JP2012197030A - 電動車用暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】推進装置の廃熱を利用し、少ない電力で暖房を効率よく行うことができる電動車用暖房装置を提供することにある。
【解決手段】空調装置10と、推進装置の冷媒回路5に連結して設けられる床暖房装置1と、床暖房装置の冷媒回路6へ推進装置の冷媒回路5内の冷媒を供給する冷媒供給手段と、車室内の温度を計測する第3のセンサと、冷媒回路内に設けられ前記冷媒の温度を計測する第1のセンサS1と、床暖房装置の冷媒回路6内に設けられ冷媒の温度を計測する第2のセンサS2と、各センサのそれぞれで計測された温度に基づき空調装置および冷媒供給手段を制御する制御装置とを備え、制御装置が、第2の温度センサで計測された温度が、車室内の設定温度よりも高い場合には、空調装置を制御して、空調装置の出力を低減するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、電動車用暖房装置に関する。
電気自動車は、動力源として電気モータ、バッテリ、パワーコントロールユニット(動力制御装置)からなる推進装置を備える。このような電気自動車の暖房装置としては、推進装置の冷却に用いられ、推進装置に発生する熱を吸収して加熱された冷媒(冷却水)をヒータの熱源として利用する装置が知られている。
ところで、燃料電池スタックの発熱によって加熱された冷却液の熱を利用して車室内を暖房する熱交換部を備えることで、車室内の所望の箇所を適宜な温度で暖房できる燃料電池用床暖房装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
特願2005−280639号公報(例えば、明細書の段落[0021],[0027]−[0034],[0040]−[0045]、[図1],[図2]など参照)
しかしながら、上述した電気自動車の暖房装置では、推進装置の稼働温度が燃料(ガソリン)で駆動されるエンジンの場合と比べて低く、前記の推進装置の冷媒をそのまま空調装置(暖房装置)の熱源として利用しても十分な暖房能力を得ることができず、暖房能力の向上が望まれていた。また、ヒータを別途に設けて暖房することも可能ではあるが、ヒータ自体の電力使用量が多く、ヒータのみによる暖房を行うと電気自動車においては電力の浪費に繋がる可能性があるという問題がある。
また、動力源として内燃機関と電気モータを備えるハイブリッド車の暖房装置でも、燃費向上のために極力内燃機関を稼動させないように制御した場合は、上述の電気自動車と同様の問題がある。
本願では、電気自動車及びハイブリッド車を総称して、電動車として表記する。
以上のことから、本発明は上述したような問題を解決するために為されたものであって、推進装置の廃熱を利用し、少ない電力で暖房を効率よく行うことができる電動車用暖房装置を提供することを目的としている。
前述した課題を解決する本発明に係る電動車用暖房装置は、推進装置を備える電動車の車室内を暖房する電動車用暖房装置であって、前記電動車の車室内に温度調整した空気を送風する空調装置と、前記推進装置を冷却する冷媒が流通する回路に連結して設けられ、前記電動車の車室の床下に配置される床暖房装置と、前記床暖房装置の冷媒回路へ前記推進装置の冷媒回路内の前記冷媒を供給する冷媒供給手段と、前記電動車の車室内の温度を計測する車室内温度計測手段と、前記推進装置の冷媒回路内に設けられ前記冷媒の温度を計測する冷媒温度計測手段と、前記床暖房装置内に設けられ温度を計測する床暖房装置温度計測手段と、前記車室内温度計測手段、前記冷媒温度計測手段、前記床暖房装置温度計測手段のそれぞれで計測された温度に基づき前記空調装置および前記冷媒供給手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段が、前記床暖房装置温度計測手段により計測された温度が車室内の設定温度よりも高い場合には、前記空調装置を制御して、前記空調装置の出力を低減することを特徴とする。
前述した課題を解決する本発明に係る電動車用暖房装置は、上述した電動車用暖房装置であって、前記制御手段が、前記冷媒温度計測手段で計測された温度が、前記車室内温度計測手段で計測された温度よりも高い場合には、前記冷媒供給手段を制御して、前記推進装置の冷媒回路から前記床暖房装置へ前記冷媒を供給することを特徴とする。
