JPH09199471A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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JPH09199471A
JPH09199471A JP2848996A JP2848996A JPH09199471A JP H09199471 A JPH09199471 A JP H09199471A JP 2848996 A JP2848996 A JP 2848996A JP 2848996 A JP2848996 A JP 2848996A JP H09199471 A JPH09199471 A JP H09199471A
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JP
Japan
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substrate
back surface
spin chuck
cleaning
nitrogen gas
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JP2848996A
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English (en)
Inventor
Yasumasa Shima
泰正 志摩
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でありながら基板の裏面を十分に
洗浄することのできる基板処理装置および基板処理方法
を提供することを目的とする。 【解決手段】 基板処理装置における基板乾燥部3は、
基板Wを支持するスピンチャック13と、中空の回転軸
27を有しスピンチャック13を回転駆動するモータ2
6とを備える。回転軸27の中空部内には、内管28a
と外管28bより成る二重管28が回転軸27を貫通す
るように配設されている。純水の供給源51より供給さ
れる純水は、制御部60の制御を受けて駆動するポンプ
50の作用により、内管28aを通り、スピンチャック
13の開口部24を介して基板Wの裏面に噴出される。
また、窒素ガスの供給源53より供給される窒素ガス
は、制御部60の制御を受けて開閉する電磁弁52の作
用により、外管28bを通り、スピンチャック13の開
口部24を介して基板Wの裏面に噴出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、基板の裏面に洗
浄液を供給することにより、基板の裏面を洗浄する基板
処理装置および基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハや液晶表示パネル用ガラス
基板等の基板を乾燥する装置の一つとして、スピンドラ
イヤと呼称される回転式基板乾燥装置が使用されてい
る。この回転式基板乾燥装置は、基板をその表面が水平
となる姿勢で支持する支持手段を鉛直方向の軸芯周りで
高速に回転させることにより、回転に伴う遠心力と回転
により基板に沿って発生する風の流れとによって基板に
付着した液滴を除去して基板を乾燥している。
【0003】また、基板の表面に洗浄用ブラシを摺接さ
せて基板表面を洗浄する基板洗浄装置においても、洗浄
用ブラシによる基板表面の洗浄後に基板を高速に回転さ
せることにより、基板に付着した液滴を除去して基板を
乾燥している。
【0004】このとき、基板の裏面は、例えば搬送工程
において搬送装置に接触すること等によりパーティクル
が付着しやすい。また、基板の表面に付着した洗浄液の
一部が基板の裏面に回り込むこともある。このため、上
述した回転式基板乾燥装置や基板洗浄装置等の基板処理
装置においては、基板の裏面に純水等の洗浄液を供給す
る洗浄液手段を配設し、基板を乾燥する前に、回転する
基板の裏面における回転中心に洗浄液を吐出することに
より基板の裏面を洗浄する構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような基板処理装
置においては、基板の裏面に吐出される洗浄液の供給圧
のみによって基板の裏面を洗浄する構成であるため、基
板の裏面を十分には洗浄し得ないという問題点がある。
このため、基板の表面と同様に、洗浄用ブラシにより基
板の裏面を洗浄することも考えられるが、基板の裏面は
支持手段により支持されているため、これを洗浄用ブラ
シで洗浄するためには基板を他の支持手段に移し替える
ことが必要となり、処理に要する時間が長くなるばかり
でなく、そのための構成も複雑となる。
【0006】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、簡易な構成でありながら基板の裏面を
