JPH09196440A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH09196440A
JPH09196440A JP8010324A JP1032496A JPH09196440A JP H09196440 A JPH09196440 A JP H09196440A JP 8010324 A JP8010324 A JP 8010324A JP 1032496 A JP1032496 A JP 1032496A JP H09196440 A JPH09196440 A JP H09196440A
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air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気調和機と床暖房機を併用する際の快適性
を向上させた空気調和装置を提供する。 【解決手段】 空気調和装置ACは、熱交換器7と熱交
換した空気を室内に供給する空気調和機1と、室内に敷
設された床暖房機41とを備えたものであって、設定温
度Tsに基づき、空気調和機1の運転を制御する制御手
段を備え、この制御手段は、床暖房機41が運転されて
いる状態で、室内温度Trが設定温度Ts−1℃に到達
した場合、設定温度Tsを3℃低下させる補正動作を実
行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和機と床暖
房機とから成る空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より家屋のリビングルーム(室内)
などには空気調和機が設置され、冷房、暖房、除湿(ド
ライ)などの種々の空気調和動作を実行するよう構成さ
れているが、近年では足下の暖かさを考慮して、室内に
床暖房機を敷設して空気調和機と併用する家屋が増えて
きている。
【0003】この場合、空気調和機を構成する室内機の
熱交換器(利用側熱交換器)の冷媒配管には、冷媒回路
を構成する冷却装置から冷媒が供給されて冷却作用を発
揮すると共に、熱交換器には更に温水配管が設けられ、
この温水配管に熱源機(ボイラー)から温水が供給され
て暖房効果が発揮される。そして、この熱交換器に室内
の空気を循環させ、熱交換させた後室内に供給すること
によって空調する。
【0004】また、足下の床暖房機の温水配管にも前記
熱源機より温水を供給し、床面より室内を加温する構成
とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き空気調和機
の制御は、室内機本体若しくはリモコンに内蔵されたセ
ンサの感知する室内温度と、室内の設定温度とに基づい
て行われるものであるが、従来では空気調和機の制御と
床暖房機の運転とが関連付けされていなかったため、床
暖房機が運転されているか否かに係わらず、空気調和機
は独自に制御されるのみであった。
【0006】一方で、上記空気調和機のセンサでは床暖
房機からの加温作用を捉えることが難しく、実際に人体
が感じる室温と空気調和機の制御温度とに隔たりが生じ
て、室温が暑く不快感を生じてしまう問題があった。
【0007】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、空気調和機と床暖房機を
併用する際の快適性を向上させた空気調和装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の空気調和装置
は、熱交換器と熱交換した空気を室内に供給する空気調
和機と、室内に敷設された床暖房機とを備えたものであ
って、設定温度に基づき、空気調和機の運転を制御する
制御手段を備え、この制御手段は、床暖房機が運転され
ている状態で、室内温度が設定温度に近づき、若しくは
到達した場合、設定温度を所定値低下させる補正動作を
実行するものである。
【0009】本発明によれば、床暖房機が運転されてい
る状態で、室内温度が設定温度に近づき、若しくは到達
した場合、空気調和機の制御手段が、前記設定温度を所
定値低下させる補正動作を実行するので、空気調和機と
床暖房機とが併用されている場合にも、人体に暑過ぎる
との不快感を与えること無く、空気調和の快適性を向上
させることが可能となる。また、空気調和機の設定温度
の低下により、運転率が低下するので、機器の運転によ
る騒音を低減し、省エネルギーにも寄与することができ
るようになるものである。
【0010】請求項2の発明の空気調和装置は、上記に
おいて制御手段は予め設定された設定温度データに基づ
いて空気調和機の運転を制御する自動運転モードを有
し、この自動運転モードにおいて設定温度の補正動作を
