JPH09196546A - コンテナ用冷凍ユニット - Google Patents

コンテナ用冷凍ユニット

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JPH09196546A
JPH09196546A JP2737096A JP2737096A JPH09196546A JP H09196546 A JPH09196546 A JP H09196546A JP 2737096 A JP2737096 A JP 2737096A JP 2737096 A JP2737096 A JP 2737096A JP H09196546 A JPH09196546 A JP H09196546A
Authority
JP
Japan
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air
container
refrigerator
unit
ethylene
Prior art date
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Pending
Application number
JP2737096A
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English (en)
Inventor
Toshio Yamashita
敏雄 山下
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンテナ1の一端側に装着された内外仕切壁
41とコンテナ1内に設置されたバルクヘッド44との間に
庫内空気の循環路46を形成し、この循環路46中に空気循
環用のフアン12及び空気冷却用の蒸発器10を配設し、内
外仕切壁41の庫外側にコンデンシング42を形成してなる
コンテナ用冷凍ユニットにおいて、コンテナ1の貨物収
容スペースを狭めることなく庫内空気の組成や湿度を調
整することによって庫内に収容された青果物の鮮度を維
持する。 【解決手段】 庫内空気の循環路46中に庫内空気の組成
や湿度を調整する空気調整機器50を配設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンテナ用冷凍装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンテナが図4に示されている。
コンテナ1は直方体状をなし、その一方の端壁2には冷
凍ユニット100 が組み付けられている。コンテナ1の他
方の端壁に設けられた図示しない扉からコンテナ1の庫
内に貨物を収容し、冷凍ユニット100 を運転することに
よって庫内の温度を−30℃ないし+30℃の範囲内で任意
に設定された温度に維持しながらコンテナ1を船舶、ト
ラック、鉄道車両等に搭載して運搬する。
【0003】冷凍ユニット100 は図5に示すように、断
熱材からなる内外仕切壁41を具備し、その全周に形成さ
れたフランジによりコンテナ1の端壁2に締結される。
この内外仕切壁41の下部中央には庫内に向かって凹のコ
ンデンシングセクション42が形成され、このコンデンシ
ングセクション42内にはコンプレッサ3、凝縮器4、フ
アン6等が配設されている。
【0004】コンテナ1の内部に立設されたバルクヘッ
ド44と内外仕切壁41との間に庫内空気の循環路46が形成
され、この循環路46の上部、即ち、コンデンシングセク
ション42の上方には空気循環用のフアン12及び空気冷却
用の蒸発器10が配設されている。
【0005】冷凍ユニット100 を運転すると、庫内空気
は実線矢印で示すように、循環路46に吸入され、フアン
12によって付勢されて蒸発器10を流過する過程で冷却さ
れた後、コンデンシングセクション42とバルクヘッド44
との隙間47及びコンデンシングセクション42の両サイド
とコンテナ1の内壁との間に形成されたスペース48、49
を通って吹出室18に入り、多数のTレール43の間隙から
庫内に吹き出される。
【0006】これと同時に外気がフアン6により付勢さ
れて、破線矢印で示すように、凝縮器4を流過する過程
で昇温した後、大気中に放出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】コンテナ1の庫内に果
物、野菜などの青果物を収容した場合、その代謝作用に
よって発生するエチレン、プロオリン、糖類等の有害物
質によって青果物の老化や熟成が促進され、その鮮度が
失われるという問題があった。
【0008】そこで、コンテナ1の庫内にエチレン吸着
剤やエチレン除去ユニット、CAユニット(ControIIed
Atmospher Unit)、除湿又は加湿ユニット等を設置して
いたため、庫内における貨物の収容スペースが狭くなる
という問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、コンテナの一端側に装着された内外仕切壁と上
記コンテナ内に設置されたバルクヘッドとの間に庫内空
気の循環路を形成し、この循環路中に空気循環用のフア
ン及び空気冷却用の蒸発器を配設するとともに上記内外
仕切壁の庫外側にコンデンシングセクションを形成して
なるコンテナ用冷凍ユニットにおいて、上記循環路中に
庫内空気の組成や湿度を調整する空気調整機器を配設し
たことを特徴とするコンテナ用冷凍ユニットにある。
【0010】しかして、循環路を庫内空気が循環する
際、その組成や湿度は空気調整機器によって調整され
る。
【0011】他の特徴とするところは、上記空気調整機
器がエチレン除去ユニット、CAユニット、除湿又は加
湿ユニットの1つよりなることにある。
【0012】更に他の特徴とするところは、上記空気調
整機器を上記蒸発器の下流側で、かつ、上記内外仕切壁
のコンデンシングセクションとバルクヘッドとの間に形
成された隙間の中央部に設置したことにある。
【0013】更に他の特徴とすることろは、上記空気調
整機器を上記内外仕切壁のコンデンシングセクションの
両サイドと上記コンテナの内壁との間に形成されたスペ
ースに設置したことにある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態が図1に
示され、(A) は(B) のA−A線に沿う断面図、(B) は
(A) のB−B線に沿う断面図である。蒸発器10の下流側
の循環路46、即ち、内外仕切壁41のコンデンシングセク
ション42とバルクヘッド44との間に形成された隙間47の
中央部にはエチレン除去ユニット50が配設されている。
【0015】このエチレン除去ユニット50は空気入口52
及び空気出口53を具えたケース51と、この内部された紫
外線照射ランプ54及びオゾン分解触媒55等からなる。他
の構成は図4及び図5に示す従来のものと同様である。
【0016】しかして、フアン12を運転すると、エチレ
ンを含む庫内空気は循環路46に吸入され、フアン12によ
り付勢されて蒸発器10を流過した後、その一部はエチレ
ン除去ユニット50にその空気入口52から流入する。
【0017】この空気が紫外線照射ランプ54のまわりを
流過する過程で波長184.9nm にピークを持つ紫外線を照
射されることによって空気中の酸素がオゾンに転化され
る。このオゾンは空気中に浮遊する微生物や細菌を死滅
ないしは不活性化し、異臭成分を分解すると同時に空気
中に含まれるエチレンを酸化してこれをエチレンオキサ
イド、アセトアルデヒト等のエチレン化合物に転化す
る。
【0018】余剰のオゾンは紫外線照射ランプ54から照
射される波長253.7nm にピークを持つ紫外線によって酸
素と発生期の酸素に分解される。この発生期の酸素は空
気中に残存するエチレンを酸化してエチレン化合物に転
化させる。
【0019】次いで、この空気がオゾン分解触媒55を流
過する過程で空気中に残存するオゾンが酸素等に分解さ
れ、かつ、エチレン化合物が吸着除去される。しかる
後、この空気は空気出口53から流出してエチレン除去ユ
ニット50をバイパスした庫内空気と合流し、吹出室18を
経てTレール43の間隙から庫内に吹き出される。
【0020】かくして、庫内空気中に含まれるエチレン
はエチレン除去ユニット50によって除去するので、庫内
に収容されている青果物の老化や熟成を抑制してその鮮
度を維持できる。また、エチレン除去ユニット50は循環
路46中に配設されているので、庫内の貨物スペースを狭
めることもない。
【0021】本発明の第2の実施形態が図2に示されて
いる。この第2の実施形態においては、エチレン除去ユ
ニット50に代えてCAユニット60が配設されている。
【0022】このCAユニット60は空気入口62及び空気
出口63を具えたケース61と、この内部に配設されたCO2
ボンベ64、N2とO2との分離器65、エアコンプレッサ66等
からなる。
【0023】しかして、庫内空気がCAユニット60を流
過する過程でその組成を例えば、O2が1〜12%、CO2
1〜12%、残部がN2となるように変更することによって
青果物の鮮度を維持することができる。他の構成は図4
及び図5に示す従来のものと同様であり、対応する部材
には同じ符号を付してその説明を省略する。
【0024】本発明の第3の実施形態が図3に示されて
いる。この第3の実施形態においては、コンデンシング
セクション41の左側とコンテナ1の左内壁との間に形成
されたスペース48内にCAユニット60が設置され、か
つ、コンデンシングセクション41の右側とコンテナ1の
右内壁との間に形成されたスペース49内に除湿又は加湿
ユニット70が設置されている。
【0025】しかして、循環路46に吸入された庫内空気
の一部はCAユニット60を流過することによってその空
気組成が変更され、他の一部は除湿又は加湿ユニット70
を流過することによってその湿度が調整される。他の構
成は図4及び図5に示す従来のものと同様であり対応す
る部材には同じ符号が付されている。
【0026】しかして、この第3の実施形態において
は、コンデンシングセクション42の左右に形成されてい
るデッドスペース48、49を利用してここにCAユニット
60及び除湿又は加湿ユニット70を設置しているので、庫
内の貨物スペースの有効利用に資することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、庫内空気の循環路中
に庫内空気の組成や湿度を調整する空気調整機器を配設
したため、庫内空気の組成や湿度を庫内の貨物スペース
を狭めることなく空気調整機器によって調整することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示し、(A) は(B) の
A−A線に沿う断面図、(B) は(A) のB−B線に沿う断
面図である。
【図2】本発明の第2の実施形態を示し、(A) は(B) の
A−A線に沿う断面図、(B) は(A) のB−B線に沿う断
面図である。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す断面図である。
【図4】従来のコンテナの斜視図である。
【図5】従来のコンテナ用冷凍ユニットを示し、(A) は
左側面図、(B) は(A) のB−B線に沿う断面図、(C) は
(B) のC−C線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 コンテナ 41 内外仕切壁 42 コンデンシングセクション 44 バルクヘッド 46 庫内空気循環路 12 フアン 10 蒸発器 50 エチレン除去ユニット 51 ケース 52 空気入口 53 空気出口 54 紫外線照射ランプ 55 オゾン分解触媒

