JPH09190737A - カメラの動作制御スイッチ - Google Patents
カメラの動作制御スイッチInfo
- Publication number
- JPH09190737A JPH09190737A JP7352498A JP35249895A JPH09190737A JP H09190737 A JPH09190737 A JP H09190737A JP 7352498 A JP7352498 A JP 7352498A JP 35249895 A JP35249895 A JP 35249895A JP H09190737 A JPH09190737 A JP H09190737A
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- JP
- Japan
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- switch
- contact piece
- contact
- leaf spring
- pressing drive
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一連の押圧駆動により順次オン動作する第1
スイッチと第2スイッチがコンパクトな構造で得られ、
しかも第2スイッチをオンさせた時のカメラへのショッ
クを回避する。 【解決手段】 先端部にトグル接片2が設けられたスイ
ッチ基板1と板ばね5を一体化し支持部3で片持ち固定
する。トグル接片2は、第1スイッチがオンされた後に
第2スイッチがオンされるように構成されている。板ば
ね5のばね力は、トグル接片2の作動力より大きく設定
され、係合部5aに押圧駆動方向とは反対方向に付勢力
が付加されている。従って、操作釦でトグル接片2を押
圧駆動するとクリック感触を伴って第1スイッチがオン
した後に、クリック感触を伴って第2スイッチがオンす
る。さらに下方向の駆動を継続すると、板ばね5に撓み
を生じさせたつつ余長ストロークを移動するのでカメラ
に対するショックを防止できる。
スイッチと第2スイッチがコンパクトな構造で得られ、
しかも第2スイッチをオンさせた時のカメラへのショッ
クを回避する。 【解決手段】 先端部にトグル接片2が設けられたスイ
ッチ基板1と板ばね5を一体化し支持部3で片持ち固定
する。トグル接片2は、第1スイッチがオンされた後に
第2スイッチがオンされるように構成されている。板ば
ね5のばね力は、トグル接片2の作動力より大きく設定
され、係合部5aに押圧駆動方向とは反対方向に付勢力
が付加されている。従って、操作釦でトグル接片2を押
圧駆動するとクリック感触を伴って第1スイッチがオン
した後に、クリック感触を伴って第2スイッチがオンす
る。さらに下方向の駆動を継続すると、板ばね5に撓み
を生じさせたつつ余長ストロークを移動するのでカメラ
に対するショックを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの動作制御
スイッチに関し、特に、操作釦を第1押圧位置まで押圧
駆動したときに第1スイッチが作動し、操作釦をさらに
押し込み第2押圧位置まで押圧駆動したときに第2スイ
ッチが作動するカメラの動作制御スイッチに関するもの
である。
スイッチに関し、特に、操作釦を第1押圧位置まで押圧
駆動したときに第1スイッチが作動し、操作釦をさらに
押し込み第2押圧位置まで押圧駆動したときに第2スイ
ッチが作動するカメラの動作制御スイッチに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】カメラの動作制御スイッチの一例とし
て、2段階作動型のシャッタレリーズスイッチがある。
このシャッタレリーズスイッチは、カメラ本体の上面等
に設けられたレリーズ操作釦を押圧駆動することによっ
て第1および第2スイッチが順次に動作するようになっ
ていて、レリーズ操作釦を第1押圧位置まで押操作した
ときに第1スイッチが作動し、レリーズ釦をさらに押圧
操作して第2押圧位置まで駆動したときに第2スイッチ
が作動するようになっている。
て、2段階作動型のシャッタレリーズスイッチがある。
このシャッタレリーズスイッチは、カメラ本体の上面等
に設けられたレリーズ操作釦を押圧駆動することによっ
て第1および第2スイッチが順次に動作するようになっ
ていて、レリーズ操作釦を第1押圧位置まで押操作した
ときに第1スイッチが作動し、レリーズ釦をさらに押圧
操作して第2押圧位置まで駆動したときに第2スイッチ
が作動するようになっている。
【0003】従って、第1スイッチのオン作動によりカ
メラ電源を投入してカメラの電気回路を動作状態にし測
光や測距を開始し、しかる後にレリーズ釦をさらに押圧
操作して第2押圧位置まで駆動して第2スイッチがオン
作動したときにフイルム露光を開始して所期の撮影を行
ない得るようになっている。このシャッタレリーズスイ
ッチの一例としては、実開昭62−25431号の公開
実用新案公報に記載された「押釦スイッチ」がある。こ
れは、同公報の「第1図」に記載されているように、基
板の表面に固定接点を設け、この上方に、基端部が固定
支持された第1の板ばねの自由端部にトグル接片を有す
る接点部を対向して配置し、さらに、このトグル接片の
上方に、基端部が固定支持された第2の板ばねの自由端
部に可動接点を配置して、押釦スイッチを構成してい
る。
メラ電源を投入してカメラの電気回路を動作状態にし測
光や測距を開始し、しかる後にレリーズ釦をさらに押圧
操作して第2押圧位置まで駆動して第2スイッチがオン
作動したときにフイルム露光を開始して所期の撮影を行
ない得るようになっている。このシャッタレリーズスイ
ッチの一例としては、実開昭62−25431号の公開
実用新案公報に記載された「押釦スイッチ」がある。こ
れは、同公報の「第1図」に記載されているように、基
板の表面に固定接点を設け、この上方に、基端部が固定
支持された第1の板ばねの自由端部にトグル接片を有す
る接点部を対向して配置し、さらに、このトグル接片の
上方に、基端部が固定支持された第2の板ばねの自由端
部に可動接点を配置して、押釦スイッチを構成してい
る。
【0004】従って、押釦で第2の板ばねの可動接点を
下方に押圧駆動操作することによって、先ず第2の板ば
ねが撓み、可動接点が第1の板ばねのトグル接片の上部
に接触することによって第1スイッチがオンし、さらに
押釦の押圧駆動を継続するとトグル接片が反転動作し、
該トグル接片が固定接点に接触することによって第2ス
イッチがオンすることになる。
下方に押圧駆動操作することによって、先ず第2の板ば
ねが撓み、可動接点が第1の板ばねのトグル接片の上部
に接触することによって第1スイッチがオンし、さらに
押釦の押圧駆動を継続するとトグル接片が反転動作し、
該トグル接片が固定接点に接触することによって第2ス
イッチがオンすることになる。
【0005】この場合、第1スイッチの作動時には、ト
グル接片に接触するために比較的に緩やかな操作感覚、
換言すれば操作反動力が徐々に増加し作動時点でトグル
接片の反動力(トグル反転動作する直前の反動力)が付
加されるので比較的に緩やかな操作感覚が得られ、第2
スイッチの作動時には略円弧状のばね板にその円弧を反
転させるというトグル変形が生じるので、かなりはっき
りしたクリック操作感覚(感触)を得ることができる。
グル接片に接触するために比較的に緩やかな操作感覚、
換言すれば操作反動力が徐々に増加し作動時点でトグル
接片の反動力(トグル反転動作する直前の反動力)が付
加されるので比較的に緩やかな操作感覚が得られ、第2
スイッチの作動時には略円弧状のばね板にその円弧を反
転させるというトグル変形が生じるので、かなりはっき
りしたクリック操作感覚(感触)を得ることができる。
【0006】また、シャッタレリーズスイッチの他例と
しては、実開昭60−133440号の公開実用新案公
報に記載された「第4図ないし第7図」の「カメラのク
リックスイッチ」がある。これは、前述の実開昭62−
25431号の公開実用新案公報に記載された「押釦ス
イッチ」における第2スイッチが作動した後でも余長ス
トロークが生じるように、前述の第1スイッチを作動さ
せるための可動接片を、第2スイッチに対する押圧駆動
ポイントから延出させて形成し、その延長部を操作釦で
押圧駆動することによって第2スイッチに対する押圧駆
動ポイントを支点からずらせた状態で間接的に押圧駆動
するようにしている。
しては、実開昭60−133440号の公開実用新案公
報に記載された「第4図ないし第7図」の「カメラのク
リックスイッチ」がある。これは、前述の実開昭62−
25431号の公開実用新案公報に記載された「押釦ス
イッチ」における第2スイッチが作動した後でも余長ス
トロークが生じるように、前述の第1スイッチを作動さ
せるための可動接片を、第2スイッチに対する押圧駆動
ポイントから延出させて形成し、その延長部を操作釦で
押圧駆動することによって第2スイッチに対する押圧駆
動ポイントを支点からずらせた状態で間接的に押圧駆動
するようにしている。
【0007】また、上記以外の他の例として、第1スイ
ッチと第2スイッチのいずれが作動するときにもトグル
接片による確実なクリック感覚が得られるようにしたス
イッチが公知である。即ち、図7と図8に示すようにス
