JPH09197436A - アクティブマトリクス基板 - Google Patents

アクティブマトリクス基板

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JPH09197436A
JPH09197436A JP898996A JP898996A JPH09197436A JP H09197436 A JPH09197436 A JP H09197436A JP 898996 A JP898996 A JP 898996A JP 898996 A JP898996 A JP 898996A JP H09197436 A JPH09197436 A JP H09197436A
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gate
conductive film
film
gate insulating
insulating film
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JP898996A
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English (en)
Inventor
Norihide Jinnai
紀秀 神内
Masayuki Dojiro
政幸 堂城
Makoto Shibusawa
誠 渋沢
Yoshitaka Kamata
好貴 鎌田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価且つ製造容易でありながら、TFTを用
いたアクティブマトリクス基板の、Alヒロックを防止
し、液晶表示装置の大面積化、高精細化、高開口率化に
対応する。 【解決手段】 Alからなるゲート電極24及びゲート
配線のフォトグラフィによる形成を、130℃以下で行
い、且つ、基板温度150℃以下にてプラズマCVD法
にて高硬度のアモルファス酸化シリコンを成膜し第1の
ゲート絶縁膜26とする事により、高融点金属をフォト
グラフィ形成すること無く、低価格且つ製造容易であり
ながら、この後の高加熱によるAlヒロックの発生を抑
制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に用
いるアクティブマトリクス基板の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型、軽量でありながら高画質を
得られ且つ低消費電力であることから、ラップトップ型
コンピュータや各種携帯機器等のディスプレイに、アク
ティブマトリクス型液晶表示装置の実用化が図られてい
る。この様なアクティブマトリクス型液晶表示装置の駆
動素子は、主として薄膜トランジスタ(以下TFTと略
称する。)が用いられ、その高性能化、低価格化、生産
性及び製造歩留まりの向上等に対する研究開発が活発に
行われている。
【0003】一方近年、アクティブマトリクス型液晶表
示装置に関して、今迄以上に表示画面の大面積化、高精
細化、高開口率化の要求が高まり、この様な要求を満す
には、TFT型アクティブマトリクス基板においては、
ゲート線の長さをより長く、且つより細くすることが必
須である。しかしゲート線の延長化や細線化は、その抵
抗、時定数の増大により、ゲート線信号の遅延を招き、
良好な液晶駆動を行えなくなるという新たな問題を生じ
てしまう。
【0004】そこでゲート線の延長化や細線化に拘ら
ず、抵抗や時定数の増大を防止するには、より抵抗の低
い材料を用いることが重要であるが、尚且つ安価な材料
にて低価格化を図ることも重要と成り、これ等を満たす
ために、Al或いはその合金からなるゲート線を用いた
電極基板の研究開発が進められている。
【0005】すなわち、図8に示す第1の従来の電極基
板1は、絶縁基板2上に形成されたAl膜からなるゲー
ト電極3、及びこのゲート電極3に繋がるゲート配線
(図示せず)、窒化シリコン(SiNx)、酸化シリコ
ン(SiO2 )等からなりゲート電極3及びゲート配線
を被覆するゲート絶縁膜4、ゲート絶縁膜4上に形成さ
れた半導体層6、半導体層6上に形成された半導体保護
膜7、半導体層6及び半導体保護膜7の一部を被覆する
低抵抗半導体層8a、8b、低抵抗半導体層8aと画素
電極10とを接続するソース電極11a、低抵抗半導体
層8bと信号線(図示せず)とを接続するドレイン電極
11bとで構成されている。
【0006】ここで、ゲート電極3は、スパッタリング
法により絶縁基板2上にAl膜を成膜した後、フォトリ
ソグラフィ工程により形成され、ゲート絶縁膜4は、窒
