JPH0715295Y2 - 受電設備の電線引留め用鉄構 - Google Patents

受電設備の電線引留め用鉄構

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JPH0715295Y2
JPH0715295Y2 JP1990075805U JP7580590U JPH0715295Y2 JP H0715295 Y2 JPH0715295 Y2 JP H0715295Y2 JP 1990075805 U JP1990075805 U JP 1990075805U JP 7580590 U JP7580590 U JP 7580590U JP H0715295 Y2 JPH0715295 Y2 JP H0715295Y2
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JP
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pillar
girder
flange
attached
power receiving
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JP1990075805U
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JPH0435619U (ja
Inventor
良隆 菅沼
Original Assignee
株式会社谷川電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工場その他の大口電力需要家が設置している
電力の供給を受けるための設備、所謂変圧器等を含む受
電設備において、上記電力需要家の敷地内に建てて電線
を引留める主に門形に構成される鉄構に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
この種の電線引留め用鉄構は、柱と桁を結合して正面略
門形に構成するのが一般で、2回線受電方式では正面3
本柱形のものもあり、桁の部分に引留め碍子を取り付け
て引き込んだ電線をその碍子に留めている。
そして、従来の電線引留め用鉄構の柱および桁は、第6
図に示すように、方形の四隅に長尺の山形鋼101を互い
に平行に配置し、隣り合う山形鋼101を同じく山形鋼あ
るいは帯板の斜材102で結合した骨組み構造材、所謂ト
ラス103を用いている。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の電線引留め用鉄構の柱および桁に用いているトラ
スは、上記のように山形鋼や帯板等ばらばらの素材を結
合して作るから工程が複雑で時間を要する。
また、一度仮組みをし、調整したのち分解して現場に運
び、それから本組立てを行うので、仮組みのために原寸
図を必要とし、本組立てに備えて各部材に合判(刻印等
による)を付けなければならず、仮組みおよび分解する
分時間が余計に掛かる。
更に、トラス状柱の基部のコンクリート基礎工事に手間
が掛かる。
そしてトラス状の柱および桁を用いた鉄構は、見た目が
悪くて周囲の景観にそぐわないことがある。また、風で
飛んできた枯れ草や枯れ枝、あるいは紙屑やプラスチッ
クフィルムの屑が柱や桁に引っ掛かり易くてそれらを取
り除く手間が要る。
本考案は従来の電線引留め用鉄構における上記の問題を
解決することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の目的を達成するために、柱および桁の構
成材として、両端面にフランジ板が付いた単位長さの角
形鋼管を使用し、柱は、上記角形鋼管の所要本数を、フ
ランジ板どうしを突き合わせて多数組のボルト・ナット
で緊締するフランジ継ぎ手で接続することによって構成
し、柱の上端に上端側が細くなった地線引き留め用角形
鋼管を継ぎ足し、柱の下端部は、フランジ板ごとコンク
リート基礎に埋設固定し、柱の上端部の側面に、上記角
形鋼管を短く切断して得た片面フランジ板付き桁接続部
を固着して、その桁接続部の対向するフランジ板間に、
上記角形鋼管をフランジ継ぎ手で接続することによって
桁を構成し、桁の上面に手すり付き点検歩廊、柱の側面
に柱の頂端および点検歩廊に昇ための梯子を取付けたも
のである。
〔作用〕
柱および桁は、それぞれ単位長さの角形鋼管を継ぎ足す
ことによって所要の長さに構成され、角形鋼管相互(柱
と桁の接続を含めて)は所謂フランジ継ぎ手によって接
続される。
各柱の基部は、コンクリート基礎に埋設固定され、引き
込んだ電線が桁の正面部分に取り付けた碍子に留められ
る。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面にしたがって説明する。図は特別
高圧受電設備における2回線受電方式、すなわち3本柱
式の電線引留め用鉄構にして、3本の柱1と、それら3
本の柱の上端部相互をつなぐ桁2から成る。
柱1および桁2には、構成材として両端面にフランジ板
3を固着した(第4図参照、符号4はボルト通し孔を示
す)単位長さの角形鋼管5を用いている。
柱1は、上下2本の角形鋼管5・5を、フランジ板3・
3どうしを突き合わせて多数組のボルト6・ナット7で