十分に洗浄することのできる基板処理装置および基板処
理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、回転する基板の裏面に洗浄液を供給することにより
基板の裏面を洗浄する基板処理装置において、基板をそ
の表面が水平となる姿勢で支持する支持手段と、前記支
持手段を鉛直方向の軸芯周りで回転させる駆動手段と、
洗浄液供給手段に接続され、前記支持手段により支持さ
れた基板の裏面に洗浄液を供給するための洗浄液供給管
と、気体供給手段に接続され、前記支持手段により支持
された基板の裏面に気体を供給するための気体供給管
と、前記洗浄液供給手段および気体供給手段を制御する
ことにより、前記支持手段により支持されて回転する基
板の裏面に洗浄液と気体とを同時に供給する制御手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、基板を低速回転
させながら、前記基板の裏面に洗浄液と気体とを同時に
供給することにより、前記基板の裏面を洗浄する洗浄工
程と、前記洗浄工程の後に、前記基板を高速回転させる
ことにより、前記基板を乾燥する乾燥工程とを備えたこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいてこの発明の
実施の形態を説明する。図1は、この発明に係る基板処
理装置の平面図である。
【0010】この基板処理装置は、角形の液晶表示パネ
ル用ガラス基板Wに対して処理を行うものであり、基板
搬入部2と、基板乾燥部3と、基板搬出部4と、基板搬
送部5とを備える。
【0011】基板搬入部2は、前段の処理液を使用した
処理工程より、純水等の処理液が付着した状態の基板W
を基板乾燥部3に搬入するためのものであり、互いに同
期して回転することにより基板Wを搬送する複数の搬送
ローラ12を備える。
【0012】基板乾燥部3は、後述するように、基板W
を高速で回転させることにより基板Wを乾燥するもので
あり、基板Wを保持して回転するスピンチャック13
と、基板Wの表面に乾燥促進用のガスを供給するための
乾燥用ガス供給機構14と、処理液の飛散防止用カップ
15とを備える。
【0013】基板搬出部4は、基板乾燥部3により乾燥
処理を行った基板Wを後段の処理工程へ搬出するための
ものであり、基板搬入部2と同様、互いに同期して回転
することにより基板Wを搬送する複数の搬送ローラ12
を備える。
【0014】基板搬送部5は、基板搬入部2と、基板乾
燥部3と、基板搬出部4との間で基板Wを搬送するため
のものであり、基板搬入部2の搬送ローラ12上に載置
された基板Wを基板乾燥部3のスピンチャック13上に
搬送するための第1のチャック16と、基板乾燥部3の
スピンチャック13上に載置された基板Wを基板搬出部
4の搬送ローラ12上に搬送するための第2のチャック
17とを備える。第1、第2のチャック16、17は、
いずれもモータ18により駆動を受ける同期ベルト19
に連結されており、互いに同期して図1における左右方
向に移動する。
【0015】次に、基板乾燥部3について説明する。図
2は、基板乾燥部3の側面図であり、図3はその平面図
である。また、図4はスピンチャック13の回転中心付
近の断面を拡大して示す側面図である。
【0016】これらの図において、基板Wを保持して回
転するスピンチャック13は、互いに交差する2本のア
ーム13a、13bより構成され、各アーム13a、1
3bの先端部およびアーム13bの略中央部には、基板
Wを下方から支持するための5本の支持ピン22が立設
されている。また、各アーム13a、13bの先端部に
は、基板Wの端縁に当接して基板Wを位置決めするため
の8本の位置決めピン23が立設されている。また、ス
ピンチャック13の回転中心である各アーム13a、1
3bの交差部には、開口部24が穿設されている。
【0017】このスピンチャック13は、連結具25を
介してモータ26の回転軸27と連結されており、モー
タ26の駆動により、そこに保持した基板Wと共に、鉛
直方向を向く回転軸27を軸芯として回転する。また、
モータ26にはロータリエンコーダ30が付設されてお
り、回転軸27の回転数や回転角度位置は、このロータ
リエンコーダ30により検出される。
【0018】このモータ26の回転軸27としては中空
軸が採用されている。すなわち、このモータ26は、通
常のモータ同様、回転軸27の周囲に磁石やコイル等を
配設した構成を有するが、特にその回転軸27として中
空軸を使用した構成となっている。そして、この回転軸
27の中空部内には、内管28aと外管28bより成る
二重管28が回転軸27を貫通するように配設されてい
る。
【0019】この二重管28における内管28aは、基
板Wの裏面における回転中心付近に純水を供給するため
のものであり、純水の導入管29と接続されている。ま
た、この導入管29は、ポンプ50を介して純水の供給