化シリコン(SiNx)、酸化シリコン(SiO2 )等
を化学的気相堆積法(以下CVD法と略称する。)等に
より成膜して成っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、大面積、高精
細、高開口率のアクティブマトリクス型液晶表示装置を
得るために、アクティブマトリクス基板のゲート電極及
びゲート配線を低抵抗且つ安価なAl或いはその合金に
て形成していた。
【0008】しかしながらAlやその合金は、比較的取
扱いが難しい金属材料であり、Alの融点に比較して低
温であっても一定温度以上に加熱すると、図8の領域A
あるいは領域Bに示すように、ゲート電極3の表面が荒
れて、直径数十n〜数μm、高さ数nm〜数μmの半球
形、円錐形、ドーム状等に結晶成長したAlヒロックと
呼ばれるAlの突起12が無数に発生してしまってい
た。
【0009】この突起12は、Al膜中の結晶粒界近傍
のAl原子が表面に移動して隆起したものと考えられ
る。この突起12の成長開始温度は、ゲート電極3の成
膜条件やAlに含まれる不純物の種類と濃度により異な
るが、概ね150〜200℃程度であり、ゲート電極3
の成膜工程、ゲート電極3形成のためのフォトリソグラ
フィ工程、ゲート絶縁膜4の成膜工程において、Al表
面が150〜200℃以上の温度に数秒間以上さらされ
る熱工程が存在すると発生され、熱工程の温度が高いほ
ど又、時間が長いほど密に又大きく形成され、特にゲー
ト絶縁膜4成膜工程にあっては、良好なTFTを得るた
めに、通常は、プラズマCVDによる成膜を、絶縁基板
2を300〜350℃にプレヒートした状態で行うこと
から、このプレヒートの間に、多数の突起12を生じて
しまっていた。
【0010】そしてこの突起12によりゲート絶縁膜4
が薄くなったり、或いは突起12がゲート絶縁膜4から
飛び出すという欠陥を生じ、ゲート電極3やゲート線
(図示せず)が、ゲート絶縁膜4上方の半導体層6、ソ
ース電極11a、ドレイン電極11bと電気的に短絡
し、不良と成ったり、或いはゲート絶縁膜4による電気
的耐圧が低下し、不良を生じ、電極基板の信頼性を低下
させるという問題を有していた。
【0011】このため図9に示す様に、前述の単層のゲ
ート電極3に換えて、ゲート電極を2層構造とし、低抵
抗且つ加熱に強いゲート電極を有する第2の従来の電極
基板16の開発も行われていた。
【0012】すなわちこの電極基板16は、絶縁基板1
7上にマトリクス状にAl膜からなる第1のゲート電極
18a、この第1のゲート電極18aに繋がる第1のゲ
ート配線(図示せず)を形成し、その上に、Mo(モリ
ブデン)、Ta(タンタル)等の硬質の高融点金属膜か
らなる第2のゲート電極18b、及びこの第2のゲート
電極18bに繋がる第2のゲート配線(図示せず)を形
成し、第1のゲート電極18a及び第1のゲート配線
を、第2のゲート電極18b及び第2のゲート配線にて
被覆したものである。ここで、第1のゲート電極18a
及び第1のゲート配線(図示せず)は、スパッタリング
法により基板加熱を行わずにAl膜を成膜した後、プリ
ベーキング温度とポストベーキング温度を150℃未満
とするフォトリソグラフィ工程により形成する。
【0013】次に、第1のゲート電極18a及び第1の
ゲート配線(図示せず)上に、スパッタリング法により
基板加熱を行わずにMo、Ta等の硬質の高融点金属膜
を成膜した後、プリベーキング温度とポストベーキング
温度を150℃未満とするフォトリソグラフィ工程によ
り第2のゲート電極18b及び第2のゲート配線を形成
した後、窒化シリコン(SiNx)、酸化シリコン(S
iO2 )等からなるゲート絶縁膜3をプラズマCVD法
等により、基板温度を150〜200℃以上、通常30
0〜350℃程度に加熱しながら成膜する。
【0014】この様に形成される電極基板16では、A
lからなる第1のゲート電極18a及びこれを被覆する
硬質の高融点金属からなる第2のゲート電極18bの形
成が150℃未満で行われるので、この間Alヒロック
が発生される恐れがなく、又、これ以降の工程において
は、150〜200℃以上の温度にさらされても、第1
のゲート電極18aは、硬質の高融点金属に被覆保護さ
れており、Al原子の移動が抑制され、ヒロックの発生
が防止される。
【0015】しかしながらこの様な電極基板16では、
Alヒロックを防止出来るものの、高融点金属が比較的
高価であると共に、第2のゲート電極18b形成のため
のフォトリソグラフィ工程が増えることから、生産性の
低下及び製造コストの増大を招き、液晶表示装置の低価
格化を妨げるという問題を生じている。
【0016】そこで本発明は上記課題を除去するもの
