサを提供することができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、外側面から外方へ突出するように設けられたコネクタ部を有する有底筒状のケースと、このケースの内側面に設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの内側に収納されるロータと、前記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体基体は、表面に一端を第1の電源電極と電気的に接続するとともに他端を第1のGND電極と電気的に接続した第1の抵抗パターンと、この第1の抵抗パターンの長手方向の延長線上に設けられるとともに、一端を第2の電源電極と電気的に接続し、かつ他端を第2のGND電極と電気的に接続した第2の抵抗パターンと、前記第1の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した第1の出力パターンと、前記第2の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続した第2の出力パターンとを設け、かつ前記ロータは、側面に前記第1の抵抗パターンおよび第1の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第1の刷子と、前記第2の抵抗パターンおよび第2の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第2の刷子とを設け、さらに、この第1の刷子および第2の刷子はロータへのそれぞれの接続部材が接点部よりも互いに内側に位置し、かつそれぞれの接点部が接続部材よりも互いに外側に位置するようにロータに取り付けるとともに、前記ロータに設けたストッパとケースの内側面に中央に向かって突出するように設けた突出部とが当接することにより、ロータの回転角度を制限し、かつ前記ストッパと突出部の当接箇所の近傍に位置して前記第1の刷子あるいは第2の刷子の接点部を配設し、前記ストッパと突出部とが当接した際に、刷子の動作角度が大となるように構成したもので、この構成によれば、ケースの内側面に、第1の抵抗パターンと、この第1の抵抗パターンの長手方向の延長線上に設けられた第2の抵抗パターンと、第1の出力パターンおよび第2の出力パターンを有するフィルム状の抵抗体基体を設置し、かつこのフィルム状の抵抗体基体と摺接する第1の刷子および第2の刷子を、ケースの内側に収納されるロータの側面に設けているため、抵抗体基体における回転スロットル位置センサの高さ方向の幅と第1の刷子および第2の刷子の高さが回転スロットル位置センサ全体の高さ方向の厚みに影響を及ぼすことはなくなり、これにより、回転スロットル位置センサ全体の高さ方向の厚みを小さくすることができるため、2つの出力電圧を出力でき、かつ小さなスペースにも取り付けが可能となる。また、前記第1の刷子および第2の刷子はロータへのそれぞれの接続部材が接点部よりも互いに内側に位置し、かつそれぞれの接点部が接続部材よりも互いに外側に位置するようにロータに取り付けるとともに、前記ロータに設けたストッパとケースの内側面に中央に向かって突出するように設けた突出部の当接箇所の近傍に位置して前記第1の刷子あるいは第2の刷子の接点部を配設しているため、抵抗体基体における第1の抵抗パターン、第2の抵抗パターン、第1の出力パターンおよび第2の出力パターンのそれぞれの端部をストッパと突出部の当接箇所の近傍に位置して設けることができ、これにより、刷子の動作角度を大きくすることができるという作用を有するものである。
【0013】
以下、本発明の一実施の形態における回転スロットル位置センサについて図面を参照しながら説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施の形態における回転スロットル位置センサの分解斜視図、図2は同回転スロットル位置センサの側断面図、図3は同回転スロットル位置センサにおける抵抗体基体の上面図である。
【0015】
図1〜3において、21は樹脂製の有底筒状のケースで、このケース21の外側面には外方へ突出するようにコネクタ部22を設けており、このコネクタ部22にはコネクタ端子23が設けられ、かつこのコネクタ端子23は一端を前記ケース21の内側へ突出させるとともに、他端を前記コネクタ部22から外方へ向かって突出させている。そして、前記ケース21の外周面にはフランジ24が形成され、かつこのフランジ24の一部の相対向する位置には取付穴25を有する取付部26を設けている。そしてまた、前記ケース21の内側面には中央に向かって突出するように突出部21aを設けている。27はポリイミドフィルムなどの樹脂フィルム基板からなる抵抗体基体で、この抵抗体基体27は前記ケース21の内壁の側面に設けている。28は前記抵抗体基体27の表面に設けられた第1の抵抗パターンで、この第1の抵抗パターン28は一端を第1の電源電極29と電気的に接続し、かつ他端を第1のGND電極30と電気的に接続している。