JPH09197061A - 踏切における障害物検知装置 - Google Patents
踏切における障害物検知装置Info
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- JPH09197061A JPH09197061A JP8006305A JP630596A JPH09197061A JP H09197061 A JPH09197061 A JP H09197061A JP 8006305 A JP8006305 A JP 8006305A JP 630596 A JP630596 A JP 630596A JP H09197061 A JPH09197061 A JP H09197061A
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Abstract
に対応させて双方向の光路を構成し、双方向の光路の一
方に係る送光器41または受光器42が故障して、双方
向の光路の一方が検知不能状態になった場合でも、即座
に障害物が検知不能状態とならないで、障害物検知の信
頼性を高めるとともに、一対の送光器41の検出光をほ
ぼ同一位置から一つの受光器42へそれぞれ送光するよ
うにして、受光器42へ検出光を確実に送光し、障害物
検知の信頼性をさらに高めることができる。
Description
び受光器を相互に対応させて双方向の光路を構成し、該
双方向の光路を踏切に複数配設し、列車が踏切に接近す
ると、障害物検知が開始され、少なくとも一つの送光器
の検出光を対応する受光器が受光しない際に、踏切内の
障害物を検知するようにした踏切における障害物検知装
置に関する。
ては、例えば、実開昭58−36382号公報に開示さ
れたものがある。すなわち、発光器および受光器が相互
に対応して一方向の光路が構成され、その一方向の光路
が踏切に複数配置され、発光器への電気信号の入力時期
と、受光器の出力電気信号により駆動される駆動回路の
駆動時期とを同期させて、その同期時期を前記一方向の
光路ごとに順次ずらして、他の光路の送光器からの受光
では駆動されないようにしたものがある。
うな従来の踏切における障害物検知装置では、発光器お
よび受光器を相互に対応して成る光路が一方向であるの
で、一つの発光器または一つの受光器が故障した場合
に、即座に障害物が検知不能状態となり、障害物検知の
信頼性が低いという問題点があった。本発明は、このよ
うな従来の問題点に着目してなされたもので、二組の送
光器および受光器を相互に対応させて双方向の光路を構
成し、双方向の光路の一方に係る送光器または受光器が
故障して、双方向の光路の一方が検知不能状態になった
場合でも、即座に障害物が検知不能状態とならないで、
障害物検知の信頼性を高めるとともに、一対の送光器の
検出光をほぼ同一位置から一つの受光器へそれぞれ送光
するようにして、受光器へ検出光を確実に送光し、障害
物検知の信頼性をさらに高めるようにした踏切における
障害物検知装置を提供することを目的としている。
めの本発明の要旨とするところは、次の各項の記載事項
に存する。 1 二組の送光器(41)および受光器(42)を相互
に対応させて双方向の光路を構成し、該双方向の光路を
踏切に複数配設し、列車が踏切に接近すると、障害物検
知が開始され、少なくとも一つの送光器(41)の検出
光を対応する受光器(42)が受光しない際に、踏切内
の障害物を検知するようにした踏切における障害物検知
装置であって、一対の送光器(41)および一つの受光
器(42)を同一のセンサボックス(35)内に収容し
てセンサユニット(20)を構成したことを特徴とする
踏切における障害物検知装置。
状のポール部材(30)の上端部に配設して成ることを
特徴とする1項記載の踏切における障害物検知装置。 3 前記双方向の光路は、上側に水平に並べた一対の送
光器(41)を配設し、かつ、下側に一つの受光器(4
2)を配設して成るセンサユニット(20)と、上側に
一つの受光器(42)を配設し、かつ、下側に水平に並
べた一対の送光器(41)を配設して成るセンサユニッ
ト(20)とから構成されていることを特徴とする1ま
たは2項記載の踏切における障害物検知装置。
説明する。二組の送光器(41)および受光器(42)
を相互に対応させて双方向の光路を構成し、該双方向の
光路を踏切に複数配設したので、一つの送光器(41)
または一つの受光器(42)が故障して双方向の一方の
光路が検知不能状態になった場合でも、双方向の他方の
光路が検知可能な状態を維持し、即座に障害物が検知不
能状態とならないで、障害物検知の信頼性を高めること
ができる。
の送光器(41)および一つの受光器(42)を同一の
センサボックス(35)内に収容して構成されているの
で、一対の送光器(41)の一方が故障しても、障害物
を検知可能な状態を維持し、障害物検知の信頼性をさら
に高めることができる。複数の双方向の光路において、
障害物検知時に、受光器(42)からの出力信号が一つ
でも欠落した場合に、「障害物あり」と判断することが
できる。
置では、前記センサユニット(20)は、柱形状のポー
ル部材(30)の上端部に配設して成るので、適切な高