で、高価な高融点金属を使用すること無く、又フォトリ
ソグラフィ工程を増大せずに、Alヒロックの発生を防
止することにより、低抵抗且つ低価格のAlを主成分と
する金属にて形成される信頼性の高いゲート電極及びゲ
ート配線を得られることから、ゲート線の延長化や細線
化が可能となり、表示画面の大面積化、高精細化、高開
口率化を実現可能なアクテイブマトリクス電極基板を提
供する事を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の請求項1に記載の発明は、絶縁性基板と、Al(アル
ミニウム)を主体とし、前記絶縁性基板にマトリクス状
に配列されるゲート電極及びこのゲート電極に接続され
るゲート配線からなる導電膜と、複数層を積層してなり
前記導電膜を被覆するゲート絶縁膜と、このゲート絶縁
膜を介し前記ゲート電極上方にマトリクス状に配列され
ソース電極及びドレイン電極を有する半導体層と、前記
ゲート絶縁膜上方にてマトリクス状に配列され前記半導
体層の前記ソース電極に接続される画素電極とを設け、
前記導電膜及び前記複数層のゲート絶縁膜のうち前記導
電膜に接する層を、前記導電膜の突起形状の成長開始温
度以下で成される製造工程にて形成するものである。
【0018】そして上記構成により、延長化及び細線化
が可能なAlを主成分とするゲート電極及びゲート配線
から成る導電膜の形成工程及び、この導電膜に接触する
ゲート絶縁膜の成膜工程を、導電膜の突起形状の成長開
始温度以下で行う事により、導電膜及びゲート絶縁膜の
形成時、高価な高融点金属をフォトリソグラフィ工程に
て形成する事なく、Alヒロックの発生を抑制出来、大
面積化、高精細化、高開口率化、を実現するためのアク
ティブマトリクス電極基板の低価格化を図り、更に生産
性向上を図るものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図7を参照して説明する。21は、アモルファスシ
リコン(a−Si)TFT22を用いたアクティブマト
リクス基板であり、絶縁性基板であるガラス基板23上
にAlからなる導電膜により、一体的なゲート電極24
及びゲート配線(図示せず)が形成されている。そして
ゲート電極24及びゲート配線の上には、これ等を被覆
するアモルファス酸化シリコン(a−SiO2 )からな
る第1のゲート絶縁膜26が成膜され、更に第1のゲー
ト絶縁膜26に積層して、アモルファス窒化シリコン
(a−SiN)からなる第2のゲート絶縁膜27が成膜
されている。
【0020】又、第2のゲート絶縁膜27上のゲート電
極24上には、アモルファスシリコン(a−Si)TF
T22のチャネル部となる、アモルファスシリコン(a
−Si)からなる半導体層28が形成され、この半導体
層28上には、アモルファス窒化シリコンから成りチャ
ネル部を保護するためのチャネル保護層30が形成され
ている。更に、第2のゲート絶縁膜27上には、インジ
ウム錫酸化物(以下ITOと略称する。)からなる画素
電極33がパターン形成されている。一方、31a、3
1bは半導体層28及びチャネル保護層30の一部を被
覆するよう形成されるn+ 型アモルファスシリコン(n
+ a−Si)からなる第1及び第2の低抵抗半導体層で
あり、32aは第1の低抵抗半導体層31a及び画素電
極33間を接続するMoとAlの積層膜からなるソース
電極であり、32bは第2の低抵抗半導体層31bを被
覆するMoとAlの積層膜からなり、信号線(図示せ
ず)と一体的に形成されるドレイン電極である。
【0021】次にアクティブマトリクス基板21の製造
方法について述べる。先ず図2に示す様にガラス基板2
3上にスパッタリング法により厚さ100〜300nm
のAlからなる導電膜を成膜し、フォトレジストのプリ
ベーキング温度が70〜100℃であり、露光現像後の
ポストベーキング温度が100〜130℃で行われるフ
ォトリソグラフィ技術により、ゲート電極24及びゲー
ト配線を形成する。そしてこれ等の上に、図3に示すよ
うに基板温度150℃未満の温度にてプラズマCVD法
により100〜300nm厚さのアモルファス酸化シリ
コン(a−SiO2 )からなる第1のゲート絶縁膜26
を成膜する。更に、第1のゲート絶縁膜26上に、基板
温度300〜350℃にてプラズマCVD法により、3
0〜200nm厚さのアモルファス窒化シリコン(a−
SiN)からなる第2のゲート絶縁膜27を成膜する。
【0022】次にプラズマCVD法にて、厚さ20〜3
00nmのアモルファスシリコン(a−Si)からなる
半導体層28及び厚さ100〜300nmのアモルファ
ス窒化シリコン(a−SiN)からなるチャネル保護層
