JPH09202239A - 手押車 - Google Patents

手押車

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JPH09202239A
JPH09202239A JP1376296A JP1376296A JPH09202239A JP H09202239 A JPH09202239 A JP H09202239A JP 1376296 A JP1376296 A JP 1376296A JP 1376296 A JP1376296 A JP 1376296A JP H09202239 A JPH09202239 A JP H09202239A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪のゴム部を傷めることがなく制動可能な
ブレ−キ機構を提供すること、坂道等で大きな負荷が加
わっていても簡単に解除可能なストッパ機構を提供する
こと、大きな荷重・体重に耐え得る折り畳み可能な手押
車のフレ−ム構造を提供すること。 【解決手段】 ブレ−キシュ−(5)で後輪(1b)に
設けられたドラム部(3)を押圧するブレ−キ機構を設
けた。手押車本体の後部下方に設けられたティッピング
レバ−(14)の操作により後輪(1b)を制動できる
ストッパ機構を設けた。後脚杆(8)、前脚杆(9)、
座枠杆(28)等の各杆を揺動可能に連結すると共にひ
じ掛け杆(34)を鍵形とし鍵の部分をハンドル杆(2
4)の側方に回り込ませた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は老人等の介助・移
動、あるいは荷物の運搬、歩行補助、歩行練習等に用い
る手押車、より詳しくは手押車に用いるブレ−キ機構、
ストッパ機構、及び折り畳み可能であり、且つ介助車と
しての使用に耐え得る強度を有するフレ−ム構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】手押車に用いるブレ−キ機構の従来例と
して実開昭62−170372号、実開昭62−653
59号、特開昭63−116978号、実開平2−11
769号がある。
【0003】ここに、実開昭62−170372号に係
る考案はカ−ト横のサイドレバ−をひくことで後輪のゴ
ム部を直接に制動するものである。
【0004】実開昭62−65359号に係る考案は停
止棒が車輪のゴム部に直接係合することでカ−トを停止
させるものである。
【0005】特開昭63−116978号に係る発明
は、ブレ−キシュ−で直接車輪のゴム部を制動すると共
に停止保持手段により制動圧に変化を加えたものであ
る。
【0006】実開平2−11769号に係る考案はブレ
−キゴムで車軸付近の被制動部を制動するというもので
ある。
【0007】また、折り畳み可能な手押車の従来例とし
て実開昭56−163068号、特開昭62−1995
63号、特開平3−128761号、特開平3−128
762号、実開平3−96272号がある。
【0008】ここに、実開昭56−163068号に係
る考案、特開昭62−199563号に係る発明、特開
平3−128761号に係る発明は、前脚杆と後脚杆が
X字状に交差する構造になっており、両者の交差点を支
点として折り畳むものである。
【0009】特開平3−128762号に係る発明は前
脚杆と後脚杆を座板を介して連結しているものである。
【0010】実開平3−96272号に係る考案は前脚
杆と後脚杆が山型に連結されているものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来例には以下のよう
な問題点がある。実開昭62−170372号に係る考
案、実開昭62−65359号に係る考案、特開昭63
−116978号に係る発明はいずれも車輪の合成ゴム
等製の外輪部を直接制動するものであるが故に車輪の消
耗が起こりやすいという難点がある。
【0012】また、実開平2−11769号に係る考案
は坂道等の傾斜のある場所でブレ−キを働かせた場合、
積載している荷物の重量が大きい場合にはブレ−キシュ
−が被制動部に食い込んでしまいブレ−キ操作杆の操作
では制動状態の解除を行うのが難しいという欠点があ
る。
【0013】また、実開昭56−163068号に係る
考案、特開昭62−199563号に係る発明、特開平