イッチ基板1の表面にトグル接片2を支持したものであ
り、その構成については後述する発明の実施の形態の項
で詳細説明するので省略し、その概略動作のみについて
説明する。
ッチと第2スイッチのいずれが作動するときにもトグル
接片による確実なクリック感覚が得られるようにしたス
イッチが公知である。即ち、図7と図8に示すようにス
イッチ基板1の表面にトグル接片2を支持したものであ
り、その構成については後述する発明の実施の形態の項
で詳細説明するので省略し、その概略動作のみについて
説明する。
【0008】即ち、図7に示すようにスイッチ基板1を
形成するフレキシブル印刷配線基板(いわゆる「FP
C」)1aの上部に配置されたトグル接片2は、図示し
ないレリーズ操作釦によって第2反転接片部2cの頂部
が太矢印方向に押圧駆動されると、先ず2つの第1反転
接片部2b,2bと第2反転接片部2cとの境界部が図
7に1点鎖線で示すようにトグル動作し、第1反転接片
部2bの第2反転接片部2c寄りの連接境界部の近傍が
第1接点パターン1cに接触する。このとき接片支持部
2aは、共通接点パターン1dに接触されたままである
ので、第1接点パターン1cと共通接点パターン1dが
導通状態にされた状態、即ち第1スイッチがオン作動状
態となる。
形成するフレキシブル印刷配線基板(いわゆる「FP
C」)1aの上部に配置されたトグル接片2は、図示し
ないレリーズ操作釦によって第2反転接片部2cの頂部
が太矢印方向に押圧駆動されると、先ず2つの第1反転
接片部2b,2bと第2反転接片部2cとの境界部が図
7に1点鎖線で示すようにトグル動作し、第1反転接片
部2bの第2反転接片部2c寄りの連接境界部の近傍が
第1接点パターン1cに接触する。このとき接片支持部
2aは、共通接点パターン1dに接触されたままである
ので、第1接点パターン1cと共通接点パターン1dが
導通状態にされた状態、即ち第1スイッチがオン作動状
態となる。
【0009】そして、レリーズ操作釦の押圧駆動をさら
に継続すると第2反転接片部2cが撓んで上方凸の円弧
が平面状にされた直後に図7に2点鎖線で示すように下
方に凸の円弧に変化(トグル動作)し、第2反転接片部
2cの略中央部が第2接点パターン1bに接触する。こ
のとき接片支持部2aは、共通接点パターン1dに接触
されたままであるので第2接点パターン1bと共通接点
パターン1dが導通状態にされた状態、即ち第2スイッ
チがオンした状態となる。従って、レリーズ操作釦を第
1押圧位置まで押圧駆動したときに第1スイッチがオン
作動し、レリーズ操作釦をさらに押し込み第2押圧位置
まで押圧駆動したときに第2スイッチがオン作動するこ
とになり、それぞれのオン作動の感触として明瞭なクリ
ック感覚が得られるものである。
に継続すると第2反転接片部2cが撓んで上方凸の円弧
が平面状にされた直後に図7に2点鎖線で示すように下
方に凸の円弧に変化(トグル動作)し、第2反転接片部
2cの略中央部が第2接点パターン1bに接触する。こ
のとき接片支持部2aは、共通接点パターン1dに接触
されたままであるので第2接点パターン1bと共通接点
パターン1dが導通状態にされた状態、即ち第2スイッ
チがオンした状態となる。従って、レリーズ操作釦を第
1押圧位置まで押圧駆動したときに第1スイッチがオン
作動し、レリーズ操作釦をさらに押し込み第2押圧位置
まで押圧駆動したときに第2スイッチがオン作動するこ
とになり、それぞれのオン作動の感触として明瞭なクリ
ック感覚が得られるものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】カメラの動作制御スイ
ッチにおいては、操作釦を押圧操作して第1スイッチを
作動させ、これに引き続き操作釦をさらに押圧駆動して
第2スイッチを作動させ、さらに操作釦を押圧操作して
もある程度の駆動量(余長ストローク)が存在するよう
にすることが望ましく、即ち、余長ストロークが存在し
ないと、第2スイッチを作動した後に操作釦を押圧駆動
し続けたときにその押圧駆動力でカメラ本体に力が印加
されることになるのでカメラの動作制御スイッチをシャ
ッタレリーズスイッチとした場合にはカメラぶれを生じ
させてしまう虞れがある。
ッチにおいては、操作釦を押圧操作して第1スイッチを
作動させ、これに引き続き操作釦をさらに押圧駆動して
第2スイッチを作動させ、さらに操作釦を押圧操作して
もある程度の駆動量(余長ストローク)が存在するよう
にすることが望ましく、即ち、余長ストロークが存在し
ないと、第2スイッチを作動した後に操作釦を押圧駆動
し続けたときにその押圧駆動力でカメラ本体に力が印加
されることになるのでカメラの動作制御スイッチをシャ
ッタレリーズスイッチとした場合にはカメラぶれを生じ
させてしまう虞れがある。
【0011】また、カメラの動作制御スイッチをズーム
駆動制御スイッチとした場合には、第2スイッチのオン
作動の後にカメラ本体に力が印加されカメラぶれが生
じ、これに伴ってファインダ観察画面にぶれが生じて撮
影前の作画作業が効率的に行えなくなる虞れがある。こ
のような余長ストロークの駆動を実現するための具体的
な手段としては、上述した実開昭60−133440号
公報に示されているように、第1スイッチを作動させる
ための可動接片を、第2スイッチに対する押圧駆動ポイ
ントから延出させて形成し、その延長部を操作釦で押圧
駆動することによって第2スイッチに対する押圧駆動ポ
イントを支点からずらせた状態で間接的に押圧駆動する
ようにしているものがある。
駆動制御スイッチとした場合には、第2スイッチのオン
作動の後にカメラ本体に力が印加されカメラぶれが生
じ、これに伴ってファインダ観察画面にぶれが生じて撮
影前の作画作業が効率的に行えなくなる虞れがある。こ
のような余長ストロークの駆動を実現するための具体的
な手段としては、上述した実開昭60−133440号
公報に示されているように、第1スイッチを作動させる
ための可動接片を、第2スイッチに対する押圧駆動ポイ
ントから延出させて形成し、その延長部を操作釦で押圧
駆動することによって第2スイッチに対する押圧駆動ポ
イントを支点からずらせた状態で間接的に押圧駆動する
ようにしているものがある。
【0012】しかしながら、この延長部の存在によりカ
メラの動作制御スイッチの全体形状、特に押圧駆動方向
に直交する方向(一般的には水平方向)の形状が大きく
なってしまい、カメラに動作制御スイッチを組み込むと
きの設計自由度が低下し、カメラのコンパクト化を阻害
する虞れがある。なお、当該延長部の長さを短くすれば
動作制御スイッチの形状を短く(従来の動作制御スイッ
チと同様に)することができるのであるが、この場合に
は、ばねの基部に過度の応力集中が印加されることにな
るので、ばねのへたりが生じやすくなるという問題があ
るために、完全な解決策とはならないものであった。
メラの動作制御スイッチの全体形状、特に押圧駆動方向
に直交する方向(一般的には水平方向)の形状が大きく
なってしまい、カメラに動作制御スイッチを組み込むと
きの設計自由度が低下し、カメラのコンパクト化を阻害
する虞れがある。なお、当該延長部の長さを短くすれば
動作制御スイッチの形状を短く(従来の動作制御スイッ
チと同様に)することができるのであるが、この場合に
は、ばねの基部に過度の応力集中が印加されることにな
るので、ばねのへたりが生じやすくなるという問題があ
るために、完全な解決策とはならないものであった。
【0013】そこで、本発明の第1の目的は、第1およ
び第2スイッチのそれぞれが作動するときに明瞭なクリ
ック感覚を有する操作感覚が得られると共に、第2スイ
ッチが作動した後に余長ストロークが存在し、カメラに
ショックを生じさせることのないカメラの動作制御スイ
ッチを提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、第1スイッチが作動するときに明瞭なクリック感覚
を有する操作感覚が得られると共に、第2スイッチが作
動するときには徐々に作動力量が増加するような操作感
覚が得られると共に第2スイッチが作動した後に余長ス
トロークが存在し、カメラに対してショックを与えるこ
とのないカメラの動作制御スイッチを提供することにあ
る。また、本発明の第3の目的は、上記第1または第2
の目的を達成すると共に、第2スイッチの構成の簡略化
を図ったカメラの動作制御スイッチを提供することにあ
る。
び第2スイッチのそれぞれが作動するときに明瞭なクリ
ック感覚を有する操作感覚が得られると共に、第2スイ
ッチが作動した後に余長ストロークが存在し、カメラに
ショックを生じさせることのないカメラの動作制御スイ
ッチを提供することにある。また、本発明の第2の目的
は、第1スイッチが作動するときに明瞭なクリック感覚
を有する操作感覚が得られると共に、第2スイッチが作
動するときには徐々に作動力量が増加するような操作感
覚が得られると共に第2スイッチが作動した後に余長ス
トロークが存在し、カメラに対してショックを与えるこ
とのないカメラの動作制御スイッチを提供することにあ
る。また、本発明の第3の目的は、上記第1または第2
の目的を達成すると共に、第2スイッチの構成の簡略化
を図ったカメラの動作制御スイッチを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的を達
