JP3245612B2 - 多層配線板の製造方法 - Google Patents

多層配線板の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多層配線板に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】多層配線板は、絶縁性基板の上に下部配
線を形成し、この下部配線を絶縁膜で覆うとともに、こ
の絶縁膜の上に上部配線を形成した構成となっている。
【0003】この多層配線板の下部配線および上部配線
は、一般に、Cr (クロム),Ta(タンタル),Mo
(モリブデン)等の高融点金属で形成されており、ま
た、上記絶縁膜はSi N(窒化シリコン)等で形成され
ている。
【0004】しかし、配線をCr ,Ta ,Mo 等の高融
点金属で形成している従来の多層配線板は、これらの金
属が高価であるため配線板の製造コストが高くなってし
まうし、また上記高融点金属は抵抗値が高いため、配線
での電圧降下が大きくて、配線につながる半導体素子等
の動作特性が低下してしまうという問題をもっていた。
【0005】そこで、従来から、配線に、安価でかつ抵
抗値も低いAl (アルミニウム)を使用することが検討
されているが、Al は、数百℃に加熱すると表面にヒロ
ックが発生するという問題をもっているため、上記多層
配線板の下部配線をAl で形成すると、多層配線板の製
造過程で絶縁膜に欠陥が発生し、下部配線と上部配線と
が短絡してしまう。
【0006】すなわち、多層配線板は、ガラス等の絶縁
性基板の上に下部配線を形成した後、その上に絶縁膜を
成膜し、さらにその上に上部配線を形成する製法で製造
されるが、この場合、上記絶縁膜はプラズマCVD装置
により数百℃の成膜温度で成膜されるため、この絶縁膜
の成膜時に、下部配線の表面にヒロックが発生する。
【0007】そして、このように下部配線の表面にヒロ
ックが発生すると、このヒロックが絶縁膜を突き破って
この絶縁膜にクラック等の欠陥を発生させ、そのため、
下部配線と、絶縁膜の上に形成した上部配線とが短絡し
てしまう。
【0008】一方、従来から、上記Al に微量の高融点
金属(Ti ,Ta 等)を含有させると、加熱時における
ヒロックの発生が抑制されることが解明されており、こ
の高融点金属を含有させたAl で上記下部配線を形成す
れば、後工程の絶縁膜の成膜時に下部配線の表面にヒロ
ックが発生するのを防ぐことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、発明者
が、上記高融点金属を含有させたAl で下部配線を形成
した多層配線板を試作したところ、この多層配線板も、
その下部配線と上部配線との間に短絡が発生するという
欠点をもっていた。
【0010】そこで、この短絡発生の原因を知るため、
図4および図5に示すように、ガラス基板1上に高融点
金属を含有させたAl からなる配線2を形成し、この基
板1を加熱して配線2の表面の状態の変化を調べたとこ
ろ、この配線2にはヒロックは発生しないが、配線2の
側面およびエッジ部に、図示のような突起3が局部的に
発生することが分かった。なお、上記配線2はTi を含
有させたAl で形成し、また加熱温度は約250℃とし
た。
【0011】この突起3の発生は、配線2を加熱したと
きに、その側面やエッジ部に局部的な結晶成長が起きる
ためと考えられる。
【0012】そして、多層配線板は上述した製法で製造
されるため、下部配線の上に絶縁膜を成膜する際に下部
配線が絶縁膜の成膜温度に加熱されて上記突起3を発生
し、この突起3の影響により絶縁膜にクラック等の欠陥
が発生して、この絶縁膜の欠陥部において下部配線と上
部配線とが短絡する。
【0013】本発明の目的は、少なくとも下部配線を安
価でかつ抵抗値も低いAl で形成したものでありなが
ら、絶縁膜の成膜時に下部配線にヒロックや突起が発生
することはないようにして絶縁膜の欠陥発生をなくし、
下部配線と上部配線との間の短絡を確実に防ぐことがで
きる多層配線板を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の多層配線板の
造方法は、絶縁膜性基板上に、高融点金属と窒素を添加
したアルミニウムからなるターゲットを用いたスパッタ
装置により、前記高融点金属を含有しかつ窒素を約4at
%以上添加したアルミニウム膜からなる下部配線用金属
膜を成膜し、この下部配線用金属膜をパターニングして
下部配線を形成する工程と、前記下部配線上に絶縁膜を
形成する工程と、前記絶縁膜上に上部配線を形成する工
程とを備えたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】このように、高融点金属と窒素を添加したアル
