JP2000258110A - 回転スロットル位置センサ - Google Patents

回転スロットル位置センサ

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JP2000258110A
JP2000258110A JP6130499A JP6130499A JP2000258110A JP 2000258110 A JP2000258110 A JP 2000258110A JP 6130499 A JP6130499 A JP 6130499A JP 6130499 A JP6130499 A JP 6130499A JP 2000258110 A JP2000258110 A JP 2000258110A
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JP
Japan
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case
connector terminal
leaf spring
inner bottom
rotary throttle
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JP6130499A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Miyakoshi
和彦 宮越
Shigeru Natsuume
茂 夏梅
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板バネをケース内に挿入した際に抵抗体基体
の下部を板バネが巻き込んで抵抗体基体のケース内での
設置箇所をずらしてしまうということはなく、出力特性
の安定した回転スロットル位置センサを提供することを
目的とする。 【解決手段】 ケース11におけるコネクタ端子13を
配置する箇所の内底面をコネクタ端子13を配置しない
箇所の内底面より低くするとともに、前記コネクタ端子
13を配置する箇所の内底面より高くなっているコネク
タ端子13を配置しない箇所の内底面にフィルム状の抵
抗体基体17の下端を当接させることにより、板バネ2
3をケース11内に挿入した際における抵抗体基体17
の設置箇所のずれを防止したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃エンジンのス
ロットルシャフトの位置を検出するために用いられる回
転スロットル位置センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に車両などの内燃エンジンは、エン
ジンに流入する空気の量を制御するためにスロットル弁
を用いており、このスロットル弁を開くと空気を多く吸
い込み、閉じると空気の吸い込みが少なくなって、エン
ジンの速度制御が行われるようになっている。そしてこ
のスロットル弁はアクセルペダルに連結されていて、ア
クセルペダルの踏み込み量によって開閉制御されるよう
になっている。
【0003】従来のこの種の回転スロットル位置センサ
としては、特開平7−151508号公報に開示された
ものが知られている。
【0004】以下、従来の回転スロットル位置センサに
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0005】図4は従来の回転スロットル位置センサの
内部構造を示した上面図、図5は同回転スロットル位置
センサの側断面図である。
【0006】図4,図5において、1は有底筒状のケー
スで、このケース1の外側面には外方に突出するように
コネクタ部2が設けられており、このコネクタ部2の内
側にはコネクタ端子3が設けられ、そしてこのコネクタ
端子3は一端部を前記ケース1の内部に配設するととも
に、他端部を前記コネクタ部2の内側に外方へ向かって
突出させている。4はフィルム状の抵抗体基体で、この
抵抗体基体4は前記ケース1の内壁面に当接しない面に
抵抗体パターン(図示せず)および電極(図示せず)を
設けている。5は金属製の板バネで、この板バネ5は前
記ケース1の開口部側より挿入され、そしてこの板バネ
5により、前記抵抗体基体4を前記ケース1の内側で前