成するために請求項1に記載のカメラの動作制御スイッ
チは、操作釦を第1の押圧駆動位置に駆動したときに第
1のトグル接片部が反転変形しクリック感を有して作動
する第1スイッチと、上記操作釦を上記第1の押圧駆動
位置よりさらに押圧駆動して第2の押圧駆動位置に達し
たときに第2のトグル接片部が反転変形してクリック感
を有して作動する第2スイッチと、上記第1および第2
スイッチの作動力量より大きな変形力量を有すると共
に、一端が固定され他端に上記第1スイッチおよび第2
スイッチが固定支持された板ばねと、上記第1、第2ス
イッチの押圧駆動方向と逆向きに余圧を付与された上記
板ばねの他端側を係止し、該押圧駆動方向の移動を許容
するように設けられた係止部材と、を具備することを特
徴とするものである。
成するために請求項1に記載のカメラの動作制御スイッ
チは、操作釦を第1の押圧駆動位置に駆動したときに第
1のトグル接片部が反転変形しクリック感を有して作動
する第1スイッチと、上記操作釦を上記第1の押圧駆動
位置よりさらに押圧駆動して第2の押圧駆動位置に達し
たときに第2のトグル接片部が反転変形してクリック感
を有して作動する第2スイッチと、上記第1および第2
スイッチの作動力量より大きな変形力量を有すると共
に、一端が固定され他端に上記第1スイッチおよび第2
スイッチが固定支持された板ばねと、上記第1、第2ス
イッチの押圧駆動方向と逆向きに余圧を付与された上記
板ばねの他端側を係止し、該押圧駆動方向の移動を許容
するように設けられた係止部材と、を具備することを特
徴とするものである。
【0015】本発明の第2の目的を達成するために請求
項2に記載のカメラの動作制御スイッチは、操作釦を第
1の押圧駆動位置に駆動したときに第1のトグル接片部
が反転変形してクリック感を有して作動する第1スイッ
チと、この第1スイッチの作動力量より大きな変形力量
を有すると共に、一端が固定され他端に上記第1スイッ
チが固定支持された板ばねと、上記第1スイッチの押圧
駆動方向と逆向きに余圧を付与された上記板ばねの他端
側を係止し、該押圧駆動方向の移動を許容するように設
けられた係止部材と、上記操作釦を上記第1の押圧駆動
位置よりさらに押圧駆動して第2の押圧駆動位置に達し
たときに上記板ばねが当接されると共に引続く押圧駆動
力を吸収し得るように形成された第2スイッチと、を具
備することを特徴とするものである。
項2に記載のカメラの動作制御スイッチは、操作釦を第
1の押圧駆動位置に駆動したときに第1のトグル接片部
が反転変形してクリック感を有して作動する第1スイッ
チと、この第1スイッチの作動力量より大きな変形力量
を有すると共に、一端が固定され他端に上記第1スイッ
チが固定支持された板ばねと、上記第1スイッチの押圧
駆動方向と逆向きに余圧を付与された上記板ばねの他端
側を係止し、該押圧駆動方向の移動を許容するように設
けられた係止部材と、上記操作釦を上記第1の押圧駆動
位置よりさらに押圧駆動して第2の押圧駆動位置に達し
たときに上記板ばねが当接されると共に引続く押圧駆動
力を吸収し得るように形成された第2スイッチと、を具
備することを特徴とするものである。
【0016】本発明の第3の目的を達成するために請求
項3に記載のカメラの動作制御スイッチにおける板ばね
は、第2スイッチを形成する複数接片のうちの1つの接
片と兼用することを特徴とするものである。請求項4に
記載のカメラの動作制御スイッチは、第1スイッチが作
動されたときに測光動作および/または測距動作の開始
を制御し、第2スイッチが作動されたときに露光を開始
するシャッタレリーズスイッチであることを特徴とする
ものである。
項3に記載のカメラの動作制御スイッチにおける板ばね
は、第2スイッチを形成する複数接片のうちの1つの接
片と兼用することを特徴とするものである。請求項4に
記載のカメラの動作制御スイッチは、第1スイッチが作
動されたときに測光動作および/または測距動作の開始
を制御し、第2スイッチが作動されたときに露光を開始
するシャッタレリーズスイッチであることを特徴とする
ものである。
【0017】
【作用】請求項1のカメラの動作制御スイッチにおける
第1スイッチは、二段階で作用するトグル機能を有する
ため、操作釦を第1の押圧駆動位置に駆動したときに明
瞭なクリック感覚を有してオン作動し、第2スイッチも
明瞭なクリック感覚を有してオン作動するためのもので
ある。板ばねは、第1と第2のスイッチがオン作動する
ときの作動力量より大きな変形力量を有しているため、
第1と第2のスイッチがオン作動するときには移動しな
い。この板ばねは、上記第1、第2スイッチの押圧駆動
方向と逆向きに余圧が付与され且つ、その状態に係止部
材で係止されているので第2スイッチがオン作動した後
に操作釦で押圧駆動が継続されたときに、押圧駆動方向
には、変形して押圧力を吸収するため、カメラに対して
ショックを与えることがない。
第1スイッチは、二段階で作用するトグル機能を有する
ため、操作釦を第1の押圧駆動位置に駆動したときに明
瞭なクリック感覚を有してオン作動し、第2スイッチも
明瞭なクリック感覚を有してオン作動するためのもので
ある。板ばねは、第1と第2のスイッチがオン作動する
ときの作動力量より大きな変形力量を有しているため、
第1と第2のスイッチがオン作動するときには移動しな
い。この板ばねは、上記第1、第2スイッチの押圧駆動
方向と逆向きに余圧が付与され且つ、その状態に係止部
材で係止されているので第2スイッチがオン作動した後
に操作釦で押圧駆動が継続されたときに、押圧駆動方向
には、変形して押圧力を吸収するため、カメラに対して
ショックを与えることがない。
【0018】請求項2のカメラの動作制御スイッチは、
一段階でのみ作用するトグル機能を有するため操作釦を
第1の押圧駆動位置に駆動したときに明瞭なクリック感
覚を有して第1スイッチがオン作動する。この動作制御
スイッチの板ばねは、第1スイッチがオン作動するとき
には移動しない。この板ばねは、第1スイッチの押圧駆
動方向と逆向きに余圧が付与され且つ、その状態に係止
部材で係止されているので第1スイッチがオン作動した
後に操作釦で押圧駆動が継続されたときに、これに連動
して第2スイッチがオン作動される。しかる後、操作釦
がさらに押圧駆動されると、この第2スイッチは、その
駆動力を吸収するのでカメラに対してショックを与える
ことがない。
一段階でのみ作用するトグル機能を有するため操作釦を
第1の押圧駆動位置に駆動したときに明瞭なクリック感
覚を有して第1スイッチがオン作動する。この動作制御
スイッチの板ばねは、第1スイッチがオン作動するとき
には移動しない。この板ばねは、第1スイッチの押圧駆
動方向と逆向きに余圧が付与され且つ、その状態に係止
部材で係止されているので第1スイッチがオン作動した
後に操作釦で押圧駆動が継続されたときに、これに連動
して第2スイッチがオン作動される。しかる後、操作釦
がさらに押圧駆動されると、この第2スイッチは、その
駆動力を吸収するのでカメラに対してショックを与える
ことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の第1の実施の形態
に係るカメラの動作制御スイッチを図1,2,7,8を
用いて詳細に説明する。この形態は、カメラの動作制御
スイッチがシャッタレリーズスイッチとされた例であ
る。図1においてスイッチ基板1は、フレキシブルな薄
板でなる帯状のフレキシブル印刷配線基板1aの先端部
にトグル接片2を設けたもので、このトグル接片2の詳
細は、図7と図8に示すように、スイッチ基板1を形成
するフレキシブル印刷配線基板1aの表面に第2接点パ
ターン1bが形成され、この第2接点パターン1bの両
側のそれぞれに所定距離を隔てて第1接点パターン1
c,1cが一列上に形成され、さらに、この第1接点パ
ターン1c,1cのそれぞれの外方にも上記一列上に共
通接点パターン1d,1dが形成されている。
に係るカメラの動作制御スイッチを図1,2,7,8を
用いて詳細に説明する。この形態は、カメラの動作制御
スイッチがシャッタレリーズスイッチとされた例であ
る。図1においてスイッチ基板1は、フレキシブルな薄
板でなる帯状のフレキシブル印刷配線基板1aの先端部
にトグル接片2を設けたもので、このトグル接片2の詳
細は、図7と図8に示すように、スイッチ基板1を形成
するフレキシブル印刷配線基板1aの表面に第2接点パ
ターン1bが形成され、この第2接点パターン1bの両
側のそれぞれに所定距離を隔てて第1接点パターン1
c,1cが一列上に形成され、さらに、この第1接点パ
ターン1c,1cのそれぞれの外方にも上記一列上に共
通接点パターン1d,1dが形成されている。
【0020】そして、この2つの共通接点パターン1d
は、図示しない印刷配線接続パターンにて共通に接続さ
れ、その端末部1e(図1)が第1および第2スイッチ
の共通接点出力部とされている。また、2つの第1接点
パターン1c,1cも図示しない印刷配線接続パターン
にて共通に接続されその端末部1eが第1スイッチの接
点出力部とされている。さらに、第2接点パターン1b
も図示しない印刷配線接続パターンに接続されその端末
部1eが第2スイッチの接点出力部とされている。そし
て、端末部1eに有する3つの接点出力部が図示しない
電気回路部に電気接続されるようになっている。
は、図示しない印刷配線接続パターンにて共通に接続さ
れ、その端末部1e(図1)が第1および第2スイッチ
の共通接点出力部とされている。また、2つの第1接点
パターン1c,1cも図示しない印刷配線接続パターン
にて共通に接続されその端末部1eが第1スイッチの接
点出力部とされている。さらに、第2接点パターン1b
も図示しない印刷配線接続パターンに接続されその端末
部1eが第2スイッチの接点出力部とされている。そし
て、端末部1eに有する3つの接点出力部が図示しない
電気回路部に電気接続されるようになっている。
【0021】このような第2接点パターン1b、第1接
点パターン1cが形成された列の上部には図8の斜視図
にも示すようにトグル接片2が図示しない保持機構でも
って載置保持されている。このトグル接片2は、全体形
状が略半球状を呈し、その周縁部には180°の角度を
隔てて2つの突片から成る接片支持部2a,2aが設け
られ、中心部と周辺部との中間に橋渡し片を残すように
して円弧帯状の切欠きを形成することによって、中心部
に小さな球欠状の第2反転接片部2cを形成し、周辺部
円環帯状をなす円周方向連設部2dを形成し、さらに上
記第2反転接片部2cと円周方向連設部2dとを連設す
る一文字状の半径方向連接部2eを形成してある。
点パターン1cが形成された列の上部には図8の斜視図
にも示すようにトグル接片2が図示しない保持機構でも
って載置保持されている。このトグル接片2は、全体形
状が略半球状を呈し、その周縁部には180°の角度を
隔てて2つの突片から成る接片支持部2a,2aが設け
られ、中心部と周辺部との中間に橋渡し片を残すように
して円弧帯状の切欠きを形成することによって、中心部
に小さな球欠状の第2反転接片部2cを形成し、周辺部
円環帯状をなす円周方向連設部2dを形成し、さらに上
記第2反転接片部2cと円周方向連設部2dとを連設す
る一文字状の半径方向連接部2eを形成してある。
【0022】円周方向連設部2dには、2つの接片支持
部2a,2aとは、90°ずれた位置において、山形に
折曲げられて後述の付勢力印加部2fが、形成されてい
る。接片支持部2a,2aのそれぞれの外端部は、共通
接点パターン1d,1dに接触されるようになってお
り、それぞれの内方側は、上に凸の円弧状の第1反転接
片部2b,2bが連接されている。この第1反転接片部
2b,2bのそれぞれの内方側は、半径方向連設部2
e,2eを介して上に凸の円弧状に形成される第2反転
接片部2cの両側に一体に連設されている。
部2a,2aとは、90°ずれた位置において、山形に
折曲げられて後述の付勢力印加部2fが、形成されてい
る。接片支持部2a,2aのそれぞれの外端部は、共通
接点パターン1d,1dに接触されるようになってお
り、それぞれの内方側は、上に凸の円弧状の第1反転接
片部2b,2bが連接されている。この第1反転接片部
2b,2bのそれぞれの内方側は、半径方向連設部2
e,2eを介して上に凸の円弧状に形成される第2反転
接片部2cの両側に一体に連設されている。
【0023】なお、この第1反転接片部2bと半径方向
連接部2eと第2反転接片部2cのそれぞれは、その円
弧が上方側に凸形状となるように形成されている。この
トグル接片2は、接片支持部2a,第1反転接片部2
b,半径方向連接部2e,第2反転接片部2cで形成さ
れる部分を第2反転接片部2cの円弧中心を対称にして
有しており、円周方向連接部2dに形成され、付勢力印
加部2f,2fによって第1反転接片部2bと第2反転
接片部2cのそれぞれが自由状態においては上に凸とな
るようなトグル接片作動に必要な付勢力が印加されてい
る。
連接部2eと第2反転接片部2cのそれぞれは、その円
弧が上方側に凸形状となるように形成されている。この
トグル接片2は、接片支持部2a,第1反転接片部2
b,半径方向連接部2e,第2反転接片部2cで形成さ
れる部分を第2反転接片部2cの円弧中心を対称にして
有しており、円周方向連接部2dに形成され、付勢力印
加部2f,2fによって第1反転接片部2bと第2反転
接片部2cのそれぞれが自由状態においては上に凸とな
るようなトグル接片作動に必要な付勢力が印加されてい
る。
【0024】また、トグル接片2の自由状態、即ち第2
反転接片部2cが押圧駆動されていない状態において
は、接片支持部2a,2aのそれぞれが共通接点パター
ン1d,1dに接触した状態で保持されると共に、第1
接点パターン1c,1cの上位には第1反転接片部2
b,2bの円弧形状の内端寄りの部位(半径方向連接部
2eとの境界近傍)が所定距離を隔てて位置され、第2
接点パターン1bの上位には第2反転接片部2cの円弧
形状の略中央部が所定距離を隔てて位置されている。そ
して、第1反転接片部2b,2bと第1接点パターン1
c,1cと共通接点パターン1d,1dとで第1スイッ
チが形成され、第2反転接片部2cと第2接点パターン
1bと共通接点パターン1d,1dとで第2スイッチが
形成されることになる。
反転接片部2cが押圧駆動されていない状態において
は、接片支持部2a,2aのそれぞれが共通接点パター
ン1d,1dに接触した状態で保持されると共に、第1
接点パターン1c,1cの上位には第1反転接片部2
b,2bの円弧形状の内端寄りの部位(半径方向連接部
2eとの境界近傍)が所定距離を隔てて位置され、第2
接点パターン1bの上位には第2反転接片部2cの円弧
形状の略中央部が所定距離を隔てて位置されている。そ
して、第1反転接片部2b,2bと第1接点パターン1
c,1cと共通接点パターン1d,1dとで第1スイッ
チが形成され、第2反転接片部2cと第2接点パターン
1bと共通接点パターン1d,1dとで第2スイッチが
形成されることになる。
【0025】さて、先端部に第1と第2スイッチを形成
するトグル接片2が支持され、長帯状に形成されたスイ
ッチ基板1の下面に長帯状の板ばね5が図1に示すよう
に、接着剤等の固定手段でもって固着され、この板ばね
5の基部5bが支持部3に片持ち状態で固定され、その
自由端部に位置する係合部5aが係止部材4によって係
止されている。また、この板ばね5は、第1と第2スイ
ッチの作動力量より大きな変形力量を有するばね性をも
った材質で作られている。さらに、板ばね5は、第1、
第2スイッチの押圧駆動方向(図1中に太矢印で示す方
向)と逆向きに余圧を付与すると共に該押圧駆動方向に
はその移動を許容する係止部材4によって係合部5aが
上下方向に付勢された状態で係止されている。
するトグル接片2が支持され、長帯状に形成されたスイ
ッチ基板1の下面に長帯状の板ばね5が図1に示すよう
に、接着剤等の固定手段でもって固着され、この板ばね
5の基部5bが支持部3に片持ち状態で固定され、その
自由端部に位置する係合部5aが係止部材4によって係
止されている。また、この板ばね5は、第1と第2スイ
ッチの作動力量より大きな変形力量を有するばね性をも
った材質で作られている。さらに、板ばね5は、第1、
第2スイッチの押圧駆動方向(図1中に太矢印で示す方
向)と逆向きに余圧を付与すると共に該押圧駆動方向に
はその移動を許容する係止部材4によって係合部5aが
上下方向に付勢された状態で係止されている。
【0026】このように構成されたシャッタレリーズス
イッチにおけるスイッチ動作を図2に示す荷重/ストロ
ークの関係を示す特性図を用いて説明する。図示しない
レリーズ操作釦によって第2反転接片部2cの頂部が下
方(太矢印方向)に押圧駆動されると、先ず第1反転接
片部2bと共に半径方向連接部2eが撓み、徐々に荷重
が増加し第1反転接片部2bと半径方向連設部2eとの
境界部が平面状にされ荷重T1となった直後に図7に1
点鎖線で示すように上記境界部が下方に折曲(トグル動
作)し、第1反転接片部2bの半径方向連設部2e寄り
の部分が第1接点パターン1cに接触する。このとき接
片支持部2aは共通接点パターン1dに接触されたまま
であるので第1接点パターン1cと共通接点パターン1
dが導通状態にされた状態、即ち第1スイッチがオンさ
れた状態となる。このときの荷重は荷重T1から急激に
低下した荷重T2となるので鮮やかなクリック操作感覚
が生じることになる。
イッチにおけるスイッチ動作を図2に示す荷重/ストロ
ークの関係を示す特性図を用いて説明する。図示しない
レリーズ操作釦によって第2反転接片部2cの頂部が下
方(太矢印方向)に押圧駆動されると、先ず第1反転接
片部2bと共に半径方向連接部2eが撓み、徐々に荷重
が増加し第1反転接片部2bと半径方向連設部2eとの
境界部が平面状にされ荷重T1となった直後に図7に1
点鎖線で示すように上記境界部が下方に折曲(トグル動
作)し、第1反転接片部2bの半径方向連設部2e寄り
の部分が第1接点パターン1cに接触する。このとき接
片支持部2aは共通接点パターン1dに接触されたまま
であるので第1接点パターン1cと共通接点パターン1
dが導通状態にされた状態、即ち第1スイッチがオンさ
れた状態となる。このときの荷重は荷重T1から急激に
低下した荷重T2となるので鮮やかなクリック操作感覚
が生じることになる。
【0027】そして、第2反転接片部2cへの押圧駆動
を継続して荷重を徐々に増加すると第2反転接片部2c
が撓んで上方凸の円弧が平面状にされた直後に図7に2
点鎖線で示すように下方凸の円弧に変化(トグル動作)
し、第2反転接点部2cが第2接点パターン1bに接触
する。このとき接片支持部2aは、共通接点パターン1
