JPH09201152A - リール用ハンドル - Google Patents
リール用ハンドルInfo
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- JPH09201152A JPH09201152A JP992496A JP992496A JPH09201152A JP H09201152 A JPH09201152 A JP H09201152A JP 992496 A JP992496 A JP 992496A JP 992496 A JP992496 A JP 992496A JP H09201152 A JPH09201152 A JP H09201152A
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- reel
- reinforcing ring
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- fitted
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Abstract
触を維持してハンドル把手の木目方向の強度を向上させ
る 【解決手段】 リール用ハンドル19は、片軸受リール
を回転操作するためのハンドルであって、把手軸41
と、ハンドル把手43と、補強リング44とを備えてい
る。ハンドル把手43は、把手軸41に転がり軸受42
を介して回転自在に支持され、木を素材として用いた樹
脂含浸木材をその木目を軸方向に沿って配置した筒状の
把手である。補強リング44は、ハンドル把手43の先
端外周から先端面を覆うように圧入等により嵌め込まれ
ている。
Description
に、釣り用リールを回転操作するためのリール用ハンド
ルに関する。
いこと等から、フライリール(片軸受リール)や小型両
軸受リールのハンドルとして、合成樹脂や金属に代えて
表面を塗装した天然木材や樹脂を含浸させた加工木材等
を用いた木製のハンドル把手を有するものがよく使用さ
れる。特に、樹脂を含浸させ積層させて圧縮することに
よって形成される加工木材は、積層面が木目そっくりに
形成され見た目が一般木材と変わらないものでありなが
ら、一般木材より強度が高く吸水変形もし難いため、ハ
ンドル把手の素材としては好ましい。この種の木製のハ
ンドル把手は、通常、木目をハンドル把手を支持する把
手軸の軸方向に沿って配置している。
ドル把手は、通常の合成樹脂製のものや金属製のものに
比べて、天然木製ではもちろん、加工木材製であっても
木目方向に繊維が配向しているため、この方向への剪断
に対しては強度が低いという問題がある。したがって、
何かの物に当たって衝撃を受けたとき、木目に沿ってハ
ンドル把手が割れることがある。特に、ハンドル把手の
回転を軽くするために転がり軸受等の軸受を介装した場
合には、軸受の厚み分ハンドル把手の肉厚が薄くならざ
るをえず、木目方向の強度がより低くなり、この木目に
沿って割れるという現象が一層生じやすい。
ンドルにおいて、外観や感触を維持してハンドル把手の
木目方向の強度を向上させることにある。
ンドルは、釣り用リールを回転操作するためのハンドル
であって、把手軸と、ハンドル把手と、補強リングとを
備えている。ハンドル把手は、把手軸に回転自在に支持
され少なくとも木を素材として用いた筒状の把手であ
る。補強リングは、ハンドル把手の少なくとも外周面の
一部を覆うように嵌め込まれたものである。
とも一部を覆うように補強リングが嵌め込まれているの
で、ハンドル把手に衝撃が加わっても木目に沿って割れ
にくくなる。発明2に係るリール用ハンドルは、発明1
に記載のハンドルにおいて、前記ハンドル把手は、木の
木目を前記把手軸の軸方向に沿って配置してある。この
場合には、木目を軸方向と交差させる場合に比べて把手
全体の強度が高くなる。
または2に記載のハンドルにおいて、前記把手軸とハン
ドル把手との間に配置された軸受をさらに備えている。
ここでは、軸受を設けたので、ハンドル把手を掴んだま
までのハンドル操作が容易になる。発明4に係るリール
用ハンドルは、発明1から3のいずれかに記載のハンド