記コネクタ端子3の一端部に圧接させている。6は樹脂
製のロータで、このロータ6は前記ケース1の内側に回
動可能に収納されるとともに、側面に刷子7を設けてお
り、この刷子7を前記抵抗体基体4の抵抗パターン(図
示せず)に摺接させている。また前記ロータ6の内側に
は相手側回転スロットルシャフト(図示せず)と嵌合す
る凹部8を設けている。9は金属製のカバーで、このカ
バー9は前記ケース1の開口部を閉塞するとともに、略
中央に孔10を設けており、この孔10に相手側の回転
スロットルシャフト(図示せず)を挿通させるものであ
る。
【0007】以上のように構成された従来の回転スロッ
トル位置センサについて、次にその製造方法を説明す
る。
【0008】まず、成形金型(図示せず)に3本のコネ
クタ端子3を設置した後、成形金型(図示せず)に約2
60℃で溶融されたポリブチレンテレフタレート等の熱
可塑性樹脂を流し込み、室温で冷却してケース1を成形
する。
【0009】次に、フィルム状の抵抗体基体4における
一端部の電極(図示せず)を設ける位置に導電材を含有
した電極インキを印刷した後、前記電極(図示せず)と
接続される位置に、例えばカーボン等の導電材を含有し
た抵抗インキを印刷し、焼き付けることにより、前記電
極(図示せず)および抵抗パターン(図示せず)を前記
抵抗体基体4の表面にそれぞれ形成する。
【0010】次に、前記ケース1の上方より抵抗体基体
4をケース1の内壁面に当接するように挿入する。
【0011】次に、成形金型(図示せず)に約260℃
で溶融されたポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性
樹脂を流し込み、室温で冷却してロータ6を形成した
後、このロータ6に刷子7を固着する。
【0012】次に、前記ケース1の内部に前記刷子7を
固着したロータ6を回動可能に収納する。
【0013】次に、前記ケース1のコネクタ端子3の一
端部と前記抵抗体基体4の電極(図示せず)とが電気的
に接続されるように前記ケース1の上方より板バネ5を
ケース1内に挿入する。
【0014】最後に、前記ケース1の開口部をカバー9
で閉塞するものである。
【0015】以上のようにして製造された従来の回転ス
ロットル位置センサについて、次にその動作を説明す
る。
【0016】内燃エンジンの近傍に位置する相手側回転
スロットルシャフト(図示せず)を回転スロットル位置
センサのロータ6の凹部8に位置合わせしながら圧入
し、かつケース1の取り付け部(図示せず)を利用して
スロットルボディ本体(図示せず)にケース1を固定
し、組み込みを完了する。そして、前記相手側回転スロ
ットルシャフト(図示せず)はアクセルペダルを人が踏
み込んだり、フリーにすることによって回転するもの
で、この回転と同期して前記ロータ6に固着した刷子7
が抵抗体基体4の抵抗パターン(図示せず)との接触位
置を変えることにより、電極(図示せず)を介してコネ
クタ端子3より前記刷子7の接触位置に応じた出力電圧
が得られ、この出力電圧を相手側コンピュータ(図示せ
ず)に入力し、エンジン内に噴射される燃料の量をコン
トロールするものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、板バネ5をケース1内に挿入した際
に、板バネ5が抵抗体基体4に圧接する状態となるた
め、この板バネ5の挿入に伴って抵抗体基体4の下部を
板バネ5が巻き込んでしまうことになり、これにより、
抵抗体基体4の前記ケース1内での設置箇所がずれるた
め、回転スロットル位置センサの出力特性が変動してし
まうという課題を有していた。
【0018】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、板バネをケース内に挿入した際に抵抗体基体の下部
を板バネが巻き込んで抵抗体基体のケース内での設置箇
所をずらしてしまうということはなく、出力特性の安定
した回転スロットル位置センサを提供することを目的と
するものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の回転スロットル位置センサは、コネクタ端子
の一端部を内側に配置するとともに前記コネクタ端子の
他端部を外方へ突出するコネクタ部内に設けた有底筒状
