JP2001050707A - 回転位置センサ - Google Patents
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Abstract
とにより、抵抗体基体の抵抗体が摩耗して抵抗体の抵抗
値が変動しても、出力信号の異常を検出することができ
る自己診断機能を備えることにより、出力が不安定にな
ったままで使用されるのを未然に防止できる回転位置セ
ンサを提供することを目的とする。 【解決手段】 フィルム状の抵抗体基体17における第
1の抵抗パターン18、第2の抵抗パターン23、第1
の出力パターン28および第2の出力パターン30を抵
抗体基体17の長手方向に略平行に設けるとともに、ロ
ータ32に第1の抵抗パターン18および第1の出力パ
ターン28と摺接する第1の刷子33と第2の抵抗パタ
ーン23および第2の出力パターン30と摺接する第2
の刷子36を設けた構成としたものである。
Description
のスロットルシャフトの位置を検出するために用いられ
る回転位置センサに関するものである。
に流入する空気の量を制御するためにスロットル弁を用
いており、このスロットル弁を開くと空気を多く吸い込
み、閉じると空気の吸い込みが少なくなって、エンジン
の速度制御が行われるようになっている。そしてこのス
ロットル弁はアクセルペダルに連結されていて、アクセ
ルペダルの踏み込み量によって開閉制御されるようにな
っている。
特開平7−151508号公報に開示されたものが知ら
れている。
面を参照しながら説明する。
示した上面図、図6は同回転位置センサの側断面であ
る。
スで、このケース1の外側面には外方に突出するように
コネクタ部2が設けられている。このコネクタ部2の内
側にはコネクタ端子3が設けられ、そしてこのコネクタ
端子3は一端部を前記ケース1の内側に配設するととも
に、他端部を前記コネクタ部2の内側に外方へ向かって
突出させている。また前記ケース1の外側面には外方へ
突出するように一対の取付穴1aを設けている。4はフ
ィルム状の抵抗体基体で、この抵抗体基体4は前記ケー
ス1の内側面に設けられるとともに、前記ケース1の内
壁面に当接しない面には抵抗体パターン(図示せず)お
よび電極(図示せず)を設けている。5は金属製の板バ
ネで、この板バネ5は前記ケース1の開放部側より挿入
され、そしてこの板バネ5により、前記抵抗体基体4を
前記ケース1の内側で前記コネクタ端子3の一端部に圧
接させている。6は樹脂製のロータで、このロータ6は
前記ケース1の内側に回動可能に収納されるとともに、
側面に刷子7を設けており、この刷子7を前記抵抗体基
体4の抵抗パターン(図示せず)に摺接させている。ま
た前記ロータ6の内側には凹部8を設けており、この凹
部8に相手側回転スロットルシャフト(図示せず)を嵌
合させるものである。9は金属製のカバーで、このカバ
ー9は前記ケース1の開口部を閉塞するとともに、略中
央に孔10を設けており、この孔10に相手側回転スロ
ットルシャフト(図示せず)を挿通するものである。
ンサについて、次にその動作を説明する。
スロットルシャフト(図示せず)を回転位置センサのロ
ータ6の凹部8に位置合わせしながら圧入し、前記ケー
ス1の取付穴1aを利用してスロットル本体(図示せ
ず)にケース1を固定することにより、組み込みを完了
する。そして前記相手側回転スロットルシャフト(図示
せず)はアクセルペダルを人が踏み込んだり、フリーに
することによって回転するもので、この回転に同期し
て、前記ロータ6に固着した刷子7が前記抵抗体基体4
の抵抗パターン(図示せず)との接触位置を変え前記電
極(図示せず)を介してコネクタ端子3より前記刷子7
の接触位置に応じた出力電圧が得られ、この出力電圧を
相手側コンピュータ(図示せず)に入力し、エンジン内
に噴射される燃料の量をコントロールするものである。
来の構成においては、回転位置センサを長期にわたって
使用すると、抵抗体基体4の上面に設けた抵抗体(図示
せず)上を刷子7が摺接するため、抵抗体(図示せず)
が摩耗することになり、これにより、抵抗体の抵抗値が
変動して、回転位置センサの出力が不安定になってしま
うという課題を有していた。
で、回転位置センサを長期にわたって使用することによ
り、抵抗体基体の抵抗体が摩耗して抵抗体の抵抗値が変