前述した課題を解決する本発明に係る電動車用暖房装置は、上述した電動車用暖房装置であって、前記制御手段が、前記車室内の設定温度が前記車室内温度計測手段で計測された温度よりも高い場合には、前記冷媒供給手段を制御して、前記推進装置の冷媒回路から前記床暖房装置の冷媒回路へ前記冷媒を供給することを特徴とする。
前述した課題を解決する本発明に係る電動車用暖房装置は、上述した電動車用暖房装置であって、前記制御手段が、前記車室内温度計測手段で計測された温度と任意の所定値の和が前記車室内の設定温度よりも高い場合には、前記空調装置を制御して、前記空調装置の出力を低減することを特徴とする。
前述した課題を解決する本発明に係る電動車用暖房装置は、上述した電動車用暖房装置であって、記推進装置の冷媒回路が、前記冷媒を熱交換するラジエータを備え、前記制御装置が、前記床暖房装置温度計測手段で計測した温度が前記車室内の設定温度よりも高い、または前記冷媒温度計測手段で計測した温度が所定値よりも大きい場合に、前記冷媒供給手段を制御して、前記ラジエータへ前記推進装置の冷媒回路の前記冷媒を供給することを特徴とする。
前述した課題を解決する本発明に係る電動車用暖房装置は、上述した電動車用暖房装置であって、前記冷媒供給手段が、前記推進装置の冷媒回路内に設けられた送給ポンプと、前記推進装置の冷媒回路と前記床暖房装置の冷媒回路との連結箇所に設けられたバルブとで構成されることを特徴とする。
前述した課題を解決する本発明に係る電動車用暖房装置は、上述した電動車用暖房装置であって、前記冷媒供給手段が、前記推進装置の冷媒回路内における、前記床暖房装置の冷媒回路との連結箇所よりも前記冷媒の流通方向下流側に設けられた第1の送給ポンプと、前記床暖房装置の冷媒回路内に設けられた第2の送給ポンプとで構成されることを特徴とする。
本発明に係る電動車用暖房装置によれば、推進装置の廃熱を利用し、少ない電力で暖房を効率よく行うことができる。
本発明の第1の実施例に係る電動車用暖房装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施例に係る電動車用暖房装置が備える制御装置のブロック図である。 本発明に係る電動車用暖房装置による制御フローを説明するための図である。 本発明の第2の実施例に係る電動車用暖房装置の概略構成図である。 本発明の第2の実施例に係る電動車用暖房装置が備える制御装置のブロック図である。
以下に、本発明に係る電動車用暖房装置を実施するための形態について、各実施例にて説明する。
本発明の第1の実施例に係る電動車用暖房装置について、図1〜図3に基づいて具体的に説明する。
本実施例に係る電動車用暖房装置は、図1に示すように、空調装置10と床暖房装置1と、これらを制御する制御装置21(図2参照)を備える。空調装置10は、車室内に温度調整された空気を送風する装置である。空調装置10は、エアコン11と、エアコン11に接続されるヒータ12と、エアコン11に接続されるコンプレッサ13とを備える。
床暖房装置1は、電動車が備える推進装置である電気モータの冷媒回路5に連結して設けられる。推進装置の冷媒回路5には、電気モータ3、インバータ2、ラジエータ4が連結され、回路5内にて冷媒(冷却液)が循環するようになっている。推進装置の冷媒回路5における、モータ3とラジエータ4の間には、第1の送給ポンプP1、冷媒の温度を計測する第1の温度センサ(冷媒温度計測手段)S1が設けられる。床暖房装置の冷媒回路6の入側は、モータ3とラジエータ4の間であって、第1のセンサS1の冷媒流通方向下流側にてバルブVを介して推進装置の冷媒回路5に連結される。床暖房装置の冷媒回路6の出側は、ラジエータ4から電気モータ3へ冷媒が流通する推進装置の冷媒回路5に連結される。前記の第1の送給ポンプP1およびバルブVが冷媒供給手段をなしている。
床暖房装置の冷媒回路6の入側および出側には、当該入側および当該出側を連結する連絡路7が設けられる。連絡路7には、第2の送給ポンプP2が設けられる。この第2の送給ポンプP2を駆動することにより、床暖房装置の冷媒回路6内の温度を均一にすることができる。
