JP3903572B2 - コネクタ端子およびそれを用いた回転スロットル位置センサ - Google Patents

コネクタ端子およびそれを用いた回転スロットル位置センサ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のスロットルシャフトの位置を検出するために利用されるコネクタ端子およびそれを用いた回転スロットル位置センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のコネクタ端子としては、特開平5−114452号公報に開示されたものが知られている。
【0003】
以下、従来のコネクタ端子について、図面を参照しながら説明する。
図8は従来のコネクタ端子が製造時に連続端子に接続されている状態を示す上面図である。
【0004】
図8において、1は略直方体形状をなす金属製のコネクタ端子である。2は金属製の送り部で、この送り部2には前記コネクタ端子1を順送プレス(図示せず)で送るためのパイロット穴3をほぼ等間隔に設け、そしてこのパイロット穴3に相手側のパイロット金型(図示せず)を挿入し、このパイロット金型を送ることにより、前記コネクタ端子1を所望の位置に送るものである。4はコネクタ端子1と送り部2とを連接する金属製の接続部で、この接続部4と前記コネクタ端子1および送り部2は金属の一枚板で形成されているものである。
【0005】
以上のように構成された従来のコネクタ端子について、次にその製造方法を図面を参照しながら説明する。
【0006】
図9は従来のコネクタ端子の製造方法を示す上面図であり、この図9に示すように、まず、順送プレス(図示せず)に端子素材5を送り込んで、パイロット金型6により送り部2にパイロット穴3を打抜く。次に、端子形状作成金型7により、端子素材5を略直方体形状のコネクタ端子1と送り部2とが接続部4により連接された形状に打ち抜く。最後に、コネクタ端子1と接続部4との境界部8を切断し、個片のコネクタ端子1を製造するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記した従来の構成では、送り部2が廃棄されるとともに、端子形状作成金型7により接続部4の周囲の素材を切断して切り落とすようにしているため、廃棄される部材の面積が多くなり、その結果としてコネクタ端子の価格が高くなってしまうという課題を有していた。
【0008】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、廃棄される部材の面積を少なくすることができて価格的にも安価に得ることができるコネクタ端子を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のコネクタ端子は、一端側接続部と、この一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と、前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを備えたもので、この構成によれば、廃棄される部材の面積を少なくすることができて価格的にも安価に得ることができるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、一端側接続部と、この一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と、前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを設けたもので、この構成によれば、送り部に設けた一対の半円形状のパイロット穴を互いに隣り合う送り部同士で円形とし、そしてこの円形のパイロット穴にパイロット金型を挿入して端子素材を送るようにしているため、別途、別の位置に送り部自体を設ける必要はなくなり、また別の位置に接続部を別途設ける必要もなくなり、その結果、送り部自体と接続部の周囲の素材を廃棄することもないため、廃棄される部材の面積を少なくすることができて価格的にも安価に得ることができるものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、パイロット穴の半径を送り部の板厚の1/2以上にしたもので、この構成によれば、パイロット穴の半径が送り部の板厚の1/2以上となっているため、一対の半円形状のパイロット穴を互いに隣り合う送り部どうしで円形とすることにより、この円形のパイロット穴に挿入されるパイロット金型の半径は前記送り部の板厚の1/2以上となり、その結果としてパイロット金型の強度が高くなるため、パイロット穴の穴開け時におけるパイロット金型の寿命を向上させることができるという作用を有するものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、一端側接続部とこの一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを有する外部接続用のコネクタ端子を埋設してなるコネクタ部を外側面から外方へ突出するように設けた有底筒状のケースと、このケースの内壁に設けられ前記コネクタ端子と電気的に接続される抵抗パターンを有するフィルムからなる抵抗体基体と、前記ケースの内壁に抵抗体基体を保持する板バネと、前記ケースの内側に収納されて回転するとともに前記抵抗体基体上の抵抗パターンと摺接する刷子を設けたロータと、このロータに嵌合される回転スロットルシャフトを挿通する開口を略中央に有するとともに前記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備えたもので、この構成によれば、ケースのコネクタ部に埋設されているコネクタ端子に半円形状のパイロット穴を設けているため、このパイロット穴が前記ケースに対する引っ掛かりとなって、ケースからコネクタ端子を引く抜く際の抵抗となり、これにより、ケースとコネクタ端子との固着が強固に行われるという作用を有するものである。
【0013】
請求項4に記載の発明は、外側面から外方へ突出するように設けたコネクタ部を有する有底筒状のケースと、このケースの内底部に設置されるとともに抵抗パターンを設けた抵抗体基体と、前記ケースの内側に収納されて回転するとともに前記抵抗体基体上の抵抗パターンと摺接する刷子を設けたロータと、前記ケースの開口部を閉塞するカバーと、前記コネクタ部に設けられ、かつ一端側接続部とこの一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを有する外部接続用のコネクタ端子とを備えたもので、この構成によれば、ケースのコネクタ部に設けた外部接続用のコネクタ端子に半円形状のパイロット穴を設けているため、このパイロット穴が前記ケースに対する引っ掛かりとなって、ケースから、コネクタ端子を引く抜く際の抵抗となり、これにより、ケースとコネクタ端子との固着が強固に行われるという作用を有するものである。
【0014】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子について、図面を参照しながら説明する。
【0015】
図1は本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子の上面図である。
図1において、11はコネクタ端子における一端側接続部で、この一端側接続部11の先端には、相手側の雌型コネクタ端子(図示せず)に挿入する際のガイドとなるテーパー形状の挿入部12を設けている。13は前記一端側接続部11の軸方向の延長線上に前記一端側接続部11に連接されるように設けた送り部で、この送り部13の両側面には一対の半円形状のパイロット穴14を設けている。15は他端側接続部で、この他端側接続部15は前記一端側接続部11の軸方向の延長線上に送り部13と連接されるように設けられている。そして前記一端側接続部11と送り部13と他端側接続部15とは一枚の金属板で構成されており、かつパイロット穴14の半径は、送り部13の板厚の1/2以上に構成されているものである。
【0016】
以上のように構成された本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子の製造方法について、以下に図面を参照しながら説明する。
【0017】
図2は本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子の製造方法を示す上面図である。
【0018】
この図2に示すように、まず、順送プレス(図示せず)に端子素材21を送り込んで、パイロット金型22によりパイロット穴14を打ち抜く。
【0019】
(表1)は、SKD11鋼製のパイロット金型22で黄銅製の端子素材21にパイロット穴14を打ち抜いて形成する場合の打ち抜き限度回数を送り部13の板厚とパイロット穴14の半径との比を変化させて測定した結果を示したものである。
【0020】
【表1】
Figure 0003903572
【0021】
一般にパイロット金型22の打ち抜き限度回数は10万回以上が必要であるが、(表1)から明らかなように、パイロット穴14の半径を送り部13の板厚の1/2以上とすることにより、一対の半円形状のパイロット穴14は互いに隣り合う送り部13同士で円形となり、そしてこの円形のパイロット穴14に挿入されるパイロット金型22の半径が前記送り部13の板厚の1/2以上となるため、パイロット金型22の強度は高くなり、これにより、パイロット穴14の穴開け時におけるパイロット金型22の寿命を向上させることができるものである。
