JPH0446437Y2 - - Google Patents

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JPH0446437Y2
JPH0446437Y2 JP9010787U JP9010787U JPH0446437Y2 JP H0446437 Y2 JPH0446437 Y2 JP H0446437Y2 JP 9010787 U JP9010787 U JP 9010787U JP 9010787 U JP9010787 U JP 9010787U JP H0446437 Y2 JPH0446437 Y2 JP H0446437Y2
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JP
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truss
frame
unit
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building
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JP9010787U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は主として建設中の構造物を積雪、風
雨等から保護し、その養生のために使用される、
仮設構造物に関するものである。
(考案が解決しようとする問題点) 建設中の構造物の養生用に建てられる仮設構造
物には従来構造物全体にエアテント等を架け渡す
もの、鉄骨等の枠体を組み立てるもの、更にその
上部にドームを架設するもの等簡易な構造のもの
から本格的に建設されるものまでさまざまな形態
があるが、簡易な構造の場合には積雪荷重、風圧
力等に対して強度上問題があり、一方本格的に建
てる場合には工期が長期化し、また転用が利かな
いため不経済である等の難点がある。
仮設構造物は以上の問題点を克服するものであ
ると同時に、機能上組立・解体が容易であり、資
材搬入等の便宜上部分的に着脱可能であることが
望ましい。
この考案はこうした実情を踏まえてなされたも
ので、屋根架構をある大きさに分割し、ユニツト
化することにより上記の要請に応えようとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案では屋根架構を形成するトラスをユニツ
ト化し、その相互接続を着脱自在とすることによ
り組立・解体が容易な、そして屋根の任意部分の
取り外し・取り付けが可能な仮設構造物を構成す
る。
ユニツト化されるトラスユニツトは並列する上
下弦材とラチス材及び母屋材、更に連結材とから
構成される。
このトラスユニツトは対向して立設される建枠
間に、そのスパン方向、すなわち建枠が対向する
方向に互いに着脱自在に接続されて架設され、端
部のトラスユニツトにおいて建枠上のトラス受に
スパン方向にスライド可能であり、かつ所定の位
置に固定金具で固定支持してある。
(実施例) 以下本考案を一実施例を示す図面に基づいて説
明する。
この考案の仮設構造物Aは主に建設中の構造物
Bの養生用にそれを覆うように建てられるもの
で、第1図に示すように構造物Bの両外側に対向
して立設される建枠1上にユニツト化されたトラ
スユニツト2を架設して構成されるものである。
建枠1は図示するように例えば枠組足場式にフ
レーム1aを組み立てて構築される。第2図、第
3図はそれぞれ第1図の側面図、平面図である。
トラスユニツト2は第1図のように山形の屋根
架構aを形成するもので、例えば棟位置に配置さ
れる合掌トラス2−1と、その両側に配置される
一般部トラス2−2と、建枠1上に設置され、こ
こで支持される端部トラス2−3とに屋根架構a
を分割した形で製作される。
各トラスユニツト2は並列する上弦材2a,2
a、下弦材2b,2bとラチス材2c及び上弦材
2a,2a間に架設される母屋材2dとを組み立
てて形成される。第4図、第5図、第6図はそれ
ぞれ合掌トラス2−1、一般部トラス2−2、端
部トラス2−3の製作例を示したものである。
一般部トラス2−2は構造物Bの規模に応じて
その長さ、個数が決められる。
また各トラスユニツト2,2の下弦材は第7図
に示すような連結材2eを格子状に組んだ連結ユ
ニツト2−4によつて連結される。この連結ユニ
ツト2−4は第1図に示すように合掌トラス2−
1と一般部トラス2−2、一般部トラス2−2と
端部トラス2−3の下弦材2b,2b間に入れら
れ、各トラスユニツト2,2をスパン方向に連結
する。
屋根架構aは以上の合掌トラス2−1、一般部
トラス2−2、端部トラス2−3より第2図、第
3図に示すようにトラスユニツト2,2が桁行方
向に並列した形で形成される。第3図において一
点鎖線は棟心を示しており、その右側はトラスユ
ニツト2の上弦材2a面を、左側は下弦材2b面
を示している。
トラスユニツト2の端部の継手部、すなわち上
弦材2a、もしくは下弦材2b面の端部には第4
図、第5図に示すようにその相互接続のための接
合金物2fが接合されており、トラスユニツト
2,2は上弦材2a,2a及び下弦材2b,2b
を互いに突き合わせ、その一方に接合されている
接合金物2fのボルト孔2gにボルトを差し込む
ことより着脱自在に接続される。
端部トラス2−3ユニツトは建枠1上のトラス
受3にスパン方向にスライド可能であり、所定の
位置に固定金具によつて固定支持してある。そし
てその一例が第8図に示されている。
このトラス受3は建枠1のフレーム1aに接続
される支柱3aと、端部トラス2−3の下弦材2
bを挟み込む固定金具3b,3bと、固定金具3
b,3bを締め付け、下弦材2bを固定するボル
ト3cとからなつている。
端部トラス2−3はこのトラス受3の固定金具
3bにおいてスパン方向、すなわち建枠1,1の
対向する方向にスライド自在に取り付けられて建
枠1,1間のスパンの調節が自在となり、強度上
許容される範囲内で屋根架構aはスパンの大小に
対応可能となつている。このとき、特にスパンが
大きい場合等には屋根架構aのスパン方向に必要
に応じてワイアロープ等のテンシヨン材が架設さ
れる。
端部トラス2−3には第6図に示すように上弦
材2a上に、資材の搬出入、換気等一時的に取り
外したトラスユニツト2を仮受けする仮受台4が
設けられ、また水平な下弦材2bに連続して建枠
1側にトラスユニツト2架設時及び取り外し時の
作業足場となる歩廊5が形成されている。
仮受台4の上部はトラスユニツト2の下弦材2
bが噛み合う形状をしている。
屋根架構a及び建枠1,1には仮設構造物Aの
内部を覆う、それぞれ屋根材、外装材が張られる
が、必要箇所のトラスユニツト2の着脱、建枠1
からの人の出入りの便宜より屋根材と外装材はそ
れぞれトラスユニツト2毎に、建枠1の単位枠組
毎に張り付けられる。
屋根材及び外装材には気密性確保のため主とし
てシート材が使用され、この場合トラスユニツト
2,2間の隙間はフアスナによつて風雨の侵入を
防止する構造とされる。この屋根材、外装材には
シート材に代えてキーストンプレート等の薄肉鋼
板を使用してもよい。
仮設構造物Aの完成後は歩廊5において任意箇
所のトラスユニツト2の着脱作業、雪降ろし、点
検作業等の各種作業が行われ、またこの歩廊5を
通じて、屋根面軒先のシート材の一部をフアスナ
により開口して人の出入りをする。
ところでこの仮設構造物Aは構造物Bの養生用
に使われる他、仮設の倉庫、催物場等に利用する
こともできる。
(考案の効果) この考案は以上の構成からなり、屋根架構はユ
ニツト化されたトラスを着脱自在に連結してあ
り、端部トラスユニツトは建枠上のトラス受にス
パン方向にスライド可能であり、かつ所定の位置
に固定金具で固定支持させる構成であるので、建
枠間のスパンの調節も容易であり、組立、解体も
容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構築例を示した正面図、第2
図、第3図はそれぞれその側面図、平面図、第4
図、第5図、第6図はそれぞれ合掌トラス一般部
トラス、端部トラスを示した正面図、第7図は連
結ユニツトを示した平面図、第8図はトラス受を
示した正面図である。 A……仮設構造物、B……構造物、1……建
枠、a……屋根架構、1a……フレーム、2……
トラスユニツト、2−1……合掌トラス、2−2
……一般部トラス、2−3……端部トラス、2a
……上弦材、2b……下弦材、2c……ラチス
材、2d……母屋材、2e……連結材、2−4…
…連結ユニツト、2f……接合金物、2g……ボ
ルト孔、3……トラス受、3a……支柱、3b…
…固定金具、3c……ボルト、4……仮受台、5
……歩廊。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 山形の屋根架構を形成する、並列する上下弦材
    とラチス材及び母屋材とからなるユニツト化され
    たトラスユニツトを、対向して立設される建枠間
    に架設して構成され、各トラスユニツトは相互に
    着脱自在に接続されており、端部のトラスユニツ
    トは建枠上のトラス受にスパン方向にスライド可
    能であり、かつ所定の位置に固定金具で固定支持
    してあることを特徴とする仮設構造物。
JP9010787U 1987-06-11 1987-06-11 Expired JPH0446437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP9010787U JPH0446437Y2 (ja) 1987-06-11 1987-06-11

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JP9010787U JPH0446437Y2 (ja) 1987-06-11 1987-06-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63198750U JPS63198750U (ja) 1988-12-21
JPH0446437Y2 true JPH0446437Y2 (ja) 1992-10-30

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ID=30949677

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JP9010787U Expired JPH0446437Y2 (ja) 1987-06-11 1987-06-11

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008115560A (ja) * 2006-11-01 2008-05-22 Miuragumi:Kk 仮設屋根構造
JP2012188826A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Kansai Kasetu Company Inc 仮設足場用屋根構造体とそれを用いた構造物の組立方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH086461B2 (ja) * 1991-03-26 1996-01-24 鹿島建設株式会社 クライミング式全天候型仮設屋根
JP2669769B2 (ja) * 1993-06-03 1997-10-29 鹿島建設株式会社 全天候型仮設屋根

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JPS63198750U (ja) 1988-12-21

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