dに接触されたままであるので第2接点パターン1bと
共通接点パターン1dが導通状態にされた状態、即ち第
2スイッチがオンされた状態となる。このときの荷重は
荷重T3から急激に低下した荷重T4となるので鮮やか
なクリック操作感覚が生じることになる。
を継続して荷重を徐々に増加すると第2反転接片部2c
が撓んで上方凸の円弧が平面状にされた直後に図7に2
点鎖線で示すように下方凸の円弧に変化(トグル動作)
し、第2反転接点部2cが第2接点パターン1bに接触
する。このとき接片支持部2aは、共通接点パターン1
dに接触されたままであるので第2接点パターン1bと
共通接点パターン1dが導通状態にされた状態、即ち第
2スイッチがオンされた状態となる。このときの荷重は
荷重T3から急激に低下した荷重T4となるので鮮やか
なクリック操作感覚が生じることになる。
【0028】また、前述のように第1スイッチオンで第
2スイッチオンとなるときには板ばね5は全く撓まな
い。換言すれば板ばね5の変形力量が荷重T3より大き
く設定されているのである。詳しくは、板ばね5の変形
力量は、上記第1、第2スイッチの作動力量より大きな
変形力量を有するのである。この第1、第2スイッチの
押圧駆動方向と逆向きに余圧を付与しているのが係止部
材4である。そして、第2スイッチがオンした後にさら
に第2反転接片部2cへの押圧駆動を継続すると板ばね
5が撓み、このときの荷重が、図2に示すように、第2
スイッチのオン時点の荷重T3より徐々に増加する。
2スイッチオンとなるときには板ばね5は全く撓まな
い。換言すれば板ばね5の変形力量が荷重T3より大き
く設定されているのである。詳しくは、板ばね5の変形
力量は、上記第1、第2スイッチの作動力量より大きな
変形力量を有するのである。この第1、第2スイッチの
押圧駆動方向と逆向きに余圧を付与しているのが係止部
材4である。そして、第2スイッチがオンした後にさら
に第2反転接片部2cへの押圧駆動を継続すると板ばね
5が撓み、このときの荷重が、図2に示すように、第2
スイッチのオン時点の荷重T3より徐々に増加する。
【0029】次に、本発明の第2の実施の形態に係るカ
メラの動作制御スイッチを、図3と図4を用いて説明す
る。この例は、カメラの動作制御スイッチをシャッタレ
リーズスイッチとした場合である。図3において、先端
部に第1スイッチを形成するトグル接片7が支持され、
長帯状に形成されたフレキシブル印刷配線基板6の下面
に長帯状の板ばね8が接着剤等の固定手段でもって固定
され、この板ばね8の基部8bが支持部3に片持ち状態
で固定され、その自由端部に位置する係合部8aが係止
部材4によって係止されている。
メラの動作制御スイッチを、図3と図4を用いて説明す
る。この例は、カメラの動作制御スイッチをシャッタレ
リーズスイッチとした場合である。図3において、先端
部に第1スイッチを形成するトグル接片7が支持され、
長帯状に形成されたフレキシブル印刷配線基板6の下面
に長帯状の板ばね8が接着剤等の固定手段でもって固定
され、この板ばね8の基部8bが支持部3に片持ち状態
で固定され、その自由端部に位置する係合部8aが係止
部材4によって係止されている。
【0030】また、この板ばね8は、第1スイッチ、即
ちトグル接片7の作動力量より大きな変形力量を有する
ばね性をもった材質で作られている。さらに、板ばね8
は、第1スイッチの押圧駆動方向(図3中に太矢印で示
す方向)と逆向きに余圧を付与されると共に該押圧駆動
方向への移動は許容する係止部材4によって係合部8a
が係止されている。そして、フレキシブル印刷配線基板
6は、フレキシブルな薄板でなる帯状に形成され、その
先端部にトグル接片7を設けたものである。フレキシブ
ル印刷配線基板6の表面には、接点パターン6aが形成
され、この接点パターン6aの両側のそれぞれに所定距
離を隔てて共通接点パターン6b,6bが一列上に形成
されている。
ちトグル接片7の作動力量より大きな変形力量を有する
ばね性をもった材質で作られている。さらに、板ばね8
は、第1スイッチの押圧駆動方向(図3中に太矢印で示
す方向)と逆向きに余圧を付与されると共に該押圧駆動
方向への移動は許容する係止部材4によって係合部8a
が係止されている。そして、フレキシブル印刷配線基板
6は、フレキシブルな薄板でなる帯状に形成され、その
先端部にトグル接片7を設けたものである。フレキシブ
ル印刷配線基板6の表面には、接点パターン6aが形成
され、この接点パターン6aの両側のそれぞれに所定距
離を隔てて共通接点パターン6b,6bが一列上に形成
されている。
【0031】そして、この2つの共通接点パターン6
b,6bは、図示しない印刷配線接続パターンにて接続
形成され、その端末部6cで第1スイッチの共通接点出
力部とされている。また、2つの共通接点パターン6b
も図示しない印刷配線接続パターンにて共通に接続さ
れ、その端末部6cが第1スイッチの接点出力部とさ
れ、端末部6cに有する2つの接点出力部が図示しない
電気回路部に電気接続され得るようになっている。この
ような2つの共通接点パターン6b,6bが形成された
列の上部には、トグル接片7が密接して載置されてい
る。
b,6bは、図示しない印刷配線接続パターンにて接続
形成され、その端末部6cで第1スイッチの共通接点出
力部とされている。また、2つの共通接点パターン6b
も図示しない印刷配線接続パターンにて共通に接続さ
れ、その端末部6cが第1スイッチの接点出力部とさ
れ、端末部6cに有する2つの接点出力部が図示しない
電気回路部に電気接続され得るようになっている。この
ような2つの共通接点パターン6b,6bが形成された
列の上部には、トグル接片7が密接して載置されてい
る。
【0032】このトグル接片7は、略半球状の円弧方向
の両端側のそれぞれに接片支持部7bが形成され、その
内方にトグル接片部7aが形成される。この接片支持部
7b,7bのそれぞれが共通接点パターン6b,6bに
常時接触されている。このトグル接片部7aは、その円
弧が上方側に凸形状となるように形成されている。ま
た、トグル接片7の自由状態、即ちトグル接片7aが押
圧駆動されていない状態においては、接片支持部7b,
7bのそれぞれが、共通接点パターン6b,6bに接触
した状態で保持されると共に、接点パターン6aの上位
にトグル接片部7aの円弧形状の略中央部が所定距離を
隔てて位置され、トグル接片部7aと接片支持部7b,
7bと共通接点パターン6bとで第1スイッチが構成さ
れることになる。
の両端側のそれぞれに接片支持部7bが形成され、その
内方にトグル接片部7aが形成される。この接片支持部
7b,7bのそれぞれが共通接点パターン6b,6bに
常時接触されている。このトグル接片部7aは、その円
弧が上方側に凸形状となるように形成されている。ま
た、トグル接片7の自由状態、即ちトグル接片7aが押
圧駆動されていない状態においては、接片支持部7b,
7bのそれぞれが、共通接点パターン6b,6bに接触
した状態で保持されると共に、接点パターン6aの上位
にトグル接片部7aの円弧形状の略中央部が所定距離を
隔てて位置され、トグル接片部7aと接片支持部7b,
7bと共通接点パターン6bとで第1スイッチが構成さ
れることになる。
【0033】さらに、板ばね8の下位には、トグル接片
7が押圧駆動されたときに板ばね8が当接されて作動す
る第2スイッチ11が設けられている。この第2スイッ
チ11は、支持部3に片持ち支持された第1接片9と第
2接片10で形成され、それぞれの自由端部に第1接点
9aと第2接点10aが設けられていて、それぞれの支
持部に第1端子9bと第2端子10bが設けられてい
る。この第1端子9bと第2端子10bが、第2スイッ
チの出力として図示しない電気回路部に電気接続され得
るようになっている。
7が押圧駆動されたときに板ばね8が当接されて作動す
る第2スイッチ11が設けられている。この第2スイッ
チ11は、支持部3に片持ち支持された第1接片9と第
2接片10で形成され、それぞれの自由端部に第1接点
9aと第2接点10aが設けられていて、それぞれの支
持部に第1端子9bと第2端子10bが設けられてい
る。この第1端子9bと第2端子10bが、第2スイッ
チの出力として図示しない電気回路部に電気接続され得
るようになっている。
【0034】また、第1接片9のばね特性は、必要最小
限の弱い材質で作られ、第2接片10のばね特性は割合
に強い材質で作られている。このように構成されたシャ
ッタレリーズスイッチにおけるスイッチ動作を図4に示
す荷重/ストロークの関係を示す特性図を、用いて説明
する。図示しないレリーズ操作釦によってトグル接片部
7aの頂部が下方(太矢印方向)に押圧駆動されると、
トグル接片部7aが撓み、徐々に荷重が増加して上方凸
の円弧が平面状にされ荷重T5となった直後に下に凸の
円弧に変化(トグル動作)し、トグル接片部7aの略中
央部が接点パターン6aに接触する。このとき接片支持
部7b,7bは共通接点パターン6b,6bに接触され
たままであるので、接点パターン6aと共通接点パター
ン6bが導通状態にされた状態、即ち第1スイッチがオ
ン状態とされる。
限の弱い材質で作られ、第2接片10のばね特性は割合
に強い材質で作られている。このように構成されたシャ
ッタレリーズスイッチにおけるスイッチ動作を図4に示
す荷重/ストロークの関係を示す特性図を、用いて説明