【0022】
次に、パイロット穴14を設けた端子素材21に端子形状作成金型23により、一端側接続部11と他端側接続部15とを打ち抜いて形成する。
【0023】
最後に、一端側接続部11、送り部13および他端側接続部15が形成された端子素材21を境界部24でそれぞれ切断し、個片化されたコネクタ端子を多数作成する。
【0024】
上記した本発明の実施の形態1においては、送り部13に設けた一対の半円形状のパイロット穴14を互いに隣り合う送り部13同士で円形とし、そしてこの円形のパイロット穴14にパイロット金型22を挿入して端子素材21を送るようにしているため、別途、別の位置に送り部自体を設ける必要はなくなり、また別の位置に接続部を別途設ける必要もなくなり、その結果、送り部自体と接続部の周囲の素材を廃棄することもないため、廃棄される部材の面積を少なくすることができて価格的にも安価に得られるものである。
【0025】
上記した本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子は、送り部13が電子部品のケース(図示せず)に樹脂モールドにより固着され、かつ他端側接続部15が前記ケース(図示せず)の内側で、ケース(図示せず)の内側に設けられた電子回路(図示せず)と電気的に接続されるものである。そして一端側接続部11はテーパー形状の挿入部12をガイドとして相手側の雌型コネクタ(図示せず)に挿入することにより、ケース内部の電圧の変化を外部に出力電圧の変化として伝えるものである。
【0026】
なお、上記本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子においては、送り部13の両側面に一対の半円形状のパイロット穴14を設けた構成のものについて説明したが、図3に示すように、送り部13の両側面に二対の半円形状のパイロット穴14を設けても良いものである。
【0027】
また、本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子においては、パイロット穴14の形状を半円形状に構成したものについて説明したが、図4に示すようにコの字形状のパイロット穴25としても良いものである。
【0028】
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について、図面を参照しながら説明する。
【0029】
図5は本発明の実施の形態2における回転スロットル位置センサの分解斜視図、図6は同回転スロットル位置センサの上面図である。
【0030】
図5、図6において、31はガラス繊維を混入したポリブチレンテレフタレート等の耐熱性、機械強度に優れた合成樹脂により成形された有底筒状のケースで、このケース31の外側面にはコネクタ端子32が埋設されるコネクタ部33を外方へ突出形成している。前記コネクタ端子32は相手側の雌型コネクタ端子(図示せず)に挿入されるテーパー形状の挿入部34を設けた一端側接続部35と、この一端側接続部35の軸方向の延長線上に一端側接続部35と連接されるとともに両側面に一対の半円形状のパイロット穴36を有する送り部37と、前記一端側接続部35の軸方向の延長線上に前記送り部37と連接されている他端側接続部38とを薄板部材により一体に構成しているもので、前記送り部37をケース31のコネクタ部33に埋設している。またコネクタ端子32における前記パイロット穴36の半径は送り部37の板厚の1/2以上となるようにしている。そしてまたコネクタ端子32の他端側接続部38はL字状に折り曲げられてケース31の内部に表出し、かつ一端側接続部35はコネクタ部33内に設けられている。また前記ケース31の上面外周部にはリング状のフランジ39が形成され、そしてこのフランジ39の一部の相対向する位置には一対の取付部40が設けられ、かつこの取付部40の略中央には取付穴41が設けられている。42はポリイミドフィルム等の樹脂フィルムからなる抵抗体基体で、この抵抗体基体42はケース31の内壁に設けられるもので、数本の抵抗パターン43と、この抵抗パターン43の端部に設けられ、かつコネクタ端子32の他端側接続部38に当接して電気的に導通を取るための銀とフェノール樹脂との混合物からなる電極44とを印刷等により設けている。