JP3844450B2 - 運搬台車 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運搬台車に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、駅構内のプラットホームあるいは路上などで荷物の運搬に使用される運搬台車は、操作者が離れた場合に、直ちにブレーキがかかって、不用意に移動してしまわないことが好ましい。
このような運搬台車のブレーキとして、例えば、特開平9−123917号公報に開示されたものがある。
【0003】
このブレーキ装置は、図6に示したようなブレーキ基体1が、荷物が載置されるデッキ板の後方部に、一体的に取り付けられるもので、ブレーキ解除ペダル6を、例えば一回踏み込むことによりブレーキが解除され、再度踏み込むことにより、ブレーキが作動されるものである。
一方、特開2001−253328号公報に開示されているように、足による操作ではなく、手で操作するブレーキレバーがハンドルに設けられたものもある。このブレーキ装置は、手押しするためのハンドルに設けられたブレーキレバーを軽く手で握ることにより、車輪側のメカニカルブレーキを機能させるもので、ブレーキレバーとメカニカルブレーキとの間は、例えば、金属棒などからなる連結手段を介して連結されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開平9−123917号公報に開示されたブレーキ装置は、台車から作業者が離れる場合に、ペダルを踏み込むことを忘れてしまうと、その台車は移動してしまうという不都合が生じてしまう。また、このブレーキ装置は、大型で重量増であり、コスト高になるとともに、デッキ板の後方部下方に膨らむため、仮に階段などで台車を無理に引っ張りあげようとすると、階段の段差によりブレーキ装置に衝突して、ブレーキ装置自体をあるいは被接触部分を破損させてしまうという問題があった。また、作業者が手で押して移動している最中には、足のつま先にぶつかってしまうという問題もある。
【0005】
さらに、特開2001−253328号公報に開示されたブレーキ装置では、ブレーキレバーからブレーキ装置に至るまでの連結手段が、ハンドルの側方に沿って外部に露出するため、美観を損ねてしまうとともに、機構が複雑であるため、コスト高になるという問題があった。
本発明は、上記実状に鑑み、操作者が台車から離れた場合に、常にブレーキがかかる常時非走行型の運搬台車であって、簡単な機構であり、かつ軽量で、コスト的にも安価に製造でき、作業性が良好であるとともに、壊れ難く、美観的にも良好な運搬台車を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る運搬台車は、
裏面側にキャスター14が取り付けられることにより、走行可能にされた略平板状のデッキ板12と、
前記デッキ板12の一端部から立設された操作用ハンドル13と、
前記キャスター14の回転力を阻止するブレーキ装置15と、を備えた運搬台車10であって、
前記ブレーキ装置15は、前記キャスター14を取り付けたヨーク内に配置された当板16と、
前記当板16を常時キャスター14側へ押圧する圧縮スプリング22と、
前記操作用ハンドル13に取り付けられたレバー17と、
前記レバー17に加えられた外力を前記当板16に伝達するワイヤー18と、から構成され、
前記当板16は、断面略H字状で前記キャスター14と当接する部分が円弧状の凹部16dとなるように湾曲して形成されているとともに、前記キャスター16の下面に対して前後方向に傾動可能に設置されており、
前記ワイヤー18は、前記操作用ハンドル13の空洞部内に挿通されて、前記デッキ板12の下方部に導かれるとともに、
前記圧縮スプリング22は、
前記レバー17を介して前記ワイヤー18に力が加えられることにより、前記当板16が前記キャスター14から離反される一方、前記レバー17から力が解除されることにより、前記当板16が前記圧縮スプリング22の付勢力により、前記キャスター14に圧接されるようにしたことを特徴としている。
【0007】
係る構成による本発明によれば、キャスター14のヨーク内を利用してブレーキ装置15を構成しているので、これまでのデッドスペースを有効に利用することができる。また、作業者がレバー17から手を離せば、必ず、ブレーキ装置15の制動力を発揮させることができる
【0008】