源51と接続されている。これらのポンプ50と純水の
供給源51とは、純水の供給手段を構成する。
【0020】二重管28における外管28bは、基板W
の裏面における回転中心付近に高圧の窒素ガスを供給す
るためのものであり、窒素ガスの導入管32と接続され
ている。また、この導入管32は、電磁弁52を介して
窒素ガスの供給源53と接続されている。これらの電磁
弁52と窒素ガスの供給源53とは、窒素ガスの供給手
段を構成する。
【0021】この二重管28の先端は、スピンチャック
13の回転中心に穿設された開口部24内に進入してお
り、スピンチャック13に保持された基板Wの裏面と数
mm程度まで接近した位置に配置されている。
【0022】なお、この実施の形態においては、純水と
窒素ガスとを内管28aと外管28bとから成る二重管
28により基板Wの裏面に供給しているが、互いに近接
して平行に配設された2本の供給管から、各々純水と窒
素ガスとを供給するようにしてもよい。
【0023】また、この実施の形態においては、スピン
チャック13の回転中心に孔を穿設して開口部24を形
成しているが、この開口部24は、二重管28の先端よ
り供給される窒素ガスや純水が基板Wの裏面に到達する
までの経路中に障害物が存在しないように、少なくとも
スピンチャック13の回転中心を含む領域において開放
空間を形成しうるものであればよい。従って、例えばス
ピンチャック13を連結具25に支持された片持ち式の
4本のアームにより構成することにより、スピンチャッ
ク13の中央部に開放空間から成る開口部を形成するこ
とも可能である。
【0024】乾燥用ガス供給機構14は、基板Wの表面
に基板Wの乾燥促進用の窒素ガスを供給するためのもの
であり、軸33を中心に揺動可能な基部34と、基部3
4に支持され、管路36を介して図示しない窒素ガスの
供給源に連結するノズル35とを有する。ノズル35
は、図2において二点鎖線で示すように、多段に屈曲し
た形状を有し、その基端は飛散防止用カップ15の上端
40を越えて基部34に連結されている。また、ノズル
35の先端は、図2、図3において二点鎖線で示す窒素
ガスの供給位置に移動した場合に、スピンチャック13
に支持された基板Wの表面に数mm程度まで近接する高
さとなっている。
【0025】乾燥用ガス供給機構14の基部34は、リ
ンク機構を介して飛散防止用カップ15の外側に配置さ
れたエアシリンダ37と連結されている。このため、ノ
ズル35は、エアシリンダ37の駆動により、図2、図
3において実線で示す待機位置と二点鎖線で示す窒素ガ
スの供給位置との間を往復移動する。
【0026】飛散防止用カップ15は、スピンチャック
13により回転する基板Wから飛散する処理液の液滴の
外部への飛散を防止するためのものであり、スピンチャ
ック13の外周を覆う略円筒状の形状を有する。
【0027】飛散防止用カップ15の内側下部には、基
板Wより飛散した処理液を排出するための4個の廃液口
38が、モータ26の回転軸27に対して周方向に略等
分に配設されている。また、廃液口38の内側には、4
個の排気口39が、モータ26の回転軸27に対して周
方向に略等分に配設されている。この排気口39は、飛
散防止用カップ15の内部を排気することにより飛散防
止用カップ15内に下降気流を形成し、基板Wから飛散
した処理液が飛散防止用カップ15と衝突することによ
り生じる微細な液滴(ミスト)を下降気流と共に系外に
排出するためのものである。
【0028】次に、基板乾燥部3の主要な電気的構成に
ついて説明する。図5は、基板乾燥部3の主要な電気的
構成を示すブロック図である。
【0029】基板乾燥部3は、CPU61とROM62
とRAM63とから成る制御部60を備える。また、制
御部60のCPU61は、インターフェース64を介し
て、前述したスピンチャック13の駆動用モータ26
と、純水供給用のポンプ50と、窒素ガス供給用の電磁
弁52とに接続されている。このため、スピンチャック
13の回転動作や、基板Wの裏面への純水や窒素ガスの
供給動作は、制御部60の指令により制御される。な
お、図5においては図示を省略しているが、制御部60
は、インタフェース64を介し、乾燥用ガス供給機構1
4等とも接続されている。
【0030】次に、基板乾燥部3における基板Wの乾燥
工程について説明する。図6は、スピンチャック13の
回転状態を示すタイムチャートである。
【0031】まず、基板搬入部2において、複数の搬送
ローラ12により、前段の処理工程より純水等の処理液
が付着した状態で搬送された基板Wを、第1のチャック
16により挟持して、基板乾燥部3のスピンチャック1
3上に載置する。このとき、第1のチャック16には、
図示しない処理液供給ノズルが付設されており、搬送中
の基板Wに純水等の処理液を供給して、基板Wの搬送時
に基板Wの表面が不均一な状態で乾燥することによる処
