JPH037856Y2 - - Google Patents

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JPH037856Y2
JPH037856Y2 JP10172885U JP10172885U JPH037856Y2 JP H037856 Y2 JPH037856 Y2 JP H037856Y2 JP 10172885 U JP10172885 U JP 10172885U JP 10172885 U JP10172885 U JP 10172885U JP H037856 Y2 JPH037856 Y2 JP H037856Y2
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movable contact
hole
insulating sheet
tongue
switch device
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【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案は、例えばクリツクばねを可動接点とし
て用い、タクテイルフイードバツク特性に優れた
スイツチ装置に関する。
〔考案の背景〕
従来より微小ストローグでオン・オフ動作がな
されるスイツチ装置には、スイツチング時のオ
ン・オフ動作をクリツク感触をもつて認識できる
ようにしたクリツク感触付きのものが提供されて
いる。
第5図は、かかるクリツク感触付きのスイツチ
装置のうち、クリツクばねを可動接点に用いたス
イツチ装置の従来例を示す断面図である。
このスイツチ装置は、スルーホール1が穿設さ
れた基板2と、該スルーホール1の内周部とその
近傍に形成された内電極3と、基板2の表面の該
内電極3の外周部に形成された外電極4と、常時
は該外電極4の表面に外周部のみが接している円
椀状のクリツクばねからなる可動接点5と、該可
動接点5を内電極3側に押圧可能な押圧子6と、
該押圧子6と可動接点5との間に配設された可撓
性材料からなる絶縁シート7と、上記諸要素を内
包し保持する枠体8とから主に構成されている。
前記絶縁シート7には、可動接点5の脱落を防止
するという効果の他、金属製もしくは金属メツキ
を施されてなる押圧子6を用いた際に該押圧子6
と可動接点5との電気的絶縁性を確保するという
効果が意図されている。さらにこの絶縁シート7
と基板2および枠体8との間には、スペーサ9,
10がそれぞれ配設され、絶縁シート7の位置決
めを図ると同時に可動接点5の可動範囲と押圧子
6の押圧ストロークをそれぞれ規定している。押
圧子6には、前記の当接部6aの他に、枠体8の
開口部の縁部8aと当接して該枠体8内での動作
を規定するためのフランジ部6bが形成されてお
り、通常は、可動接点5の弾性力により、該縁部
8aに当接した位置にある。
上記のように構成されたスイツチ装置を用い、
スイツチング動作を行う場合には、第6図に示す
ように押圧子6を矢印A方向に押圧する。押圧子
6が押圧されると、当接部6aが絶縁シート7を
介して可動接点5を押圧し、この押圧接点5を湾
曲せしめて、該可動接点5を内電極3に当接させ
る。可動接点5が内電極3に当接すると、外電極
4と内電極3とが導通し、それぞれの導電パター
ン4aおよび3aに電流もしくは電気信号が流
れ、スイツチング作用が行われる。
ところで、かかるスイツチ装置にあつては、可
動接点5にクリツクばねを用い、クリツク感触を
得たうえでスイツチング動作を行わしめるように
意図されているが、可動接点(クリツクばね)5
の動作範囲が前記スペーサ9と絶縁シート7とに
よつて画成された空間でのみ規定されているた
め、反転動作が不完全となり、良好なクリツク感
触を得ることはできなかつた。これは、可動接点
5の中心部5aすなわち最大撓みとなる部分およ
びその近傍が、反転に必要な撓み量になる前に内
電極3表面および基板2表面に当接するためと考
えられる。したがつて、良好なクリツク感触を得
るためには、可動接点5の撓み量の制御が重要な
問題となる。
また、撓み量の制御とは別に、良好なクリツク
感触を得る方法として、クリツクばねのばね定数
を制御する方法がある。しかし、クリツクばねの
ばね定数の制御は、クリツクばねそのものの構造
に関わつてくるため、スイツチ装置に応じて可動
接点の設計を行わねばならず、コストが高くなる
という問題がある。
結局、第5図において示したような可動接点5
を用いた形式のスイツチ装置においては、コスト
上、可動接点5の撓み量を制御してクリツク感触
を獲得することが有利であり、問題は撓み量の設