このような構成であれば、キャスター14の周面に必ず当板16が圧接されるので、制動力が緩慢になるようなことはない
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明する。
図1および図2は発明の一実施例による運搬台車を示したものである。
この運搬台車10は、荷物が載置される略平板状のデッキ板12の一端部に、中空パイプからなるコ字状の操作用のハンドル13が立設されている。このハンドル13は、デッキ板12に対して折畳み自在であり、非使用時には、図3に示したように、折畳んでコンパクトに収めることが可能である。
【0010】
このような運搬台車1では、キャスター14にブレーキ装置15が具備されている。
このブレーキ装置15は、いわゆる常時非走行型のブレーキ装置であり、走行時には、ブレーキを解除して走行可能とされるものである。
すなわち、このブレーキ装置15は、図1に示したように、中空パイプから形成されたコ字状の操作用ハンドル13の握り部に取り付けられたレバー17と、図4および図5に示したように、キャスター14の上部に圧接離自在に配置された当板16と、このレバー17と当板16との間に介在され、レバー17に加えられた外力をキャスター14,14に伝達するワイヤー18,18とからなり、これらのワイヤー18は、操作用ハンドル13を構成するパイプの中にそれぞれ挿通されている。そして、ワイヤー18,18は、レバー17に連結されることにより、同時に操作されるように構成されている。
【0011】
操作用ハンドル13のパイプの中に通されたワイヤー18は、側方に開口した小孔19から取り出され、部分的に外部に露出された状態で、再びデッキ板12の小孔20内に挿入され、キャスター14の上部に案内されている。
一方、キャスター14のヨーク内には、図5に示したような当板16が収容され、この当板16にワイヤー18の一端が取り付けられている。
【0012】
当板16は、図5に示したように、前後方向に斜めに広がる脚部16a,16bを有しており、これらの脚部を結ぶ基板16cの孔16eに、ワイヤー18が取り付けられている。さらに、脚部16a,16bには、その幅方向略中央に、円弧状の凹部16dが形成されている。これらの凹部16dは、キャスター14の外周面を捕捉する形状であり、この凹部16dによりキャスター14の外周面を、より密着させて摺接させることができる。
【0013】
このように形成された当板16とデッキ板12の下面との間には、スプリング22が圧縮状態で介装されている。したがって、このブレーキ装置15では、通常の状態では、圧縮スプリング22の付勢力により当板16がキャスター14の周面に常時押し付けられている。そして、ワイヤー18がレバー17からの操作により、上方に引き上げられた場合に、圧縮スプリング22がさらに圧縮され、これに伴って当板16がキャスター14の外周面から離反される。これにより、キャスター14に常時作用しているブレーキが解除され、台車10を自由に移動させることができる。
【0014】
一方、レバー17から作業者が手を離すと、ワイヤー18の緊張状態が解除されて、圧縮スプリング22が元の状態に復帰されるので、その付勢力により、当板16がキャスター14の周面に密に係合される。これにより、キャスター14が再び回転不能になる。よって,キャスター14は回転することができずに、台車10の移動が規制される。
【0015】
なお、このように、レバー17から手が離された状態では、いくら台車10を移動させようとしても、キャスター14が回動しようとすると、当板16がキャスター14の回転方向、すなわち前後方向に倒されるので、キャスター14の周面に食い込むようになり、回転を防止することができる。よって、キャスター14の回転による運搬台車10の移動を確実に防止することができる。
【0016】
このように構成される運搬台車では、ブレーキ構造がシンプルで外部に突出した部分もないため、トラックへの台車の積み下ろし作業を容易に、かつ安心して行なうことができる。したがって、このような作業を行なう場合に、周りに気を使うという心理的負担が軽減されるので、作業性が向上し、怪我などから作業者を守ることができる。また、ワイヤーの略全長がハンドル内に収められているので、台車の走行中、あるいは載置物の積み下ろしの際に、ワイヤーが引っ掛かって破損したり、邪魔になったりすることがなく、作業性が向上する。ハンドルを折畳んだり、立てる場合にも邪魔になることはない。
【0017】