実行するものである。
【0011】請求項2の発明によれば、上記に加えて制
御手段は予め設定された設定温度データに基づいて空気
調和機の運転を制御する自動運転モードを有しており、
この自動運転モードにおいて前記設定温度の補正動作を
実行するようにしたので、室内の空気調和を特に機器側
に依存した自動運転において、その快適性を向上させ、
使用性を著しく改善することが可能となるものである。
【0012】請求項3の発明の空気調和装置は、上記に
おいて制御手段は表示装置を備え、この表示装置にて設
定温度を表示すると共に、自動運転モードでは設定温度
の表示を禁止するものである。
【0013】請求項3の発明によれば、上記に加えて制
御手段は表示装置を備え、この表示装置にて設定温度を
表示するものの、上記自動運転モードでは設定温度の表
示を禁止するようにしたので、設定温度の補正動作によ
り、自動的に設定温度が変更されたことを使用者に悟ら
れることが無くなり、無用な不安感を与える不都合を未
然に回避することができるようになるものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の空気調和装置ACの構
成図、図2は本発明を適用する実施例としての空気調和
機1の室内機2の一部切欠斜視図、図3は空気調和機1
のリモコン5の正面図、図4は空気調和機1の室内機2
の電気回路図、図5は空気調和機1の室外機3及び熱源
機(ボイラー)4の電気回路図をそれぞれ示している。
【0015】図1において、本発明の空気調和装置AC
は空気調和機1と床暖房機41とから構成されており、
前記空気調和機1は、室内に設置された壁掛け型の室内
機2と、屋外に設置された室外機3及び熱源機4とから
構成されている。
【0016】図2に示す如く室内機2を構成する鋼板製
のフレーム6の前面には、利用側熱交換器7が取り付け
られており、この熱交換器7は冷房用熱交換器7Aと温
水用熱交換器7Bとから構成されている。熱交換器7の
後方にはクロスフローファン8が左右に取り付けられて
おり、このファン8は右側に取り付けられたファンモー
タ8Mによって回転駆動される。
【0017】前記熱交換器7の冷房用熱交換器7Aには
後述する如く室外機3に接続されて冷媒が流通される冷
媒配管11が蛇行状に貫通配設されると共に、温水用熱
交換器7Bには後述する如く熱源機4に流量可変弁(電
動弁)10を介して接続され、温水が流通される温水配
管12が蛇行状に貫通配設とから構成されている。ま
た、熱交換器7の前面向かって右側には、室内の温度、
湿度を検出する室温センサ18と湿度センサ19が取り
付けられ、更に、温水熱交換器7Bの温度を検出する温
水熱交換器センサ17も取り付けられている。
【0018】熱交換器7右方には操作パネル21が取り
付けられ、そこにはサービスランプ13や試運転スイッ
チ14などが設けられている。また、操作パネル21の
奥部にはコントロール基板22と、電源基板23が取り
付けられ、下方には端子板24が取り付けられている。
更に、端子板24の前側には表示器27が設けられてい
る。
【0019】一方、熱交換器7の下側には左右に渡って
図示しないドレンパンが設けられており、このドレンパ
ンにはドレンホース29が接続されて後方に引き出され
ている。25は電源コードであり、28はガス欠センサ
である。
【0020】そして、これらの部品を隠蔽するかたちで
フレーム6には前方から室内機カバー31が取り付けら
れる。このカバー31の前面中央部には前記熱交換器7
の前方に対応してスリット状の吸込口32が形成されて
おり、この吸込口32と熱交換器7間にはフィルタ33
及び空気清浄フィルタ34が介設されている。
【0021】吸込口32の下部のカバー31前面には左
右に渡って吹出口36が形成されており、吹出口36に
は複数の左右方向調節羽根38が回動自在にそれぞれ取
り付けられている。また、吹出口36には上下の吹き出
し方向を調節するルーバー42が取り付けられており、
ルーバー42は右端のルーバーモータ42Mにて駆動さ
れる。
【0022】一方、室外機3はコンプレッサ54、熱源
側熱交換器56及び室外機ファン57とから構成されて
おり、上記コンプレッサ54、熱源側熱交換器56は膨
張弁(減圧装置)58を介して前記室内機2の利用側熱
交換器7を構成する冷房用熱交換器7Aの冷媒配管11
に接続され、周知の冷媒回路を構成する。また、57M
は室外機ファン57のファンモータである。
【0023】前記熱源機4はガス燃焼若しくは電気ヒー
タにて所定高温の温水を生成するボイラーであり、前記
利用側熱交換器7を構成する温水熱交換器7Bの温水配
管12は前述の如く流量可変弁10を介してこの熱源機
4に接続されている。
【0024】前記床暖房機41は前記室内床面に敷設さ