ルにおいて、前記補強リングは金属製であるので、衝撃
が加わっても傷つきにくくなる。
から4のいずれかに記載のハンドルにおいて、前記補強
リングは、ハンドル把手の外径と面一となるように嵌め
込まれているので、ハンドル把手外周面との段差がなく
なり、握った時に指に対して違和感が少なくなる。発明
6に係るリール用ハンドルは、発明1から5のいずれか
に記載のハンドルにおいて、前記補強リングは、ハンド
ル把手の端面をも覆うように嵌め込まれているので、落
下時等に端部に物が当たっても傷つきにくくなりかつ割
れにくくなる。
から6のいずれかに記載のハンドルにおいて、前記補強
リングは、外周面に間隔を隔てて複数箇所嵌め込まれて
いるので、木目方向の強度がより向上する。発明8に係
るリール用ハンドルは、発明1から7のいずれかに記載
のハンドルにおいて、前記ハンドル把手の内周面に嵌め
込まれた金属又は合成樹脂製のカラーをさらに備えてい
るので、比較的寸法精度を維持にしにくい木製のハンド
ル把手を用いてもカラー部分で全体の寸法精度を高く維
持でき、ハンドル把手のガタツキを抑制できる。
用した片軸受リールを示している。片軸受リールは、リ
ール本体1と、リール本体1に片持ち支持されたスプー
ル軸2と、スプール軸2に対して相対回転自在に配置さ
れ外周に釣り糸が巻かれるスプール3とを備えている。
(図1左側)に円盤状の側板10を有し、他方側は開放
されている。側板10の外周には、軸方向に延びる複数
の保護部11が円周方向に所定の間隔で形成されてい
る。保護部11には、この片軸受リールを釣り竿に取り
付けるための取付部12が設けられている。スプール軸
2は、その一端がリール本体1の側板10の中心部にね
じ込み固定されている。
状の胴部15と、胴部15の一端部に形成された円盤状
の内フランジ16と、胴部15の他端部にリール本体1
の開放部を覆うように形成された外フランジ17とを有
している。内フランジ16はリール本体1の側板10と
対向するように形成されている。空間3aのうちスプー
ル軸2の先端側は端面部18で塞がれている。端面部1
8は胴部15および内外フランジ16、17と一体形成
されている。端面部18の外面は、中心部分がわずかに
外側に膨出し、中心から外周に向かって緩やかに傾斜し
て平坦な外フランジ17の外面へと連続的につながって
いる。外フランジ17の外面で外周近くにはハンドル1
9が取り付けられている。
ル3をスプール軸2に対して回転自在に支持する1対の
転がり軸受21、22と、スプール3の釣り糸繰り出し
方向の回転を制動する回転制動機構23と、スプール3
のスプール軸2からの抜け出しを防止するための係脱機
構24と、制動時にその旨を報知するクリック音を発す
る発音機構25とが設けられている。
と、一方向クラッチ31と、ブレーキプレート32と、
ブレーキプレート32をホルダ30に押圧するための押
圧機構26とを有している。ホルダ30は、スプール3
に対して相対回転自在に装着されており、内部に一方向
クラッチ31を収納している。また、ホルダ30には、
発音機構25を構成するばね部材34が支持されてい
る。一方向クラッチ31は、ホルダ30とスプール軸2
との間に配置されており、ホルダ30がスプール軸2に
対して釣り糸巻き上げ方向に相対回転するのは許容する
が、ホルダ30がスプール軸2に対して釣り糸繰り出し
方向に相対回転するのは禁止する。ブレーキプレート3
2は、ホルダ30の図1左端面と押圧機構26との間に
配置されている。
に拡大して示すように、外フランジ17の外周面近くに
取付ネジ40により固定された把手軸41と、把手軸4
1の外周に転がり軸受42を介して回転自在に支持され
たハンドル把手43と、ハンドル把手43に、その外周
面から先端部を覆うように嵌め込まれた補強リング44
とを有している。
ネジ孔50が形成されている。この雌ネジ孔50の基端
部に取付ネジ40がねじ込まれている。把手軸41の先
端外周部には転がり軸受42が配置されており、雌ネジ
孔50の先端部にはハンドル把手43を固定するための
取付ネジ45がねじ込まれている。取付ネジ45の先端
面には工具係止用の係止溝46が形成されている。