30を連続して成膜した後、図4に示すようにフォトリ
ソグラフィ工程によりTFT22のチャネル部上のみを
残す様チャネル保護層30を島状に形成する。更にP原
子を多量にドーピングした20〜70nm厚さのアモル
ファスシリコン(a−Si)からなるn+ 型の低抵抗半
導体層31a、31bを成膜した後、図5に示す様に、
フォトリソグラフィ工程により、低抵抗半導体層31
a、31bから半導体層28迄を島状に形成する。
【0023】次に、スパッタリング法により30〜15
0nm厚さのITOを成膜した後、図6に示す様にフォ
トリソグラフィ工程により、画素電極33を形成する。
更にスパタリング法により200〜400nm厚さのモ
リブデン(Mo)とAlの積層膜を成膜し、図7に示す
ように、フォトリソグラフィ工程によりソース電極32
a、及びドレイン電極32b及び信号線(図示せず)を
形成した後、ソース電極32a、ドレイン電極32bを
マスクにして低抵抗半導体層31a、31bをエッチン
グし、分離する。
【0024】上述の工程により、アクティブマトリクス
基板21を形成したら、ゲート線引き出し線や信号線引
き出し線を除き、シリコン窒化膜(SiNx)からなる
保護膜(図示せず)を成膜し、更に、ポリイミドからな
る配向膜(図示せず)を印刷塗布し、ラビング処理をし
た後、対向基板(図示せず)を平行に対向して設け、両
基板間に液晶組成物を挾持スルことによりアクティブマ
トリクス型の液晶表示装置(図示せず)を形成すること
となる。
【0025】尚本実施の形態におけるアクティブマトリ
クス基板21を用い、表示画面のサイズが13.8イン
チの大面積の液晶表示装置を形成したところ、ゲート信
号の遅延を招くこと無く、良好な画像を得られた。
【0026】このように構成すれば、ゲート電極24及
びゲート配線のフォトグラフィによる形成を、130℃
以下で行うと共に、第1のゲート絶縁膜26を基板温度
150℃以下にてプラズマCVD法にて成膜することに
より、ゲート電極24及びゲート配線にAlヒロックが
発生されるのを抑制出来、電極間及び配線間の短絡を防
止できる。しかも従来の様に、高価な高融点金属をフォ
トリソグラフィ工程にて形成する必要が無く、低価格化
及び生産性を損なうこと無く、低抵抗且つ高信頼性のゲ
ート電極24及びゲート配線を有し、その延長化及び細
線化が可能であることから、液晶表示装置の大面積化、
高精細化、高開口率化、を実現するためのアクティブマ
トリクス基板を得られる。更に、第1のゲート絶縁膜2
6上には、第1のゲート絶縁膜26に比しより絶縁性の
高い第2のゲート絶縁膜27が積層されており十分な絶
縁性を保持できる。
【0027】しかも第2のゲート絶縁膜27は、その成
膜時、基板温度がAlヒロック発生温度以上に加熱され
るにも拘らず、ゲート電極24及びゲート配線は既に高
硬度の第1のゲート絶縁膜に被覆されているので、Al
ヒロックの発生が抑制される。
【0028】又、第1のゲート絶縁膜26はCVD法に
て成膜されるアモルファス酸化シリコン(a−Si
2 )からなり、第2のゲート絶縁膜27はCVD法に
て成膜されるアモルファス窒化シリコン(a−SiN)
から成っており、いずれも容易且つ低価格にて成膜出
来、アクティブマトリクス電極基板の生産性及び低価格
化を損なうことも無い。
【0029】尚本発明は上記実施の形態に限られるもの
でなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えばゲート絶縁膜の材質や構造或いは、製造方法
等任意であるし、製造温度も、ゲート電極及びゲート配
線にヒロックを生じない範囲であれば任意であり、ゲー
ト電極及びゲート配線に接する材質としては、窒化シリ
コン(SiNx)、酸窒化シリコン(SiON)等であ
っても良いし、製造方法も、スパッタリング法や、蒸着
法等であっても良く、絶縁性を保持できるものであれば
単層構造としても良い。
【0030】又、ゲート電極及びゲート配線の材質も、
純粋なAlに比し、ヒロックを発生させ難くするTi
(チタン)、Y(イットリウム)等の希土類遷移金属、
Cu、B、Si等の元素のうち少なくとも一種類を含有
するAlを用いても良い。但し、電気抵抗の上昇を押え
るため、これ等元素の含有濃度は数%以下とすることが
望ましい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゲ
ート電極及びゲート配線と成る導電膜の形成工程及び、
この導電膜に接触するゲート絶縁膜の成膜工程を、Al
ヒロックの成長開始温度以下にて行うことにより、従来
の様に、フォトリソグラフィ工程にて形成される高価な
高融点金属にて導電膜を被覆する必要がなく、製造容易