理むらを防止する。
【0032】基板Wがスピンチャック13の支持ピン2
2上に載置され、位置決めピン23による位置決めが完
了すれば、モータ26の駆動により、スピンチャック1
3を回転軸27を中心として例えば200rpm程度の
低速の回転数で回転させる。このとき、飛散防止用カッ
プ15内においては、排気口39から排気を行うことに
より、予め下降気流が形成されている。
【0033】なお、最初にスピンチャック13を低速で
回転させているのは、以下のような目的によるものであ
る。すなわち、第1の目的は、回転当初から基板Wを高
速回転させた場合においては、基板Wに付着した処理液
が多量に周囲に飛散して液跳を生ずるため、その処理液
を予め基板Wの端縁より流出させておくためである。ま
た、第2の目的は、後述する基板Wの裏面に純水と窒素
ガスとを吐出した場合に、これらの純水と窒素ガスと
が、基板Wの回転に伴う遠心力により基板Wの裏面全体
に均一に供給されるようにするためである。
【0034】この時の回転数は、基板Wの表面に付着し
た処理液を基板Wの端縁より流出し得るだけの遠心力を
生じ、かつ、純水と窒素ガスとが基板の裏面全体に供給
されるような回転数であればよく、例えば500rpm
以下とすることが好ましい。また、この回転数を維持す
る時間T1は、基板Wの表面に付着した処理液の多くが
基板の端縁より流出し、かつ、基板Wの裏面の洗浄が十
分に行われるだけの時間であればよく、例えば1.5〜
3秒程度で十分である。
【0035】この状態において、制御部60の制御によ
りポンプ50を駆動するとともに電磁弁52を開放す
る。これにより、二重管28における内管28aに純水
が供給されるとともに、外管28bに高圧の窒素ガスが
供給される。そして、これらの純水と窒素ガスは、二重
管28の先端部よりスピンチャック13の開口部24を
通り、低速で回転する基板Wの裏面における回転中心付
近に噴出される。
【0036】このとき、純水と高圧の窒素ガスとが同時
に基板Wの裏面における回転中心付近に供給されること
から、基板Wの裏面に到達した状態においては、純水中
に窒素ガスがバブル状に混在した状態となる。そして、
この純水と窒素ガスとは、高圧の窒素ガスの作用により
高速で基板Wの裏面と当接し、基板Wの回転に伴う遠心
力により基板Wの裏面全体に広がった後、基板Wの端縁
より流出する。これにより、基板Wの裏面が洗浄される
と共に、基板Wの表面に付着した洗浄液の裏面への回り
込みが防止される。特に、純水と窒素ガスとを混在させ
た状態で基板Wの裏面に供給していることから、基板W
の裏面は短時間で十分に洗浄される。
【0037】なお、外管28bから供給する窒素ガスの
供給圧が高圧であるほど基板Wの裏面の洗浄効果は向上
する。この供給圧は、数キログラム/平方メートル以上
とすることが好ましく、5キログラム/平方メートル以
上とすることが特に好ましい。
【0038】なお、この実施の形態においては、基板W
の回転中心の直下において、スピンチャック13に保持
された基板Wの裏面と数mm程度まで接近した位置に配
置された二重管28から基板Wの裏面に直接純水と窒素
ガスとを噴出しているので、これらの純水と窒素ガスと
は効率的に基板Wの裏面全域に供給される。また、純水
と窒素ガスとを同軸の内管28aと外管28bとから供
給していることから、純水と窒素ガスとが効率的に混在
した状態となる。
【0039】時間T1が経過すれば、内管28aからの
純水の供給を停止する。そして、スピンチャック13の
回転速度を上昇させ、基板Wを高速で回転させる。この
時には、基板Wに付着した洗浄液を高速で振り切ること
ができるように、基板Wを例えば2000rpm程度の
回転数で回転させる。また、この回転数を持続する時間
T2は、例えば十数秒〜30秒程度とすることが好まし
い。
【0040】なお、基板Wを高速回転させた場合、基板
Wから飛散した処理液が飛散防止用カップ15に衝突す
ることにより、微細な液滴(ミスト)が発生するが、飛
散防止用カップ15内には排気口39により均一な下降
気流が形成されているため、この液滴は下降気流と共に
系外に排出され、飛散防止用カップ15から外部に拡散
することはない。
【0041】この基板Wの高速回転時においても、外管
28bからの窒素ガスの供給は継続させる。この窒素ガ
スの供給により、基板Wの裏面における中心部付近に残
存する洗浄液が除去されると共にその乾燥が促進され
る。なお、このときの窒素ガスの供給圧は、1キログラ
ム/平方メートル程度で十分である。
【0042】上述した基板Wの裏面への窒素ガスの供給
と並行して、エアシリンダ37の駆動により、乾燥用ガ
ス供給機構14のノズル35を図2および図3において
実線で示す待機位置から二点鎖線で示す気体供給位置ま
で移動させる。これにより、ノズル35の先端がスピン
チャック13に保持されて回転する基板Wの表面におけ
る回転中心の上方数mm程度まで接近した位置に移動す