動しても、出力信号の異常を検出することができる自己
診断機能を備えることにより、出力が不安定になったま
まで使用されるのを未然に防止できる回転位置センサを
提供することを目的とするものである。
に本発明の回転位置センサは、外表面に端子部を有する
有底筒状のケースと、一端を第1の電源電極と電気的に
接続するとともに他端を第1のGND電極と電気的に接
続した第1の抵抗パターン、一端を第2の電源電極と電
気的に接続するとともに他端を第2のGND電極と電気
的に接続した第2の抵抗パターン、前記第1の抵抗パタ
ーンの出力電圧を検出しかつ一端を第1の出力電極と電
気的に接続した第1の出力パターン、前記第2の抵抗パ
ターンの出力電圧を検出しかつ一端を第2の出力電極と
電気的に接続した第2の出力パターンを表面に設け、か
つ前記ケースの内壁面に設置されるフィルム状の抵抗体
基体と、前記ケースの内側に収納されるとともに、前記
第1の抵抗パターンおよび第1の出力パターンと摺接す
る第1の刷子と前記第2の抵抗パターンおよび第2の出
力パターンと摺接する第2の刷子を設けたロータと、前
記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備え、前記フィ
ルム状の抵抗体基体における第1の抵抗パターン、第2
の抵抗パターン、第1の出力パターンおよび第2の出力
パターンを抵抗体基体の長手方向と略平行に設けたもの
で、この構成によれば、回転位置センサを長期にわたっ
て使用することにより、抵抗体基体の抵抗体が摩耗して
抵抗体の抵抗値が変動しても、出力信号の異常を検出す
ることができる自己診断機能を備えることにより、出力
が不安定になったままで使用されるのを未然に防止でき
る回転位置センサを提供することができるものである。
は、外表面に端子部を有する有底筒状のケースと、一端
を第1の電源電極と電気的に接続するとともに他端を第
1のGND電極と電気的に接続した第1の抵抗パター
ン、一端を第2の電源電極と電気的に接続するとともに
他端を第2のGND電極と電気的に接続した第2の抵抗
パターン、前記第1の抵抗パターンの出力電圧を検出し
かつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した第1の出
力パターン、前記第2の抵抗パターンの出力電圧を検出
しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続した第2の
出力パターンを表面に設け、かつ前記ケースの内壁面に
設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの内
側に収納されるとともに、前記第1の抵抗パターンおよ
び第1の出力パターンと摺接する第1の刷子と前記第2
の抵抗パターンおよび第2の出力パターンと摺接する第
2の刷子を設けたロータと、前記ケースの開口部を閉塞
するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体基体にお
ける第1の抵抗パターン、第2の抵抗パターン、第1の
出力パターンおよび第2の出力パターンを抵抗体基体の
長手方向に略平行に設けたもので、この構成によれば、
フィルム状の抵抗体基体における第1の抵抗パターン、
第2の抵抗パターン、第1の出力パターンおよび第2の
出力パターンを抵抗体基体の長手方向に略平行に設ける
とともに、ロータに第1の抵抗パターンおよび第1の出
力パターンと摺接する第1の刷子と第2の抵抗パターン
および第2の出力パターンと摺接する第2の刷子を設け
ているため、第1の抵抗パターンあるいは第2の抵抗パ
ターンの一方が長期にわたっての使用により摩耗して抵
抗値が変動したとしても、他方の抵抗パターンの抵抗値
を読み取ることにより第1の抵抗パターンあるいは第2
の抵抗パターンの抵抗値の異常を検出することができる
という作用を有するものである。
の抵抗体基体における第1の抵抗パターンの一端を第1
の固定抵抗を介して第1の電源電極に電気的に接続する
とともに、第2の抵抗パターンの一端を第2の固定抵抗
を介して第2の電源電極に電気的に接続したもので、こ
の構成によれば、抵抗体基体における第1の抵抗パター
ンの一端を第1の固定抵抗を介して第1の電源電極に電
気的に接続するとともに、第2の抵抗パターンの一端を
第2の固定抵抗を介して第2の電源電極に電気的に接続