定にある。
〔考案の目的〕
本考案は、上記の点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、コストが安く、良好なクリツク
感触を得られるクリツクばねを可動接点に用いた
スイツチ装置を提供することにある。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために、本考案は、可動接
点の反転時に良好なクリツク感触を得るに必要な
撓み量を確保するために、該可動接点のスルーホ
ール内への侵入を許容する径に該スルーホールを
形成するとともに、絶縁シートのうち押圧子の当
接部と可動接点との間に位置する部分に、一部を
除いて周囲に切込みが形成されてなる舌状部を設
けて、作動時における該絶縁シートの張力増加を
抑制できるような構成にした点に特徴がある。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図ないし第4図は本実施例に係るスイツチ
装置を説明するためのもので、第1図はスイツチ
装置の非スイツチング動作時の状態を示す断面
図、第2図はスイツチ装置のスイツチング動作時
の状態を示す断面図、第3図は内電極および外電
極とスルーホールの関係を示す導電パターンの一
例を示す部分平面図、第4図は絶縁シートの舌状
部を示す部分平面図である。以下の説明におい
て、前記従来例と同一の構成要素には同一の符号
を付してある。
第1図において、スイツチ装置は、大径のスル
ーホール11と、該スルーホール11の内周面と
開口端部に形成された内電極3と、該内電極3の
開口端部の外周部に形成された外電極4と、これ
ら内電極3および外電極4にそれぞれ導通する導
電パターン3a,4aを備えた基板2と、外電極
4に接し図において上方に湾曲したクリツクばね
からなる可動接点5と、該可動接点5を内電極3
側へ押圧可能な押圧子6と、該押圧子6と前記可
動接点5との間に配設された可撓性を有する絶縁
シート12と、上記の諸要素を内包し支持する枠
体8とから主に構成されている。前記大径のスル
ーホール11は、少なくとも外電極4の内径より
小さく、可動接点5が十分に反転できるだけの径
に設定されている。また、前記絶縁シート12に
は、第4図に示すように、一部を除いて周囲に切
込み12bが形成されてなる舌状部12aが設け
られており、該舌状部12aが前記押圧子6の当
接部6aと可動接点5との間に位置するように配
されている。その他、特に説明しない構成要素
は、全て前記従来例と同一に形成してある。
次に、上記のように構成したスイツチ装置のス
イツチング動作について説明する。第2図に示す
ように、スイツチング動作を行う場合には押圧子
6を矢印A方向に押圧する。押圧子6が押圧され
ると、その当接部6aが絶縁シート12の舌状部
12aを介して可動接点5をスルーホール11側
に押圧するので、該可動接点5は反転限界を超え
てスルーホール11内で完全に反転し、開口縁3
bから△lだけ入り込んだ状態になる。この状態
で、可動接点5の基板2側の面が内電極3の開口
縁3bに接続して外電極4と内電極3とを導通す
る。このとき、可動接点5が確実に反転動作を行
えるだけのスペースが内径Bによつて確保されて
いるため、押圧子6を押した際、指に十分なクリ
ツク感触を得ることができる。該内径Bは、反転
可能な径である必要があるが、ここで反転可能と
は、可動接点5の中心部5aすなわち最大撓み部
が内電極3の開口縁3bよりも図において下方に
出ることが可能となるということを意味してい
る。そのため、内径Bを設定する場合には、前記
入り込み量△lが確保できる状態、すなわち、前
記中心部5aにおいて基板2側に向かつて曲率が
正になるように考慮して設定すればよい。したが
つて、内径Bは、可動接点5として用いるクリツ
クばねの特性に応じて種々選択され、クリツクば
ねの材質、厚さ、弾性係数、径等によつて決定さ
れるべきものである。また、該内径Bを変えるこ
とによつて、クリツク感触の調整も可能となり、
用途によつて内径Bの選択が可能である。
ところで、スルーホール11を大径に形成して
可動接点5が確実に反転動作を行えるようにする
ということは、従来のように平板形状の絶縁シー
トを用いた場合、該シートの撓み量もそれだけ大
きくなつて作動時の張力の増大を招き、押圧子6
を押すための作動力が不所望に大きくなつて操作
性に支障をきたしたり、あるいは該シートを固着
している接着剤が剥れて耐用性を損なう等の不都
合が予想される。そこで、本考案では、こうした
不都合を回避するために、絶縁シート12に舌状
部12aを設けておき、該舌状部12aが押圧子