のケースと、このケースの内壁面に当接するように設け
られ、かつケースの内壁面に当接しない面の端部に電極
を設け、さらにこの面に前記電極と電気的に接続される
抵抗パターンを設けてなるフィルム状の抵抗体基体と、
前記ケースの開口部側より挿入されるとともに前記抵抗
体基体の電極を前記ケースの内側で前記コネクタ端子の
一端部に圧接させて電気的に接続させる板バネと、前記
ケースの内部に回動可能に収納されるとともに前記抵抗
体基体の抵抗パターンと摺接する刷子を設け、かつ相手
側回転スロットルシャフトと結合されるロータと、前記
ケースの開口部を閉塞するとともに略中央に相手側回転
スロットルシャフトが挿入される挿入孔を有するカバー
とを備え、前記ケースにおけるコネクタ端子を配置する
箇所の内底面をコネクタ端子を配置しない箇所の内底面
より低くするとともに、前記コネクタ端子を配置する箇
所の内底面より高くなっているコネクタ端子を配置しな
い箇所の内底面に前記フィルム状の抵抗体基体の下端を
当接させたもので、この構成によれば、板バネをケース
内に挿入した際に抵抗体基体の下部を板バネが巻き込ん
で抵抗体基体のケース内での設置箇所をずらしてしまう
ということはなく、出力特性の安定した回転スロットル
位置センサを提供することができるものである。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、コネクタ端子の一端部を内側に配置するとともに前
記コネクタ端子の他端部を外方へ突出するコネクタ部内
に設けた有底筒状のケースと、このケースの内壁面に当
接するように設けられ、かつケースの内壁面に当接しな
い面の端部に電極を設け、さらにこの面に前記電極と電
気的に接続される抵抗パターンを設けてなるフィルム状
の抵抗体基体と、前記ケースの開口部側より挿入される
とともに前記抵抗体基体の電極を前記ケースの内側で前
記コネクタ端子の一端部に圧接させて電気的に接続させ
る板バネと、前記ケースの内部に回動可能に収納される
とともに前記抵抗体基体の抵抗パターンと摺接する刷子
を設け、かつ相手側回転スロットルシャフトと結合され
るロータと、前記ケースの開口部を閉塞するとともに略
中央に相手側回転スロットルシャフトが挿入される挿入
孔を有するカバーとを備え、前記ケースにおけるコネク
タ端子を配置する箇所の内底面をコネクタ端子を配置し
ない箇所の内底面より低くするとともに、前記コネクタ
端子を配置する箇所の内底面より高くなっているコネク
タ端子を配置しない箇所の内底面に前記フィルム状の抵
抗体基体の下端を当接させたもので、この構成によれ
ば、抵抗体基体の下端がコネクタ端子を配置する箇所の
内底面より高くなっているコネクタ端子を配置しない箇
所の内底面に当接しているため、板バネをケース内に挿
入した際に、板バネが抵抗体基体に圧接する状態となっ
たとしても、抵抗体基体における板バネの挿入方向への
動きは規制されることになり、これにより、板バネの挿
入に伴って抵抗体基体の下部を板バネが巻き込んでしま
うということはなくなるため、抵抗体基体のケース内で
の設置箇所のずれはなくなり、その結果、出力特性の安
定した回転スロットル位置センサが得られるという作用
を有するものである。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の板バネの上端部に引っ掛け部を設け、この引っ掛け部
をケースの内側面の上端部に引っ掛けることにより板バ
ネの下端とケースにおけるコネクタ端子を配置する箇所
の内底面との間に空隙を設けたもので、この構成によれ
ば、板バネの引っ掛け部をケースの内側面の上端部に引
っ掛けることにより、板バネの下端とケースにおけるコ
ネクタ端子を配置する箇所の内底面との間に空隙を設け
ているため、板バネをケース内に挿入した際における板
バネの挿入方向への必要以上の動きを規制することがで
きるとともに、板バネの下端がケースにおけるコネクタ
端子を配置する箇所の内底面に当接するということもな
くなり、これにより、板バネの挿入に伴って抵抗体基体
の下部を板バネが巻き込んでしまうという問題をさらに
確実に解消することができるという作用を有するもので
ある。
【0022】以下、本発明の一実施の形態における回転
スロットル位置センサについて、図面を参照しながら説