ミニウムからなるターゲットを用いたスパッタ装置によ
り、絶縁膜性基板上に高融点金属と窒素を含有するアル
ミニウムからなる下部配線用金属膜を形成することがで
き、この下部配線用金属膜をパターニングして形成され
下部配線の上に絶縁膜等を成膜する際に下部配線が加
熱されても、この下部配線にヒロックや突起が発生する
ことがない。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3を参照
して説明する。なお、この実施例の多層配線板は、TF
Tアクティブマトリックス型液晶表示素子に用いられる
ものである。
【0017】まず、多層配線板の概略構成を説明する。
図3は多層配線板の一部分の平面図である。この多層配
線板は、ガラス等からなる透明な絶縁性基板10の上
に、複数本の走査配線11と、この走査配線11と直交
する複数本のデータ配線17とを形成するとともに、各
走査配線11と各データ配線17との交差部にそれぞれ
画素電極選択用能動素子12を形成し、この各能動素子
12にそれぞれ対応させて画素電極18を形成したもの
で、上記能動素子12は、例えば逆スタガー型の薄膜ト
ランジスタとされている。
【0018】上記逆スタガー型の薄膜トランジスタは、
図2および図3に示すように、ゲート電極11aと、こ
のゲート電極11aの上に形成されたSi Nからなるゲ
ート絶縁膜13と、このゲート絶縁膜13の上に前記ゲ
ート電極11aと対向させて形成されたa−Si (アモ
ルファスシリコン)からなるi型半導体層14と、この
i型半導体層14の両側部の上に、n型の不純物をドー
プしたa−Si からなるn型半導体層15を介して形成
されたソース電極16およびドレイン電極17aとから
なっている。
【0019】この薄膜トランジスタのゲート電極11a
は、上記走査配線11と一体に形成されており、走査配
線11とゲート電極11aは基板10上に形成されてい
る。また、上記ゲート絶縁膜13は基板10のほぼ全面
に形成されており、走査配線11はゲート絶縁膜13で
覆われている。なお、この走査配線11の端子部(図示
せず)は、ゲート絶縁膜13の端子部上の部分を除去す
ることによって露出されている。さらに、上記膜トラン
ジスタのドレイン電極17aは、上記データ配線17と
一体に形成されており、データ配線17は上記ゲート絶
縁膜13の上に形成されている。
【0020】すなわち、上記走査配線11は下部配線、
データ配線17は上部配線であり、この走査配線11と
データ配線17とは、図1に示すように上記ゲート絶縁
膜13によって絶縁されている。
【0021】また、上記画素電極18は、ITO等の透
明導電膜からなっており、この画素電極18は上記ゲー
ト絶縁膜13の上に形成されている。この画素電極18
は、その一端縁を上記膜トランジスタのソース電極16
の上に重ねて形成することによってソース電極16に接
続されている。
【0022】上記多層配線板は次のような工程で製造さ
れる。
【0023】まず、基板10上に下部配線用金属膜をス
パッタ装置により成膜し、この金属膜をパターニングし
て走査配線11とゲート電極11aを形成した後、上記
基板10上にゲート絶縁膜13と、i型半導体層14お
よびn型半導体層15を順次プラズマCVD装置により
成膜し、この後、n型半導体層15とi型半導体層14
とをトランジスタ素子形状にパターニングする。なお、
上記ゲート絶縁膜(Si N膜)13は、一般に約350
℃の成膜温度で成膜されているが、RF放電のパワー密
度を下げてゆっくりと成膜すれば、約250℃の比較的
低い成膜温度でも、十分な絶縁耐圧をもつゲート絶縁膜
13を得ることができる。
【0024】この後は、上部配線用金属膜をスパッタ装
置により成膜し、この金属膜をパターニングしてデータ
配線17とドレイン電極17aおよびソース電極16を
形成するとともに、このソース,ドレイン電極16,1
7a間のn型半導体層15をエッチングして除去して薄
膜トランジスタを完成する。
【0025】また、画素電極18は、薄膜トランジスタ
を完成した後、ITO等の透明導電膜をスパッタ装置に
より成膜し、この導電膜をパターニングして形成する。
【0026】次に、上記多層配線板の下部配線である走
査配線11とこの走査配線11と一体に形成されるゲー
ト電極11aについて説明する。
【0027】この走査配線11およびゲート電極11a
は、安価でかつ抵抗値も低いAl で形成するのが望まし
いが、純Al で走査配線11およびゲート電極11aを
形成したのでは、ゲート絶縁膜13やi型およびn型半
導体層14,15の成膜時に、走査配線11およびゲー
ト電極11aの表面にヒロックが発生する。また、Ti
