JPH0743889Y2 - プッシュオン式スイッチ - Google Patents

プッシュオン式スイッチ

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JPH0743889Y2
JPH0743889Y2 JP1987197183U JP19718387U JPH0743889Y2 JP H0743889 Y2 JPH0743889 Y2 JP H0743889Y2 JP 1987197183 U JP1987197183 U JP 1987197183U JP 19718387 U JP19718387 U JP 19718387U JP H0743889 Y2 JPH0743889 Y2 JP H0743889Y2
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JP
Japan
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dish
shaped portion
substrate
metal plate
tact metal
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JP1987197183U
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Inventor
信治 津田
守男 多田
正 中川
陽三 小原
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Hokuriku Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokuriku Electric Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プッシュオン式スイッチに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来第4図に示すように、基板1上に固定接点2,2を形
成し、基板1上に固定接点2の上部に所定の間隔をあけ
て可動接点3を保持する弾性を有する材料からなるドー
ム部4aを備えたカバー部材4を固定してなるプッシュオ
ン式スイッチが提案されている。このスイッチでは、ド
ーム部4aの上から押圧力が与えられると、ドーム部4aが
変形して可動接点3が固定接点2,2に接触し固定接点間
の電気的導通が行われる。そしてドーム部4aに付与した
押圧力が解除されると、ドーム部4aは自らの弾性力で元
の状態に復帰して固定接点2,2間の電気的導通が遮断さ
れる。
(考案が解決しようとする課題) 従来の、プッシュオン式スイッチにおいては、単に可動
接点3と固定接点2,2とが面接触するだけであるため、
クリック感が殆ど無いという問題があった。そのため従
来のスイッチでは、クリック感が無いために、操作者が
繰り返してスイッチ操作を行ってしまうという問題があ
った。
本考案の目的は、簡単な構成で明確なクリック感を得る
ことができるプッシュオン式スイッチを提供することに
ある。
(課題を解決するための手段) 本考案においては、上記従来の問題点を解決するため
に、中央部接点20a及び端部接点20bを絶縁性基板10上に
形成し、外周縁の一部が端部接点と当接しかつ基板から
離れる方向に向かって突出するように湾曲した反転動作
可能な皿状部30aを有するタクト金属板30を基板10上に
配置する。そしてタクト金属板30の表面を覆うようにし
て弾性材料からなる絶縁カバー部材40を基板10に接着剤
で固定する。本考案においては、特にタクト金属板とし
て、皿状部の外周縁に連続するフランジ部30bを有する
ものを用いる。そして皿状部30aに押圧力が付与されて
該皿状部が変形したときに、皿状部30aと基板10との間
に形成された空間内の空気を皿状部30a及びフランジ部3
0bと絶縁カバー部材40との間に逃がす貫通孔または切欠
部(30c,30f,30g)をタクト金属板30の皿状部30aに形成
した。
(作用) 本考案においては、反転動作可能な皿状部を有するタク
ト金属板を用いて端部接点と中央部接点とを電気的に導
通させるので、明確なクリック感を得ることができる。
特にタクト金属板の皿状部に、押圧力が付与されて該皿
状部が変形したときに、皿状部と基板との間に形成され