れており、蛇行状に設けられたその温水配管61は、流
量可変弁(電動弁)59を介して熱源機4に接続されて
いる。
【0025】次に図4において、空気調和機1の室内機
2のコントロール基板22は、制御手段を構成する汎用
のマイクロコンピュータにて構成されている。このコン
トロール基板22には表示器27に対応して設けられた
表示装置を構成する表示基板46や操作パネル21に対
応して設けられたスイッチ基板47が接続されると共
に、前記ファンモータ8M、流量可変弁10、ルーバー
モータ42Mが接続される。そして、前記表示基板46
にリモコン5からの赤外線を受光する受光部(図示せ
ず)が設けられている。また、前記室温センサ18、湿
度センサ19が接続されると共に、前記温水熱交換器セ
ンサ17やガス欠センサ28も接続されている。また、
48は端子板24の過熱を検出する温度ヒューズであ
り、これもコントロール基板22に接続されている。
【0026】このコントロール基板22は電源線及びシ
リアル通信線にて電源基板23と接続され、電源基板2
3には端子板24が接続されている。そして、この端子
板24に電源コード25が接続されると共に、端子板2
4は通信線にて室外機3のコントロール基板52の端子
板53に接続される。
【0027】室外機3のコントロール基板52も制御手
段を構成する汎用のマイクロコンピュータにて構成され
ており、このコントロール基板52には前記ファンモー
タ57Mが接続されると共に、コンプレッサを駆動する
コンプレッサモータ54Mがモータ駆動用IC64を介
して接続されている。また、この室外機3のコントロー
ル基板52には外気温を検出する外気温度センサ66及
びコンプレッサ54の温度を検出するコンプレッサ温度
センサ67が接続される。
【0028】そして、このコントロール基板52は通信
基板68を介して前記熱源機4に設けられた熱源機基板
69に接続される。この熱源機基板69は熱源機4にお
ける前記ガス燃焼若しくは電気ヒータによる温水生成を
制御すると共に、更に前記床暖房機41の温水配管61
への流量可変弁59も接続され、それを制御するもので
ある。
【0029】次に、図3のリモコン5の構成、及び、図
6のフローチャートを参照しながら空気調和装置ACの
動作を説明していく。リモコン5には液晶から構成され
た表示装置としての液晶表示部71とスイッチ部72と
から構成されており、これらは図示しないリモコン側の
マイクロコンピュータに接続されて制御される。更に、
このマイクロコンピュータには図示しないリモコン側の
室温センサ(体感センサ)、赤外線発光部なども接続さ
れている。
【0030】スイッチ部72に設けられた73は空気調
和機1の運転/停止キーであり、この運転/停止キー7
3のON・OFF操作により、室内機2のコントロール
基板22はそれに接続された各機器の運転・停止を行う
と共に、室外機3に指令して室外機3側の各機器、及
び、熱源機4の運転・停止を行う。
【0031】74、75は室温設定キーであり、これに
よって設定された設定温度Tsは液晶表示部71の右側
にデジタル表示される。尚、室内温度Trは液晶表示部
71の左側に並んでデジタル表示される。80はルーバ
ー42の調整キーであり、79はクロスフローファン8
による風量切替キー、82は静音運転キーである。
【0032】ここで、空気調和機1は冷房モード、暖房
モード、ドライ(アメニティドライ)モード、自動運転
(ニューロ自動)モードの四つのモードを有しており、
このモードは冷暖切替キー76を押すことによってサイ
クル的(サイクリック)に切り換えることができる。
尚、現在のモードは液晶表示部71の上端に表示され
る。
【0033】前記冷房モードではコントロール基板22
のマイクロコンピュータは、前記設定温度Tsと室温セ
ンサ18若しくはリモコン5の室温センサ(両者はキー
86にて切替可能。以下、同様)が検出した室内温度T
rに基づき、この室内温度Trを設定温度Tsに近づけ
るようにコンプレッサ54の運転を制御する。このコン
プレッサ54から吐出された高温高圧冷媒は熱源側熱交
換器56に入り、そこで凝縮液化され、膨張弁58にて
減圧された後、利用側熱交換器7の冷媒配管11に供給
される。熱交換器7に流入した冷媒はそこで蒸発し、冷
却作用を発揮する。熱交換器7と熱交換した冷気はファ
ン8にて室内に吹き出され、室内を冷房する。
【0034】また、暖房モードでは熱源機4を運転して
利用側熱交換器7の温水配管12に温水を供給し、暖房
効果を発揮させる。この熱交換器7と熱交換した暖気も
ファン8にて室内に吹き出され、室内を暖房する。ま
た、コントロール基板22のマイクロコンピュータは流
量可変弁10によって温水配管12に流れる温水量を調