合成樹脂を含浸させた木材を積層圧縮して得られた素材
を略円筒状に加工して得られた部材である。その外周面
は、握ったときの感触を向上させるために中央部を僅か
に小径にしてある。また、ハンドル把手43の基端面に
は後述するワッシャ55との摩擦面を小さくするために
座繰り部47が形成されている。ハンドル把手43の内
部の貫通孔52は先端に大径部53を有している。大径
部53の開口端部において、取付ネジ45の先端には大
径部53よりわずかに小径の金属または樹脂製のキャッ
プ54が接着又は嵌め込みにより固定されている。キャ
ップ54は補強リング44の端面と面一となっており、
このリールの型番等を記載した銘板となっている。この
キャップ54を設けることで、貫通孔52への塵等の進
入を防止しかつ美観及び感触の向上を図っている。ま
た、ハンドル把手43の基端側と外フランジ17との間
にはワッシャ55が配置されている。
ム,ステンレス,チタン等の錆びにくい金属をたとえば
切削加工して製造された部材であり、ハンドル把手43
の先端部外周に圧入または接着により嵌め込まれてい
る。補強リング44は、外周面がハンドル把手43と面
一となるように形成されている。補強リング44の端部
内径は、貫通孔52の大径部53の内径と同一寸法であ
る。なお、他のものと当たったときに金属同士が当たる
ように、補強リング44の内径を大径部53の内径より
小さくしてもよい。
43の外径と面一となるように嵌め込まれているので、
ハンドル把手43外周面と補強リング44との段差がな
くなり、握った時に指に対して違和感が少なくなる。ま
た、手が滑ってリールを落下させたりして河原の石等に
当たってハンドル把手43に衝撃が加わった場合でも、
このリールには、ハンドル把手43の外周に補強リング
44が嵌め込まれているので、ハンドル把手43が木目
に沿って割れにくい。さらに、補強リング44が金属製
であるため、補強リング44にものが当たっても傷つき
にくい。また、補強リング44が、ハンドル把手43の
端面をも覆うように嵌め込まれているので、落下時等に
端部に物が当たっても傷つきにくくなりかつ割れにくく
なる。
フランジ17に以下の手順で取り付けられる。まず、把
手軸41に転がり軸受42を嵌め、取付ネジ45で固定
する。次に、その取付ネジ45の先端部で係止溝46が
形成された側にキャップ45を接着し、この状態の把手
軸41を補強リング44を嵌め込んだハンドル把手43
とワッシャ55とに挿通して外フランジ17に取付ネジ
40により取り付ける。
る。図示していないが、スプール3の胴部15の外周に
は釣り糸が巻かれる。釣り糸を巻き取る際には、ハンド
ル把手43を握ってスプール3を回転させる。このと
き、ハンドル19に転がり軸受42を設けたので、ハン
ドル把手43を掴んだままでのハンドル操作が容易にな
る。
スプール軸2に対して相対回転する。このとき、一方向
クラッチ31はホルダ30のスプール軸2に対する巻取
り方向の回転は許容するので、回転制動機構23、発音
機構25等のスプール3の内部空間3aに収納された部
品はスプール3とともに回転する。したがって、回転が
制動されることなく、また発音することなくスプール3
はスムーズに回転する。
スプール3は前記とは逆方向に回転する。このとき、ス
プール3とホルダ30とは、ブレーキプレート32を介
して互いに圧接されているので、ホルダ30はスプール
3と同方向に回転しようとする。しかし、一方向クラッ
チ31によってホルダ30の繰り出し方向の回転は禁止
されている。そのため、コイルばね(図示せず)の付勢
力により設定された制動力がスプール3の回転力に作用
し、スプール3は所定のブレーキが作用した状態とな
る。このため、スプール3が必要以上に回転して釣り糸
が過剰に引き出されるのを防止でき、糸からみを避ける
ことができる。また、このとき、ホルダ30は回転が禁
止され、スプール3は回転するので、ホルダ30内に支
持されたバネ部材34に対して胴部15が相対回転し、
発音機構25は、スプール3の回転に伴ってクリック音
を発生する。
把手43aを、木製の把手本体56と、把手本体56の
内周側に圧入された金属又は合成樹脂製の鍔付のカラー