床暖房装置1は、車室の床下内に配置され、冷媒が流通可能な配管である床暖房装置の冷媒回路6を備える。加熱された冷媒が床暖房装置の冷媒回路6内を流通することで、熱交換されて車室内を適宜な温度で暖房することができる。床暖房装置の冷媒回路6には、当該回路6内の冷媒の温度を計測する第2の温度センサ(床暖房装置温度計測手段)S2が設けられる。
なお、車室内には、車室内の温度を計測する車室内温度計測手段をなす第3の温度センサS3(図2参照)が設けられる。
制御装置(ECU)21の入力側には、図2に示すように、第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3が接続される。これにより、第1のセンサS1で計測された推進装置の冷媒回路5内の冷媒の温度(回路内の冷媒温度)T1が制御装置21に入力される。第2のセンサS2で計測された床暖房装置の温度T2が制御装置21に入力される。第3のセンサS3で計測された車室内の計測温度T3が制御装置21に入力される。また、制御装置21には、車室内の設定温度T4(図示せず)が入力される。制御装置21の出力側には、第1の送給ポンプP1、第2の送給ポンプP2、バルブV、エアコン出力22が接続される。制御装置21は、入力された各種データ(T1〜T4)に基づき各種装置(第1の送給ポンプP1、第2の送給ポンプP2、バルブV、エアコン出力22)を制御している。
ここで、上述の制御装置21による上述の構成の電動車用暖房装置の各種装置の制御フローについて図3を参照して説明する。図3の上図は、経過時間と各センサにより計測した温度との関係を示した図である。図3の下図は、経過時間と、各回路の冷媒流量および空調装置の風量との関係を示した図である。図3の上図において、T1は第1のセンサS1で計測される回路内の冷媒温度を示し、T2は第2のセンサS2で計測される床暖房装置の温度を示し、T3は第3のセンサS3で計測される車室内の計測温度を示し、T4は車室内の設定温度を示す。図3の下図において、Aは空調装置による風量を示し、Fr1はラジエータ内の冷媒(冷却液)の流量を示し、fr2は床暖房装置の冷媒回路内の冷媒(冷却液)の流量を示す。ただし、電動車用暖房装置を動作させる前(t0)にあっては、T4>T1〜T3であり、T3>T1,T2であると仮定している。また、T1=T2であると仮定している。
まず、電動車が駆動され、車室内の温度が所定の温度(車室内の設定温度)T4に設定されると、制御装置21は、空調装置10および床暖房装置1を制御する。具体的には、制御装置21は、車室内の設定温度T4が車室内の計測温度T3よりも高く、且つ、車室内の計測温度T3が回路内の冷媒温度T1よりも高い場合(時間t0の場合)には、空調装置10を作動させる。すなわち、空調装置10で暖房運転する。
続いて、車室内の設定温度T4が車室内の計測温度T3よりも高く、且つ、回路内の冷媒温度T1が車室内の計測温度T3よりも高い場合(時間t1(>t0)の場合)には、制御装置21は、バルブVを調整して、推進装置の冷媒回路5のモータ側と床暖房装置の冷媒回路6とを連絡する一方、第1の送給ポンプP1を駆動する。すなわち、空調装置10を作動させているが、車室内の計測温度T3が車室内の設定温度T4に達せず、回路内の冷媒温度T1が車室内の計測温度T3よりも高くなると、推進装置の冷媒回路5から床暖房装置の冷媒回路6へ冷媒を送給する。これにより、インバータ2やモータ3などで加熱された冷媒が床暖装置の冷媒回路6内へ流通することになり、前記の空調装置10に加えて床暖房装置1でも電動車の車室内を暖房することになる。
続いて、車室内の計測温度T3と任意の所定値の和が車室内の設定温度T4よりも高く、且つ、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4よりも高くなった場合(時間t2(>t1)の場合)には、制御装置21は、エアコン出力22を制御して、空調装置10の出力を低減する。すなわち、空調装置10の作動と、暖房装置の冷媒回路6への冷媒の送給とを行っているが、車室内の計測温度T3が車室内の設定温度T4に達せず、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4よりも高くなると、空調装置10の出力を低減する。空調装置10の出力の低減としては、例えば、エアコン11による風量の低減などが挙げられる。