等の高融点金属を含有させたAl で走査配線11および
ゲート電極11aを形成すれば、ゲート絶縁膜13や半
導体層14,15の成膜時にヒロックが発生することは
ないが、[発明が解決しようとする課題]の項でも説明
したように、図4および図5に示したような突起3が発
生する。
【0028】そこで、本発明では、上記走査配線11お
よびゲート電極11aを、高融点金属を含有させかつ窒
素を添加したAl で形成した。
【0029】本発明の一実施例を上げると、この実施例
では、走査配線11およびゲート電極11aを、高融点
金属としてTi を含有させかつ窒素を添加したAl (以
下、Ti 窒素含有Al という)で形成した。
【0030】このTi 窒素含有Al のTi 含有量は、ゲ
ート絶縁膜13や半導体層14,15の成膜に際してヒ
ロックが発生しない量とした。
【0031】すなわち、ゲート絶縁膜13は、上述した
ように、約350℃の成膜温度でも、また約250℃の
比較的低い成膜温度でも成膜できる。また、i型半導体
層14およびn型半導体層15の成膜温度は約250
℃、上部配線用金属膜および画素電極18の成膜温度は
約100℃である。
【0032】これらの成膜温度のうち最も高い温度は、
ゲート絶縁膜13を高温で成膜する場合で約350℃、
低温で成膜する場合で約250℃であり、したがって、
ゲート絶縁膜13を高温で成膜する場合は、Ti 窒素含
有Al のTi 含有量を約350℃の温度にさらされても
ヒロックを発生しない量とし、ゲート絶縁膜13を低温
で成膜する場合は、Ti 窒素含有AlのTi 含有量を約
250℃の温度にさらされてもヒロックを発生しない量
とすればよい。
【0033】具体的には、ゲート絶縁膜13を約350
℃で成膜する場合はTi 含有量を4.2wt(重量)%以
上とし、約250℃で成膜する場合はTi 含有量を2.
2wt%以上とすればよく、この含有量でTiを含有させ
たAl で走査配線11およびゲート電極11aを形成す
れば、多層配線板の製造過程で走査配線11およびゲー
ト電極11aの表面にヒロックが発生することはない。
【0034】なお、Ti の含有量を厳密に制御すること
は難しいため、Ti 含有量は、そのばらつきを考慮し
て、上記の値(4.2wt%または2.2wt%)より若干
多めにするのが望ましい。ただし、Ti 含有量を多くし
すぎると抵抗値が高くなってしまう。
【0035】そこで、この実施例では、上記Ti 窒素含
有Al のTi 含有量を、ゲート絶縁膜13を約350℃
で成膜する場合は約7wt、約250℃で成膜する場合は
約5wtとした。
【0036】一方、上記Ti 窒素含有Al の窒素添加量
は、ゲート絶縁膜13を約350℃で成膜する場合も、
また約250℃で成膜する場合も、約4at(アトミッ
ク)%以上とした。
【0037】このようにTi 窒素含有Al の窒素添加量
を約4at%以上としたのは、それより窒素添加量が少な
いと、ゲート絶縁膜13や半導体層14,15の成膜時
に走査配線11およびゲート電極11aに図2および図
3に示したような突起3が発生し、また窒素添加量を多
くしすぎると、Ti窒素含有Al が窒化物に近くなって
その抵抗値が高くなるからである。
【0038】なお、上記Ti 窒素含有Al の膜(下部配
線用金属膜)は、スパッタ装置により、あらかじめAl
に適量のTi および窒素を添加したターゲットを用いて
成膜することができる。このTi 窒素含有Al の成膜温
度は約100℃である。
【0039】すなわち、この実施例の多層配線板は、そ
の下部配線である走査配線11とこの走査配線11と一
体に形成されるゲート電極11aを、Ti 含有量が約7
wtまたは約5wt、窒素添加量が約4at%以上のTi 窒素
含有Al で形成したものであり、この多層配線板によれ
ば、ゲート絶縁膜13および半導体層14,15の成膜
に際して走査配線11およびゲート電極11aが加熱さ
れても、この走査配線11およびゲート電極11aにヒ
ロックや突起が発生することはない。
【0040】これは、ガラス基板上に、窒素添加料の異
なるTi 窒素含有Al を用いて複数本の配線を形成し、
この基板を加熱して各配線の表面の状態の変化を調べた
結果からも確認された。なお、ここでは、全てのTi 窒
素含有Al 膜のTi 含有量を約5wtとし、窒素添加量は
2.4at%,4.0at%,4.6at%にした。また加熱
温度は250℃とした。
【0041】この結果、窒素添加量が2.4at%のTi
窒素含有Al で形成した配線は、ヒロックの発生はない
が、配線の側面やエッジ部に局部的な突起の発生が認め
られた。しかし、窒素添加量が4.0at%および4.6
at%のTi 窒素含有Al で形成した配線はいずれも、ヒ
ロックはもちろん上記突起の発生もなく、配線表面の荒