57とから構成してもよい。把手本体55の先端側には
外周面から端面にかけて補強リング44が嵌め込まれて
いる。この実施形態では、金属又は合成樹脂製のカラー
57が把手本体56の内周面に嵌め込まれてきるので、
比較的寸法精度を維持にしにくい木製のハンドル把手を
用いてもカラー部分で全体の寸法精度を高く維持でき、
ハンドル把手43aのガタツキを抑制できる。 (b) 図4に示すように、ハンドル19bのハンドル
把手43の基端部外周面等の先端部以外に別の補強リン
グ44aを嵌め込んでもよい。また、取付ネジ45aに
はキャップは嵌め込まれておらず、先端に大径部53を
塞ぐ鍔部58が形成され、鍔部58とネジ部分との間に
平行に面取りされた工具係止用の係止面59が形成され
ている。この係止面を利用して取付ネジ45aを把手軸
41にねじ込むことができる。
取り付け手順は、実施形態1と同様であり、把手軸41
に転がり軸受42を嵌め、取付ネジ45aで固定する。
この固定の際には取付ネジ45aの係止面9にスパナ等
の工具を係止して取付ネジ45aを把手軸41にねじ込
む。次に、この状態の把手軸41を補強リング44を嵌
め込んだハンドル把手43とワッシャ55とに挿通して
外フランジ17に取付ネジ40により取り付ける。
が外周面に間隔を隔てて嵌め込まれているので、木目方
向の強度がより向上する。また、取付ネジ45の先端に
工具係止用の溝等を形成する必要がないので、ハンドル
19aの先端を滑らかな面にすることができ、先端の美
観が向上する。 (c) 図5に示すように、ハンドル19cのハンドル
把手43bを軸受を介さずに直接把手軸41aに装着す
るようにしてもよい。また、先端側の補強リング44b
は、先端面を覆わず外周面のみ覆うようにしてもよい。
この場合、ハンドル把手43bは、把手軸41aに多少
の隙間がある状態で嵌め込まれている。また、大径部5
3は、取付ネジ45aとの間にも多少の隙間があるよう
に形成されている。
で、その分だけ部品コストが低減する。 (d) このハンドルを片軸軸受リールに代えて、両軸
受リールやスピニングリールに用いることもできる。
ンドル把手の外周面の少なくとも一部を覆うように補強
リングが嵌め込まれているので、ハンドル把手に衝撃が
加わっても木目に沿って割れにくくなる。
の縦断面図。
Claims (8)
- 【請求項1】釣り用リールを回転操作するためのリール
用ハンドルであって、 把手軸と、 前記把手軸に回転自在に支持され少なくとも木を素材と
して用いた筒状のハンドル把手と、 前記ハンドル把手の少なくとも外周面の一部を覆うよう
に嵌め込まれた補強リングと、を備えたリール用ハンド
ル。 - 【請求項2】前記ハンドル把手は、木の木目を前記把手
軸の軸方向に沿って配置してある、請求項1に記載のリ
ール用ハンドル。 - 【請求項3】前記把手軸とハンドル把手との間に配置さ
れた軸受をさらに備えた、請求項1又は2に記載のリー
ル用ハンドル。 - 【請求項4】前記補強リングは金属製である、請求項1
かさ3のいずれかに記載のリール用ハンドル。 - 【請求項5】前記補強リングは、前記ハンドル把手の外
径と面一となるように嵌め込まれている、請求項1から
4のいずれかに記載のリール用ハンドル。 - 【請求項6】前記補強リングは、ハンドル把手の端面を
も覆うように嵌め込まれている、請求項1から5のいず
れかに記載のリール用ハンドル。 - 【請求項7】前記補強リングは、前記外周面に間隔を隔
てて複数箇所嵌め込まれている、請求項1から6のいず
れかに記載のリール用ハンドル。 - 【請求項8】前記ハンドル把手の内周面に嵌め込まれた
金属又は合成樹脂製のカラーをさらに備えた、請求項1
から7のいずれかに記載のリール用ハンドル。
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-
1996
- 1996-01-24 JP JP00992496A patent/JP3593407B2/ja not_active Expired - Fee Related
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