続いて、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4と任意の所定値の和よりも高い、または、回路内の冷媒温度T1が任意の所定値(例えば、車室内の設定温度T4など)よりも高い場合(時間t3(>t2)の場合)には、制御装置21は、バルブV、第1の送給ポンプP1、第2の送給ポンプP2を制御して、推進装置の冷媒回路5から床暖房装置の冷媒回路6へ流通する冷媒の流量を低減する。これにより、床暖房装置1の暖房出力を低減することになる。また、推進装置の冷媒回路5内の冷媒がモータ3側からラジエータ4へ流通し、冷媒の廃熱が行われることになる。
続いて、車室内の計測温度T3が上昇し、車室内の設定温度T4と同じになると(時間t4(>t3)の場合)、制御装置21は、空調装置10を制御して、当該空調装置10を除湿運転、微風運転、または停止する。
続いて、回路内の冷媒温度T1が低下し、床暖房装置の温度T2と同じになると(時間t5(>t4))、制御装置21は、バルブVを制御してラジエータ4への流入を停止する。これにより、推進装置の冷媒回路5にて、冷媒のラジエータ4への循環が停止することになる。
したがって、本実施例に係る電動車用暖房装置によれば、空調装置10と、推進装置の冷媒回路5に連結して設けられた床暖房装置1と、これらを制御する制御装置21とを備え、回路内の冷媒温度T1が車室内の計測温度T3よりも高い場合には、制御装置21が第1の送給ポンプP1およびバルブVを制御して推進装置の冷媒回路5内の冷媒を、ラジエータ4には送給せずに、床暖房装置の冷媒回路6へ送給することにより、推進装置におけるインバータ2やモータ3で加熱された冷媒を床暖房装置1に利用して、車室内を暖房することができる。これにより、空調装置10のみで車室内を暖房する場合と比べて、空調装置10の負荷が低減し、少ない電力で暖房を効率よく行うことができ、航続距離を延ばすことができる。
また、車室内の設定温度T4が車室内の計測温度T3よりも高い場合に、制御装置21が、第1のポンプP1およびバルブVを制御して推進装置の冷媒回路5内の冷媒を、ラジエータ4には送給せずに、床暖房装置の冷媒回路6へ送給することにより、少ない電力での暖房をより効率的に行うことができる。
また、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4よりも高くなった場合に、制御装置21が、エアコン出力を制御して、空調装置10の出力を低減することにより、電力の利用を効果的に低減することができ、航続距離をより一層延ばすことができる。
また、車室内の計測温度T3と任意の所定値の和が車室内の設定温度T4よりも高い場合に、制御装置21が、エアコン出力を制御して、空調装置10の出力を低減することにより、少ない電力での暖房をより効率的に行うことができる。
また、第2のセンサS2で計測した床暖房装置の温度T2が車室内の計測温度T3よりも高い、または第1のセンサS1で計測した回路内の冷媒温度T1が所定値よりも高い場合に、制御装置21が、バルブVおよび第1の送給ポンプP1を制御して、ラジエータ4へ推進装置の冷媒回路5内の冷媒を供給すると共に、推進装置の冷媒回路5から床暖房装置の冷媒回路6への冷媒の供給量を低減することにより前記冷媒を熱交換して冷却でき、車室内の温度の不要な上昇を避けることができる。
また、上述した冷媒供給手段が、推進装置の冷媒回路5内に設けられた送給ポンプP1と、推進装置の冷媒回路5と床暖房装置の冷媒回路6との連結箇所に設けられた流量調整バルブVとで構成されることにより、簡易な構成にて冷媒の流通方向を調整できる。
本発明の第2実施例に係る電動車用暖房装置について、図3〜図5を参照して説明する。
本実施例では、上述した第1の実施例に係る電動車用暖房装置が具備する冷媒供給装置の構成を変更したものであって、それ以外は上述した第1の実施例に係る電動車用暖房装置と同じ構成である。本実施例では、上述した第1の実施例に係る電動車用暖房装置と同じ装置には同一の符号を付記する。
本実施例に係る電動車用暖房装置は、図4に示すように、空調装置10と、床暖房装置1と、これらを制御する制御装置31(図5参照)を備える。空調装置10は、エアコン11、ヒータ12、コンプレッサ13を備える。