緊締するフランジ継ぎ手(第5図参照)によってつない
でいる。
柱1の下端はコンクリート基礎8に埋設固定されてい
る。
中央の柱1の上端部の左右に、柱1と同じ角形鋼管を短
く切った桁接続部10が張り出し固着されており、また左
右の柱1の上端部の内側面にも上記と同じ桁接続部10が
張り出し固着されていて、対向する桁接続部10・10間に
それぞれ角形鋼管5・5を接続して桁2を構成してい
る。この桁接続部10と桁2(角形鋼管5)の接続も前期
同様フランジ継ぎ手によって行われている。
左右の柱1の上端には、上端の地線引き留め側を細くし
たテーパ角形鋼管9を更に継ぎ足している。
上記桁2の正面側に電線引き留め碍子が取り付けられる
が、図には省略されている。桁2の上面には、手すり11
が付いた点検歩廊12が設けられ、また、左右の柱1の背
面側には、柱1の頂端に至る梯子を兼ねた点検歩廊12に
上がるための梯子13が取り付けられている。
〔考案の効果〕
本考案受電設備の電線引留め用鉄構は、上記のように該
鉄構の柱および桁を角形鋼管によって構成したから、山
形鋼材や帯板材で組立てたトラス状の柱および桁を用い
た従来の電線引留め用鉄構に比べて下記の優れた効果を
持っている。
(a)市販の角形鋼管を使用できるので構造計算が簡単
である。
(b)角形鋼管相互をフランジ継ぎ手で接続することと
相まって、電線引留め用鉄構全体の構造が単純であるか
ら製作が容易である。
(c)構成部材点数が少ないので、仮組みに要する時間
が短縮され、部材相互の合判を付ける箇所が減り、原寸
図も特に必要ない。
(d)柱の基部の強度は、下端部の鋼管に板厚の厚いも
のを用いる、あるいは鋼管の下端部の内部にコンクリー
トを充填することで簡単に得ることができる。
(e)柱の周面がすべて平たい板面であるから、柱の基
部を固定するためのコンクリート基礎工事が容易であ
る。
(f)柱および桁の周面が平らであるから、斜材が並ぶ
面や円形鋼管の周面に対するよりも梯子や点検通路の取
り付けが簡単である。また塗装も容易である。
(g)柱および桁が角形鋼管であることと、その柱の上
端に継ぎ足した地線引き留め用小柱も角形鋼管で、しか
も上細りのテーパ管であることが相まって、外観体裁が
よくて周囲の景観に釣り合う。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案電線引留め用鉄構の正面図、第2図は平
面図、第3図は右側面図、第4図は、第1図4−4線に
沿う柱の拡大横断面図、第5図は柱の接続部分の拡大正
面図、第6図は従来の電線引留め用鉄構の柱の正面図。 1……柱、2……桁、3……フランジ板、5……角形鋼
管、8……コンクリート基礎、10……桁接続部、11……
手すり、12……点検歩廊、13……梯子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】柱と、柱の上端部相互を結合する桁とで正
    面略門形に構成し、桁の正面側に取り付けた電線引き留
    め碍子に、外から引き込んだ電線を留める受電設備の電
    線引留め用鉄構において、柱および桁の構成材として、
    両端面にフランジ板が付いた単位長さの角形鋼管を使用
    し、柱は、上記角形鋼管の所要本数を、フランジ板どう
    しを突き合わせて多数組のボルト・ナットで緊締するフ
    ランジ継ぎ手で接続することによって構成し、柱の上端
    に上端側が細くなった地線引き留め用角形鋼管を継ぎ足
    し、柱の下端部は、フランジ板ごとコンクリート基礎に
    埋設固定し、柱の上端部の側面に、上記角形鋼管を短く
    切断して得た片面フランジ板付き桁接続部を固着して、
    その桁接続部の対向するフランジ板間に、上記角形鋼管
    をフランジ継ぎ手で接続することによって桁を構成し、
    桁の上面に手すり付き点検歩廊、柱の側面に柱の頂端お
    よび点検歩廊に昇るための梯子が取付けられていること
    を特徴とする受電設備の電線引留め用鉄構。
JP1990075805U 1990-07-17 1990-07-17 受電設備の電線引留め用鉄構 Expired - Lifetime JPH0715295Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0435619U JPH0435619U (ja) 1992-03-25
JPH0715295Y2 true JPH0715295Y2 (ja) 1995-04-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4830396U (ja) * 1971-08-17 1973-04-13
JPS5944619U (ja) * 1982-09-10 1984-03-24 昌一金属株式会社 曲げ角鋼管
JPH037856Y2 (ja) * 1985-07-05 1991-02-27

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JPH0435619U (ja) 1992-03-25

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