3−128761号に係る発明、特開平3−12876
2号に係る発明、実開平3−96272号に係る考案は
いずれも前脚杆と後脚杆のみで荷重、体重を支える構造
になっているが、これでは重い荷物あるいは体重の重い
人を載せた場合に脚杆に係る負担が大きすぎ、脚杆に破
損が生じかねない。
【0014】また、老人等の介助に用いる手押車は従来
大型のものが多く手押車自体を車等で運搬する場合に困
難が生じることもあった。
【0015】本発明は以上のような従来の手押車の難点
に鑑み、車輪のゴム部を傷めることがなく制動可能なブ
レ−キ機構を提供すること、及び坂道等で大きな負荷が
加わっていても簡単に解除可能なストッパ機構を提供す
ること及び大きな荷重・体重に耐え得る折り畳み可能な
手押車のフレ−ム構造を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
1、 本発明に係る手押車のブレ−キ機構は、車輪の外
輪部を傷めることなく制動可能なものである。そのため
に、本発明に係る手押車では車輪の裏側にドラム部を設
け、該ドラム部をブレ−キシュ−で押圧するという手段
を講じた。以下図面を用いて詳述する。
【0017】図7は後輪(1a)の正面図、図8は同右
側面図、図10は同背面図である。従来の手押車に用い
られるブレ−キ機構は車輪の外周部にある合成ゴム等か
らなる外輪部すなわち図7乃至図9では外輪部(2)の
部分を制動部で押圧するというものが多数であった。と
ころが、係る手段では長期の使用のうちに外輪部(2)
が摩耗してしまい、その結果制動部が外輪部(2)を押
圧する力が弱まってしまい制動力が弱くなってしまうと
いう難点があった。
【0018】これに対し、本発明では外輪部(2)と同
心円状に位置し硬質プラスチック等の硬質材よりなるド
ラム部(3)をブレ−キシュ−(5)で押圧するという
手段を講じた。ドラム部(3)は硬質材で形成されてい
るのでブレ−キシュ−(5)の押圧によっても摩耗する
ことがなく長期の使用によっても制動力が弱くなること
はないのである。
【0019】ここに、ブレ−キシュ−(5)は図6bに
示すように門形のブレ−キ杆(6)に接合されているも
のであり、ブレ−キ杆(6)はその両端部で手押車本体
の両後脚杆(8)と揺動自在に連結されている。ブレ−
キ杆(6)の中央部にはワイヤ−止め部材(7)が接合
されており、ワイヤ−(12)の一方端がワイヤ−止め
部材(7)と連結されている。ワイヤ−(12)の他方
端は手押車本体上部のブレ−キ操作杆(13)と連結さ
れており、ブレ−キ操作杆(13)の操作によりブレ−
キ杆(6)が揺動を行うのである。これによりブレ−キ
シュ−(5)がドラム部(3)を押圧することになり制
動可能となる。以上のようにして本発明に係るブレ−キ
機構では車輪のゴム部を傷めることなく制動することが
可能となるのである。
【0020】2、 本発明に係るストッパ機構は坂道等
で大きな負荷が加わっていても簡単に解除可能なもので
ある。そのために本発明に係る手押車ではストッパ機構
の操作を足で行うことを可能としたのである。以下図面
を用いて詳述する。
【0021】図3、図4は本発明に係る手押車の後輪
(1b)付近の要部拡大正面図であり、図5は後輪(1
b)付近の要部拡大斜視図である(図5においては後輪
は省略してある)。門形のティッピングレバ−(14)
は後脚杆(8)あるいは連結後杆(11)あるいはその
両者とピン(17)を枢軸として揺動するように連結さ
れている。
【0022】図4はストッパ機構を作動させた状態を示
している。ティッピングレバ−(14)を上方向に引き
上げるとティッピングレバ−(14)と連杆(16)を
介して連結されているストッパ部材(15)も引き上げ
られる。ところが、ストッパ部材(15)はピン(1
8)によって後脚杆(8)あるいは連結後杆(11)あ
るいはその両者と揺動自在に連結されているのでティッ
ピングレバ−(14)による引き上げにより該ストッパ
部材は図3、図4でいえばピン(18)を枢軸として反
時計方向へ回転することになる。これによりストッパ部
材(15)の下部に設けられた突出部(19)が後輪
(1b)に設けられた凹部(4)にはまり込み、後輪
(1b)は回転を阻止され、手押車の停止状態が保持さ
れるのである。
【0023】他方ティッピングレバ−(14)を押し下