床暖房装置1は、床暖房装置の冷媒回路6を備える。床暖房装置の冷媒回路6は、推進装置の冷媒回路5に連結される。推進装置の冷媒回路5内における、床暖房装置の冷媒回路6との連結箇所よりも冷媒の流通方向下流側に第1の送給ポンプP11が設けられる。床暖房装置の冷媒回路6内に第2の送給ポンプP12が設けられる。これにより、第1の送給ポンプP11のみを駆動することにより、冷媒(冷却液)が推進装置の冷媒回路5内にて循環することになる。第1の送給ポンプP11を停止し、第2の送給ポンプP12のみを駆動することにより、冷媒は、ラジエータ4には送給されず、インバータ2、モータ3、床暖房装置の冷媒回路6を循環することになる。
制御装置(ECU)31の入側には、上述の制御装置21と同様、図5に示すように、第1のセンサS1、第2のセンサS2、第3のセンサS3が接続される。これにより、各センサで計測された、回路内の冷媒温度T1、床暖房装置の温度T2、車室内の計測温度T3がそれぞれ入力される。また、制御装置31には、車室内の設定温度T4(図示せず)が入力される。制御装置31の出力側には、第1の送給ポンプP11、第2の送給ポンプP12、エアコン出力22が接続される。制御装置31は、入力された各種データ(T1〜T4)に基づき各種装置(第1の送給ポンプP11、第2の送給ポンプP12、エアコン出力22)を制御している。
ここで、上述の制御装置31による上述の構成の電動車用暖房装置の各種装置の制御フローについて図3を参照して説明する。なお、本実施例においても、上述の第1の実施例と同様、電動車用暖房装置を動作させる前(t0)にあっては、T4>T1〜T3であり、T3>T1,T2であると仮定している。また、T1=T2であると仮定している。
まず、電動車が駆動され、車室内の温度が所定の温度(車室内の設定温度)T4に設定されると、制御装置31は、空調装置10および床暖房装置1を制御する。具体的には、制御装置31は、車室内の設定温度T4が車室内の計測温度T3よりも高く、且つ、車室内の計測温度T3が回路内の冷媒温度T1よりも高い場合(時間t0の場合)には、空調装置10を作動させる。すなわち、空調装置10で暖房運転する。
続いて、車室内の設定温度T4が車室内の計測温度T3よりも高く、且つ、回路内の冷媒温度T1が車室内の計測温度T3よりも高い場合(時間t1(>t0)の場合)には、制御装置31は、第2の送給ポンプP12を駆動する一方、第1の送給ポンプP11を停止する。これにより、インバータ2やモータ3などで加熱された冷媒が床暖房装置の冷媒回路6内へ流通することになり、前記の空調装置10に加えて床暖房装置1でも電動車の車室内を暖房することになる。
続いて、車室内の計測温度T3と任意の所定値の和が車室内の設定温度T4よりも高く、且つ、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4よりも高くなった場合(時間t2(>t1)の場合)には、制御装置31は、エアコン出力22を制御して、空調装置10の出力を低減する。すなわち、空調装置10の作動と、暖房装置の冷媒回路6への冷媒の送給とを行っているが、車室内の計測温度T3が車室内の設定温度T4に達せず、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4よりも高くなると、空調装置10の出力を低減する。空調装置10の出力の低減としては、例えば、エアコン11による風量の低減などが挙げられる。
続いて、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4と任意の所定値の和よりも高い、または、回路内の冷媒温度T1が任意の所定値(例えば、車室内の設定温度T4など)よりも高い場合(時間t3(>t2)の場合)には、制御装置31は、第1の送給ポンプP11および第2の送給ポンプP12を制御して、推進装置の冷媒回路5から床暖房装置の冷媒回路6へ流通する冷媒の流量を低減する。これにより、床暖房装置1の暖房出力を低減することになる。また、推進装置の冷媒回路5内の冷媒がモータ3側からラジエータ4へ流通し、冷媒の廃熱が行われることになる。
