JPH09195448A - 葺き替え屋根の構造 - Google Patents

葺き替え屋根の構造

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Publication number
JPH09195448A
JPH09195448A JP2475296A JP2475296A JPH09195448A JP H09195448 A JPH09195448 A JP H09195448A JP 2475296 A JP2475296 A JP 2475296A JP 2475296 A JP2475296 A JP 2475296A JP H09195448 A JPH09195448 A JP H09195448A
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JP
Japan
Prior art keywords
roof
floor
tile
roof tile
existing
Prior art date
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Pending
Application number
JP2475296A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiro Nagano
龍博 永野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH09195448A publication Critical patent/JPH09195448A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の屋根瓦を除去することなくその上に新
規屋根瓦を葺いていく葺き替え屋根の、一階部分の屋根
と二階部分の壁及び二階部分の屋根の三者が交叉する部
分の非常に狭い部分の確実な雨仕舞いの施工を目的とす
る。 【解決手段】 既存の屋根瓦1を除去することなくその
上に新規屋根瓦2を葺いていく葺き替え屋根の、一階部
分の屋根3と二階部分の壁4及び二階部分の屋根5の三
者が交叉する部分において、一階部分の屋根3上に葺か
れた新規屋根瓦2の棟側葺き納め瓦の後端2Aに、下端
6Aが前記葺き納め瓦2上面と係合し、上端6Bが二階
部分の屋根5の軒裏5Aに達するカバー体6が配設さ
れ、該カバー体6は、既存屋根瓦1上面に直接釘打ち固
定された桟木7側面7Aに釘打ち固定されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は葺き替え屋根の構造に
関し、詳しくは既存の屋根瓦を除去することなくその上
に新規屋根瓦を葺いていく葺き替え屋根の、一階部分の
屋根と二階部分の壁及び二階部分の屋根の三者が交叉す
る部分における葺き替え屋根の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、葺き替え屋根の構造として、既存
の屋根瓦を除去することなくその上に新規屋根瓦を葺い
ていくものが知られている。ところで、建物の形態とし
て、例えば屋根上に出窓等を取り付けたような屋根で、
図5に示すように一階部分の屋根3から二階部分の壁4
が立ち上がり、さらに二階部分の屋根5が下ってきて一
階部分の屋根3と一連に接続されたような形態のものが
ある。
【0003】
【従来技術の問題点】このような屋根においては、既存
の屋根瓦1上に新規屋根瓦2を葺きあげていくと、一階
部分の屋根3と二階部分の屋根5の軒裏5Aとの間の空
間Sが非常に狭くなり、葺き上げた新規屋根瓦2の雨仕
舞い施工が非常に困難となる問題があった。例えば、図
6に示すように、既存の屋根瓦1の葺き納め部における
防水板8の土台となる桟木9に新規屋根瓦2の防水板10
を釘により固定することなどが行われていたが、一階部
分の屋根3と二階部分の屋根5の軒裏5Aとの間の空間
Sが狭いと金槌を振ることができず、釘打ち箇所は図示
のように桟木9のかなり手前となり、止着強度が十分と
ならず、強風などに煽られて振動することがあり、また
防水板10の上面からの釘打ち固定となるので釘打ち箇所
から雨水浸透の可能性があり防水上にも問題がある欠点
があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、非常に狭い空間であっても確実な雨仕舞いの
施工ができる葺き替え屋根の構造を提供することを目的
としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に記載の
葺き替え屋根の構造は、既存の屋根瓦1を除去すること
なくその上に新規屋根瓦2を葺いていく葺き替え屋根
の、一階部分の屋根3と二階部分の壁4及び二階部分の
屋根5の三者が交叉する部分において、一階部分の屋根
3上に葺かれた新規屋根瓦2の棟側葺き納め瓦の後端2
Aに、下端6Aが前記葺き納め瓦2上面と係合し、上端
6Bが二階部分の屋根5の軒裏5Aに達するカバー体6
が配設され、該カバー体6は、既存屋根瓦1上面に直接
釘打ち固定された桟木7側面7Aに釘打ち固定されてな
ることを特徴とするものである。
【0006】請求項2に記載の葺き替え屋根の構造は、
請求項1に記載の葺き替え屋根の構造におけるカバー体
6の上端6Bが、二階部分の屋根5の軒裏5Aに固定さ
れてなることを特徴とするものである。
【0007】請求項3における葺き替え屋根の構造は、
請求項1に記載の葺き替え屋根の構造における桟木7
が、既存の屋根瓦1上に沿う片7Bと既存の屋根瓦1上
から立ち上がる片7Cと、該片7Cから前記片7Bと平
行に延出する片7Dとからなる断面コ字状の型材とされ