する。図示しないレリーズ操作釦によってトグル接片部
7aの頂部が下方(太矢印方向)に押圧駆動されると、
トグル接片部7aが撓み、徐々に荷重が増加して上方凸
の円弧が平面状にされ荷重T5となった直後に下に凸の
円弧に変化(トグル動作)し、トグル接片部7aの略中
央部が接点パターン6aに接触する。このとき接片支持
部7b,7bは共通接点パターン6b,6bに接触され
たままであるので、接点パターン6aと共通接点パター
ン6bが導通状態にされた状態、即ち第1スイッチがオ
ン状態とされる。
【0035】このときの荷重は、荷重T5から急激に低
下した荷重T6となるので鮮やかなクリック操作感覚が
生じることになる。また、前述のように第1スイッチが
オンとなるときには、板ばね8は全く撓まない。換言す
れば板ばね8の変形力量が荷重T5より大きく設定され
ているのである。詳しくは、係止部材4によって、板ば
ね8を、上記第1スイッチの作動力量より大きな変形力
量を有するように、第1スイッチの押圧駆動方向と逆向
きに余圧を付与した状態に保持しているのである。
下した荷重T6となるので鮮やかなクリック操作感覚が
生じることになる。また、前述のように第1スイッチが
オンとなるときには、板ばね8は全く撓まない。換言す
れば板ばね8の変形力量が荷重T5より大きく設定され
ているのである。詳しくは、係止部材4によって、板ば
ね8を、上記第1スイッチの作動力量より大きな変形力
量を有するように、第1スイッチの押圧駆動方向と逆向
きに余圧を付与した状態に保持しているのである。
【0036】そして、この第1スイッチがオンした後に
さらにトグル接片部7aへの押圧駆動を継続すると板ば
ね8が撓み、このときの荷重が第1スイッチのオン時点
の荷重T6より徐々に増加する。しかる後、板ばね8の
撓みが進みその自由端部が第1接片9の自由端部に接し
た時点での荷重T7に、第1接片9の有するごく僅かの
ばね力が付加され、さらにトグル接片部7aへの押圧駆
動が継続すると第1接点9aが第2接点10aに接して
第2スイッチ11がオンされる。トグル接片部7aがさ
らに押圧駆動されると荷重T8は、第2接片10の有す
る大きなばね力が付加されたものとなるので、第2スイ
ッチ11のオンに伴いクリック操作感覚に近い感触が得
られる。
さらにトグル接片部7aへの押圧駆動を継続すると板ば
ね8が撓み、このときの荷重が第1スイッチのオン時点
の荷重T6より徐々に増加する。しかる後、板ばね8の
撓みが進みその自由端部が第1接片9の自由端部に接し
た時点での荷重T7に、第1接片9の有するごく僅かの
ばね力が付加され、さらにトグル接片部7aへの押圧駆
動が継続すると第1接点9aが第2接点10aに接して
第2スイッチ11がオンされる。トグル接片部7aがさ
らに押圧駆動されると荷重T8は、第2接片10の有す
る大きなばね力が付加されたものとなるので、第2スイ
ッチ11のオンに伴いクリック操作感覚に近い感触が得
られる。
【0037】次に、本発明の第3の実施の形態に係るカ
メラの動作制御スイッチを図5と図6を用いて説明す
る。この例は、カメラの動作制御スイッチをシャッタレ
リーズスイッチとした例である。図5において、先端部
に第1スイッチを形成するトグル接片7が支持され、長
帯状に形成されたフレキシブル印刷配線基板6の下面に
長帯状の板ばね12が接着剤等の固定手段でもって固定
され、この板ばね12の基部12bが支持部3に片持ち
状態で固定され、その自由端部に位置する係合部12a
が係止部材4によって係止されている。また、この板ば
ね12は、第1スイッチ、即ちトグル接片7の作動力量
より大きな変形力量を有するばね性をもった材質で作ら
れている。
メラの動作制御スイッチを図5と図6を用いて説明す
る。この例は、カメラの動作制御スイッチをシャッタレ
リーズスイッチとした例である。図5において、先端部
に第1スイッチを形成するトグル接片7が支持され、長
帯状に形成されたフレキシブル印刷配線基板6の下面に
長帯状の板ばね12が接着剤等の固定手段でもって固定
され、この板ばね12の基部12bが支持部3に片持ち
状態で固定され、その自由端部に位置する係合部12a
が係止部材4によって係止されている。また、この板ば
ね12は、第1スイッチ、即ちトグル接片7の作動力量
より大きな変形力量を有するばね性をもった材質で作ら
れている。
【0038】さらに、板ばね12は、第1スイッチの押
圧駆動方向(図5中に太矢印で示す方向)と逆向きに余
圧を付与された状態で且つ該押圧駆動方向の移動を許容
するように係止部材4によってその係合部12aが係止
されている。そして、フレキシブル印刷配線基板6は、
フレキシブルな薄板でなる帯状に形成され、その先端部
にトグル接片7を設けたものである。フレキシブル印刷
配線基板6の表面に接点パターン6aが形成され、この
接点パターン6aの両側のそれぞれに所定距離を隔てて
共通接点パターン6b,6bが一列上に形成されてい
る。そして、この2つの共通接点パターン6b,6b
は、図示しない印刷配線接続パターンにて接続形成さ
れ、その端末部6cで第1スイッチの共通接点出力部と
されている。
圧駆動方向(図5中に太矢印で示す方向)と逆向きに余
圧を付与された状態で且つ該押圧駆動方向の移動を許容
するように係止部材4によってその係合部12aが係止
されている。そして、フレキシブル印刷配線基板6は、
フレキシブルな薄板でなる帯状に形成され、その先端部
にトグル接片7を設けたものである。フレキシブル印刷
配線基板6の表面に接点パターン6aが形成され、この
接点パターン6aの両側のそれぞれに所定距離を隔てて
共通接点パターン6b,6bが一列上に形成されてい
る。そして、この2つの共通接点パターン6b,6b
は、図示しない印刷配線接続パターンにて接続形成さ
れ、その端末部6cで第1スイッチの共通接点出力部と
されている。
【0039】また、2つの共通接点パターン6bも図示
しない印刷配線接続パターンにて共通に接続され、その
端末部6cが第1スイッチの接点出力部とされ、端末部
6cに有する2つの接点出力部が図示しない電気回路部
に電気接続され得るようになっている。このような2つ
の共通接点パターン6b,6bが形成された列の上部に
は、トグル接片7が載置されている。このトグル接片7
は、略半球状の円弧方向の両端側のそれぞれに接片支持
部7bが形成され、その内方にトグル接片部7aが形成
される。この接片支持部7b,7bのそれぞれが共通接
点パターン6b,6bに常時接触されている。
しない印刷配線接続パターンにて共通に接続され、その
端末部6cが第1スイッチの接点出力部とされ、端末部
6cに有する2つの接点出力部が図示しない電気回路部
に電気接続され得るようになっている。このような2つ
の共通接点パターン6b,6bが形成された列の上部に
は、トグル接片7が載置されている。このトグル接片7
は、略半球状の円弧方向の両端側のそれぞれに接片支持
部7bが形成され、その内方にトグル接片部7aが形成
される。この接片支持部7b,7bのそれぞれが共通接
点パターン6b,6bに常時接触されている。
【0040】このトグル接片部7aは、その円弧が上方
側に凸形状となるように形成されている。また、トグル
接片7の自由状態、即ちトグル接片部7aが押圧駆動さ
れていない状態においては、接片支持部7b,7bのそ
れぞれが共通接点パターン6b,6bに接触した状態で
保持されると共に、接点パターン6aの上位にトグル接
片部7aの円弧形状の略中央部が所定距離を隔てて位置
されている。このトグル接片7と共通接点パターン6b
および接点パターン6aとで第1スイッチが構成される
ことになる。
側に凸形状となるように形成されている。また、トグル
接片7の自由状態、即ちトグル接片部7aが押圧駆動さ
れていない状態においては、接片支持部7b,7bのそ
れぞれが共通接点パターン6b,6bに接触した状態で
保持されると共に、接点パターン6aの上位にトグル接
片部7aの円弧形状の略中央部が所定距離を隔てて位置
されている。このトグル接片7と共通接点パターン6b
および接点パターン6aとで第1スイッチが構成される
ことになる。
【0041】さらに、板ばね12は、第2スイッチ14
を形成するものでその基部が端子12bとなっている。
この板ばね12の下位には、トグル接片7が押圧駆動さ
れたときに板ばね12が当接されて作動する接片13が
設けられ、その先端部に接点13aが設けられ、基部が
端子13bとなっていて、端子12bと端子13bが第
2スイッチ14の出力として図示しない電気回路部に電
気接続され得るようになっている。このように構成され
たシャッタレリーズスイッチにおけるスイッチ動作を図
6に示す荷重/ストロークの関係を示す特性図を用いて
説明する。
を形成するものでその基部が端子12bとなっている。
この板ばね12の下位には、トグル接片7が押圧駆動さ
れたときに板ばね12が当接されて作動する接片13が
設けられ、その先端部に接点13aが設けられ、基部が
端子13bとなっていて、端子12bと端子13bが第
2スイッチ14の出力として図示しない電気回路部に電
気接続され得るようになっている。このように構成され
たシャッタレリーズスイッチにおけるスイッチ動作を図
6に示す荷重/ストロークの関係を示す特性図を用いて
説明する。
【0042】図示しないレリーズ操作釦によってトグル
接片部7aの頂部が下方(太矢印方向)に押圧駆動され