れは全く認められなかった。
【0042】このように、上記実施例の多層配線板によ
れば、ゲート絶縁膜13等の成膜時に走査配線11およ
びゲート電極11aヒロックや突起が発生することはな
く、したがって、ゲート絶縁膜13の欠陥発生をなくし
て、下部配線である走査配線11と、ゲート絶縁膜13
上のデータ配線17との短絡を確実に防ぐことができる
し、また薄膜トランジスタのゲート電極11aとソー
ス,ドレイン電極16,17aとの間の短絡も確実に防
ぐことができる。
【0043】なお、上記多層配線板の上部配線であるデ
ータ配線17およびドレイン電極17aとソース16
は、Al または、Ti だけを含有させたAl 等の任意の
金属で形成してもよいが、このソース,ドレイン電極1
6,17aおよびデータ配線17も上記Ti 含有量およ
び窒素添加量のTi 窒素含有Al で形成すれば、多層配
線板の上にSi N等からなる保護絶縁膜(図示せず)を
成膜する場合に、ソース,ドレイン電極16,17aお
よびデータ配線17にヒロックや突起が発生して保護絶
縁膜にクラック等の欠陥を生じさせるのを防ぐことがで
きる。また、ソース,ドレイン電極16,17aおよび
データ配線17を上記Ti 窒素含有Al で形成すれば、
上記保護絶縁膜の成膜に際してソース,ドレイン電極1
6,17aの表面が荒れることはないため、このソー
ス,ドレイン電極16,17aとn型半導体層15との
密着性が悪くなることはなく、したがって、ソース,ド
レイン電極16,17aとn型半導体層15とのオーミ
ックコンタクト性を十分に確保することができる。
【0044】なお、上記実施例では、Al に含有させる
高融点金属としてTi を用いたが、この高融点金属はT
a 等であってもよい。また、上記実施例では、ゲート絶
縁膜13をSi Nの単層膜としたが、このゲート絶縁膜
13は、Si N膜と酸化膜(酸化Si 、酸化Ta 、酸化
Al 等)との二層膜であってもよい。
【0045】また、上記実施例では、逆スタガー型薄膜
トランジスタを能動素子12としているが、この能動素
子12は、逆コプラナー型、スタガー型、コプラナー型
の薄膜トランジスタであっても、また薄膜ダイオードで
あってもよい。なお、能動素子12をスタガー型または
コプラナー型薄膜トランジスタとした場合は、下部配線
がデータ配線、上部配線が走査配線になる。
【0046】さらに、上記実施例では、TFTアクティ
ブマトリックス型液晶表示素子に用いられる多層配線板
について説明したが、本発明は、他の多層配線板にも適
用できることはもちろんである。
【0047】
【発明の効果】本発明の多層配線板の製造方法は、絶縁
膜性基板上に形成される下部配線用金属膜を、高融点金
属と窒素を添加したアルミニウムからなるターゲットを
用いたスパッタ装置により成膜するものであるから、高
融点金属と窒素を含有するアルミニウムからなる下部配
線用の金属膜を、工程数を増やすことなく成膜すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の I−I 線に沿う拡大断面図。
【図2】図3のII−II線に沿う拡大断面図。
【図3】TFTアクティブマトリックス型液晶表示素子
に用いられる多層配線板の一部分の平面図。
【図4】高融点金属のみを含有させたAl で形成した電
極の加熱後の平面図。
【図5】図4の V−V 線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
10…基板、11…走査配線(Ti 窒素含有Al )、1
1a…ゲート電極、12…能動素子(薄膜トランジス
タ)、13…ゲート絶縁膜、14…i型半導体層、15
…n型半導体層、16…ソース電極、17…データ配
線、17a…ドレイン電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 29/786 H01L 21/336 G02F 1/1368 H01L 21/3205

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁膜性基板上に、高融点金属と窒素を添
    加したアルミニウムからなるターゲットを用いたスパッ
    タ装置により、前記高融点金属を含有しかつ窒素を4at
    %以上添加したアルミニウム膜からなる下部配線用金属
    膜を成膜し、この下部配線用金属膜をパターニングして
    下部配線を形成する工程と、前記下部配線上に絶縁膜を
    形成する工程と、前記絶縁膜上に上部配線を形成する工
    程とを備えたことを特徴とする多層配線板の製造方法。
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