げるとストッパ部材(15)は図3でいえばピン(1
8)を枢軸として時計方向へ回転することになり、これ
により突出部(19)は凹部(4)からはずれ手押車の
停止状態が解除されるのである。 そして、ティッピン
グレバ−(14)は手押車の後部下方にあることから手
押車の押進者が該ティッピングレバ−(14)を足先で
押し下げることが可能となるので坂道等でストッパ機構
に大きな負荷が加わった状態であっても容易に手押車の
停止状態を解除できるのである。
【0024】3、 本発明に係る手押車のフレ−ム構造
は折り畳み可能なものである。そのために本発明に係る
手押車では以下のような手段を講じた。
【0025】(い) 前脚杆(9)と後脚杆(8)の下
部寄りを連結前杆(10)・連結後杆(11)で連結す
る。
【0026】(ろ) 該連結前杆(10)と連結後杆
(11)の突き合わせ端を屈曲自在に連結する。
【0027】(は) 連結前杆(10)と前脚杆(9)
とを揺動自在に連結すると共に連結後杆(11)と後脚
杆(8)を揺動自在に連結する。
【0028】(に) 連結後杆(11)上をスライドす
る円筒形のスライド部材(51)とハンドル杆(24)
を連杆(25)を介して連結する。
【0029】(ほ) ハンドル杆(24)と連杆(2
5)を揺動自在に連結すると共に連杆(25)とスライ
ド部材(51)を揺動自在に連結する。
【0030】(へ) 前脚杆(9)と座枠杆(28)の
中央部を揺動自在に連結する。
【0031】(と) 座枠杆(28)の端部とハンドル
杆(24)の中央部を連杆(29)で連結する。ここ
に、座枠杆(28)と連杆(29)は揺動自在に連結さ
れており、且つ、ハンドル杆(24)と連杆(29)も
揺動自在に連結されている。
【0032】(ち) 座枠杆(28)と後脚杆(8)の
上部を揺動自在に連結する。
【0033】(り) ひじ掛け杆(34)の後部とハン
ドル杆(24)を揺動自在に連結する。
【0034】(ぬ) ひじ掛け杆(34)の前部と後脚
杆(8)の上部を揺動自在に連結する。
【0035】(る) ハンドル杆(24)の下部寄りと
連杆(25)の間に折り畳みロック装置(37)を介在
させる。
【0036】本発明に係る手押車は以上のように構成さ
れているので折り畳むと、図2に示すように連結前杆
(10)と連結後杆(11)が山形に折れ曲がり、ま
た、前脚杆(9)と後脚杆(8)と座枠杆(28)とひ
じ掛け杆(34)は略垂直状に並列するためコンパクト
に折り畳むことが可能となるのである。
【0037】また、連杆(29)及びスライド部材(5
1)は手押車を折り畳むとき、あるいは組み立てるとき
の各部材間の折り畳み誤差、組み立て誤差を吸収する機
能を果たしている。
【0038】また、折り畳みロック装置(37)は手押
車を組み立てた状態でロックすること及び各部材間の折
り畳み誤差、組み立て誤差を吸収する機能を果たしてい
る。以下論じる。
【0039】図10aは折り畳みロック装置(37)の
正面図であり、図10bは同右側面図である。この折り
畳みロック装置(37)はハンドル杆(24)、後脚杆
(8)との間に介在させるものであり、該折り畳みロッ
ク装置(37)の上部にはL字形の長孔(41a)が、
下部にはI字形の長孔(41b)が、下縁には切り欠き
(40)がそれぞれ設けられている。長孔(41a)に
はハンドル杆(24)と連杆(25)を連結しているピ
ン(27)が緩挿されている。また、長孔(41b)に
はピン(42)が緩挿されておりハンドル杆(24)と
折り畳みロック装置(37)とは摺動可能に連結されて
いる。
【0040】図1は折り畳みロック装置(37)をロッ
クした状態を示している。すなわち、後脚杆(8)上の
ピン(43)に切り欠き(40)をはめ、且つ、長孔
(41a)の上端にピン(27)をはめ込んだ状態がロ
ック状態である。この状態では揺動可能な各杆が揺動す
ることができず、手押車を組み立てた状態が維持される
のである。
【0041】一方ロック状態を解除するには折り畳みロ
ック装置(37)のを上方へ引きあげる。そうするとピ
ン(27)がL字形の長孔(41a)の下部右端に滑っ
て入り、その結果ピン(43)に切り欠き(40)がは
めこまれた状態を左右片方づつ解除できのである。これ
により揺動不能な各杆が揺動可能状態となり、本発明に
係る手押車を折り畳むことが可能となるのである。
【0042】4、 本発明に係る手押車は被介助者を乗