以上、本発明の一実施例について説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されない。
例えば、上記実施例では、ワイヤー18はハンドル13より後方側に回され、その位置から、再びデッキ板12の内方に導かれているが、ワイヤー18の案内経路は限定されず、例えば、ハンドル13より前方側を挿通させても良い。さらに、上記実施例では、ハンドル13が折畳み自在であるが、勿論、折畳み不能の運搬台車にも適用可能である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る運搬台車によれば、当板が圧縮スプリングの付勢力により、常時キャスター側に押圧されているので、常時非走行型のブレーキ装置を提供することができ、しかも、作業者がレバーから手を離せば、必ずブレーキが作動するため、作業者が台車から離れた場合であっても、台車が移動してしまうことがない。したがって、駅のプラットホームあるいは路上などで有効に用いることができる。
【0019】
また、当板および圧縮スプリングがキャスター上部のヨーク内に収容されているので、これまでのデッドスペースであった部分を有効に利用することができ、美観的にも良好である。
さらに、当板は、前記キャスターの前後方向に傾動可能であるので、キャスターに回転力がかかった場合にも、当板をキャスターの周面に食い込まれることができ、制動力を良好にすることができる。
【0020】
また、ハンドルを折畳んだ状態で、トラックに台車を積載することがあるが、本発明に係る運搬台車は、ブレーキ構造がシンプルであるため、トラックへの台車の積み下ろし作業の際に怪我をすることがなく、安心して作業することができる。
さらに、本発明に係る運搬台車では、ワイヤーの略全長が外面に露出せず、ハンドル内に収めらているため、走行中や台車への積み下ろしの際に、ワイヤーが引っ掛かって破損したり、邪魔になることが無く、作業性が良好になる。また、ハンドルを立てたり折畳んだりする際の作業性に支障がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例により構成される台車の斜視図である。
【図2】図2は、図1に示した台車の側面図である。
【図3】図3は、図1に示した台車を二つ折りに畳んだときの側面図である。
【図4】図4は、図2の要部を拡大して示す部分断面図である。
【図5】図5は、図4に示した当板の拡大斜視図である。
【図6】図6は、特開平9−123917号公報に開示されている従来の台車のブレーキ装置の斜視図である。
10 運搬台車
12 デッキ板
13 操作用ハンドル
14 キャスター
15 ブレーキ装置
16 当板
16a,16b 脚部
16d 円弧状の凹部
17 レバー
18 ワイヤー
22 圧縮スプリング

Claims (1)

  1. 裏面側にキャスター(14)が取り付けられることにより、走行可能にされた略平板状のデッキ板(12)と、
    前記デッキ板(12)の一端部から立設された操作用ハンドル(13)と、
    前記キャスター(14)の回転力を阻止するブレーキ装置(15)と、を備えた運搬台車(10)であって、
    前記ブレーキ装置(15)は、前記キャスター(14)を取り付けたヨーク内に配置された当板(16)と、
    前記当板(16)を常時キャスター(14)側へ押圧する圧縮スプリング(22)と、
    前記操作用ハンドル(13)に取り付けられたレバー(17)と、
    前記レバー(17)に加えられた外力を前記当板(16)に伝達するワイヤー(18)と、から構成され、
    前記当板(16)は、断面略H字状で前記キャスター(14)と当接する部分が円弧状の凹部(16d)となるように湾曲して形成されているとともに、前記キャスター(16)の下面に対して前後方向に傾動可能に設置されており、
    前記ワイヤー(18)は、前記操作用ハンドル(13)の空洞部内に挿通されて、前記デッキ板(12)の下方部に導かれるとともに、
    前記圧縮スプリング(22)は、
    前記レバー(17)を介して前記ワイヤー(18)に力が加えられることにより、前記当板(16)が前記キャスター(14)から離反される一方、前記レバー(17)から力が解除されることにより、前記当板(16)が前記圧縮スプリング(22)の付勢力により、前記キャスター(14)に圧接されるようにしたことを特徴とする運搬台車(10)。
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