た空間内の空気を皿状部及びフランジ部と絶縁カバー部
材との間に形成される空間内に逃がす貫通孔または切欠
部を形成したので、皿状部と基板との間に形成された空
間内の空気が障害となること無く、大きな押圧力を加え
ずにタクト金属板の皿状部をスムーズに変形させること
ができる。特に、本考案においては、タクト金属板がフ
ランジ部を有しているため、皿状部が押圧されて変形し
たときに、フランジ部と絶縁カバー部材との間にも空気
が逃げるため、皿状部をよりスムーズに変形させること
ができる。タクト金属板にフランジ部を設けない場合に
は、皿状部と絶縁カバー部材との間にしか空気は逃げる
ことができないめ、皿状部を押圧していくに従って、抵
抗が大きくなる。これに対して、タクト金属板にフラン
ジ部を設けると、フランジ部と絶縁カバー部材との間に
も空気を逃がすことができるため、皿状部を押圧する際
の抵抗は殆ど変わることがなく、よりスムーズに皿状部
を変形させることができる。
(実施例) 以下図面を参照して、本考案の実施例を詳細に説明す
る。第1図は本考案をメンブレンスイッチに適用した場
合の実施例の断面図を示している。同図において、10は
絶縁性を有する基板であり、用途に応じて可撓性を有す
るフレキシブル基板も用いられる。基板10の上には、第
2図に示すように銅箔または銀塗料若しくはカーボン等
の導電性塗料を用いて中央部接点20a,端部接点20b,ジャ
ンパー線20c等が形成されている。導電性塗料として
は、エポキシ樹脂系,フェノール樹脂系,メラミン樹脂
系,ポリイミド樹脂系の塗料に銀,カーボン等の導電性
粉末を含有させた樹脂系導電性塗料を用いるのが好まし
い。また中央部接点20aは、基板10を貫通して設けられ
たスルーホール導体20eに電気的に接続されており、ス
ルーホール導体20eの他端には電極20fが形成されてい
る。ジャンパー線20cの上にはエポキシ樹脂等の適宜の
材料を用いてオーバコート20dが施されている。なお図
面においては、理解を容易にするために接点20a及び20b
の厚みを誇張して描いている。
第1図及び第3図において、30は基板10から離れる方向
に向かって突出するように湾曲した反転動作可能な皿状
部30aと、この皿状部30aの外周縁に連続して形成された
フランジ部30bとからなるタクト金属板である。タクト
金属板30は、皿状部30aの外周縁及びフランジ部30bが端
部接点20bと常時接触するようにして基板10上に載置さ
れている。なお位置決めを容易にするためにフランジ部
30bの端部を端部接点20bに半田付けすることもできる
が、この場合には皿状部30aの変形を害しない程度に半
田付けを行う。
皿状部30aの外周縁即ちフランジ部30bと皿状部30aとの
接続部には、湾曲面または丸み30eが形成されている。
また皿状部30aの中央部分には貫通孔30cが形成されてお
り、この貫通孔30cの内側周縁部にも湾曲面または丸み3
0dが付けられている。この貫通孔30cの内側周縁部の丸
み30dは、例えば貫通孔が形成されたタクト金属板30を
治具に固定し、先端が尖ったポンチを貫通孔に挿入して
突き上げて絞り加工することにより形成される。更に皿
状部30aのフランジ部30bに近い位置には、周方向に延び
る細長い貫通孔30f及び30gが形成されている。これらの
貫通孔30f及び30gを形成する場合には、皿状部30aを成
形する前にタクト金属板の材料となる平板状金属板の所
定の位置に、あらかじめ貫通孔30f及び30gを打ち抜き加
工により形成しておく。これらの貫通孔30c,30f及び30g
は、皿状部30aが基板10に向かう方向の押圧力によって
変形させられた際に皿状部30aと基板10との間に形成さ
れた空間内の空気を該空間から逃がす機能を有してい
る。
40は、絶縁性及び可撓性並びに弾力性を有する、例えば
ゴム,ポリエステル等からなる絶縁カバー部材であり、
この絶縁カバー部材40は基板10に接着剤を用いて固定さ
れている。絶縁カバー部材40は、タクト金属板30の表面
と接触してその表面を覆うように基板10に接着されてい
る。しかしフランジ部30b及び皿状部30aと絶縁カバー部
材40とは接着されていない。また本実施例では皿状部30
aが変形していない状態において、絶縁カバー部材40と
皿状部30aとの間には一部にわずかな間隙または空間g
が形成されている。
なお第1図には、1つのスイッチのみを示しているが、
基板10の上には第1図に示した構造のスイッチが複数個