せて運搬することを主たる目的とする。被介助者を本件
手押車に乗せた場合、背もたれ部(39)はハンドル杆
(24)によって支持されていることから被介助者が背
もたれ部(39)にもたれることによって生じる負荷は
ハンドル杆(24)にかかることになる。そこでハンド
ル杆(24)に係る負荷を軽減するためひじ掛け杆(3
4)を鍵形に形成し、鍵の部分をハンドル杆(24)の
側方に回り込ませ(図1、図2における38の部分)、
ひじ掛け杆(34)でハンドル杆(24)を支持するよ
う形成した。これによりハンドル杆(24)にかかる負
荷はひじ掛け杆(34)及び該ひじ掛け杆(34)と揺
動自在に連結されている後脚杆(8)で吸収されること
になり、ハンドル杆(24)に過大な負荷が加わること
を防止できるのである。
【0043】
【発明の実施の形態】以下好ましい発明の実施の形態に
つき図面を参照しながら述べる。
【0044】1、 フレ−ム構造 図11は本発明に係る手押車の斜視図である。該手押車
のフレ−ム構図は門形のハンドル杆(24)とハンドル
杆(24)の両側杆に連結された2本のひじ掛け杆(3
4)、両ひじ掛け杆(34)と後輪(1b)を結ぶ2本
の後脚杆(8)、後脚杆(8)と連結された略四角形の
座枠杆(28)、座枠杆(28)と前輪(1a)を結ぶ
2本の前脚杆(9)、各々の前脚杆(9)と後脚杆
(8)とを連結する各々2本の連結前杆(10)・連結
後杆(11)、ハンドル杆(24)の両側杆と後脚杆
(8)を結ぶ2本の連杆(25)とからなる。より詳し
くは以下のような構造を有する。
【0045】(い) 前脚杆(9)と後脚杆(8)とを
連結前杆(10)・連結後杆(11)で連結する。
【0046】(ろ) 該連結前杆(10)と連結後杆
(11)を連結部材(20)で連結する。ここに連結部
材(20)と連結前杆(10)はピン(21)で固定
し、一方連結部材(20)と連結後杆(11)はピン
(22)で屈曲自在に取り付ける。あるいは、連結前杆
(10)と連結後杆(11)を直接に屈曲自在に連結す
る。
【0047】(は) 連結前杆(10)と前脚杆(9)
とをピン(23)で揺動自在に連結すると共に連結後杆
(11)と後脚杆(8)をピン(17)で揺動自在に連
結する。
【0048】(に) 連結後杆(11)上をスライドす
るスライド部材(51)とハンドル杆(24)を連杆
(25)で連結する。
【0049】(ほ) 連杆(25)とスライド部材(5
1)をピン(26)で揺動自在に取り付けると共に、連
杆(25)とハンドル杆(24)をピン(27)で揺動
自在に取り付ける。
【0050】(へ) 前脚杆(9)と座枠杆(28)を
連結部材(30)で連結すると共に連結部材(30)と
前脚杆(9)をピン(31)で揺動自在に取り付ける。
あるいは座枠杆(28)と前脚杆(9)を直接揺動自在
に取り付ける。
【0051】(と) 座枠杆(28)とハンドル杆(2
4)を連杆(29)で連結する。ここに、座枠杆(2
8)と連杆(29)はピン(32)で揺動自在に連結
し、また、ハンドル杆(24)と連杆(29)はピン
(33)で揺動自在に連結されている。
【0052】(ち) 座枠杆(28)と後脚杆(8)を
ピン(35)で揺動自在に取り付ける。
【0053】(り) ひじ掛け杆(34)とハンドル杆
(24)をピン(36)揺動自在に連結する。
【0054】(ぬ) ひじ掛け杆(34)と後脚杆
(8)をピン(40)で揺動自在に連結すると共にひじ
掛け杆(34)を鍵形にして鍵の部分をハンドル杆(2
4)の側方に回りこませる。
【0055】また、折り畳みロック装置(37)は、ハ
ンドル杆(24)の両側杆と各連杆(25)との間に各
々1個づつ介在されている。該折り畳みロック装置(3
7)には長孔(41a)・(41b)が設けられてい
る。L字形の長孔(41a)にはハンドル杆(24)と
連杆(25)を連結しているピン(27)が緩挿されて
おり、また、I字形の長孔(41b)にはハンドル杆
(24)と折り畳みロック装置(37)を連結している
ピン(42)が緩挿されており、該折り畳みロック装置
(37)はハンドル杆(24)に対し上下に摺動できる
構造となっている。
【0056】また、本発明に係る手押車を折り畳むと連
杆(25)がピン(27)を枢軸として揺動するが、こ
の場合に連杆(25)の端部が折り畳みロック装置(3
7)の取っ手部(44)を外側に押し出すことができる