整し、前述同様に室内温度Trを設定温度Tsに近づけ
るように暖房時の室温制御を行う。
【0035】更に、ドライモードでは上記冷媒配管11
による冷却作用と温水配管12による暖房効果の双方を
発揮させて室内の除湿を行う。この場合の湿度制御は設
定湿度と湿度センサ19の検出する室内湿度に基づいて
行われ、設定湿度は湿度設定キー77の操作にて設定さ
れる。この設定湿度も液晶表示部71の左上にバー表示
される。
【0036】次に、上記自動運転モードについて説明す
る。この自動運転モードではコントロール基板22のマ
イクロコンピュータに予め設定(記憶)されている設定
温度データと、室温センサ18(若しくはリモコン5の
室内センサ)から取り込まれた室内温度Tr及びコント
ロール基板52を介して外気温度センサ66から取り込
まれた外気温に基づいた自動運転が行われる。
【0037】即ち、例えば外気温が+18℃より低い場
合、室内温度Trが+21.9℃以下のときは設定温度
Tsを+22℃として上記暖房モードの運転(暖房運
転)を行う。また、室内温度Trが+22℃以上+2
5.9℃以下のときは設定温度Tsを+24℃として暖
房運転を行う。更に、室内温度Trが+26℃以上のと
きは設定温度Tsを+26℃、設定湿度を60%として
上記ドライモードの運転(ドライ運転)を行う。
【0038】一方、例えば外気温が+18℃以上の場
合、室内温度Trが+21.9℃以下のときは設定温度
Tsを+22℃、設定湿度を60%として上記ドライ運
転を行う。また、室内温度Trが+22℃以上+25.
9℃以下のときは設定温度Tsを+24℃、設定湿度を
60%としてドライ運転を行う。更に、室内温度Trが
+26℃以上のときは同様に設定温度Tsを+26℃、
設定湿度を60%としてドライ運転を行うものである。
【0039】このように自動運転モードでは設定温度T
sは、コントロール基板22のマイクロコンピュータに
予め設定されたものが外気温と室内温度Trにより選択
されて使用される。そのため、この自動運転モードでは
リモコン5のマイクロコンピュータは液晶表示部71に
おいて設定温度の表示は行わない。同様にコントロール
基板22のマイクロコンピュータも表示基板46にて設
定温度を表示しない。
【0040】次に、床暖房について説明する。空気調和
機1が運転しているか否かに係わらず、リモコン5の床
暖房キー78を押すと、リモコン5のマイクロコンピュ
ータは液晶表示部71に床暖房「高」を表示する。そし
て、リモコン5から発せられた信号により、室内機2の
コントロール基板22から室外機3のコントロール基板
52に信号が送られ、更にコントロール基板52から通
信基板68を介して熱源機基板69に転送されて熱源機
4が運転を開始する。
【0041】熱源機基板69は流量可変弁59により、
床暖房機41の温水配管61に流れる温水量を調整して
比較的多量の温水を供給し、床暖房機41の「高」(温
度が高い)運転を行う。この床暖房機41の暖房効果
は、床暖房キー78を更に押すことによって、「高」か
ら「中」、更に「低」へと切り替えられ、最後に停止と
なる。前記「中」、「低」運転では、熱源機基板69は
流量可変弁59を「高」運転時よりも絞り、温水の流量
を低減させて暖房効果を低下させる。
【0042】尚、空気調和機1と床暖房機41が同時に
運転されている状態で、空気調和機1が停止されたとき
は、床暖房機41も停止される。そして、次回の空気調
和機1の運転開始に伴い、床暖房機41も運転される。
【0043】次に、係る空気調和機1と床暖房機41と
が併用された場合の設定温度Tsの補正動作について図
6を参照しながら説明する。図6は室内機2のコントロ
ール基板22のマイクロコンピュータのプログラム(概
略)を示している。先ず、前記マイクロコンピュータは
ステップS1で床暖房機41が運転(ON)されている
か否か判断し、否であればステップS5に進んで前述の
如き設定温度Tsに基づいた各運転モードの制御を実行
する。
【0044】床暖房機41が運転されている場合、マイ
クロコンピュータはステップS1からステップS2に進
んで空気調和機1が前記自動運転モードにおいて、暖房
運転を行っているか否か判断する。この段階で否であれ
ば同様にステップS5に進む。
【0045】次に、現在床暖房機41が運転されてお
り、且つ、空気調和機1が自動運転モードで暖房してい
る場合、マイクロコンピュータはステップS3に進んで
室内温度Trが設定温度Ts−1℃まで上昇したか否か
判断し、否の場合にはステップS5に進む。そして、暖
房運転により室内温度Trが設定温度Ts(例えば足す
24℃)に近づき、Ts−1℃まで上昇した場合、マイ
クロコンピュータはステップS4に進んで現在設定され
ている設定温度Tsから3℃低い温度を新しい設定温度