しているため、第1の固定抵抗および第2の固定抵抗の
抵抗値を変更することにより、第1の抵抗パターンおよ
び第2の抵抗パターンに負荷される電位を簡単に変える
ことができ、これにより、回転位置センサの出力特性を
自由に変更できるという作用を有するものである。
請求項2に記載の抵抗体基体における第1の抵抗パター
ンの一端と第1の電源電極とを第1の配線パターンを介
して電気的に接続するとともに、第2の抵抗パターンの
一端と第2の電源電極とを第2の配線パターンを介して
電気的に接続し、さらに第1の抵抗パターン、第1の出
力パターンおよび第1の配線パターンと、第2の抵抗パ
ターン、第2の出力パターンおよび第2の配線パターン
とを抵抗体基体の長手方向における中心線に対して互い
に線対称に配設したもので、この構成によれば、第1の
抵抗パターン、第1の出力パターンおよび第1の配線パ
ターンと、第2の抵抗パターン、第2の出力パターンお
よび第2の配線パターンとを抵抗体基体の長手方向にお
ける中心線に対して線対称に配設しているため、抵抗イ
ンキを抵抗体基体に印刷する場合、抵抗インキを抵抗体
基体の長手方向における中心線に対して互いに線対称に
均一に設けることができ、これにより、第1の抵抗パタ
ーンおよび第2の抵抗パターンの出力特性を略同一にす
ることができるという作用を有するものである。
を有する有底筒状のケースと、一端を電源電極と電気的
に接続するとともに他端を第1のGND電極と電気的に
接続した第1の抵抗パターン、一端を前記電源電極と電
気的に接続するとともに他端を第2のGND電極と電気
的に接続した第2の抵抗パターン、前記第1の抵抗パタ
ーンの出力電圧を検出しかつ一端を第1の出力電極と電
気的に接続した第1の出力パターン、前記第2の抵抗パ
ターンの出力電圧を検出しかつ一端を第2の出力電極と
電気的に接続した第2の出力パターンを表面に設け、か
つ前記ケースの内壁面に設置されるフィルム状の抵抗体
基体と、前記ケースの内側に収納されるとともに、前記
第1の抵抗パターンおよび第1の出力パターンと摺接す
る第1の刷子と前記第2の抵抗パターンおよび第2の出
力パターンと摺接する第2の刷子を設けたロータと、前
記ケースの開口部を閉塞するカバーとを備え、前記フィ
ルム状の抵抗体基体における第1の抵抗パターン、第2
の抵抗パターン、第1の出力パターンおよび第2の出力
パターンを抵抗体基体の長手方向に略平行に設けるとと
もに、抵抗体基体における第1の抵抗パターンおよび第
2の抵抗パターンのそれぞれの一端を、第1の抵抗パタ
ーンと第2の抵抗パターンとの間に平行に位置して設け
た配線パターンを介して前記電源電極と電気的に接続し
たもので、この構成によれば、抵抗体基体における第1
の抵抗パターンおよび第2の抵抗パターンのそれぞれの
一端を、第1の抵抗パターンと第2の抵抗パターンとの
間に平行に位置して設けた配線パターンを介して電源電
極と電気的に接続しているため、前記配線パターンを第
1の抵抗パターンおよび第2の抵抗パターンの共有物と
して接続することができ、これにより、抵抗体基体の幅
を小さくすることができるため、回転位置センサの小型
化が図れるという作用を有するものである。
位置センサについて、図面を参照しながら説明する。
位置センサの分解斜視図、図2は同回転位置センサの側
断面図、図3は同回転位置センサにおける抵抗体基体の
上面図である。
混入したポリブチレンテレフタレート等の耐熱性、機械
強度に優れた合成樹脂によって成形された有底筒状のケ
ースで、このケース11には6本の外部接続用の端子1
2がインサート成形により一体に組み込まれており、そ
してこの端子12は、一端を前記ケース11の下側の外
表面に露出する端子部13としており、かつ他端を前記
ケース11の内部に臨ませている。また前記ケース11
における底面には下方へ突出するように収納部11aを
設けている。そしてまた前記ケース11の外周面にはフ
ランジ14が形成され、このフランジ14の相対向する
位置には一対の取付部15を設けており、さらにこの一
対の取付部15の略中央には取付穴16を設けている。
17は樹脂製のフィルム状の抵抗体基体で、この抵抗体
基体17は前記ケース11の内壁面に当接するように設
けるとともに、この抵抗体基体17の前記ケース11の
内壁面に当接しない面には第1の抵抗パターン18を設