要所に釘貫通用の開口を設けた構造とされてなることを
特徴とするものである。
【0008】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図1は請
求項1に記載の葺き替え屋根の構造の実施例の断面図、
図2は請求項2に記載の葺き替え屋根の構造の断面図、
図3は請求項3に記載の葺き替え屋根の構造の断面図で
ある。
【0009】この発明の葺き替え屋根の構造は、既存の
屋根瓦1を除去することなくその上に新規屋根瓦2を葺
いていく葺き替え屋根の、図5に示したように一階部分
の屋根3と二階部分の壁4及び二階部分の屋根5の三者
が交叉する部分において、一階部分の屋根3上に葺かれ
た新規屋根瓦2の棟側葺き納め瓦の後端2Aに、下端6
Aが前記葺き納め瓦2上面と係合し、上端6Bが二階部
分の屋根5の軒裏5Aに達するカバー体6が配設され、
該カバー体6は、既存屋根瓦1上面に直接釘打ち固定さ
れた桟木7側面7Aに釘打ち固定されて構成されてい
る。
【0010】上記実施例において、カバー体6は板金製
とされ、下端部に新規屋根瓦2の後端に係合する折り返
し部6Cが形成され、中間部6Dは桟木7の側面及び上
面に沿うよう折曲され、上端部6Bがこれに続いて折曲
成形される。また、新規屋根瓦2として図示例は板金製
瓦を示したが、平板スレート瓦であっても実施できる。
なお、既存の屋根瓦1としては、図示のように平板スレ
ート瓦の他、洋瓦、和瓦であっても同様に実施可能であ
る。
【0011】上記実施例では、カバー体6の上端6Bは
二階部分の軒裏5A方向に延出されただけであるが、図
2に示すように軒裏5Aに固定しても良い。固定手段と
しては、接着剤の盛付けあるいは、釘、ビスなどによる
固定のいずれでも良い。
【0012】また、桟木7として木製のものが一般的に
使用されるが、図3に示すように既存の屋根瓦1上に沿
う片7Bと既存の屋根瓦1上から立ち上がる片7Cと、
該片7Cから前記片7Bと平行に延出する片7Dとから
なる断面コ字状のアルミ軽合金製、鋼製等とされた型材
としても良い。この場合、固定用ビスを貫通させる孔7
Eなどが要所に設けられる。
【0013】なお、この型材としては図4に示すように
断面L字状の型材とすることもできる。ただし、この場
合はカバー体6の中間部6Dの上面側が浮いた状態とな
るので、上端6Bを軒裏5Aに固定することが望まし
い。
【0014】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、既存の
屋根瓦上に新規瓦を葺き上げその上端部を雨仕舞する際
に、既存屋根瓦1上に桟木を確実に固定し、その桟木の
側面にカバー体を固定するから、固定に際しては金槌を
振ることができ固定が確実に行うことができる。またカ
バー体は新規屋根瓦と桟木とに固定されさらにはその上
端が軒裏に固定されるので固定強度も十分とすることが
でき、強風などに煽られて振動することもないといった
効果を有する。また、桟木を断面コ字状の金属製型材と
した場合は、けらば部の葺き納め用部材としても兼用可
能となるので、汎用性が増して都合が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の葺き替え屋根の構造の実施例
の断面図である。
【図2】請求項2に記載の葺き替え屋根の構造の断面図
である。
【図3】請求項3に記載の葺き替え屋根の構造の断面図
である。
【図4】他の実施例の断面図である。
【図5】屋根の形態を示す斜視図である。
【図6】従来の葺き替え屋根の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…既存の屋根瓦 2…新規屋根瓦 2A…新規屋根瓦の棟側葺き納め瓦の後端 3…一階部分の屋根 4…二階部分の壁 5…二階部分の屋根 5A…二階部分の屋根の軒裏 6…カバー体 6A…下端 6B…上端 7…桟木 7A…側面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存の屋根瓦1を除去することなくその
    上に新規屋根瓦2を葺いていく葺き替え屋根の、一階部
    分の屋根3と二階部分の壁4及び二階部分の屋根5の三
    者が交叉する部分において、一階部分の屋根3上に葺か
    れた新規屋根瓦2の棟側葺き納め瓦の後端2Aに、下端
    6Aが前記葺き納め瓦2上面と係合し、上端6Bが二階
    部分の屋根5の軒裏5Aに達するカバー体6が配設さ
    れ、該カバー体6は、既存屋根瓦1上面に直接釘打ち固
    定された桟木7側面7Aに釘打ち固定されてなることを
    特徴とする葺き替え屋根の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の葺き替え屋根の構造に
    おけるカバー体6の上端6Bが、二階部分の屋根5の軒
    裏5Aに固定されてなることを特徴とする葺き替え屋根
    の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の葺き替え屋根の構造に
    おける桟木7が、既存の屋根瓦1上に沿う片7Bと既存
    の屋根瓦1上から立ち上がる片7Cと、該片7Cから前
    記片7Bと平行に延出する片7Dとからなる断面コ字状
    の型材とされ要所に釘貫通用の開口を設けた構造とされ
    てなることを特徴とする葺き替え屋根の構造。
JP2475296A 1996-01-17 1996-01-17 葺き替え屋根の構造 Pending JPH09195448A (ja)

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