31は第2の抵抗パターンで、この第2の抵抗パターン31は前記抵抗体基体27の表面に前記第1の抵抗パターン28の長手方向の延長線上に設けられるとともに、前記第1の抵抗パターン28と略同一の長さを有している。そして、この第2の抵抗パターン31は一端を第2の電源電極32と電気的に接続するとともに他端を第2のGND電極33と電気的に接続している。34は前記抵抗体基体27の表面に設けられた第1の出力パターンで、この第1の出力パターン34は前記第1の抵抗パターン28の出力電圧を検出するとともに、一端を第1の出力電極35と電気的に接続している。36は前記抵抗体基体27の表面に設けられた第2の出力パターンで、この第2の出力パターン36は前記第2の抵抗パターン31の出力電圧を検出し、かつ一端を第2の出力電極37と電気的に接続している。38はV字形状の例えばステンレス等からなる2つの金属製の板バネで、この板バネ38は前記ケース21に収納されるとともに、一面を平板部39に、かつ他面を櫛形部40に構成しており、そしてこの櫛形部40により、前記抵抗体基体27の第1の電源電極29、第2の電源電極32、第1のGND電極30、第2のGND電極33、第1の出力電極35および第2の出力電極37を前記コネクタ端子23の一端に圧接させて電気的に接続している。41はガラス繊維を混入したポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなるロータで、このロータ41は前記ケース21内に収納されるとともに、外側面に外方へ突出するように2つのストッパ42を設けており、そしてこのストッパ42を前記ケース21の突出部21aと当接させるものである。また、前記ロータ41に設けた2つのストッパ42のそれぞれには第1の刷子43および第2の刷子44を固着しており、そして前記第1の刷子43は前記抵抗体基体27の第1の抵抗パターン28および第1の出力パターン34と摺接し、かつ前記第2の刷子44は前記第2の抵抗パターン31および第2の出力パターン36と摺接するものである。そしてまた、前記第1の刷子43および第2の刷子44におけるロータ41へのそれぞれの接続部材43aが互いに内側に位置し、かつそれぞれの接点部43bが互いに外側に位置するように前記第1の刷子43および第2の刷子44は前記ロータ41に固着しているものである。45はガラス繊維を混入したポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなるカバーで、このカバー45は前記抵抗体基体27、板バネ38および前記ロータ41を収納した前記ケース21の開口部を閉塞するとともに、略中央には相手側のスロットルシャフト(図示せず)を挿通する孔46を設けているものである。
【0016】
上記した本発明の一実施の形態における回転スロットル位置センサにおいては、ケース21の内側面に、第1の抵抗パターン28と、この第1の抵抗パターンの長手方向の延長線上に設けられた第2の抵抗パターン31と、第1の出力パターン34および第2の出力パターン36を有するフィルム状の抵抗体基体27を設置し、かつこのフィルム状の抵抗体基体27と摺接する第1の刷子43および第2の刷子44を、ケース21の内側に収納されるロータ41の側面に設けているため、抵抗体基体27における回転スロットル位置センサの高さ方向の幅と第1の刷子43および第2の刷子44の高さが回転スロットル位置センサ全体の高さ方向の厚みに影響を及ぼすことはなくなり、これにより、回転スロットル位置センサ全体の高さ方向の厚みを小さくすることができるため、2つの出力電圧を出力できるとともに小さなスペースへの取り付けが可能であるという効果を有するものである。
【0017】
以上のように構成された本発明の一実施の形態における回転スロットル位置センサについて、次にその組立方法を説明する。
【0018】
まず、予め準備した絶縁基板(図示せず)に、第1の抵抗パターン28、第2の抵抗パターン31、第1の出力パターン34、第2の出力パターン36、第1の電源電極29、第2の電源電極32、第1のGND電極30、第2のGND電極33、第1の出力電極35および第2の出力電極37を印刷した後、焼き付けて抵抗体基体27を形成する。
【0019】
次に、熱硬化性の高温で溶融された液状の樹脂を金型内(図示せず)で冷却してロータ41を形成した後、このロータ41の2つのストッパ42の側面に、それぞれ第1の刷子43および第2の刷子44を固着する。
【0020】
次に、コネクタ端子23を金型(図示せず)内に配置し、高温で溶融された液状の樹脂を金型内で冷却し、前記コネクタ端子23をコネクタ部22内で一体に保持するように一体に成形してケース21を形成する。
【0021】
次に、前記抵抗体基体27を前記ケース21の内壁へ収納し、板バネ38で前記抵抗体基体27における第1の出力電極35、第2の出力電極37、第1の電源電極29、第2の電源電極32、第1のGND電極30および第2のGND電極33を前記ケース21のコネクタ端子23に圧接させる。