続いて、車室内の計測温度T3が上昇し設定温度T4と同じになると(時間t4(>t3)の場合)、制御装置31は、空調装置10を制御して、当該空調装置10を除湿運転、微風運転、または停止する。
続いて、回路内の冷媒温度T1が低下し、床暖房装置の温度T2と同じになると(時間t5(>t4))、制御装置31は、第1のポンプP11を停止する。これにより、推進装置の冷媒回路5にて、冷媒のラジエータ4への循環が停止することになる。
したがって、本実施例に係る電動車用暖房装置によれば、上述した第1の実施例に係る電動車用暖房装置と同様、回路内の冷媒温度T1が車室内の計測温度T3よりも高い場合には、制御装置31が第1の送給ポンプP11および第2の送給ポンプP12を制御して推進装置の冷媒回路5内の冷媒を、ラジエータ4には送給せずに、床暖房装置の冷媒回路6へ送給することにより、推進装置におけるインバータ2やモータ3で加熱された冷媒を床暖房装置1に利用して、車室内を暖房することができる。これにより、空調装置10のみで車室内を暖房する場合と比べて、空調装置10の負荷が低減し、少ない電力で暖房を効率よく行うことができ、航続距離を延ばすことができる。
また、車室内の設定温度T4が車室内の計測温度T3よりも高い場合に、制御装置31が、制御装置31が第1の送給ポンプP11および第2の送給ポンプP12を制御して推進装置の冷媒回路5内の冷媒を、ラジエータ4には送給せずに、床暖房装置の冷媒回路6へ送給することにより、少ない電力での暖房をより効率的に行うことができる。
また、床暖房装置の温度T2が車室内の設定温度T4よりも高くなった場合に、制御装置31が、エアコン出力を制御して、空調装置10の出力を低減することにより、電力の利用を効果的に低減することができ、航続距離をより一層延ばすことができる。
また、車室内の計測温度T3と任意の所定値の和が車室内の設定温度T4よりも高い場合に、制御装置31が、エアコン出力を制御して、空調装置10の出力を低減することにより、電力の利用を効果的に低減することができ、航続距離をより一層延ばすことができる。
また、第2のセンサS2で計測した床暖房装置の温度T2が車室内の計測温度T3よりも高い、または第1のセンサS1で計測した回路内の冷媒温度T1が所定値よりも高い場合に、制御装置31が、第1の送給ポンプP11および第2の送給ポンプP12を制御して、ラジエータ4へ推進装置の冷媒回路5内の冷媒を供給すると共に、推進装置の冷媒回路5から床暖房装置の冷媒回路6への冷媒の供給量を低減することにより前記冷媒を熱交換して冷却でき、車室内の温度の不要な上昇を避けることができる。
また、上述した冷媒供給手段が、推進装置の冷媒回路5内における、床暖房装置の冷媒回路6との連結箇所よりも冷媒の流通方向下流側に設けられた第1の送給ポンプP11と、床暖房装置の冷媒回路6内に設けられた第2の送給ポンプP12とで構成されることにより、簡易な構成にて冷媒の流通方向を調整できる。
なお、上記では、第2のセンサS2が、床暖房装置の冷媒回路6内の冷媒の温度を計測する温度センサである場合について説明したが、第2のセンサS2を、床暖房装置内の温度を計測する温度センサとすることも可能である。
また、上述した第1、第2の実施例に係る電動車用暖房装置にて、外気温度を計測する温度センサや車室内の湿度を計測する湿度センサを設けることも可能である。これらセンサを設けることにより、ウインドガラスなどのガラスの結露状況を把握し、空調装置による除湿運転を効率よく行うことができる。
上記では、空調装置10と、推進装置の冷媒回路5に連結して設けられた床暖房装置1を備えた電動車用暖房装置について説明したが、前記空調装置と前記床暖房装置とを備え、床暖房装置の冷媒回路にヒータを設けた電動車用暖房装置とすることも可能である。
上記では、各条件を各温度に差がある場合とした電動車用暖房装置について説明したが、各条件を各温度の差が任意の所定値より大きい場合とした電動車用暖房装置とすることも可能である。
本発明に係る電動車用暖房装置は、推進装置の廃熱を利用し、少ない電力で暖房を効率よく行うことができるので、自動車産業などにおいて、極めて有益に利用することができる。
1 床暖房装置
2 インバータ
3 モータ
4 ラジエータ
5 推進装置の冷媒回路
6 床暖房装置の冷媒回路
7 連絡路
10 空調装置
11 エアコン
12 ヒータ
13 コンプレッサ