ように取っ手部(44)を図10bに示すように連杆
(25)側に肉厚に形成することが好ましい。取っ手部
(44)をかように形成しておけば手押車を折り畳んだ
状態では折り畳みロック装置(37)は外側に押し出さ
れており、手押車を組み立てた段階で簡単にロックする
ことが可能となり使い勝手に増すものとなる。
【0057】2、 ブレ−キ機構 図6bはブレ−キ機構の正面図であり、図6aは側面図
である。ブレ−キ杆(6)は門形であり、その両側杆に
はブレ−キシュ−(5)が、その中央部にはワイヤ−止
め部材(7)がそれぞれ接合されている。ブレ−キ杆
(6)は後脚杆(8)とピン(17)で揺動自在に連結
されており、一方ワイヤ−止め部材(7)はワイヤ−
(12)を介してハンドル杆(24)上方に設けられて
いるブレ−キ操作杆(13)と連結されている。これに
よりブレ−キ操作杆(13)の操作によりブレ−キ杆
(6)が揺動することとなり、その結果ブレ−キシュ−
(5)が後輪(1a)に設けられたドラム部(3)に接
し、後輪(1a)の回転を制動することになるのであ
る。
【0058】図7乃至図9は後輪(1a)を示すもので
ある。外輪部(2)は硬質ゴムからなり、ドラム部
(3)、凹部(4)は硬質プラスチックからなる。
【0059】3、 ストッパ機構 図5はストッパ機構、ブレ−キ機構等を示す要部拡大斜
視図である。ティッピングレバ−(14)は門形であ
り、ピン(17)により両連結後杆(11)あるいは両
後脚杆(8)あるいはその両者と揺動自在に連結されて
いる。ティッピングレバ−(14)とストッパ部材(1
5)は連結部材(16)を介して揺動自在に連結されて
おり、一方ストッパ部材(15)はピン(18)により
後脚杆(8)と揺動自在に連結されている。
【0060】ストッパ部材(15)の下部に設けられて
いる突出部(19)はストッパ部材(15)がピン(1
8)を枢軸として揺動した場合に後輪(1a)の凹部
(4)にはまり込む位置に設けられている。
【0061】ティッピングレバ−(14)はピン(1
7)を枢軸として揺動するものであるが地面に対して略
水平位置よりも下方に揺動しない構造を採ることが好ま
しい。何故なら、係る構造を採れば手押車前方に障害物
例えば道路と歩道の間の段差などがある場合に、ティッ
ピングレバ−(14)を足で踏んで前輪(1a)を持ち
上げ障害物を乗り越えることができるからである。
【0062】4、 その他 背もたれ部(39)はハンドル杆(24)に固着されて
いる。
【0063】図11に示すように座枠杆(28)に吊袋
(47)を吊れば荷物を積載することが可能となる。ま
た、この吊袋(47)の開閉軸(48)を背もたれ部
(39)の下方付近に設け、この開閉軸を中心として前
蓋(49)、後蓋(50)を開閉できるようにすること
が好ましい。かように形成すれば被介助者を手押車に乗
せた状態でも後蓋(50)を開閉することができ、一層
使い勝手がよいものとなる。
【0064】座枠杆(28)と前脚杆(9)を連結する
連結部材(30)に反射板(45)をはめ込めば交通の
安全性が高められる。
【0065】また、両前脚杆(9)にわたり足のせ台
(46)を起倒自在に取り付ければ被介助者にとってよ
り至便なものとなる。
【0066】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているの
で以下に述べるような効果を奏する。
【0067】 車輪の外輪部を摩耗することなく制動
可能なブレ−キ機構を提供することが可能となる。
【0068】 坂道等で大きな負荷が加わっていても
簡単に解除可能なストッパ機構を提供することが可能と
なる。
【0069】 大きな荷重、体重に耐え得るコンパク
トで、且つ、折り畳み可能な手押車を提供することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る手押車の正面図。
【図2】 本発明に係る手押車を折り畳んだ状態を示す
正面図。
【図3】 後輪付近を示す要部拡大正面図であって、ス
トッパ機構の作動を解除した状態を示しているもの。
【図4】 後輪付近を示す要部拡大正面図であって、ス
トッパ機構を作動させた状態を示しているもの。
【図5】 後輪付近のブレ−キ機構及びストッパ機構付
近を示す斜視図。
【図6】 a ブレ−キ機構の左側面図。 b 同正面図。
【図7】 後輪の正面図。