45はステンレス等の金属によりV字形状に構成され、かつ前記ケース31に抵抗体基体42を保持する板バネで、この板バネ45は片面が平板部46で、かつ他面が櫛形部47となっており、そして前記櫛形部47で前記抵抗体基体42の電極44と前記コネクタ端子32とを圧接することにより、前記抵抗体基体42の電極44と前記コネクタ端子32とを電気的に接続している。48はケース31の内側に収納されて回転するロータで、このロータ48はガラス繊維を混入したポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂により構成され、かつこのロータ48の外周面の中間部には外方へ突出する壁部48aを設け、さらにこの壁部48aの先端には抵抗体基体42の抵抗パターン43に当接して前記ロータ48の回転により摺動する刷子49が取り付けられている。また前記抵抗体基体42、板バネ45、ロータ48を組み込んだケース31の開口部はガラス繊維を混入したポリブチレンテレフタレート等の合成樹脂からなるカバー50により閉塞されるもので、そしてこのカバー50の略中央には前記ロータ48に嵌合される回転スロットルシャフト(図示せず)を挿通する開口51を設けている。
【0031】
以上のように構成された本発明の実施の形態2における回転スロットル位置センサについて、次にその組立方法を説明する。
【0032】
まず、成形用金型(図示せず)にコネクタ端子32を固定した後、この成形用金型に約300℃で溶融されたフェノール製の樹脂を流し込み、室温で冷却して、ケース31を成形する。
【0033】
次に、約70〜120mmの幅に裁断されたポリイミド等の樹脂よりなるフィルム状の抵抗体基体42にポリイミド等のバインダ樹脂を含有した抵抗ペースト(図示せず)を印刷し、約180℃〜約270℃で約1〜120分間焼成し、抵抗パターン43を抵抗体基体42に焼き付ける。
【0034】
次に、抵抗パターン43が設けられた抵抗体基体42にポリイミド等のバインダ樹脂を含有した銀ペースト(図示せず)を印刷し、約180〜270℃で約1〜120分間焼成し、電極44を抵抗体基体42に焼き付ける。
【0035】
次に、ケース31のコネクタ端子32の他端側接続部38と抵抗体基体42の電極44とが当接するように抵抗体基体42をケース31の内側面に載置する。
【0036】
次に、板バネ45の櫛形部47と抵抗体基体42の電極44とが圧接して電気的に接続されるように、板バネ45をケース31の上方より挿入する。
【0037】
次に、抵抗体基体42と板バネ45を設けたケース31の内側に上方より、予め壁部48aに刷子49を固着したロータ48を装着する。
【0038】
次に、抵抗体基体42と板バネ45とロータ48とを収納したケース31の開口部を合成樹脂製のカバー50で閉塞する。
【0039】
以上のように構成され、かつ組み立てられた本発明の実施の形態2における回転スロットル位置センサについて、次にその動作を説明する。
【0040】
回転スロットル位置センサのロータ48を内燃エンジンの近傍のスロットルシャフト(図示せず)に位置合わせしながら圧入し、そして回転スロットルシャフトがロータ48の内側面に完全に嵌合された状態でケース31の取付部40を利用してスロットル本体(図示せず)にケース31の固定を行って組み込みを完了する。そしてこの回転スロットルシャフト(図示せず)はアクセルを踏みこんだり、フリーにしたりすることによって回転し、この回転と同期してロータ48が回転し、このロータ48に取り付けた刷子49が抵抗体基体42の抵抗パターン43との接触位置を変えることにより、コネクタ端子32にその接触位置に応じた出力電圧が得られ、その出力電圧の変動を信号としてエンジン内に噴射される燃料の量をコントロールすることができるものである。このとき、コネクタ端子32を相手側の雌型コネクタ端子(図示せず)に挿入して、出力電圧を相手側のホストコンピュータ(図示せず)に入力する。上記した本発明の実施の形態2においては、図7に示すように、ケース31のコネクタ部33に埋設されているコネクタ端子32に半円形状のパイロット穴36を設けているため、このパイロット穴36が前記ケース31に対する引っ掛かりとなって、ケース31からコネクタ端子32を引き抜く際の抵抗となり、これにより、ケース31とコネクタ端子32との固着が強固に行われるという作用効果を有するものである。
【0041】