けており、この第1の抵抗パターン18は一端を第1の
配線パターン19および第1の固定抵抗20を介して第
1の電源電極21と電気的に接続している。またこの第
1の抵抗パターン18の他端は第1のGND電極22と
電気的に接続している。さらに前記抵抗体基体17の前
記ケース11の内壁面に当接しない面には前記第1の抵
抗パターン18と略平行に第2の抵抗パターン23を設
けており、この第2の抵抗パターン23は一端を第2の
配線パターン24および第2の固定抵抗25を介して第
2の電源電極26と電気的に接続している。またこの第
2の抵抗パターン23の他端は第2のGND電極27と
電気的に接続している。
転位置センサにおいては、抵抗体基体17における第1
の抵抗パターン18の一端を第1の固定抵抗20を介し
て第1の電源電極21に電気的に接続するとともに、第
2の抵抗パターン23の一端を第2の固定抵抗25を介
して第2の電源電極26に電気的に接続しているため、
第1の固定抵抗20および第2の固定抵抗25の抵抗値
を変更することにより、第1の抵抗パターン18および
第2の抵抗パターン23に負荷される電位を簡単に変え
ることができ、これにより、回転位置センサの出力特性
を自由に変更できるという効果を有するものである。
1の抵抗パターン18と平行に第1の出力パターン28
を設けており、この第1の出力パターン28は一端を第
1の出力電極29と電気的に接続している。さらに前記
抵抗体基体17の表面には前記第2の抵抗パターン23
と平行に第2の出力パターン30を設けており、この第
2の出力パターン30は一端を第2の出力電極31と電
気的に接続している。そして前記第1の抵抗パターン1
8、第1の出力パターン28および第1の配線パターン
19と、第2の抵抗パターン23、第2の出力パターン
30および第2の配線パターン24は抵抗体基体17の
長手方向における中心線に対して互いに線対称に配設し
ている。32は樹脂製のロータで、このロータ32は前
記ケース11の内側に回動可能に収納されるとともに、
側面に第1の刷子33を固着しており、この第1の刷子
33は一対の接点部34を前記抵抗体基体17における
第1の抵抗パターン18および第1の出力パターン28
に摺接させるとともに、この一対の接点部34を接続部
材35により電気的に接続している。また前記ロータ3
2の外側面には第1の刷子33と平行に第2の刷子36
を設けており、この第2の刷子36は一対の接点部37
を前記抵抗体基体17における第2の抵抗パターン23
および第2の出力パターン30に摺接させるとともに、
この一対の接点部37を接続部材38により電気的に接
続している。そしてまた前記ロータ32の内側には凹部
32aを設けており、この凹部32aに相手側スロット
ルシャフト(図示せず)を圧入するように構成してい
る。39は樹脂製のカバーで、このカバー39は前記ケ
ース11の上面開口部を閉塞するとともに、略中央に孔
43を設けている。
形態における回転位置センサについて、次にその製造方
法を説明する。
12を設置した後、成形金型(図示せず)に約260℃
で溶融されたポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性
の樹脂を流し込み、室温で冷却してケース11を形成す
る。
たポリイミドなどの樹脂からなるフィルム状の抵抗体基
体17の表面における一端部の第1の電源電極21、第
1のGND電極22、第2の電源電極26、第2のGN
D電極27、第1の出力電極29、第2の出力電極3
1、第1の配線パターン19、第2の配線パターン2
4、第1の出力パターン28および第2の出力パターン
30を設ける位置に、ポリイミド樹脂等のバインダ樹脂
に銀等の導電材を含有したインキを印刷する。
電極22、第2の電源電極26および第2のGND電極
27と電気的に接続される位置に、ポリイミド樹脂等の
バインダ樹脂にカーボン等の導電材を含有した抵抗イン
キを印刷した後、約250℃〜350℃で約0.5〜3
時間焼き付けすることにより、第1の抵抗パターン1
8、第2の抵抗パターン23、第1の固定抵抗20およ
び第2の固定抵抗25を前記抵抗体基体17の表面に形
成する。
転位置センサにおいては、第1の抵抗パターン18の一
端と第1の電源電極21とを第1の配線パターン19を
介して電気的に接続するとともに、第2の抵抗パターン