明する。
【0023】図1は本発明の一実施の形態における回転
スロットル位置センサの分解斜視図、図2は同回転スロ
ットル位置センサの側断面図、図3は同回転スロットル
位置センサのケースにおける板バネの挿入部の斜視図で
ある。
【0024】図1〜図3において、11はガラス繊維を
混入したポリブチレンテレフタレート等の耐熱性、機械
強度に優れた合成樹脂によって成形された有底筒状のケ
ースで、このケース11の外側面には、外方へ突出する
ようにコネクタ部12をもうけている。そしてこのコネ
クタ部12内には数本の外部接続用のコネクタ端子13
がインサート成形により一体に組み込まれている。また
前記コネクタ端子13は一端部を前記ケース11の内部
に表出させるとともに、他端部を前記ケース11のコネ
クタ部12内に外方へ向かって突出させている。そして
また前記コネクタ端子13における前記ケース11の内
側に表出させた一端部の表面には、低融点で、かつ体積
あたりの抵抗値が高い、例えば錫等の金属めっきが施さ
れている。さらに前記ケース11の外周面にはリング状
のフランジ14が形成され、かつこのフランジ14の相
対向する位置には一対の取付部15を設け、そしてこの
一対の取付部15の略中央には取付穴16を設けてい
る。そしてまた前記ケース11におけるコネクタ端子1
3を配置する箇所の内底面はコネクタ端子13を配置し
ない箇所の内底面より低くなるように構成している。1
7は樹脂製のフィルム状の抵抗体基体で、この抵抗体基
体17は前記ケース11の内壁面に当接するように設け
るとともに、この抵抗体基体17における前記ケース1
1の内壁面に当接しない面には抵抗パターン18を設け
ている。また前記抵抗体基体17における前記ケース1
1の内壁面に当接しない面に長手方向の一端部には電極
19を設けており、かつこの電極19は前記抵抗パター
ン18と電気的に接続されている。そしてまた前記ケー
ス11におけるコネクタ端子13を配置する箇所の内底
面より高くなっているコネクタ端子13を配置しない箇
所の内底面には前記フィルム状の抵抗体基体17の下端
を当接させている。20は樹脂製のロータで、このロー
タ20は前記ケース11の内部に回動可能に収納される
とともに、側面に金属製の刷子21を設けており、この
刷子21は前記抵抗パターン18の上面に摺接するもの
である。また前記ロータ20の内側には凹部22を設け
ており、この凹部22に相手側回転スロットルシャフト
(図示せず)を嵌合させている。23は金属製の板バネ
で、この板バネ23は前記ケース11のコネクタ端子1
3を配置する箇所に挿入されるとともに、前記抵抗体基
体17の電極19を前記ケース11のコネクタ端子13
の一端部に圧接させるものである。また前記板バネ23
の上端部には、引っ掛け部24を設けており、この引っ
掛け部24を前記ケース11の内側面の上端部に引っ掛
けることにより、板バネ23の下端とケース11におけ
るコネクタ端子13を配置する箇所の内底面との間に空
隙24aを設けている。
【0025】25は樹脂製のカバーで、このカバー25
は前記ケース11の開口部を閉塞するとともに、このカ
バー25の略中央には挿入孔26を設けており、この挿
入孔26に相手側回転スロットルシャフト(図示せず)
が挿入されるものである。
【0026】以上のように構成された本発明の一実施の
形態における回転スロットル位置センサについて、次に
その製造方法を説明する。
【0027】まず、成形金型(図示せず)に数本のコネ
クタ端子13を設置した後、成形金型(図示せず)に約
260℃で溶融されたポリブチレンテレフタレート等の
熱可塑性樹脂を流し込み、室温で冷却してケース11を
形成する。
【0028】次に、約70〜120mmの幅に裁断され
たポリイミド等の樹脂からなるフィルム状の抵抗体基体
17における一端部の電極19を設ける位置に、ポリイ
ミド等のバインダ樹脂に銀等の導電材を含有した電極イ
ンキを印刷した後、前記電極19と接続される位置に、
ポリイミド等のバインダ樹脂にカーボン等の導電材を含
有した抵抗インキを印刷し、そして約250℃〜350
℃で約0.5〜3時間焼き付けることにより、電極19
および抵抗パターン18を前記抵抗体基体17の上面に
それぞれ形成する。