ると、トグル接片部7aが撓み、徐々に荷重が増加して
上方凸の円弧が平面状にされ荷重T9となった直後に下
に凸の円弧に変化(トグル動作)し、トグル接片部7a
の略中央部が接点パターン6aに接触する。このとき接
片支持部7b,7bは共通接点パターン6b,6bに接
触されたままであるので、接点パターン6aと共通接点
パターン6bが導通状態にされた状態、即ち第1スイッ
チがオン状態にされる。このときの荷重は、荷重T9か
ら急激に低下した荷重T10となるので鮮やかなクリッ
ク操作感覚が生じることになる。
接片部7aの頂部が下方(太矢印方向)に押圧駆動され
ると、トグル接片部7aが撓み、徐々に荷重が増加して
上方凸の円弧が平面状にされ荷重T9となった直後に下
に凸の円弧に変化(トグル動作)し、トグル接片部7a
の略中央部が接点パターン6aに接触する。このとき接
片支持部7b,7bは共通接点パターン6b,6bに接
触されたままであるので、接点パターン6aと共通接点
パターン6bが導通状態にされた状態、即ち第1スイッ
チがオン状態にされる。このときの荷重は、荷重T9か
ら急激に低下した荷重T10となるので鮮やかなクリッ
ク操作感覚が生じることになる。
【0043】また、前述のように第1スイッチがオンと
なるときには、板ばね12は全く撓まない。換言すれば
板ばね12の変形力量が荷重T9より大きく設定されて
いるのである。詳しくは、係止部材4によって、板ばね
8を、上記第1スイッチの作動力量より大きな変形力量
を有するように、第1スイッチの押圧駆動方向と逆向き
に余圧を付与した状態に保持しているのである。そし
て、この第1スイッチがオンした後にさらにトグル接片
部7aへの押圧駆動を継続されると板ばね12が撓み、
このときの荷重が第1スイッチのオン時点の荷重T10
より徐々に増加する。
なるときには、板ばね12は全く撓まない。換言すれば
板ばね12の変形力量が荷重T9より大きく設定されて
いるのである。詳しくは、係止部材4によって、板ばね
8を、上記第1スイッチの作動力量より大きな変形力量
を有するように、第1スイッチの押圧駆動方向と逆向き
に余圧を付与した状態に保持しているのである。そし
て、この第1スイッチがオンした後にさらにトグル接片
部7aへの押圧駆動を継続されると板ばね12が撓み、
このときの荷重が第1スイッチのオン時点の荷重T10
より徐々に増加する。
【0044】さらにトグル接片部7aへの押圧駆動が継
続されると板ばね12の自由端部が接点13aに接する
ことによって第2スイッチ14がオンされる。このとき
の荷重T11は、トグル接片部7aがさらに押圧駆動さ
れると接片13の有する大きなばね力が付加されたもの
となるので、第2スイッチ14のオンに伴いクリック操
作感覚に近い感触が得られる。なお、本発明は、前述の
3つの形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変形した形態を採ってもよいことは勿
論である。
続されると板ばね12の自由端部が接点13aに接する
ことによって第2スイッチ14がオンされる。このとき
の荷重T11は、トグル接片部7aがさらに押圧駆動さ
れると接片13の有する大きなばね力が付加されたもの
となるので、第2スイッチ14のオンに伴いクリック操
作感覚に近い感触が得られる。なお、本発明は、前述の
3つの形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しな
い範囲内で種々の変形した形態を採ってもよいことは勿
論である。
【0045】例えば、前述のカメラの動作制御スイッチ
は、シャッタレリーズスイッチの場合を例にして説明し
ているが、他の動作制御スイッチ、例えば、ズーム制御
操作スイッチの場合も前述同様に適用できる。即ち、ズ
ーム制御操作釦を第1押圧位置まで押圧駆動したときに
第1スイッチがオン作動してズーミング駆動が開始さ
れ、ズーム制御操作釦をさらに押し込み第2押圧位置ま
で押圧駆動したときに第2スイッチがオン作動してその
ときのズーム駆動値が保持されるように制御されるスイ
ッチとしてもよく。また、マニュアルフォーカス制御操
作スイッチの場合も同様である。
は、シャッタレリーズスイッチの場合を例にして説明し
ているが、他の動作制御スイッチ、例えば、ズーム制御
操作スイッチの場合も前述同様に適用できる。即ち、ズ
ーム制御操作釦を第1押圧位置まで押圧駆動したときに
第1スイッチがオン作動してズーミング駆動が開始さ
れ、ズーム制御操作釦をさらに押し込み第2押圧位置ま
で押圧駆動したときに第2スイッチがオン作動してその
ときのズーム駆動値が保持されるように制御されるスイ
ッチとしてもよく。また、マニュアルフォーカス制御操
作スイッチの場合も同様である。
【0046】即ち、マニュアルフォーカス制御操作釦を
第1押圧位置まで押圧駆動したときに第1スイッチがオ
ン作動してフォーカス駆動が開始され、マニュアルフォ
ーカス制御操作釦をさらに押し込み第2押圧位置まで押
圧駆動したときに第2スイッチがオン作動してそのとき
のフォーカス駆動値が保持されるように制御されるスイ
ッチの場合も同様である。さらに、別形式の制御を行う
場合のスイッチも同様であり、カメラに用いられる2段
階スイッチの全てに対して適用できることは明らかであ
る。
第1押圧位置まで押圧駆動したときに第1スイッチがオ
ン作動してフォーカス駆動が開始され、マニュアルフォ
ーカス制御操作釦をさらに押し込み第2押圧位置まで押
圧駆動したときに第2スイッチがオン作動してそのとき
のフォーカス駆動値が保持されるように制御されるスイ
ッチの場合も同様である。さらに、別形式の制御を行う
場合のスイッチも同様であり、カメラに用いられる2段
階スイッチの全てに対して適用できることは明らかであ
る。
【0047】さらに、本発明の第1の実施の形態では、
スイッチ基板1と板ばね5が別体となっていて、両者を
接着剤等を用いて一体にしているが、これに代えて板ば
ね5の表面に絶縁膜を形成し、その表面に第2接点パタ
ーン1b,第1接点パターン1c,共通接点パターン1
dをスパッタリング、蒸着などにより導電体膜を形成す
るようにしてもよい。
スイッチ基板1と板ばね5が別体となっていて、両者を
接着剤等を用いて一体にしているが、これに代えて板ば
ね5の表面に絶縁膜を形成し、その表面に第2接点パタ
ーン1b,第1接点パターン1c,共通接点パターン1
dをスパッタリング、蒸着などにより導電体膜を形成す
るようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳しく説明したところより明らかな
ように、本発明によれば、第1および第2スイッチのそ
れぞれが作動するときに、明瞭なクリック感覚を有する
操作感覚が得られるので、第1スイッチから不用意に第
2スイッチまで一気に押圧操作する虞がなくなると共
に、第2スイッチが作動した後に余長ストロークが存在
するように構成してあるので、第2スイッチを押圧操作
時にカメラにショックを生じさせることのないカメラの
動作制御スイッチを提供することができる。
ように、本発明によれば、第1および第2スイッチのそ
れぞれが作動するときに、明瞭なクリック感覚を有する
操作感覚が得られるので、第1スイッチから不用意に第
2スイッチまで一気に押圧操作する虞がなくなると共
に、第2スイッチが作動した後に余長ストロークが存在
するように構成してあるので、第2スイッチを押圧操作
時にカメラにショックを生じさせることのないカメラの
動作制御スイッチを提供することができる。
【0049】また、本発明によれば、第1スイッチが作
動するときに明瞭なクリック感覚が得られると共に第2
スイッチが作動するときには、荷重の大きさが明瞭に増
加する感覚が得られるように構成してあるので、第1ス
イッチから不用意に第2スイッチまで一時に押圧操作す
るような虞がなく、その上、動作制御スイッチの全体形
状を大きくすることなく、また、ばねのへたりも生じに
くいと共に、第2スイッチが作動した後に余長ストロー
クが存在するように構成してあるので、第2スイッチ操
作時にカメラにショックを生じさせ、カメラのぶらの生
じさせる虞のないカメラの動作制御スイッチを提供する
ことができる。また、本発明によれば、上記の効果を奏
し得ると共に、その構成が簡略で、小型化が実現でき、
さらには低コスト化を実現し得る動作制御スイッチを提
供することができる。
動するときに明瞭なクリック感覚が得られると共に第2
スイッチが作動するときには、荷重の大きさが明瞭に増
加する感覚が得られるように構成してあるので、第1ス
イッチから不用意に第2スイッチまで一時に押圧操作す
るような虞がなく、その上、動作制御スイッチの全体形
状を大きくすることなく、また、ばねのへたりも生じに
くいと共に、第2スイッチが作動した後に余長ストロー
クが存在するように構成してあるので、第2スイッチ操
作時にカメラにショックを生じさせ、カメラのぶらの生
じさせる虞のないカメラの動作制御スイッチを提供する
ことができる。また、本発明によれば、上記の効果を奏
し得ると共に、その構成が簡略で、小型化が実現でき、
さらには低コスト化を実現し得る動作制御スイッチを提
供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの動作
制御スイッチの概略構成図である。
制御スイッチの概略構成図である。