6の当接部6aと可動接点5との間に位置するよ
うに該絶縁シート12を配設してある。すなわ
ち、この舌状部12aは、一部を除いて周囲に切
込み12bが形成してあつて、該切込み12bを
形成していない連結部分12c(第4図参照)を
基端として自在に移動できるものであるから、第
2図に示すように当接部6aに押圧されて該舌状
部12aがスルーホール11側へ大きく移動した
場合でも絶縁シート12全体の張力はさほど増大
せず、よつて作動力が不所望に大きくなつたり絶
縁シート12が剥れてしまうといつた事態が起こ
る心配はない。しかも、舌状部12aは絶縁シー
ト12に任意形状の切込みを入れるだけで簡単に
形成することができるものであるから、コスト高
を招く心配もない。
このように、スルーホール11の径を従来より
も大にし、該スルーホール11内で可動接点5が
十分に反転可能に設定するとともに、絶縁シート
12に舌状部12aを設けて絶縁シート12の作
動時における張力増加を大幅に抑制してあるた
め、特定用途に限定されたクリツクばねではなく
大量生産される汎用のクリツクばねを用いること
ができてコストの低減が図れ、しかも操作性や耐
用性を損なう惧れがない。
なお、絶縁シート12に設ける舌状部12aの
形状が適宜選択できることはいうまでもなく、基
端となる連結部分12cを複数個所に備えた舌状
部12aを形成してもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれは、スルー
ホールを大径に形成して可動接点の反転動作が確
実に行えるようにし、かつ絶縁シートに舌状部を
設けて該絶縁シートの作動時における張力増加を
大幅に低減してあるため、良好なクリツク感触を
備え操作性や耐用性を損なう惧れのないスイツチ
装置を低コストにて提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の実施例の説明図
で、第1図は実施例に係るスイツチ装置の非スイ
ツチング動作時の状態を示す断面図、第2図は第
1図におけるスイツチ装置のスイツチング動作時
の状態を示す断面図、第3図はスルーホール,内
電極,外電極および導電パターンの一例を示す平
面図、第4図は絶縁シートの舌状部を示す平面
図、第5図および第6図は従来のスイツチ装置を
説明するためのもので、第5図はスルーホールが
小径のスイツチ装置の非スイツチング動作時の状
態を示す断面図、第6図は第5図におけるスイツ
チ装置のスイツチング動作時の状態を示す断面図
である。 2……基板、3……内電極、3b……開口縁、
4……外電極、5……可動接点、6……押圧子、
6a……当接部、11……スルーホール、12…
…絶縁シート、12a……舌状部、12b……切
込み、12c……連結部分、B……内径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板のスルーホールの内周面と開口端部に沿つ
    て形成された内電極と、該内電極の外周部に形成
    された外電極と、該外電極間に跨がつて配設され
    た反転可能な可動接点と、該可動接点を前記内電
    極側へ押圧可能な当接部を有する押圧子と、該押
    圧子と前記可動接点との間に配設された絶縁シー
    トとを備えたスイツチ装置において、前記可動接
    点の反転時に該可動接点の前記スルーホール内へ
    侵入を許容する径に該スルーホールを形成すると
    ともに、前記絶縁シートのうち前記押圧子の当接
    部と前記可動接点との間に位置する部分に、一部
    を除いて周囲に切込みが形成されてなる舌状部を
    設けたことを特徴とするスイツチ装置。
JP10172885U 1985-07-05 1985-07-05 Expired JPH037856Y2 (ja)

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JP10172885U JPH037856Y2 (ja) 1985-07-05 1985-07-05

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JPS6210331U JPS6210331U (ja) 1987-01-22
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JPH0715295Y2 (ja) * 1990-07-17 1995-04-10 株式会社谷川電機製作所 受電設備の電線引留め用鉄構

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