さに送光器(41)および受光器(42)を配置するこ
とができ、また、ポール部材(30)内にセンサコント
ロールやセンサ入出力部などを配設することが可能にな
る。
置では、前記双方向の光路は、上側に水平に並べた一対
の送光器(41)を配設し、かつ、下側に一つの受光器
(42)を配設して成るセンサユニット(20)と、上
側に一つの受光器(42)を配設し、かつ、下側に水平
に並べた一対の送光器(41)を配設して成るセンサユ
ニット(20)とから構成されているので、水平方向で
近接した位置に、かつ、同一高さ位置に配された二つの
送光器(41)からの検出光を受光器(42)が確実に
受光可能になり、障害物検知の信頼性をさらに高めるこ
とができる。
の一形態を説明する。各図は本発明の実施の一形態を示
している。図1から図4に示すように、踏切10には、
踏切10内に進入した障害物を感知するための障害物検
出装置20aが設置されている。
0とコントロールユニット40とから成る。センサユニ
ット20は、ポール部材30と、ポール部材30の上端
部に固設されたセンサボックス35と、センサボックス
35内に収容された左右一対の送光器41と、受光器4
2とを備えて成る。送光器41は、多数のLEDを配列
して成り、受光器42は、同じく多数のピンフォトダイ
オードを配列して成る。多数のLEDには駆動回路が接
続され、同じく、ピンフォトダイオードには増幅回路が
接続されている。センサユニット20は、図3に示すよ
うに、送光器41を受光器42の上側に配して成るH型
のものと、反対に、図4に示すように、送光器41を受
光器42の下側に配して成るL型のものとがある。H型
センサユニット20と、L型センサユニット20とが相
互に対向して双方向の光路が形成されている。踏切10
には、入口側ゲートアームおよび出口側ゲートアームに
沿って双方向の光路がそれぞれ1つずつ配設され、踏切
10内には双方向の光路が8つ配設されている。
ラ32と、センサ入出力部33とが内装されている。セ
ンサ入出力部33には光ファイバケーブル34が接続さ
れ、光ファイバケーブル34がポール部材30の外部に
延び、その先がコントロールユニット40に接続されて
いる。コントロールユニット40は、コントロールボッ
クス内に収容され、動作制御手段である動作制御部43
および動作監視回路44、演算部45、動作監視記憶回
路46、並びに、入出力制御回路47を有している。
ミング信号を生成するためのタイミング信号生成回路を
有している。動作監視回路44は、1番目から10番目
の双方向の光路の順番で、各光路を順次選択していくも
のであり、動作監視記憶回路46にはプリンタが接続さ
れている。タイミング信号生成回路は、1番目から10
番目の双方向の光路の順序で、各送光器41が送光すべ
き時期並びに各受光器42が受光すべき時期をずらして
タイミング信号を生成するものであり、例えば、一つの
双方向の光路においては、H型センサユニット20、お
よびL型センサユニット20毎に10msの時間がそれ
ぞれ確保されている。該10msの時間内に、2msの
タイミング信号非生成時間を空けて、同じく2msのタ
イミング信号生成時間がH型センサユニット20L型用
およびセンサユニット20用にそれぞれ設けられてい
る。各2msのタイミング信号生成時間では、1.6m
s間に8つのパルス波形が発生している。パルス波はコ
ントロールユニット40に供給されるクロックを用いて
生成される。
が警告表示駆動部51に入力され、警告表示駆動部51
は、警告表示器52を駆動制御する。警告表示駆動部5
1には、緊急用の押ボタンより操作信号が入力される。
また、入出力制御回路47から警告音発信制御信号が警
告音駆動部55に入力され、警告音がスピーカから発っ
せられる。受光器42の故障診断装置は、故障診断信号
生成回路60および故障診断回路61を有して成る。故
障診断信号生成回路60は、送光器41が送光していな
い前記2msの非生成時間に、サンプリングパルスをゲ
ート部に出力し、受光器42からの出力信号をサンプリ
ングするものである。故障診断回路61は、サンプリン
グしてできた信号に基づき、受光器42が受光状態にあ
るか否かを判断するものである。サンプリングする時期
は、その受光器42に対応する送光器41が送光してい
ない適当な時期であればよく、前記2msの非生成時間
に必ずしも限定する必要はない。
は、送光器41が送光している場合に、その送光器41
に係る光路以外の光路であって、送光している送光器4
1からの検出光の最も受光しにくい位置に配された受光
器42に係る双方向の光路を逐次選択し、その選択され
た光路において、受光器42の故障診断をするようにし
てもよい。
列車が踏切に近づき、起動点に達すると、警報注意が開
始され、警報器が鳴り始める。警報器が6〜8秒間鳴る
と、入口側ゲートアームが降下を始める。入口側ゲート
アームが6秒後に降下を終了すると、出口側ゲートアー
ムが降下を始め、出口側ゲートアームが同じく6秒後に
降下を終了する。
12秒かかって降下すると、踏切内の双方向の光路に係
る送光器41が送光を開始する。ユーザは0〜6秒の間
で送光開始時を遅らせることができる。また、出口側ゲ
ートアームが警報開始時から18秒かかって降下する