【0029】次に、前記ケース11の上方より抵抗体基
体17をケース11の内壁面に当接するように挿入す
る。
【0030】次に、成形金型(図示せず)に約260℃
で溶融されたポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性
樹脂を流し込み、室温で冷却してロータ20を形成した
後、このロータ20に刷子21を固着する。
【0031】次に、前記ケース11の内部に前記刷子2
1を固着したロータ20を回動可能に収納する。
【0032】次に、前記ケース11のコネクタ端子13
の一端部と前記抵抗体基体17の電極19とが電気的に
接続されるように前記ケース11の上方より板バネ23
をケース11内に挿入し、この板バネ23のバネ圧で前
記抵抗体基体17の電極19をコネクタ端子13の一端
部に圧接させる。この時、板バネ23は上端部に設けた
引っ掛け部24をケース11の内側面の上端部に引っ掛
けることにより、板バネ23の下端とケース11におけ
るコネクタ端子13を配置する箇所の内底面との間に空
隙24aを設けている。
【0033】最後に、前記ケース11の開口部をカバー
25で閉塞するものである。
【0034】上記した本発明の一実施の形態において
は、ケース11におけるコネクタ端子13を配置する箇
所の内底面をコネクタ端子13を配置しない箇所の内底
面より低くするとともに、前記コネクタ端子13を配置
する箇所の内底面より高くなっているコネクタ端子13
を配置しない箇所の内底面にフィルム状の抵抗体基体1
7の下端を当接させているため、板バネ23をケース1
1内に挿入した際に、板バネ23が抵抗体基体17に圧
接する状態となったとしても、抵抗体基体17における
板バネ23の挿入方向への動きは規制されることにな
り、これにより、板バネ23の挿入に伴って抵抗体基体
17の下部を板バネ23が巻き込んでしまうということ
はなくなるため、抵抗体基体17のケース11内での設
置箇所のずれはなくなり、その結果、出力特性の安定し
た回転スロットル位置センサが得られるという作用効果
を有するものである。
【0035】また本発明の一実施の形態においては、板
バネ23の引っ掛け部24をケース11の内側面の上端
部に引っ掛けることにより、板バネ23の下端とケース
11におけるコネクタ端子13を配置する箇所の内底面
との間に空隙24aを設けているため、板バネ23をケ
ース11内に挿入した際における板バネ23の挿入方向
への必要以上の動きを規制することができるとともに、
板バネ23の下端がケース11におけるコネクタ端子1
3を配置する箇所の内底面に当接するということもなく
なり、これにより、板バネ23の挿入に伴って抵抗体基
体17の下部を板バネ23が巻き込んでしまうという問
題をさらに確実に解消することができるという作用効果
を有するものである。
【0036】以上のようにして製造された本発明の一実
施の形態における回転スロットル位置センサについて、
次にその動作を説明する。
【0037】内燃エンジンの近傍に位置する相手側回転
スロットルシャフト(図示せず)を回転スロットル位置
センサのロータ20に設けた凹部22に位置合わせしな
がら圧入し、かつケース11の取付部15を利用してス
ロットルボディ本体(図示せず)にケース11を固定
し、組み込みを完了する。そして、前記相手側回転スロ
ットルシャフト(図示せず)はアクセルペダルを人が踏
み込んだり、フリーにすることによって回転するもの
で、この回転と同期してロータ20が回転し、そしてこ
のロータ20に固着した刷子21が抵抗体基体17の抵
抗パターン18との接触位置を変えることにより、電極
19を介してコネクタ端子13より前記刷子21の接触
位置に応じた出力電圧が得られ、この出力電圧を相手側
コンピュータ(図示せず)に入力し、エンジン内に噴射
される燃料の量をコントロールするものである。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明の回転スロットル位
置センサは、コネクタ端子の一端部を内側に配置すると
ともに前記コネクタ端子の他端部を外方へ突出するコネ
クタ部内に設けた有底筒状のケースと、このケースの内
壁面に当接するように設けられ、かつケースの内壁面に
当接しない面の一端部に電極を設け、さらにこの面に前