なお、上記本発明の実施の形態2においては、コネクタ端子32と電気的に接続される抵抗パターン43を有するフィルムからなる抵抗体基体42をケース31の内壁に板バネ45により保持し、かつケース31の内側に収納されて回転するロータ48に刷子49を設け、前記ロータ48の回転により刷子49を抵抗体基体42上の抵抗パターン43に摺接させるようにした回転スロットル位置センサのコネクタ端子32に、本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子を採用したものについて説明したが、ケースの内底部に抵抗パターンを設けた抵抗体基体を設置し、かつケースの内側に収納されて回転するロータに刷子を設け、前記ロータの回転により刷子を抵抗体基体上の抵抗パターンに摺接させるようにした回転スロットル位置センサのコネクタ端子に、本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子を採用しても、本発明の実施の形態2と同様の作用効果を有するものである。
【0042】
【発明の効果】
以上のように本発明のコネクタ端子は、一端側接続部と、この一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と、前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを設けたもので、この構成によれば、送り部に設けた一対の半円形状のパイロット穴を互いに隣り合う送り部同士で円形とし、そしてこの円形のパイロット穴にパイロット金型を挿入して端子素材を送るようにしているため、別途、別の位置に送り部自体を設ける必要はなくなり、また別の位置に接続部を別途設ける必要もなくなり、その結果、送り部自体と接続部の周囲の素材を廃棄することもないため、廃棄される部材の面積を少なくすることができて価格的にも安価に得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるコネクタ端子の上面図
【図2】同コネクタ端子の製造方法を示す上面図
【図3】本発明の他の実施の形態における二対のパイロット穴を設けたコネクタ端子の上面図
【図4】本発明の他の実施の形態におけるコの字形状のパイロット穴を設けたコネクタ端子の上面図
【図5】本発明の実施の形態2における回転スロットル位置センサの分解斜視図
【図6】同回転スロットル位置センサの上面図
【図7】同回転スロットル位置センサのケースにコネクタ端子における送り部のパイロット穴を埋設している状態を示す上面図
【図8】従来のコネクタ端子が製造時に連続端子に接続されている状態を示す上面図
【図9】従来のコネクタ端子の製造方法を示す上面図
【符号の説明】
11,35 一端側接続部
13,37 送り部
14,36 パイロット穴
15,38 他端側接続部
31 ケース
32 コネクタ端子
33 コネクタ部
42 抵抗体基体
43 抵抗パターン
45 板バネ
48 ロータ
49 刷子
50 カバー
51 開口

Claims (4)

  1. 一端側接続部と、この一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と、前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを備えたコネクタ端子。
  2. パイロット穴の半径を送り部の板厚の1/2以上にした請求項1記載のコネクタ端子。
  3. 一端側接続部とこの一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを有する外部接続用のコネクタ端子を埋設してなるコネクタ部を外側面から外方へ突出するように設けた有底筒状のケースと、このケースの内壁に設けられ前記コネクタ端子と電気的に接続される抵抗パターンを有するフィルムからなる抵抗体基体と、前記ケースの内壁に抵抗体基体を保持する板バネと、前記ケースの内側に収納されて回転するとともに前記抵抗体基体上の抵抗パターンと摺接する刷子を設けたロータと、このロータに嵌合される回転スロットルシャフトを挿通する開口を略中央に有するとともに前記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備えた回転スロットル位置センサ。
  4. 外側面から外方へ突出するように設けたコネクタ部を有する有底筒状のケースと、このケースの内底部に設置されるとともに抵抗パターンを設けた抵抗体基体と、前記ケースの内側に収納されて回転するとともに前記抵抗体基体上の抵抗パターンと摺接する刷子を設けたロータと、前記ケースの開口部を閉塞するカバーと、前記コネクタ部に設けられ、かつ一端側接続部とこの一端側接続部の軸方向の延長線上に前記一端側接続部と連接されるとともに両側面に少なくとも一対の半円形状のパイロット穴を有する送り部と前記一端側接続部の軸方向の延長線上に前記送り部と連接されている他端側接続部とを有する外部接続用のコネクタ端子とを備えた回転スロットル位置センサ。
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