と、ゲートアームに沿って配設された双方向の光路に係
る送光器41が送光を開始する。ユーザは2秒に限り送
光開始時を遅らせることができる。送光器41の送光が
開始され、検知有効時間に移行し、列車が踏切10を通
過した後に障害物検知が無効となる。列車が踏切10を
通過する際には、線路を斜めに横切るように配した特定
の双方向の光路による障害物検知は中止される。
センサユニット20の送光器41にL型センサユニット
20の受光器42を対応させ、かつ、H型センサユニッ
ト20の受光器42にL型センサユニット20の送光器
41を対応させて双方向に構成されているので、仮にH
型センサユニット20側の送光器41または受光器42
が故障して障害物検知不能な状態になった場合でも、L
型センサユニット20側の送光器41または受光器42
が障害物検知可能な状態を維持しているので、即座に障
害物が検知不能状態とならないで、障害物検知の信頼性
を高めることができる。さらに、水平方向で近接した位
置に、かつ、同一高さ位置に配された二つの送光器4
1,41から検出光が一つの受光器42へそれぞれ送光
されるので、受光器42が、検出光を確実に受光可能に
なり、障害物検知の信頼性をさらに高めることができ
る。
および受光のタイミング信号生成回路を制御して、タイ
ミング信号生成回路は、例えば、1番目から10番目の
双方向の光路の順序で、各送光器41が送光すべき時期
並びに各受光器42が受光すべき時期をずらしてタイミ
ング信号を生成する。それにより、光路が互いに異なる
送光器41と受光器42において、仮に、1番目の双方
向の光路に係る送光器41からの検出光を2番目の双方
向の光路に係る受光器42が受光した場合でも、受光器
42からの受光信号によって、障害物を検知判断する回
路は駆動しないので、障害物を誤って検知したり、反対
に、障害物を誤って検知しなかったりしなくなる。
の双方向の光路においては、H型センサユニット20、
およびL型センサユニット20毎に10msの時間をそ
れぞれ確保し、該10msの時間において、2msのタ
イミング信号非生成時間を空けて、2msのタイミング
信号生成時間をH型センサユニット20L型用およびセ
ンサユニット20用にそれぞれ設け、各2msのタイミ
ング信号生成時間において、1.6ms間に8つのパル
ス波形が発生する。それにより、双方向の光路による障
害物検知がほぼ同時期にできるとともに、複数パルス波
形に対応する受光器42からの出力信号が一つでも欠落
した場合に、「障害物あり」と判断することができ、さ
らに、障害物検知の信頼性を向上することができる。
「障害物あり」が判断されると、入出力制御回路47か
ら警告表示制御信号が警告表示駆動部51に入力され、
警告表示器52が駆動制御される。また、入出力制御回
路47から警告音発信制御信号が警告音駆動部55に入
力され、警告音がスピーカから発っせられる。
などから、受光器42が受光した際と同じ出力信号を出
力し続ける場合が発生するが、検知有効時間において、
送光器41が送光していない前記2msの非生成時間
に、故障診断信号生成回路60がサンプリングパルスを
ゲート部に出力して、受光器42からの出力信号をサン
プリングすることができる。故障診断回路61は、サン
プリングされた信号から受光器42が受光した際と同じ
出力信号を出力しているか否かを判断する。このとき、
受光器42が受光した際と同じ出力信号を出力していれ
ば、受光器42等が故障状態にあると判断することがで
きる。この場合、安全性確保から障害物検知信号を出力
してもよく、また、故障検知信号を出力してもよい。な
お、前記実施例においては、故障診断信号生成回路6
0、故障診断回路61およびゲート部により故障診断装
置を構成したものを示したが、これに限らず、例えば、
動作監視回路44の中に故障診断機能を組み込んだもの
であってもよい。
装置によれば、二組の送光器および受光器を相互に対応
させて双方向の光路を構成し、双方向の光路の一方に係
る送光器または受光器が故障して、双方向の光路の一方
が検知不能状態になった場合でも、即座に障害物が検知
不能状態とならないで、障害物検知の信頼性を高めると
ともに、一対の送光器の検出光をほぼ同一位置から一つ
の受光器へそれぞれ送光するようにして、受光器へ検出
光を確実に送光し、障害物検知の信頼性をさらに高める
ことができる。
物検知装置の送光器等の正面図である。
物検知装置のブロック図である。
物検知装置の送光および受光の操作タイミング図であ
る。
物検知装置の送光器等の正面図である。
物検知システムの動作チャートである。
Claims (3)
- 【請求項1】二組の送光器および受光器を相互に対応さ
せて双方向の光路を構成し、該双方向の光路を踏切に複
数配設し、列車が踏切に接近すると、障害物検知が開始
され、少なくとも一つの送光器の検出光を対応する受光
器が受光しない際に、踏切内の障害物を検知するように
した踏切における障害物検知装置であって、 一対の送光器および一つの受光器を同一のセンサボック
ス内に収容してセンサユニットを構成したことを特徴と
する踏切における障害物検知装置。 - 【請求項2】前記センサユニットは、柱形状のポール部
材の上端部に配設して成ることを特徴とする請求項1記