【0022】
次に、前記ケース21の内側に、ロータ41における第1の刷子43が前記抵抗体基体27の第1の抵抗パターン28および第1の出力パターン34と摺接し、かつ第2の刷子44が前記抵抗体基体27の第2の抵抗パターン31および第2の出力パターン36と摺接するように前記ロータ41を収納する。
【0023】
最後に、前記ケース21の開口部をカバー45で閉塞する。
【0024】
以上のように構成された本発明の一実施の形態における回転スロットル位置センサについて、次にその動作を説明する。
【0025】
前記ケース21を相手側スロットル本体(図示せず)に固定する。そして、前記ロータ41が自動車(図示せず)のアクセルを人が踏み込んだり、フリーにしたりすることによって回転し、その回転に同期して前記ロータ41に取り付けた第1の刷子43が前記抵抗体基体27の第1の抵抗パターン28との摺接位置を変えるとともに、第2の刷子44が前記抵抗体基体27の第2の抵抗パターン31との摺接位置を変えることにより、前記第1の出力電極35および第2の出力電極37より前記第1の刷子43および第2の刷子44の摺接位置に応じた図4に示すような略同一の2つの出力電圧が得られるものである。
【0026】
次に、前記ロータ41を回転させて、このロータ41におけるストッパ42が前記ケース21の突出部21aと当接する場合について説明する。
【0027】
図5は本発明の一実施の形態における回転スロットル位置センサのロータを左側に回転させるとともに、ロータのストッパとケースの突出部とを当接させ、かつカバーを取り外した状態を示す上面図、図6は同回転スロットル位置センサのロータを右側に回転させるとともに、ロータのストッパとケースの突出部とを当接させ、かつカバーを取り外した状態を示す上面図である。図5、図6に示すように、第1の刷子43および第2の刷子44におけるロータ41へのそれぞれの接続部材43aが接点部43bよりも互いに内側に位置し、かつそれぞれの接点部43bが接続部材43aよりも互いに外側に位置するように前記第1の刷子43および第2の刷子44をロータ41に取り付けるとともに、前記ロータ41に設けたストッパ42とケース21の内側面に中央に向かって突出するように設けた突出部21aとの当接箇所の近傍に位置して前記第1の刷子43あるいは第2の刷子44の接点部43bを配設しているため、抵抗体基体27における第1の抵抗パターン28(図示せず)、第2の抵抗パターン31(図示せず)、第1の出力パターン34(図示せず)および第2の出力パターン36(図示せず)のそれぞれの端部をストッパ42と突出部21aの当接箇所の近傍に位置して設けることができ、これにより、第1の刷子43および第2の刷子44の動作角度を大きくすることができるという効果を有するものである。
【0028】
【発明の効果】
以上のように本発明の回転スロットル位置センサは、外側面から外方へ突出するように設けられたコネクタ部を有する有底筒状のケースと、このケースの内側面に設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの内側に収納されるロータと、前記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体基体は、表面に一端を第1の電源電極と電気的に接続するとともに他端を第1のGND電極と電気的に接続した第1の抵抗パターンと、この第1の抵抗パターンの長手方向の延長線上に設けられるとともに、一端を第2の電源電極と電気的に接続し、かつ他端を第2のGND電極と電気的に接続した第2の抵抗パターンと、前記第1の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した第1の出力パターンと、前記第2の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続した第2の出力パターンとを設け、かつ前記ロータは、側面に前記第1の抵抗パターンおよび第1の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第1の刷子と、前記第2の抵抗パターンおよび第2の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第2の刷子とを設け、さらに、この第1の刷子および第2の刷子はロータへのそれぞれの接続部材が接点部よりも互いに内側に位置し、かつそれぞれの接点部が接続部材よりも互いに外側に位置するようにロータに取り付けるとともに、前記ロータに設けたストッパとケースの内側面に中央に向かって突出するように設けた突出部とが当接することにより、ロータの回転角度を制限し、かつ前記ストッパと突出部の当接箇所の近傍に位置して前記第1の刷子あるいは第2の刷子の接点部を配設し、前記ストッパと突出部とが当接した際に、刷子の動作角度が大となるように構成したもので、この構成によれば、ケースの内側面に、第1の抵抗パターンと、この第1の抵抗パターンの長手方向の延長線上に設けられた第2の抵抗パターンと、第1の出力パターンおよび第2の出力パターンを有するフィルム状の抵抗体基体を設置し、かつこのフィルム状の抵抗体基体と摺接する第1の刷子および第2の刷子を、ケースの内側に収納されるロータの側面に設けているため、抵抗体基体における回転スロットル位置センサの高さ方向の幅と第1の刷子および第2の刷子の高さが回転スロットル位置センサ全体の高さ方向の厚みに影響を及ぼすことはなくなり、これにより、回転スロットル位置センサ全体の高さ方向の厚みを小さくすることができるため、2つの出力電圧を出力でき、かつ小さなスペースにも取り付けが可能となる。