【図8】 同右側面図
【図9】 同背面図。
【図10】 a 折り畳みロック装置の正面図。 b 同右側面図。
【図11】 本発明に係る手押車を示す斜視図。
【符号の説明】
1a・・・前輪 1b・・・後輪 2・・・外
輪部 3・・・ドラム部 4・・・凹部 5・・・ブ
レ−キシュ− 6・・・ブレ−キ杆 7・・・ワイヤ−止め部材
8・・・後脚杆 9・・・前脚杆 10・・・連結前杆 11・
・・連結後杆 12・・・ワイヤ− 13・・・ブレ−キ操作杆 14・・・ティッピングレバ− 15・・・ストッ
パ部材 16、25、29・・・連杆 17、18、21、
22、23、26、27、31、32、33、35、3
6、42、43・・・ピン 19・・・突出部 20、30・・・連結部材
24・・・ハンドル杆 28・・・座枠杆 34・・・ひじ掛け杆 37・・・折り畳みロック装置 38・・・ひじ掛
け杆の鍵形 39・・・背もたれ部 40・・・切り欠き 41a、41b・・・長孔 44・・・取っ手部
45・・・反射板 46・・・足のせ台 47・・・吊袋 48・
・・開閉軸 49・・・前蓋 50・・・後蓋 51・・・
スライド部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後輪(1a)を支承する2本の後脚杆
    (8)とワイヤ−等によって揺動するように取り付けら
    れたブレ−キ杆(6)にブレ−キシュ−(5)を設けた
    こと 該ブレ−キ杆(6)の揺動に伴って揺動するブレ−
    キシュ−(5)が後輪(1b)に設けられたドラム部
    (3)に接することで後輪(1b)の回転を制御するよ
    うにしたことを特徴とするブレ−キ機構を有する手押
    車。
  2. 【請求項2】 後脚杆(8)あるいは連結後杆(1
    1)あるいはその両者と揺動可能に取り付けられたティ
    ッピングレバ−(14)を設けたこと ティッピングレバ−(14)と連結され該ティッピ
    ングレバ−(14)の揺動に伴って揺動するストッパ部
    材(15)を設けたこと 該ストッパ部材(15)の揺動によってストッパ部
    材(15)に設けられた突出部(19)が後輪(1b)
    に設けられた凹部(4)に嵌合することで後輪(1b)
    を制動することを特徴とするストッパ機構を有する手押
    車。
  3. 【請求項3】 後輪(1b)を支承する2本の後脚杆
    (8)と座枠杆(28)を揺動自在に連結したこと 該座枠杆(28)と前輪(1a)を支承する2本の
    前脚杆(9)を揺動自在に連結したこと 前脚杆(9)と連結前杆(10)を揺動自在に連結
    すると共に、該連結前杆(10)と連結後杆(11)を
    屈曲自在に連結し、更に該連結後杆(11)と後脚杆
    (8)を揺動自在に連結したこと 連結後杆(11)上をスライドする円筒形のスライ
    ド部材(51)とハンドル杆(24)を連杆(25)を
    介して連結し、折り畳み誤差・組み立て誤差を吸収する
    ようにする。 ハンドル杆(24)と連杆(25)を揺動自在に連
    結すると共に連杆(25)とスライド部材(51)を揺
    動自在に連結する。 ハンドル杆(24)と摺動可能に連結されることで
    折り畳み誤差・組み立て誤差を吸収すると共にその下部
    に設けられた切り欠き(40)を後脚杆(8)上にピン
    等で設けられた被係止部に係止することで組立状態を維
    持する折り畳みロック装置(37)を設けたこと 座枠杆(28)・ハンドル杆(24)それぞれと揺
    動自在に連結され、組み立て誤差・折り畳み誤差を吸収
    する働きをなす連結部材(29)を設けたこと 一方端で後脚杆(8)と揺動自在に連結され他方端
    でハンドル杆(24)と連結されているひじ掛け杆(3
    4)を設けたことを特徴とする折り畳み可能なフレ−ム
    構造を有する手押車。
  4. 【請求項4】請求項3記載の手押車において被介助者が
    背もたれ部(39)にもたれた際のハンドル杆(24)
    に係る負荷を軽減させるため、ひじ掛け杆(34)を鍵
    形(38)とし鍵の部分をハンドル杆(24)の側方に
    回り込ませることを特徴とする手押車。
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