Ts(この場合+21℃)とする補正動作を実行する。
【0046】そして、以後はステップS5で補正された
新たな設定温度Tsに基づき、前述の外気温と室内温度
Trによる自動運転を継続する。
【0047】ここで、室内機2の室温センサ18或いは
リモコンの室温センサでは床暖房機41からの暖房効果
(加温作用)を捉えることが難しく、人体に快適である
としてコントロール基板22のマイクロコンピュータに
予め設定されている設定温度Tsでは、実際には暑く不
快に感じてしまう状況が生じる。
【0048】しかしながら、本発明では床暖房機41が
運転されている状態で、室内温度Trが設定温度Ts−
1℃に到達した場合、設定温度Tsを3℃低下させる補
正動作を実行するので、空気調和機1と床暖房機41と
が併用されている場合にも、人体に暑過ぎるとの不快感
を与えること無く、空気調和の快適性を向上させること
ができるようになる。また、空気調和機1の設定温度T
sの低下により、コンプレッサモータ54Mなどの運転
率が低下するので、騒音が低減され、且つ、省エネルギ
ーにも寄与することができるようになる。
【0049】更に、係る補正動作は自動運転モードにお
いて実行されるので、室内の空気調和を特に空気調和機
1に依存した自動運転において、その快適性を向上さ
せ、使用性を著しく改善することが可能となる。また、
前述の如くこの自動運転モードでは設定温度Tsの表示
は行われないので、設定温度Tsの補正動作により、自
動的に設定温度Tsが変更されたことを使用者に悟られ
ることが無くなり、無用な不安感を与える不都合を未然
に回避することができるようになる。
【0050】次に、タイマー運転について説明する。室
内機2のコントロール基板22及びリモコン5のマイク
ロコンピュータは時計機能を備えており、室内機2のコ
ントロール基板22のマイクロコンピュータには、一日
に1回又は2回の「入」(運転。ON)、「切」(停
止。OFF)を設定できるプログラムタイマー機能が設
けられている。
【0051】更に、このプログラムタイマー機能におい
ては、空気調和機(エアコン)1及び床暖房機41の双
方を同時に入り切りするか、空気調和機1のみを入り切
りするか、床暖房機41のみを入り切りするかを選択す
ることができる。
【0052】次に、係るプログラムタイマー機能の設定
操作を説明する。リモコン5は液晶表示部71の右下に
て常には現在時刻をデジタル表示している。今、空気調
和機1は停止している状態で、プログラム切替キー81
を一回押すと空気調和機1と床暖房機41を同時に入り
切りするタイマー運転モードとなり、液晶表示部71の
左下にはエアコン(空気調和機)・床暖房プログラムの
表示が成される。その状態で時刻設定キー83を押すと
時刻設定モードとなり、1回目の「入」時刻が点滅表示
され、続けて調整キー84、85を押すことにより、1
回目の「入」時刻が設定される。
【0053】次に、もう1回時刻設定キー83を押す
と、1回目の「切」時刻が点滅表示され、同様に調整キ
ー84、85にて1回目の「切」時刻が設定される。更
に、もう1回時刻設定キー83を押すと、2回目の
「入」時刻が点滅表示され、同様に調整キー84、85
にて2回目の「入」時刻が設定される。そして、更、も
う1回時刻設定キー83を押すと、2回目の「切」時刻
が点滅表示され、同様に調整キー84、85にて2回目
の「切」時刻が設定される。
【0054】室内機2のコントロール基板22のマイク
ロコンピュータは、係る設定に基づいて室外機3及び熱
源機4に指令し、設定された時刻に空気調和機1と床暖
房機41の入り切りを行う。
【0055】尚、上述の如く空気調和機1と床暖房機4
1を同時に入り切りするタイマー運転モードとなった状
態からプログラム切替キー81をもう1回押すと、今度
は空気調和機1のみを入り切りするタイマー運転モード
に切り替わり、液晶表示部71の左下にはエアコン(空
気調和機)プログラムの表示が成される。この状態で、
前述の如く時刻設定キー83と調整キー84、85を押
すことにより、1回又は2回の入り切り時刻を設定で
き、室内機2のコントロール基板22のマイクロコンピ
ュータは、係る設定に基づいて室外機3に指令し、設定
された時刻に空気調和機1の入り切りを行う。
【0056】また、上述の如く空気調和機1のみを入り
切りするタイマー運転モードとなった状態からプログラ
ム切替キー81を更にもう1回押すと、今度は床暖房機
41のみを入り切りするタイマー運転モードに切り替わ
り、液晶表示部71の左下には床暖房プログラムの表示
が成される。この状態で、前述の如く時刻設定キー83
と調整キー84、85を押すことにより、1回又は2回
の入り切り時刻を設定でき、室内機2のコントロール基
板22のマイクロコンピュータは、係る設定に基づき、