【図2】図1に示すカメラの動作制御スイッチのストロ
ーク/荷重の関係を示す特性図である。
ーク/荷重の関係を示す特性図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るカメラの動作
制御スイッチの概略構成図である。
制御スイッチの概略構成図である。
【図4】図3に示すカメラの動作制御スイッチのストロ
ーク/荷重の関係を示す特性図である。
ーク/荷重の関係を示す特性図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係るカメラの動作
制御スイッチの概略構成図である。
制御スイッチの概略構成図である。
【図6】図5に示すカメラの動作制御スイッチのストロ
ーク/荷重の関係を示す特性図である。
ーク/荷重の関係を示す特性図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの動作
制御スイッチに用いられる公知の2段階作動型スイッチ
の一例を示す断面図である。
制御スイッチに用いられる公知の2段階作動型スイッチ
の一例を示す断面図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態に係るカメラの動作
制御スイッチに用いられる公知の2段階作動型スイッチ
の一例を示す斜視図である。
制御スイッチに用いられる公知の2段階作動型スイッチ
の一例を示す斜視図である。
1 スイッチ基板 1a フレキシブル印刷配線基板(FPC) 1b 第2接点パターン 1c 第1接点パターン 1d 共通接点パターン 2 トグル接片 2a 接片支持部 2b 第1反転接片部 2c 第2反転接片部 2d 円周方向連接部 2e 半径方向連接部 2f 付勢力印加部 3 支持部 4 係止部材 5 板ばね 6 フレキシブル印刷配線基板 6a 接点パターン 6b 共通接点パターン 7 トグル接片 7a トグル接片部 7b 接片支持部 8 板ばね 9 第1接片 9a 第1接点 9b 第1端子 10 第2接片 10a 第2接点 11 第2スイッチ 12 板ばね 12a 係合部 13 接片 13a 接点 14 第2スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 操作釦を第1の押圧駆動位置に駆動した
ときに第1のトグル接片部が反転変形しクリック感を有
して作動する第1スイッチと、 上記操作釦を上記第1の押圧駆動位置よりさらに押圧駆
動して第2の押圧駆動位置に達したときに第2のトグル
接片部が反転変形してクリック感を有して作動する第2
スイッチと、 上記第1および第2スイッチの作動力量より大きな変形
力量を有すると共に、一端が固定され他端に上記第1ス
イッチおよび第2スイッチが固定支持された板ばねと、 上記第1、第2スイッチの押圧駆動方向と逆向きに余圧
を付与された上記板ばねの他端側を係止し、該押圧駆動
方向の移動を許容するように設けられた係止部材と、 を具備することを特徴とするカメラの動作制御スイッ
チ。 - 【請求項2】 操作釦を第1の押圧駆動位置に駆動した
ときに第1のトグル接片部が反転変形してクリック感を
有して作動する第1スイッチと、 この第1スイッチの作動力量より大きな変形力量を有す
ると共に、一端が固定され他端に上記第1スイッチが固
定支持された板ばねと、 上記第1スイッチの押圧駆動方向と逆向きに余圧を付与
された上記板ばねの他端側を係止し、該押圧駆動方向の
移動を許容するように設けられた係止部材と、 上記操作釦を上記第1の押圧駆動位置よりさらに押圧駆
動して第2の押圧駆動位置に達したときに上記板ばねが
当接されると共に引続く押圧駆動力を吸収し得るように
形成された第2スイッチと、 を具備することを特徴とするカメラの動作制御スイッ
チ。 - 【請求項3】 板ばねは、 第2スイッチを形成する複数接片のうちの1つの接片と
兼用することを特徴とする請求項2記載のカメラの動作
制御スイッチ。 - 【請求項4】 動作制御スイッチは、 第1スイッチが作動されたときに測光動作および/また
は測距動作の開始を制御し、第2スイッチが作動された
ときに露光を開始するシャッタレリーズスイッチである
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載のカメラの動作制御スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7352498A JPH09190737A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | カメラの動作制御スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7352498A JPH09190737A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | カメラの動作制御スイッチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09190737A true JPH09190737A (ja) | 1997-07-22 |
Family
ID=18424489
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7352498A Pending JPH09190737A (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | カメラの動作制御スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09190737A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002352664A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Smk Corp | プッシュスイッチ |
JP2007066608A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Tokai Rika Co Ltd | タッチ検出機能付きスイッチ装置 |
JPWO2005124805A1 (ja) * | 2004-06-15 | 2008-04-17 | 日本航空電子工業株式会社 | ドーム接点およびそれを用いた多段動作電気スイッチ |
JP2011090948A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Smk Corp | 押圧スイッチ |
CN104467787A (zh) * | 2013-09-19 | 2015-03-25 | 松下电器产业株式会社 | 操作开关及操作装置 |
-
1995
- 1995-12-30 JP JP7352498A patent/JPH09190737A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002352664A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Smk Corp | プッシュスイッチ |
JP4629913B2 (ja) * | 2001-05-28 | 2011-02-09 | Smk株式会社 | プッシュスイッチ |
JPWO2005124805A1 (ja) * | 2004-06-15 | 2008-04-17 | 日本航空電子工業株式会社 | ドーム接点およびそれを用いた多段動作電気スイッチ |
JP2007066608A (ja) * | 2005-08-30 | 2007-03-15 | Tokai Rika Co Ltd | タッチ検出機能付きスイッチ装置 |
JP4563896B2 (ja) * | 2005-08-30 | 2010-10-13 | 株式会社東海理化電機製作所 | タッチ検出機能付きスイッチ装置 |
JP2011090948A (ja) * | 2009-10-23 | 2011-05-06 | Smk Corp | 押圧スイッチ |
CN104467787A (zh) * | 2013-09-19 | 2015-03-25 | 松下电器产业株式会社 | 操作开关及操作装置 |
JP2015084313A (ja) * | 2013-09-19 | 2015-04-30 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 操作スイッチおよび操作装置 |
CN104467787B (zh) * | 2013-09-19 | 2019-01-01 | 松下电器产业株式会社 | 操作开关及操作装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040121 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040203 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040402 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040511 |