23の一端と第2の電源電極26とを第2の配線パター
ン24を介して電気的に接続し、さらに第1の抵抗パタ
ーン18、第1の出力パターン28および第1の配線パ
ターン19と、第2の抵抗パターン23、第2の出力パ
ターン30および第2の配線パターン24とを抵抗体基
体17の長手方向における中心線に対して互いに線対称
に配設しているため、抵抗インキを抵抗体基体17に印
刷する際の圧力が均一になって、第1の抵抗パターン1
8および第2の抵抗パターン23を抵抗体基体17の長
手方向における中心線に対して互いに線対称に均一に設
けることができ、これにより、第1の抵抗パターン18
および第2の抵抗パターン23の出力特性を略同一にす
ることができるため、出力精度の向上した回転位置セン
サを提供することができるという効果を有するものであ
る。
体基体17をケース11の内壁面に当接するように挿入
する。
で溶融されたポリブチレンテレフタレート等の熱可塑性
の樹脂を流し込み、室温で冷却してロータ32を形成し
た後、このロータ32に第1の刷子33および第2の刷
子36を固着する。
33および第2の刷子36を固着したロータ32を回動
可能に収納する。
に前記抵抗体基体17の表面の第1の電源電極21、第
1のGND電極22、第2の電源電極26、第2のGN
D電極27、第1の出力電極29および第2の出力電極
31が電気的に接続されるように前記ケース11の上方
より板バネ37をケース11内に挿入し、前記抵抗体基
体17の電極を端子12の一端部に圧接させる。
39で閉塞する。
形態における回転位置センサについて、次にその動作を
説明する。
転スロットルシャフト(図示せず)を、回転位置センサ
におけるロータ32に設けた凹部32aに位置合わせし
ながら圧入し、かつケース11の取付部15を利用して
スロットルボディ本体(図示せず)にケース11を固定
し、組み込みを完了する。そして前記相手側回転スロッ
トルシャフト(図示せず)は、アクセルペダルを人が踏
み込んだり、フリーにしたりすることによって回転する
もので、この回転と同期してロータ32が回転し、そし
てこのロータ32に固着された第1の刷子33の接点部
34および第2の刷子36の接点部37が抵抗体基体1
7の第1の抵抗パターン18および第2の抵抗パターン
23との接触位置を変えることにより、第1の出力パタ
ーン28および第2の出力パターン30を介して端子1
2より前記第1の刷子33および前記第2の刷子36の
接触位置に応じた出力電圧が得られ、そしてこの出力電
圧を相手側コンピュータ(図示せず)に入力し、エンジ
ン内に噴射される燃料の量をコントロールすることがで
きるものである。
転位置センサにおいては、フィルム状の抵抗体基体17
における第1の抵抗パターン18、第2の抵抗パターン
23、第1の出力パターン28および第2の出力パター
ン30を抵抗体基体17の長手方向に略平行に設けると
ともに、ロータ32に第1の抵抗パターン18および第
1の出力パターン28と摺接する第1の刷子33と、第
2の抵抗パターン23および第2の出力パターン30と
摺接する第2の刷子36とを設けているため、第1の抵
抗パターン18あるいは第2の抵抗パターン23の一方
が長期にわたっての使用により摩耗して抵抗値が変動し
たとしても、他方の抵抗パターンの抵抗値を読み取るこ
とにより第1の抵抗パターン18あるいは第2の抵抗パ
ターン23の抵抗値の異常を検出することができるもの
で、このような自己診断機能を備えることにより、出力
が不安定になったままで使用されるのを未然に防止でき
る回転位置センサを提供することができるという効果を
有するものである。
回転位置センサにおいては、第1の抵抗パターン18の
一端と第1の電源電極21とを第1の配線パターン19
を介して電気的に接続するとともに、第2の抵抗パター
ン23の一端と第2の電源電極26とを第2の配線パタ
ーン24を介して電気的に接続し、さらに第1の抵抗パ
ターン18、第1の出力パターン28および第1の配線
パターン19と、第2の抵抗パターン23、第2の出力
パターン30および第2の配線パターン24とを抵抗体
基体17の長手方向における中心線に対して互いに線対
称に配設した構成としていたが、図4に示すように、抵
抗体基体17における第1の抵抗パターン18および第
2の抵抗パターン23のそれぞれの一端と電源電極40