また、前記第1の刷子および第2の刷子はロータへのそれぞれの接続部材が接点部よりも互いに内側 に位置し、かつそれぞれの接点部が接続部材よりも互いに外側に位置するようにロータに取り付けるとともに、前記ロータに設けたストッパとケースの内側面に中央に向かって突出するように設けた突出部の当接箇所の近傍に位置して前記第1の刷子あるいは第2の刷子の接点部を配設しているため、抵抗体基体における第1の抵抗パターン、第2の抵抗パターン、第1の出力パターンおよび第2の出力パターンのそれぞれの端部をストッパと突出部の当接箇所の近傍に位置して設けることができ、これにより、刷子の動作角度を大きくすることができるという優れた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における回転スロットル位置センサの分解斜視図
【図2】 同回転スロットル位置センサの側断面図
【図3】 同回転スロットル位置センサにおける抵抗体基体の上面図
【図4】 同回転スロットル位置センサの出力特性を示す図
【図5】 同回転スロットル位置センサのロータを左側に回転させるとともに、ロータのストッパとケースの突出部とを当接させ、かつカバーを取り外した状態を示す上面図
【図6】 同回転スロットル位置センサのロータを右側に回転させるとともに、ロータのストッパとケースの突出部とを当接させ、かつカバーを取り外した状態を示す上面図
【図7】 従来の回転スロットル位置センサにおけるカバーを取り外した状態を示す上面図
【図8】 同回転スロットル位置センサの側断面図
【図9】 同回転スロットル位置センサにおける出力特性を示す図
【符号の説明】
21 ケース
21a 突出部
22 コネクタ部
23 コネクタ端子
27 抵抗体基体
28 第1の抵抗パターン
29 第1の電源電極
30 第1のGND電極
31 第2の抵抗パターン
32 第2の電源電極
33 第2のGND電極
34 第1の出力パターン
35 第1の出力電極
36 第2の出力パターン
37 第2の出力電極
41 ロータ
42 ストッパ
43 第1の刷子
43a 接続部材
43b 接点部
44 第2の刷子
45 カバー

Claims (1)

  1. 外側面から外方へ突出するように設けられたコネクタ部を有する有底筒状のケースと、このケースの内側面に設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの内側に収納されるロータと、前記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体基体は、表面に一端を第1の電源電極と電気的に接続するとともに他端を第1のGND電極と電気的に接続した第1の抵抗パターンと、この第1の抵抗パターンの長手方向の延長線上に設けられるとともに、一端を第2の電源電極と電気的に接続し、かつ他端を第2のGND電極と電気的に接続した第2の抵抗パターンと、前記第1の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した第1の出力パターンと、前記第2の抵抗パターンの出力電圧を検出しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続した第2の出力パターンとを設け、かつ前記ロータは、側面に前記第1の抵抗パターンおよび第1の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第1の刷子と、前記第2の抵抗パターンおよび第2の出力パターンに摺接する接点部とこの接点部に接続される接続部材とを有する第2の刷子とを設け、さらに、この第1の刷子および第2の刷子はロータへのそれぞれの接続部材が接点部よりも互いに内側に位置し、かつそれぞれの接点部が接続部材よりも互いに外側に位置するようにロータに取り付けるとともに、前記ロータに設けたストッパとケースの内側面に中央に向かって突出するように設けた突出部とが当接することにより、ロータの回転角度を制限し、かつ前記ストッパと突出部の当接箇所の近傍に位置して前記第1の刷子あるいは第2の刷子の接点部を配設し、前記ストッパと突出部とが当接した際に、刷子の動作角度が大となるように構成した回転スロットル位置センサ。
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