記電極と電気的に接続される抵抗パターンを設けてなる
フィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの開口部側より
挿入されるとともに前記抵抗体基体の電極を前記ケース
の内側で前記コネクタ端子の一端部に圧接させて電気的
に接続させる板バネと、前記ケースの内部に回動可能に
収納されるとともに前記抵抗体基体の抵抗パターンと摺
接する刷子を設け、かつ相手側回転スロットルシャフト
と結合されるロータと、前記ケースの開口部を閉塞する
とともに略中央に相手側回転スロットルシャフトが挿入
される挿入孔を有するカバーとを備え、前記ケースにお
けるコネクタ端子を配置する箇所の内底面をコネクタ端
子を配置しない箇所の内底面より低くするとともに、前
記コネクタ端子を配置する箇所の内底面より高くなって
いるコネクタ端子を配置しない箇所の内底面に前記フィ
ルム状の抵抗体基体の下端を当接させたもので、この構
成によれば、抵抗体基体の下端がコネクタ端子を配置す
る箇所の内底面より高くなっているコネクタ端子を配置
しない箇所の内底面に当接しているため、板バネをケー
ス内に挿入した際に、板バネが抵抗体基体に圧接する状
態となったとしても、抵抗体基体における板バネの挿入
方向への動きは規制されることになり、これにより、板
バネの挿入に伴って抵抗体基体の下部を板バネが巻き込
んでしまうということはなくなるため、抵抗体基体のケ
ース内での設置箇所のずれはなくなり、その結果、出力
特性の安定した回転スロットル位置センサが得られると
いう効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における回転スロットル
位置センサの分解斜視図
【図2】同回転スロットル位置センサの側断面図
【図3】同回転スロットル位置センサのケースにおける
板バネの挿入部の斜視図
【図4】従来の回転スロットル位置センサのカバーを外
した状態の上面図
【図5】同回転スロットル位置センサの側断面図
【符号の説明】
11 ケース 12 コネクタ部 13 コネクタ端子 17 抵抗体基体 18 抵抗パターン 19 電極 20 ロータ 21 刷子 23 板バネ 24 引っ掛け部 24a 空隙 25 カバー 26 挿入孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタ端子の一端部を内側に配置する
    とともに前記コネクタ端子の他端部を外方へ突出するコ
    ネクタ部内に設けた有底筒状のケースと、このケースの
    内壁面に当接するように設けられ、かつケースの内壁面
    に当接しない面の端部に電極を設け、さらにこの面に前
    記電極と電気的に接続される抵抗パターンを設けてなる
    フィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの開口部側より
    挿入されるとともに前記抵抗体基体の電極を前記ケース
    の内側で前記コネクタ端子の一端部に圧接させて電気的
    に接続させる板バネと、前記ケースの内部に回動可能に
    収納されるとともに前記抵抗体基体の抵抗パターンと摺
    接する刷子を設け、かつ相手側回転スロットルシャフト
    と結合されるロータと、前記ケースの開口部を閉塞する
    とともに略中央に相手側回転スロットルシャフトが挿入
    される挿入孔を有するカバーとを備え、前記ケースにお
    けるコネクタ端子を配置する箇所の内底面をコネクタ端
    子を配置しない箇所の内底面より低くするとともに、前
    記コネクタ端子を配置する箇所の内底面より高くなって
    いるコネクタ端子を配置しない箇所の内底面に前記フィ
    ルム状の抵抗体基体の下端を当接させたことを特徴とす
    る回転スロットル位置センサ。
  2. 【請求項2】 板バネの上端部に引っ掛け部を設け、こ
    の引っ掛け部をケースの内側面の上端部に引っ掛けるこ
    とにより、板バネの下端とケースにおけるコネクタ端子
    を配置する箇所の内底面との間に空隙を設けた請求項1
    記載の回転スロットル位置センサ。
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