とを、第1の抵抗パターン18と第2の抵抗パターン2
3との間に平行に位置して設けた配線パターン41およ
び固定抵抗42を介して電気的に接続した場合は、前記
配線パターン41を第1の抵抗パターン18および第2
の抵抗パターン23の共有物として接続することができ
るため、抵抗体基体17の幅を小さくすることができ、
これにより、回転位置センサの小型化が図れるという効
果を有するものである。
は、外表面に端子部を有する有底筒状のケースと、一端
を第1の電源電極と電気的に接続するとともに他端を第
1のGND電極と電気的に接続した第1の抵抗パター
ン、一端を第2の電源電極と電気的に接続するとともに
他端を第2のGND電極と電気的に接続した第2の抵抗
パターン、前記第1の抵抗パターンの出力電圧を検出し
かつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した第1の出
力パターン、前記第2の抵抗パターンの出力電圧を検出
しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続した第2の
出力パターンを表面に設け、かつ前記ケースの内壁面に
設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの内
側に収納されるとともに、前記第1の抵抗パターンおよ
び第1の出力パターンと摺接する第1の刷子と前記第2
の抵抗パターンおよび第2の出力パターンに摺接する第
2の刷子を設けたロータと、前記ケースの開口部を閉塞
するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体基体にお
ける第1の抵抗パターン、第2の抵抗パターン、第1の
出力パターンおよび第2の出力パターンを抵抗体基体の
長手方向に略平行に設けたもので、この構成によれば、
フィルム状の抵抗体基体における第1の抵抗パターン、
第2の抵抗パターン、第1の出力パターンおよび第2の
出力パターンを抵抗体基体の長手方向に略平行に設ける
とともに、ロータに第1の抵抗パターンおよび第1の出
力パターンと摺接する第1の刷子と第2の抵抗パターン
および第2の出力パターンと摺接する第2の刷子を設け
ているため、第1の抵抗パターンあるいは第2の抵抗パ
ターンの一方が長期にわたっての使用により摩耗して抵
抗値が変動したとしても、他方の抵抗パターンの抵抗値
を読み取ることにより第1の抵抗パターンあるいは第2
の抵抗パターンの抵抗値の異常を検出することができ、
したがって、このような自己診断機能を備えることによ
り、出力が不安定になったままで使用されるのを未然に
防止できる回転位置センサを提供することができるとい
う効果を有するものである。
の分解斜視図
サの抵抗体基体の上面図
図
Claims (4)
- 【請求項1】 外表面に端子部を有する有底筒状のケー
スと、一端を第1の電源電極と電気的に接続するととも
に他端を第1のGND電極と電気的に接続した第1の抵
抗パターン、一端を第2の電源電極と電気的に接続する
とともに他端を第2のGND電極と電気的に接続した第
2の抵抗パターン、前記第1の抵抗パターンの出力電圧
を検出しかつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した
第1の出力パターン、前記第2の抵抗パターンの出力電
圧を検出しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続し
た第2の出力パターンを表面に設け、かつ前記ケースの
内壁面に設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケ
ースの内側に収納されるとともに、前記第1の抵抗パタ
ーンおよび第1の出力パターンと摺接する第1の刷子と
前記第2の抵抗パターンおよび第2の出力パターンと摺
接する第2の刷子を設けたロータと、前記ケースの開口
部を閉塞するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体
基体における第1の抵抗パターン、第2の抵抗パター
ン、第1の出力パターンおよび第2の出力パターンを抵
抗体基体の長手方向に略平行に設けた回転位置センサ。 - 【請求項2】 抵抗体基体における第1の抵抗パターン
の一端を第1の固定抵抗を介して第1の電源電極に電気