室外機3を介して熱源機4に指令し、設定された時刻に
床暖房機41の入り切りを行う。
【0057】そして、上述の如く床暖房機41のみを入
り切りするタイマー運転モードとなった状態からプログ
ラム切替キー81を更にもう1回押すと、タイマー運転
モードは取り消される。
【0058】このように、リモコン5のプログラム切替
キー81を押していくことにより、空気調和機1と床暖
房機41の併用、空気調和機1単独(エアコン)、床暖
房機41単独、取り消しと、図3に矢印で示す如く順次
(サイクリック)タイマー運転が切り替えられ、且つ、
各モードにおいて時刻設定を行うことができるので、使
用者の生活様式に合わせたタイマー運転設定・時刻設定
を極めて容易に行うことができるようになる。
【0059】尚、実施例では設定温度Ts−1℃にて補
正動作を行わせたが、設定温度Tsにて行わせても良
い。但し、実施例の如く設定温度Tsに近づいた時点で
補正すれば、人体が感じる室内温度の所謂オーバーシュ
ートがより軽減され、一層快適性が向上する。
【0060】また、実施例で示した各数値はそれに限定
されるものでは無く、機器の能力などによって適宜設定
するものとする。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば床暖
房機が運転されている状態で、室内温度が設定温度に近
づき、若しくは到達した場合、空気調和機の制御手段
が、前記設定温度を所定値低下させる補正動作を実行す
るので、空気調和機と床暖房機とが併用されている場合
にも、人体に暑過ぎるとの不快感を与えること無く、空
気調和の快適性を向上させることが可能となる。また、
空気調和機の設定温度の低下により、運転率が低下する
ので、機器の運転による騒音を低減し、省エネルギーに
も寄与することができるようになるものである。
【0062】請求項2の発明によれば、上記に加えて制
御手段は予め設定された設定温度データに基づいて空気
調和機の運転を制御する自動運転モードを有しており、
この自動運転モードにおいて前記設定温度の補正動作を
実行するようにしたので、室内の空気調和を特に機器側
に依存した自動運転において、その快適性を向上させ、
使用性を著しく改善することが可能となるものである。
【0063】請求項3の発明によれば、上記に加えて制
御手段は表示装置を備え、この表示装置にて設定温度を
表示するものの、上記自動運転モードでは設定温度の表
示を禁止するようにしたので、設定温度の補正動作によ
り、自動的に設定温度が変更されたことを使用者に悟ら
れることが無くなり、無用な不安感を与える不都合を未
然に回避することができるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和装置の構成図である。
【図2】本発明を適用する実施例としての空気調和機の
室内機の一部切欠斜視図である。
【図3】空気調和機のリモコンの正面図である。
【図4】空気調和機の室内機の電気回路図である。
【図5】空気調和機の室外機及び熱源機の電気回路図で
ある。
【図6】空気調和機の室内機のコントロール基板のマイ
クロコンピュータのプログラムを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 空気調和機 2 室内機 3 室外機 4 熱源機 5 リモコン 41 床暖房機 AC 空気調和装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と熱交換した空気を室内に供給
    する空気調和機と、 前記室内に敷設された床暖房機とを備えた空気調和装置
    において、 設定温度に基づき、前記空気調和機の運転を制御する制
    御手段を備え、この制御手段は、前記床暖房機が運転さ
    れている状態で、前記室内温度が前記設定温度に近づ
    き、若しくは到達した場合、前記設定温度を所定値低下
    させる補正動作を実行することを特徴とする空気調和装
    置。
  2. 【請求項2】 制御手段は予め設定された設定温度デー
    タに基づいて空気調和機の運転を制御する自動運転モー
    ドを有し、この自動運転モードにおいて前記設定温度の
    補正動作を実行することを特徴とする請求項1記載の空
    気調和装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は表示装置を備え、この表示装
    置にて設定温度を表示すると共に、自動運転モードでは
    前記設定温度の表示を禁止することを特徴とする請求項
    2記載の空気調和装置。
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