所定の間隔をあけて設けられている。本実施例のスイッ
チは、絶縁カバー部材40の上から直接指で押圧すること
もできるが、必要に応じて、絶縁カバー部材40の上に、
一点鎖線で示したように可撓性を有する平板状の押圧部
材50を設けることもできる。
スイッチ動作を行う場合には、皿状部30aの中央部分を
絶縁カバー部材40の上から指で押圧する。押圧力を加え
てゆく段階で、皿状部30aと基板10との間に形成された
空間内の空気が、貫通孔30f及び30gから間隙g内及びフ
ランジ部30bと絶縁カバー部材40との間に抜けていくた
め、皿状部30aは容易に変形する。そして皿状部30aが変
形すると操作者の指先には明確なクリック感が伝わる。
また操作者が指を離すと、皿状部30aは反転動作を行っ
て第1図に示した状態に復帰する。この際に、間隙g内
及びフランジ部30bと絶縁カバー部材40との間の空気は
貫通孔30c,30f及び30gを通って皿状部30aと基板10との
間に形成された空間内に戻るため、皿状部30aは迅速に
元の状態に復帰する。
また上記実施例においては、皿状部30aとフランジ部30b
との間及び貫通孔30cの内側周縁部に丸み30d及び30eを
形成してあるので、押圧操作が行われてタクト金属板30
が変形した場合でも、皿状部30aの外周縁及び貫通孔30c
の周縁部によって、端部接点20b及び中央部接点20aが削
られて導電不良が発生するのを防止することができる。
(考案の効果) 本考案によれば、反転動作可能な皿状部を有するタクト
金属板を用いて端部接点と中央部接点とを電気的に導通
させるので、明確なクリック感を得ることができ、また
タクト金属板の皿状部に、押圧力が付与されて該皿状部
が変形した時に、皿状部と基板との間に形成された空間
内の空気を皿状部と絶縁カバー部材との間に形成される
空間内に逃がす貫通孔または切欠部を形成したので、大
きな押圧力を加えること無くタクト金属板の皿状部をス
ムーズに変形させることができる。特に、本考案におい
ては、タクト金属板がフランジ部を有しているため、皿
状部が押圧されて変形したときに、フランジ部と絶縁カ
バー部材との間にも空気が逃げるため、皿状部をよりス
ムーズに変形させることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す断面図である。 第2図は、第1図の実施例で用いるタクト金属板の平面
図である。 第3図は、第1図の実施例で用いる基板の一態様示す部
分斜視図である。 第4図は、従来のスイッチの構成を示す断面図である。 10…絶縁性基板、20a…中央部接点、20b…端部接点、30
…タクト金属板、30a…皿状部、30b…フランジ部、30c,
30f,30g…貫通孔、40…絶縁カバー部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小原 陽三 富山県上新川郡大沢野町下大久保3158番地 北陸電気工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭58−150230(JP,U) 実開 昭60−118830(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部接点及び端部接点が形成された絶縁
    性基板と、 外周縁の一部が前記端部接点と当接するように前記基板
    上に配置されかつ該基板から離れる方向に向かって突出
    するように湾曲した反転動作可能な皿状部を有するタク
    ト金属板と、 前記タクト金属板の表面と接触して該表面を覆うように
    前記基板に接着剤で固定された絶縁カバー部材とを具備
    し、 前記タクト金属板は前記皿状部の外周縁に連続するフラ
    ンジ部を有しており、 前記皿状部に押圧力が付与されて前記皿状部が変形した
    ときに前記皿状部と前記基板との間に形成された空間内
    の空気を前記皿状部及び前記フランジ部と前記絶縁カバ
    ー部材との間に逃がす貫通孔または切欠部を前記タクト
    金属板の前記皿状部に形成したことを特徴とするプッシ
    ュオン式スイッチ。
JP1987197183U 1987-12-25 1987-12-25 プッシュオン式スイッチ Expired - Lifetime JPH0743889Y2 (ja)

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