21 ECU(制御装置)
22 エアコン出力
31 ECU(制御装置)
P1 第1の送給ポンプ(第1のポンプ)
P2 第2の送給ポンプ(第2のポンプ)
P11 第1の送給ポンプ(第1のポンプ)
P12 第2の送給ポンプ(第2のポンプ)
S1 第1のセンサ
S2 第2のセンサ
V バルブ

Claims (7)

  1. 推進装置を備える電動車の車室内を暖房する電動車用暖房装置であって、
    前記電動車の車室内に温度調整した空気を送風可能な空調装置と、
    前記推進装置を冷却する冷媒が流通する回路に連結して設けられ、前記電動車の車室の床下に配置される床暖房装置と、
    前記床暖房装置の冷媒回路へ前記推進装置の冷媒回路内の前記冷媒を供給する冷媒供給手段と、
    前記電動車の車室内の温度を計測する車室内温度計測手段と、
    前記推進装置の冷媒回路内に設けられ前記冷媒の温度を計測する冷媒温度計測手段と、
    前記床暖房装置に設けられ温度を計測する床暖房装置温度計測手段と、
    前記車室内温度計測手段、前記冷媒温度計測手段、前記床暖房装置温度計測手段のそれぞれで計測された温度に基づき前記空調装置および前記冷媒供給手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記床暖房装置温度計測手段により計測された温度が車室内の設定温度よりも高い場合には、前記空調装置を制御して、前記空調装置の出力を低減する
    ことを特徴とする電動車用暖房装置。
  2. 請求項1に記載された電動車用暖房装置であって、
    前記制御手段は、前記冷媒温度計測手段で計測された温度が、前記車室内温度計測手段で計測された温度よりも高い場合には、前記冷媒供給手段を制御して、前記推進装置の冷媒回路から前記床暖房装置の冷媒回路へ前記冷媒を供給する
    ことを特徴とする電動車用暖房装置。
  3. 請求項1に記載された電動車用暖房装置であって、
    前記制御手段は、前記車室内の設定温度が前記車室内温度計測手段で計測された温度よりも高い場合には、前記冷媒供給手段を制御して、前記推進装置の冷媒回路から前記床暖房装置の冷媒回路へ前記冷媒を供給する
    ことを特徴とする電動車用暖房装置。
  4. 請求項2に記載された電動車用暖房装置であって、
    前記制御手段は、前記車室内温度計測手段で計測された温度と任意の所定値の和が前記車室内の設定温度よりも高い場合には、前記空調装置を制御して、前記空調装置の出力を低減する
    ことを特徴とする電動車用暖房装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか一項に記載された電動車用暖房装置であって、
    前記推進装置の冷媒回路は、前記冷媒を熱交換するラジエータを備え、
    前記制御装置は、前記床暖房装置温度計測手段で計測した温度が前記車室内の設定温度よりも高い、または前記冷媒温度計測手段で計測した温度が所定値よりも大きい場合に、前記冷媒供給手段を制御して、前記ラジエータへ前記推進装置の冷媒回路の前記冷媒を供給すると共に、前記推進装置の冷媒回路から前記床暖房装置の冷媒回路への前記冷媒の供給量を低減する
    ことを特徴とする電動車用暖房装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載された電動車用暖房装置であって、
    前記冷媒供給手段は、前記推進装置の冷媒回路内に設けられた送給ポンプと、前記推進装置の冷媒回路と前記床暖房装置の冷媒回路との連結箇所に設けられたバルブとで構成される
    ことを特徴とする電動車用暖房装置。
  7. 請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載された電動車用暖房装置であって、
    前記冷媒供給手段は、前記推進装置の冷媒回路内における、前記床暖房装置の冷媒回路との連結箇所よりも前記冷媒の流通方向下流側に設けられた第1の送給ポンプと、前記床暖房装置の冷媒回路内に設けられた第2の送給ポンプとで構成される
    ことを特徴とする電動車用暖房装置。
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