載の踏切における障害物検知装置。 - 【請求項3】前記双方向の光路は、上側に水平に並べた
一対の送光器を配設し、かつ、下側に一つの受光器を配
設して成るセンサユニットと、上側に一つの受光器を配
設し、かつ、下側に水平に並べた一対の送光器を配設し
て成るセンサユニットとから構成されていることを特徴
とする請求項1または2記載の踏切における障害物検知
装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00630596A JP3615612B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 踏切における障害物検知装置 |
TW87208823U TW379687U (en) | 1996-01-18 | 1996-03-05 | Obstacle detection device in railroad crossing |
Applications Claiming Priority (1)
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JP00630596A JP3615612B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 踏切における障害物検知装置 |
Publications (2)
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JPH09197061A true JPH09197061A (ja) | 1997-07-31 |
JP3615612B2 JP3615612B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=11634670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00630596A Expired - Lifetime JP3615612B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 踏切における障害物検知装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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TW (1) | TW379687U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09197060A (ja) * | 1996-01-18 | 1997-07-31 | Koito Ind Ltd | 踏切における障害物検知装置 |
JP2002053042A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-19 | East Japan Railway Co | 工事用列車停止装置 |
JP2021524019A (ja) * | 2018-05-25 | 2021-09-09 | オムロン株式会社 | ライトカーテン配置を操作する方法及びライトカーテン配置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103303338B (zh) * | 2013-06-19 | 2015-10-21 | 北京交通大学 | 一种轨道车辆接触式障碍物检测装置 |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP00630596A patent/JP3615612B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-05 TW TW87208823U patent/TW379687U/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09197060A (ja) * | 1996-01-18 | 1997-07-31 | Koito Ind Ltd | 踏切における障害物検知装置 |
JP2002053042A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-19 | East Japan Railway Co | 工事用列車停止装置 |
JP4527857B2 (ja) * | 2000-08-10 | 2010-08-18 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 工事用列車停止装置 |
JP2021524019A (ja) * | 2018-05-25 | 2021-09-09 | オムロン株式会社 | ライトカーテン配置を操作する方法及びライトカーテン配置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3615612B2 (ja) | 2005-02-02 |
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