的に接続するとともに、第2の抵抗パターンの一端を第
2の固定抵抗を介して第2の電源電極に電気的に接続し
た請求項1記載の回転位置センサ。 - 【請求項3】 抵抗体基体における第1の抵抗パターン
の一端と第1の電源電極とを第1の配線パターンを介し
て電気的に接続するとともに、第2の抵抗パターンの一
端と第2の電源電極とを第2の配線パターンを介して電
気的に接続し、さらに第1の抵抗パターン、第1の出力
パターンおよび第1の配線パターンと、第2の抵抗パタ
ーン、第2の出力パターンおよび第2の配線パターンと
を抵抗体基体の長手方向における中心線に対して互いに
線対称に配設した請求項1または2記載の回転位置セン
サ。 - 【請求項4】 外表面に端子部を有する有底筒状のケー
スと、一端を電源電極と電気的に接続するとともに他端
を第1のGND電極と電気的に接続した第1の抵抗パタ
ーン、一端を前記電源電極と電気的に接続するとともに
他端を第2のGND電極と電気的に接続した第2の抵抗
パターン、前記第1の抵抗パターンの出力電圧を検出し
かつ一端を第1の出力電極と電気的に接続した第1の出
力パターン、前記第2の抵抗パターンの出力電圧を検出
しかつ一端を第2の出力電極と電気的に接続した第2の
出力パターンを表面に設け、かつ前記ケースの内壁面に
設置されるフィルム状の抵抗体基体と、前記ケースの内
側に収納されるとともに、前記第1の抵抗パターンおよ
び第1の出力パターンと摺接する第1の刷子と前記第2
の抵抗パターンおよび第2の出力パターンと摺接する第
2の刷子を設けたロータと、前記ケースの開口部を閉塞
するカバーとを備え、前記フィルム状の抵抗体基体にお
ける第1の抵抗パターン、第2の抵抗パターン、第1の
出力パターンおよび第2の出力パターンを抵抗体基体の
長手方向に略平行に設けるとともに、抵抗体基体におけ
る第1の抵抗パターンおよび第2の抵抗パターンのそれ
ぞれの一端を、第1の抵抗パターンと第2の抵抗パター
ンとの間に平行に位置して設けた配線パターンを介して
前記電源電極と電気的に接続した回転位置センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223389A JP2001050707A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 回転位置センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11223389A JP2001050707A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 回転位置センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001050707A true JP2001050707A (ja) | 2001-02-23 |
Family
ID=16797390
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11223389A Pending JP2001050707A (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 回転位置センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001050707A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1873497A1 (de) * | 2006-06-27 | 2008-01-02 | Contelec AG | Winkelgeber mit Flachsensor |
-
1999
- 1999-08-06 JP JP11223389A patent/JP2001050707A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1873497A1 (de) * | 2006-06-27 | 2008-01-02 | Contelec AG | Winkelgeber mit Flachsensor |
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