且つ安価でありながら、Alヒロックの発生を抑制出
来、電極間及び配線間がヒロックにより短絡されるのを
防止できる。従って、低価格化及び生産性を損なうこと
無く、低抵抗且つ信頼性の高いゲート電極及びゲート配
線を得られ、その延長化及び細線化が可能であることか
ら、液晶表示装置の大面積化、高精細化、高開口率化を
実現するためのアクティブマトリクス基板を得られる。
【0032】更に、導電膜に接触するゲート絶縁膜は、
CVD法、スパッタリング法、蒸着法により高硬度の酸
化シリコン(SiO2 )、窒化シリコン(SiNx)、
酸窒化シリコン(SiON)の少なくとも1種類にて成
膜するのみで良く、容易且つ低価格にて成膜出来、アク
ティブマトリクス電極基板の生産性及び低価格化を損な
うことも無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板を示す一部概略断面図である。
【図2】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板のゲート電極製造時を示す概略断面図である。
【図3】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板の第1のゲート絶縁膜製造時を示す概略断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板のチャネル保護層製造時を示す概略断面図である。
【図5】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板の低抵抗半導体層製造時を示す概略断面図である。
【図6】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板の画素電極製造時を示す概略断面図である。
【図7】本発明の実施の形態のアクティブマトリクス基
板のソース電極及びドレイン電極製造時を示す概略断面
図である。
【図8】第1の従来のアクティブマトリクス基板を示す
一部概略断面図である。
【図9】第2の従来のアクティブマトリクス基板を示す
一部概略断面図である。
【符号の説明】
21…アクティブマトリクス基板 22…TFT 24…ゲート電極 26…第1のゲート絶縁膜 27…第2のゲート絶縁膜 33…画素電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 好貴 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、 Al(アルミニウム)を主体とし、前記絶縁性基板にマ
    トリクス状に配列されるゲート電極及びこのゲート電極
    に接続されるゲート配線からなる導電膜と、 複数層を積層してなり前記導電膜を被覆するゲート絶縁
    膜と、 このゲート絶縁膜を介し前記ゲート電極上方にマトリク
    ス状に配列されソース電極及びドレイン電極を有する半
    導体層と、 前記ゲート絶縁膜上方にてマトリクス状に配列され前記
    半導体層の前記ソース電極に接続される画素電極と、 を具備するアクティブマトリクス基板において、 前記導電膜及び前記複数層のゲート絶縁膜のうち前記導
    電膜に接する層を、前記導電膜の突起形状の成長開始温
    度以下で成される製造工程にて形成することを特徴とす
    るアクティブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】 複数層のゲート絶縁膜のうち導電膜に接
    する層を、CVD法(化学的気相堆積法)、スパッタリ
    ング法或いは蒸着法のいずれかにより形成することを特
    徴とする請求項1に記載のアクティブマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 導電膜が、希土類遷移金属、Cu
    (銅)、B(ほう素)、Si(ケイ素)のうち少なくと
    も1つを含有することを特徴とする請求項1または請求
    項2のいずれかに記載のアクティブマトリクス基板。
  4. 【請求項4】 ゲート絶縁膜が、酸化シリコン.(Si
    2 )、窒化シリコン(SiNx)、酸窒化シリコン
    (SiON)の少なくとも1つから成ることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のアクティブ
    マトリクス基板。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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