る。この状態において、管路36からノズル35に対し
て窒素ガスを供給することにより、回転する基板Wの回
転中心に向けて窒素ガスを吹き付ける。この窒素ガスの
供給により、基板Wの裏面と同様、基板Wの表面におけ
る中心部付近に残存する洗浄液が除去されると共にその
乾燥が促進される。
【0043】時間T2が経過し、基板Wの乾燥が終了す
れば、スピンチャック13の回転を停止させ、ノズル3
5を待機位置まで移動させる。そして、スピンチャック
13上の基板Wを、第2のチャック17により挟持して
基板搬出部4の搬送ローラ12上に載置し、搬送ローラ
12により後段の処理工程へ搬出する。
【0044】上記実施の形態においては、基板Wの低速
回転時に純水と窒素ガスとの供給を同時に開始する場合
について述べたが、純水の供給開始後に窒素ガスの供給
を開始することにより、純水と窒素ガスとを同時に基板
Wの裏面に供給するようにしてもよい。
【0045】また、上記実施の形態においては、この発
明を基板Wを回転させることによりその乾燥を行う基板
処理装置に適用した場合について述べたが、回転する基
板Wの表面に洗浄用ブラシを当接させて基板Wを洗浄す
る工程や、超音波を付与した洗浄液を基板Wの表面に供
給して基板Wを洗浄する工程の後に、基板Wを回転して
乾燥する基板Wの洗浄機能をも備えた基板処理装置にこ
の発明を適用することも可能である。
【0046】また、上記実施の形態においては、気体と
して窒素ガスを利用した場合について述べたが、空気等
の他の気体を利用することも可能である。同様に、上記
実施の形態においては、洗浄液として純水を利用した場
合について述べたが、他の薬液等を利用することも可能
である。
【0047】さらに、上記実施の形態においては、角形
の液晶表示パネル用ガラス基板Wに対して処理を行う場
合について述べたが、半導体ウエハに対して処理を行う
装置にこの発明を適用することもできる。
【0048】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、回転す
る基板の裏面に洗浄液と気体とが同時に供給されること
から、洗浄液中に気体がバブル状に混在した状態となっ
て基板の裏面と当接し、基板の裏面を洗浄する。このた
め、洗浄液のみを供給する場合に比べて、基板の裏面は
短時間で十分に洗浄される。
【0049】請求項2に記載の発明によれば、回転する
基板の裏面に洗浄液と気体とを同時に供給した後、基板
を高速に回転させて乾燥することから、基板の裏面を十
分に洗浄した後に基板の乾燥を連続して行うことがで
き、基板裏面の洗浄処理と乾燥処理とを効率的に行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る基板処理装置の平面図である。
【図2】基板乾燥部の側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】スピンチャックの回転中心付近の断面を拡大し
て示す側面図である。
【図5】基板乾燥部の主要な電気的構成を示すブロック
図である。
【図6】スピンチャックの回転状態を示すタイムチャー
トである。
【符号の説明】
3 基板乾燥部 13 スピンチャック 24 開口部 26 モータ 27 回転軸 28 二重管 28a 内管 28b 外管 29 純水の導入管 32 窒素ガスの導入管 50 ポンプ 51 純水の供給源 52 電磁弁 53 窒素ガスの供給源 60 制御部 W 基板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する基板の裏面に洗浄液を供給する
    ことにより基板の裏面を洗浄する基板処理装置におい
    て、 基板をその表面が水平となる姿勢で支持する支持手段
    と、 前記支持手段を鉛直方向の軸芯周りで回転させる駆動手
    段と、 洗浄液供給手段に接続され、前記支持手段により支持さ
    れた基板の裏面に洗浄液を供給するための洗浄液供給管
    と、 気体供給手段に接続され、前記支持手段により支持され
    た基板の裏面に気体を供給するための気体供給管と、 前記洗浄液供給手段および気体供給手段を制御すること
    により、前記支持手段により支持されて回転する基板の
    裏面に洗浄液と気体とを同時に供給する制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 基板を低速回転させながら、前記基板の
    裏面に洗浄液と気体とを同時に供給することにより、前
    記基板の裏面を洗浄する洗浄工程と、 前記洗浄工程の後に、前記基板を高速回転させることに
    より、前記基板を乾燥する乾燥工程と、 を備えたことを特徴とする基板処理方法。
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