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナの一端側に装着された内外仕切
    壁と上記コンテナ内に設置されたバルクヘッドとの間に
    庫内空気の循環路を形成し、この循環路中に空気循環用
    のフアン及び空気冷却用の蒸発器を配設するとともに上
    記内外仕切壁の庫外側にコンデンシングセクションを形
    成してなるコンテナ用冷凍ユニットにおいて、 上記循環路中に庫内空気の組成や湿度を調整する空気調
    整機器を配設したことを特徴とするコンテナ用冷凍ユニ
    ット。
  2. 【請求項2】 上記空気調整機器がエチレン除去ユニッ
    ト、CAユニット、除湿又は加湿ユニットの1つよりな
    ることを特徴とする請求項1記載のコンテナ用冷凍ユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 上記空気調整機器を上記蒸発器の下流側
    で、かつ、上記内外仕切壁のコンデンシングセクション
    とバルクヘッドとの間に形成された隙間の中央部に設置
    したことを特徴とする請求項1記載のコンテナ用冷凍ユ
    ニット。
  4. 【請求項4】 上記空気調整機器を上記内外仕切壁のコ
    ンデンシングセクションの両サイドと上記コンテナの内
    壁との間に形成されたスペースに設置したことを特徴と
    する請求項1記載のコンテナ用冷凍ユニット。
JP2737096A 1996-01-22 1996-01-22 コンテナ用冷凍ユニット Pending JPH09196546A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006105562A (ja) * 2004-10-08 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd ビルトイン型冷蔵庫
JP2020171265A (ja) * 2019-04-15 2020-10-22 ダイキン工業株式会社 庫内空気調節装置

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